読切小説
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家庭教師のお姉さん
少年は、期待と不安でいっぱいだった、

母親の知人が、今日から少年の家庭教師についてくれるという。
聞けば、大学の後輩だとか。

ちなみに母親は、今やすっかり魔物になっている。
ならばやはり、その知人である家庭教師も魔物なのだろうか?


年上のお姉さんに、勉強を教えてもらえるという期待。
どんな人が来るのか、ちゃんと勉強できるかという不安。



ピンポーン。

インターホンの音が家の中に響いた。
少年はぴくりと肩を震わせる。

来た。
母親が応対しているようだ。

もうすぐ、部屋に入ってくるのだろう。
心臓の鼓動が早まるのを感じる。



そして、ノックの音がした。

「こんにちは」

落ち着いた、綺麗な声。
聞くだけで、その人の知性がうかがえるような声。

少年は緊張しながら返事をした。

「ど、どうぞ」
「はい、失礼します」

入ってきた人影を見て、少年は息を呑んだ。


眼鏡をかけた、長い銀髪の、綺麗な女性。
ただ、その足には毛皮が、その頭には角が。
やはり魔物、しかし初めて見る種類。

しかし、それ以上に少年の目を引くものもあった。
中華風の服越しにでも目立たざるを得ない、大きな胸。
下半身はスリットの入った服で、太ももが見えている。

思春期の少年には、少々刺激が強い。

「あ、ああ、あの、こ、こんにちは…」

少年の挨拶も緊張と動揺のあまり震え声になる。
その様子を見て、その女性―白澤はニコリと笑みを浮かべて応える。

「はい。これから、よろしくお願いしますね♪」

心を奪われるには、一瞬で充分だった。
それと同時に、勉強に集中できる気がしなくなってきたのだった。



それでも、白澤の指導は懇切丁寧。
今まで分からなかった授業の内容が、スイスイと頭に入ってくる。

「そう。ここは、こうして…」
「…わ、分かりました、こうですね?」
「はい、正解です。よくできましたね♪」

椅子に座っている少年の背後から、白澤が問題集を覗き込むように指導する。
もちろんその体勢になれば、あの大きな胸が背中に当たる。
ただ、少年にそれを指摘しろと言うのは酷な話であろう。


