Candy
強い日差しが世界のすべてを焼こうとしている……そう思えるぐらいの暑い日、ボクとアリスは日差しから身を守るように木陰で休んでいた。
「暑いねお兄ちゃん。」
アリスは少し元気なさそうに尻尾をだらんとさせ、上目遣いでボクの方を見ている。
「そうだね、ここまで日差しが強いんだし……家で絵でも描こうよ……。」
「もう、そう言ってここ数日ずぅっとおうちにいてたでしょ? ダメだよお兄ちゃん家の中にずぅっといたらカビ生えちゃうよぉ。」
幼い顔をしながらお姉さんぶった事を言って可愛らしく笑う、少し落ち着いたのかボクの手を引いて。
「冷たい川までもうちょっとだよ、はやくいこっ!」
そう言って少し早足で歩き出す、ボク達は日差しをさけ、休憩を繰り返しながらやっと目的地の小川へと到着した。
ちょうど辺りの木々が影になっていて、冷たい風がボクの頬を撫で、その心地良さに思わず目を細めてしまう。
「ココはアリスの秘密の場所だよ、涼しくって気持ちいいんだから。」
川を見てさらに元気がでたのか、アリスは走りだし、途中でサンダルを脱げばそのまま川へと入っていった。
「お兄ちゃん冷たくてきもちいいよぉ!」
はしゃぎながら川の水をてにとり、頭からかぶって大きく手を振ってボクを誘う。
「コラ、急に水に入ったら危ないよ」
そう言って近づけば、アリスは思いっきりボクに水をかけてきた。
「ほら、気持ちいいでしょ?」
まあ、確かに気持いいけど、いきなりはひどいなぁ。
「やったなぁ!」
ボクも続けて川に入り、両腕で思いっきりアリスに水をかけていく。楽しいのかアリスはきゃぁきゃぁ言いながらボクに水をかけてくる。
こうやって川の中で水遊びをするのはいつぶりだろうか? 疲れた頃にはもうふたりとも水浸しになってびしょ濡れになっていた。
「あはは、びしょびしょぉ」
「このままじゃ風邪ひいちゃうね。」
川からあがってくれば、とりあえず身体を温めようと木々の間から日が差し込む場所に向かった、アリスは嬉しそうにボクと腕を組もうとする……水に濡れぴったりと衣服が彼女の肌に張り付き、身体のラインを顕にしている……いや、ボクはそういう、アリスのような小さい子は守ってあげたいなというか、遊んだり一緒にいるのが楽しいのであって、そう、そういう対象として見ているわけじゃないんだ、えっと、その……。
「お兄ちゃんどうしたの?」
アリスが心配そうな顔をして、下からボクの顔を覗き込んでいた。
「い、いやなんでもないよ、早く暖かいとこで身体を乾かさなきゃ」
日の当たる場所へと向かう、日差しは先程の焼き尽くすような暑さではなく、ボクらの身体を暖めるような優しさを感じる。
「んぅ、服も乾かさないと。」
いきなりアリスは服を脱ぎだす……って、ちょっと待ってくださいアリスさん、無防備なのも度が過ぎますよ!
