ボクの隣のお姉ちゃん
少年は反魔物領の生まれだった。
少年が10歳になったある年、彼の母親はサキュバスになってしまった。
たまたま親魔物領の近くを通ってしまった為だという。
それにより、少年は家族三人で故郷を離れなければならないのだった。
一家は、比較的平穏な親魔物領へと移住した。
ここは親魔物領には珍しく、魔物の割合はそれほど多くない。
反魔物領で育った一家にとっては移住しやすい土地だった。
少年はこの土地で、新たな人生を踏み出す事となったのだ。
父親は、元より更に若く妖艶になった母親と毎晩愛を交わしている。
昼間はもっぱら、散歩がてら森の中で交わっているらしい。
よって少年は、これまでよりも一人で居る事が増えてきた。
「お父さんもお母さんも…最近ちっとも僕と遊んでくれないなぁ…」
少年が頻繁に出掛けるようになったのは必然と言って良いだろう。
さて、少年の新居の隣には、一人のサキュバスが住んでいた。
彼女もサキュバスの例に漏れず、若々しく豊満な身体を持っている。
引っ越してきた一家が挨拶に行った際、少年が憧れを抱いたのも、また必然だった。
少年は意を決し、彼女の家のベルを鳴らした。
「あ、はーい」
出てきたサキュバスは、ヘソ出しのキャミソールとホットパンツというラフな服装だった。
豊かな胸やムチッとした太股を見せつけられ、少年は一瞬で真っ赤になって俯く。
「あ、お隣のボクじゃない。どうしたの?」
「え、いや、あの、えっと、その…」
話す内容すら決めずに訪ねてしまった少年は、その場から逃げ出したい衝動に駆られた。
しかし、逃げ出すと行ってもすぐ隣の家。気まずい雰囲気になるのは間違いない。
一方のサキュバスは、朝方に出掛ける彼の両親の姿を見かけていた。
それ故に、少年が何故ここに来たのか、それとなく察している。
「あの…その…………えっと…」
少年はまだもやもやと口ごもっている。
サキュバスは口元にフッと笑みを浮かべ、口を開いた。
「まぁいいわ」
「え?」
「…それより、上がっていかない? ジュースぐらいならあるし」
「えっ!?」
少年にとっては願ってもない申し出だが、あまりにも都合が良い故に戸惑ってしまう。
「いいのいいの、遠慮しないで? お父さんもお母さんも留守なんでしょ?」
「え、どうして…」
「ふふっ、お姉さんのカンは鋭いのよ?」
先述したとおり、勘などではなくその現場を目撃しているだけだ。
しかしその言葉で、少年の緊張は薄れた。
「じゃ、じゃぁ…お、お邪魔しまーす…」
少年はゆっくりと家の中に入っていった。
リビングに通された少年は、ジュースを飲みながらサキュバスと話していた。
「ボク、年はいくつ?」
「えっと…今年で10歳になりました」
「へぇ…♪」
サキュバスの瞳が輝く。
警戒されないようにしながらも、興奮を抑えきれない。
「ボク…って、いつまでもそれじゃ他人行儀ね。お隣さんなんだから…お名前は?」
「ルノって言います」
「そう…ルノ君。私はレミ。改めてよろしくね」
「よ、よろしくお願いします…レミお姉ちゃん…」
(お姉ちゃんッ…♪)
そのフレーズにレミの胸がときめく。
「ね、ねぇ、お菓子もあるんだけど、食べる?」
「え…いいんですか?」
「うんうん、遠慮しないでいいから!」
そう言ってレミはリビングの奥に消え…
「―ッハァァァァァ…♪」
興奮のあまり、ズボンを脱いで、そこに置いてあるバイブで一心不乱に自らを慰めた。
ルノに声が聞こえないようにしながらの自慰は普段とは桁違いの快楽を産み出した。
「イ…………ッッッ…ックゥゥゥゥッ…♪」
足をガクガクさせながらレミは絶頂した。
そのままへたり込み、荒い息をつく。
「…ハッ、いけないいけない…」
しかしすぐにルノを待たせていることを思い出し、慌てて股間の愛液を拭き取る。
そしてズボンを履き直し、お盆にお菓子を乗せてリビングへと戻っていった。
「ごめーん、待たせちゃった?」
「う、ううん…大丈夫…」
すると、ルノがレミの顔を見て首をかしげた。
「レミお姉ちゃん…どうしたんですか? 顔が赤いですよ?」
「え? …………あっ」
レミは先程の自慰のせいで頬が紅潮していた事を失念していた。
「熱でもあるんじゃ…」
「う。ううん! 大丈夫、大丈夫だから! ほら、遠慮無く食べて!」
慌てて取り繕う。
それから少しの間は、普通にお菓子を食べながら話をしていた。
しかしレミは、目の前のルノの事で頭が一杯で、興奮冷めやらぬ状態だった。
(いつもこの子の親が帰ってくるのは夕方よね…いっそ…誘惑しちゃおうかしら…)
ルノが反魔物領出身ということで、理性で抑え込んでいた考えがまた芽生えだした。
「最近、パパもママも何処行ってるのか分からなくて…………お姉ちゃん?」
(やっちゃう…? やっちゃうか、レミ…!?)
