元同級生と愛し合いたい
___________
目を開ける
目があった
頭がボーっとしている
「_______」
何か言われてるな・・・
「えへへ♪本当に一緒なんだね♪」
ユウカか・・・
ユウカが笑っている
「おはよう♪木原」
意識がはっきりしてきた
「おはよう・・・」
が
「いてててて・・・・」
頭が痛い
今何時だ・・・?
6:50
あれ?いつから寝てたっけ?
確か・・・ダメだ、まだ頭が完全に働かない・・・
「・・・ねぇ〜?きはら〜」
甘えた声で体を密着させてきた
・・・ユウカの匂いが強くなる
「朝ごはんにしよっか♪」
「そうだな、まずはその尻尾をなんとかしないといけないな」
布団で見えないが縄のようなもので足をギュッと結ばれており
動くことが出来ない状態でいる
「私の朝ごはんからでいい?」
あぁなるほど ユウカの朝ごはん・・・か
「わかった で、どうされたい?」
愛しいユウカの要望を聞く
「ギュッと抱きしめて♪」
そう言い両手をこちらに伸ばしてきた
「お安い御用だ」
_____ギュ〜ッ
ユウカのシャンプーのような女の子の香りが漂ってくる
相変わらずの良い匂いだ
「朝ごはん食べたら散歩しようね♪」
「そうだな、来たばっかだしな」
とりあえず・・・
「んっ・・・♪」
ユウカと少しイチャイチャしてからでも遅くはないだろう
___________________________________
3日ぶっ通しでやると言われ、
時間感覚がなくなるころには普通にユウカとの行為を楽しむことが出来ていた
慣れって恐ろしいね
レイアさんの言われたところを責めてあげたり、耳や尻尾など敏感なとこを 弄ったりと結構ユウカをリードすることもできるようになってきた
・・・・早漏は相変わらずだが
しかし弾数がどうもユウカとの行為中全くと言っていいほど気にしないので
弾切れ知らずである、ほぼ無限に近い
こうなってくると俺もそろそろ人間をやめてるといっても
いいのかもしれない・・・
「そ、そろそろ出るぞ・・・・!!」
「きて、きはらぁっ!!一番奥に一番濃いのい〜っぱい頂戴♪」
__________どびゅるるる〜ぅっ!!!
「あはぁぁぁああぁぁ♪♪」
でもこのユウカの蕩けた愛らしい表情が毎日みれるのだから
人間をやめたかいがあったってわけだけどね
____________________________________
「さて、朝食も済んだことだし外をブラブラしようか」
先ほど気付いたのだがレイアさんが親切にも
金銭をここの通貨に交換してくれていた。これで色々と買えるはずだ
さらに地図や風習なども書いたメモを置いてくれるなど
何から何まで至り尽くせりの徹底ぶり
正直知らない地で不安だった自分にとってはとてもありがたいものだった
あとでまたこの家に招待しよう
その時までにユウカと・・・
「そうだね♪」
子供のような無邪気な笑顔をこちらに向けてくるユウカ
喜びは笑顔だけにとどまらず尻尾も小躍りして羽もパタパタさせている
女性にとって『買い物』という物はとても楽しいものだって
ばっちゃがいってたのは確かだな うん
「・・・っと、今まで違和感なく接してたけどユウカ裸だったな・・・」
体の重要な部分が体毛で結構隠れているが、衣類を何も着用していない
「き、木原がいいなら、私はこのままでも・・・///」
「いや、いいから!!別にそんなことは考えてないよ!?
と、とりあえず!制服にでも着替えようか!!」
多分ユウカは帰宅中にこっちに来てしまったので制服以外持ってないはずだ
ユウカにだけ制服ってのもあれなので俺も制服を着る
うん、この配慮は間違ってないはず・・・
これで普通に仲の良い学生が街を歩いているようにしか見えないだろう
「それじゃあ俺あっちで着替えるから、ユウカはそこで着替えててくれ」
「え?一緒に着替えるんじゃなかったの?」
「え?」
「え?」
しばし二人の間に?がでてくる
「あ、あのですね、ユウカさん」
「はい、なんでしょう?木原くん」
「買い物に行くんですよね?」
「はい、そうですね」
「・・・・・」
「・・・・・」
「多分ユウカが下着とか見たら今日一日食事になると思うんですが」
「あっ」
「だから俺はあっちの方で」
「ま、まって!そ、そうだよ!下着を着ないで制服を着ればいいじゃない!」
「それもそれで問題があるんですが!!」
ここまで来るともう埒があきそうにない!!
早々に俺は洗面所に行くとユウカが来られないよう鍵を閉め一人でに着替えた
・・・・・もうそろそろかな?
頃合いを測りユウカがいたリビングに戻ると
「どう・・・かな・・・?」
制服姿のユウカがいた
いつもの下校中に見るユウカ
いつも横で見ていたユウカ
しかしいつものユウカとは違う
翼と尻尾と角があって
胸が前よりも強調されいていて
耳が長くて、目が紅くて
表情もとろけていて
エロくて大胆で
何よりも俺の恋人だ
「あぁ・・・可愛いよ、ユウカ」
そう言うとユウカはえへへと身悶えして喜んだ
よく見るとギリギリラインまで短くされたスカートと
へそが出てる学生服というエロイ格好になっていた
尻尾や翼の関係上からへそが出るのはわかるが
「短くしすぎじゃね?」
「そう?」
そう言ってユウカが少しスカートをめくった時のことだ
「おいユウカ、ちょっとパンツ見せてみろ」
「えっ!!?どどどどどどうしてそんなこというのかなぁ!?」
「いや、いいからちょっとみせてみろって」
「えっちょっ!!」
そういい俺はやや強引であるがユウカの制止を振り払い
スカートをめくり上げる
「・・・・・やっぱりな」
「あぅ・・・///」
ユウカが穿いていたのはボクサーパンツだった
もちろん男性用の
「ユウカ・・・・」
「し、しかたないじゃない!私のパンツぐじょぐじょだったんだもん!」
そう言い自分のバックの上に置いてある自分の下着を指さす
確かに濡れてる、これだと穿いたとき嫌な気分になること間違いなしだ
「あぁ・・・」
「ね?だから今日だけ貸して? ね?」
そういい上目遣いでこっちを見てくる
まぁ別に余り悪いとは思ってない
っていうかこの状況で貸さないっていう方が鬼畜な気がする・・・
「今度からはちゃんと許可取ってくれよ?」
「えっ!?いいの!!?」
思いのほか驚くユウカ、俺がユウカのパンツを借りる訳じゃあるまいし・・・
「あぁいいよ ほらいこうぜ」
「あ、うん・・・」
(木原の下着を見つけてクンカクンカした挙句穿いちゃったなんて言えない・・・)
___________________________________________
鍵を持って二人して一緒に玄関から出る
学生服を着ているのでまるで・・・
「なんか、登校してるみたいだね♪」
ユウカがクスッと笑う
「まぁこんな格好だしな どれ行こうか」
俺はユウカの手を引き、未知なる世界に踏み込んだ
____________まぁなんというか・・・・
\イチャイチャウフフ/ \ソコノオクァサン!コノオクスリイイデスヨォ!/ \アラシャチョサンウチニクル?/
時刻を確認する AM9:23
うん、夜の商店街って感じだ
そこらへんでイチャイチャしてる魔物娘と男性が歩いてる
風俗店がいっぱいあり、どの店もどちらかというとエロ向けな感じだ
そこの薬屋とかもう怪しすぎるお薬を勧めている
【フトサニバイニバーイ】とかもう、ねぇ?
しかし活力があるのは良い街の証
場所もしっかり選んでくれるとはレイアさんは本当にいい人だ
「色々な店があるな、さてまずは服屋からかな?」
「・・・・・」ジーッ
「・・・ユウカ?」
ユウカが先ほどの薬屋をじっと見つめている
視線の先にあったものは
『 早漏に これ一本! ソウロウナオール!! 大好評発売中!!』
・・・なんだろう開始早々凄く鬱になりそうだ
「・・・行こうか」
「うん・・・」
家に帰ってユウカに慰めてもらいたかったが買い物を続行しよう
食事処、八百屋など次に行く目星をつけつつ歩くこと3分
『Island Village』という服屋らしき店を見つけた
マネキンに服が着せてあるので多分そうだ
・・・ってこれ服だよな?
マネキンに着せられた服は色んなところに穴があいていたり
変な所に穴があいている帽子であったりと余り普通の物が売ってなかった
てかなんだ!?この服!!動くぞ!?
