Desolation Row
湯気が立ち上る浴室で、僕は白いお尻にペニスを挿入して動かす。浴槽に手をついて汗を噴き出す白いうなじがポニーテールにした白髪のふもとから覗く。かぶりつこうとしたけれど僕の身長では挿入した態勢からそこに歯を立てることは出来なさそうだ。
僕は仕方なく雪のような白い背中に舌を這わせて抱きつく。つつと僕の舌がなぞると、驚いたのか肩をぴくんと震わせた。僕を嗜めるためにこっちを振り向いたとき、左の乳房も身体の動きにあわせてこちらを向く。僕は躊躇う事無くそれに手を伸ばし掴むと手探りで乳首を見つけ、摘む。
「....あっ...また...そんなえっちなこと.....うあぁ!
何処で....ああん!.....覚えるの...よぉ....?
....おねえちゃん、こんなの教えてないよぉ....?」
快感に耐えきれなくなったのか、お姉ちゃんが曲げた脚と腰を床に敷いたマットにぺたんと密着するようにおろした。 お姉ちゃんの身体はすごく柔らかくて、まるで骨がないみたいにくんにゃり曲がる。もちろん柔らかいのは関節だけじゃなくておっきなおっぱいや優しく僕を責め立てるヴァギナも負けていない。
「あっ....ああっ...こらぁ....怒るよォ........?」
そういって僕の顎に手をかけるけれどふざける赤ん坊と話す母親みたいな口調で、それが僕を受け入れてくれている証のような気がした。
「おねえちゃん.....!」
僕はおっぱいから手を離し、お姉ちゃんのお尻を掴む。
「あんっ、あんっ、あんっ……ああんっ……あっ、はっ、はぅんっ……」
お姉ちゃんの膣内で僕のペニスが動くたびにお互いの声が浴室によく響いた。ピクピク動く膣内が僕の射精を促してくる。
「お姉ちゃん....!僕、もう......!」
さらに打ち付けを激しくしながら、僕は限界が近いことをお姉ちゃんに伝える。
「いいよ、あっ……出して、あぁっ……お姉ちゃんももうイくから、あんっ……出して、あぁっ……お姉ちゃんに出してぇっ……」
お姉ちゃんも限界なんだ、お姉ちゃんにもっと気持ちよくなってほしくて僕はさらに腰の動きを早める。
「あっ、あっ、ああっ……駄目、やっ……もう、あぅっ……わたし……イくっ、イくっ、イっちゃうぅっ……やっ、やっ、やぁあああああああああっ!」
お姉ちゃんの膣内がキュッと僕のペニスを締め付けた。それに応えてペニスは栓が外れたように射精する。
甘い叫び声とともにお姉ちゃんの膣内に精液が流し込まれて行く。
「....あ...はぁ.....はぁ......ああっ!」
色っぽい喘ぎ声で横たわるお姉ちゃんからペニスを引き抜き、僕はマットにへたり込む。
横たわるお姉ちゃんの子宮から溢れた精液がヴァギナから零れてマットに垂れている。
僕がお姉ちゃんの膣に射精した。
その変えようのない事実にごくりと唾を飲み込む。お姉ちゃんと初めてセックスをした後、僕なりに性についてお姉ちゃんの本を借りて勉強した。そうしていろんな性知識を学んだ。セックスをしたらどうなるのかも。
もし、そうなったら僕はどうしよう。射精直後特有の冷静さが僕にその可能性を考えさせる。
お姉ちゃんのお腹が大きくなって、あのおっぱいにさらに張りが出て母乳をだすんだ。そして僕の遺伝子を受け継ぐ子供が産まれてくる。
考えると、途端に怖くなった。ヴァギナから零れるあの白い液の数億分の一が、僕の子供になるかもしれなかったんだ。
目の前が暗くなり、前を見る。お姉ちゃんが彫刻みたいな均整のとれた裸体を晒しながら膝立ちで僕を見つめている。股の間からはまだ精液がポタポタと落ちていた。
僕は怖くて逃げようとするけれど、お姉ちゃんに脚を掴まれてできなかった。お姉ちゃんは僕の脚の間に自分の身体を押し込んでさらに逃げれなくする。
「お、お姉ちゃん......僕...。あっ....ああっ.....!」
僕の口が動くのを遮るように快楽がペニスを包む。お姉ちゃんが自分のおっぱいでペニスを挟み、潰すように圧迫する。膨張したペニスに勃起した乳首が当たり、責め立てる。
「お姉ちゃんが綺麗にしてあげる.....。」
そういうと、口を開けて涎を自分の胸の谷間に垂らした。おっぱいのあいだからちょっぴり頭だけ出したペニスに降りかけた。涎と愛液と精液でペニスがテラテラ光っていた。
