壷中天より堕とされて
(うぅ…誰か来ないかな…)
外は嵐の夜。
つぼまじんは、雨風をしのぐ場所を探してこの廃屋に辿り着いた。
窓から忍び込み、その石造りの部屋の隅で壷の中に隠れる。
あわよくば夫を見つけようと、彼女は壷の中で待ち続けた。
壷中天。
つぼまじん達が隠れる壷の中は、そう呼ばれている。
彼女たちの腰の壷のサイズからは考えられない広さ。
ちょうど、彼女が壷に入って隠れているこの廃屋の一部屋と同じぐらいの広さはある。
壷を覗き込めば、男は瞬く間に壷の中へ吸い込まれる。
そしてその吸引魔法に抗う術はない。
中に入れば、男は誘惑魔法がかけられ、彼女達に精を提供する。
この誘惑魔法もまた、抗う術はない。
非力な彼女達に合わせ、誘惑魔法も男の欲望を乱暴にぶつけさせないように調節している。
即ち、この中で隠れているだけで、夫が自分から来てくれるという算段だ。
ただそうは言っても、気弱な彼女達は来てくれた夫に怯えはする。
吸引魔法も誘惑魔法も、彼女ら自身の意思で発動しているわけではないからだ。
たとえ誘惑魔法により、そんなに乱暴に扱われはしないとしても。
・
・
・
夜が明けた。
すっかり天候はよくなり、部屋の窓から朝日が差し込んでいた。
少女が耳を澄ませば、壷の外から小鳥のさえずりも聞こえてくる。
小鳥が何処かへ飛び去ると、代わりに足音が響いてきた。
一人ではない。
少なくとも五人…いやそれ以上はいる。
(お、多い…!? い、一気に来られたらどうしよう…)
つぼまじんが顔を青ざめさせていると、声が聞こえてきた。
声変わりしているかしていないかという、少年の声だ。
「あれ、ここにこんな壷あったっけ?」
「なかったはずだよ」
「じゃぁこれは一体いつ…どこから?」
「何か入ってるかもしれないね。…僕見てみる」
声の感じから、13歳以下…平均して10歳前後だろうか。
少年の一人が壷に近づこうとした。
(来る…!?)
「待って」
その時、別の少年が彼を引きとめた。
「どうして?」
「…………」
少年は無言で、他の少年たちを部屋の外へと連れ出した。
(な、何…? 何なの、一体…?)
部屋の外に出られると、彼女に話し声は聞こえない。
「突然壷が現れる…って、やっぱり変でしょ?」
「うん」
「でさ、あの壷…ずっと前、図書館で見たことがあるんだ」
「図書館? お前そんなとこにいつ…」
「ずっと前さ。まだお父さんもお母さんも生きてた頃」
「…それよりさ、あの壷…何なの?」
「たぶん、つぼまじんじゃないかな」
「つぼまじん? …って、魔物の?」
「うん。覗き込んだら壷の中に吸い込まれちゃうらしいよ」
「ホントかよ…!?」
「じゃ、じゃぁどうすればいいのさ?」
「…簡単さ」
暫くして、少年たちはまた部屋に入ってきた。
「聞こえてるか、つぼまじん」
(えっ!? バ、バレてる…!?)
「僕たちは親を亡くした子供で結成した盗賊団。ここはそのアジトだ」
(と…盗賊団!? アジトって…!?)