「お姉ちゃんってば!」
ルノの声で、レミはハッと我に返った。
「へっ!? …あ…な、なに?」
「…やっぱり体の調子が悪いんじゃ…………さっきからぼうっとしてますし…」
「身体の調子は大丈夫よ! うん、健康そのもの!」
すると、レミは口元に笑みを浮かべた。
「…………でも、ちょっと暑いわね…そのせいかも」
「暑い…ですか?」
確かにポカポカとした陽気だが、露出度の多いレミの格好で暑がるほどではない。
「…うん…やっぱり暑いわ…………♪」
レミはキャミソールに手をかけ、そのままスルリと脱ぎ捨てた。
「え…………」
突然目の前にさらけ出された豊満な乳房に、ルノの身体は硬直する。
「あ、あああ、あの、その、レミお姉ちゃん…」
「なぁに?」
レミはルノの側に悪戯っぽく歩み寄り、後ろから、彼の顔の真横にバストを持ってくる。
「あ、あうう…その…えっと…っ////」
恥ずかしさのあまりルノの顔は真っ赤になり、視線をキョロキョロさせている。
「ふふ…♪」
レミはルノの耳元に口を寄せて呟いた。
「触ってもいいよ」
「…………!?」
驚きのあまりルノはレミの方を向き、バストが目に入って慌てて俯く。
「ほら…ね?」
「…………」
膝に置かれたルノの手が、躊躇いがちになりながらもゆっくりと上がっていく。
「…………ッ」
途中で止まったり、下がったりしながらも、手はゆっくりとレミの乳房に向かっていた。
<プニッ>
柔らかい感触を感じた途端、ルノの手は反射的に引っ込んだ。
「ぁ…………ッ////」
しかし、またゆっくりと―今度は止まることなく―上がり始めた。
<プニッ>
「…どう?」
レミに問いかけられたルノはゆっくり顔を上げ、バストを横目にしながら顔を覗き込んだ。
「や…わらかい…です…////」
「うふふ…良かった♪ …こっち向いて、ルノ君」
ルノが黙って身体をレミの方へ向けると、目の前にバストを突き出す。
「好きなだけ触っていいよ?」
「う…うぅ…っ…………////」
躊躇いながらも、ルノの両手はレミの胸をムニムニと揉み始めた。
この時、レミの股間は自慰直後と同じぐらい湿っているが、ルノには気付かれていない。
「どう?」
「凄く…気持ち…いい…………です…////」
「…うん、私も…♪」
少しの間続ける内に、ルノの息も少し荒くなってきた。
「ねぇ、ルノ君」
「は…はい」
「…付いてきて」
ルノは胸揉みを中断し、上半身裸のままのレミの後を付いていった。
レミが向かったのは二階の寝室だった。
「そこに仰向けで寝転がって」
「は、はい…」
ルノはレミのベッドに寝転がった。
いつもレミの寝ているベッドから、甘い香りがルノの鼻をくすぐる。
「じっとしててね…♪」
「はいっ…」
レミは片手で、ルノの両目を塞いだ。
「え…?」
そしてもう片方の手で、ルノの服をずり上げ、ズボンとパンツごとずり下ろした。
そこにはまだ皮を被ったままながら、興奮で勃起したペニスが存在を主張していた。
「ッ!?」
「ほら…もうしばらく、じっとしててね…♪」
そう言うとレミは、ルノのペニスをゆっくりと握りしめた。
「レ、レミお姉ちゃんッ!?」
「大丈夫…心配しないで大丈夫だよ…♪」
そのままゆっくりと上下に扱き始める。
「あっ…あぁぁっ…!? そ、そんなとこ、きたな…」
「大丈夫、汚くなんかないよ♪」
「んあぁぁぁっ…」
先程の反応を見るに、ルノはかなり初心。
そしてレミの魔物としての勘は、彼が未精通であることも嗅ぎつけていた。
「あっ…お姉ちゃ、あぁぁっ…!」
「うふふ…♪」
隣の綺麗なお姉さんの家で、胸を露出され、その感触を楽しんだ直後。
彼女のベッドの上で裸にされ、目を塞がれて、最も敏感なところを扱かれている。
皮も剥けていない初心なルノに、この刺激はあまりにも強烈すぎた。
「あぁぁっ、やっ…なん、でっ…腰…浮いちゃ…っ」
「気持ちいいからよ…ほら、涎まで♪」
無意識にルノの腰はガクガクと浮き、より強い快楽を求めていた。
口の端からは快楽のあまり、本人も気付かない内に涎が垂れている。
「はぁっ…はっ、お姉ちゃ…僕…ム、ムズムズしてきたよぉ…」
「うん…大丈夫、そのまま動かないで…♪」
ルノの肉棒の脈動で、レミは彼の精通が近いことを推し量る。
「ふあぁぁぁっ…お、お姉ちゃん…僕、変になっちゃう…変になっちゃうよぉ…♪」
「大丈夫…大丈夫だよ…♪ お姉ちゃんに…全部任せて…♪」
レミの手の動きが突然速くなった。
「おっ、お姉ちゃんッ…!? あっ、あぁぁぁっ…! ダメ、おかしくなるぅぅっ!」
「いいよ…大丈夫…ほら…ほら…♪」
ルノの肉棒は一気に限界へと引き上げられていった…
「お姉ちゃ…ぁぁぁああっ♪」
<どぷっ、びゅるるるっ…>
ルノの肉棒はビクビクとした脈動と共に、白濁した精液を噴き出した。
「わぁ…♪」
レミはキラキラとした瞳で、ルノの鳩尾まで飛んだ精液を見つめている。
「お…お姉ちゃ…ん、何これぇ…………お、おしっこ…?」
「ううん…これは精液。私達魔物のご飯…命の素よ♪」
「せー…えき…? …………学校で…習ったことあるかも…」
「今みたいに…おちんちんを気持ちよくしてあげたら出るのよ…精液は♪」
そう言ってレミはルノの身体についた精液を一滴残らず舐め取る。
「ひぅ、くすぐったいよぉ…っ////」
「今みたいに手でするのなら一人でも出来るけど…それだけじゃなくて…」
言いながらルノの両目を塞いでいた手をどける。
「お口でしたりとか…♪」
言いながら口内に溜めた精液を見せつける。
「これが…精液…?」
「うん…」
そしてそれを目の前でゴクリと呑み込んだ。
「美味しい♪」
「飲んじゃった…」
呆気にとられるルノを尻目に、レミは話を続ける。
「気持ちよくする方法…他にもあるのよ。このおっぱいで挟んだりとか♪」
「それ…で…?」
未だにトップレスのままのレミが、腰を曲げ、上目遣いで乳房を抱くようにして締める。
その妖艶な光景に、ルノの顔は再び真っ赤になる。
「一番イイのは…コ・コ♪」
レミはホットパンツを脱ぎ捨て、ルノの頭上に跨って下着をずらした。
「…ッ!?」
「ここが女の子の大事なトコ…おまんこだよ…♪」
そこには綺麗な桜色をして、愛液で糸を引いている秘所があった。
あまりにも淫靡なその光景に、ルノは目を奪われてしまう。
「こ…これ…が…」
ルノは心臓をバクバクと脈打たせ、肉棒の固さをみるみるうちに取り戻していく。
(あぁ…ルノ君にじっくり見られてる…♪ ゾクゾクするぅ…♪)
レミは今にも、ルノの肉棒にその湿りきった秘所を貫かせようとしていた。
…が、思いとどまった。
(待って…………これで…こうした方が…イイかも…♪)
「お姉ちゃん…ッ!」
上せきったように顔を赤らめているルノが、たまらず声を出す。
「…………ねぇ、ルノ君」
「へ?」
レミは突然ベッドから降りて、ベランダに続く窓のカーテンを開けた。
外はオレンジ色に染まっている。
「…もうこんな時間よ? お父さんやお母さんも心配してるんじゃない?」
「え、でも…その…………は、はい、分かりました…」
その時、ルノは窓の外にはっきりと見た。
レミの家のベランダの窓から、自分の部屋のベランダを。
「あ…」
実は、ルノは引っ越したその日に、自室の窓からレミの姿を少しだけ見ていた。
お互いのベランダ同士の距離は、それほど離れていない。
自分の部屋のこんな近くに、このお姉さんの部屋がある。
それはルノにとって、何よりも衝撃的な事実だった。
「気を付けてねー♪」
「は…はい、さようなら…レミお姉ちゃん!」
結局そのまま、二人は解散した。
普通のサキュバスと少年なら、今頃は激しい一戦を繰り広げている事だろう。
だがレミには、ある思惑があった。
家が隣同士で、部屋がすぐ近くにあるからこそ思い至った、ある可能性に賭けたのだ。
「ふふ…うふふ…うふふふふ…ぅぅぅぅっ♪」
リビングで激しく自慰をしながら、レミは期待の笑みを浮かべていた。
・
・
・
その夜、ルノは真夜中にも関わらず眠っていなかった。
正確に言えば、眠れていなかった。あれほどの体験をすれば無理もない。
そして彼は、脳内に渦巻いていた『あること』を、実行に移す決意を固めた。
(誰も…起きてないよね…?)