「貴方はなかなか呑み込みが早いですね」
「そ、そんなことないです。先生の教え方が良いからで…」
「ふふ。ありがとうございます」

実際、先程までの自分なら解けなかったような問題すら、軽々と分かってしまう。
その指導能力は本物だった。



「…あら、もう時間ですね」
「え? あ、ほんとだ…」

気付けば、あっという間に時間が過ぎていた。

「それでは、また来週、お勉強の続きをしに参りますね」
「あ…は、はい」

もう帰ってしまうのかと名残惜しくなる。
勉強を教えてもらう人に対してそう思うなど、先程までは考えられなかった。



帰っていく白澤の後ろ姿を見送る。
フサフサした白い尻尾が揺れている。触り心地がよさそうだ。
もちろん、そんなことを本人に言える勇気はないのだが。

少年は、今から来週が楽しみになっていた。











翌週の、白澤が訪れる日。

少年は、今度は心待ちにしていた。
あの人に、また会いたい。

インターホンの音。

しばらくして、ノックの音。

「こんにちは」
「は、はい、どうぞ!」
「失礼します」

先週と同じように、白澤が入ってくる。
相変わらず、一目見ただけで美しく、そして魅力的だ。

「それでは今日も、頑張りましょうね♪」
「はい!」



今回の指導も、丁寧かつ分かりやすい。
この二回の指導だけで、自分の実力が上がっているのを感じた。

「えっと…先生、ここは…」
「うーん、そうですね…」

やはり胸が当たっている。
そんな白澤に少年が質問すると、白澤は何やら思案した。

「…少々、お待ちくださいね。教材を持ってきますから」
「え? あ…は、はい」

少し困惑する少年を置いて、白澤は退室していった。
本音を言えば、もう少しあの柔らかさを感じていたかった。


「お待たせしました」
「はい…って、えぇ?」

戻ってきた白澤は、キャスター付きのホワイトボードを転がしていた。

「これで説明した方が分かりやすいかと思い、用意して頂きました」
「へ、へえ…」
「では、再開しましょうか」

こんなもの、いつの間に家にあったのだろうか。
少年の当惑はともかく、指導は再開された。


先程までと違い、白澤と正面で向き合っている。
その姿が、よく見える。

「ここが、こうなりますから…」
「…はい」

ホワイトボードよりも、ついつい白澤の身体に目が行ってしまう。
だからといって、少年を責めるのも酷な話というものだろう。

「…あぁ、余所見してはダメですよ」
「あっ、ご、ごめんなさい」



ホワイトボードによる解説が終わると、再び白澤が少年の背後から指導する。
もちろん胸も当たったままだ。

「その、えぇっと…この問題なんですけど…」
「どれどれ…」

少年が質問すると、白澤は少年の肩に手を置き、問題集を近くで覗き込んだ。

「っ…!」

白澤の手が自分の肩に置かれている。それももちろんドキッとする。
しかも、あの大きな胸が自分の顔の真横に。
綺麗な顔が、いつもよりすぐ近くに。

「先程解説したとおり、こうなりますので…」
「…………」
「…分かりますか?」
「…えっ? あ…は、はい、こうですね」
「ええ、その通りです」

激しく動揺しながらも少年が答える。
そうすると、白澤は少年の顔の間近でその笑顔を見せた。

少年の心臓が高鳴る。
そして、薄々気付いてはいたが、はっきり自覚した。
自分が、この白澤に恋い焦がれてしまっていることを。



「さてと、今回もそろそろ時間ですが…」
「あ…」

また、もう、帰ってしまう。
想いを自覚した以上、名残惜しさも倍増する。
残念そうな顔の少年に、白澤が声をかける。

「前回と今回の講義を受けてみて、いかがですか?」
「え…そ、その…とっても分かりやすくて…」
「今までより、お勉強できそうですか?」
「は、はい」
「それは嬉しいです…それでは、もっとやる気を出して頂くために…目標を」
「目標…?」
「ええ。そうですね…では、こうしましょう。もし、クラスで一番になれたら…」

白澤は、少年の耳元に唇を近付け、囁いた。
吐息と熱が、少年の耳に伝わる。

「ご褒美、あげますね♪」
「…………っ!」

そんなの。
期待しないわけがない。
興奮してしまわないはずがない。

目論見通り、少年のやる気を引き出すことには成功したようだ。











一月後。

少年は期待に胸を躍らせた様子で、その日を待っていた。
白澤が訪れる日を。


白澤の指導により実力を身につけ、かつてないやる気に満ち溢れた少年。
家庭教師が来てから初めてのテストで、いきなり一位をとってしまったのだ。
母親を通じて、白澤にはその事を伝えている。

