連載小説
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魔界に最も近い宿屋で(ry 〜the night day〜
ある秋の日の事だ…俺が家の中で1人、宿屋に置く机を作っているとサリィが俺の名前を呼びながら部屋に飛び込んできたんだよ
……まぁ、この話を読んでいてくれているなら前作も読んでくれているとは思うけど…俺の事は覚えているよな?なぁっ?
ま、まさか…覚えていないのか!?主人公だったのに!?
くっ…くそぉっ…いや、まぁいい…俺の名前はデメトリオ…デメトリオ=スタンダートっていうんだ
そして、俺の名前を呼びながら宿屋の扉を開けたのが妻のサリィなんだけど…
詳しくは、前作の『魔界に最も近い宿屋で(ry』のキャラクター資料でも見てくれ!!
後は…最終話だけでも見てくれると、少しは分かってくれるかも知れない…
でも、今回から見るって人ものんびりと見てくれるとうれしい!!

で…サリィは一体どんな用件なんだ…?
そう思いながら俺は自分の作業していた作成中の机をしまい、変に翼をパタパタさせているサリィのほうにいったんだが…

「どうしたんだい?サリィ…そんなに喜んで飛び回って…」
「デメさん!!これっ!!これ見てよっ!!」

………なんだ?この紙切れ…?フェルス興国のお祭り行事は今月は無かったはずだけど…?
えっと、何々…?


【   おめでとうございますっ!!懸賞に当たりました!!
 今回は、当懸賞を応募していただき、本当にありがとうございます!!
 豪華!!和と洋の一体化したホテルが皆様をお待ちしております!!
 奥様や旦那様、友人などを連れてぜひお越しください!!
 当然、当たったので全額無償で奉仕します!!
  なお、地図は裏面に記載されておりますので、10月の31日に当ホテルへお越しください!
                                             】

懸賞…?懸賞だと?おっかしいなぁ…そんな懸賞に応募した覚えは無いんだが…?
いや、でも…無償なら行ってもいいかな…?

俺はそんな事を思いながら、無邪気にはしゃいでいるサリィを見ていたんだ…
いや…しかし、養子の子供たちや娘をここにおいておくのもちょっとな…
新婚旅行みたいな感じで行きたいんだけど…やっぱり無理かな…?

「デメさんっ!!旅行ですよっ!!旅行!!」
「…新婚旅行とか行ってないから、別に俺はいってもいいけど…他の連中に悪くないかな…?」
「だったら、みんな連れて行こうよ!!人数表記されてないし…」
「いや…でもさ?子供たちの面倒を常に見ておくほど俺たちの視野は広くないわけで…」

俺がそういっていると、後ろのほうからゾーネが歩いてきたんだ…
どうやら、さっきの話を聞いていたらしいけど、なんなんだ?

「わしが子供たちの面倒を見ておいてやってもいいぞ?おそらく、ナナもエヴァリンもペロルも残るじゃろうし…少しくらいたまには楽しんで来たらどうじゃ?」

「本当っ!?やったぁっ!!姉さんにも伝えないと…」
「私はいいわ…今回はあなた達だけで楽しんできなさい?旅行なんだから、たまにはのんびりしたらいいじゃない」

……なんだか、物凄く上手い具合に話が進んでいっているぜ…
じゃあ、俺もあいつらにこの話をしてやるとするかな…っと、そうだ…
セムちゃんも連れて行ってあげようか…?セムちゃんが暇じゃなかったら、たまにはいいんじゃないかな…?
本当に、これから楽しい旅行が始まりそうだぜ!!

俺はそう思うと、宿屋の中に入ってみんなを集めたのだった…
さぁ…旅行かぁ…実に楽しみだぜ!!
EX 物語内の拾い物13/01/20 21:27
chaptar 1-1 消えた人たち13/01/12 21:40
chapter1-2(A) 捜索13/01/20 21:46
chapter1-2(B) 探索13/05/06 00:21

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