「あ、ボクは向こうに……。」
そう言ってボクがこの場を離れようとすると、服の裾を掴まれた
「ここじゃないと、風邪ひくよぉ、ほらお兄ちゃんも脱ぐ脱ぐ!」
すでに素っ裸になっているアリスはつかんだボクのシャツを脱がし始める。
「あ、ちょ、ちゃんと自分で脱げるからいいよ。」
アリスがボクのズボンのベルトを外そうとする手をつかんで止め、ボクはしかたなくズボンを脱いでいく、しかたないんだ、しかたない……服乾かさなきゃ風邪引いちゃうし。
「あ、お兄ちゃん落としたよ。」
ボクのズボンのポケットから落ちたものを見つけ、ボクへと差し出してくる。
「ああ、レモンキャンディ……ポケットの中に入れっぱなしになってたんだね。」
「キャンディ! もらっていい?」
「え、いいけど……。」
ボクの返事を聞き、アリスはキャンディの包み紙を開こうとする、だけど少し溶けているようで包み紙がひっついているようだ。
「ボクが開けてあげるよ。」
そう言ってキャンディを返してもらい、丁寧に包み紙をはがしていく、レモンキャンディがみえればアリスの口に運んで。
「はい、あーん」
「あーん」
ボクに言われるまま開いたアリスの口に、キャンディを放り込む。
コロコロっと口の中でキャンディを転がし、頬を押さえながら可愛らしく微笑む……やっぱりこの子は可愛い、この笑顔を見ると幸せを感じる……あ、でもやっぱり服は着ててほしいな、視線が何故か下に、あ、がんばれボク、今の幸せそうなアリスの顔を、顔を見るんだ、うん、あの膨らみかけの胸とか、まだその生えてないアリスの股とかを見るんじゃない、そうだいいぞボクの理性、そして視線、その笑み、その最高に可愛い顔を見てればいいんだ!
「んに? お兄ちゃんもキャンディ欲しい?」
「え?」
じっとボクの目を覗き込むアリスが軽く手招きをする、まるで誘われるようにボクは顔を近づけていく。
近づいてくるアリスの顔、サファイヤブルーの黒目がちな瞳、小さな花の蕾のような唇……ボクの唇と重なるアリスの唇。
「!!」
驚くボクの口が開けば、口の中に甘いレモンの味が広がっていく、二人の口と口の間にキャンディが現れ、ボクは舌でそれを舐め始める。
アリスもキャンディを舐めているんだろう、キャンディがよく転がっているのが判る。
アリスの香りと感触、口の中に甘い味……ボクとアリスのファーストキスはキャンディが溶けてなくなるまで続いた。
「えへへ、お兄ちゃんとキスしちゃったぁ」
満足そうな、なにかやり遂げたような顔をするアリス。
「ファーストキッスはレモンの味って本当なんだね。」
いや、そのそれはレモンキャンディの味だからなんでは?
「い、いきなりだとびっくりするじゃないか」
大胆な事をするアリスに、少し驚きながら正常を装うときにかけた衣服に触れ、乾いたかどうかを確認する……あ、アレはアリスの、ピンク……あ、いかんいかん! ちがうんだあああ!ボクはそうじゃないんだああああ!
「あ、お兄ちゃんまだパンツ履いたままだよぉ! 脱がなきゃ!」
背後からボクは下着を捕まれ、そのままおろされようとする、あ、ダメ今ボクの股間大変な事に
なってるんだから、あ、脱がしちゃだめええ!
「んじゃあ、干すね……んに? お兄ちゃん何隠してるの?」
いやね、アリスさん、ボクも男であり、さっきのキスとか目の前の様々な天国のような光景を目にしていたらその、変化するんですよ、だから股間を隠しているんですよ。
「べ、別になんにもないから!」
いや、何も無いことは無いんですよ、今までにないような状況になってますから……。でも言うわけにいかないじゃないですか!
「アリスは大丈夫だよ、お兄ちゃんだったら見られても平気だし。」
ま、そうですよね、それってボクが男として見られていないんですよね。
「アリス、お兄ちゃんのお嫁さんになるんだから、全部見られてもいいんだよ。」
そうですね、お嫁さんに……って。
「だからお兄ちゃんも、アリスに全部見せて!」
あ、タックルとかしてきちゃ、って!