つまり、今日は「ご褒美」の日のはず。
期待に胸を膨らませるのも、当然であった。



そして今回も、インターホンの音。

しばらくして、ノックの音。

「失礼します」
「どうぞ!」
「こんにちは♪」

白澤も、いつもより機嫌が良さそうだ。
その笑顔を見るだけで、少年の心臓の鼓動が高鳴る。

「あ、あの…っ」
「…ええ、分かっていますよ。ご褒美、ですよね?」
「は…はい」
「うふふ…♪ では…目、閉じていてください」

少年の期待は最高潮に高まった。
目を閉じ、どんなご褒美が待っているのかを心待ちにして…



「…………ちゅっ♥」
「ッ!」

少年の唇に、別の、柔らかな、唇の感触。
その吐息の近さ。
女性特有の、甘い香り。

白澤の口付け。
まさしくご褒美と呼ぶに相応しい、そんな体験。

少年の心が、一瞬で蕩かされてしまった。

「あ…あぁ…♥」
「よく、頑張りましたね…♥」

そしてそのまま、白澤は少年を抱きしめた。
その豊満な胸の感触が、少年の顔全体に伝わる。
ふわふわもちもちとした柔らかなそれに、頭ごと埋もれてしまいそうだ。

「先、生…♥」
「はい」
「ボク…もっと…頑張ります」
「…嬉しいです♪」

「あの、その…だから…」
「どうしました?」
「もしもボクが…最後のテストで、学年一位になれたら…」

少年は耳まで真っ赤になりながら呟く。

「お願い事、一つ、聞いてもらっても…いいですか?」
「…………ええ♪ なんでも、聞いてあげますよ」

なんでも。
単なる了承以上の答えが返ってきた。

今なら、不可能はないと思える。



「では…今日のお勉強、始めますね…♪」











この上ないやる気に満ち溢れた少年は、その後も勉強に励み続けた。
すべては、あの白澤のため。

周囲が驚くほどの成績を維持し続け、期末テスト。
少年はとうとう、宣言通り学年一位をとってしまった。



そして、その情報が伝わった後、最初の指導日。
その日は、両親が出かけており不在だった。
成績の伸びを見て、白澤に任せても大丈夫だと安心したからだろう。
実際には、「気を遣った」のでもある。