まぁさっきから街行く人を見ていたが魔物娘にはかなりの種類があるらしい
見ただけでも10種類以上はいた
そんなにいるなら衣装もそりゃ多くなるだろう
さっきの帽子についてるタグを見ると『ワーウルフ』とか書いてある
「ねぇとりあえず入ってみようよ♪」
「・・・そうだな」
何はともあれ店に入ってみないとわからない
意気揚々と歩いていくユウカに手を引っ張られて俺は入店した
一応確認しておこう
俺はファッションに基本的に興味はない
合うか合わないかはギリギリ言える程度で
お○ぎとピ○子みたいに饒舌でなんやかんや言える訳ではない
つまり可愛いと綺麗で何種類もの言い方を考えるしかないのだ
よってこの状況を正直素直に楽しめない
いや別に嫌ってわけじゃないんだ、恋人との初めての買い物とか胸躍るし
でもね・・・・
「ねぇ木原♪こんなのどう?」
そういい試着した姿を見せつけるユウカ
コメントに困る
「むぅ〜!!何か言ってよ木原!!」
「いや、あのなユウカ?俺はあまりファッションに詳しくないし、第一にだ」
下着のコメントとかリアルでわかんねェェェェェェェェェェ!!!
ユウカはブラとパンツ以外何もつけてない
しかもきわどい!!!
なにこれ?エロいって言えば良いの?エロいって言っちゃっていいの!?
さっきから同じこと言ってるよ俺!!?
「う、う〜ん・・・」
「・・・・・」ジーッ
「えぇとだなぁ・・・ 凄く、扇情的です はい」
言葉を別にして見た
確かそこまで頭が良くなかったはずだからきっと大丈夫だ
「もうさっきから同じことばっかじゃない!!」
しまった!ユウカ、文系の学校に通ってたんだった・・・
「あぁもう!!可愛いよ!!ユウカ!凄い可愛い!!抱かせて!!!」
「えっ!!? き、木原嬉しいけど、ここ店内!」
「・・・はっ!」
しまったぁ!!つい思わず店の中心部で愛を叫んでしまった!
「お客様・・・・」
「げっ・・・!」
後ろの方からモフモフした尻尾の狐の魔物らしき綺麗な女性が声をかけてきた
「す、すいませんでした!!」
次の注意の言葉を予想して反射的に誤る俺
しかしきたのは予想をはるかに超えた言葉だった
「お客様、もしイチャイチャしたいのでしたならあそこの部屋を御貸ししてます」
そういい指さすさわり心地良さそうな尻尾をした狐さん
指の方向には『休憩室』と書かれた個室が5つくらいあり
そのうち3つが『休憩中』と書かれた看板が掛けられている
「は、はぁ・・・」
「この商売上着替えた姿で発情してその場でヤっちゃう夫婦がいるんですよ
そうなると私共もちょっと、その、発情しちゃうんで・・・」
そういい顔を赤らめて照れる枕にしたら熟睡できそうな尻尾を持つ狐さん
「で、ですので!
もし我慢できないようならあちらの部屋を使ってください!
よろしくお願いします!!」
そう言うとそそくさとそれだけで製品が出来そうな尻尾を持つ狐さんは
元の仕事場に行ってしまった
「な、なんだったんだ・・・?」
とりあえず怒られないで良かった・・・
「き、木原・・・?」
「ん?」
視線を戻すとユウカがもじもじしてる
「き、木原は、その・・・我慢できなくなっちゃったの?」
「ぶっ!!」
もしかしてさっきのことを言ってるのか!?
「俺の理性はまだ大丈夫だ、問題ない!
さぁ、ユウカの下着を選ぶぞ!!」
「そ、そう・・・」
そういうとちょっと残念そうな顔をしたが
諦めがついたのかすぐまた笑顔になり、俺に試着姿を見せてきた
_____________________________________
色々と服を見た結果
俺の理性が吹っ飛ばない程度のそこそこ普通な下着を買い
俺の常識が吹っ飛ばないようななかなかに日常的な普段着を買った
ユウカは制服とジャージしか持ってないし、ちょうどいいかな?
どう評価していいかわからないけど、普通に可愛い普段着だ
女子の雑誌にでも乗ってる感じの雰囲気を醸し出すような
しかしユウカは制服からその上着に変えようとはしなかった
理由はさっきの俺の意見と同じで
私だけ普段着だと公平じゃないよね?みたいなあれだった
ってことでまだ制服姿で手をつなぎながら歩いている
それで今俺達二人は衣食住の衣を手に入れ、次の食を探している訳だが
やはり食べ物を扱うだけあって大っぴらな感じになっており
すぐ見つかるのだが・・・
「・・・これ食える、よな?」
いくらか見たことあるような形の野菜や果物の中に
毒々しい色の、こう、腐海にあるような感じの野菜?があった
あと怪しい形のキノコもちらほら・・・
「・・・・・」ジーッ
またユウカが何かを見つめている
ユウカのいる場所はキノココーナー・・・
なんだろう、見ない方がいい気がする
また心に傷が出来る気がしてならない
とりあえず今日からユウカの分の食事も作れることとなった
・・・まぁユウカは俺の精液だけで良いらしいけど
俺も後々性交だけで生きられる体になると思うが
ユウカと普通の食事もしたいと思う
イチャエロも大事だけどイチャイチャも大事だよね?
あ〜んとか男のロマンだし、第一そういうのを挟まないと
人間性がなくなりそうで怖い
ユウカは『(堕ちるところまで)ガンガン行こうぜ!!』って言いそうだが
俺は普通の夫婦生活を楽しみたいからそうもいかない
・・・せがまれたら多分折れるだろうけど
なにはともあれ今日の夕飯だ
とりあえず安そうで使えそうな食品見つけてぱぱっと作ろう
・・・うん、あっちの世界にありそうな食べ物はいくらかあった
これとこれとこれを買って・・・・
______________________________________________
『精が出るキノコ!!』
そういうタグが貼られたキノコを見ていると
木原が今晩の食事について聞いてきた
「なぁユウカ、今晩カレーうどんで良い?」
なんだろう、私よりも主婦してる・・・
「う、うんいいよ♪買い物手伝おうか?」
ちょっと木原の嫁っぽいことをやらないとね
「いや、もうお会計はすんだ」
(´・ω・`)
「とりあえず食糧は確保・・・あとはそこらで外食するか」
「そう言えばもうお昼だね、木原は何か食べたいものある?」
「そうだなぁ・・・出来ればうどんとカレー以外を食いたいかな?
後でカレーうどんだし」
「じゃあ、さっきファミレスみたいなの見つけたからそこで食べよ♪」
木原に何かをおごることはあったが
一緒に外でこんな風に何かを食べた事はない
念願の木原とデートしながら食事・・・
そう思うだけで胸がキュンときてしまう
「さ、早くいこ♪木原♪♪」
「わ、ちょっ!危な!卵割れる!!」
そうと決まればここに止まることはない
木原の手を引き、店から勢いよく出ていく
_______________________________________________________
\イラッシャッイマセー/
木原と手を繋ぎながら入店すると店員さんの元気のいい声が店内に響いた
軽く間取りを見る限り普通のファミレスと変わりないっぽい
ただこちらの店もあの服や同様、休憩室らしきものが設けられていた
今度借りてみようかな♪
店内の様子を見ているとメイド服を着たイヌ科な感じの魔物娘さんが来た
「お客様は2名様・・・ご夫婦でよろしいですか?」
「はい・・・///」
「まぁ・・・夫婦、かな?」
「そうですか、禁煙席が開いているのでそちらにお座りください♪」
そういい案内してくれるワンコな魔物娘さん
まだお昼には早かったのか店の中に余り人はいないようだ
禁煙席もあと2,3席余ってる
「それではご注文が決まりましたら、そこのスイッチを押してください♪」
_________コトッ・・・コトッ・・・
そう言いながらお冷とおしぼりを置くと「ごゆっくり♪」と告げ
店内の奥に消えてしまった
「・・・なぁユウカよ」
「なぁに♪木原♪」
「俺がこんなことを言うのもなんだが
こういうときって、その・・・ユウカが俺の前に座るんじゃないの?
何故に横に座る?」
「えへへ〜♪ だってこの方が抱きしめやすいしぃ♪
あ〜んだって出来るし♪ キスだってほらこんなに・・・」
近くに木原の顔がある、いつでもキスできる距離だ
「きはらぁ・・・」
「ちょ、おま!」
このままここでキスしたらどうなってしまうのだろう
この場でエッチしちゃうのかな?