それで終わりかと思っていたら、いきなりパクッとペニスを口に含んだ。お姉ちゃんの長い舌が僕のペニスの敏感なところを的確に責める。射精したての僕を再び勃起させた。
「....うわ.....あっ!?」
「んん.....気持ち....いい?」
ペニスから口を離し、上目遣いでそんなことを聞いてくる。そんな表情、反則だよ。
「気持ちいい......けど、ダメだよ...汚いよ.....?うあああ!」
お姉ちゃんはそんな僕の言葉をよそに、愛おしそうにペニスを舐めてくれる。
汚くなんてないよ。 僕のほうをみて嬉しそうに細めた眼がそう言っている。
甘すぎるくらいの優しい舌使いは僕を蕩けさせる。
「んん!出るよぉ..!また、出ちゃう......っ!」
僕がそう告げると、お姉ちゃんは口をすぼめてその中のペニスを激しく上下に擦る。
いつでも出していいよ?とでもいうような切なそうな表情に僕は我慢できなくなった。
「うあああ!!出、出るぅ!お姉....ちゃん!!あああ!!」
どくどくと際限がないような量の精液がお姉ちゃんの口に数回に分けて注がれ、そしてそれを嫌な顔一つせず飲み干す。尻切れの悪い僕の射精が煩わしかったのか、精液を吸い取るみたいな吸入をしてくる。それは僕が身体を震わせて倒れ込むまで続いた。
「んっ......!っはぁ.....。全部出たね.....。じゃあ全身綺麗に洗ったげる。」
僕のペニスから口を離したお姉ちゃんは、そう言って指を鳴らす。
すると、仰向けにマットに身を投げ出した僕にお湯が蛇のように巻きついてきた。水の出処は浴槽だ。いつの間にか僕は身体をすっぽりお湯に包まれて宙に浮いていた。
お姉ちゃんが指をタクトのように振ると、それにあわせて水が流動する。汚れを洗い落とし、背中をごぼごぼと泡が包んで気持ちいい。お湯のマッサージは五分ほど続き、それが済むと水の珠は卵のように割れた。ふわりと落下した僕は下で手を広げていたお姉ちゃんに抱き留められた。
「お疲れ..。」
お姉ちゃんの肩に頭を乗せた僕は、背中を優しく撫でられる。僕はお姉ちゃんの頬に自分の頬を擦りつけて抱きつく。
「.....ん、こらぁ....、........甘えん坊。」
次は特徴的なとんがった耳。僕と違って耳たぶがほとんどないつるっとしたフォルムの耳を唇で甘く食む。普段は長い髪に隠れてて見えないけれど、ポニーテールにしてる今なら堪能できる。いつものロングヘアーも素敵だけど、こっちのポニーテールもすごく素敵だ。
「....くすぐったい.....よ...。そんなとこ....。」
最後はプリッとした唇。白い肌に一カ所だけあるピンク色のそこに吸い付きたくなって、僕は顔を近づけたけれど、お姉ちゃんは僕の頭に手を添えて自分の胸に押し付けた。やんわりとではあったけど、確かな拒絶に僕は押し黙る。
「......さぁ、もう先にあがりな。
私はまだ身体洗ってないから。」
「........」
セックスは嫌がらないけど、なぜかキスだけはレーヴィさんは抵抗があるようだ。僕は胸の谷間から顔を離し、一人で浴槽を出た。背後に聞こえる身体を洗う音をBGMに僕は着替えてその場を後にする。
あの人の中には二種類の人格がいると最近気づいた。二種類といったけど、二重人格みたいなたいそうなものでもない。
一人称は『私』。普段の生活をこなすクールで綺麗なレーヴィさん。
一人称は『お姉ちゃん』。えっちのときに出てくる可愛くて甘えられるのが好きなお姉ちゃん。
どっちもとっても優しいお姉さんで、僕は大好き。レーヴィさんも僕が甘えるとなんだか嬉しそうだし、逆にお姉ちゃんの切なげな表情が色っぽくてすごく綺麗に感じることもある。普段の生活で「お姉ちゃんはね〜」と言って赤くなることもある。もしかしたら素は『お姉ちゃん』のほうで普段は恥ずかしいから『レーヴィさん』でいるのかなぁ。
いまは寝室で僕が寝る隣で着替えをしている。レーヴィさんのほうだ。
「私は明日、山で薬に使う薬草を取りにいくから。帰りも遅くなるかもしれないけど、ご飯は大丈夫よね?」
パジャマに着替えたレーヴィさんがベッドに入ってくる。
「うん。家にある材料でなんかつくるよ。夕飯は二人分用意する?」
「そうね、折角だしお願いしようかな。
...ふふ....あの甘えん坊がそんなこと言ってくれるようになるなんてね。
あ、甘えん坊は治ってないかな?」
レーヴィさんが僕をからかうなんて珍しくこともあるもんだ。明日は槍でも降るんじゃないのかな?