両親の寝室のドアに耳を当てるが、物音は聞こえてこなかった。
実際は両親共に、夜のセックスデートに出掛けていたのだが。
「…………よし…ッ!」
ルノは意を決し、窓を開けてベランダへと出た。
涼しい夜風が、微かに残った眠気を吹き飛ばす。
ベランダの柵の数十cm先には、レミの家のベランダがある。
落ちれば危ないが、ルノに越えられない距離ではなかった。
「んしょ…っと!」
ルノは柵に跨って手を伸ばし、レミの家のベランダの柵を掴み、そのまま飛び移った。
「…………来ちゃった…」
後戻りし辛い状況になって、流石にルノにも迷いが生じた。
そっと窓に耳を当てるが、物音はしない。
「ここまで来たんだ…ここまで…!」
そう言って窓を開けようとして、ルノはハッと気付いた。
(鍵が掛かってたら…………諦めるしかないかな…)
自分の迂闊さを恨み、半ば諦めつつ窓に手をかけた。
すると、窓はスルスルと開いていく。
鍵は掛かっていなかったのだ。
「…………これなら…!」
ルノはそのままソロソロと窓を開け、レミの部屋の中へと侵入した。
暗がりでも、夕方に入ったばっかりの部屋の位置は分かる。
少しだけ目が慣れると、確かにそこにベッドがあるのを確認できた。
そしてその上で、レミが寝息を立てていることも。
「お姉ちゃん…………!」
レミは布団を被らず、下着同然の姿で眠っていた。
その姿を見て興奮したルノは、気付かれないようにズボンを下ろす。
(ああ…こんなコトしてるのバレたら…きっと嫌われちゃう…怒られちゃうよ…)
自分でも抑えきれない謎の衝動に駆られたルノ。
彼の目的は、レミの睡眠中に『気持ちいいこと』をすること。
即ち夜這いだった。
下着を脱ぐと、屹立した肉棒が跳ねる。
ルノは慎重に、レミが起きていないかどうかを確かめている。
もし起きていたとしたら、既に手遅れなのだが。
「うん…………大丈夫…だよね?」
そう言って恐る恐る、ルノは自身の肉棒を軽く握ったままレミへと近づいていく。
彼の心臓は既に破裂しそうなほどにドキドキしている。
(うう…レミお姉ちゃん…)
そしてその肉棒を、まずはレミの半開きになった手にあてがう。
「ひん…ッ♪」
眠ったまま反射的にレミの手はそれを握り、ルノの身体に電流が走る。
このまま軽く前後に腰を振るだけでも絶頂してしまいそうだ。
「あぁっ…♪」
しかしこのまま射精してはベッドを汚してしまう。
ルノは必死で快楽を我慢し、腰砕けになりかけながらもレミの手から肉棒を離す。
「はぁ…はぁ…っ」
荒い息を何とか整え、ゆっくりとベッドの上に乗る。
レミは脳天気そうに、口を開けたまま寝ている。
「くこー すぴー …」
「…………ッ」
―お口でしたりとか…♪
ルノはその屹立した肉棒を握り、恐る恐るレミの顔へと近づけていく。
(起きないで…起きないで…っ、今起きたら…僕…ぼく…)
猛烈な背徳感と快楽への期待が、肉棒の固さをより一層強めていた。
贔屓目に見ても大きいとは言い難いルノの肉棒は、唇に触れることもなく口内へ入った。
生暖かい息がルノの亀頭に浴びせられる。
「はぁぁぁ…っ♪」
ルノはシックスナインの向きで四つん這いになり、熱い息遣いを感じていた。
口でするのは受動的であって、この状況では出来ないようだから…これで充分。
ルノがそう思い、肉棒を上げようとした瞬間だった。
レミの口が突然閉じ、ルノの肉棒は口内に銜えられてしまったのだ。
「ぁあっ♪」
思わず喘ぎ声が漏れる。
慌てて自分の口を塞ぎ、レミの顔を振り返った。
「ちゅむ…んんぅ…Zzz…」
レミは肉棒を銜えながらも寝息を立てている。
起きてはいないようだ、これで安心…とはなるはずもなかった。
「…ッ♪ ッッッ♪ 〜〜〜〜ッ♪」
眠っているとはいえ、サキュバスのフェラなのだ。
ずっと我慢しているルノの肉棒が、かつてないほどの快感を得ているのは疑いようもない。
しかも、声を抑えるのと腰砕けを防ぐのに必死で、快楽の我慢まで気が回りきっていない。
(ダメ…お口の中に出しちゃダメ…ダメなの…まだ出しちゃダメなのっ…!)
必死で我慢しようとするが、レミの口撃で見る見るうちに限界が近づく。
(出したらバレちゃう…バレたら怒られて…嫌われちゃうよぉ…っ!)
涙目になりながら我慢し、抜こうとするも、レミの吸い付きがそれを許してくれない。
そしてルノの肉棒は、臨界点を突破した。
「ん…んぅぅぅぅぅぅぅぅっ…♪」
<どびゅるっ、びゅくくっ、びちゅっ…>
絶望の混じった喘ぎ声をあげながら、ルノはレミの口内に大量の精液を放った。
「う…うぅぅ…」
快楽に負け、ルノは喜びとも悲しみとも取れない涙を零す。
「レミ…お姉ちゃん…」
ルノは恐る恐るレミの方を振り返る。
「んぐっ…んふぅ…Zzz…」
「…………起きて…ない…?」
ゆっくりと肉棒を引き抜いて確かめるも、レミは精液を飲んでも変わらず眠っている。
「良かっ…たぁ…」
ホッと胸をなで下ろし、ルノはベッドから降りる。
普通なら、ここまで出来たなら満足して帰るだろう。
例え満足しきっていなくとも、危ない橋を渡りたくないと言って帰ってもおかしくない。
しかしルノは、レミの下半身に迫っていた。
(あれ…? ボク、何やってるの…!? もう出したのに…これ以上は危ないのに…)
心ではもう終了するつもりでいたが、身体がその意思に反して動いているのだ。
(あぁ…でも…ここまでやって起きないんだったら…このまましても…)
期待と不安、罪悪感と快楽への欲求がせめぎ合い、ルノの動きが止まる。
(どうしよう…どうしよう…どうしよう…ッ!)