他のお客や店員さんにいつみられるかドキドキしながらのエッチ・・・
そう考えると私の子宮がキュンキュン疼いてしまう
「きはらぁ・・・いい・・・よね?」
「ま、まt」
「お客様」
「ひゃぅ!!」
すっとんきょんな変な悲鳴を上げてしまった
横を見るとさっきのわふわふしてるワンコな魔物娘さんがこちらを見ている
「言い忘れていましたが夫婦には食後のデザートを
無料で提供するキャンペーンを実施中です
ですのでご食事後もその場でお待ち下さい♪」
「は、はぃ・・・」
びっくりしたびっくりしたびっくりした!!
お、怒られるかと思っちゃった・・・
「ユウカ・・・」
「・・・・・うん」
「その、あとで休憩室借りるか?」
「!!・・・うん♪」
きはらが優しくて素敵な人で助かった・・・
「それじゃあメニュー決めよ♪何にする?」
「ん〜・・・ん?」
「どうしたの木原?」
「いやなんか♥がある料理とない料理があるな・・・って」
「可愛らしいね♪じゃあ私はこの♥がついた
ジョロウグモ流ツナスパゲッティかな?」
「じゃぁ俺は普通のこのミノタウロス流ジューシーハンバーグで・・・」
注文が決まり呼び出しボタンを押す
このボタン、私達が見てきたのとはちょっと違い
謎の呪文みたいなのが書かれている
押して暫くするとさっきのワンコな魔物娘さんより
ちょっと毛並みが良いワンコな魔物娘さんがこちらに来た
「えぇ〜と、このハンバーグとこの♥がついたスパゲッティを一つ」
「その2点でよろしいですか?」
「はい♪」
「それではもう暫くお待ちください」
______________________________
「お待たせしました♪」
暫く待つと注文が来た
木原のハンバーグはジュワ〜っと豪快な音が
私のスパゲッティは紫蘇のさわやかな香りが食欲をさそる
「うん、美味しそうだな」
「だね♪それじゃあ・・・」
「いただきます」
「いただきます♪」
とりあえず一口
口の中に麺つゆのしょっぱさにツナの旨みがかさなり
それが麺にからみあう・・・
その中に大根おろしの辛みと紫蘇の独特苦みがあわさった味・・・
一言でいえば凄く美味しいかった
「どうだ?美味しい?」
「うん♪凄く美味しいよ♪木原は?」
「あぁ、普通に旨い・・・この店当たりだったな、よかった」
そういい黙々と食べていく木原
「はい、木原♪ あ〜ん♪」
フォークでクルクルとスパゲッティを巻いていき木原の口元へと持っていく
___________んぐんぐ・・・
「どう?」
「ん〜そっちも普通に旨いな、どれ・・・」
そう言うと木原はハンバーグをフォークで刺し
「ほら、あ〜ん」
私の口元へと持って行ってくれた・・・けど・・・
「ごめん・・・木原・・・」
「ん? ダイエット中だったか?」
「そ、そうじゃなくて、なんていうか、その・・・」
「・・・・?」
「く、口移ししてほしいなとか言ってみたり・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
ボソボソと言ったので聞こえてなかっただろう、きっと
ちょっと残念だけど木原にあ〜んしてもらえるだけで十分だよね
しかし木原のフォークは私の口から遠ざかり
_____________んぐ・・・
木原の口に入っていった、そして何回か咀嚼すると
_________スッ
「えっ・・・あっ・・・むぅっ!!」
「・・・・・」
頬をそっと手で寄せてキス・・・そしてそのまま
_______レロ・・・
「んぅ・・・んむ♪・・・」
「・・・・・・」
舌や唾液と一緒にハンバーグをこちらに流し込んできた
塩っけのあるタレと肉汁、そして精の独特の甘さのある唾液があわさり
とても美味しかった
「んふ♪・・・ん・・・ぷはぁ♪」
「ふぅ・・・どうだ、美味しいか?」
したり顔で、でもちょっと照れながら木原はそうたずねてきた
「おいし、かったよ・・・・はふぅ・・・///」
あ、あのへたれ木原がこんなに積極的になるとは・・・
しかし木原はどうやら徐々に羞恥心が芽生えてきたのか
そそくさと一人料理を食べ進めていった
きっと彼なりの照れ隠しなのだろう
_____________________________
「お待たせしました♪
こちら期間限定の『アルラウネの蜜入り、虜のシャーベット』です
ごゆっくりご堪能下さい♪」
最初のワンコな魔物娘さんが最後の料理を運んできた
ハートの形に可愛く整えられたピンク色のシャーベット
スプーンで中を割ってみると黄金の蜜がドロりと蕩けて出てくる
見ただけで涎が出てくる
まず、一口・・・・・(チラッ・・・
「あぁ、先に良いよ」
〜♪ いっただっきま〜す♪
_________はむ♪
口入れた瞬間広がるシャーベットの・・・いや、果実独特の酸味
それだけでメイン料理の後味が全て消え去り、クリアな味覚が広がる
そして間髪いれずに蜜の甘さ・・・♪
酸味、甘み、酸味・・・この幸せのループが胃に入るまで続く
そして気付く、食感があることに
口の中で液体になっていくだけのシャーベットに
永久の個体が、果肉が小憎たらしいことに、混じっている
シャリシャリとした食感に桃のような瑞々しい柔らかさ・・・
「・・・・・ぅ」
「どうした、ユウカ?」
「んぅぅぅぅぅまぁぁぁぃい!!!!」
思わず叫んでしまう、いや叫ぶしかなかったのだ
「なにこれ!すっごくうまい!!」
「ほ、ほぉ・・・それはよかったじゃないか・・・」
「むっふふ〜♪このうまさを何かと比較するなら木原のs」
「おぉっと、そこまでだユウカ暴れんなよ〜」
「む〜!!ん〜!!!」
「周り食事中だからなぁ〜」
「む?・・・・っ!!」
余りの美味しさに我を失ってしまってたようだ・・・
「ご、ごめん・・・自分を見失ってた・・・」
「HAHAHA、食べ物ごときでそんなわけ・・・
シャリ・・・
んぅまぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!」
「でしょ?」
「ふ、ふつうにうまい・・・ってかうまい
俺の頭で最上級の表現しようとしても
それでも冒涜的な物になってしまいそうなくらい旨い・・・」
木原もそのおいしさに気づいてくれたようだ
「今度から週一でここに来るかな・・・」
「それもいいね♪」
スプーンで回しながらデザートを食べ進めていく私達
念願であった二人で食事が完遂された
もう人だった時の悔いはないかもしれない
__________________________________
まぁ、そんなこんなで叫びながらデザートを食べ終え
いざ会計に行く矢先のことであった
「はぁ・・・はぁ・・・」
体が火照る、内側が燃えるように熱い
「ん? おい、どうした?」
木原が心配して私の肩に触れた瞬間
「っっっっっ!!!!」
体に凄まじい快感が走る
全身に力が入らなくなっていく
「はぁぁ・・・・ぅぅ・・・///」
「え、これ・・・て、店員さぁん!?」
「はい、なんでしょう?」
「料理になにか媚薬チックなもの入ってましたか?」
「? ♥と書かれた料理には入ってますよ
・・・お客様もしかして知らずに頼んでましたか?」
「は、はぁ・・・俺達こっちに来たばっかなんで・・・」
「そ、それは失礼いたしました!