少年は、この日を何より心待ちにしていた。



インターホンの音が鳴る。
今回は、少年自らが出迎えた。

「こんにちは、先生♪」
「…こんにちは♪」

これ以上ない満面の笑みで、白澤は少年に迎えられる。
そして、少年の後をついて、部屋に入っていった。



「さて…よく、頑張りましたね♪」
「はい」
「お約束通り…なんでも、お願い事、聞いてあげますよ♥」
「はい…………あの…っ」

白澤は優しげな笑みを浮かべながら、返答を待っている。
少年は真っ赤になりながら、自らの想いを伝えた。

「ずっと…っ、好きでした! ボクと…付き合ってくれませんか…!?」
「っ…♥」

優しくもずっと冷静だった白澤の頬が、見る間に紅くなった。
少年も真っ赤になったまま、ぎゅっと目を瞑っている。

「…………ダメ…ですか…?」
「…ダメなわけ、ないじゃないですか…♥ ええ、お付き合い…しましょう♥」
「…いいんですかっ!?」

少年は目を開け、満面の笑みで白澤の顔を見た。
少年でも、白澤がここまで真っ赤になるのは初めて見る。

「なんでもお願いを聞いてあげるって言いましたし…それに…」
「それに?」
「…………私も、貴方のことが、ずっと、好きでしたから♥」
「先生…っ♥」

少年は、思わず白澤に抱きついた。
そして、そのまま胸に顔を埋めてしまう。
これほど柔らかいものが、この世にあるのだろうか。

「あぁっ♥」
「…あっ、ご、ごめんなさい」

白澤が反射的に声を上げると、少年はハッとして離れた。
いくらなんでも、いきなり胸に顔を埋めるのはまずかったろう。

「いいえ…いいんですよ。だって私と貴方は、もう、恋人、ですものね…♥」
「っ…♥」

恋人。
なんて、甘い響き。
そして、先程抱きついたときの、あの甘い声。

二人は見つめ合い、どちらからともなく唇を重ねた。
あの時の、柔らかな感覚そのままに。

「んちゅっ…♥」
「んむぅ…♥」

白澤の舌が、少年の舌に絡みつく。
一瞬驚いたが、少年もすぐに、舌を絡み返す。

なんて、素晴らしい口付け。
以前のご褒美のときよりも深く、少年は蕩かされる。



唇を離すと、白澤が口を開いた。

「では…………お勉強、しましょうか♪」
「え…は、はい」

正直、これからお勉強という気持ちではないのだが。
とはいえ、白澤との講義も、それはそれで幸せだろう。

少年が机につこうとすると、白澤が止めた。

「あぁ、待ってください」
「え?」
「今回は、机の上のお勉強ではありませんよ」
「どういうことですか?」
「恋人同士だからこそ…できる、お勉強です♪」

白澤のその雰囲気に、少年は思わず生唾を呑み込んだ。
女性の色気というものを、肌で感じる。

「恋人同士…だからこそ…?」
「ええ。今日のお勉強は…………保健体育の、実技です♥」

保健体育の実技。
保健体育という言葉が何を意味するかはすぐに分かった。
少年も、保健の教科書で興奮したことがある部類だ。

「そ、それ、って…」
「お互いの…カラダのこと、全部、知り合いましょう…♥」

そう言うと白澤は、身につけた衣服をスルスルと解いていった。

「あ…っ」
「教えてあげますね…♥ 女の人の、カラダのこと…♥」

服越しに主張してきた大きな胸が、目の前に晒される。
細いくびれの腰も、太ももの全貌も、そして、初めて見る、秘所も。

「あぁ…♥」
「ずっと…こうしたかったんですよね…? 今から、しましょう…♥」

帽子とメガネ以外すべて脱ぎ捨てた白澤が、少年に近付いていく。
目の前の光景に、少年はまともな言葉が紡げない。

「さぁ…触ってみてください♥」
「は…はい…♥」

白澤が、胸を差し出すように中腰の姿勢を取る。
少年は、恐る恐るその胸に手を伸ばした。

やはり、柔らかい。
いつまでも触っていたくなるような触り心地。

少し強めに掴むと、手の中で自在にその形を変える。
乳房を揉みしだくたび、白澤の吐息が荒くなるのが分かった。

「はぁ…っ♥ はぁ…っ♥ どう、ですか…?」
「柔らかくて…気持ちいい…です…」
「…………吸ってみますか?」
「え…」

流石に恥ずかしい。
そう思ったものの、目の前の乳房の魅力には抗いがたく。
また恐る恐る、その先の、ピンク色の突起に唇を寄せた。

「…ちゅぅ…♥ ちゅぅっ…♥」
「んん♥」

口の中に、甘い母乳が溢れてくる。
乳首を吸う唇にもまた、柔らかな突起の感触が伝わる。

「魔物なので…出るんです…♥ んっ♥ どうですか…?」
「ちゅぅ…ぷはっ♥ 甘くて…おいしい…です…♥」
「良かったです♥ では…ここ、も…♥」

白澤は、薄く毛の生えた、自身の秘所を指し示した。
少年の視線は、そこに引き付けられる。
三つの穴、中でも真ん中にある、ピンク色の突起がついた穴…


「これ…が…」
「ええ…女性の大事なところ…膣…おまんこ、です♥」

彼女の口から、そんな言葉を聞くとは。
少年の興奮はますます高まる。

「さぁ…お勉強、です…♥ 私のおまんこ、触ってみてください…♥」
「は…い…♥」

少年は、そこへと手を伸ばした。
膣口の上にある突起物に触れてみる。

「んっ♥ そこは…女性の、敏感なところ…クリトリス、です…♥」
「先生…♥ 気持ち、いいですか…?」
「はい…よく、できました…んぅ♥」

陰核をつまむと、膣口からトロトロの液が滴ってくる。
少年は、膣口を指でなぞるように、その液をすくい取る。

「それは…愛液…♥ 女性が、エッチになると…出てくるん、です…♥」
「これが…」
「さぁ…おまんこの中、指…入れて、みて…ください…♥」

指導と見せかけて、その実おねだりである。
少年は言われるがままに、その膣口の中へ指をゆっくり差し入れていった。

愛液でぬちゃぬちゃに湿った、温かく、柔らかな感触。
挿れている指の方まで気持ちよくなってくる。

「んぅ♥」
「先生…っ♥」
「さぁ…課題を、出します…♥ 私の、弱いところ…探してみてください…♥」
「弱い…ところ…?」
「他よりも…気持ちよく…なってしまう、ところ、です…んっ♥」

