連載小説
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第1話

「そんな事言われても、あたしはもう兵士じゃないんだぞ?大佐。」
明らかに不満そうな顔つきをする黒髪ロングのラミア。
「何じゃい、つれないの。せっかく真面目なふいんきで喋ってたのに。」
「ふんいき、だぞ。大佐。」
スネークと呼ばれたラミアは、目の前にちょこんと座っているバフォメットに突っ込む。
「懐かしいの。おぬしが部隊の女の子にセクハラして、クビになって以来じゃな。」
「セクハラじゃない。ちょっといやらしい事をしただけだ。」
ほっぺたをぷくっと膨らませるスネーク。
「それをセクハラと言うのじゃよ。……それで、どうじゃ?引き受けてくれんか?」
「嫌なこった。どうせあれだろ?すごい寒いとこなのに泳いで行けとか言うんだろ?あたしは寒いの苦手なんだ。」
「何を勘違いしておる。シャドーエロス島は南国じゃぞ。」
「え?」
唐突に真顔になるスネーク。
「兵士達の制服はビキニじゃ。」
「ほほう・・・」
「それから、サポートに可愛い女の子が着いてくれるの。」

ガタッ!

「詳しく聞かせてもらおうか!」
目を輝かせて大佐に詰め寄るスネーク。少しよだれが垂れている。
「おおぅ……思った異常に食いついたのぉ……」
若干引きながらも、スネークに任務の詳細を話す大佐。
「ぶっちゃけ、何で玩具会社に軍隊が行ったのかとかそう言うのは気にするな。」
「可愛い女の子が居るならどうでもいい。」
「そ、そうか……。」
「それで?サポートの女の子は!?」
「後々紹介する。……それで、問題なのはSEX HOUNDじゃ。
まず、リボルバー・オセロット。クイズの達人で、とんでもないおっぱいマニアだ。

それから、男装の達人、デコイ・オクトパス。貧乳でかわいいと噂だ。

バルカン・レイブン。巨乳で良くオセロットにセクハラを受けているらしい。

サイコ・マンティス。無口ジト目。下ねたが苦手ですぐにパニクる。

スナイパー・ウルフ。ロリだ。かわいいらしいぞ。

……そして、SEX HOUNDのリーダー。
お主と同じ名前の、リキッド・スネーク。
詳細は不明だが、かなりのテクニシャンらしい。彼女の腕に掛かったら誰であろうと骨抜きらしい。」
「さあ行こうはやく行こう!あたしの嫁が待っている!」
「落ち着け!」

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「そんな訳で、やってきましたシャドーエロス島!」
楽しそうにはしゃぐスネーク。
CALL!CALL!
「聞こえるか、スネーク?」
無線から大佐の声が聞こえてきた。
「ああ、聞こえるぞ!ビキニの兵士達が大勢うろついてる!たまらん!」
「大佐……このお姉ちゃん怖い……。」
「!?」
「おお、メイ・リン。大丈夫じゃぞ。このお姉ちゃんはちょっと変態なだけなんじゃ」
「大佐!大佐!今の可愛い声は!?」
「ああ……今回の任務で、無線でのセーブ……こほん。任務の記録を担当する、メイ・リンだ。」
「ア、アリスの、メイ・リンです!よろしくおねがいします!」
「……!」
ブシュウッ!と、何かが吹き出るような音が辺りに響いた。
「お、おい!スネーク!どうしたんだスネーク!!」
「だ、大丈夫だ……。あまりの可愛さに、ちょっと鼻血が」
「ちょっと、大佐!何なのよこの変態は!」
「!!」
「ああ……ナオミ。こんなでも技量はあるんだ。大目に見てやってくれ」
「大佐!大佐!!今のちょっと見下した幹事の可愛い声は!?」
「主にキミのメンタル面のサポートを担当する、ナオミ・ハンターだ。」
「……妖狐の、ナオミです。よろしく。」
「……ぐふっ」
「スネーク!どうしたんだスネーク!!」

かくして、伝説のセクハラ兵士、スネークは単独でのスニーキング・ミッション(潜入任務)を開始した。


To be coutinued……?
12/12/20 17:02更新 / ホフク
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■作者メッセージ
こんにちは。ホフクです。
書いてから何だコレ……と、やけに冷静になりました。
需要があるようでしたらのんびり続きを書いて行くつもりなので、
「さっさと続きかけよバカ!」というかたは、感想までどうぞ!
需要が無かったらそのうち消そうかな……
短くてゴメンネ!

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