「勝手に僕たちのアジトに侵入したからには、ただじゃおかないよ」
「…………!」
その瞬間、少女の上から大きな石が降ってきた。
最初に紹介した壷中天に、追記しておくべきことがある。
それは壷中天の弱点だ。
壷の中にものを投げ入れられると、つぼまじんは怖がって逃げ出してしまう。
逃げるだけならまだいい。
重いものを投げ入れられると、つぼまじんは壷の中から飛び出してきてしまう。
つまりそれは、彼女らの安全を保障する壷中天から追放されることに他ならない。
そして外の世界には、つぼまじんを乱暴に扱わないようにさせる魔法などかかっていない…
「ひゃぁっ!」
大きな石を投げ込まれたつぼまじんは、壷の中から飛び出してきてしまった。
「うっ、うぅ…」
辺りを見回すと、そこには10人ほどの少年たちが、部屋の隅にいる彼女を取り囲んでいた。
顔こそ中性的だが、その手には、棍棒やナイフが握られていた…
「…っひぃ!?」
「ふふふ…♪」
自分の置かれた状況を理解したつぼまじんは、慌てて壷に戻ろうとした。
…が、その壷は少年たちにより蓋をされ、戻ることが出来なかった。
壷のないつぼまじんは非力だ。並の人間よりも力は弱い。
「さて、どうしてあげようかな…?」
「ボコボコにする?」
「ズタズタにしちゃう?」
「ボコボコにしてからズタズタにしちゃおうか?」
「さぁ、どれにしようかな…?」
少年たちは残酷で、加虐的だった。
今まで、生きるために強盗を繰り返し、その過程で人を傷つけもした。
そんな彼らにとって、これらの提案は決して演技ではない。
「ゆっ…許して…許してくださいっ!」
「僕たちのアジトに勝手に忍び込んでおいて、許してください? …駄目だよ」
リーダー格と思われる茶色いショートの少年は、嗜虐的な眼差しで彼女を見ていた。
そして、手に持ったナイフを彼女に向けながら迫ってくる。
「い、いやぁっ…! 来ないで…やめてぇ…!」
すっかり怯えきったつぼまじんは、涙を流しながら必死に懇願している。
「…………」
少年はその嗜虐心に満ちた表情を一切崩さず、そのまま無言で近づいてくる。
「いや…た、助けて…! …………何でも…しますから…」
「何だって?」
「な…何でもしますから…許してくださいっ…!」
つぼまじんがそう懇願した瞬間、少年の口元に嗜虐的な笑みが浮かべられた。
その言葉は、こんな状況で言うにはあまりに危険すぎた。
だが、そう言わなければ彼女は確実に棍棒かナイフの餌食になっていただろう。
つまり、壷から追い出された時点で彼女の運命は決まっていたのだ。
もちろんそれは、少年たちも承知の上。この言葉を言わせるのが目的だった。
「そう…じゃ、ボコボコとズタズタは無しにしてあげよう」
「は…………はい…」
「その代わり…」
次の瞬間、少年は少女の上顎を乱暴に掴み、後ろの壁に押し付けた。
「許すにはそれ相応の代償を払ってもらうからね…」
「…〜〜〜〜ッ!」
その瞬間、彼女の恐怖は頂点に達した。
彼女は恐怖のあまり、その場で失禁してしまったのだ。
「わっ…………許してあげようって時に僕たちのアジトでお漏らしなんて、いい度胸だね?」
「…………! …………!」
上顎を掴まれ口を塞がれた少女は、必死で首を横に振る。
「まぁいいや…こっちの罪は後で付け足そう…」
少年は恐怖で腰の抜けた少女の腕を掴み、部屋の中央へ引きずった。
「あ…あぁぁ…」
少年たちに取り囲まれた少女は、声にならない悲鳴をあげることしか出来なかった。
「じゃ、たっぷり償ってもらうからね」
少年がそう言うと、他の少年がおもむろに少女の首を後ろから掴んで頭を床に押し付けた。
その他の少年は少女の服を剥ぎ取っていく。
「〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!?」
「じゃ、僕はもちろん前だよ」
「それじゃ僕は後ろにしよう…」
「口は僕がもらうぞ?」
「仕方ないなぁ、手で我慢するよ」
「んぅぅぅぅっ!?」
裸にされた少女の幼い膣を、肛門を、口を。
少年たちの、外見の割に大きな肉棒たちが貫いていく。
