月光双華
「随分と遠くへやって来たな。私も頑張れば出来るではないか。ぐふふ…この調子でどんどん歩けば痩せれるかも。…そうすれば皆私を…ぐふふ…。」
と、気持ち悪い笑い方をして、不細工な男はズンズン歩いていた。
彼の名前は、ゲズ・デ=クゥズ。四兄妹の三番目で、それなりに名のある貴族の出である。
そんなゲズは今旅をしている。理由は二人の兄と、更に使用人からのいじめが原因だった。
兄妹の中で唯一容姿に恵まれなければ太っているのが原因の一つであり、いじめのことを両親に言っても、「心を鍛えなさい」と言われただけであった為に怒り、家出したのだった。
(父上共め…すぐに根を上げて戻ってくるだろうという顔を…思い出しただけでも腹立たしい!!)
そんなこんな反発心から三ヶ月も旅を続けていた。
ゲズは怒気を孕みながら山道を歩いていると、先の長そうな森の中まで来ていた。
「もしやこれか?『魔花の森』って。」
最後に寄った村の者たちが忠告してきた言葉が頭を横切る。「『魔花の森』には決して入るな、喰われるぞ。」と。
「ふん、構うものか。私を食せるものならば、食してみよ。」
森に向かってそう吐き捨てると、森の中に入って行くのだった。
「あ〜、森キチ〜!」
汗を拭い弱音を吐きつつもロングソードの血を荒布で拭いて仕舞う。そして絶命した2mはある大猪を縄で縛った。
「まさか先生から教わった獣肉の扱い方が役立つとは、人生分からんな…それにしても、先生はいい女だったよなぁ〜。顔も整っていて乳もデカかったもんなぁ…ぐふっ!///」
手頃な木に猪を吊るしながら、ゲズは自身に剣の手解きや生きる術を教えた女性を思い出して、気持ち悪い笑みを浮かべた。
「ふん、何が魔花の森だ。出たのはクソデカい猪だけではないか。…ん?」
猪を吊るし終えて汗を綺麗な綿布で拭いていると、何処からか芳醇な甘い香りが、風と共に流れてきた。
(…何だ?もしやこの匂いの先に食すことの出来る果実でもあるのか?)
そう思った瞬間、足が止まらない。ゲズはとりあえず剣を引き抜き辺りを警戒しながら匂いを辿る。そしてしばらく歩いて目の前から声が聞こえた為、慌てて止まると木の陰に隠れた。
「ん…ふ…あぁ♥」
(この声は…お、女…か??)
ゲズは木の陰から木の陰へと移動し、声の方へと近づく。そして目を凝らしてみると、丁度蔭っていた月が現れて辺りを淡く照らした。
ゲズの目の前に、オレンジ色の大きな百合の様な花が照らし出された。
その花弁の中の女性二人も。
「ふふ…相変わらず可愛い声だ…オレ、もっといじめたくなっちゃうよ…♥」
「あぁん…♥そんな触り方じゃダメ…もっと大胆にして…お願い♥」
月明かりに馴染む透き通るような金色にも似たオレンジ色の髪をした、極上の女たちだった。しかしすぐに異変に気付く。女の肌の色は、柔らかな若葉色をしていたのだ。
「あっ♥あぁっ♥気持ちいいよぉメユ♥メユの…メユのあそこにも…♥///」
「んんっ♥シユの指…相変わらず気持ちいい♥」
「「あぁ、イクッ♥♥」」
二人は股に指を入れ抱き合ったままブルリと左右対称に身を震わせた。朧気な月に晒されたその姿は、一種の芸術の様にも見えた。
二人は向かい合って見つめ合うと、不思議な唄を交互に唄い始めた。
「今宵の月は、まだ蔭る。」
「今宵も彼の者に出会い敵わず。」
「あたしたちに春は来るのでしょうか?」
「オレたちに春はあるのでしょうか?」
「このまま慰め合うのでしょうか?」
「このまま絡め合うだけなのでしょうか?」
「叶うのならば、熱が欲しい…」
「叶うのならば、愛が欲しい…」
「「この身を熟す、者が欲しい。」」
二人が手を重ねて綺麗にハモると唄は止み、蟲の音のみが聞こえる夜に満ちた。
「…あら?お客さん?」
「あぁ、お客人の様だね。」
「なにぃっ!?」
ゲズが目を離せないでいると、女たちが不意に隠れているはずのこちらを向いて来たので驚愕した。
「何故私がいる事に気付いた!?」
「えぇ!?何故ってぇ?♥」
「ふっ…何故と言われても、そうも大胆にオレたちの前に現れたら気付くさ。」
「えっ…なっ!!?」
女たちはさぞ可笑しそうに笑い、ゲズは戦慄する。木の陰から伺っていたはずなのに、木から大きく外れて花の数メートル前にまで己が、無意識に近づいていた事に。
「ふふ♪気付かない程にあたしたちを求めちゃうなんて、お兄さん可愛い♥あたしシユ!ねぇ、あなたお名前は?///」
「あ、どうもゲズです。…って違うわっ!!貴様らもしやこの地に住む魔物…「アルラウネ」かっ!?」
シユと名乗った髪を右サイドテールに結った魔物の笑顔にゲズは、雑念でも振り払うかのように首と剣をブンブン振った。しかし魔物は何も脅威と捕えていないのか、髪を左サイドテールに結った魔物は飄々と笑いながら説明した。
「半分正解。正確には「リリラウネ」さ。「アルラウネ」の突然変異種と言われている。因みにオレの名前はメユだ。」
「アルラウネは一人、だけどリリラウネは二人で一つの魔物なんだよ♪」
「そんな魔物が…だが、良いのか?私は勇者すら輩出したことのある由緒正しい家系の者だぞ。…錆にしてくれる…。」
ゲズは拳で自身の額を殴ると、先程とは違い据わった目付きになり剣を構えた。
「わぁ♥カッコいい〜♥でもそれ、鉄の剣でしょ?人様に向けたら危ないんだぞ!」
バキンッ
「はっ?」
構えていると、一瞬で蔦が剣に絡み真っ二つにへし折った。ゲズは唯、それを呆然と見つめるのみだった。
「はぁ〜、こらシユ、人の物を壊さない。取り上げるだけでよかったでしょう!」
「あっ!ごめんなさいドーモゲズさん!!;」
「…シユ、「ゲズ」さんね。」
「…な…なんなんだよ…それ…。なんなんだよ!クソが!!どいつもこいつも俺を馬鹿にしやがってっ!!!」
「どいつもこいつも…?何か訳ありか?よければ、何があったか話してくれないか?」
「っ!話す事など何もないっ!!」
「話してくれないか?」
「ぅ…;」
ゲズはメユの有無を言わさぬオレンジ色の瞳に気圧されると、渋々話し始めた。家でのいじめの事、家出をした事を。
それを話し終えると、シユが身を乗り出してゲズを抱き締めた。
フワッと甘く優しい香りが、ゲズを包んだ。
「辛かったね。そんな目にあって…。もういいんだよ?意地を張らなくても。」
「な…にを…言って…?」
「そうさ。もう傷つく必要なんてない。君さえ望めば…オレたちはゲズを家族として迎え入れる。」
「かぞ…く…」
シユが離して、メユと共に向かい入れる様に暖かな笑みを零しながら左右対称に手を差し伸べた。そして花弁がゆっくりと開く。