「危ない!」
そのまま転びそうになるアリスを助けようと、手が勝手に動いた……。羞恥心なんかよりもアリスを守りたい気持ちが先に動く。
抱きしめるように転がれば、柔らかな草が二人の身体を受け止めてくれた。
「あ、ありがとうお兄ちゃん。」
ボクの腕の中でお礼を言うアリス、暖かな身体、柔らかな感触、そして高まる鼓動がボクの身体に伝わってくる……いい匂いだな、今まで手を握ったりしたけど、少し膨らんだ胸の感触は気持ちいいし、その女の子の身体って本当に柔らかいんだな。
「もう、今日ははしゃぎ過ぎだよ」
いつものような口調でボクは話す、心のなかの動揺を悟られないように。
「だって、お兄ちゃんとデートできたんだもん、それに……」
アリスはボクに抱きつく腕の力を少し強めて
「お兄ちゃんもドキドキしてるんだね……嬉しい」
じぃっと顔を覗き込みながら、柔らかにはにかむ、ああ、本当に可愛いなもう
「それにね、ココおっきくなってる……お兄ちゃんアリスと一緒にいておっきくなったの?」
って、な、ドコをつかんでるんですか、その、ダメですよ!
「アリス知ってるよ、男の人って大好きな女の子と一緒だと、ココおっきくなるんでしょ? お母さんが言ってたよ。」
すみませんサキュバスさん、何教えてるんですかアンタはアレですか、魔物娘の基本的な知識ですか?
「お兄ちゃん、アリスの事好き? だからココおっきくなってるの?」
幸せそうな、潤んだような瞳でボクを見つめている。
「ああ、ボクはアリスの事が大好きだよ、世界中の誰よりも」
ああ、もういいですよロリコンで、もうカミングアウトしますよ! だってこの子最高に可愛いでしょ? 一緒にいて幸せだよ、一緒に喋ったりご飯を食べたりするだけでも幸せだよ! いいんだよもうロリコンで、できるものなら一緒に繋がりたい、身体を重ねたいって悶々してましたよ、初めて手と手が触れた日に手淫もしましたよ、ええ、ココまで言えば満足か!!
「嬉しい、アリス今すごくうれしいの……」
そう言って急にボロボロと泣き出す、えっとその……。
「お兄ちゃんに本当は嫌われてるんじゃないかって思ってたもん、だから嬉しいの。」
ああ、まあ、その理性を保つためにですね……
「その、怖かったんだよボクも、アリスの事が大好きすぎて傷つけてしまうんじゃないかって。」
ボクがそういえば、アリスは腕を広げて。
「大丈夫だよ、アリスは魔物娘だもん……簡単に傷つかないよ、お兄ちゃんに避けられる方が傷ついちゃうよ、お兄ちゃんガマンしないで、アリスをいっぱい愛して。」
アリスの言葉は、ボクの欲望に対して免罪符が与えられたように感じた。 気づいた時にはボクはアリスを地面に押さえつけ、唇を貪っていた。
右手はまだ幼い膨らみの乳房を乱暴に掴んだ、柔らかさの中にまだ硬さのある感触を解すように動かしていく、反対側の乳房も同じように揉みほぐす。
左手はアリスの頬を撫で、首筋を通り、そして腹部を、彼女の自分以外の誰にも触れさせたことのない割れ目へと動いていく。
「お兄ちゃぁん、お兄ちゃんの手、気持ちいいよぉ。」
ボクの手の動きにうっとりとした顔を浮かべ、真っ白なアリスの肌は徐々にピンク色に染まっていく……胸をまさぐるボクの手は、硬くなってきたアリスの乳首に触れればぎゅっと摘む。
「ひゃん、お兄ちゃん、それいいの、あ、もっと強くしてぇ」
強い刺激に敏感に反応し、可愛い声がボクの耳をくすぐる、もっとその声が聞きたいとボクの顔は胸に近づけ、ピンクの小さな果実に吸いつき、舌を転がしていく。
「ん、あ、お兄ちゃん赤ちゃんみたい」
音を立てて吸い付く、さきほどのキャンディより甘い味を感じる、ボクの興奮はもっと高ぶっていく、もっとアリスに触れたい、もっと可愛い声をききたい……アリスと繋がって一つになりたい。