そのまま硬直し、足がガクガクと震えだした…
「うぅん…ルノ…くぅん…♪」
ハッとしてレミの顔を見ると、幸せそうな寝顔で寝言を言っている。
しかも、自分の名前を呼びながら。
そこで、ルノの理性は決壊した。
「お姉ちゃんッ…!」
ベッドの上に再び乗り上げ、レミの股間部に手を伸ばした。
都合の良いことに足は程良く開いており、下着をじっくり眺められる。
「…………ッ」
下着は湿っていた。
夕方、トロトロに湿りきったレミの秘所を見ていた為、原因がそれだとはすぐに分かる。
―ここが女の子の大事なトコ…♪
ルノは意を決して、レミの下着にゆっくりと手をかけた。
生唾を呑み込み、そーっと横にずらしていく。
気付かれないように、そろりそろりと…
そしてルノは、夕方と変わらず綺麗なピンク色をしている秘所と至近距離で対面した。
「わぁ…////」
秘所の湿り気は夕方よりも上がっており、愛液が糸を引いてテラテラと光っている。
あまりにも淫靡で、神秘的ですらある光景に、ルノの肉棒は元以上の固さになる。
その上、またしても都合の良いことに、レミの付けている下着は変わっていた。
右側にホックが付いており、これを外せば片足から脱がす事が出来るのだ。
それに気付いたルノに、もう躊躇いの意思は殆ど無かった。
あくまで慎重に、気付かれないように、ルノはレミの下着を脱がせる。
「ここが…レミお姉ちゃんの…………////」
ルノは思わず正座しながら、じっと眺めている。
その股からは、ガチガチに勃起しながらも可愛らしいサイズの肉棒が存在を主張している。
「…………」
―入れたい。
『一番気持ちいい』と聞かされたトコロに入れたい。
こんなに綺麗に光っているトコロに入れたい。
大好きなお姉さんのナカに入れたい。
入れたら絶対にバレてしまう事は重々承知している。
一方で、快楽への期待に抗いきれない自分もいた。
「お…お姉ちゃん…………ッ、ごめんなさい…!」
結局、ルノは快楽に従う決心をした。
レミの上に馬乗りになり、亀頭を秘所の入り口に少しずつ近付けていく。
「あ…ぁぁぁ…レミお姉ちゃん…お姉ちゃん…お姉ちゃん…っ♪」
うわごとのように呟きながら、亀頭を秘所にあてがった…
その瞬間だった。
突然レミの両脚がルノの下半身を締め上げた。
ルノの肉棒は一気にレミの膣中へと呑み込まれてしまう…
「…っぁぁぁあぁあぁぁぁあぁあぁぁあぁぁぁ!?」
突然の出来事に、ルノは思考が一気に吹き飛んで絶叫した。
「…………レミお姉ちゃん…ッ!?」
「うふ…ふふふ…うふふふふ…♪」
見ると、レミは目を覚まし、淫靡な笑みを見せている。
つい先程起きたばかりの眼ではない。
そこで、ルノはようやく気が付いた。
レミは最初から起きていたのだと。
思えば、この夜這いは都合の良いことが起こりすぎている。
毛布もかぶらず、下着だけの姿、それも脱がせ易い下着で眠っていること。
手、口、脚など、全てがルノの欲求を満たすのに非常に都合の良い体勢であること。
何より、口に入った肉棒を狙いすましたように銜え、射精されても起きなかったこと。
全て、レミは本当は最初から起きており、恐らくルノの夜這いも見越していたから…
そんな思考がルノの頭を駆け巡る。
しかしそれも、ほんの一瞬のことだった。
次の瞬間から、ルノは止め処ない快楽に頭を完全に支配されてしまったのだ。
「あっ、あぁっ、あひっ、んぅぅっ…あぁぁぁぁぁ♪」
先程の口淫の際に皮を剥かれた敏感な亀頭に、サキュバスの膣壁が容赦なく襲いかかる。
鈴口が、カリが、裏筋が、肉棒の根元が、ことごとく包み込まれていく。
「とけちゃっ…とろけちゃう…おちんちんとろけちゃうよぉぉぉっ…♪」
果てしない快楽を享受していたのは、レミも同じだった。
何しろ破瓜の衝撃が、ほぼそのまま快楽として流れ込んできたのだ。
今までのどんな自慰よりも素晴らしい、本物の肉棒に膣を貫かれる感覚。
ずっとこの感覚を待ち望んでいたレミにとって、これほどの快感はない。
「すっごいぃ…♪ ルノ君のおちんちん、私のナカにぴったり…ッ♪」
思わず腰を跳ね上げ、脚を更にキツく絡めてくる…
「お姉ちゃ…奥までっ…………奥まで呑み込まれてるよぉぉぉっ…♪」
「んぅっ…また大きくなったぁ…♪」
快楽のあまり、ルノの腰が痙攣する。
それにより凄まじい勢いで小刻みにピストンされ、二人の快楽は更に高まっていく…
「ルノ君…♪ おっぱい…触ってもいいよ…♪」
「はい…ッ」
躊躇いを捨て去ったルノは、夢中でレミの胸を揉みしだいた。
ルノのバストは手の中でゴム鞠の様に形を変え、ルノの手にその柔らかな弾力が伝わる。
「レミお姉ちゃぁん…」
ルノは上目遣いで、切なそうな甘ったるい声を出した。
「うんっ…♪ もう…全部好きにして…ッ♪」
レミも腰を激しく振り、ルノの身体を抱き寄せた。
「お姉ちゃぁんっ…!」
「ルノ…くぅん…♪」
ルノはレミの乳房にむしゃぶりついた。
乳頭を舌で舐め回し、涎を垂らしながらちゅうちゅうと吸い始める。
「あんっ…すご…いよぉ…♪」
「はむっ、ちゅっ、んぅっ…ちゅぅっ…♪」
既に結合部からは愛液が滴り落ち、ルノの肉棒も限界が近かった。
「んぅっ…お姉ちゃん…ボク…もう…もうイッちゃいそう…!」
「いいよ…全部受け止めてあげるからッ…♪」
レミは腰を連続で跳ね上げ、ルノの下半身は浮き上がりと深い沈みを繰り返す。
「あぁぁっ、深い…深いよ…お姉ちゃぁぁんっ…」
「奥まで…もっと奥まで…♪」
ルノはあまりの快感に、レミの胸に顔をうずめたまま夢中で腰を振り続ける。
「出る…もう出ちゃうぅっ…」
「んっ♪ 出るの…?」
「はい…出ます…出ちゃいます…っ♪」
既にルノの肉棒は脈動し始め、射精が秒読み状態な事を報せている、
「んっ…♪ ルノ君は…ッ、お姉ちゃんの事、好き…?」
「うん…♪」
ルノが答えた途端、レミは全力で腰を跳ね上げた。
「私も大好きだよぉぉぉっ♪」
「ボクも…ボクも…」
その瞬間、跳ね上げられて落ちてきたルノの肉棒が、レミを奥の奥まで貫いた。
「だいすきでしゅぅぅぅぅぅぅぅっ♪」
<ごびゅるるるるっ、どびゅるるるっ、ごぶっ、びちゅぅっ!>
ついに限界に達したルノは、肉棒から大量の精液を噴き出した。
濃厚で新鮮な精液が、レミの膣内を満たしていく。
「あぁっ、あぁぁぁぁぁんっ♪」
「来るっ、入ってくるぅぅぅ…ッッ♪」
二人とも抱き合ったまま痙攣、硬直し、ルノの射精が終わると共に力無く倒れ伏した…
数分して落ち着くと、レミがルノを優しく抱きしめた。
「はぁ…はぁ…♪」
「うふふ…これでルノ君との既成事実も出来たし…凄く興奮出来たし…♪」
「え…?」
「…実はね…帰り際に、ちょっとだけ催眠術をかけてみたの…♪」
レミは、夕方にルノが帰宅する際にちょっとした魔法をかけていた。