月明かりに淡く照らされた彼女らは、慈悲深く美しい女神そのものであった。ゲズはその姿に惹かれ、剣を滑り落とし、迷わず手を取り、花弁の中へと入った。
「あはっ♥これでゲズさんと家族になれた♥」
「あぁ、オレたちはもう家族だ。家族になったのなら当然…♥」
二人はそう嬉しげに笑うと、服の様に纏っていた葉と蔦を、まるで服を脱ぐかのように退けた。
プルリと形の良い豊かな乳房が計四つ揺れ、先端には桜色の綺麗な乳首があった。
「うっ…おぉ…///」
思わず声が漏れて股間のが跳ね上がる。間近で見る極上の肢体に釘付けになった。
「見ているだけでいいの?触っていいんだよ?♥あ、服脱がしてあげよっか♥」
「ま、待て!私はこんなにも醜いのだぞっ!!」
ゲズはハッと我に返り首を振って拒絶した。
「腹もこんなに出てる!い、嫌だろ!?嫌だと言ってくれっ!!」
何かを怖がるように目に涙を溜めながら叫ぶゲズを、二人は笑わず首を振って両サイドから抱き締めた。
「醜いなんて思わない。あたしたちにはとっても魅力的に映ってるわ。」
「ゲズの言う通り美形ではないのかもしれない。だが、オレたちは確かにそんな君を、顔も含めて惹かれたんだ。」
「え…」
「「その感情に、嘘はない。」」
二人の声が重なる。ゲズの中の何かが溶けてゆく。震える口で、言葉を紡ぐ。
「愛して良いのか…二人を…?」
「「はい、愛して下さい。旦那様♥」」
その言葉をトリガーに、ゲズは身に着けていた物を捨てる様に脱いだ。そして二人の顔をそれぞれの手で添えると、まとめてキスを敢行した。
「ジュルジュル…ばはあっ!…やめてと言っても止めぬぞ…?」
鼻息を荒くすると、見せつける様にペニスを晒す。反り起つソレに引き寄せられる様に、二人は顔を近づけた。
「スンスン…あは♥良い匂い…♥」
「うぬぅふっ!!///」
シユは淫らに目を細めてペニスの臭いを嗅ぐと、蜜に塗れた柔らかくて細い指で肉棒を掴んでシュッシュと上下に刺激した。
「気持ちいいだろ?♥是非オレのおっぱいも堪能してくれ♥」
「んぐっ!!///」
ゲズが必死に股間の快感に耐えていると、今度はメユの乳房へと顔を沈められた。
顔の両サイドから伝わるモチモチフワフワでしっとりした感触に、意識が飛びそうになる。
「凄いでしょメユのおっぱい♥同じ顔、同じ背丈なのにおっぱいだけはあたしよりも大きいんだよ♥」
シユは舐めるのを止めてゆっくりと手コキを開始すると、嬉々としてメユの乳房を自慢した。
名残惜しげに乳房の谷間から出て見比べる。
シユはそれに気づいて手コキを止めると立ち上がり、見せつける様に手を後ろにして胸を張った。
まずシユの乳房を見ると、そのサイズは十分巨大で、それに見合うほどの乳輪、そして勃起したのか先程見た時よりもツンと起った乳首が、シユのエロさを際起たせていた。
次にメユの乳房を見ると圧巻であった。乳房のサイズはパッと見でもシユより一回り大きく、乳輪はプックリと盛り上がっていた。そして肝心の乳首はなんと乳輪に埋没していたのだ。
「刺激を与えていないとすぐに引っ込んでしまってね…ゲズの手で、出してはくれないか…?///」
「ま、任せろ!!///」
「あんっ!♥」
ゲズは辛抱堪らずメユの乳房にがっついた。そしてムニュムニュと厭らしく揉んでその感触を堪能する。
「ふおぉ…///なんという弾力…なんという柔らかさ…ここに…指を///」
「んんんんあっ♥乳首に指来たぁ♥♥」
陥没した乳首にゲズの親指がチュプッと音を立てて挿入され、メユは快感に顔を蕩けさせた。
「挿入れただけでは終わらぬぞ…。この指をもっと押し込んで…///おお!このコリコリっとした感触、中でしっかりと勃起しているではないか!///」
「はっ♥あっ♥どうしよう…シユに触られるのより気持ちいい♥」
「こんなに勃起しているのに…感じまくりなのに頭を出さない悪い乳首は…こうだ!///ハプッ!チュチュチュル〜〜ルルルッ」
「あふぁっ♥あああぁあぁああ♥♥」
ゲズは乳首を押し出さんと指を引き抜き、左乳房のぷっくりした乳輪を握り締め、右乳房にむしゃぶりついて目一杯吸った。
「んふふ♥一生懸命吸っちゃって…メユのおっぱい気に入ってもらえてよかったぁ♥ゲズのおちんちんも吸ってあげるね♥まずは…タラ〜…チュッ♥」
「んぶうっ!?///」
シユはメユの快楽によがる姿を自分の事の様に悦ぶと、再度ペニスを掴み唾液を垂らして、咥えこんでフェラを開始した。
「ヂュルル………プハァッ!待ってくれっ!!///このままでは持たなっっ!!うおおあっっ!!///」
「ン〜チュパッ♥ふあ〜♥当然だけどメユの唾液よりもおいしい〜♥♥」
まだ唯の人間な上に童貞であるゲズに、魔物ゆえの凄まじい快感に耐えられるはずもなく、メユの乳房から口も手も離して悶えた。そしてあっという間に口内に射精してしまい、膝から崩れてしまうのだった。
シユは吸い付きながらペニスを離すと、うっとりとした顔でその精の味に歓喜した。
「はぁ…はぁ…、シユのフェラは気持ち良かっただろう?♥ごらん…ゲズが一生懸命に吸ってくれたから、オレの乳首が…ほら♥」
メユはゲズを助け起こしながら自身の乳房を眼前に据えて見せつける。
ゲズの目の前には桜色の見事に勃起した乳首が二つ並んでおり、射精した直後であるにも拘わらず、ゲズの劣情を煽った。
「こ、この乳を好きにしても…良いのか?///」
「あぁ、構わないさ。ふふっ♥その穴が開いてしまいそうな視線も堪らないな♥んはぅっ♥♥」
ゲズは勃起した乳首をじっくり視姦すると、その乳首を重点的に責め始める。
親指と人差し指で挟み込んで摘まみ、引っ張り、指の腹でねじって転がし弄ぶ。
「ふうんっ!♥ああっ♥乳首責めるのっ♥上手すぎっ♥あ痛っっんあぁっ!♥♥///」
そして人差し指を離すと、代わりに中指でもって乳首が潰れるほど挟みながら、人差し指でグリグリと乳首の先端を押し潰した。
メユはゲズに責められる度にその身を震わせ嬌声を上げ、徐々にその音量を上げていった。
「じ〜…」
と、どこからともなく音がする。
ゲズは乳首責めを行いつつ何の音だろうと辺りを見渡すと、ジト目で睨むシユと目が合った。
「じぃ〜〜…」
「どうしたんだいシユちゃん?///」
「メユばっかりでずるい!あたしにもしてよ!」
ぷくっと頬を膨らませて怒るシユの姿に、ゲズは愛おしく思うと同時に、嗜虐心を目覚めさせた。
「そっかー。でも、あたしにもってなんの事だい?///」
「んぁぁ〜♥あぁっ♥」
ゲズはワザととぼけてみせて、メユの乳房を見せつける様に鷲掴みにして捏ね繰り回す。
シユは趣旨を理解して、ゲズの腕に胸を押し付けると強請りに掛かる。
