ウィーアーモンスター:パンドラ事件にて影響されて奇形化した男性の生活状況と魔物娘の反応報告
魔物娘。 それは、人間の姿をしている同時、人ならざる魔物の体を持つ美女である。 魔物娘たちは夫狩りに熱中し、主動的な態勢を取ることがほとんどだが、一部の人間(主に男性)は、それらの異形さを怖がらずどころか、それから魅力を見出し、その人ならざるところさえも受け入れ、魔物娘をこよなく愛し、自ら夫となろうとするものが多くいて、人は彼らを親魔物派と呼ぶものである。 しかし、我々男はほとんどが、自分はいつか彼女らのような異形になることを思わなかった。せめてそう予想はしていなかった。 もしやそれが誠に自分の身に起きた場合は、どうすればいいのか。「魔物」としての立場だったら、まだ自分の異形さを愛せる女性が見つけるのか。 拙作は、一件のサバト実験事故により、各地に報告されていた異形が発生した男性たちが、変わりに魔物娘に受け入れ、婿として迎え入れることを集めたレポートである。 その中では少し羨ませるものもいれば、明らかに困った状況に陥ったものもいる。 親魔物の男性の方はこれを読み、魔物娘の立場への理解を深めるなり、自分の愛を一度見直すなり、 そして魔物娘の方も、自分の夫がどのような体にアレンジしてみる参考になれば幸いである。 それと、こっちは本当に金が底付きなんだ。頼むから、誰かこの論文を出版してくれ。三日連続のガマの茎はきつい。 レスカティエ人文・魔文研究学会会員 ウィール・マーシュポケット 魔王歴1227年2月22日 |
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