連載小説
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39 春の桜はいつ咲くのかと(前編)
さて…今日は何をしようかと真剣に考えながらサラダを食べている俺…
もう、今日は何をしようかと考える必要も無いさ!!なぜかって、いつもやることは決まっているからさ!!
考えても見てくれ……俺はここ最近、依頼しか受けていないって事をさ!!
何もしなくても依頼はどんどん来るというこのシステム…
こういう風に回りくどい言い方をしているが、単刀直入に言うと今日は依頼をしたくないって事さ!!
毎日毎日、俺は必ず依頼を受けているわけだぜ!?たまにはゆっくりさせてくれてもいいよなって思うのは人間として当然だろう!?

こう思っていると、いきなりメリィが俺のことを呼んだんだがこれは……依頼の予感がするぜ…
ジパングに来て急激に感が鋭くなった気もするしな…
え?わかりにくいって…?
そうだな…たとえるとしたら、【デメトリオは感の鋭さが4上がった】ってウィンドウみたいな感じかな…

「デメトリオ…今日もよろしくね?」
そう言ってメリィがいつもと同じように俺に書類を渡してくるが…
いつも俺が素直に受け取ると思うのか…!?
俺は今日、初めてメリィに意見するぜ!!メリィも依頼を受けるべきだとな!
「あ…そうそう、今回は全員参加だから、私も行くわ…」
ぐっ…い、意見する前に俺の計画を綺麗に砕かれたんだが…
どうして皆、俺が何かかっこいい台詞を言おうとしたときに邪魔をするんだ!?せめて、空気読めよ!!

俺は複雑な気分になりながらも渡された、若干ひんやりした依頼書に目を通すことにしたんだ。
えっと…

〜〜〜依頼〜〜〜
依頼者:氷室 椿(ひむろ つばき)


内容:調査
…今回は、依頼をうけてくれてありがとー…
依頼の具体的内容は私たちのいる山の近くにある山村…【笹山村】に来ましたらお教えします…
一応念の為なのですが、武装をしてからきてくださいねー…
後ー…【笹山村】に来るときの道で、両道と呼ばれる場所がありますが…
絶対に左に曲がってくださいー…右は雪崩が起こったばかりで通れないと思いますけどねー…
なるべく、大人数で来て下さいねー…

報酬:銀貨1枚と白雪袴一着のみ…

備考:笹山村にきたら庄屋のところにきてくださいねー…



〜〜〜〜〜〜〜〜

……この依頼、調査って書いてあるけど具体的な内容が一切伏せられているなんて…あ、あやしすぎるぜ…
これは行かないほうがいいと俺は思っている…
でも…行かなくてはいけないって事実にも俺は気づいてしまっているんだ…
逃げたいけど、絶対に逃げることなんて出来ない…いわば、拒否権がない状況ってのが今だぜ…
前も言った気がするけど…慣れって怖いぜ…

そして…みなさんもお察しのとおり、俺はまたもや依頼に駆り出されたのだった…
そ、そうだ…!!展開がいっつも同じだとか心無いせりふはやめてくださいね……本人は結構気にしていますから…
そ、そんなことより今はとにかくこの山道を歩くことに全力を注がなくては…
気を抜くとすぐに滑ってしまいそうなこの雪の残った山道を上っている俺はそう決意したのだった…
それにしても…一つ誤算だったぜ…
今、俺がはいている靴は靴底がすべるように平なんだが…雪に足を取られて凄く危ないんだ…
こ、こんなことなら、珍しさだけでこの靴を買うんじゃなかったと、買ってから2年後の今さっき、そう思ったぜ…
まさに今、俺は後悔しているわけですね?

