読切小説
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バフォメットの日常 小ネタ集
・鉄拳制裁

バフォ様「あ〜〜……食後の一服は格別じゃな♪」スパー
ラーメン屋の親爺「このクソガキ! 未成年の分際でタバコ吸ってんじゃねぇ!!」ゴンッ
バフォ様「ギャッ!!」

 ラーメン屋で昼飯を食った後、自作タバコ(麻薬取締法違反)で食後の一服を満喫していたら、店長の親爺に幼女の見た目故に未成年と勘違いされ頭に拳骨を食らわされたバフォ様。
 尚、それ以後バフォ様は店の親爺を逆恨みし、このラーメン屋のことを親爺のハゲ頭から『ザビエルラーメン』と呼ぶようになった。





・モンハン

 バフォ様モンハンをオンラインプレイ中。

クソガキ『ハチミツちょうだい』
バフォ様『自分で用意しろゆうた死ね』
クソガキ『ふざきんな!!111』

 世間の厳しさをマナーのなっていないクソガキに教えてやるも、即座にバフォ様キックされる。

バフォ様「モンスターよりまず先にあやつを狩ってやるのじゃああああ!!!!」

 こちらも大人気なくラー○ャンの如く激昂するバフォメット。クソガキの運命や如何に!?





・ザギバス・ゲゲル

ン・ダグバフォ・ゼバ「究極の闇(意味不明)を始めるのじゃ」

 バフォイスター改めン・ダグバフォ・ゼバはその身体から発せられる魔力により、男をインキュバスに、女を魔物娘に変えてしまう!

魔女「それって結局大多数の魔物娘が持ってる普通の能力ですよね?」

 容赦ないツッコミをする魔女!





・万物の王アザトース その1

魔女「バフォ様、本当に反省してるんですか?」
バフォ様「チッ、しとるとさっきからずっと言っとるじゃろうが!!」
魔女「あんなことしでかして!!」
バフォ様「自作タバコでハイになっとったから覚えとらんワイ」
魔女「だからってアザトースを召喚しようとするとかバカなんじゃないんですか!!??」

 ハイ!になった勢いでアザトース召喚の儀式をおっ始めてしまったバフォ様だったが、魔女におもいきり殴られ気を失い、儀式は失敗した。





・万物の王アザトース その2

バフォ様「あぁ〜〜、なんかアザトースを召喚したい気分なのじゃ」

 仕事をサボりたいあまり破滅願望を持つのか、軽い感覚でアザトースを召喚しようとするバフォ様!

魔女「このっ」ドゴッ
バフォ様「ぐあっ」ドサッ

 しかし、部下の魔女によってバフォ様は後頭部を殴られ失神。こうして地球への脅威は未然に防がれたのである!





・万物の王アザトース その3

バフォ様「何もかも破壊するのじゃ」

 ある日突然そう言い出したバフォ様。そして当然の如く周りを巻き込もうとする!

魔女「仕事が終わらないからって世界を破壊しようとしないでください!」
バフォ様「うるさい! レン高原でアザトースを喚んでやるのじゃ!!」

 一体どうなってしまうのか!?





・アウターゴッズ・ルーレット

バフォ様「ルーレットスタートなのじゃ!」

 外なる神の名前が書いてあるルーレットを回すバフォ様!

バフォ様「フム、今回はダオロスか。早速儀式の準備を」
魔女「フンッ」ドゴッ
バフォ様「ぐあっ」ドサッ

 仕事をやりたくないあまり、軽い気持ちで外なる神ダオロスを儀式で召喚しようとするも、部下の魔女によりバフォ様は後頭部を殴られ失神。またも地球の危機は未然に防がれたのである!