中睦まじい夫婦に見えてしまったのでサービスにと
とびっきりキツイ媚薬を入れていたのです!」
「げぇッ!!」
「・・・・・」
なんだろう、頭の中がぽーっして動けない
それどころか・・・
「お、おいユウカ!?」
「命に別状はないので心配しないでください
多分、一回寝るか、性交すればすぐ元に戻りますよ」
「そ、そうでしたか・・・」
「んぅ・・・・きはら・・・」
「ユ、ユウカ・・・大丈夫か?」
「きはら・・・ここが・・・おまんこが・・・すっごくあつぃの・・・
むらむらしてしかたないの・・・たすけて・・・」
「ユウカ・・・動けるか?」
「さっきからうごかそうとしてるんだけど・・・
ちから、はいらない・・・・」
「・・・・・そうか」
「あのお客様、休憩室まで運ぶのを手伝いますか?」
「いや、大丈夫です どれ・・・」
__________嫁さんのためなら、えぇんやこぉらぁ!!
「はぇ・・・・?」
「ふぅ・・・以外と軽いなぁユウカ」
頭が働かないけど何されたかはわかる
「おひめさま、だっこ・・・?」
「うわぁ・・・いいなぁ・・・」
横のワンコな魔物娘さんが羨ましそうにこっちを見ている
なんだかすっごく幸せ・・・
「すみません、部屋の扉開けてもらっていいですか?」
「あ、え、は、はい!」
『休憩室』に抱きかかえられながら運ばれていく私
木原を凄く近く感じられる・・・
_____________ごゆっくりどうぞ・・・
パタン・・・
部屋の中を見るとベットが1つ、小物が少々あるだけという質素な造り
無料で提供されているということもあり、流石にそれ以上の物はなかった
「おい、しょ・・・っと」
ゆっくりと丁寧にベットにおろしてくれる木原
ぽふんと柔らかさが伝わる
「・・・・ありがとね、きはら
めいわくかけちゃってごめん・・・」
「いやいや、こんなの全然迷惑じゃねぇよ、安心して寝てろ」
「うん・・・んっ//」
寝れば治るみたいだけど・・・けど・・・//
「おねがい、きはら・・・
えっち・・・して・・・・・」
「・・・・・わかった」
そういうと木原は私に覆いかぶさった
「・・・余り上手くないけど、堪忍な?」
「いいよ・・・きて、きはら・・・」
_________めちゃめちゃにして・・・♪
木原は私の制服を肌を刺激しないようゆっくりと脱がしていく
そして半裸になったところで木原も脱ぎ始め、
自分のブツを私のアソコに向けた
「いきなり入れるけど、大丈夫か?」
「ちょっとこわい・・・から
て、つないでくれる?」
そう言うと、木原は私の手をぎゅっと握ってくれた
「じゃあ、いくぞ・・・」
「うん・・・」
_____ツプ・・・
「んぅっ・・・ふあぁ・・・」
「くっ・・・!きっつ・・・・」
先っちょが少し入っただけなのに凄くピリピリする・・・!
「もっとぉ・・・おくまでぇ・・・きはらぁ・・・」
「わ、わかった・・・ぐぅ・・・!!」
多分膣の中間くらいまでさしかかったくらいなのだろうが
今まで以上の脳髄が蕩けそうな快楽の波が私に押し寄せてくる
「んふぅ・・・!あぁぁ・・・・!!」
「ぐ・・・んん・・・・!!」
ゆっくりと木原は腰を押し進めそしてついに・・・
____________コツン・・・
「ぁっ・・・はぁぁ・・・っ・・・」
膣の奥にまで到達した
同時にこれまで以上に強い快楽が襲ってくる
しかし声から出るのは弱々しい嬌声
だが手はギュッと握りしめそれに応じて木原も握り返してくれる
「だ、大丈夫か?」
「へ、へいき・・・それより、はやく・・・」
ゆっくりと動き始める木原の体・・・
激しい動きだと私の体に悪いと思って多分遠慮してるんだろう
でも・・・
「きもちいぃ・・・きもちいぃよぉ・・・」
「それは・・・!よか、ったな!!俺もだよ、っ!」
この前みたいに激しくないけど、とても気持ちいい
ゆったりしていて体も密着している上
手も握っているので木原をとても感じることが出来る
癖になりそう・・・
「き、はら・・・わ、わたし・・・もう・・・」
「お、おれも・・・がっ・・・!!」
びゅるるるるるるっるるるるるうぅぅぅぅ!!!!!
「ふあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・♪」
「ぐぅ・・・ぁ・・・!!!」
大量の精液が私の膣内に注がれていく
唯でさえ気持ちいいのにさらに幸福な時間が訪れる
二人して荒い息を吐きながら見つめあい、軽いキスをした
「体、大丈夫か?」
「うん、多分これで大丈b」
その時である
「っっあああぁぁぁぁぁぁぁぁあぁ!!!!!」
「!!? おい、ユウカ!?」
木原になにもされていないのに全身に強い快楽が走る
これ・・・前にも・・・・
「んぅっ!!・・・・・んああぁぁぁっ!!!!」
__________________________________
ユウカの変化はある意味劇的であった
まず全身に生えていて桃色の体毛が一瞬のうちに消える
今まで隠れていた恥部がはっきりと見えるようになり、より艶めかしく見える
透明だった尻尾や翼は黒く染まり、長く、そして大きく成長した
角も太く大きいものに、耳も今よりも尖ったものになった
ユウカは完全なサキュバスになってしまっていた
「ふぅ・・・ふぅ・・・んっ・・・」
変化で疲れ、また甘えたくなったのかキスを求めてくるユウカ
「はぁ・・・♪私・・・完全にサキュバスに、なっちゃったんだね・・・♪」
「そう、みたいだな・・・」
変化に一息ついたのか、ユウカはこちらを情欲に溢れた視線を送ってくる
「ねぇ、モフモフしてないこの体・・・嫌い??」
そして4日前くらいと同じことを聞いてきた
「いや、凄く素敵だよ
官能的でエロくて・・・可愛いよユウカ」
______じゃぁ・・・
笑いながらユウカは尋ねる
「この前までの私とさっきの私・・・それと今の私、どっちが綺麗?」
4日前より意地の悪い質問
だが当然俺はその答えは決まってる
「人の姿のユウカは可愛くて素敵だ
さっきまでのユウカもモフモフしてて素敵だ
今のユウカはさっきまでにユウカよりも妖艶で可愛くて素敵だ」
「それで・・・?」
「結局どのユウカも可愛くて素敵で
大好きなんだよ」
そう言われると満足したのかユウカは凄く強い力でハグしてきた
今まで隠されていた胸が直に当たり、本当のユウカの柔らかさが伝わってくる
「私も好きっ! 大好きだよ! 木原!!」
________________________________________________
\アリガトウゴザイマシター!/
「良い店だったね♪」
「あぁ、そうだな・・・週一くらいで寄ろうか?」
「それもいいね♪」
現在18:49
入店から9時間以上経過後、腕つかまれながらの帰宅である
あの後半裸の制服姿状態で成熟したサキュバスになったユウカに
半裸制服という性欲を持て余す格好で誘惑され、そのまま続行・・・
ファミレスの店員さんにノックをされたころにはあたりは真っ黒くなっていた
さっきまで昼飯を食っていたのにもう夕飯とは・・・
「それにしても・・・」
そう言いながらこちらを恥ずかしそうに見てくるユウカ
「だ、大胆になったよね・・・木原・・・」
大胆ねぇ・・・
「お互い様だろ?
ユウカだってお前、この前まで俺と
こんな風にベッタリなんてできなかっただろ?」
「・・・それもそうだね♪」
先ほどよりもさらに腕を強く締めるユウカ
さらに頬をぐりぐりと俺の肩に押し付け、
豊満な胸も同じように腕に密着させてくる
「その姿勢つらくないか?」
「大丈夫だよ、これくらい♪」
・・・・・
暫く無言が続く
このままだとちょっと気まずいので何か話題を振ろうかと
口を開こうとするが
「・・・木原」
しかしその必要はなくユウカが最初に静寂を破る
「ん?」
「木原・・・あのね、私・・・
私、こんな風になることなんて絶対にないって思ってた」
ユウカは少し悲しげな顔をして続ける
「勇気も出せないで、ずっと胸の奥で閉じ込めてて・・・
一緒に起きたり、一緒に服選んだり、何か買い物したり
それに・・・こんな風に抱きしめながら歩くことなんて多分出来なかった
いや、この姿にならなかったら絶対にありえなかった」
「でも、今は違うだろ?」
「うん♪・・・だから、ね、木原」
そういうと抱きしめてた対象を腕から俺の全身に変えて
満面の笑みでこう告げた
「私ずっと、ずぅ〜・・・っと、こうしていたいんだ・・・♪」
そう言いこちらに体重を乗せていくユウカ
こちらも同じように強く抱きしめて
「俺もだよ、ユウカ」
角の生えた頭を出来るだけ優しく撫でながら返事を返した
「これからもずっと、こうしていような」
「うん♪」
俺たちは手を強くつなぎあう
これからは少し同じではなくずっと同じ道を歩いていく
今日の今までやってきたことはユウカが人だった時に
やりたかったことだったのだろう
まだあったなぁ・・・とユウカの呟きが聞こえた
しかしそれが何なのかはまだ分からない
一体何だろうか・・・
『元同級生と恋がしたい』は叶った・・・から
次は『元同級生と結婚したい』・・・なのかなぁ・・・
目を開ける
目があった
頭がボーっとしている
「_______」
何か言われてるな・・・
「えへへ♪本当に一緒なんだね♪」
ユウカか・・・
ユウカが笑っている
「おはよう♪木原」
意識がはっきりしてきた
「おはよう・・・」
が
「いてててて・・・・」
頭が痛い
今何時だ・・・?