「....うぅ〜。いじわる.......。」
へそを曲げた僕は布団を被ってそっぽを向いた。
「.....ふふ....悪かったわ。...いい子いい子。」
ちっとも悪びれるそぶりもなく、布団ごしに僕の頭を撫でる。
僕も意地悪がしたくなって、布団を飛び出してレーヴィさんに抱きつく。
「んっ......!こら、....まだえっちしたいの?
さっきあんなにしたのに......。」
「いっぱい中に出しちゃったね....。妊娠しちゃうかも.....。」
「!......うん。でも......。」
「責任...、とるから!!!」
「........へ?」
「もし、そうなったら僕はちゃんと責任を果たすよ?」
「ちょっと、なに.....言って......。」
「ねぇ、レーヴィさんは、僕のこと.....好き?」
我ながらかなり恥ずかしい台詞を吐いたモンだと思うけれど、僕はそれをレーヴィさんの眼を見つめてはっきり言った。だって本気だったから。
それを聞いたレーヴィさんが一瞬困った顔をしたのを僕は見逃さなかった。以前は僕からの好意を拒絶したけれど、レーヴィさんは僕のことどう思ってるんだろう。患者?ただの居候?弟みたいなもの?それとも......
「.......可愛い。」
レーヴィさんはそれだけ言うと灯りを消し、僕を抱きしめ返して寝る態勢に入った。
「..........」
......大人ってズルいよ......。
返答を放棄された僕は、その言葉を胸に抱きながら大好きな人に抱かれて眠りに落ちていった。
僕は仕方なく雪のような白い背中に舌を這わせて抱きつく。つつと僕の舌がなぞると、驚いたのか肩をぴくんと震わせた。僕を嗜めるためにこっちを振り向いたとき、左の乳房も身体の動きにあわせてこちらを向く。僕は躊躇う事無くそれに手を伸ばし掴むと手探りで乳首を見つけ、摘む。
「....あっ...また...そんなえっちなこと.....うあぁ!
何処で....ああん!.....覚えるの...よぉ....?
....おねえちゃん、こんなの教えてないよぉ....?」
快感に耐えきれなくなったのか、お姉ちゃんが曲げた脚と腰を床に敷いたマットにぺたんと密着するようにおろした。 お姉ちゃんの身体はすごく柔らかくて、まるで骨がないみたいにくんにゃり曲がる。もちろん柔らかいのは関節だけじゃなくておっきなおっぱいや優しく僕を責め立てるヴァギナも負けていない。
「あっ....ああっ...こらぁ....怒るよォ........?」
そういって僕の顎に手をかけるけれどふざける赤ん坊と話す母親みたいな口調で、それが僕を受け入れてくれている証のような気がした。
「おねえちゃん.....!」
僕はおっぱいから手を離し、お姉ちゃんのお尻を掴む。
「あんっ、あんっ、あんっ……ああんっ……あっ、はっ、はぅんっ……」
お姉ちゃんの膣内で僕のペニスが動くたびにお互いの声が浴室によく響いた。ピクピク動く膣内が僕の射精を促してくる。
「お姉ちゃん....!僕、もう......!」
さらに打ち付けを激しくしながら、僕は限界が近いことをお姉ちゃんに伝える。
「いいよ、あっ……出して、あぁっ……お姉ちゃんももうイくから、あんっ……出して、あぁっ……お姉ちゃんに出してぇっ……」
お姉ちゃんも限界なんだ、お姉ちゃんにもっと気持ちよくなってほしくて僕はさらに腰の動きを早める。
「あっ、あっ、ああっ……駄目、やっ……もう、あぅっ……わたし……イくっ、イくっ、イっちゃうぅっ……やっ、やっ、やぁあああああああああっ!」
お姉ちゃんの膣内がキュッと僕のペニスを締め付けた。それに応えてペニスは栓が外れたように射精する。
甘い叫び声とともにお姉ちゃんの膣内に精液が流し込まれて行く。
「....あ...はぁ.....はぁ......ああっ!」
色っぽい喘ぎ声で横たわるお姉ちゃんからペニスを引き抜き、僕はマットにへたり込む。