「お願い!あたしのおっぱい触って!」
「んん〜もっとエッチにできたら考えてあげるよ///」
「シユのおっぱい切ないの…おかしくなっちゃうまで滅茶苦茶に犯してください!」
「んん〜及第点かな〜。メユ、いいかな?」
「ふふ♥中々に良い趣向をしているね♥もちろんいいさ。シユの身体は敏感だから、望み通り滅茶苦茶にしてあげてよ♥」
メユはニヘラと嗤うと、そっとゲズの手を離してシユに仕向ける。ゲズもそのままシユを背に向かすと後ろ手に乳房を鷲掴んだ。シユの身体がビクリと跳ね上がった。
「触っただけだ感じちゃうなんて悪い子だ///こうしてやる!///」
「んああっ♥それ…その触り方、気持ち良すぎっ♥♥」
ゲズは鷲掴みつつ揉みながら、中指と薬指の根元で器用に乳首を挟むと、締め付けながら交互に乳房をシェイクした。
「そして…こうだ!♥」
「ああーっ♥それダメェ♥おっぱいっ♥おっぱい千切れて飛んでっちゃうよぉ!♥♥」
そして手を乳房の付け根へ這わすとそのまま掴み、タパンタパンと激しく振り回した。
シユは言葉とは裏腹に、涎を垂らし蕩けた顔を晒していた。
「ふふ、いいねいいね♥それではオレもおちんぽを頂こうか♥まずは蜜を満遍なく塗って…チュッ…チロチロチロ♥」
「おふおぉっ!?///」
今度はメユがペニスに大量の蜜を塗してキスをすると、鈴口をチロチロと高速で舐め回し手コキをしながら陰嚢部を優しく揉んだ。
「ひいいっ///その刺激はさっき以上に駄目だぁ!!///」
「あん♥手が止まっちゃったよぉ。もっとこう…んんっ♥動かして!///」
卓越した性技に成す術無く手が止まっていると、シユが手を重ねて責めを無理やり再開させる。
「チロチロ♥ふっ♥膨らんできてるのがわかるよ♥我慢せず…気持ち良く射精してくれ…チロチロチロチロチロチロ…あんっ!♥」
敢え無くメユの顔に向けて射精される。大量の精液にメユの顔は白く汚れ、舌で綺麗に舐め取り手で掬って厭らしく飲み込んだ。
ゲズは今度も快感に負けて花弁内にへたり込む。そして二人に抱き支えられた。
「流石に連続で疲れただろう?休憩にしよう。」
そうメユが言うと花弁内から普通サイズの百合の花が、蜜を乗っけてゲズの口元までやって来た。
「それはあたしたちリリラウネの蜜。飲むと元気になるよ♪///」
シユに促されるがまま、花をコップ代わりに一口飲む。
口いっぱいにとろみの強い濃厚で甘い果実の様な味が広がる。それでいてくどくならず、いつまでも飲んでいたくなった。
「ふふ♥美味しそうに飲むな♥リリラウネやアルラウネの蜜の用途は、飲むだけではないんだよ?///」
そう言って二人は花弁内に溜まる蜜を掬うと、シユは前から、メユは後ろからゲズの身体に触れて塗り込んでいった。
肌に触れて滑る手が、指が、心地良い。
そう思っていると股間が徐々に熱を帯びて行くのを感じて、花から口を離して確認すると、またも戦慄した。
「ぬおっ!?な、何だ!?何故だ!?私の…陰茎が…;」
ゲズのペニスのサイズが、シユやメユの腕程にまで太くなっていたのだ。
「あはっ♥立派になったね♪♥」
「ふふ♥この蜜にはね、単純に食糧になるだけじゃなくて、気分高揚・精力回復、そしておちんぽを大きくする効力があるんだよ♥」
驚いているゲズに、シユは悪戯が成功した子供の様に笑い、メユは嬉々と解説をした。
二人は今度はその身を沈ませ蜜に浸すと、同時に立ち上がりゲズへ抱き付き腕を使わずその身で蜜を塗り込め始めた。
ゲズはその柔らかな乳房や腹の感触、何より蜜の影響で身体が蕩けてしまったような幸せな感覚に堕ちていた。
「ん〜さっきにも増して美味しそうなおちんちん♪我慢できないなぁ…♥」
シユがそう言うと両足を掴んでゲズの下半身を沈め、自身も半身を蜜へ沈める。メユもシユの行動に合わせてゲズの上半身を支えて半身を沈めた。
こうしてゲズは肩から上と勃起したペニスのみが、蜜面から出ている状態になるのだった。
「さぁこの太っといおちんちん…蜜と唾液を垂らしてぇ♥…挟んであげるね♥」
「ぬおおおぁあっ!!///」
ゲズの股までやってきたシユは、言った通り蜜と唾液をペニスに塗(まぶ)すと、一気に挟んでパイズリを始めた。
「良い喘ぎ声、気持ち良さそうな顔だ…あぁ、いじめたくなってしまうな…♥」
「−−−〜〜−−〜っ///」
メユは吐息交じりに呟くと、自身の乳房に蜜を掛けて、ゲズの頭を後ろから挟み込んでしまった。
ゲズから、声にならない喘ぎ声が上がる。
「あはっ♥ほんと気持ち良さそう♥もっともっと気持ち良くしてあげるね♥ほら、ズ〜リズリ♪♥」
「名は忘れてしまったが、リリス様から御教え頂いた性技…声も出ぬほど気持ち良いだろう?♥」
下からはズリズリとペニスをしごかれ、上からはぱっふぱっふと頭を押し潰される。その快楽に、先程以上の絶頂を果たしたのだった。
シユの顔を白く汚したところまでは覚えているが、気づけば巨大な花弁を背に預け、二人が勃起したペニスに刺激を与えていた。
「あっ起きた♥突然だけどゲズに問題だよ♥」
「も、問題…?///」
「あたしたちは二人で一つの魔物で、雄しべ役と雌しべ役を担っているの。さぁ、あたしたちの内どっちが雄しべ役で、どっちが雌しべ役でしょうか?♥」
「え…?えっ?雄しべ?雌しべ?え〜っと、メユが雄しべでシユが雌しべ???」
「あはっ♥正解〜♥そこでお願いがあるの…」
意識が朧気ながらも答えると、シユが拍手したかと思うとゲズから離れて、メユに抱き付いた。
「メユはずっと雄しべ役として、あたしをリードしてきてくれた。男の振りをしてね。だから…だからメユを、ゲズの手でちゃんと女の子にして下さい。」
「シユ…」
シユのお願いにメユは切なげに呟く。
お願いを受けてゲズは起き上がると、メユの股を開いた。
使われていない秘所部はぴっちり閉じており、押し広げても狭いのが良く見えた。
「…さっきなら兎も角、このサイズで挿入るのか?;」
「心配ないよ。あたしたちは魔物。あなたの心の赴くままに、あたしを…メユを貪って下さい♥」
「そうか。ならば遠慮せず行くぞ?///良いな、メユ…///」
「あ、あぁ…怖いけど、どうかゲズの雄しべをオレの雌しべに挿入れて下さい…♥」
メユの期待と高揚、不安を織り交ぜた笑顔にゲズは、考えるよりも先に身体が動いていた。
「ゆ、行くぞっ!///」
「あぁ…来て…んんんっ♥あああぁあぁ〜♥♥」
ゲズはメユの秘所にペニスを押し当てると、力任せに挿入してしまった。
「うわ〜♥全部挿入っちゃった♥」
「うぐっ…だ、大丈夫かメユ?///」
「あぁぁ…♥おちんぽ挿入ったぁ♥気持ち…いいよぉ♥」