少女の両手はそれぞれ別の肉棒を握らされ、少女は本能的にそれに奉仕する。
「歯は立てるなよ? 立てたら分かってんだろうな?」
「ふぁい…」
「ふふっ…やっぱり処女か。…いいよ、これっ…」
「こっちもだよ。やっぱり魔物はすごいなぁ…」
少年たちは少女の体が壊れそうなぐらい、激しく腰を振る。
実際、壊れるかもしれないから手加減しようなどという考えは少年たちにはなかった。
「んっ…んふぅぅぅぅっ…」
少女の瞳は既に焦点を失い、半分白目を剥いていた。
「っ…そろそろ出すよ…!」
「僕もだっ…おい、一滴もこぼすなよ?」
「んふぅぅ…」
「出るっ…! うぅぅっ…!」
「んぶぅぅぅぅぅっ…!」
その瞬間、彼女の三穴に猛烈な量の精液が流れ込んできた。
握っていた肉棒も爆ぜ、彼女の浅黒い肢体を白く汚す。
「がっ…けほっ…」
「咳き込んで吐き出すんじゃねぇぞ?」
「…こんなナリでも、身体はこの為に作られてるらしいね」
「けほっ…はぁ…はぁ…」
すると、満身創痍の少女の周囲に、先ほどまで傍観していた別の五人が集まってきた。
「ひっ…!?」
「今度は僕が前だ」
「じゃ、後ろで」
「口は僕だな」
「ちぇっ、手か…」
つぼまじんは涙を流して懇願した。
「も、もう許して…やめてください…お願いします、もう私…壊れちゃ…」
「…君、自分の立場を分かって言ってる?」
リーダー格の少年が少女の下顎を掴む。
「君がボコボコのズタズタにされたくないって言うからこうしてるんだよ?」
「う、うぅ…」
「許してあげてるのに更に許してほしい? 馬鹿な事を言っちゃだめだよ」
「んうぅ…」
「しかも許してあげるって時に僕たちのアジトでお漏らしした罪は残ってるんだ」
「ご…ごめんなさ…」
「どうせならこの後で…ボコボコのズタズタにしてもいいんだよ?」
「…ッ! ご、ごめんなさい…ごめんなさい…! も、もう言いませんから…」
「よろしい♪」
リーダー格の少年が退いた後、乱暴にかきまわされたばかりの少女の穴は再び貫かれた。
「んぶぅ…!」
少年たちの動きは先ほどよりも激しい。
もはや、少女を壊そうとしているとしか思えないぐらいの激しさだ。
「んぐっ! ぐぶぅっ! ひ、ひんじゃ…んぶぅぅぅっ!」
少女は喘ぎ声というよりは悲鳴や嗚咽に聞こえる叫び声を上げながら、為す術なく犯されていた。
第二波の少年たちがとどめとばかりに精を放った瞬間、少女は力なくその場に倒れ伏した。
彼女の脚は歩行どころか体重を支えるという役目すら忘れ、ただ痙攣するのみ。
締める力を失った彼女の膣と肛門からは、精液がトロトロと流れ出している。
「あーあ、こんなにこぼしちゃって…フタをしないとね」
そういうとリーダー格の少年は、部屋の扉を開けた。
「みんな、来るんだ! …面白いモノがあるよ」
(…みん…な…?)
しばらくして、部屋の中に15人の少年たちが入ってきた。
この廃屋に住んでいた少年盗賊団のメンバーは、10人ではなく25人だったのだ。
「おっ、なんだなんだ?」
「この子、好きにしていいってこと?」
「へへっ、たまんねぇな…」
「や…いやぁ…」
「嫌? …じゃぁどうして君の敏感な所はどこも、こんなにヒクヒクしてるんだい?」
彼女の膣と肛門は、更に精を求めるかのようにヒクヒクと動いていた。
そして彼女の小さな乳首も、ギンギンに勃起している。
「僕たちみたいな子に好き勝手されて感じまくってるなんて、とんだ変態娘だね♪」
リーダー格の少年が言うと、周囲の少年たちは少女を嘲笑し、罵倒してきた。
「ホントだ、変態だっ♪」
「変態娘ー♪ アハハハッ♪」
少女はただ涙を流しながら震えるだけで、何も言えなかった。
「15人なら、三穴を五つのローテーションで回れるね…さ、早い者勝ちだよ!」
少年が言った途端、15人の少年たちは一斉に群がってきた。
「僕たちもまだ三回ずつはいけるかな…♪」
「やっ…いやぁぁぁぁぁぁぁっ!」
それが、彼女の最後の抵抗だった。
・
・
・
二時間後、少年たちは全員ありったけの性欲を発散し、部屋を後にした。
残された少女は、完全に意識を失っていた。