6:50
あれ?いつから寝てたっけ?
確か・・・ダメだ、まだ頭が完全に働かない・・・
「・・・ねぇ〜?きはら〜」
甘えた声で体を密着させてきた
・・・ユウカの匂いが強くなる
「朝ごはんにしよっか♪」
「そうだな、まずはその尻尾をなんとかしないといけないな」
布団で見えないが縄のようなもので足をギュッと結ばれており
動くことが出来ない状態でいる
「私の朝ごはんからでいい?」
あぁなるほど ユウカの朝ごはん・・・か
「わかった で、どうされたい?」
愛しいユウカの要望を聞く
「ギュッと抱きしめて♪」
そう言い両手をこちらに伸ばしてきた
「お安い御用だ」
_____ギュ〜ッ
ユウカのシャンプーのような女の子の香りが漂ってくる
相変わらずの良い匂いだ
「朝ごはん食べたら散歩しようね♪」
「そうだな、来たばっかだしな」
とりあえず・・・
「んっ・・・♪」
ユウカと少しイチャイチャしてからでも遅くはないだろう
___________________________________
3日ぶっ通しでやると言われ、
時間感覚がなくなるころには普通にユウカとの行為を楽しむことが出来ていた
慣れって恐ろしいね
レイアさんの言われたところを責めてあげたり、耳や尻尾など敏感なとこを 弄ったりと結構ユウカをリードすることもできるようになってきた
・・・・早漏は相変わらずだが
しかし弾数がどうもユウカとの行為中全くと言っていいほど気にしないので
弾切れ知らずである、ほぼ無限に近い
こうなってくると俺もそろそろ人間をやめてるといっても
いいのかもしれない・・・
「そ、そろそろ出るぞ・・・・!!」
「きて、きはらぁっ!!一番奥に一番濃いのい〜っぱい頂戴♪」
__________どびゅるるる〜ぅっ!!!
「あはぁぁぁああぁぁ♪♪」
でもこのユウカの蕩けた愛らしい表情が毎日みれるのだから
人間をやめたかいがあったってわけだけどね
____________________________________
「さて、朝食も済んだことだし外をブラブラしようか」
先ほど気付いたのだがレイアさんが親切にも
金銭をここの通貨に交換してくれていた。これで色々と買えるはずだ
さらに地図や風習なども書いたメモを置いてくれるなど
何から何まで至り尽くせりの徹底ぶり
正直知らない地で不安だった自分にとってはとてもありがたいものだった
あとでまたこの家に招待しよう
その時までにユウカと・・・
「そうだね♪」
子供のような無邪気な笑顔をこちらに向けてくるユウカ
喜びは笑顔だけにとどまらず尻尾も小躍りして羽もパタパタさせている
女性にとって『買い物』という物はとても楽しいものだって
ばっちゃがいってたのは確かだな うん
「・・・っと、今まで違和感なく接してたけどユウカ裸だったな・・・」
体の重要な部分が体毛で結構隠れているが、衣類を何も着用していない
「き、木原がいいなら、私はこのままでも・・・///」
「いや、いいから!!別にそんなことは考えてないよ!?
と、とりあえず!制服にでも着替えようか!!」
多分ユウカは帰宅中にこっちに来てしまったので制服以外持ってないはずだ
ユウカにだけ制服ってのもあれなので俺も制服を着る
うん、この配慮は間違ってないはず・・・
これで普通に仲の良い学生が街を歩いているようにしか見えないだろう
「それじゃあ俺あっちで着替えるから、ユウカはそこで着替えててくれ」
「え?一緒に着替えるんじゃなかったの?」
「え?」
「え?」
しばし二人の間に?がでてくる
「あ、あのですね、ユウカさん」
「はい、なんでしょう?木原くん」
「買い物に行くんですよね?」
「はい、そうですね」
「・・・・・」
「・・・・・」
「多分ユウカが下着とか見たら今日一日食事になると思うんですが」
「あっ」
「だから俺はあっちの方で」
「ま、まって!そ、そうだよ!下着を着ないで制服を着ればいいじゃない!」
「それもそれで問題があるんですが!!」
ここまで来るともう埒があきそうにない!!
早々に俺は洗面所に行くとユウカが来られないよう鍵を閉め一人でに着替えた
・・・・・もうそろそろかな?
頃合いを測りユウカがいたリビングに戻ると
「どう・・・かな・・・?」
制服姿のユウカがいた
いつもの下校中に見るユウカ
いつも横で見ていたユウカ
しかしいつものユウカとは違う
翼と尻尾と角があって
胸が前よりも強調されいていて
耳が長くて、目が紅くて
表情もとろけていて
エロくて大胆で
何よりも俺の恋人だ
「あぁ・・・可愛いよ、ユウカ」
そう言うとユウカはえへへと身悶えして喜んだ
よく見るとギリギリラインまで短くされたスカートと
へそが出てる学生服というエロイ格好になっていた
尻尾や翼の関係上からへそが出るのはわかるが
「短くしすぎじゃね?」
「そう?」
そう言ってユウカが少しスカートをめくった時のことだ
「おいユウカ、ちょっとパンツ見せてみろ」
「えっ!!?どどどどどどうしてそんなこというのかなぁ!?」
「いや、いいからちょっとみせてみろって」
「えっちょっ!!」
そういい俺はやや強引であるがユウカの制止を振り払い
スカートをめくり上げる
「・・・・・やっぱりな」
「あぅ・・・///」
ユウカが穿いていたのはボクサーパンツだった
もちろん男性用の
「ユウカ・・・・」
「し、しかたないじゃない!私のパンツぐじょぐじょだったんだもん!」
そう言い自分のバックの上に置いてある自分の下着を指さす
確かに濡れてる、これだと穿いたとき嫌な気分になること間違いなしだ
「あぁ・・・」
「ね?だから今日だけ貸して? ね?」
そういい上目遣いでこっちを見てくる
まぁ別に余り悪いとは思ってない
っていうかこの状況で貸さないっていう方が鬼畜な気がする・・・
「今度からはちゃんと許可取ってくれよ?」
「えっ!?いいの!!?」
思いのほか驚くユウカ、俺がユウカのパンツを借りる訳じゃあるまいし・・・
「あぁいいよ ほらいこうぜ」
「あ、うん・・・」
(木原の下着を見つけてクンカクンカした挙句穿いちゃったなんて言えない・・・)
___________________________________________
鍵を持って二人して一緒に玄関から出る
学生服を着ているのでまるで・・・
「なんか、登校してるみたいだね♪」
ユウカがクスッと笑う
「まぁこんな格好だしな どれ行こうか」
俺はユウカの手を引き、未知なる世界に踏み込んだ
____________まぁなんというか・・・・
\イチャイチャウフフ/ \ソコノオクァサン!コノオクスリイイデスヨォ!/ \アラシャチョサンウチニクル?/
時刻を確認する AM9:23
うん、夜の商店街って感じだ
そこらへんでイチャイチャしてる魔物娘と男性が歩いてる
風俗店がいっぱいあり、どの店もどちらかというとエロ向けな感じだ
そこの薬屋とかもう怪しすぎるお薬を勧めている
【フトサニバイニバーイ】とかもう、ねぇ?
しかし活力があるのは良い街の証
場所もしっかり選んでくれるとはレイアさんは本当にいい人だ
「色々な店があるな、さてまずは服屋からかな?」
「・・・・・」ジーッ
「・・・ユウカ?」
ユウカが先ほどの薬屋をじっと見つめている
視線の先にあったものは
『 早漏に これ一本! ソウロウナオール!! 大好評発売中!!』
・・・なんだろう開始早々凄く鬱になりそうだ
「・・・行こうか」
「うん・・・」
家に帰ってユウカに慰めてもらいたかったが買い物を続行しよう
食事処、八百屋など次に行く目星をつけつつ歩くこと3分
『Island Village』という服屋らしき店を見つけた
マネキンに服が着せてあるので多分そうだ
・・・ってこれ服だよな?
マネキンに着せられた服は色んなところに穴があいていたり
変な所に穴があいている帽子であったりと余り普通の物が売ってなかった
てかなんだ!?この服!!動くぞ!?