秘所はペニスをしっかりと咥え込んでしまい、メユはだらしなくも淫らに涎を垂らし蕩けた顔を晒した。そんな表情を見たゲズは、メユをもっと快楽によがらせたいと思い、ぎこちなくだがピストン運動を始めた。
「くっ///うっ///ギュウギュウと締め付けられて、搾り取られてしまいそうだ…///メユ!お前をこれから、雌に堕としてやるぞっ!///」
「め、雌に…堕とす…?♥オレを?♥♥」
「はい一人称の「オレ」禁止!さぁ別の一人称を使っておねだりするんだ!///」
「え?えぇ…!?♥」
「ほらっ///ほらっ///早くおねだりしないとっっぐっ///ほぉら抜いちゃうぞー?///」
そう言うが早いかペニスをメユから引き抜くと、シユを押し倒して秘所にプニプニと押し当てた。
「さぁシユ、お手本を見せてあげるんだ…///」
「あははっ♥ゲズって案外鬼畜〜♥いいよおねだりだね…♥あたしのえっちな未使用雌しべに、どうか雄しべを恵んで下さい…♥」
「良く出来ました!シユ。ご褒美だよっ!///」
「んぁああ〜ん♥♥挿入ってきたぁ♪♥♥」
「あ…あ…」
今度はシユに挿し込まれ、パンパンと音を立てながらピストン運動を開始した。その横では、消え入りそうな声と未練がましく手を伸ばすメユがいた。
その様子をゲズは見逃さず、透かさずメユを煽った。
「どうしたんだい?///メユはおねだりしないのかい?///」
「あ…オレの雌しべまんこに、あなたの雄しべちんぽを恵んで下さい!///」
「「オレ」禁止っていったよー?それにそのおねだりではシユと変わりないではないか///」
「あぅ…オレ以外…オレ…以外……「あたし」でもきっと駄目だから…」
「ほらっ♥早くおねだりしないとぉ…ゲズの雄しべを搾り取っちゃうぞ♥」
「ぬほ〜ぉっ!///」
「あぁ…あぁ駄目ぇ!お願いします!どうか「わたし」の雌しべおまんこに、ゲズの雄しべおちんぽをぶち込んで下さい!!///」
「良く出来ましたぁ♪///」
「んあーーぁあっ♥♥雄しべおちんぽきたぁ♥♥」
「さぁ、もっとおねだりしてごらん///おねだり次第では…膣内に射精してあげるよ///」
「!!♥欲しいっ!♥ゲズの凶暴雄しべおちんぽで、わたしの淫乱雌しべおまんこを受粉させてぇーー♥♥」
「ぐぅっ///限界だ!イクぞぉー!!///」
「ふあー〜〜ぁん♥♥♥」
ゲズは一際奥にペニスを叩き付け、ドクドクと膣や子宮を精液で満たし、メユは歓喜に満ちたイキ顔を晒して花弁に倒れ込んだ。
その表情は、どこからどうみても艶やかで淫らな女性そのものであり、すっかり雌に堕ちていた。
「すごぉい…♥メユがこんなに乱れるなんて…♥♥」
ほったらかしにされていたシユはシユで、二人の行為をじっくり観察しながらぐちゃぐちゃと秘所に指を這わせて自慰をしていた。
「ぐふっ///自慰なんてしちゃって…次はシユの番だよ///その前に喉が渇いたなぁ?///」
「あはっ♥喉渇いちゃったんだね♪♥待っててぇ……チュッ♥」
ゲズがわざとらしく言うのに対し、シユは意図を汲み取りニヘッと笑い、迷いなく蜜を口に含むとゲズに唇を重ねた。
「チュッ♥…チュピッ…チュゥ…」
「ヂュルッ…ヂュッヂュププ…プハアッ!!///」
口移しとディープキスを堪能すると、ゲズのペニスは瞬く間に反り起った。
「さぁ待たせたなぁ…では後ろを向いて尻を突き出してくれ///」
「あはっ♥バックだね♪♥あたしの雌しべおまんこ、気持ち良く…ね?♥」
そう言うとシユは後ろを向いて花弁を支えに臀部を突き出した。そして淫らな笑みを浮かべると、ふりふりと美尻を振って誘惑した。
「その挑発とも取れる誘惑…堪らんなっ!!///さぁ行くぞぉっ!///」
「はあぁっ♥♥雄しべおちんちん来たぁ♥♥気持ちいい〜♥♥」
ゲズはシユの細い腰を掴み、秘所の割れ目にペニスを押し当て数回擦ると捻じ込む様に挿入した。
「うっ…おおおっ!///気持ち良すぎて、碌に動けん…///」
「ああ〜ん♥もっと!♥もっと早く動いてぇ!♥」
「ううぇおっ!?///」
狭い膣内の快感にゆっくりピストンしていると、シユが強請ると同時にゲズの足や腰に蔦が絡み付き、ピストンの速度を無理やり上げてしまった。
「あっあぐっ!!///待って…止めてぇ///」
当然、ゲズに余裕がなくなり、止める様に懇願した。しかし、
「あはぁ〜んっ♥これイイ♥腰止まんないよぉ♥♥」
「ふふ♥二人とも気持ち良さそう…♥わたしにも…して?♥…チュッ♥…チュル」
「ンヂュッ…ウゥ…グヂュ……」
シユからも腰を振られ出し、回復したメユはゲズの手を掴むと自身の乳房に当て揉ませ、唇を抉じ開けてディープキスを始めた。そして更に蔦を秘所に這わせて自慰をも始めてしまった。
(もう…駄目だ…何も……快楽以外…何………も…)
「あぁっ♥♥キてるっ♥ナカでパンパンに膨らんでるっ♥♥キてっ♥キてーーっっ!!♥♥♥」
「ンンッ♥…ッパッ♥ふあぁー♥♥♥」
こうしてゲズは射精し、三人共に絶頂を果たした。
「…寝ちゃったね♥」
「あぁ、可愛い顔をしているね♥」
ゲズは最早快楽に精根尽き果て、気絶するように眠ってしまった。月の明かりに晒されたその無防備に、穏やかに寝息を立てる夫を、二人は膝枕をして眺めながら淫らに笑った。
するとどうだろうか、花弁が閉じ始めて二人は唄い始めた。
「こんなにも月が綺麗だから…」
「月が明るく照らすから…」
「あなたがあたしたちに誘われて…」
「あなたがわたしたちを見つけてくれた…」
「だからあたしたちは、淫らに咲くの…」
「あなたと共に、淫靡に咲くの…」
「さぁ、機は熟したわ。」
「熟したら最後、機は動かない。」
「今宵は宴。明日も宴。」
「永久に続く、夜が来る。」
「そしてあなたは魔物になるの。」
「あなたは爛れた獣になるの。」
「もうあなたを害する者はいない。」
「あなたを虐げる者はいない。」
「これからは愛を育みましょう。」
「これからは家族を増やしましょう。」
「あたしたちに縁る『魔花の森』で…」
「わたしたちの為の『魔花の森』で…」
「「…永遠に♥」」
花弁は、閉じられた。
と、気持ち悪い笑い方をして、不細工な男はズンズン歩いていた。
彼の名前は、ゲズ・デ=クゥズ。四兄妹の三番目で、それなりに名のある貴族の出である。
そんなゲズは今旅をしている。理由は二人の兄と、更に使用人からのいじめが原因だった。
兄妹の中で唯一容姿に恵まれなければ太っているのが原因の一つであり、いじめのことを両親に言っても、「心を鍛えなさい」と言われただけであった為に怒り、家出したのだった。
(父上共め…すぐに根を上げて戻ってくるだろうという顔を…思い出しただけでも腹立たしい!!)