なにしろ100回分の精液を乱暴に放たれたのだ。途中で既に失神していただろう。
顔は口内射精と顔射の連続で、何処が口だか分からない有様。
身体は浅黒い肌よりも真っ白に汚された部分の方が圧倒的に多い。
下腹部は妊娠でもしたかのように膨らみ、膣と肛門からは精液がドクドクと溢れ出す。
つい数時間前まで壷の中で不自由なく元気な姿を見せていた少女と、同一人物とは思えない。
「……………………」
魔物の丈夫な身体は壊れこそしなかったが、精神は完全に崩壊している。
もはや自分が誰であったかなど忘れてしまっているだろう。
ただ、その顔は笑顔だった。
魔物としての本分である精の摂取という一点において、彼女は幸福の絶頂である。
もし彼女がサキュバスだったなら、失神したとしても何の不幸でもなかっただろう。
ただ彼女は怖がりで、人見知りで、身体と精神がサキュバスほど丈夫でなかっただけだ。
夕方になると、サキュバスの秘薬を盗んできた少年たちが帰ってきた。
そして25人全員がインキュバス化した。
もちろん、その強烈すぎる性欲の発散相手は…
・
・
・
「んっ、んほぉぉぉっ♪」
「はぁっ、はぁっ!」
「うっ、出る…!」
「んぶぅぅっ♪」
「次は僕だっ!」
「あひィぃぃぃぃっ♪」
彼女は完全に人格が崩壊し、ただ少年たちの快楽を享受する性奴隷へと成り下がった。
首には[盗賊団専用性処理奴隷]の看板をぶら下げた首輪をはめられている。
看板の裏には[一人一日十回まで]と書かれているが、そんな制限を聞く者は殆どいない。
一日中、誰かから何処かに大量の精液がぶちまけられる。
夜ごろ、彼女はいつも失神している。それまでに400回以上も犯されているのだから。
僅かな睡眠時間の間にも、彼女は白濁に汚されていく。
壷中天の中なら、こんな目に遭うことは無かったに違いない。
だが、今の彼女は幸せだ。一日中、潤沢で濃厚で良質な栄養が絶え間なく支給される。
しかも彼女は少年たちが罵ったようにやはり被虐的な変態であった。
どちらが幸せだったかは、貴方の判断に委ねたい。
壷中天より堕とされて、少女は快楽の虜となる。
外は嵐の夜。
つぼまじんは、雨風をしのぐ場所を探してこの廃屋に辿り着いた。
窓から忍び込み、その石造りの部屋の隅で壷の中に隠れる。
あわよくば夫を見つけようと、彼女は壷の中で待ち続けた。
壷中天。
つぼまじん達が隠れる壷の中は、そう呼ばれている。
彼女たちの腰の壷のサイズからは考えられない広さ。
ちょうど、彼女が壷に入って隠れているこの廃屋の一部屋と同じぐらいの広さはある。
壷を覗き込めば、男は瞬く間に壷の中へ吸い込まれる。
そしてその吸引魔法に抗う術はない。
中に入れば、男は誘惑魔法がかけられ、彼女達に精を提供する。
この誘惑魔法もまた、抗う術はない。
非力な彼女達に合わせ、誘惑魔法も男の欲望を乱暴にぶつけさせないように調節している。
即ち、この中で隠れているだけで、夫が自分から来てくれるという算段だ。
ただそうは言っても、気弱な彼女達は来てくれた夫に怯えはする。
吸引魔法も誘惑魔法も、彼女ら自身の意思で発動しているわけではないからだ。
たとえ誘惑魔法により、そんなに乱暴に扱われはしないとしても。
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夜が明けた。
すっかり天候はよくなり、部屋の窓から朝日が差し込んでいた。
少女が耳を澄ませば、壷の外から小鳥のさえずりも聞こえてくる。
小鳥が何処かへ飛び去ると、代わりに足音が響いてきた。
一人ではない。
少なくとも五人…いやそれ以上はいる。
(お、多い…!? い、一気に来られたらどうしよう…)
つぼまじんが顔を青ざめさせていると、声が聞こえてきた。
声変わりしているかしていないかという、少年の声だ。
「あれ、ここにこんな壷あったっけ?」
「なかったはずだよ」
「じゃぁこれは一体いつ…どこから?」
「何か入ってるかもしれないね。…僕見てみる」
声の感じから、13歳以下…平均して10歳前後だろうか。
少年の一人が壷に近づこうとした。
(来る…!?)