「ん、お兄ちゃん?」
ガマンできなくなったボクはアリスの足を強引に広げ、ぴったりとひっついた一本筋に硬くなったボクのモノを押し当て、狙いを定め。
「うん、いいよ……お兄ちゃんのしたいようにして。」
一気に押し込んだ。
「あ、あ、が、い、いだいいい!」
ぶちぶちっという感触を感じた次の瞬間、アリスが悲鳴をあげボクの理性を呼び戻す、慌てて腰をひこうとすると、アリスはボクの腰に脚を絡めてくる
「ん、お兄ちゃん、アリスは大丈夫だから、抜かないで、アリスを避けないで……」
涙目で訴えながらボクに抱きついてくる、呼び戻されたボクの理性は再び旅立っていく……理性の留守にボクの欲望は暴走を始める、繋がったまま腰を打ち込んでいく、アリスはボクが気持ちよくなる事を望んでいる、ボクはアリスの為に気持ちよくならなきゃいけない。
しっかりと抱きしめたまま、深く奥へ奥へと侵入する、引きぬいては打ち込み、引きぬいては打ち込み、自分のモノを受け入れられるように何度も何度もノックをする。
「んぅ、おにいちゃ、おにいちゃ! おにいいちゃん!」
その度にアリスはボクを一生懸命に呼ぶ、痛がってた声は徐々に様変わりしていく。
「ん、あ、おかしいの、ありす、痛いのに、なんか、変なの、あ、おにいちゃんのがいいの、おにいいちゃんの、あ、あ、もっと動いて、コレいい、これすごくいいの、もっともっとうごいてえええええ!」
よだれを垂らしながら、すっかりボクのモノを気に入ったようで、自ら腰も振り始める。
淫猥な姿にボクの欲望は調子にのる、腰を持ち上げ深く打ち込み、ゆれる尻尾をつかめば強く引っ張る。
「あひ、しっぽ、ひっぱっちゃ、ひゃああああああああ!」
その悲鳴とともに、ボクの腰に暖かな液体が勢い良くかかっているのが判る、アリスはおもらしをしたんだ。
「あ、ごめんなさい、ごめんなさい、お兄ちゃんアリスの事、きらいにならないでぇ」
失禁したことを必死になって何度も謝る、その姿はボクの苛虐心を煽っている。
「大丈夫、嫌ったりしないよ。」
ボクのその言葉に、ほっとした顔を浮かべるアリス。
「エッチが気持ちよくっておしっこをもらすような子、可愛くっていいじゃないか、ますます好きになったよアリス。」
たぶんボクは意地悪な笑みを浮かべていただろう、アリスはちょっと怖がる表情を浮かべるが再びいやらしい、いつもの無邪気な顔とはちがう淫猥な顔を浮かべていく。
「ん、アリス、そろそろ、アリスに出すよ、ん、ボクの、ボクの子供を産んで!」
「あ、おにいちゃん、産むの、アリス、お兄ちゃんの赤ちゃんうむのおおおおお!」
やっと一度目の絶頂を迎えた、それから何度アリスと身体を重ねたことだろうか気づいた時にはすっかり日は落ちていた。
静かに眠るアリスの身体を持ってきていたハンカチやタオルで拭いて、服を着せていく。
まあ、途中いたずらをしたくなったけれど、旅から戻ってきた理性はいい仕事をしているようで、きちんと着替えさせておぶって帰っていった。
翌朝アリスはいつものようにボクの家にやってきた、アリスなので昨日の事は忘れてしまったんだろうなと思っていたんだけど、『ファーストキス』と『ボクが告白したこと』『子供を産んでと頼んだ事』はしっかりと覚えていた。
もう完全にアリスはボクの恋人……いや、それを通り越してお嫁さんになったらしい、ボクはそれでも構わない、心に色々嘘を付くのはやめたんだ。
ボクの奥様、今日は何をして遊ぼうか?
軽くアリスの頬を撫でながら、アリスにそう尋ねた時、玄関からノックが聞こえてきた。
「ねえ、チャールズくん、うちのアリス来てるんでしょ? あーけーて!」
えっと、あの声はサキュバスのロリーナさん?