そして山道を上り始めてしばらくして……俺はみんなよりはるか後ろを歩いて追いかけていたのだった…
結構他にもこの道を通っている人はいるみたいで、道には少しだが何かを引きずった跡があるんだったぜ…
俺の感が正しければ、結構この跡は新しい気もするぜ…
などと思いながら俺はひたすらのぼり続け…
ようやく笹山村って看板が立っている村に着いたんだ…

さぁて…俺はこの笹山村のことをどうやって説明したらいいのだろうか?
なんて思ってしまうほど、雪以外は何も目立ったものは…
ん!?ま、まて!!あったぜ!!
よぉく見てみると、この村からそう遠くないところに大きな木がみえるんだ!
…本当に、あの木がなかったら説明できるものなんて何も無いくらいに家しかなかった村だから…なぁ…
で、でも…もしかしたらレアな食べ物があるかも知れないと思った俺は、依頼人を探すついでに食料も探すことを、ここに決意したのだった…

俺がモンスターラグーンのみんなと庄屋という建物を探しているとき、俺は少し気になる家を見つけたんだ…
茶屋って書いてある看板が立てかけてあるその家からは、にぎやかな声が聞こえてきて、若干だが甘い匂いも漂ってきていたんだ。
「メリィ…俺、おなかすいたんだけど、あの家に行って何か食ってきてもいいかな…?」
俺は一応メリィに聞いてみたんだが…今までの経験から判断すると、ダメといわれる気がしてならなかった…

「……そうね、今日は朝、サラダしか食べていないわけだし…少しだったらいいわ。行きましょうか…」
き、きたぁーーー!!
俺が旅を始めて数日間…俺は何もかも頼みごとをキャンセルされてきていたが、遂に…遂に俺の頼みごとをメリィが聞き入れてくれる日が来たんだな!?
俺は、物凄くうれしい気持ちを顔で表現しながら、みんなと一緒に茶屋という家に入っていったのだった…

さて…何を食べてみるかな…?
よぉく考えてみたら、俺はこのジパングに来てから数日が過ぎようとしているのに、干し肉とサラダ…稀にチーズを食している生活を送ってきたからな…
少しは健康的な食べ物を食べてみるのもいいかもしれないぜ…
俺がそう思っていると、店員さんが俺に注文を取りに来たわけだった…

「きまったっすかー?」
「え、えっと…ま、まだです…何か、健康的でお勧めの食べ物ってありますか?」
俺は、何を食べていいのか正直決めかねていた…だが、気付いたんだよ…
店員さんにお勧めの食べ物を聞けば、安全に食べることが出来るってなぁ!!
いやぁ…俺って本当に…賢くなったなぁ…

「寿司がおすすめっす!!ジパングといえばコレってかんじっす!」
……す、寿司かぁ…名前は聞いたことがあるんだが、実際に食べたことは無いんだ…魚を上に乗せた米って話は聞いたことがあるんだがなぁ…
俺は選んでもらっておきながらも文句を内心つぶやきながら、それでも食べてみることにしたんだ。

しばらく待っていると、さっきの人が俺のところに小さな食べ物を数個持ってきたんだが……なんだこれは!?
こ、こんな小さな食べ物…しかも二個でお腹が膨れると思っているのか!?
ふ、ふっふっふ…俺がただ単に常に逃げ続けている主人公だと思うなよ!!
毎回毎回、俺の事をバカだと思っているようだが…この程度なら腹の足しにもならねえんだよ!!
ちょっと強気に出てみた俺…この台詞も、心の中だけで言えることさ…

そして…しばらくの間少ないと思っていた寿司を食べ続けていた俺…
…な、なんだ!?この腹に凄くたまっている感のあるこの雰囲気は…
俺は、まさか寿司がここまで食べるのが進む食べ物だとは思っていなかったんだ…気がつくと、腹にたまっているこの寿司に俺は……敗北していたのだった…
他のみんなは俺のような計画性の低い…って、自分で言ってしまったがまぁいい…とにかく、計画性のある食事をしたようだ…
…いや、俺はある地点までは計画的に注文して食べてたんだ!!うん!!