「待って」
その時、別の少年が彼を引きとめた。
「どうして?」
「…………」
少年は無言で、他の少年たちを部屋の外へと連れ出した。
(な、何…? 何なの、一体…?)
部屋の外に出られると、彼女に話し声は聞こえない。
「突然壷が現れる…って、やっぱり変でしょ?」
「うん」
「でさ、あの壷…ずっと前、図書館で見たことがあるんだ」
「図書館? お前そんなとこにいつ…」
「ずっと前さ。まだお父さんもお母さんも生きてた頃」
「…それよりさ、あの壷…何なの?」
「たぶん、つぼまじんじゃないかな」
「つぼまじん? …って、魔物の?」
「うん。覗き込んだら壷の中に吸い込まれちゃうらしいよ」
「ホントかよ…!?」
「じゃ、じゃぁどうすればいいのさ?」
「…簡単さ」
暫くして、少年たちはまた部屋に入ってきた。
「聞こえてるか、つぼまじん」
(えっ!? バ、バレてる…!?)
「僕たちは親を亡くした子供で結成した盗賊団。ここはそのアジトだ」
(と…盗賊団!? アジトって…!?)
「勝手に僕たちのアジトに侵入したからには、ただじゃおかないよ」
「…………!」
その瞬間、少女の上から大きな石が降ってきた。
最初に紹介した壷中天に、追記しておくべきことがある。
それは壷中天の弱点だ。
壷の中にものを投げ入れられると、つぼまじんは怖がって逃げ出してしまう。
逃げるだけならまだいい。
重いものを投げ入れられると、つぼまじんは壷の中から飛び出してきてしまう。
つまりそれは、彼女らの安全を保障する壷中天から追放されることに他ならない。
そして外の世界には、つぼまじんを乱暴に扱わないようにさせる魔法などかかっていない…
「ひゃぁっ!」
大きな石を投げ込まれたつぼまじんは、壷の中から飛び出してきてしまった。
「うっ、うぅ…」
辺りを見回すと、そこには10人ほどの少年たちが、部屋の隅にいる彼女を取り囲んでいた。
顔こそ中性的だが、その手には、棍棒やナイフが握られていた…
「…っひぃ!?」
「ふふふ…♪」
自分の置かれた状況を理解したつぼまじんは、慌てて壷に戻ろうとした。
…が、その壷は少年たちにより蓋をされ、戻ることが出来なかった。
壷のないつぼまじんは非力だ。並の人間よりも力は弱い。
「さて、どうしてあげようかな…?」
「ボコボコにする?」
「ズタズタにしちゃう?」
「ボコボコにしてからズタズタにしちゃおうか?」
「さぁ、どれにしようかな…?」
少年たちは残酷で、加虐的だった。
今まで、生きるために強盗を繰り返し、その過程で人を傷つけもした。
そんな彼らにとって、これらの提案は決して演技ではない。
「ゆっ…許して…許してくださいっ!」
「僕たちのアジトに勝手に忍び込んでおいて、許してください? …駄目だよ」
リーダー格と思われる茶色いショートの少年は、嗜虐的な眼差しで彼女を見ていた。
そして、手に持ったナイフを彼女に向けながら迫ってくる。
「い、いやぁっ…! 来ないで…やめてぇ…!」
すっかり怯えきったつぼまじんは、涙を流しながら必死に懇願している。
「…………」
少年はその嗜虐心に満ちた表情を一切崩さず、そのまま無言で近づいてくる。
「いや…た、助けて…! …………何でも…しますから…」
「何だって?」
「な…何でもしますから…許してくださいっ…!」
つぼまじんがそう懇願した瞬間、少年の口元に嗜虐的な笑みが浮かべられた。
その言葉は、こんな状況で言うにはあまりに危険すぎた。
だが、そう言わなければ彼女は確実に棍棒かナイフの餌食になっていただろう。
つまり、壷から追い出された時点で彼女の運命は決まっていたのだ。
もちろんそれは、少年たちも承知の上。この言葉を言わせるのが目的だった。
「そう…じゃ、ボコボコとズタズタは無しにしてあげよう」
「は…………はい…」
「その代わり…」
次の瞬間、少年は少女の上顎を乱暴に掴み、後ろの壁に押し付けた。
「許すにはそれ相応の代償を払ってもらうからね…」
「…〜〜〜〜ッ!」