効果は『夜になると性欲の制御が効き辛くなる』というモノだ。
「だからボクは…お姉ちゃんを…」
「うん♪ …………怒った?」
「…うぅん、怒ってないよ…ボクも…レミお姉ちゃんが大好きだから…♪」
「ありがと、ルノ君…♪」
・
・
・
「…というわけで、これからも毎日、息子さんのムスコさんのお世話は致しますので♪」
ルノの両親も、レミがルノの世話をする事を歓迎してくれた。
「これからは毎日一緒だよ…ルノ君♪」
「はい…よろしくお願いします、レミお姉ちゃん♪」
それから毎晩、レミの家では少年とサキュバスの嬌声が響き渡ったという…
少年が10歳になったある年、彼の母親はサキュバスになってしまった。
たまたま親魔物領の近くを通ってしまった為だという。
それにより、少年は家族三人で故郷を離れなければならないのだった。
一家は、比較的平穏な親魔物領へと移住した。
ここは親魔物領には珍しく、魔物の割合はそれほど多くない。
反魔物領で育った一家にとっては移住しやすい土地だった。
少年はこの土地で、新たな人生を踏み出す事となったのだ。
父親は、元より更に若く妖艶になった母親と毎晩愛を交わしている。
昼間はもっぱら、散歩がてら森の中で交わっているらしい。
よって少年は、これまでよりも一人で居る事が増えてきた。
「お父さんもお母さんも…最近ちっとも僕と遊んでくれないなぁ…」
少年が頻繁に出掛けるようになったのは必然と言って良いだろう。
さて、少年の新居の隣には、一人のサキュバスが住んでいた。
彼女もサキュバスの例に漏れず、若々しく豊満な身体を持っている。
引っ越してきた一家が挨拶に行った際、少年が憧れを抱いたのも、また必然だった。
少年は意を決し、彼女の家のベルを鳴らした。
「あ、はーい」
出てきたサキュバスは、ヘソ出しのキャミソールとホットパンツというラフな服装だった。
豊かな胸やムチッとした太股を見せつけられ、少年は一瞬で真っ赤になって俯く。
「あ、お隣のボクじゃない。どうしたの?」
「え、いや、あの、えっと、その…」
話す内容すら決めずに訪ねてしまった少年は、その場から逃げ出したい衝動に駆られた。
しかし、逃げ出すと行ってもすぐ隣の家。気まずい雰囲気になるのは間違いない。
一方のサキュバスは、朝方に出掛ける彼の両親の姿を見かけていた。
それ故に、少年が何故ここに来たのか、それとなく察している。
「あの…その…………えっと…」
少年はまだもやもやと口ごもっている。
サキュバスは口元にフッと笑みを浮かべ、口を開いた。
「まぁいいわ」
「え?」
「…それより、上がっていかない? ジュースぐらいならあるし」
「えっ!?」
少年にとっては願ってもない申し出だが、あまりにも都合が良い故に戸惑ってしまう。
「いいのいいの、遠慮しないで? お父さんもお母さんも留守なんでしょ?」
「え、どうして…」
「ふふっ、お姉さんのカンは鋭いのよ?」
先述したとおり、勘などではなくその現場を目撃しているだけだ。
しかしその言葉で、少年の緊張は薄れた。
「じゃ、じゃぁ…お、お邪魔しまーす…」
少年はゆっくりと家の中に入っていった。
リビングに通された少年は、ジュースを飲みながらサキュバスと話していた。
「ボク、年はいくつ?」
「えっと…今年で10歳になりました」
「へぇ…♪」
サキュバスの瞳が輝く。
警戒されないようにしながらも、興奮を抑えきれない。
「ボク…って、いつまでもそれじゃ他人行儀ね。お隣さんなんだから…お名前は?」
「ルノって言います」
「そう…ルノ君。私はレミ。改めてよろしくね」
「よ、よろしくお願いします…レミお姉ちゃん…」
(お姉ちゃんッ…♪)
そのフレーズにレミの胸がときめく。
「ね、ねぇ、お菓子もあるんだけど、食べる?」
「え…いいんですか?」
「うんうん、遠慮しないでいいから!」
そう言ってレミはリビングの奥に消え…
「―ッハァァァァァ…♪」
興奮のあまり、ズボンを脱いで、そこに置いてあるバイブで一心不乱に自らを慰めた。
ルノに声が聞こえないようにしながらの自慰は普段とは桁違いの快楽を産み出した。
「イ…………ッッッ…ックゥゥゥゥッ…♪」
足をガクガクさせながらレミは絶頂した。
そのままへたり込み、荒い息をつく。
「…ハッ、いけないいけない…」
しかしすぐにルノを待たせていることを思い出し、慌てて股間の愛液を拭き取る。
そしてズボンを履き直し、お盆にお菓子を乗せてリビングへと戻っていった。
「ごめーん、待たせちゃった?」
「う、ううん…大丈夫…」
すると、ルノがレミの顔を見て首をかしげた。
「レミお姉ちゃん…どうしたんですか? 顔が赤いですよ?」
「え? …………あっ」
レミは先程の自慰のせいで頬が紅潮していた事を失念していた。
「熱でもあるんじゃ…」
「う。ううん! 大丈夫、大丈夫だから! ほら、遠慮無く食べて!」
慌てて取り繕う。
それから少しの間は、普通にお菓子を食べながら話をしていた。
しかしレミは、目の前のルノの事で頭が一杯で、興奮冷めやらぬ状態だった。
(いつもこの子の親が帰ってくるのは夕方よね…いっそ…誘惑しちゃおうかしら…)
ルノが反魔物領出身ということで、理性で抑え込んでいた考えがまた芽生えだした。
「最近、パパもママも何処行ってるのか分からなくて…………お姉ちゃん?」
(やっちゃう…? やっちゃうか、レミ…!?)
「お姉ちゃんってば!」
ルノの声で、レミはハッと我に返った。
「へっ!? …あ…な、なに?」
「…やっぱり体の調子が悪いんじゃ…………さっきからぼうっとしてますし…」
「身体の調子は大丈夫よ! うん、健康そのもの!」
すると、レミは口元に笑みを浮かべた。
「…………でも、ちょっと暑いわね…そのせいかも」
「暑い…ですか?」
確かにポカポカとした陽気だが、露出度の多いレミの格好で暑がるほどではない。
「…うん…やっぱり暑いわ…………♪」
レミはキャミソールに手をかけ、そのままスルリと脱ぎ捨てた。
「え…………」
突然目の前にさらけ出された豊満な乳房に、ルノの身体は硬直する。
「あ、あああ、あの、その、レミお姉ちゃん…」
「なぁに?」
レミはルノの側に悪戯っぽく歩み寄り、後ろから、彼の顔の真横にバストを持ってくる。
「あ、あうう…その…えっと…っ////」
恥ずかしさのあまりルノの顔は真っ赤になり、視線をキョロキョロさせている。
「ふふ…♪」
レミはルノの耳元に口を寄せて呟いた。
「触ってもいいよ」
「…………!?」
驚きのあまりルノはレミの方を向き、バストが目に入って慌てて俯く。
「ほら…ね?」
「…………」
膝に置かれたルノの手が、躊躇いがちになりながらもゆっくりと上がっていく。
「…………ッ」
途中で止まったり、下がったりしながらも、手はゆっくりとレミの乳房に向かっていた。