・クソガキ幼女上司 その1

バフォ様「ホッホッホッ……使い魔よ、これを飲むのじゃ」スッ

 バフォ様特製栄養剤(バフォバフォタマクロー酸配合)『バフォイスターX』

ファミリア「イ、イヤなのニャ…」
バフォ様「いいから飲むのじゃあッ!!」

 実験台としてファミリアに瓶に入った怪しい錠剤を飲ませようとするバフォ様!
 ファミリアの命運や如何に!?




・クソガキ幼女上司 その2

ファミリア「ウニャニャニャニャオオオオオオ!!!!」メキメキ
バフォ様「ホッホッホ、良い感じにバーサクがかかっておるのう」

 ファミリアを実験台に狂化魔法を試すバフォ様!

バフォ様「この類の魔法は副作用があるから、いきなり自分で試すのは危険じゃからのう……でもいい感じに実験台がおるから、ワシの身に危険を及ぼすことなく安全に実験し放題じゃワイ!」
ファミリア「ウニャニャオオオオ!!!!」メキメキビキビキ

 狂化によってファミリアの姿はケモ幼女どころか、今はRPGのモンスターっぽい見た目となってしまっている。
 このように自分の手は汚さず、まず部下にやらせるーーそれがバフォイスター・バフォウリーの流儀である。





・クソガキ幼女上司 その3

バフォ様「バフォメット種にも個人間の優劣、地位の差というのはあるのじゃ。
 ワシはサバトに所属しとらぬ野良バフォじゃから、世間一般からすると立場を低く見られるのじゃ。オマケに部下は使えないのばかり。イヤになるのう……」
3人「………………」

 普段の行いを棚に上げ、嫌味を吐くバフォ様。そんな上司を3人はとても幼女らしからぬ凄まじい形相で睨んでいた。





・バフォメットのフレンズ

バフォ様「ワシはバフォメットのフレンズなのじゃ!」
魔女「最早魔物娘ですらなくなってしまったのですか」

 大衆の人気を得るためプライドをかなぐり捨て、無理のある主張をしだすバフォ様!





・鉢植えのトマト

ファミリア「ニャ〜ン♪」ショロロロロ

 使い魔が空中要塞で育てていた鉢植えのトマトの苗。それに如雨露で水をやり続け、ついに美味しそうな赤い果実が実った。だがーー

ファミリア「ニャ!?」

 熟したその実を食べようと楽しみにしていたその矢先、全て食われていた。

ファミリア「一体誰が!?」
?「ワシじゃよ」スッ

 いつの間にか使い魔の背後にはクズ上司がいた。

バフォ様「ホッホッホッ、酒のアテにちょうどよかったのでのう」ニヤニヤ
ファミリア「…!」ギリッ

 迂闊だった。使い魔は意地汚い獣の前に食べ物を放置してしまった。これでは食われるのは当たり前である。
 しかし目の前の角の生えた愚かな獣は使い魔の心情を知ってか、ニヤニヤと不快な笑みを浮かべている。

バフォ様「まぁ、そう怖い顔をするでない。おヌシの可愛いトマトちゃんはワシの腹の足しになったのじゃ……育てたものがワシの役に立っておヌシも使い魔として嬉しいじゃろぉ〜?」ニヤニヤ
ファミリア「……っ」イラッ
バフォ様「それにトマトちゃんは生きておる……ワシの中でのうw」ニヤニヤ

 だが、そこでクズ上司ははっと何かを思い出し手の肉球をポンと叩く。

バフォ様「おっと、でもついさっきトイレでワシの中から出て行ってしまったワイ! 今はもう行方知れずじゃ。まったく、おヌシに似て勝手な奴じゃワイ」
ファミリア「……」
バフォ様「また頼むぞw」

 ニヤニヤ笑う上司に肩に手を置かれるが、それを見る使い魔の目には幼女らしからぬ憎しみが満ち溢れていた。





・魔界フグ鯨実食

バフォ様「ホッホッホッ、ようやく毒抜きに成功したワイ!」

 自身の魔術をフル活用し、ついに魔界フグ鯨の毒抜きに成功したバフォ様!