その瞬間、彼女の恐怖は頂点に達した。
彼女は恐怖のあまり、その場で失禁してしまったのだ。
「わっ…………許してあげようって時に僕たちのアジトでお漏らしなんて、いい度胸だね?」
「…………! …………!」
上顎を掴まれ口を塞がれた少女は、必死で首を横に振る。
「まぁいいや…こっちの罪は後で付け足そう…」
少年は恐怖で腰の抜けた少女の腕を掴み、部屋の中央へ引きずった。
「あ…あぁぁ…」
少年たちに取り囲まれた少女は、声にならない悲鳴をあげることしか出来なかった。
「じゃ、たっぷり償ってもらうからね」
少年がそう言うと、他の少年がおもむろに少女の首を後ろから掴んで頭を床に押し付けた。
その他の少年は少女の服を剥ぎ取っていく。
「〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!?」
「じゃ、僕はもちろん前だよ」
「それじゃ僕は後ろにしよう…」
「口は僕がもらうぞ?」
「仕方ないなぁ、手で我慢するよ」
「んぅぅぅぅっ!?」
裸にされた少女の幼い膣を、肛門を、口を。
少年たちの、外見の割に大きな肉棒たちが貫いていく。
少女の両手はそれぞれ別の肉棒を握らされ、少女は本能的にそれに奉仕する。
「歯は立てるなよ? 立てたら分かってんだろうな?」
「ふぁい…」
「ふふっ…やっぱり処女か。…いいよ、これっ…」
「こっちもだよ。やっぱり魔物はすごいなぁ…」
少年たちは少女の体が壊れそうなぐらい、激しく腰を振る。
実際、壊れるかもしれないから手加減しようなどという考えは少年たちにはなかった。
「んっ…んふぅぅぅぅっ…」
少女の瞳は既に焦点を失い、半分白目を剥いていた。
「っ…そろそろ出すよ…!」
「僕もだっ…おい、一滴もこぼすなよ?」
「んふぅぅ…」
「出るっ…! うぅぅっ…!」
「んぶぅぅぅぅぅっ…!」
その瞬間、彼女の三穴に猛烈な量の精液が流れ込んできた。
握っていた肉棒も爆ぜ、彼女の浅黒い肢体を白く汚す。
「がっ…けほっ…」
「咳き込んで吐き出すんじゃねぇぞ?」
「…こんなナリでも、身体はこの為に作られてるらしいね」
「けほっ…はぁ…はぁ…」
すると、満身創痍の少女の周囲に、先ほどまで傍観していた別の五人が集まってきた。
「ひっ…!?」
「今度は僕が前だ」
「じゃ、後ろで」
「口は僕だな」
「ちぇっ、手か…」
つぼまじんは涙を流して懇願した。
「も、もう許して…やめてください…お願いします、もう私…壊れちゃ…」
「…君、自分の立場を分かって言ってる?」
リーダー格の少年が少女の下顎を掴む。
「君がボコボコのズタズタにされたくないって言うからこうしてるんだよ?」
「う、うぅ…」
「許してあげてるのに更に許してほしい? 馬鹿な事を言っちゃだめだよ」
「んうぅ…」
「しかも許してあげるって時に僕たちのアジトでお漏らしした罪は残ってるんだ」
「ご…ごめんなさ…」
「どうせならこの後で…ボコボコのズタズタにしてもいいんだよ?」
「…ッ! ご、ごめんなさい…ごめんなさい…! も、もう言いませんから…」
「よろしい♪」
リーダー格の少年が退いた後、乱暴にかきまわされたばかりの少女の穴は再び貫かれた。
「んぶぅ…!」
少年たちの動きは先ほどよりも激しい。
もはや、少女を壊そうとしているとしか思えないぐらいの激しさだ。
「んぐっ! ぐぶぅっ! ひ、ひんじゃ…んぶぅぅぅっ!」
少女は喘ぎ声というよりは悲鳴や嗚咽に聞こえる叫び声を上げながら、為す術なく犯されていた。
第二波の少年たちがとどめとばかりに精を放った瞬間、少女は力なくその場に倒れ伏した。
彼女の脚は歩行どころか体重を支えるという役目すら忘れ、ただ痙攣するのみ。
締める力を失った彼女の膣と肛門からは、精液がトロトロと流れ出している。
「あーあ、こんなにこぼしちゃって…フタをしないとね」
そういうとリーダー格の少年は、部屋の扉を開けた。
「みんな、来るんだ! …面白いモノがあるよ」
(…みん…な…?)
