読切小説
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リリムの出逢い
「貴方、見かけない顔ね・・・どこから来たの?」

「・・・え?君は誰だって?」

「私はリリムよ。・・・え?私のことを知らない?」

「あら、貴方は異世界から来たの?」

「それじゃあ、ここで会ったのも何かの縁。折角だし、私がこの世界を案内してあげるわ」

「ふふ、そんなに身構えなくても大丈夫よ?別に取って食べたりなんてしないから」

「あ、そうだ!お腹空いてない?私が何か作ってあげるわ」

「信じてもらえないかもしれないけれど、私、料理は得意なのよ?」

「・・・ハンバーグが好きなの?それじゃあ、腕によりを掛けて作ってあげるわね」

「ふふっ、随分と大きなお腹の音ね、安心してお腹が空いたのね?」

「それじゃあ、行きましょう。今回は転移魔法を使うわ。ちょっと眩暈がするけど、我慢してね?」





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「はい、家に着いたわ。早かったでしょ?」

「折角だし、空を飛んでも良かったのだけど・・・」

「あら、高いところは苦手なの?・・・残念ね、空から見る景色は最高なのだけど」

「おっと、大丈夫?・・・料理が出来るまで、ベッドで休んでいていいわよ?」

「色々あって疲れたでしょう?出来たら起こしてあげるわ」





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「ふふっ、よく寝てる・・・可愛い寝顔ね・・・」

「料理が出来たのだけど、起こすのを躊躇ってしまいそうだわ」

「どうやって、起こそうかしら・・・?」

「う〜ん〜・・・そうだ!」



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「あ、起きた?おはよう、って言っても、もう夜だけどね」

「え?今何をしたかって?貴方の頬にキスしたのよ?」

「なかなか良い目覚ましでしょう?」

「あらあら、そんなに顔を赤くしちゃって・・・こういうことは初めて?」

「ふふっ、そんな事より、ご飯が出来たわ。一緒に食べましょう?」


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「どう、おいしい?貴方の為に愛情を込めて作ったのよ?」

「そう、気に入ってもらえて良かったわ。おかわりもあるから、遠慮しないで食べてね」

「こうやって、誰かの為に作ってあげるのは久しぶりね・・・」

「・・・え?一人で寂しくないかって?」

「少なくとも、今は貴方が居てくれるから、寂しくなんて無いわ」




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「お風呂が沸いたから、良かったら一緒に入りましょう?」

「・・・え?何を言ってるんだって?別におかしい事なんて無いわよ?」

「・・・それとも、私のことは嫌いかしら?」

「ふふっ、冗談よ、からかってごめんなさい。」

「でも、私は貴方と入りたいの・・・・ダメ?」

「それじゃあ、行きましょうか」



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「痒いところは無い?」

「私、こういうの得意なの。私、姉妹が多いから、よく妹達の頭をこうやって洗ってあげててね?」


「さあ、今度は体を洗ってあげるわね」

「・・・スポンジは無いのかって?あるわよ、ここに」

「私の“ム・ネ”」



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「どう?気持ち良い?」

「柔らかくて心地いいでしょ?」

「ふふっ、どうしたの?顔を真っ赤にして・・・可愛いわね」

「お風呂だから、赤いんだって?・・・誤魔化しちゃって・・・ふふっ」



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「さあ、今度は前よ?」

「・・・どうしたの?顔を背けながら、そんな所押さえ込んじゃって」

「手を退けてくれないと洗えないのだけど?」

「・・・あら、随分大きくなってるわね」

「ここから洗ってあげるわ」

「・・・え?何で胸で洗ってるんだって?」

「だって、さっき背中も胸で洗ったんだから、おかしくは無いでしょう?」




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「ん・・・・熱くてビクビクしてる・・・・」

「ただ洗ってるだけなのに、そんなに気持ちいいの?」

「ふふっ、それじゃあ、もっとしてあげるわね」

「こうやって洗うと・・・気持ちいいでしょ?」

「・・・・・・出そうなの?良いわよ、出しちゃって」

「ひゃん!すごい・・・こんなにいっぱい・・・・よっぽど溜まってたのね?」



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「今度は、私を洗ってくれる?」

「スポンジは無いから、手で・・・ね?」

「ん・・・・・・そう・・・上手よ・・・・・・」

「もっと・・・んんッ、胸は捏ねるようにして・・・・ふぁ・・・」

「はぁ・・・はぁ・・・あと・・・ここも・・・ね?」

「そうよ・・・私の“ア・ソ・コ”」

「貴方の“アレ”で洗ってくれる?」

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「ふぁ・・・いい・・・そう・・・もっと、擦り付けてぇ・・・」

「あッ・・・そこッ・・・・気持ち良い・・・・」

「んんッ・・・・あんッ・・・いいわ・・・・もっとぉ・・・・」

「いやッ・・・ダメッ・・・くる・・・来ちゃう・・・・」

「あああああッ!!」

「はぁ・・・はぁ・・・イッちゃった・・・・」

「ふぅ・・・洗い終わったから、お湯に浸かりましょうか」

「・・・何だかごめんなさいね、気分を悪くしちゃったかしら?」

「そう、気持ち良かった?それは良かったわ」

「さ、上がりましょうか」



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「・・・え?何で一緒のベッドに寝てるんだって?」

「だって、貴方を床に寝かせて、私一人ベッドで寝るなんて、そんな事出来ないもの」

「それに、こうした方が安心できるから・・・良いでしょ?」

「それじゃあ、決定ね」

「ねぇ、こっちを向いて?」

「・・・・・ちゅ」

「ふふっ、オヤスミなさい」

「私の大切な“旦那様”」



12/11/18 23:56更新 / 四爺麓参

■作者メッセージ
お久しぶりです。
時代が置き去りにした遺失物、四爺麓参でございます(笑)

え〜・・・スランプに陥って書けなくなったので、リハビリがてら書いてみました・・・

今回、リリムさん一人で喋ってます(笑)

あれ?案内するって言ってたのに、やってないやん?的なツッコミはナシでお願いします(泣)

こういうシチュがあればいいのに・・・

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