少年は、膣内を指でかき回し始めた。
そのたびに少しずつ、白澤から喘ぎ声が漏れる。

膣内の様々なところを、指でなぞるようにしていく。
指を根元まで入れて、より深くまで探っていく。

「ここ、かな…? それとも、ここ…?」
「んっ、んぅっ♥ もう、少し…♥」


そして、膣内のある一点に指先が触れたとき。
白澤の腰が、ビクッと激しく震えた。

「ひゃぅんっ♥」
「…ここ、なんですね…♥ 先生の、弱いとこ…っ♥」
「あ、当たり、ですっ、そこが…ひああっ♥」

その声は、喘ぎ声にかき消される。
少年が突然、その一点を激しく、指先でこすりだしたのだ。

「先生…♥ 気持ちいいんですね…? ここが、気持ちいいんですね…♥」
「はいっ♥ そこっ♥ 気持ちいいっ、ですぅ♥ ふあぁぁ♥」

もはや喘ぎ声を抑えきれず、白澤は腰をガクガクと震わせる。
少年の方も、興奮から指の動きをエスカレートさせていった。
部屋の中に、グチュグチュという水音と喘ぎ声だけが響く。

「んっ…見てて、くださいっ♥ 感じてくださいっ♥ 私の、イクとこ…っ♥」
「はい…っ♥」
「あっ♥ イクっ♥ あぁ、あ、あっ♥ あぁぁぁ…っ♥」

一際強く、白澤の腰が震えた。
同時に、膣が指を強く締め付け、膣口から大量の愛液が溢れ出てくる。

「はぁ…っ♥ あぁ…♥ わかり、ました、か…?」
「はい…先生…♥」
「よく…できました…♥」

白澤に頭を撫でられ、少年はうっとりした目で彼女を見つめる。
冷静で知的だった彼女が快楽に喘ぐ姿は、何にも代えがたく愛おしかった。


「…っ、では…今度は、貴方のコト…教えてください…ね♥」
「は…はい…♥」
「では…ベッドに座ってください」

白澤の視線の先には、すっかり固くなってテントを張っている、少年の股間。
ベッドに座った少年がズボンとパンツを脱ぐと、ガチガチに勃起した肉棒が跳ねた。

「立派…ですね…♥」
「は、はい、こんなの、ボクも、初めてで…」
「うふふ♪ では…貴方の弱いトコ、当ててみますね…♥」

白澤は少年の肉棒を優しく握り、ゆっくりと扱き始めた。
既に先走り汁が溢れていた肉棒が、クチュクチュと音を立てる。

細くしなやかな指が、少しずつ触れる場所を変えていく。

「ん…♥ あぁ…♥」
「気持ちいいですか…?」
「はいっ…♥」

そして、裏筋を白澤の指がなぞったとき、少年の腰がビクビクと震える。
扱き始めて僅か十秒で、性感帯を見つけ出されてしまった。

「あぁんっ♥ せん、せぇ…♥ そこ、ボク、気持ちいいのぉ…♥」
「今まで、イッたことは…ありますか…? オナニーしたことは…?」
「あり、ますっ…♥ でも、こんなに、気持ちいの、初めて…ですぅ♥」
「うふふ♥ 好きなだけ、射精していいですからね…♥」