<プニッ>
柔らかい感触を感じた途端、ルノの手は反射的に引っ込んだ。
「ぁ…………ッ////」
しかし、またゆっくりと―今度は止まることなく―上がり始めた。
<プニッ>
「…どう?」
レミに問いかけられたルノはゆっくり顔を上げ、バストを横目にしながら顔を覗き込んだ。
「や…わらかい…です…////」
「うふふ…良かった♪ …こっち向いて、ルノ君」
ルノが黙って身体をレミの方へ向けると、目の前にバストを突き出す。
「好きなだけ触っていいよ?」
「う…うぅ…っ…………////」
躊躇いながらも、ルノの両手はレミの胸をムニムニと揉み始めた。
この時、レミの股間は自慰直後と同じぐらい湿っているが、ルノには気付かれていない。
「どう?」
「凄く…気持ち…いい…………です…////」
「…うん、私も…♪」
少しの間続ける内に、ルノの息も少し荒くなってきた。
「ねぇ、ルノ君」
「は…はい」
「…付いてきて」
ルノは胸揉みを中断し、上半身裸のままのレミの後を付いていった。
レミが向かったのは二階の寝室だった。
「そこに仰向けで寝転がって」
「は、はい…」
ルノはレミのベッドに寝転がった。
いつもレミの寝ているベッドから、甘い香りがルノの鼻をくすぐる。
「じっとしててね…♪」
「はいっ…」
レミは片手で、ルノの両目を塞いだ。
「え…?」
そしてもう片方の手で、ルノの服をずり上げ、ズボンとパンツごとずり下ろした。
そこにはまだ皮を被ったままながら、興奮で勃起したペニスが存在を主張していた。
「ッ!?」
「ほら…もうしばらく、じっとしててね…♪」
そう言うとレミは、ルノのペニスをゆっくりと握りしめた。
「レ、レミお姉ちゃんッ!?」
「大丈夫…心配しないで大丈夫だよ…♪」
そのままゆっくりと上下に扱き始める。
「あっ…あぁぁっ…!? そ、そんなとこ、きたな…」
「大丈夫、汚くなんかないよ♪」
「んあぁぁぁっ…」
先程の反応を見るに、ルノはかなり初心。
そしてレミの魔物としての勘は、彼が未精通であることも嗅ぎつけていた。
「あっ…お姉ちゃ、あぁぁっ…!」
「うふふ…♪」
隣の綺麗なお姉さんの家で、胸を露出され、その感触を楽しんだ直後。
彼女のベッドの上で裸にされ、目を塞がれて、最も敏感なところを扱かれている。
皮も剥けていない初心なルノに、この刺激はあまりにも強烈すぎた。
「あぁぁっ、やっ…なん、でっ…腰…浮いちゃ…っ」
「気持ちいいからよ…ほら、涎まで♪」
無意識にルノの腰はガクガクと浮き、より強い快楽を求めていた。
口の端からは快楽のあまり、本人も気付かない内に涎が垂れている。
「はぁっ…はっ、お姉ちゃ…僕…ム、ムズムズしてきたよぉ…」
「うん…大丈夫、そのまま動かないで…♪」
ルノの肉棒の脈動で、レミは彼の精通が近いことを推し量る。
「ふあぁぁぁっ…お、お姉ちゃん…僕、変になっちゃう…変になっちゃうよぉ…♪」
「大丈夫…大丈夫だよ…♪ お姉ちゃんに…全部任せて…♪」
レミの手の動きが突然速くなった。
「おっ、お姉ちゃんッ…!? あっ、あぁぁぁっ…! ダメ、おかしくなるぅぅっ!」
「いいよ…大丈夫…ほら…ほら…♪」
ルノの肉棒は一気に限界へと引き上げられていった…
「お姉ちゃ…ぁぁぁああっ♪」
<どぷっ、びゅるるるっ…>
ルノの肉棒はビクビクとした脈動と共に、白濁した精液を噴き出した。
「わぁ…♪」
レミはキラキラとした瞳で、ルノの鳩尾まで飛んだ精液を見つめている。
「お…お姉ちゃ…ん、何これぇ…………お、おしっこ…?」
「ううん…これは精液。私達魔物のご飯…命の素よ♪」
「せー…えき…? …………学校で…習ったことあるかも…」
「今みたいに…おちんちんを気持ちよくしてあげたら出るのよ…精液は♪」
そう言ってレミはルノの身体についた精液を一滴残らず舐め取る。
「ひぅ、くすぐったいよぉ…っ////」
「今みたいに手でするのなら一人でも出来るけど…それだけじゃなくて…」
言いながらルノの両目を塞いでいた手をどける。
「お口でしたりとか…♪」
言いながら口内に溜めた精液を見せつける。
「これが…精液…?」
「うん…」
そしてそれを目の前でゴクリと呑み込んだ。
「美味しい♪」
「飲んじゃった…」
呆気にとられるルノを尻目に、レミは話を続ける。
「気持ちよくする方法…他にもあるのよ。このおっぱいで挟んだりとか♪」
「それ…で…?」
未だにトップレスのままのレミが、腰を曲げ、上目遣いで乳房を抱くようにして締める。
その妖艶な光景に、ルノの顔は再び真っ赤になる。
「一番イイのは…コ・コ♪」
レミはホットパンツを脱ぎ捨て、ルノの頭上に跨って下着をずらした。
「…ッ!?」
「ここが女の子の大事なトコ…おまんこだよ…♪」
そこには綺麗な桜色をして、愛液で糸を引いている秘所があった。
あまりにも淫靡なその光景に、ルノは目を奪われてしまう。
「こ…これ…が…」
ルノは心臓をバクバクと脈打たせ、肉棒の固さをみるみるうちに取り戻していく。
(あぁ…ルノ君にじっくり見られてる…♪ ゾクゾクするぅ…♪)
レミは今にも、ルノの肉棒にその湿りきった秘所を貫かせようとしていた。
…が、思いとどまった。
(待って…………これで…こうした方が…イイかも…♪)
「お姉ちゃん…ッ!」
上せきったように顔を赤らめているルノが、たまらず声を出す。
「…………ねぇ、ルノ君」
「へ?」
レミは突然ベッドから降りて、ベランダに続く窓のカーテンを開けた。
外はオレンジ色に染まっている。
「…もうこんな時間よ? お父さんやお母さんも心配してるんじゃない?」
「え、でも…その…………は、はい、分かりました…」
その時、ルノは窓の外にはっきりと見た。
レミの家のベランダの窓から、自分の部屋のベランダを。
「あ…」
実は、ルノは引っ越したその日に、自室の窓からレミの姿を少しだけ見ていた。
お互いのベランダ同士の距離は、それほど離れていない。
自分の部屋のこんな近くに、このお姉さんの部屋がある。
それはルノにとって、何よりも衝撃的な事実だった。
「気を付けてねー♪」
「は…はい、さようなら…レミお姉ちゃん!」
結局そのまま、二人は解散した。
普通のサキュバスと少年なら、今頃は激しい一戦を繰り広げている事だろう。
だがレミには、ある思惑があった。
家が隣同士で、部屋がすぐ近くにあるからこそ思い至った、ある可能性に賭けたのだ。
「ふふ…うふふ…うふふふふ…ぅぅぅぅっ♪」
リビングで激しく自慰をしながら、レミは期待の笑みを浮かべていた。
・
・
・
その夜、ルノは真夜中にも関わらず眠っていなかった。
正確に言えば、眠れていなかった。あれほどの体験をすれば無理もない。
そして彼は、脳内に渦巻いていた『あること』を、実行に移す決意を固めた。
(誰も…起きてないよね…?)