横たわるお姉ちゃんの子宮から溢れた精液がヴァギナから零れてマットに垂れている。
僕がお姉ちゃんの膣に射精した。
その変えようのない事実にごくりと唾を飲み込む。お姉ちゃんと初めてセックスをした後、僕なりに性についてお姉ちゃんの本を借りて勉強した。そうしていろんな性知識を学んだ。セックスをしたらどうなるのかも。
もし、そうなったら僕はどうしよう。射精直後特有の冷静さが僕にその可能性を考えさせる。
お姉ちゃんのお腹が大きくなって、あのおっぱいにさらに張りが出て母乳をだすんだ。そして僕の遺伝子を受け継ぐ子供が産まれてくる。
考えると、途端に怖くなった。ヴァギナから零れるあの白い液の数億分の一が、僕の子供になるかもしれなかったんだ。
目の前が暗くなり、前を見る。お姉ちゃんが彫刻みたいな均整のとれた裸体を晒しながら膝立ちで僕を見つめている。股の間からはまだ精液がポタポタと落ちていた。
僕は怖くて逃げようとするけれど、お姉ちゃんに脚を掴まれてできなかった。お姉ちゃんは僕の脚の間に自分の身体を押し込んでさらに逃げれなくする。
「お、お姉ちゃん......僕...。あっ....ああっ.....!」
僕の口が動くのを遮るように快楽がペニスを包む。お姉ちゃんが自分のおっぱいでペニスを挟み、潰すように圧迫する。膨張したペニスに勃起した乳首が当たり、責め立てる。
「お姉ちゃんが綺麗にしてあげる.....。」
そういうと、口を開けて涎を自分の胸の谷間に垂らした。おっぱいのあいだからちょっぴり頭だけ出したペニスに降りかけた。涎と愛液と精液でペニスがテラテラ光っていた。
それで終わりかと思っていたら、いきなりパクッとペニスを口に含んだ。お姉ちゃんの長い舌が僕のペニスの敏感なところを的確に責める。射精したての僕を再び勃起させた。
「....うわ.....あっ!?」
「んん.....気持ち....いい?」
ペニスから口を離し、上目遣いでそんなことを聞いてくる。そんな表情、反則だよ。
「気持ちいい......けど、ダメだよ...汚いよ.....?うあああ!」
お姉ちゃんはそんな僕の言葉をよそに、愛おしそうにペニスを舐めてくれる。
汚くなんてないよ。 僕のほうをみて嬉しそうに細めた眼がそう言っている。
甘すぎるくらいの優しい舌使いは僕を蕩けさせる。
「んん!出るよぉ..!また、出ちゃう......っ!」
僕がそう告げると、お姉ちゃんは口をすぼめてその中のペニスを激しく上下に擦る。
いつでも出していいよ?とでもいうような切なそうな表情に僕は我慢できなくなった。
「うあああ!!出、出るぅ!お姉....ちゃん!!あああ!!」
どくどくと際限がないような量の精液がお姉ちゃんの口に数回に分けて注がれ、そしてそれを嫌な顔一つせず飲み干す。尻切れの悪い僕の射精が煩わしかったのか、精液を吸い取るみたいな吸入をしてくる。それは僕が身体を震わせて倒れ込むまで続いた。
「んっ......!っはぁ.....。全部出たね.....。じゃあ全身綺麗に洗ったげる。」
僕のペニスから口を離したお姉ちゃんは、そう言って指を鳴らす。
すると、仰向けにマットに身を投げ出した僕にお湯が蛇のように巻きついてきた。水の出処は浴槽だ。いつの間にか僕は身体をすっぽりお湯に包まれて宙に浮いていた。
お姉ちゃんが指をタクトのように振ると、それにあわせて水が流動する。汚れを洗い落とし、背中をごぼごぼと泡が包んで気持ちいい。お湯のマッサージは五分ほど続き、それが済むと水の珠は卵のように割れた。ふわりと落下した僕は下で手を広げていたお姉ちゃんに抱き留められた。
「お疲れ..。」
お姉ちゃんの肩に頭を乗せた僕は、背中を優しく撫でられる。僕はお姉ちゃんの頬に自分の頬を擦りつけて抱きつく。
「.....ん、こらぁ....、........甘えん坊。」