性感帯を集中攻撃されているだけでなく、その手さばきも一級品。
拙い自慰ぐらいしかしたことのない少年は、快楽に喘ぐことしかできない。

少年は思わず白澤の胸にしゃぶりつく。
授乳をされながら肉棒を扱かれる感覚は、得も言われぬ快感となった。

「ちゅぅ…♥ せんっ、せぇ♥ ボク、ボクっ、もう…でちゃいますぅ…♥」
「いいですよ…♥ 射精するところ、見ててあげますからね…♥」

白澤が、扱く手を速めた。
クチュクチュという水音の間隔が狭くなる。
上ってきた射精感が、導かれるように肉棒へと流れ込んでいく。

「あっ、あっ♥ せんせぇ♥ ボクっ、あ、あぁぁぁぁ…っ♥」
「…………♥」

その瞬間、白澤は突然扱くのをゆっくりにした。

肉棒の先から、濃い白濁液がびゅるびゅると放たれ、白澤の顔や胸を汚す。
直前で緩急をつけられた射精は、普段のそれの何倍もの快楽を脳に刻み込んだ。

「あ…あぁぁぁぁ…♥」
「はい…上手に、射精できましたね…♥」

腰を痙攣させ、恍惚としている少年を見ながら、白澤は身体の精液を舐めとっていく。
白澤が視線を落とすと、肉棒はまだ固さを失っていない。

「ごくっ…♥ とっても、美味しい、ですよ…♥」
「しぇん、しぇい…♥」
「でも、まだまだ元気ですね…♥ では、今度は…こうしましょう…♥」


白澤は、その大きな胸で、射精したばかりの肉棒を挟み込んだ。
その柔らかな触感が、敏感な肉棒を優しく、すっぽりと包み込んでいく。

「すごい…熱くなってますよ…♥」
「あっあぁっ、せんせぇ、それ、だめぇ♥ おかしくなっちゃうっ♥」
「教えてあげますからね…♥ とびっきりの、快楽を…♥」

もちもちの乳房に敏感な肉棒を挟まれた快楽で、少年は腰砕けになる。
白澤は乳房とタプタプと揺らしたり、左右互い違いに擦ったり。
責め方を秒単位で細かく変え、その時々で一番気持ちいい流れを形作っていく。
最適のコースで弱点を責められれば、もちろん少年が耐えられるはずもない。

「せんせぇっ♥ またでちゃうっ♥ またイッちゃうよぉぉ♥」
「いいですよ…♥ 何度でも、射精させてあげますね…♥」
「やぁっ、あっ♥ せんせぇっ、せんせぇぇぇぇぇっ♥」

少年は足をピンと伸ばし、身体を激しく仰け反らせながら絶頂した。
白澤の胸の谷間に、白濁がドクドクと溜まっていく。

白澤は、胸の谷間に溜まったそれを啜る。
二回目とは思えない濃度だった。

「二回目も、ちゃんと、濃ゆい精液、いっぱい出せましたね…♥」
「はっ、はひぃ…♥」

頭を撫でられ、少年の瞳は完全に蕩けきっている。
驚いたことに、それでもまだ、肉棒は固いまま。
少年も、自慰では二回連続が限界のはずだった。

白澤によって性感帯も快楽の流れも把握され、快感が全く収まらないのだ。


「それじゃあ、お掃除、しましょうね…♥」
「あっ、こ、これ、以上、はっ…♥」

少年が言い終わらないうちに、白澤はその肉棒をぱっくりと咥え込んだ。
二度の射精で更に感度を高められた肉棒が、柔らかな頬肉と舌に弄ばれる。

「あっ、あぁぁぁぁぁっ♥ ああぁぁぁぁぁぁぁぁ♥」
「じゅぼ、じゅぶっ、じゅぷっ、じゅるっ♥」

少年はもはや上半身を起こすこともできず、仰向けで腰をガクガク震わせる。
白澤はそんな少年の更に敏感になった肉棒を、丹念にしゃぶっていく。

弱いところ、気持ちいいところ、責めてほしいところを。
的確な順番で、最高のタイミングで、極上の技術で。
手コキとパイズリで、丁寧に感度を高められた状態で。

今度は三十秒ともたなかった。

「じゅぼぼっ、じゅるっ、じゅぶっ、ぐちゅっ♥」
「またっ、イッ…♥ あぁぁ、あぁぁぁぁあああ♥」
「んんん♥ んぐっ、んぐっ♥」

本日三度目の射精が、白澤の喉奥に注ぎ込まれる。
信じがたいことに、今までの精液よりも濃さを増していた。


少年の身体が、性感が、精液が。
白澤の技巧によって、「最高の状態」に導かれているのだ。
その証拠に、白澤の口から出てきた肉棒は、更に固くなっている。

「せんせぇ…♥ ボク、おかしくなっちゃったよぉ…♥」
「大丈夫ですよ…♥ さあ…今日の、おさらい、です…♥」

白澤は少年を抱きしめると、ベッドに仰向けに寝転がった。
自分でも見たことがないぐらいに固く、熱い肉棒が、白澤の下腹部に触れている。

「私の、弱いところ…覚えてますか…?」
「ふえ…? は…はい…」
「よかったです♥ それでは最後に、本番…しましょう、ね♥」

白澤は、少年の肉棒を自らの膣口にあてがう。
粘膜同士の触れ合うクチュリという音が、二人の耳に届いた。

「一緒に、気持ちよく、なりましょう♥」
「…………はい…先生っ♥」

少年は自ら、白澤の膣に肉棒を差し込んだ。
先程、指をぐちゅぐちゅに包み込んだ膣肉が、更にトロトロになっている。
その膣肉が、感度も状態も最高に高められた肉棒へとむしゃぶりついた。