魔女「とっても美味しそうです〜!」
ファミリア「早く捌こうニャ!」
リビングドール「はやくはやく!」
バフォ様「……おヌシら何を言っとるんじゃ? これはワシ1人のモンじゃよ!」
3人「え……?」
バフォ様「何を呆けとるんじゃ? 当たり前じゃろうが!」

 毒抜きされた魔界フグ鯨を独り占めしようという上司を、3人は鋭い視線で睨む。

バフォ様「とはいえ、ワシも鬼じゃないワイ。おヌシらの分の魔界フグ鯨は別に用意しとる」
3人「ホッ」
バフォ様「……これをな」ドサッ

 バフォ様がまな板の上に置いたのは毒化した魔界フグ鯨だった。

3人「!!??」
バフォ様「味は変わらんわ…味はな…」

 魔界フグ鯨は体の何処かに毒袋を持ち、それが破れるとその全身に猛毒が回る。常人の致死量は僅か0.2mgである。

バフォ様「ほれ、口を開けるのじゃw」
ファミリア「まだ死にたくないのニャアアアア!!」

 魔物娘にはフグ鯨の毒が効かないーー『なんてことはない』。
 3人の命運や如何に!?





・ミニ四レーサー・バフォ

バフォ様「ホッホッホッ……ワシが魔術で強化したこの『ディオマース・バフォ』なら、近所のガキどものミ○四駆など木っ端微塵じゃワイ!」

 近所のガキどもにミ○四駆の野良勝負で負けたバフォ様。これを恨み復讐を誓った彼女は、図鑑世界の超技術と自身の魔術で魔改造した最強・最速・最悪のミ○四駆を完成させてしまう!

バフォ様「これでワシは世界最強のミニ四レーサーとなったも同然! 世界中の全てのレースを荒らしまくって賞金を奪い取る姿が目に浮かぶようじゃ!!
 いや、その前にワシに恥をかかせたあのクソガキどもへのリベンジなのじゃ! 奴等が泣き叫び、絶望のあまり地面に這いつくばる姿を録画してネットに流してやるのじゃ!」ヒャホホホホ

 そう言って狂った笑いを浮かべるバフォ様! その姿には魔物娘らしい人間への労りなど微塵もない!
 果たして近所のガキどもの運命は!?




・ベイブレーダー・バフォ

ファミリア「ニャ〜ン♪」
夫「嬉しそうだね」
ファミリア「旦那様とのデートなのニャ。嬉しいに決まってるニャ」

 土曜日で休みなので、夫と家の近所の公園を散歩中のファミリア。好青年とケモ幼女の組み合わせはなんとも微笑ましいものであった。

夫「フフ、そうなのか」
?「ゴーシュートなのじゃ!!」
ファミリア「!?」ビクッ

 突如公園に響いたのは、聞き覚えのある不吉な声。

ファミリア(い、今の声は……きっと聞き間違いなのニャ……)

 使い魔が声のした方を恐る恐る見やるとーー

ガキ1「ウエーン!! ボクのブラックドラ○ザーが〜!」
ガキ2「オレのウ○ボーグ04がー!」
バフォ様「ヒャホホホホ!! またワシの勝ちなのじゃ! この世の支配者であるバフォメットの力を見たかおんどれら!」
ファミリア(あ…あの最低女が何故ここに!!??)

 案の定クソガキ幼女上司の姿があった。

バフォ様「ほれ、ワシが勝ったからおヌシらのベイをよこすのじゃ!」
ガキ「「うえ〜〜ん!!」」
ファミリア(あ、あのバカ女! 何も知らない子供相手に大人気なく魔術で超強化したベ○ブレード使ってるのニャ!)