両親の寝室のドアに耳を当てるが、物音は聞こえてこなかった。
実際は両親共に、夜のセックスデートに出掛けていたのだが。
「…………よし…ッ!」
ルノは意を決し、窓を開けてベランダへと出た。
涼しい夜風が、微かに残った眠気を吹き飛ばす。
ベランダの柵の数十cm先には、レミの家のベランダがある。
落ちれば危ないが、ルノに越えられない距離ではなかった。
「んしょ…っと!」
ルノは柵に跨って手を伸ばし、レミの家のベランダの柵を掴み、そのまま飛び移った。
「…………来ちゃった…」
後戻りし辛い状況になって、流石にルノにも迷いが生じた。
そっと窓に耳を当てるが、物音はしない。
「ここまで来たんだ…ここまで…!」
そう言って窓を開けようとして、ルノはハッと気付いた。
(鍵が掛かってたら…………諦めるしかないかな…)
自分の迂闊さを恨み、半ば諦めつつ窓に手をかけた。
すると、窓はスルスルと開いていく。
鍵は掛かっていなかったのだ。
「…………これなら…!」
ルノはそのままソロソロと窓を開け、レミの部屋の中へと侵入した。
暗がりでも、夕方に入ったばっかりの部屋の位置は分かる。
少しだけ目が慣れると、確かにそこにベッドがあるのを確認できた。
そしてその上で、レミが寝息を立てていることも。
「お姉ちゃん…………!」
レミは布団を被らず、下着同然の姿で眠っていた。
その姿を見て興奮したルノは、気付かれないようにズボンを下ろす。
(ああ…こんなコトしてるのバレたら…きっと嫌われちゃう…怒られちゃうよ…)
自分でも抑えきれない謎の衝動に駆られたルノ。
彼の目的は、レミの睡眠中に『気持ちいいこと』をすること。
即ち夜這いだった。
下着を脱ぐと、屹立した肉棒が跳ねる。
ルノは慎重に、レミが起きていないかどうかを確かめている。
もし起きていたとしたら、既に手遅れなのだが。
「うん…………大丈夫…だよね?」
そう言って恐る恐る、ルノは自身の肉棒を軽く握ったままレミへと近づいていく。
彼の心臓は既に破裂しそうなほどにドキドキしている。
(うう…レミお姉ちゃん…)
そしてその肉棒を、まずはレミの半開きになった手にあてがう。
「ひん…ッ♪」
眠ったまま反射的にレミの手はそれを握り、ルノの身体に電流が走る。
このまま軽く前後に腰を振るだけでも絶頂してしまいそうだ。
「あぁっ…♪」
しかしこのまま射精してはベッドを汚してしまう。
ルノは必死で快楽を我慢し、腰砕けになりかけながらもレミの手から肉棒を離す。
「はぁ…はぁ…っ」
荒い息を何とか整え、ゆっくりとベッドの上に乗る。
レミは脳天気そうに、口を開けたまま寝ている。
「くこー すぴー …」
「…………ッ」
―お口でしたりとか…♪
ルノはその屹立した肉棒を握り、恐る恐るレミの顔へと近づけていく。
(起きないで…起きないで…っ、今起きたら…僕…ぼく…)
猛烈な背徳感と快楽への期待が、肉棒の固さをより一層強めていた。
贔屓目に見ても大きいとは言い難いルノの肉棒は、唇に触れることもなく口内へ入った。
生暖かい息がルノの亀頭に浴びせられる。
「はぁぁぁ…っ♪」
ルノはシックスナインの向きで四つん這いになり、熱い息遣いを感じていた。
口でするのは受動的であって、この状況では出来ないようだから…これで充分。
ルノがそう思い、肉棒を上げようとした瞬間だった。
レミの口が突然閉じ、ルノの肉棒は口内に銜えられてしまったのだ。
「ぁあっ♪」
思わず喘ぎ声が漏れる。
慌てて自分の口を塞ぎ、レミの顔を振り返った。
「ちゅむ…んんぅ…Zzz…」
レミは肉棒を銜えながらも寝息を立てている。
起きてはいないようだ、これで安心…とはなるはずもなかった。
「…ッ♪ ッッッ♪ 〜〜〜〜ッ♪」
眠っているとはいえ、サキュバスのフェラなのだ。
ずっと我慢しているルノの肉棒が、かつてないほどの快感を得ているのは疑いようもない。
しかも、声を抑えるのと腰砕けを防ぐのに必死で、快楽の我慢まで気が回りきっていない。
(ダメ…お口の中に出しちゃダメ…ダメなの…まだ出しちゃダメなのっ…!)
必死で我慢しようとするが、レミの口撃で見る見るうちに限界が近づく。
(出したらバレちゃう…バレたら怒られて…嫌われちゃうよぉ…っ!)
涙目になりながら我慢し、抜こうとするも、レミの吸い付きがそれを許してくれない。
そしてルノの肉棒は、臨界点を突破した。
「ん…んぅぅぅぅぅぅぅぅっ…♪」
<どびゅるっ、びゅくくっ、びちゅっ…>
絶望の混じった喘ぎ声をあげながら、ルノはレミの口内に大量の精液を放った。
「う…うぅぅ…」
快楽に負け、ルノは喜びとも悲しみとも取れない涙を零す。
「レミ…お姉ちゃん…」
ルノは恐る恐るレミの方を振り返る。
「んぐっ…んふぅ…Zzz…」
「…………起きて…ない…?」
ゆっくりと肉棒を引き抜いて確かめるも、レミは精液を飲んでも変わらず眠っている。
「良かっ…たぁ…」
ホッと胸をなで下ろし、ルノはベッドから降りる。
普通なら、ここまで出来たなら満足して帰るだろう。
例え満足しきっていなくとも、危ない橋を渡りたくないと言って帰ってもおかしくない。
しかしルノは、レミの下半身に迫っていた。
(あれ…? ボク、何やってるの…!? もう出したのに…これ以上は危ないのに…)
心ではもう終了するつもりでいたが、身体がその意思に反して動いているのだ。
(あぁ…でも…ここまでやって起きないんだったら…このまましても…)
期待と不安、罪悪感と快楽への欲求がせめぎ合い、ルノの動きが止まる。
(どうしよう…どうしよう…どうしよう…ッ!)