そんなこんな反発心から三ヶ月も旅を続けていた。
ゲズは怒気を孕みながら山道を歩いていると、先の長そうな森の中まで来ていた。
「もしやこれか?『魔花の森』って。」
最後に寄った村の者たちが忠告してきた言葉が頭を横切る。「『魔花の森』には決して入るな、喰われるぞ。」と。
「ふん、構うものか。私を食せるものならば、食してみよ。」
森に向かってそう吐き捨てると、森の中に入って行くのだった。
「あ〜、森キチ〜!」
汗を拭い弱音を吐きつつもロングソードの血を荒布で拭いて仕舞う。そして絶命した2mはある大猪を縄で縛った。
「まさか先生から教わった獣肉の扱い方が役立つとは、人生分からんな…それにしても、先生はいい女だったよなぁ〜。顔も整っていて乳もデカかったもんなぁ…ぐふっ!///」
手頃な木に猪を吊るしながら、ゲズは自身に剣の手解きや生きる術を教えた女性を思い出して、気持ち悪い笑みを浮かべた。
「ふん、何が魔花の森だ。出たのはクソデカい猪だけではないか。…ん?」
猪を吊るし終えて汗を綺麗な綿布で拭いていると、何処からか芳醇な甘い香りが、風と共に流れてきた。
(…何だ?もしやこの匂いの先に食すことの出来る果実でもあるのか?)
そう思った瞬間、足が止まらない。ゲズはとりあえず剣を引き抜き辺りを警戒しながら匂いを辿る。そしてしばらく歩いて目の前から声が聞こえた為、慌てて止まると木の陰に隠れた。
「ん…ふ…あぁ♥」
(この声は…お、女…か??)
ゲズは木の陰から木の陰へと移動し、声の方へと近づく。そして目を凝らしてみると、丁度蔭っていた月が現れて辺りを淡く照らした。
ゲズの目の前に、オレンジ色の大きな百合の様な花が照らし出された。
その花弁の中の女性二人も。
「ふふ…相変わらず可愛い声だ…オレ、もっといじめたくなっちゃうよ…♥」
「あぁん…♥そんな触り方じゃダメ…もっと大胆にして…お願い♥」
月明かりに馴染む透き通るような金色にも似たオレンジ色の髪をした、極上の女たちだった。しかしすぐに異変に気付く。女の肌の色は、柔らかな若葉色をしていたのだ。
「あっ♥あぁっ♥気持ちいいよぉメユ♥メユの…メユのあそこにも…♥///」
「んんっ♥シユの指…相変わらず気持ちいい♥」
「「あぁ、イクッ♥♥」」
二人は股に指を入れ抱き合ったままブルリと左右対称に身を震わせた。朧気な月に晒されたその姿は、一種の芸術の様にも見えた。
二人は向かい合って見つめ合うと、不思議な唄を交互に唄い始めた。
「今宵の月は、まだ蔭る。」
「今宵も彼の者に出会い敵わず。」
「あたしたちに春は来るのでしょうか?」
「オレたちに春はあるのでしょうか?」
「このまま慰め合うのでしょうか?」
「このまま絡め合うだけなのでしょうか?」
「叶うのならば、熱が欲しい…」
「叶うのならば、愛が欲しい…」
「「この身を熟す、者が欲しい。」」
二人が手を重ねて綺麗にハモると唄は止み、蟲の音のみが聞こえる夜に満ちた。
「…あら?お客さん?」
「あぁ、お客人の様だね。」
「なにぃっ!?」
ゲズが目を離せないでいると、女たちが不意に隠れているはずのこちらを向いて来たので驚愕した。
「何故私がいる事に気付いた!?」
「えぇ!?何故ってぇ?♥」
「ふっ…何故と言われても、そうも大胆にオレたちの前に現れたら気付くさ。」
「えっ…なっ!!?」
女たちはさぞ可笑しそうに笑い、ゲズは戦慄する。木の陰から伺っていたはずなのに、木から大きく外れて花の数メートル前にまで己が、無意識に近づいていた事に。
「ふふ♪気付かない程にあたしたちを求めちゃうなんて、お兄さん可愛い♥あたしシユ!ねぇ、あなたお名前は?///」
「あ、どうもゲズです。…って違うわっ!!貴様らもしやこの地に住む魔物…「アルラウネ」かっ!?」
シユと名乗った髪を右サイドテールに結った魔物の笑顔にゲズは、雑念でも振り払うかのように首と剣をブンブン振った。しかし魔物は何も脅威と捕えていないのか、髪を左サイドテールに結った魔物は飄々と笑いながら説明した。
「半分正解。正確には「リリラウネ」さ。「アルラウネ」の突然変異種と言われている。因みにオレの名前はメユだ。」
「アルラウネは一人、だけどリリラウネは二人で一つの魔物なんだよ♪」
「そんな魔物が…だが、良いのか?私は勇者すら輩出したことのある由緒正しい家系の者だぞ。…錆にしてくれる…。」
ゲズは拳で自身の額を殴ると、先程とは違い据わった目付きになり剣を構えた。
「わぁ♥カッコいい〜♥でもそれ、鉄の剣でしょ?人様に向けたら危ないんだぞ!」
バキンッ
「はっ?」
構えていると、一瞬で蔦が剣に絡み真っ二つにへし折った。ゲズは唯、それを呆然と見つめるのみだった。
「はぁ〜、こらシユ、人の物を壊さない。取り上げるだけでよかったでしょう!」
「あっ!ごめんなさいドーモゲズさん!!;」
「…シユ、「ゲズ」さんね。」
「…な…なんなんだよ…それ…。なんなんだよ!クソが!!どいつもこいつも俺を馬鹿にしやがってっ!!!」
「どいつもこいつも…?何か訳ありか?よければ、何があったか話してくれないか?」
「っ!話す事など何もないっ!!」
「話してくれないか?」
「ぅ…;」
ゲズはメユの有無を言わさぬオレンジ色の瞳に気圧されると、渋々話し始めた。家でのいじめの事、家出をした事を。
それを話し終えると、シユが身を乗り出してゲズを抱き締めた。
フワッと甘く優しい香りが、ゲズを包んだ。
「辛かったね。そんな目にあって…。もういいんだよ?意地を張らなくても。」
「な…にを…言って…?」
「そうさ。もう傷つく必要なんてない。君さえ望めば…オレたちはゲズを家族として迎え入れる。」
「かぞ…く…」
シユが離して、メユと共に向かい入れる様に暖かな笑みを零しながら左右対称に手を差し伸べた。そして花弁がゆっくりと開く。
月明かりに淡く照らされた彼女らは、慈悲深く美しい女神そのものであった。ゲズはその姿に惹かれ、剣を滑り落とし、迷わず手を取り、花弁の中へと入った。
「あはっ♥これでゲズさんと家族になれた♥」
「あぁ、オレたちはもう家族だ。家族になったのなら当然…♥」
二人はそう嬉しげに笑うと、服の様に纏っていた葉と蔦を、まるで服を脱ぐかのように退けた。
プルリと形の良い豊かな乳房が計四つ揺れ、先端には桜色の綺麗な乳首があった。