「パパもいるぞ〜♪」
へ、ヘンリーさんまで……。
アリスの両親の声を聞き、ボクは軽く深呼吸をし、そのまま玄関へと向かっていった。
「暑いねお兄ちゃん。」
アリスは少し元気なさそうに尻尾をだらんとさせ、上目遣いでボクの方を見ている。
「そうだね、ここまで日差しが強いんだし……家で絵でも描こうよ……。」
「もう、そう言ってここ数日ずぅっとおうちにいてたでしょ? ダメだよお兄ちゃん家の中にずぅっといたらカビ生えちゃうよぉ。」
幼い顔をしながらお姉さんぶった事を言って可愛らしく笑う、少し落ち着いたのかボクの手を引いて。
「冷たい川までもうちょっとだよ、はやくいこっ!」
そう言って少し早足で歩き出す、ボク達は日差しをさけ、休憩を繰り返しながらやっと目的地の小川へと到着した。
ちょうど辺りの木々が影になっていて、冷たい風がボクの頬を撫で、その心地良さに思わず目を細めてしまう。
「ココはアリスの秘密の場所だよ、涼しくって気持ちいいんだから。」
川を見てさらに元気がでたのか、アリスは走りだし、途中でサンダルを脱げばそのまま川へと入っていった。
「お兄ちゃん冷たくてきもちいいよぉ!」
はしゃぎながら川の水をてにとり、頭からかぶって大きく手を振ってボクを誘う。
「コラ、急に水に入ったら危ないよ」
そう言って近づけば、アリスは思いっきりボクに水をかけてきた。
「ほら、気持ちいいでしょ?」
まあ、確かに気持いいけど、いきなりはひどいなぁ。
「やったなぁ!」
ボクも続けて川に入り、両腕で思いっきりアリスに水をかけていく。楽しいのかアリスはきゃぁきゃぁ言いながらボクに水をかけてくる。
こうやって川の中で水遊びをするのはいつぶりだろうか? 疲れた頃にはもうふたりとも水浸しになってびしょ濡れになっていた。
「あはは、びしょびしょぉ」
「このままじゃ風邪ひいちゃうね。」
川からあがってくれば、とりあえず身体を温めようと木々の間から日が差し込む場所に向かった、アリスは嬉しそうにボクと腕を組もうとする……水に濡れぴったりと衣服が彼女の肌に張り付き、身体のラインを顕にしている……いや、ボクはそういう、アリスのような小さい子は守ってあげたいなというか、遊んだり一緒にいるのが楽しいのであって、そう、そういう対象として見ているわけじゃないんだ、えっと、その……。
「お兄ちゃんどうしたの?」
アリスが心配そうな顔をして、下からボクの顔を覗き込んでいた。
「い、いやなんでもないよ、早く暖かいとこで身体を乾かさなきゃ」
日の当たる場所へと向かう、日差しは先程の焼き尽くすような暑さではなく、ボクらの身体を暖めるような優しさを感じる。
「んぅ、服も乾かさないと。」
いきなりアリスは服を脱ぎだす……って、ちょっと待ってくださいアリスさん、無防備なのも度が過ぎますよ!
「あ、ボクは向こうに……。」
そう言ってボクがこの場を離れようとすると、服の裾を掴まれた
「ここじゃないと、風邪ひくよぉ、ほらお兄ちゃんも脱ぐ脱ぐ!」
すでに素っ裸になっているアリスはつかんだボクのシャツを脱がし始める。
「あ、ちょ、ちゃんと自分で脱げるからいいよ。」
アリスがボクのズボンのベルトを外そうとする手をつかんで止め、ボクはしかたなくズボンを脱いでいく、しかたないんだ、しかたない……服乾かさなきゃ風邪引いちゃうし。
「あ、お兄ちゃん落としたよ。」
ボクのズボンのポケットから落ちたものを見つけ、ボクへと差し出してくる。
「ああ、レモンキャンディ……ポケットの中に入れっぱなしになってたんだね。」
「キャンディ! もらっていい?」
「え、いいけど……。」
ボクの返事を聞き、アリスはキャンディの包み紙を開こうとする、だけど少し溶けているようで包み紙がひっついているようだ。
「ボクが開けてあげるよ。」
そう言ってキャンディを返してもらい、丁寧に包み紙をはがしていく、レモンキャンディがみえればアリスの口に運んで。
「はい、あーん」
「あーん」
ボクに言われるまま開いたアリスの口に、キャンディを放り込む。
コロコロっと口の中でキャンディを転がし、頬を押さえながら可愛らしく微笑む……やっぱりこの子は可愛い、この笑顔を見ると幸せを感じる……あ、でもやっぱり服は着ててほしいな、視線が何故か下に、あ、がんばれボク、今の幸せそうなアリスの顔を、顔を見るんだ、うん、あの膨らみかけの胸とか、まだその生えてないアリスの股とかを見るんじゃない、そうだいいぞボクの理性、そして視線、その笑み、その最高に可愛い顔を見てればいいんだ!