 見た目が幼女とはいえ、ガキ相手に大人気なく魔術で超強化したベ○ブレードで無双するバフォ様。

バフォ様「ホッホッホッ、この辺のガキのベイは大体狩り尽くしたのじゃ………次は隣町で一狩り行くとするかのう!」

 ファミリアは知る由もなかったが、バフォ様はこのチートベイにより連戦連勝し、この近辺のガキのベ○ブレードは既に粗方ゲットしていた。

夫「勝負に勝ったとはいえ無理矢理相手のオモチャを奪うなんてひどいな……僕が注意してこよう」
ファミリア「!?」

 優しい夫は正義感のあまりクソガキ幼女を注意しようとする。今まで夫とあのクズバフォとの邂逅を防いできたファミリアは今究極の選択を迫られた!





・究極奥義秘孔変位

 【秘孔変位】とは狂気の力を借りて闘気を高め、それを利用し己の気と血流を操作することによって自身の秘孔の位置を自在に変えるという究極奥義である。

ファミリア「バフォ様いい加減その自作タバコを吸うのをやめるのニャ!」
バフォ様「ギャーギャーうるさいのじゃ! ワシは己の秘孔の位置を変えるという究極奥義の実現のため、あえて吸っておるのじゃ!」

 幻覚剤入りタバコを吸うのをやめないバフォ様! 本当にそんなことが可能なのか!?
※尚、狂気はあくまで闘気を高めるだけの第一段階でしかないので、薬の力で狂気だけ高めてもそもそも闘気に影響がなければ無意味となる。




・虚言

バフォ様「ネットのバカどもは気づいておらぬがの、この世界はもう既にワシの物なのじゃよ……」
ファミリア「ニャ? バフォ様また自作タバコ吸ってラリってるのニャ?」
魔女「ホントあのタバコ吸うのやめさせましょう。またソシャゲのガチャ感覚で外なる神喚ぼうとされてはたまりませんからね」





・悲しみのバフォイスター

バフォ様「超絶可愛い幼女であるにもかかわらず、時折ワシは理由もなく猛烈な悲しみに襲われることがあるのじゃ……一体これは何なんじゃろうな……」
魔女「いやそれ薬物使用後の離脱症状じゃないんですか? バフォ様が自作タバコ吸った後決まってそうなるじゃないですか」

 原因はバレバレで気づいていないのは本人だけであった。





・バフォメット・ザ・ギャンブラー その1

バフォ様「ああああああ!! パチスロで大負けして超イライラするのじゃああああ!! はあ…はあ…魔力が高まる…溢れる…おおおおおお…!!」

 幼女魔物娘なのに平然とパチスロに行くも負け続け10万円スッてしまったバフォ様!
 この世の理不尽に対する果てしない怒りにより魔力を暴走させてしまう!
 果たして地球の命運は如何に!?





・バフォメット・ザ・ギャンブラー その2

ファミリア「」ヌケガラ
リビングドール「」ヌケガラ
ギャンブラー「さて、ゲームを続けるかね?」
バフォ様「上等じゃ……! 次は魔女の魂を賭けようッ!」
ギャンブラー「GOOD!」
魔女「!?」

 謎のギャンブラーに賭け事を挑まれ敗北、敵の能力により魂を奪われた部下2人!
 そして、部下の魂を取り戻すべく、バフォ様は躊躇なく魔女の魂を賭けた!
 果たして魔女の命運や如何に!?





・バフォメット・ザ・ギャンブラー その3

バフォ様「………………」ボケー

 パチスロで負け続けてあっという間に持ち金を溶かしてしまい、ショックで廃人同然となってしまったバフォ様!

魔女「さぁ、今日の分の書類を終わらせちゃいましょう」
ファミリア「ニャ!」
リビングドール「うん」

 そして、そんな上司を気にもしない部下達。薄情なようであるが、上司の日頃の素行の悪さからして自業自得と言うべきであろう。





・パンダカー

パンダカー『ペーペーポーペーペペポー、ペーペペペペペペペペペペポー』←通りゃんせのテーマ
バフォ様「凄いマシンなのじゃ! 通れない道はないのじゃ!」ガタガタガコガコ

 デパート屋上遊園地にあるパンダカー(レンシュンマオではない)を中古で購入し、空中要塞の中で乗り回すバフォ様!