そのまま硬直し、足がガクガクと震えだした…
「うぅん…ルノ…くぅん…♪」
ハッとしてレミの顔を見ると、幸せそうな寝顔で寝言を言っている。
しかも、自分の名前を呼びながら。
そこで、ルノの理性は決壊した。
「お姉ちゃんッ…!」
ベッドの上に再び乗り上げ、レミの股間部に手を伸ばした。
都合の良いことに足は程良く開いており、下着をじっくり眺められる。
「…………ッ」
下着は湿っていた。
夕方、トロトロに湿りきったレミの秘所を見ていた為、原因がそれだとはすぐに分かる。
―ここが女の子の大事なトコ…♪
ルノは意を決して、レミの下着にゆっくりと手をかけた。
生唾を呑み込み、そーっと横にずらしていく。
気付かれないように、そろりそろりと…
そしてルノは、夕方と変わらず綺麗なピンク色をしている秘所と至近距離で対面した。
「わぁ…////」
秘所の湿り気は夕方よりも上がっており、愛液が糸を引いてテラテラと光っている。
あまりにも淫靡で、神秘的ですらある光景に、ルノの肉棒は元以上の固さになる。
その上、またしても都合の良いことに、レミの付けている下着は変わっていた。
右側にホックが付いており、これを外せば片足から脱がす事が出来るのだ。
それに気付いたルノに、もう躊躇いの意思は殆ど無かった。
あくまで慎重に、気付かれないように、ルノはレミの下着を脱がせる。
「ここが…レミお姉ちゃんの…………////」
ルノは思わず正座しながら、じっと眺めている。
その股からは、ガチガチに勃起しながらも可愛らしいサイズの肉棒が存在を主張している。
「…………」
―入れたい。
『一番気持ちいい』と聞かされたトコロに入れたい。
こんなに綺麗に光っているトコロに入れたい。
大好きなお姉さんのナカに入れたい。
入れたら絶対にバレてしまう事は重々承知している。
一方で、快楽への期待に抗いきれない自分もいた。
「お…お姉ちゃん…………ッ、ごめんなさい…!」
結局、ルノは快楽に従う決心をした。
レミの上に馬乗りになり、亀頭を秘所の入り口に少しずつ近付けていく。
「あ…ぁぁぁ…レミお姉ちゃん…お姉ちゃん…お姉ちゃん…っ♪」
うわごとのように呟きながら、亀頭を秘所にあてがった…
その瞬間だった。
突然レミの両脚がルノの下半身を締め上げた。
ルノの肉棒は一気にレミの膣中へと呑み込まれてしまう…
「…っぁぁぁあぁあぁぁぁあぁあぁぁあぁぁぁ!?」
突然の出来事に、ルノは思考が一気に吹き飛んで絶叫した。
「…………レミお姉ちゃん…ッ!?」
「うふ…ふふふ…うふふふふ…♪」
見ると、レミは目を覚まし、淫靡な笑みを見せている。
つい先程起きたばかりの眼ではない。
そこで、ルノはようやく気が付いた。
レミは最初から起きていたのだと。
思えば、この夜這いは都合の良いことが起こりすぎている。
毛布もかぶらず、下着だけの姿、それも脱がせ易い下着で眠っていること。
手、口、脚など、全てがルノの欲求を満たすのに非常に都合の良い体勢であること。
何より、口に入った肉棒を狙いすましたように銜え、射精されても起きなかったこと。
全て、レミは本当は最初から起きており、恐らくルノの夜這いも見越していたから…
そんな思考がルノの頭を駆け巡る。
しかしそれも、ほんの一瞬のことだった。
次の瞬間から、ルノは止め処ない快楽に頭を完全に支配されてしまったのだ。
「あっ、あぁっ、あひっ、んぅぅっ…あぁぁぁぁぁ♪」
先程の口淫の際に皮を剥かれた敏感な亀頭に、サキュバスの膣壁が容赦なく襲いかかる。
鈴口が、カリが、裏筋が、肉棒の根元が、ことごとく包み込まれていく。
「とけちゃっ…とろけちゃう…おちんちんとろけちゃうよぉぉぉっ…♪」
果てしない快楽を享受していたのは、レミも同じだった。
何しろ破瓜の衝撃が、ほぼそのまま快楽として流れ込んできたのだ。
今までのどんな自慰よりも素晴らしい、本物の肉棒に膣を貫かれる感覚。
ずっとこの感覚を待ち望んでいたレミにとって、これほどの快感はない。
「すっごいぃ…♪ ルノ君のおちんちん、私のナカにぴったり…ッ♪」
思わず腰を跳ね上げ、脚を更にキツく絡めてくる…
「お姉ちゃ…奥までっ…………奥まで呑み込まれてるよぉぉぉっ…♪」
「んぅっ…また大きくなったぁ…♪」
快楽のあまり、ルノの腰が痙攣する。
それにより凄まじい勢いで小刻みにピストンされ、二人の快楽は更に高まっていく…
「ルノ君…♪ おっぱい…触ってもいいよ…♪」
「はい…ッ」
躊躇いを捨て去ったルノは、夢中でレミの胸を揉みしだいた。
ルノのバストは手の中でゴム鞠の様に形を変え、ルノの手にその柔らかな弾力が伝わる。
「レミお姉ちゃぁん…」
ルノは上目遣いで、切なそうな甘ったるい声を出した。
「うんっ…♪ もう…全部好きにして…ッ♪」
レミも腰を激しく振り、ルノの身体を抱き寄せた。
「お姉ちゃぁんっ…!」
「ルノ…くぅん…♪」
ルノはレミの乳房にむしゃぶりついた。
乳頭を舌で舐め回し、涎を垂らしながらちゅうちゅうと吸い始める。
「あんっ…すご…いよぉ…♪」
「はむっ、ちゅっ、んぅっ…ちゅぅっ…♪」
既に結合部からは愛液が滴り落ち、ルノの肉棒も限界が近かった。
「んぅっ…お姉ちゃん…ボク…もう…もうイッちゃいそう…!」
「いいよ…全部受け止めてあげるからッ…♪」
レミは腰を連続で跳ね上げ、ルノの下半身は浮き上がりと深い沈みを繰り返す。
「あぁぁっ、深い…深いよ…お姉ちゃぁぁんっ…」
「奥まで…もっと奥まで…♪」
ルノはあまりの快感に、レミの胸に顔をうずめたまま夢中で腰を振り続ける。
「出る…もう出ちゃうぅっ…」
「んっ♪ 出るの…?」
「はい…出ます…出ちゃいます…っ♪」
既にルノの肉棒は脈動し始め、射精が秒読み状態な事を報せている、
「んっ…♪ ルノ君は…ッ、お姉ちゃんの事、好き…?」
「うん…♪」
ルノが答えた途端、レミは全力で腰を跳ね上げた。
「私も大好きだよぉぉぉっ♪」
「ボクも…ボクも…」
その瞬間、跳ね上げられて落ちてきたルノの肉棒が、レミを奥の奥まで貫いた。
「だいすきでしゅぅぅぅぅぅぅぅっ♪」
<ごびゅるるるるっ、どびゅるるるっ、ごぶっ、びちゅぅっ!>
ついに限界に達したルノは、肉棒から大量の精液を噴き出した。
濃厚で新鮮な精液が、レミの膣内を満たしていく。
「あぁっ、あぁぁぁぁぁんっ♪」
「来るっ、入ってくるぅぅぅ…ッッ♪」
二人とも抱き合ったまま痙攣、硬直し、ルノの射精が終わると共に力無く倒れ伏した…
数分して落ち着くと、レミがルノを優しく抱きしめた。
「はぁ…はぁ…♪」
「うふふ…これでルノ君との既成事実も出来たし…凄く興奮出来たし…♪」
「え…?」
「…実はね…帰り際に、ちょっとだけ催眠術をかけてみたの…♪」
レミは、夕方にルノが帰宅する際にちょっとした魔法をかけていた。
効果は『夜になると性欲の制御が効き辛くなる』というモノだ。
「だからボクは…お姉ちゃんを…」
「うん♪ …………怒った?」
「…うぅん、怒ってないよ…ボクも…レミお姉ちゃんが大好きだから…♪」
「ありがと、ルノ君…♪」
・
・
・
「…というわけで、これからも毎日、息子さんのムスコさんのお世話は致しますので♪」
ルノの両親も、レミがルノの世話をする事を歓迎してくれた。
「これからは毎日一緒だよ…ルノ君♪」
「はい…よろしくお願いします、レミお姉ちゃん♪」
それから毎晩、レミの家では少年とサキュバスの嬌声が響き渡ったという…
11/10/10 00:26更新 / 第四アルカ騎士団