しばらくして、部屋の中に15人の少年たちが入ってきた。
この廃屋に住んでいた少年盗賊団のメンバーは、10人ではなく25人だったのだ。
「おっ、なんだなんだ?」
「この子、好きにしていいってこと?」
「へへっ、たまんねぇな…」
「や…いやぁ…」
「嫌? …じゃぁどうして君の敏感な所はどこも、こんなにヒクヒクしてるんだい?」
彼女の膣と肛門は、更に精を求めるかのようにヒクヒクと動いていた。
そして彼女の小さな乳首も、ギンギンに勃起している。
「僕たちみたいな子に好き勝手されて感じまくってるなんて、とんだ変態娘だね♪」
リーダー格の少年が言うと、周囲の少年たちは少女を嘲笑し、罵倒してきた。
「ホントだ、変態だっ♪」
「変態娘ー♪ アハハハッ♪」
少女はただ涙を流しながら震えるだけで、何も言えなかった。
「15人なら、三穴を五つのローテーションで回れるね…さ、早い者勝ちだよ!」
少年が言った途端、15人の少年たちは一斉に群がってきた。
「僕たちもまだ三回ずつはいけるかな…♪」
「やっ…いやぁぁぁぁぁぁぁっ!」
それが、彼女の最後の抵抗だった。
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二時間後、少年たちは全員ありったけの性欲を発散し、部屋を後にした。
残された少女は、完全に意識を失っていた。
なにしろ100回分の精液を乱暴に放たれたのだ。途中で既に失神していただろう。
顔は口内射精と顔射の連続で、何処が口だか分からない有様。
身体は浅黒い肌よりも真っ白に汚された部分の方が圧倒的に多い。
下腹部は妊娠でもしたかのように膨らみ、膣と肛門からは精液がドクドクと溢れ出す。
つい数時間前まで壷の中で不自由なく元気な姿を見せていた少女と、同一人物とは思えない。
「……………………」
魔物の丈夫な身体は壊れこそしなかったが、精神は完全に崩壊している。
もはや自分が誰であったかなど忘れてしまっているだろう。
ただ、その顔は笑顔だった。
魔物としての本分である精の摂取という一点において、彼女は幸福の絶頂である。
もし彼女がサキュバスだったなら、失神したとしても何の不幸でもなかっただろう。
ただ彼女は怖がりで、人見知りで、身体と精神がサキュバスほど丈夫でなかっただけだ。
夕方になると、サキュバスの秘薬を盗んできた少年たちが帰ってきた。
そして25人全員がインキュバス化した。
もちろん、その強烈すぎる性欲の発散相手は…
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「んっ、んほぉぉぉっ♪」
「はぁっ、はぁっ!」
「うっ、出る…!」
「んぶぅぅっ♪」
「次は僕だっ!」
「あひィぃぃぃぃっ♪」
彼女は完全に人格が崩壊し、ただ少年たちの快楽を享受する性奴隷へと成り下がった。
首には[盗賊団専用性処理奴隷]の看板をぶら下げた首輪をはめられている。
看板の裏には[一人一日十回まで]と書かれているが、そんな制限を聞く者は殆どいない。
一日中、誰かから何処かに大量の精液がぶちまけられる。
夜ごろ、彼女はいつも失神している。それまでに400回以上も犯されているのだから。
僅かな睡眠時間の間にも、彼女は白濁に汚されていく。
壷中天の中なら、こんな目に遭うことは無かったに違いない。
だが、今の彼女は幸せだ。一日中、潤沢で濃厚で良質な栄養が絶え間なく支給される。
しかも彼女は少年たちが罵ったようにやはり被虐的な変態であった。
どちらが幸せだったかは、貴方の判断に委ねたい。
壷中天より堕とされて、少女は快楽の虜となる。
10/12/31 12:11更新 / 第四アルカ騎士団