「んに? お兄ちゃんもキャンディ欲しい?」
「え?」
じっとボクの目を覗き込むアリスが軽く手招きをする、まるで誘われるようにボクは顔を近づけていく。
近づいてくるアリスの顔、サファイヤブルーの黒目がちな瞳、小さな花の蕾のような唇……ボクの唇と重なるアリスの唇。
「!!」
驚くボクの口が開けば、口の中に甘いレモンの味が広がっていく、二人の口と口の間にキャンディが現れ、ボクは舌でそれを舐め始める。
アリスもキャンディを舐めているんだろう、キャンディがよく転がっているのが判る。
アリスの香りと感触、口の中に甘い味……ボクとアリスのファーストキスはキャンディが溶けてなくなるまで続いた。
「えへへ、お兄ちゃんとキスしちゃったぁ」
満足そうな、なにかやり遂げたような顔をするアリス。
「ファーストキッスはレモンの味って本当なんだね。」
いや、そのそれはレモンキャンディの味だからなんでは?
「い、いきなりだとびっくりするじゃないか」
大胆な事をするアリスに、少し驚きながら正常を装うときにかけた衣服に触れ、乾いたかどうかを確認する……あ、アレはアリスの、ピンク……あ、いかんいかん! ちがうんだあああ!ボクはそうじゃないんだああああ!
「あ、お兄ちゃんまだパンツ履いたままだよぉ! 脱がなきゃ!」
背後からボクは下着を捕まれ、そのままおろされようとする、あ、ダメ今ボクの股間大変な事に
なってるんだから、あ、脱がしちゃだめええ!
「んじゃあ、干すね……んに? お兄ちゃん何隠してるの?」
いやね、アリスさん、ボクも男であり、さっきのキスとか目の前の様々な天国のような光景を目にしていたらその、変化するんですよ、だから股間を隠しているんですよ。
「べ、別になんにもないから!」
いや、何も無いことは無いんですよ、今までにないような状況になってますから……。でも言うわけにいかないじゃないですか!
「アリスは大丈夫だよ、お兄ちゃんだったら見られても平気だし。」
ま、そうですよね、それってボクが男として見られていないんですよね。
「アリス、お兄ちゃんのお嫁さんになるんだから、全部見られてもいいんだよ。」
そうですね、お嫁さんに……って。
「だからお兄ちゃんも、アリスに全部見せて!」
あ、タックルとかしてきちゃ、って!
「危ない!」
そのまま転びそうになるアリスを助けようと、手が勝手に動いた……。羞恥心なんかよりもアリスを守りたい気持ちが先に動く。
抱きしめるように転がれば、柔らかな草が二人の身体を受け止めてくれた。
「あ、ありがとうお兄ちゃん。」
ボクの腕の中でお礼を言うアリス、暖かな身体、柔らかな感触、そして高まる鼓動がボクの身体に伝わってくる……いい匂いだな、今まで手を握ったりしたけど、少し膨らんだ胸の感触は気持ちいいし、その女の子の身体って本当に柔らかいんだな。
「もう、今日ははしゃぎ過ぎだよ」
いつものような口調でボクは話す、心のなかの動揺を悟られないように。
「だって、お兄ちゃんとデートできたんだもん、それに……」
アリスはボクに抱きつく腕の力を少し強めて
「お兄ちゃんもドキドキしてるんだね……嬉しい」
じぃっと顔を覗き込みながら、柔らかにはにかむ、ああ、本当に可愛いなもう
「それにね、ココおっきくなってる……お兄ちゃんアリスと一緒にいておっきくなったの?」
って、な、ドコをつかんでるんですか、その、ダメですよ!