まぁさっきから街行く人を見ていたが魔物娘にはかなりの種類があるらしい
見ただけでも10種類以上はいた
そんなにいるなら衣装もそりゃ多くなるだろう
さっきの帽子についてるタグを見ると『ワーウルフ』とか書いてある
「ねぇとりあえず入ってみようよ♪」
「・・・そうだな」
何はともあれ店に入ってみないとわからない
意気揚々と歩いていくユウカに手を引っ張られて俺は入店した
一応確認しておこう
俺はファッションに基本的に興味はない
合うか合わないかはギリギリ言える程度で
お○ぎとピ○子みたいに饒舌でなんやかんや言える訳ではない
つまり可愛いと綺麗で何種類もの言い方を考えるしかないのだ
よってこの状況を正直素直に楽しめない
いや別に嫌ってわけじゃないんだ、恋人との初めての買い物とか胸躍るし
でもね・・・・
「ねぇ木原♪こんなのどう?」
そういい試着した姿を見せつけるユウカ
コメントに困る
「むぅ〜!!何か言ってよ木原!!」
「いや、あのなユウカ?俺はあまりファッションに詳しくないし、第一にだ」
下着のコメントとかリアルでわかんねェェェェェェェェェェ!!!
ユウカはブラとパンツ以外何もつけてない
しかもきわどい!!!
なにこれ?エロいって言えば良いの?エロいって言っちゃっていいの!?
さっきから同じこと言ってるよ俺!!?
「う、う〜ん・・・」
「・・・・・」ジーッ
「えぇとだなぁ・・・ 凄く、扇情的です はい」
言葉を別にして見た
確かそこまで頭が良くなかったはずだからきっと大丈夫だ
「もうさっきから同じことばっかじゃない!!」
しまった!ユウカ、文系の学校に通ってたんだった・・・
「あぁもう!!可愛いよ!!ユウカ!凄い可愛い!!抱かせて!!!」
「えっ!!? き、木原嬉しいけど、ここ店内!」
「・・・はっ!」
しまったぁ!!つい思わず店の中心部で愛を叫んでしまった!
「お客様・・・・」
「げっ・・・!」
後ろの方からモフモフした尻尾の狐の魔物らしき綺麗な女性が声をかけてきた
「す、すいませんでした!!」
次の注意の言葉を予想して反射的に誤る俺
しかしきたのは予想をはるかに超えた言葉だった
「お客様、もしイチャイチャしたいのでしたならあそこの部屋を御貸ししてます」
そういい指さすさわり心地良さそうな尻尾をした狐さん
指の方向には『休憩室』と書かれた個室が5つくらいあり
そのうち3つが『休憩中』と書かれた看板が掛けられている
「は、はぁ・・・」
「この商売上着替えた姿で発情してその場でヤっちゃう夫婦がいるんですよ
そうなると私共もちょっと、その、発情しちゃうんで・・・」
そういい顔を赤らめて照れる枕にしたら熟睡できそうな尻尾を持つ狐さん
「で、ですので!
もし我慢できないようならあちらの部屋を使ってください!
よろしくお願いします!!」
そう言うとそそくさとそれだけで製品が出来そうな尻尾を持つ狐さんは
元の仕事場に行ってしまった
「な、なんだったんだ・・・?」
とりあえず怒られないで良かった・・・
「き、木原・・・?」
「ん?」
視線を戻すとユウカがもじもじしてる
「き、木原は、その・・・我慢できなくなっちゃったの?」
「ぶっ!!」
もしかしてさっきのことを言ってるのか!?
「俺の理性はまだ大丈夫だ、問題ない!
さぁ、ユウカの下着を選ぶぞ!!」
「そ、そう・・・」
そういうとちょっと残念そうな顔をしたが
諦めがついたのかすぐまた笑顔になり、俺に試着姿を見せてきた
_____________________________________
色々と服を見た結果
俺の理性が吹っ飛ばない程度のそこそこ普通な下着を買い
俺の常識が吹っ飛ばないようななかなかに日常的な普段着を買った
ユウカは制服とジャージしか持ってないし、ちょうどいいかな?
どう評価していいかわからないけど、普通に可愛い普段着だ
女子の雑誌にでも乗ってる感じの雰囲気を醸し出すような
しかしユウカは制服からその上着に変えようとはしなかった
理由はさっきの俺の意見と同じで
私だけ普段着だと公平じゃないよね?みたいなあれだった
ってことでまだ制服姿で手をつなぎながら歩いている
それで今俺達二人は衣食住の衣を手に入れ、次の食を探している訳だが
やはり食べ物を扱うだけあって大っぴらな感じになっており
すぐ見つかるのだが・・・
「・・・これ食える、よな?」
いくらか見たことあるような形の野菜や果物の中に
毒々しい色の、こう、腐海にあるような感じの野菜?があった
あと怪しい形のキノコもちらほら・・・
「・・・・・」ジーッ
またユウカが何かを見つめている
ユウカのいる場所はキノココーナー・・・
なんだろう、見ない方がいい気がする
また心に傷が出来る気がしてならない
とりあえず今日からユウカの分の食事も作れることとなった
・・・まぁユウカは俺の精液だけで良いらしいけど
俺も後々性交だけで生きられる体になると思うが
ユウカと普通の食事もしたいと思う
イチャエロも大事だけどイチャイチャも大事だよね?
あ〜んとか男のロマンだし、第一そういうのを挟まないと
人間性がなくなりそうで怖い
ユウカは『(堕ちるところまで)ガンガン行こうぜ!!』って言いそうだが
俺は普通の夫婦生活を楽しみたいからそうもいかない
・・・せがまれたら多分折れるだろうけど
なにはともあれ今日の夕飯だ
とりあえず安そうで使えそうな食品見つけてぱぱっと作ろう
・・・うん、あっちの世界にありそうな食べ物はいくらかあった
これとこれとこれを買って・・・・
______________________________________________
『精が出るキノコ!!』
そういうタグが貼られたキノコを見ていると
木原が今晩の食事について聞いてきた
「なぁユウカ、今晩カレーうどんで良い?」
なんだろう、私よりも主婦してる・・・
「う、うんいいよ♪買い物手伝おうか?」
ちょっと木原の嫁っぽいことをやらないとね
「いや、もうお会計はすんだ」
(´・ω・`)
「とりあえず食糧は確保・・・あとはそこらで外食するか」
「そう言えばもうお昼だね、木原は何か食べたいものある?」
「そうだなぁ・・・出来ればうどんとカレー以外を食いたいかな?
後でカレーうどんだし」
「じゃあ、さっきファミレスみたいなの見つけたからそこで食べよ♪」
木原に何かをおごることはあったが
一緒に外でこんな風に何かを食べた事はない
念願の木原とデートしながら食事・・・
そう思うだけで胸がキュンときてしまう
「さ、早くいこ♪木原♪♪」
「わ、ちょっ!危な!卵割れる!!」
そうと決まればここに止まることはない
木原の手を引き、店から勢いよく出ていく
_______________________________________________________
\イラッシャッイマセー/
木原と手を繋ぎながら入店すると店員さんの元気のいい声が店内に響いた
軽く間取りを見る限り普通のファミレスと変わりないっぽい
ただこちらの店もあの服や同様、休憩室らしきものが設けられていた
今度借りてみようかな♪
店内の様子を見ているとメイド服を着たイヌ科な感じの魔物娘さんが来た
「お客様は2名様・・・ご夫婦でよろしいですか?」
「はい・・・///」
「まぁ・・・夫婦、かな?」
「そうですか、禁煙席が開いているのでそちらにお座りください♪」
そういい案内してくれるワンコな魔物娘さん
まだお昼には早かったのか店の中に余り人はいないようだ
禁煙席もあと2,3席余ってる
「それではご注文が決まりましたら、そこのスイッチを押してください♪」
_________コトッ・・・コトッ・・・
そう言いながらお冷とおしぼりを置くと「ごゆっくり♪」と告げ
店内の奥に消えてしまった
「・・・なぁユウカよ」
「なぁに♪木原♪」
「俺がこんなことを言うのもなんだが
こういうときって、その・・・ユウカが俺の前に座るんじゃないの?
何故に横に座る?」
「えへへ〜♪ だってこの方が抱きしめやすいしぃ♪
あ〜んだって出来るし♪ キスだってほらこんなに・・・」
近くに木原の顔がある、いつでもキスできる距離だ
「きはらぁ・・・」
「ちょ、おま!」
このままここでキスしたらどうなってしまうのだろう
この場でエッチしちゃうのかな?