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ♥♥♥」
「ああっ♥ 貴方のおちんちん、とっても大きくてっ…熱いですぅ♥」

そのあまりの快感に、少年の方は言葉が出ない。
三回もの射精を経ていなければ、一突きで何度絶頂してしまっただろうか。

やがて肉棒は、膣内の一番奥、子宮口にぶつかった。
あれだけ大きくなった肉棒も、根元までずっぽりと咥え込まれている。

「…せん、せぇ…うごき、ます…♥」
「はい、んぅっ♥ 私の、弱いところも、突いて、下さい…♥」

少年は、快楽に任せて腰を振り始めた。
先程まで腰砕けになっていたのに、膣内の快楽は、逆にその腰を奮わせる。
もちろん、先程見つけた、白澤の弱点も、カリや亀頭で擦っていく。

「あっ、そこですっ、あぁぁん♥」
「せんせぇっ♥ せんせいのなかっ、きもちよすぎてっ…♥」

少年は夢中で腰を振り続けた。
結合部からは先走りと愛液の混じった液がじゃぶじゃぶと溢れ出ている。

白澤の膣肉もまた、極上の質感と、的確な技巧で、肉棒を責めたてる。
最高の状態に、最高の快楽。
これを超え得る快楽など今までなかったと、少年は断言できよう。

二人はまた、どちらからともなく唇を求めあう。
しっかりと抱きしめあい、少年の腰だけが激しく動いている。

「んちゅっ♥ くちゅっ♥」
「むちゅぅっ♥ ちゅぷっ♥」

白澤の膣が、脈打つように締まる。
幾度目かの絶頂を経て、少年にも限界が訪れようとしていた。

「ボクっ、もうっ♥」
「わたしもっ、イキますっ♥ いっしょにっ、イキますっ♥」
「せんせぇっ、だいすきっ、だいすきですぅぅぅ♥」
「だいすき、わたしもだいすきぃぃぃっ♥」



膣と肉棒が、激しく脈打つ。
白澤の子宮内に、練り上げられた特濃の精液が大量にぶちまけられていく。

最高のタイミングで絶頂を迎えた膣肉の収縮が、快楽を更に増幅し。
既に十秒以上、射精が収まる気配はない。

「あ…ぅ…♥ あぁ…♥ おぉぉ…♥」
「いっぱい…♥ こんなにいっぱい…♥ 私の中に…♥」

射精が収まる頃には、白澤の腹部はぷっくりと膨れ上がってしまっていた。

「先…生…♥」
「これからも…ずっと、一緒に…もっと、一緒に…いてくださいね…♥」











間もなく、少年の家には、ベッドが一つ増えることになった。



ここから先は、永遠の課外授業。
16/09/20 22:30更新 / 第四アルカ騎士団

■作者メッセージ
エロシーン書く前:「今で4000文字程度だから短く収まるかな」
結果:9789文字

すまねぇっ…!

毎回長くなりすぎるので、少し短くしたいなと思ったのですが。
手コキ→パイズリ→フェラ→本番までやるとエロだけで5000文字超えてしまいました。
たまにはぎゅっと凝縮されたエロも書けたらいいな…(遠い目)

白澤読切が新着で他にもあったので被らせるのはまずいかと思いつつ今しか暇がなく。
やっぱり家庭教師おねショタシチュは定番の一つですね!

気付かれた方も多いと思われますが、今回初めてハートマークを使ってみました。
存在に気付いたのが最近だったせい。
気付けばむちゃくちゃ多用してました。エロさが増す気がする。

現代モノは敢えて個人名をつけない方針で感情移入優先させてます。
ただ、名前を呼ぶ方がラブラブ感が出るので悩みどころ。

Q.あんなエロい白澤さんが毎週家に来てるのに父親は正気でいられたの?
A.そのために母親を魔物にしました。父親を介入させない理由付けにはこれが一番。

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