「うっ…おぉ…///」
思わず声が漏れて股間のが跳ね上がる。間近で見る極上の肢体に釘付けになった。
「見ているだけでいいの?触っていいんだよ?♥あ、服脱がしてあげよっか♥」
「ま、待て!私はこんなにも醜いのだぞっ!!」
ゲズはハッと我に返り首を振って拒絶した。
「腹もこんなに出てる!い、嫌だろ!?嫌だと言ってくれっ!!」
何かを怖がるように目に涙を溜めながら叫ぶゲズを、二人は笑わず首を振って両サイドから抱き締めた。
「醜いなんて思わない。あたしたちにはとっても魅力的に映ってるわ。」
「ゲズの言う通り美形ではないのかもしれない。だが、オレたちは確かにそんな君を、顔も含めて惹かれたんだ。」
「え…」
「「その感情に、嘘はない。」」
二人の声が重なる。ゲズの中の何かが溶けてゆく。震える口で、言葉を紡ぐ。
「愛して良いのか…二人を…?」
「「はい、愛して下さい。旦那様♥」」
その言葉をトリガーに、ゲズは身に着けていた物を捨てる様に脱いだ。そして二人の顔をそれぞれの手で添えると、まとめてキスを敢行した。
「ジュルジュル…ばはあっ!…やめてと言っても止めぬぞ…?」
鼻息を荒くすると、見せつける様にペニスを晒す。反り起つソレに引き寄せられる様に、二人は顔を近づけた。
「スンスン…あは♥良い匂い…♥」
「うぬぅふっ!!///」
シユは淫らに目を細めてペニスの臭いを嗅ぐと、蜜に塗れた柔らかくて細い指で肉棒を掴んでシュッシュと上下に刺激した。
「気持ちいいだろ?♥是非オレのおっぱいも堪能してくれ♥」
「んぐっ!!///」
ゲズが必死に股間の快感に耐えていると、今度はメユの乳房へと顔を沈められた。
顔の両サイドから伝わるモチモチフワフワでしっとりした感触に、意識が飛びそうになる。
「凄いでしょメユのおっぱい♥同じ顔、同じ背丈なのにおっぱいだけはあたしよりも大きいんだよ♥」
シユは舐めるのを止めてゆっくりと手コキを開始すると、嬉々としてメユの乳房を自慢した。
名残惜しげに乳房の谷間から出て見比べる。
シユはそれに気づいて手コキを止めると立ち上がり、見せつける様に手を後ろにして胸を張った。
まずシユの乳房を見ると、そのサイズは十分巨大で、それに見合うほどの乳輪、そして勃起したのか先程見た時よりもツンと起った乳首が、シユのエロさを際起たせていた。
次にメユの乳房を見ると圧巻であった。乳房のサイズはパッと見でもシユより一回り大きく、乳輪はプックリと盛り上がっていた。そして肝心の乳首はなんと乳輪に埋没していたのだ。
「刺激を与えていないとすぐに引っ込んでしまってね…ゲズの手で、出してはくれないか…?///」
「ま、任せろ!!///」
「あんっ!♥」
ゲズは辛抱堪らずメユの乳房にがっついた。そしてムニュムニュと厭らしく揉んでその感触を堪能する。
「ふおぉ…///なんという弾力…なんという柔らかさ…ここに…指を///」
「んんんんあっ♥乳首に指来たぁ♥♥」
陥没した乳首にゲズの親指がチュプッと音を立てて挿入され、メユは快感に顔を蕩けさせた。
「挿入れただけでは終わらぬぞ…。この指をもっと押し込んで…///おお!このコリコリっとした感触、中でしっかりと勃起しているではないか!///」
「はっ♥あっ♥どうしよう…シユに触られるのより気持ちいい♥」
「こんなに勃起しているのに…感じまくりなのに頭を出さない悪い乳首は…こうだ!///ハプッ!チュチュチュル〜〜ルルルッ」
「あふぁっ♥あああぁあぁああ♥♥」
ゲズは乳首を押し出さんと指を引き抜き、左乳房のぷっくりした乳輪を握り締め、右乳房にむしゃぶりついて目一杯吸った。
「んふふ♥一生懸命吸っちゃって…メユのおっぱい気に入ってもらえてよかったぁ♥ゲズのおちんちんも吸ってあげるね♥まずは…タラ〜…チュッ♥」
「んぶうっ!?///」
シユはメユの快楽によがる姿を自分の事の様に悦ぶと、再度ペニスを掴み唾液を垂らして、咥えこんでフェラを開始した。
「ヂュルル………プハァッ!待ってくれっ!!///このままでは持たなっっ!!うおおあっっ!!///」
「ン〜チュパッ♥ふあ〜♥当然だけどメユの唾液よりもおいしい〜♥♥」
まだ唯の人間な上に童貞であるゲズに、魔物ゆえの凄まじい快感に耐えられるはずもなく、メユの乳房から口も手も離して悶えた。そしてあっという間に口内に射精してしまい、膝から崩れてしまうのだった。
シユは吸い付きながらペニスを離すと、うっとりとした顔でその精の味に歓喜した。
「はぁ…はぁ…、シユのフェラは気持ち良かっただろう?♥ごらん…ゲズが一生懸命に吸ってくれたから、オレの乳首が…ほら♥」
メユはゲズを助け起こしながら自身の乳房を眼前に据えて見せつける。
ゲズの目の前には桜色の見事に勃起した乳首が二つ並んでおり、射精した直後であるにも拘わらず、ゲズの劣情を煽った。
「こ、この乳を好きにしても…良いのか?///」
「あぁ、構わないさ。ふふっ♥その穴が開いてしまいそうな視線も堪らないな♥んはぅっ♥♥」
ゲズは勃起した乳首をじっくり視姦すると、その乳首を重点的に責め始める。
親指と人差し指で挟み込んで摘まみ、引っ張り、指の腹でねじって転がし弄ぶ。
「ふうんっ!♥ああっ♥乳首責めるのっ♥上手すぎっ♥あ痛っっんあぁっ!♥♥///」
そして人差し指を離すと、代わりに中指でもって乳首が潰れるほど挟みながら、人差し指でグリグリと乳首の先端を押し潰した。
メユはゲズに責められる度にその身を震わせ嬌声を上げ、徐々にその音量を上げていった。
「じ〜…」
と、どこからともなく音がする。
ゲズは乳首責めを行いつつ何の音だろうと辺りを見渡すと、ジト目で睨むシユと目が合った。
「じぃ〜〜…」
「どうしたんだいシユちゃん?///」
「メユばっかりでずるい!あたしにもしてよ!」
ぷくっと頬を膨らませて怒るシユの姿に、ゲズは愛おしく思うと同時に、嗜虐心を目覚めさせた。
「そっかー。でも、あたしにもってなんの事だい?///」
「んぁぁ〜♥あぁっ♥」
ゲズはワザととぼけてみせて、メユの乳房を見せつける様に鷲掴みにして捏ね繰り回す。
シユは趣旨を理解して、ゲズの腕に胸を押し付けると強請りに掛かる。
「お願い!あたしのおっぱい触って!」
「んん〜もっとエッチにできたら考えてあげるよ///」