他のお客や店員さんにいつみられるかドキドキしながらのエッチ・・・
そう考えると私の子宮がキュンキュン疼いてしまう
「きはらぁ・・・いい・・・よね?」
「ま、まt」
「お客様」
「ひゃぅ!!」
すっとんきょんな変な悲鳴を上げてしまった
横を見るとさっきのわふわふしてるワンコな魔物娘さんがこちらを見ている
「言い忘れていましたが夫婦には食後のデザートを
無料で提供するキャンペーンを実施中です
ですのでご食事後もその場でお待ち下さい♪」
「は、はぃ・・・」
びっくりしたびっくりしたびっくりした!!
お、怒られるかと思っちゃった・・・
「ユウカ・・・」
「・・・・・うん」
「その、あとで休憩室借りるか?」
「!!・・・うん♪」
きはらが優しくて素敵な人で助かった・・・
「それじゃあメニュー決めよ♪何にする?」
「ん〜・・・ん?」
「どうしたの木原?」
「いやなんか♥がある料理とない料理があるな・・・って」
「可愛らしいね♪じゃあ私はこの♥がついた
ジョロウグモ流ツナスパゲッティかな?」
「じゃぁ俺は普通のこのミノタウロス流ジューシーハンバーグで・・・」
注文が決まり呼び出しボタンを押す
このボタン、私達が見てきたのとはちょっと違い
謎の呪文みたいなのが書かれている
押して暫くするとさっきのワンコな魔物娘さんより
ちょっと毛並みが良いワンコな魔物娘さんがこちらに来た
「えぇ〜と、このハンバーグとこの♥がついたスパゲッティを一つ」
「その2点でよろしいですか?」
「はい♪」
「それではもう暫くお待ちください」
______________________________
「お待たせしました♪」
暫く待つと注文が来た
木原のハンバーグはジュワ〜っと豪快な音が
私のスパゲッティは紫蘇のさわやかな香りが食欲をさそる
「うん、美味しそうだな」
「だね♪それじゃあ・・・」
「いただきます」
「いただきます♪」
とりあえず一口
口の中に麺つゆのしょっぱさにツナの旨みがかさなり
それが麺にからみあう・・・
その中に大根おろしの辛みと紫蘇の独特苦みがあわさった味・・・
一言でいえば凄く美味しいかった
「どうだ?美味しい?」
「うん♪凄く美味しいよ♪木原は?」
「あぁ、普通に旨い・・・この店当たりだったな、よかった」
そういい黙々と食べていく木原
「はい、木原♪ あ〜ん♪」
フォークでクルクルとスパゲッティを巻いていき木原の口元へと持っていく
___________んぐんぐ・・・
「どう?」
「ん〜そっちも普通に旨いな、どれ・・・」
そう言うと木原はハンバーグをフォークで刺し
「ほら、あ〜ん」
私の口元へと持って行ってくれた・・・けど・・・
「ごめん・・・木原・・・」
「ん? ダイエット中だったか?」
「そ、そうじゃなくて、なんていうか、その・・・」
「・・・・?」
「く、口移ししてほしいなとか言ってみたり・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
ボソボソと言ったので聞こえてなかっただろう、きっと
ちょっと残念だけど木原にあ〜んしてもらえるだけで十分だよね
しかし木原のフォークは私の口から遠ざかり
_____________んぐ・・・
木原の口に入っていった、そして何回か咀嚼すると
_________スッ
「えっ・・・あっ・・・むぅっ!!」
「・・・・・」
頬をそっと手で寄せてキス・・・そしてそのまま
_______レロ・・・
「んぅ・・・んむ♪・・・」
「・・・・・・」
舌や唾液と一緒にハンバーグをこちらに流し込んできた
塩っけのあるタレと肉汁、そして精の独特の甘さのある唾液があわさり
とても美味しかった
「んふ♪・・・ん・・・ぷはぁ♪」
「ふぅ・・・どうだ、美味しいか?」
したり顔で、でもちょっと照れながら木原はそうたずねてきた
「おいし、かったよ・・・・はふぅ・・・///」
あ、あのへたれ木原がこんなに積極的になるとは・・・
しかし木原はどうやら徐々に羞恥心が芽生えてきたのか
そそくさと一人料理を食べ進めていった
きっと彼なりの照れ隠しなのだろう
_____________________________
「お待たせしました♪
こちら期間限定の『アルラウネの蜜入り、虜のシャーベット』です
ごゆっくりご堪能下さい♪」
最初のワンコな魔物娘さんが最後の料理を運んできた
ハートの形に可愛く整えられたピンク色のシャーベット
スプーンで中を割ってみると黄金の蜜がドロりと蕩けて出てくる
見ただけで涎が出てくる
まず、一口・・・・・(チラッ・・・
「あぁ、先に良いよ」
〜♪ いっただっきま〜す♪
_________はむ♪
口入れた瞬間広がるシャーベットの・・・いや、果実独特の酸味
それだけでメイン料理の後味が全て消え去り、クリアな味覚が広がる
そして間髪いれずに蜜の甘さ・・・♪
酸味、甘み、酸味・・・この幸せのループが胃に入るまで続く
そして気付く、食感があることに
口の中で液体になっていくだけのシャーベットに
永久の個体が、果肉が小憎たらしいことに、混じっている
シャリシャリとした食感に桃のような瑞々しい柔らかさ・・・
「・・・・・ぅ」
「どうした、ユウカ?」
「んぅぅぅぅぅまぁぁぁぃい!!!!」
思わず叫んでしまう、いや叫ぶしかなかったのだ
「なにこれ!すっごくうまい!!」
「ほ、ほぉ・・・それはよかったじゃないか・・・」
「むっふふ〜♪このうまさを何かと比較するなら木原のs」
「おぉっと、そこまでだユウカ暴れんなよ〜」
「む〜!!ん〜!!!」
「周り食事中だからなぁ〜」
「む?・・・・っ!!」
余りの美味しさに我を失ってしまってたようだ・・・
「ご、ごめん・・・自分を見失ってた・・・」
「HAHAHA、食べ物ごときでそんなわけ・・・
シャリ・・・
んぅまぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!」
「でしょ?」
「ふ、ふつうにうまい・・・ってかうまい
俺の頭で最上級の表現しようとしても
それでも冒涜的な物になってしまいそうなくらい旨い・・・」
木原もそのおいしさに気づいてくれたようだ
「今度から週一でここに来るかな・・・」
「それもいいね♪」
スプーンで回しながらデザートを食べ進めていく私達
念願であった二人で食事が完遂された
もう人だった時の悔いはないかもしれない
__________________________________
まぁ、そんなこんなで叫びながらデザートを食べ終え
いざ会計に行く矢先のことであった
「はぁ・・・はぁ・・・」
体が火照る、内側が燃えるように熱い
「ん? おい、どうした?」
木原が心配して私の肩に触れた瞬間
「っっっっっ!!!!」
体に凄まじい快感が走る
全身に力が入らなくなっていく
「はぁぁ・・・・ぅぅ・・・///」
「え、これ・・・て、店員さぁん!?」
「はい、なんでしょう?」
「料理になにか媚薬チックなもの入ってましたか?」
「? ♥と書かれた料理には入ってますよ
・・・お客様もしかして知らずに頼んでましたか?」
「は、はぁ・・・俺達こっちに来たばっかなんで・・・」
「そ、それは失礼いたしました!