さぁて、無駄に食べてしまったが、俺たちはようやく庄屋に向かっていったんだった…
中には、凄く熱そうに服をはだけさせている雪女の女性が一人、うちわとかかれた変な形のもので身体を扇いでいたんだ。
「ん…?あぁー…ようやく来てくれたんですかぁー…ここ、熱いですよねぇー…本当に熱いですよぉー…」
や、やめろ!!そのチラッチラッっとのぞくそのチラリズムが……なぜかやばい気がするんだぜ…
透けているのかそうでないのか微妙な服もまた……女性がそのような服装であるくものじゃないぞ!?
もしも変な男が来たりしたらどうするつもりなんだ!?
などと、思わず思ってしまう俺……とにかく、この人が今回の依頼人のようだな…

「さて…今回の依頼内容を教えてくれますか?」
メリィが依頼を聞いているその後ろで、一応依頼内容は聞いておこうと思った俺は、近くにあった飲み物を飲みながらずっと立っていたんだ。
え?勝手に飲むなんて泥棒じゃないかって?大丈夫!!
ご自由にお飲みくださいって書いてたしなぁ!!
今日…俺はテンションが変な気がするぜ…
「今回は、ちょうどここの庄屋さんに泣きつかれましてー…私、この村より更に奥の村にすんでいるんですけどー…今回、その村の代表的なものに選ばれまして…めんどくさく思いながらも依頼を受けたわけなんですよー…で、依頼を受けたのはいいんですがー、もうすぐ春の季節が来るのでー、私達一族はしばらく雪山の残雪がある故郷まで帰らないといけないんですよー…」
……それって、単に俺たちに自分の仕事を押し付けたいだけじゃないのか!?
まったく…自分の受けた仕事は最後までやりぬくべきだぜ…
俺は、やり遂げたこと無いけどね…

「そうですか…まぁ、折角ここまで来ましたし変わりに受けます…で、そちらの方の依頼は…?」
メリィ……そうやって甘やかしたらすぐに調子に乗るんだぞ!?
で、でも、俺は甘やかして扱ってくれてもいいぜ!?
最近、俺にたいする扱いが酷くなったと……この台詞、俺はジパングに来てから何回言っただろうか…?
「実は、私達の故郷とここ、笹山村までの道のりの途中に、古びた寺がありましてですねー…そこの寺に、お化けが出るとかどうとか言われたので、調査していたんですよー…でも、いつまでたってもお化けなんて出ないし、時期も来てしまったのでー…私の変わりに、お願いしますねー…」
そういうと、暑いなどと小言を言いながら依頼人の椿さんは去っていったのだった…
お化けが出る…だと?

あっ!!今回もデメトリオのことだから怖がっているとか思っているんだろ!?…甘いな、よーく思い出してくれ…俺がすでに墓場を潜り抜けてきているって事をなぁ!!
今の俺に、お化けなんて怖いものではないって事さ!!
多分…

そして…目的地についたとき、俺は何かしら嫌な予感がしたんだぜ…
ここでも俺の身に何かが起こるって…そんな気がしたんだ…
あながち、間違いじゃないだろ?
それにしても古い寺だなぁ…ざっと見てみる限りでも築130年といったところか?
「……この建物は、築500年の建物のようじゃのぅ…何かしら珍しいものがあるのかも知れぬ…ということで、少々じゃがわしは寺の中を調べてくるのじゃ!!」
…えっと、築500年みたいです…
本当にタイミングが悪いと思いながらも俺たちは寺の中で今回の寝る場所を探しているところだぜ…

でも、さすがは築500年…簡単には寝るところを提供してくれる様子はなさそうだ…
俺たちはいろいろ部屋を回ってみているが、入り口から見える部屋は全部床が腐っていて、眠れる状況じゃなかったんだ。
で、俺たちは当然裏側に回りこんでみたんだが…お!?
俺が裏側に回ると、そこには俺が笹山村で見た大きな木が立っていたんだ!
ここの木だったのかぁ…などと一瞬思ったが、そんなことより今は今日の寝床だ!!

俺たちはしばらくの間探し続けた結果、一番奥の部屋でちょうどいい場所があったんだ!!そこは何と広場のようになっており、俺たち全員がここで一日寝泊りしても誰も困らないほどのスペースはあったんだ!!
「…今日の寝床はここにしましょう」
メリィがこういったとき、慌ててスカニがメリィのところに走って行ったんだが…どうかしたのだろうか?
「ま、待てよ!!あたいはこんなところで寝泊りするなんて聞いてないぞ!?くっ…俺は降りるからな!!」
……稀にだが、スカニの台詞の一人称が変わるのはなぜか…俺は聞かないぜ?
でも、どうしてあそこまで反対するんだ…?

