枢機卿の奇妙な日常
一話完結型のショートストーリー集です。 本編の続きが難産なので、こんなのができました。 『枢機卿の憂鬱』のキャラ達のストーリーですが、キャラ紹介をつけたので恐らく読んでない方でもわかると思います。 キャラ達が本編では出さない一面も覗かせたりするので、本編を知っている人はキャラ観が変わるかも。 シアンルドール=ウェルステラ枢機卿(通称:シアン卿) 教団固有の領土、ウェルステラ枢機卿領の弱冠21歳の領主。 表向きは反魔派(教条主義)、裏向きは親魔派、その実は時代の趨勢を見て親魔派に接近している中立派。 能吏であるが英雄ではない。身内では手段を選ばないことで有名。 色々3枚舌な彼だが、領民の幸福が判断基準である。 御使いラキエル(通称:ラキ) 教団中央部からウェルステラ領に派遣され、そのまま居ついた親魔派の神のエンジェル。 2重人格であり、凛とした聖女のような表の顔、甘えん坊で奉仕大好きな裏の顔がある。 教団ファッキンな彼女だったが、徐々にシアン卿の考え方に感化されつつある。 シアン卿とは平凡な恋仲・・・と思いきや、茨の相思相愛・ヤンデレ・堕天予防など色々やばい。 オドアケル=ウォーマート少将(通称:オドアケル) 42歳の無骨な軍人にして、シアン卿の腹心。 督戦隊と呼ばれる精鋭一隊を任された叩き上げの軍人で、それが故に戦場の用兵術(ほとんどは非道)をよく心得ている。 独特の口調だが、周囲でそれを咎めるものはいない。 未婚だが娼婦との間に隠し子がいて、珍しく養育費や各種手配を行うパパでもある。 |
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