魔女「屋内でマシンを乗り回すのは鬱陶しいからやめてください!」

 当然室内で運転されては鬱陶しいことこの上ない!






・親戚の集まりにて

バフォ達「ワイワイガヤガヤ」
ガキバフォ1「おばちゃーん。2階に閉まってるお部屋があるのじゃ」
バフォ様母「……開けようとしちゃダメじゃぞ」
ガキ「えー、なんでー?」
母「いいから」

 当時無職だったがプライドが高く見栄っ張りなバフォ様は親戚のバフォメット達にいじられるのを恐れ、自分の部屋に閉じこもっていた。

ガキバフォ1「誰かいるのか〜!」ドアドンドン
ガキバフォ2「気配はあるのじゃ! 誰かいるのじゃ!」ドンドン
バフォ様(こっこのクソガキども! ワシが籠城しているのを知っててか!)

 魔術もほぼ使えない親戚のクソガキバフォどもにあっさり追い詰められるバフォ様! ガキどもの手により親戚の前に引き出されてしまうのか!?





・ランチタイム

 近所のサ○ゼリヤにやって来た3人。

魔女「たらこソースシシリー風スパゲティ美味しいですー」
ファミリア「デミグラスソースハンバーグも美味しいニャ」
リビングドール「ミラノ風ドリアとマルゲリータおいしーね」

 このようにささやかだが糞上司のいない静かで落ち着いたランチタイムを楽しんでいた。だが……

店員「1名でお待ちのバフォ様ー」
3人「ッ!?」

 なんとそこでわざわざハブにしたはずの上司がやって来てしまう。

バフォ様「………」
3人(めっちゃこっち睨んでる…)

 別の席に座ったバフォ様だが、3人の抜け駆けを知っていてやって来たらしく、射殺さんばかりの鋭い視線でずっとこちらを睨んでいた。





・いつまでも育ち盛り

バフォ様「ライスおかわりなのじゃ」
親爺「バフォ公お前、もう6杯目だぞ。いくらライス無料だからって少しは遠慮しろよ」

 今日もザビエルラーメンにて、相変わらず食いまくるバフォ様!
 ランチのライスおかわり無料にかこつけ、米を食いまくる!





・怪奇生命体

バフォ様「ん〜〜、実に脂のノリがヤバすぎて美味いのう♪」ムシャムシャ
魔女(普通にバラムツ食べてる…!)ゾーッ

 バラムツの肉には大量に蝋が含まれており、人間の胃には消化することが出来ない。しかしバフォ様はバフォメットのせいか消化出来るようだ。

バフォ様「おヌシも食うのじゃ!」
魔女「イヤアアアアやめてええええ!」

 魔女にもバラムツを食わせようと無理強いするバフォ様!





・非道幼女魔女ダム 逆襲のバフォ

バフォ様「さぁいでよアザトース! 重力に魂を引かれた人々を粛清するのじゃ!」
魔女「仕事が終わらないからって現実逃避するな!」ドゴッ
バフォ様「ぐあっ」ドサッ

 棒で後頭部を強打されてバフォ様は倒れ、召喚の儀式は強制終了。『アザトース召喚により全宇宙を破壊し、自分の書類仕事の遅れをなかったことにする』というバフォ様の目論見はまたもや失敗に終わったのだった。





・口は災いの元

魔女「そういえばバフォ様って仲良い友達いるんですか?」
バフォ様「……おらん」
魔女「やっぱり」プッ
バフォ様「ぶっ殺してやるのじゃ」ニタァァ

 珍しく余計なことを言ってバフォ様を怒らせた魔女。そして、そんな部下へ強烈な殺意を向けるバフォ様!
 果たして一体どうなってしまうのか!?