しばらくの間、メリィとスカニがなにやら話し込んでいたが、気になって聞きに行くということも一切せず、俺はただ一つの事を考えていたぜ…
ここが寝床って事は、ここに寝るってことだろ?でも、ここには布団もシーツも何も無いぞ!?まさか、直接床で寝るのか!?
いや…俺はいいけどセムちゃんとかは困るだろうし、子供メンバーの特にルタ辺りがうるさくなりそうなんだが…メリィはちゃんとそこの部分は考えていてくれているのだろうか?

スカニは若干不満を残した表情のままゾーネを呼びに行き、一応は話が終わったみたいなので、俺はさっきふと思った布団のことをメリィに聞いてみることにしたんだ。
もしもコレで…何も考えていなかったって事になったらどうしようか?
「メリィ…あのさぁ、つまらないことを聞くんだけど今日、みんな床で寝るんだよね?」
「…そうだけど?」
「さすがに、子供メンバーたちを床で寝させるのもかわいそうだぜ?当然だけど、子供達の分くらいは布団のことを考えていたんだろうな?」
「あっ…そこまでは考えて無かったわね…」

……決して、考えてなかったって答えを求めていたわけじゃないが、振りのようになったことに関してはここで謝罪する!!けど、俺は決してわざとじゃないぞ!?
などと思いながら、俺は時が経過するのをただじっと待っていたんだ…
きっと誰かがこの問題を解決してくれると信じてな!!
そしてこの問題は、誰にもその後触れられることなく終わったのだった…

そして夜…なんと先ほどの問題は誰にも触れられなかったが、ゾーネが持っていた小型寝袋のおかげで解決していたんだよ!!
そして…皆さんもお察しの通り、この俺には寝袋はありませんってなぁ!!
わかっていたし、実際覚悟はしていたが…いざ俺一人だけ床って事になると非常にみんなが羨ましく思えるのは俺だけだろうか?
くそぉっ!!みんなが寝ている間にこっそり寝袋の中に侵入して女性の柔肌を堪能した後、こっそり朝方に寝袋から這い出て何も無かったかのように振舞ってやろうかぁ!?
などと酷いことをする勇気も無い存在が俺なんだけどな…?
こう考えると俺が本当に弱く思えるが…ようは考えようさ…
発想を変えて、俺は本当は凄く強いが、心のピュアな存在で清いからこそ邪心に負けなかった!!って考えればいいんだ!!
後ろ向きに悪いイメージを自分で自分に突きつけるよりは、自分だけは自分にいいイメージを持っておきたいからな!!

さっきから、今夜は俺って変にテンションが高くて眠れないんだよ…
だから、本来なら交替でするはずの依頼目標を見つけるための見張り役をやっているんだ…
眠い状態だったらわざわざそんなめんどくさいことを俺がするわけが無い!
といっても、俺には今やることも無いわけで…
俺は仕方が無く、夕方見かけたこの寺に植えてある大きな木でも見に行ってみることにしたんだ…
え?怖くないのかって?それが、結構月明かりが差し込んでて周りが見えるんだよ。
これだったら、墓場にいたときの方が数倍は怖かったな…
墓場は月明かりが俺たちを照らしてくれることはほとんど無かったから…
いやぁ、こう思い出してみると俺って結構旅してきたんだなぁ…って改めておもうんだぜ…
でも、旅の途中で多くの夫婦とかにも出会って、複雑な心境になったことも友達だと思っていた奴らが毎回俺の近くで結婚していき嫉妬心を抱いた思い出などの負の思い出だけではなく、世界中のいろいろなものを見ることが出来たっていう正の思いでも沢山あるから、後悔は一時的にすることは多いが、そこまでしていないって言うのが本気かな?
こうして昔を思い出しながら歩いて大きな木の下に来たときだった…

「かーげーしーげぇぇーーーっ…かげしげぇぇーーっ…」
ん!?だ、誰かがかげしげって人を呼んでいる声がするんだが…
かげしげだよな?デメトリオじゃないよな?
ふっ…だったら大丈夫だぜ!!
俺は自分に危険が及ばないとわかったとたん、大きく深呼吸をすると腰から干し肉を取り出して食べ始めた…
ふぅーー…落ち着くぜ…