次は特徴的なとんがった耳。僕と違って耳たぶがほとんどないつるっとしたフォルムの耳を唇で甘く食む。普段は長い髪に隠れてて見えないけれど、ポニーテールにしてる今なら堪能できる。いつものロングヘアーも素敵だけど、こっちのポニーテールもすごく素敵だ。
「....くすぐったい.....よ...。そんなとこ....。」
最後はプリッとした唇。白い肌に一カ所だけあるピンク色のそこに吸い付きたくなって、僕は顔を近づけたけれど、お姉ちゃんは僕の頭に手を添えて自分の胸に押し付けた。やんわりとではあったけど、確かな拒絶に僕は押し黙る。
「......さぁ、もう先にあがりな。
私はまだ身体洗ってないから。」
「........」
セックスは嫌がらないけど、なぜかキスだけはレーヴィさんは抵抗があるようだ。僕は胸の谷間から顔を離し、一人で浴槽を出た。背後に聞こえる身体を洗う音をBGMに僕は着替えてその場を後にする。
あの人の中には二種類の人格がいると最近気づいた。二種類といったけど、二重人格みたいなたいそうなものでもない。
一人称は『私』。普段の生活をこなすクールで綺麗なレーヴィさん。
一人称は『お姉ちゃん』。えっちのときに出てくる可愛くて甘えられるのが好きなお姉ちゃん。
どっちもとっても優しいお姉さんで、僕は大好き。レーヴィさんも僕が甘えるとなんだか嬉しそうだし、逆にお姉ちゃんの切なげな表情が色っぽくてすごく綺麗に感じることもある。普段の生活で「お姉ちゃんはね〜」と言って赤くなることもある。もしかしたら素は『お姉ちゃん』のほうで普段は恥ずかしいから『レーヴィさん』でいるのかなぁ。
いまは寝室で僕が寝る隣で着替えをしている。レーヴィさんのほうだ。
「私は明日、山で薬に使う薬草を取りにいくから。帰りも遅くなるかもしれないけど、ご飯は大丈夫よね?」
パジャマに着替えたレーヴィさんがベッドに入ってくる。
「うん。家にある材料でなんかつくるよ。夕飯は二人分用意する?」
「そうね、折角だしお願いしようかな。
...ふふ....あの甘えん坊がそんなこと言ってくれるようになるなんてね。
あ、甘えん坊は治ってないかな?」
レーヴィさんが僕をからかうなんて珍しくこともあるもんだ。明日は槍でも降るんじゃないのかな?
「....うぅ〜。いじわる.......。」
へそを曲げた僕は布団を被ってそっぽを向いた。
「.....ふふ....悪かったわ。...いい子いい子。」
ちっとも悪びれるそぶりもなく、布団ごしに僕の頭を撫でる。
僕も意地悪がしたくなって、布団を飛び出してレーヴィさんに抱きつく。
「んっ......!こら、....まだえっちしたいの?
さっきあんなにしたのに......。」
「いっぱい中に出しちゃったね....。妊娠しちゃうかも.....。」
「!......うん。でも......。」
「責任...、とるから!!!」
「........へ?」
「もし、そうなったら僕はちゃんと責任を果たすよ?」
「ちょっと、なに.....言って......。」
「ねぇ、レーヴィさんは、僕のこと.....好き?」
我ながらかなり恥ずかしい台詞を吐いたモンだと思うけれど、僕はそれをレーヴィさんの眼を見つめてはっきり言った。だって本気だったから。
それを聞いたレーヴィさんが一瞬困った顔をしたのを僕は見逃さなかった。以前は僕からの好意を拒絶したけれど、レーヴィさんは僕のことどう思ってるんだろう。患者?ただの居候?弟みたいなもの?それとも......
「.......可愛い。」
レーヴィさんはそれだけ言うと灯りを消し、僕を抱きしめ返して寝る態勢に入った。
「..........」
......大人ってズルいよ......。
返答を放棄された僕は、その言葉を胸に抱きながら大好きな人に抱かれて眠りに落ちていった。
14/01/08 23:52更新 / 蔦河早瀬
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