「シユのおっぱい切ないの…おかしくなっちゃうまで滅茶苦茶に犯してください!」
「んん〜及第点かな〜。メユ、いいかな?」
「ふふ♥中々に良い趣向をしているね♥もちろんいいさ。シユの身体は敏感だから、望み通り滅茶苦茶にしてあげてよ♥」
メユはニヘラと嗤うと、そっとゲズの手を離してシユに仕向ける。ゲズもそのままシユを背に向かすと後ろ手に乳房を鷲掴んだ。シユの身体がビクリと跳ね上がった。
「触っただけだ感じちゃうなんて悪い子だ///こうしてやる!///」
「んああっ♥それ…その触り方、気持ち良すぎっ♥♥」
ゲズは鷲掴みつつ揉みながら、中指と薬指の根元で器用に乳首を挟むと、締め付けながら交互に乳房をシェイクした。
「そして…こうだ!♥」
「ああーっ♥それダメェ♥おっぱいっ♥おっぱい千切れて飛んでっちゃうよぉ!♥♥」
そして手を乳房の付け根へ這わすとそのまま掴み、タパンタパンと激しく振り回した。
シユは言葉とは裏腹に、涎を垂らし蕩けた顔を晒していた。
「ふふ、いいねいいね♥それではオレもおちんぽを頂こうか♥まずは蜜を満遍なく塗って…チュッ…チロチロチロ♥」
「おふおぉっ!?///」
今度はメユがペニスに大量の蜜を塗してキスをすると、鈴口をチロチロと高速で舐め回し手コキをしながら陰嚢部を優しく揉んだ。
「ひいいっ///その刺激はさっき以上に駄目だぁ!!///」
「あん♥手が止まっちゃったよぉ。もっとこう…んんっ♥動かして!///」
卓越した性技に成す術無く手が止まっていると、シユが手を重ねて責めを無理やり再開させる。
「チロチロ♥ふっ♥膨らんできてるのがわかるよ♥我慢せず…気持ち良く射精してくれ…チロチロチロチロチロチロ…あんっ!♥」
敢え無くメユの顔に向けて射精される。大量の精液にメユの顔は白く汚れ、舌で綺麗に舐め取り手で掬って厭らしく飲み込んだ。
ゲズは今度も快感に負けて花弁内にへたり込む。そして二人に抱き支えられた。
「流石に連続で疲れただろう?休憩にしよう。」
そうメユが言うと花弁内から普通サイズの百合の花が、蜜を乗っけてゲズの口元までやって来た。
「それはあたしたちリリラウネの蜜。飲むと元気になるよ♪///」
シユに促されるがまま、花をコップ代わりに一口飲む。
口いっぱいにとろみの強い濃厚で甘い果実の様な味が広がる。それでいてくどくならず、いつまでも飲んでいたくなった。
「ふふ♥美味しそうに飲むな♥リリラウネやアルラウネの蜜の用途は、飲むだけではないんだよ?///」
そう言って二人は花弁内に溜まる蜜を掬うと、シユは前から、メユは後ろからゲズの身体に触れて塗り込んでいった。
肌に触れて滑る手が、指が、心地良い。
そう思っていると股間が徐々に熱を帯びて行くのを感じて、花から口を離して確認すると、またも戦慄した。
「ぬおっ!?な、何だ!?何故だ!?私の…陰茎が…;」
ゲズのペニスのサイズが、シユやメユの腕程にまで太くなっていたのだ。
「あはっ♥立派になったね♪♥」
「ふふ♥この蜜にはね、単純に食糧になるだけじゃなくて、気分高揚・精力回復、そしておちんぽを大きくする効力があるんだよ♥」
驚いているゲズに、シユは悪戯が成功した子供の様に笑い、メユは嬉々と解説をした。
二人は今度はその身を沈ませ蜜に浸すと、同時に立ち上がりゲズへ抱き付き腕を使わずその身で蜜を塗り込め始めた。
ゲズはその柔らかな乳房や腹の感触、何より蜜の影響で身体が蕩けてしまったような幸せな感覚に堕ちていた。
「ん〜さっきにも増して美味しそうなおちんちん♪我慢できないなぁ…♥」
シユがそう言うと両足を掴んでゲズの下半身を沈め、自身も半身を蜜へ沈める。メユもシユの行動に合わせてゲズの上半身を支えて半身を沈めた。
こうしてゲズは肩から上と勃起したペニスのみが、蜜面から出ている状態になるのだった。
「さぁこの太っといおちんちん…蜜と唾液を垂らしてぇ♥…挟んであげるね♥」
「ぬおおおぁあっ!!///」
ゲズの股までやってきたシユは、言った通り蜜と唾液をペニスに塗(まぶ)すと、一気に挟んでパイズリを始めた。
「良い喘ぎ声、気持ち良さそうな顔だ…あぁ、いじめたくなってしまうな…♥」
「−−−〜〜−−〜っ///」
メユは吐息交じりに呟くと、自身の乳房に蜜を掛けて、ゲズの頭を後ろから挟み込んでしまった。
ゲズから、声にならない喘ぎ声が上がる。
「あはっ♥ほんと気持ち良さそう♥もっともっと気持ち良くしてあげるね♥ほら、ズ〜リズリ♪♥」
「名は忘れてしまったが、リリス様から御教え頂いた性技…声も出ぬほど気持ち良いだろう?♥」
下からはズリズリとペニスをしごかれ、上からはぱっふぱっふと頭を押し潰される。その快楽に、先程以上の絶頂を果たしたのだった。
シユの顔を白く汚したところまでは覚えているが、気づけば巨大な花弁を背に預け、二人が勃起したペニスに刺激を与えていた。
「あっ起きた♥突然だけどゲズに問題だよ♥」
「も、問題…?///」
「あたしたちは二人で一つの魔物で、雄しべ役と雌しべ役を担っているの。さぁ、あたしたちの内どっちが雄しべ役で、どっちが雌しべ役でしょうか?♥」
「え…?えっ?雄しべ?雌しべ?え〜っと、メユが雄しべでシユが雌しべ???」
「あはっ♥正解〜♥そこでお願いがあるの…」
意識が朧気ながらも答えると、シユが拍手したかと思うとゲズから離れて、メユに抱き付いた。
「メユはずっと雄しべ役として、あたしをリードしてきてくれた。男の振りをしてね。だから…だからメユを、ゲズの手でちゃんと女の子にして下さい。」
「シユ…」
シユのお願いにメユは切なげに呟く。
お願いを受けてゲズは起き上がると、メユの股を開いた。
使われていない秘所部はぴっちり閉じており、押し広げても狭いのが良く見えた。
「…さっきなら兎も角、このサイズで挿入るのか?;」
「心配ないよ。あたしたちは魔物。あなたの心の赴くままに、あたしを…メユを貪って下さい♥」
「そうか。ならば遠慮せず行くぞ?///良いな、メユ…///」
「あ、あぁ…怖いけど、どうかゲズの雄しべをオレの雌しべに挿入れて下さい…♥」
メユの期待と高揚、不安を織り交ぜた笑顔にゲズは、考えるよりも先に身体が動いていた。
「ゆ、行くぞっ!///」
「あぁ…来て…んんんっ♥あああぁあぁ〜♥♥」
ゲズはメユの秘所にペニスを押し当てると、力任せに挿入してしまった。