「アリス知ってるよ、男の人って大好きな女の子と一緒だと、ココおっきくなるんでしょ? お母さんが言ってたよ。」
すみませんサキュバスさん、何教えてるんですかアンタはアレですか、魔物娘の基本的な知識ですか?
「お兄ちゃん、アリスの事好き? だからココおっきくなってるの?」
幸せそうな、潤んだような瞳でボクを見つめている。
「ああ、ボクはアリスの事が大好きだよ、世界中の誰よりも」
ああ、もういいですよロリコンで、もうカミングアウトしますよ! だってこの子最高に可愛いでしょ? 一緒にいて幸せだよ、一緒に喋ったりご飯を食べたりするだけでも幸せだよ! いいんだよもうロリコンで、できるものなら一緒に繋がりたい、身体を重ねたいって悶々してましたよ、初めて手と手が触れた日に手淫もしましたよ、ええ、ココまで言えば満足か!!
「嬉しい、アリス今すごくうれしいの……」
そう言って急にボロボロと泣き出す、えっとその……。
「お兄ちゃんに本当は嫌われてるんじゃないかって思ってたもん、だから嬉しいの。」
ああ、まあ、その理性を保つためにですね……
「その、怖かったんだよボクも、アリスの事が大好きすぎて傷つけてしまうんじゃないかって。」
ボクがそういえば、アリスは腕を広げて。
「大丈夫だよ、アリスは魔物娘だもん……簡単に傷つかないよ、お兄ちゃんに避けられる方が傷ついちゃうよ、お兄ちゃんガマンしないで、アリスをいっぱい愛して。」
アリスの言葉は、ボクの欲望に対して免罪符が与えられたように感じた。 気づいた時にはボクはアリスを地面に押さえつけ、唇を貪っていた。
右手はまだ幼い膨らみの乳房を乱暴に掴んだ、柔らかさの中にまだ硬さのある感触を解すように動かしていく、反対側の乳房も同じように揉みほぐす。
左手はアリスの頬を撫で、首筋を通り、そして腹部を、彼女の自分以外の誰にも触れさせたことのない割れ目へと動いていく。
「お兄ちゃぁん、お兄ちゃんの手、気持ちいいよぉ。」
ボクの手の動きにうっとりとした顔を浮かべ、真っ白なアリスの肌は徐々にピンク色に染まっていく……胸をまさぐるボクの手は、硬くなってきたアリスの乳首に触れればぎゅっと摘む。
「ひゃん、お兄ちゃん、それいいの、あ、もっと強くしてぇ」
強い刺激に敏感に反応し、可愛い声がボクの耳をくすぐる、もっとその声が聞きたいとボクの顔は胸に近づけ、ピンクの小さな果実に吸いつき、舌を転がしていく。
「ん、あ、お兄ちゃん赤ちゃんみたい」
音を立てて吸い付く、さきほどのキャンディより甘い味を感じる、ボクの興奮はもっと高ぶっていく、もっとアリスに触れたい、もっと可愛い声をききたい……アリスと繋がって一つになりたい。
「ん、お兄ちゃん?」
ガマンできなくなったボクはアリスの足を強引に広げ、ぴったりとひっついた一本筋に硬くなったボクのモノを押し当て、狙いを定め。
「うん、いいよ……お兄ちゃんのしたいようにして。」
一気に押し込んだ。
「あ、あ、が、い、いだいいい!」
ぶちぶちっという感触を感じた次の瞬間、アリスが悲鳴をあげボクの理性を呼び戻す、慌てて腰をひこうとすると、アリスはボクの腰に脚を絡めてくる
「ん、お兄ちゃん、アリスは大丈夫だから、抜かないで、アリスを避けないで……」