「…かぁーげーしぃーげぇーー!!」
全く、誰だ?かげしげって…のんびりと月を見ることも出来ないじゃないか!
俺がそう思っていると、いきなり肩に白い手が…!?
うおぉぉっ!?え!?な、何コレ!?
何かの紐が肩にかかったとはとても思えないほどのこの光景…嘘だ…
これは何かの間違いなんだ…ま、まさか…俺がその得体の知れないかげしげって奴だったというのか!?
ま、まさか、俺の本当の名前はかげしげ…?いや、俺はデメトリオって名前のはずだが…
えぇーー…!?

ダメだ、頭の中が混乱してまともに考えることが出来ないぜ…
とにかく、後ろにいる正体不明のこの手の持ち主が誰かを確かめないと…
俺はそう思い、そうっと後ろを振り向いた…
俺の後ろには、まるで恨んでいるというべきか、悲しんでいるというべきか良くわからない表情の女性が、目から血を流しながら立っていたんだが…
ん…?血かと思ったら後ろの木にぶら下がっている赤い色の鉢巻が映っているだけじゃないか…って、透けているって事なのか!?
……OK、俺が取るべき行動がわかったぜ…
俺は…逃げるぞ!!

俺は即座に後ろの方に振り向き、一気に逃げ出そうとしたのだが…
なぜか俺は体がしびれて動けないんだ!!
ま、まさか、俺の悪運もここまでだというのか!?
い、いやだ!!まだ人生終わりたくない!!
俺はまだ、自分の宿屋にあるチーズを全部食べていないというのに!!
そして、その女性がふわりと俺の方に近づいてきたのが見えたんだ…

「かげよしぃ……私の夫の安永はどこにやったの…?ねぇ!!」
「だ、だ、誰ですかかげよしって!?」
俺はデメトリオ!!かげよしじゃないの!!わかる?
俺はそういいたかったが、言ったら余計に話がややこしくなりそうな予感がしたので黙っておいたんだ。
「あんた…披露宴当日に私の夫をお祝いに飲みに連れて行ってから、私が病気で死ぬ今から513年前…連れて帰ることなくとんずらしたじゃないの…」
「な…!?お、俺はそう簡単に逃げるなんて事はしないぞ!?」
まさに自分のことを棚にあげての一言だったが…多分誰も気にしないからよしとしよう…
「よく言うわ…私、まだ安永と初夜を過ごしてもいなかったのに……あの日の晩、初めて性行為に及ぶはずだったのに!!思えばあんたは昔から何も変わっていない!!私の邪魔ばかりをして…」
「ま、まってくれよ!!落ち着いてくれ!!今から513年前の出来事なんだろ?だったら、俺が今ここで生きているっておかしいじゃないか!!な!?」

俺がそういうと、目の前の女性は少々だが落ち着いたようで、俺とまともに話をしてくれる雰囲気になってきたぜ…
本音を言えばここから逃げたいのだが…
俺はひとまずこういっておこう…【後半へ続く】ってね!!
12/04/21 06:13更新 / デメトリオン
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■作者メッセージ
どうも!!

今回も見てくださってありがとうございます!!
いやぁ…最近話がワンパターンになってきたような気がするから何とかしないと…などと思っております…
ま、まぁ、次回ものんびりと見ていただけるとうれしいです!!

あと…ここで砂漠編の特徴を少々…
@ 主人公の行く砂漠の名前は時の砂漠
A 砂漠中央にオアシスがあるって設定で…
B 各諸点になぜかピラミッドが大量生産されている
C 古代文明が眠っているという噂アリ!?
D 年に数回だが、砂の竜巻が発生しそこでしか出現しない建物がある。

まぁ、大きく分けてこのようなストーリー構成になっておりますが…
このストーリー構成にみなさんの送ってきてくれるキャラクターたちのストーリーを組み込んでいきます!!
砂漠編のキャラクターも、ドカッとお願いしますね!!

ありがとうございました!!

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