中睦まじい夫婦に見えてしまったのでサービスにと
とびっきりキツイ媚薬を入れていたのです!」
「げぇッ!!」
「・・・・・」
なんだろう、頭の中がぽーっして動けない
それどころか・・・
「お、おいユウカ!?」
「命に別状はないので心配しないでください
多分、一回寝るか、性交すればすぐ元に戻りますよ」
「そ、そうでしたか・・・」
「んぅ・・・・きはら・・・」
「ユ、ユウカ・・・大丈夫か?」
「きはら・・・ここが・・・おまんこが・・・すっごくあつぃの・・・
むらむらしてしかたないの・・・たすけて・・・」
「ユウカ・・・動けるか?」
「さっきからうごかそうとしてるんだけど・・・
ちから、はいらない・・・・」
「・・・・・そうか」
「あのお客様、休憩室まで運ぶのを手伝いますか?」
「いや、大丈夫です どれ・・・」
__________嫁さんのためなら、えぇんやこぉらぁ!!
「はぇ・・・・?」
「ふぅ・・・以外と軽いなぁユウカ」
頭が働かないけど何されたかはわかる
「おひめさま、だっこ・・・?」
「うわぁ・・・いいなぁ・・・」
横のワンコな魔物娘さんが羨ましそうにこっちを見ている
なんだかすっごく幸せ・・・
「すみません、部屋の扉開けてもらっていいですか?」
「あ、え、は、はい!」
『休憩室』に抱きかかえられながら運ばれていく私
木原を凄く近く感じられる・・・
_____________ごゆっくりどうぞ・・・
パタン・・・
部屋の中を見るとベットが1つ、小物が少々あるだけという質素な造り
無料で提供されているということもあり、流石にそれ以上の物はなかった
「おい、しょ・・・っと」
ゆっくりと丁寧にベットにおろしてくれる木原
ぽふんと柔らかさが伝わる
「・・・・ありがとね、きはら
めいわくかけちゃってごめん・・・」
「いやいや、こんなの全然迷惑じゃねぇよ、安心して寝てろ」
「うん・・・んっ//」
寝れば治るみたいだけど・・・けど・・・//
「おねがい、きはら・・・
えっち・・・して・・・・・」
「・・・・・わかった」
そういうと木原は私に覆いかぶさった
「・・・余り上手くないけど、堪忍な?」
「いいよ・・・きて、きはら・・・」
_________めちゃめちゃにして・・・♪
木原は私の制服を肌を刺激しないようゆっくりと脱がしていく
そして半裸になったところで木原も脱ぎ始め、
自分のブツを私のアソコに向けた
「いきなり入れるけど、大丈夫か?」
「ちょっとこわい・・・から
て、つないでくれる?」
そう言うと、木原は私の手をぎゅっと握ってくれた
「じゃあ、いくぞ・・・」
「うん・・・」
_____ツプ・・・
「んぅっ・・・ふあぁ・・・」
「くっ・・・!きっつ・・・・」
先っちょが少し入っただけなのに凄くピリピリする・・・!
「もっとぉ・・・おくまでぇ・・・きはらぁ・・・」
「わ、わかった・・・ぐぅ・・・!!」
多分膣の中間くらいまでさしかかったくらいなのだろうが
今まで以上の脳髄が蕩けそうな快楽の波が私に押し寄せてくる
「んふぅ・・・!あぁぁ・・・・!!」
「ぐ・・・んん・・・・!!」
ゆっくりと木原は腰を押し進めそしてついに・・・
____________コツン・・・
「ぁっ・・・はぁぁ・・・っ・・・」
膣の奥にまで到達した
同時にこれまで以上に強い快楽が襲ってくる
しかし声から出るのは弱々しい嬌声
だが手はギュッと握りしめそれに応じて木原も握り返してくれる
「だ、大丈夫か?」
「へ、へいき・・・それより、はやく・・・」
ゆっくりと動き始める木原の体・・・
激しい動きだと私の体に悪いと思って多分遠慮してるんだろう
でも・・・
「きもちいぃ・・・きもちいぃよぉ・・・」
「それは・・・!よか、ったな!!俺もだよ、っ!」
この前みたいに激しくないけど、とても気持ちいい
ゆったりしていて体も密着している上
手も握っているので木原をとても感じることが出来る
癖になりそう・・・
「き、はら・・・わ、わたし・・・もう・・・」
「お、おれも・・・がっ・・・!!」
びゅるるるるるるっるるるるるうぅぅぅぅ!!!!!
「ふあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・♪」
「ぐぅ・・・ぁ・・・!!!」
大量の精液が私の膣内に注がれていく
唯でさえ気持ちいいのにさらに幸福な時間が訪れる
二人して荒い息を吐きながら見つめあい、軽いキスをした
「体、大丈夫か?」
「うん、多分これで大丈b」
その時である
「っっあああぁぁぁぁぁぁぁぁあぁ!!!!!」
「!!? おい、ユウカ!?」
木原になにもされていないのに全身に強い快楽が走る
これ・・・前にも・・・・
「んぅっ!!・・・・・んああぁぁぁっ!!!!」
__________________________________
ユウカの変化はある意味劇的であった
まず全身に生えていて桃色の体毛が一瞬のうちに消える
今まで隠れていた恥部がはっきりと見えるようになり、より艶めかしく見える
透明だった尻尾や翼は黒く染まり、長く、そして大きく成長した
角も太く大きいものに、耳も今よりも尖ったものになった
ユウカは完全なサキュバスになってしまっていた
「ふぅ・・・ふぅ・・・んっ・・・」
変化で疲れ、また甘えたくなったのかキスを求めてくるユウカ
「はぁ・・・♪私・・・完全にサキュバスに、なっちゃったんだね・・・♪」
「そう、みたいだな・・・」
変化に一息ついたのか、ユウカはこちらを情欲に溢れた視線を送ってくる
「ねぇ、モフモフしてないこの体・・・嫌い??」
そして4日前くらいと同じことを聞いてきた
「いや、凄く素敵だよ
官能的でエロくて・・・可愛いよユウカ」
______じゃぁ・・・
笑いながらユウカは尋ねる
「この前までの私とさっきの私・・・それと今の私、どっちが綺麗?」
4日前より意地の悪い質問
だが当然俺はその答えは決まってる
「人の姿のユウカは可愛くて素敵だ
さっきまでのユウカもモフモフしてて素敵だ
今のユウカはさっきまでにユウカよりも妖艶で可愛くて素敵だ」
「それで・・・?」
「結局どのユウカも可愛くて素敵で
大好きなんだよ」
そう言われると満足したのかユウカは凄く強い力でハグしてきた
今まで隠されていた胸が直に当たり、本当のユウカの柔らかさが伝わってくる
「私も好きっ! 大好きだよ! 木原!!」
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\アリガトウゴザイマシター!/
「良い店だったね♪」
「あぁ、そうだな・・・週一くらいで寄ろうか?」
「それもいいね♪」
現在18:49
入店から9時間以上経過後、腕つかまれながらの帰宅である
あの後半裸の制服姿状態で成熟したサキュバスになったユウカに
半裸制服という性欲を持て余す格好で誘惑され、そのまま続行・・・
ファミレスの店員さんにノックをされたころにはあたりは真っ黒くなっていた
さっきまで昼飯を食っていたのにもう夕飯とは・・・
「それにしても・・・」
そう言いながらこちらを恥ずかしそうに見てくるユウカ
「だ、大胆になったよね・・・木原・・・」
大胆ねぇ・・・
「お互い様だろ?
ユウカだってお前、この前まで俺と
こんな風にベッタリなんてできなかっただろ?」
「・・・それもそうだね♪」
先ほどよりもさらに腕を強く締めるユウカ
さらに頬をぐりぐりと俺の肩に押し付け、
豊満な胸も同じように腕に密着させてくる
「その姿勢つらくないか?」
「大丈夫だよ、これくらい♪」
・・・・・
暫く無言が続く
このままだとちょっと気まずいので何か話題を振ろうかと
口を開こうとするが
「・・・木原」
しかしその必要はなくユウカが最初に静寂を破る
「ん?」
「木原・・・あのね、私・・・
私、こんな風になることなんて絶対にないって思ってた」
ユウカは少し悲しげな顔をして続ける
「勇気も出せないで、ずっと胸の奥で閉じ込めてて・・・
一緒に起きたり、一緒に服選んだり、何か買い物したり
それに・・・こんな風に抱きしめながら歩くことなんて多分出来なかった
いや、この姿にならなかったら絶対にありえなかった」
「でも、今は違うだろ?」
「うん♪・・・だから、ね、木原」
そういうと抱きしめてた対象を腕から俺の全身に変えて
満面の笑みでこう告げた
「私ずっと、ずぅ〜・・・っと、こうしていたいんだ・・・♪」
そう言いこちらに体重を乗せていくユウカ
こちらも同じように強く抱きしめて
「俺もだよ、ユウカ」
角の生えた頭を出来るだけ優しく撫でながら返事を返した
「これからもずっと、こうしていような」
「うん♪」
俺たちは手を強くつなぎあう
これからは少し同じではなくずっと同じ道を歩いていく
今日の今までやってきたことはユウカが人だった時に
やりたかったことだったのだろう
まだあったなぁ・・・とユウカの呟きが聞こえた
しかしそれが何なのかはまだ分からない
一体何だろうか・・・
『元同級生と恋がしたい』は叶った・・・から
次は『元同級生と結婚したい』・・・なのかなぁ・・・
13/03/07 15:48更新 / だんちょー
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