涙目で訴えながらボクに抱きついてくる、呼び戻されたボクの理性は再び旅立っていく……理性の留守にボクの欲望は暴走を始める、繋がったまま腰を打ち込んでいく、アリスはボクが気持ちよくなる事を望んでいる、ボクはアリスの為に気持ちよくならなきゃいけない。
しっかりと抱きしめたまま、深く奥へ奥へと侵入する、引きぬいては打ち込み、引きぬいては打ち込み、自分のモノを受け入れられるように何度も何度もノックをする。
「んぅ、おにいちゃ、おにいちゃ! おにいいちゃん!」
その度にアリスはボクを一生懸命に呼ぶ、痛がってた声は徐々に様変わりしていく。
「ん、あ、おかしいの、ありす、痛いのに、なんか、変なの、あ、おにいちゃんのがいいの、おにいいちゃんの、あ、あ、もっと動いて、コレいい、これすごくいいの、もっともっとうごいてえええええ!」
よだれを垂らしながら、すっかりボクのモノを気に入ったようで、自ら腰も振り始める。
淫猥な姿にボクの欲望は調子にのる、腰を持ち上げ深く打ち込み、ゆれる尻尾をつかめば強く引っ張る。
「あひ、しっぽ、ひっぱっちゃ、ひゃああああああああ!」
その悲鳴とともに、ボクの腰に暖かな液体が勢い良くかかっているのが判る、アリスはおもらしをしたんだ。
「あ、ごめんなさい、ごめんなさい、お兄ちゃんアリスの事、きらいにならないでぇ」
失禁したことを必死になって何度も謝る、その姿はボクの苛虐心を煽っている。
「大丈夫、嫌ったりしないよ。」
ボクのその言葉に、ほっとした顔を浮かべるアリス。
「エッチが気持ちよくっておしっこをもらすような子、可愛くっていいじゃないか、ますます好きになったよアリス。」
たぶんボクは意地悪な笑みを浮かべていただろう、アリスはちょっと怖がる表情を浮かべるが再びいやらしい、いつもの無邪気な顔とはちがう淫猥な顔を浮かべていく。
「ん、アリス、そろそろ、アリスに出すよ、ん、ボクの、ボクの子供を産んで!」
「あ、おにいちゃん、産むの、アリス、お兄ちゃんの赤ちゃんうむのおおおおお!」
やっと一度目の絶頂を迎えた、それから何度アリスと身体を重ねたことだろうか気づいた時にはすっかり日は落ちていた。
静かに眠るアリスの身体を持ってきていたハンカチやタオルで拭いて、服を着せていく。
まあ、途中いたずらをしたくなったけれど、旅から戻ってきた理性はいい仕事をしているようで、きちんと着替えさせておぶって帰っていった。
翌朝アリスはいつものようにボクの家にやってきた、アリスなので昨日の事は忘れてしまったんだろうなと思っていたんだけど、『ファーストキス』と『ボクが告白したこと』『子供を産んでと頼んだ事』はしっかりと覚えていた。
もう完全にアリスはボクの恋人……いや、それを通り越してお嫁さんになったらしい、ボクはそれでも構わない、心に色々嘘を付くのはやめたんだ。
ボクの奥様、今日は何をして遊ぼうか?
軽くアリスの頬を撫でながら、アリスにそう尋ねた時、玄関からノックが聞こえてきた。
「ねえ、チャールズくん、うちのアリス来てるんでしょ? あーけーて!」
えっと、あの声はサキュバスのロリーナさん?
「パパもいるぞ〜♪」
へ、ヘンリーさんまで……。
アリスの両親の声を聞き、ボクは軽く深呼吸をし、そのまま玄関へと向かっていった。
11/08/23 00:54更新 / 鬼謀大佐