「うわ〜♥全部挿入っちゃった♥」
「うぐっ…だ、大丈夫かメユ?///」
「あぁぁ…♥おちんぽ挿入ったぁ♥気持ち…いいよぉ♥」
秘所はペニスをしっかりと咥え込んでしまい、メユはだらしなくも淫らに涎を垂らし蕩けた顔を晒した。そんな表情を見たゲズは、メユをもっと快楽によがらせたいと思い、ぎこちなくだがピストン運動を始めた。
「くっ///うっ///ギュウギュウと締め付けられて、搾り取られてしまいそうだ…///メユ!お前をこれから、雌に堕としてやるぞっ!///」
「め、雌に…堕とす…?♥オレを?♥♥」
「はい一人称の「オレ」禁止!さぁ別の一人称を使っておねだりするんだ!///」
「え?えぇ…!?♥」
「ほらっ///ほらっ///早くおねだりしないとっっぐっ///ほぉら抜いちゃうぞー?///」
そう言うが早いかペニスをメユから引き抜くと、シユを押し倒して秘所にプニプニと押し当てた。
「さぁシユ、お手本を見せてあげるんだ…///」
「あははっ♥ゲズって案外鬼畜〜♥いいよおねだりだね…♥あたしのえっちな未使用雌しべに、どうか雄しべを恵んで下さい…♥」
「良く出来ました!シユ。ご褒美だよっ!///」
「んぁああ〜ん♥♥挿入ってきたぁ♪♥♥」
「あ…あ…」
今度はシユに挿し込まれ、パンパンと音を立てながらピストン運動を開始した。その横では、消え入りそうな声と未練がましく手を伸ばすメユがいた。
その様子をゲズは見逃さず、透かさずメユを煽った。
「どうしたんだい?///メユはおねだりしないのかい?///」
「あ…オレの雌しべまんこに、あなたの雄しべちんぽを恵んで下さい!///」
「「オレ」禁止っていったよー?それにそのおねだりではシユと変わりないではないか///」
「あぅ…オレ以外…オレ…以外……「あたし」でもきっと駄目だから…」
「ほらっ♥早くおねだりしないとぉ…ゲズの雄しべを搾り取っちゃうぞ♥」
「ぬほ〜ぉっ!///」
「あぁ…あぁ駄目ぇ!お願いします!どうか「わたし」の雌しべおまんこに、ゲズの雄しべおちんぽをぶち込んで下さい!!///」
「良く出来ましたぁ♪///」
「んあーーぁあっ♥♥雄しべおちんぽきたぁ♥♥」
「さぁ、もっとおねだりしてごらん///おねだり次第では…膣内に射精してあげるよ///」
「!!♥欲しいっ!♥ゲズの凶暴雄しべおちんぽで、わたしの淫乱雌しべおまんこを受粉させてぇーー♥♥」
「ぐぅっ///限界だ!イクぞぉー!!///」
「ふあー〜〜ぁん♥♥♥」
ゲズは一際奥にペニスを叩き付け、ドクドクと膣や子宮を精液で満たし、メユは歓喜に満ちたイキ顔を晒して花弁に倒れ込んだ。
その表情は、どこからどうみても艶やかで淫らな女性そのものであり、すっかり雌に堕ちていた。
「すごぉい…♥メユがこんなに乱れるなんて…♥♥」
ほったらかしにされていたシユはシユで、二人の行為をじっくり観察しながらぐちゃぐちゃと秘所に指を這わせて自慰をしていた。
「ぐふっ///自慰なんてしちゃって…次はシユの番だよ///その前に喉が渇いたなぁ?///」
「あはっ♥喉渇いちゃったんだね♪♥待っててぇ……チュッ♥」
ゲズがわざとらしく言うのに対し、シユは意図を汲み取りニヘッと笑い、迷いなく蜜を口に含むとゲズに唇を重ねた。
「チュッ♥…チュピッ…チュゥ…」
「ヂュルッ…ヂュッヂュププ…プハアッ!!///」
口移しとディープキスを堪能すると、ゲズのペニスは瞬く間に反り起った。
「さぁ待たせたなぁ…では後ろを向いて尻を突き出してくれ///」
「あはっ♥バックだね♪♥あたしの雌しべおまんこ、気持ち良く…ね?♥」
そう言うとシユは後ろを向いて花弁を支えに臀部を突き出した。そして淫らな笑みを浮かべると、ふりふりと美尻を振って誘惑した。
「その挑発とも取れる誘惑…堪らんなっ!!///さぁ行くぞぉっ!///」
「はあぁっ♥♥雄しべおちんちん来たぁ♥♥気持ちいい〜♥♥」
ゲズはシユの細い腰を掴み、秘所の割れ目にペニスを押し当て数回擦ると捻じ込む様に挿入した。
「うっ…おおおっ!///気持ち良すぎて、碌に動けん…///」
「ああ〜ん♥もっと!♥もっと早く動いてぇ!♥」
「ううぇおっ!?///」
狭い膣内の快感にゆっくりピストンしていると、シユが強請ると同時にゲズの足や腰に蔦が絡み付き、ピストンの速度を無理やり上げてしまった。
「あっあぐっ!!///待って…止めてぇ///」
当然、ゲズに余裕がなくなり、止める様に懇願した。しかし、
「あはぁ〜んっ♥これイイ♥腰止まんないよぉ♥♥」
「ふふ♥二人とも気持ち良さそう…♥わたしにも…して?♥…チュッ♥…チュル」
「ンヂュッ…ウゥ…グヂュ……」
シユからも腰を振られ出し、回復したメユはゲズの手を掴むと自身の乳房に当て揉ませ、唇を抉じ開けてディープキスを始めた。そして更に蔦を秘所に這わせて自慰をも始めてしまった。
(もう…駄目だ…何も……快楽以外…何………も…)
「あぁっ♥♥キてるっ♥ナカでパンパンに膨らんでるっ♥♥キてっ♥キてーーっっ!!♥♥♥」
「ンンッ♥…ッパッ♥ふあぁー♥♥♥」
こうしてゲズは射精し、三人共に絶頂を果たした。
「…寝ちゃったね♥」
「あぁ、可愛い顔をしているね♥」
ゲズは最早快楽に精根尽き果て、気絶するように眠ってしまった。月の明かりに晒されたその無防備に、穏やかに寝息を立てる夫を、二人は膝枕をして眺めながら淫らに笑った。
するとどうだろうか、花弁が閉じ始めて二人は唄い始めた。
「こんなにも月が綺麗だから…」
「月が明るく照らすから…」
「あなたがあたしたちに誘われて…」
「あなたがわたしたちを見つけてくれた…」
「だからあたしたちは、淫らに咲くの…」
「あなたと共に、淫靡に咲くの…」
「さぁ、機は熟したわ。」
「熟したら最後、機は動かない。」
「今宵は宴。明日も宴。」
「永久に続く、夜が来る。」
「そしてあなたは魔物になるの。」
「あなたは爛れた獣になるの。」
「もうあなたを害する者はいない。」
「あなたを虐げる者はいない。」
「これからは愛を育みましょう。」
「これからは家族を増やしましょう。」
「あたしたちに縁る『魔花の森』で…」
「わたしたちの為の『魔花の森』で…」
「「…永遠に♥」」
花弁は、閉じられた。
21/08/31 02:02更新 / 矛野九字