・記憶喪失

 馬鹿なことを言う度やる度魔女に後頭部を殴られたため、ついに記憶喪失になってしまったバフォ様。

バフォ様「何も思い出せん…ワシは一体誰なのじゃ…?」
魔女「はわわ…やりすぎたです…」
リビングドール「しょっくりょうほうだよー」ドゴッ
バフォ様「ギャア!!」

 リビングドールはその怪力でさらなる衝撃をバフォ脳に与える。

バフォ様「うぅ……ハッ…何もかも思い出したのじゃ!」

 ショック療法が功を奏したのか、すぐに記憶を取り戻したバフォ様。

バフォ様「ワシの名はハマ○ン・カーンなのじゃ!」
魔女リビ「!?」

 いきなりアクシズ摂政の名を名乗りだすバフォ様! 余計に記憶は混乱していた!





・忍び寄る病の影

バフォ様「最近肝臓と膵臓の具合が良くないのじゃ…」
魔女「えぇ…魔物娘なんだからそういう病気にはかからないはずなんじゃないですか…?」
バフォ様「ワシは5歳の時から両親の目を盗んで酒を飲んでいたからのう……その積み重ねのせいかもしれん…」←現在70歳

 リアル幼女の頃から素行が最悪なバフォ様であった。

バフォ様「そういや最近も毎日ストゼロ500mlを5本とビール500mlを1ダースは空けてたのじゃ…」
魔女「最近バフォ様の肌が異常に黄色いのそのせいですか…」

 皮膚に黄疸が出始めたバフォ様! 禁酒と薬断ち(むしろこっちがメイン)しないとマジで命の危機が!





・同人ゴロ

バフォ様「ワシは世の真実に気づいてしまったのじゃよ………同じ雌豚なら子豚よりも肥えた大人の方がよく売れるということがのう……」
魔女「それは今度のコミケでロリ物よりも巨乳物同人誌を売るということですか!?」
バフォ様「フン、当たり前なのじゃ。ロリコンは世間一般から犯罪者扱いじゃが、巨乳は単なる健全な性癖の一つでしかないのじゃ。
 即ち、世の中の大きなお友達やこどおじは巨乳物の方が買いやすい=ようするにそっちの方が手っ取り早く売れて金になる、ということなのじゃよ……」

 バフォメットの使命なぞどうでもいい、金だけが全てという同人ゴロとしての本性を表すバフォ様!

魔女「幼女魔物娘として、バフォ様にそれだけはさせられません!」
バフォ様「移ろいやすい世の中なのじゃ。バフォメットとて巨乳物同人誌を売るような時代となってしまったのじゃよ……」
魔女「それでも私は止めてみせます!」
バフォ様「現実を受け入れるのじゃ。今の時代はロリ物には逆風! 巨乳の方が金になるのじゃよ!」

 コミケで売る同人誌の方針を巡り争う二人! 理想か、現実か。時代はどちらを選ぶのか!
22/01/15 15:54更新 / フルメタル・ミサイル

■作者メッセージ
補足

 魔界フグ鯨

 分類は魚乳魔獣類。深海の珍味と言われる真っ白なクジラだが、フグという名が付く通りフグぐらいの大きさしかない。しかしその小さな体には凄まじい旨味と栄養価、精の増進作用が凝縮され、これを食べた日には美味しさと性欲増進のあまり、夫婦の夜の営みがとてつもなく濃い物になるという。
 しかしこのクジラは体の何処かに毒袋があり、その毒の強さは常人の致死量が0.2mgという極めて恐ろしいもの。しかも何処にあるかは個体ごとに異なり、しかも僅かな刺激で破れるため、毒抜きは至難を極める。
 それだけに毒抜きされた魔界フグ鯨は貴重であり、とある凄腕の料理人が毒抜きをした翌日に、ドラゴンが宝石と引き替えに魔界フグ鯨を譲って欲しいとやって来た話さえあるほどである。

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