連載小説
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リッチ編:噂の新薬開発噺
「最近夫婦の営みがマンネリ化してきた。という訳で、新薬の試作品がここに完成したから試すよ。」
「待って。」

 唐突な嫁の行動に旦那であるシルドは頭を抱える。
 シルドの嫁であるエミティは『リッチ』と呼ばれる魔物娘で、知識欲の塊と言われている。エミティもその例に洩れず、最近は魔術と薬品を合わせたマジックアイテムの作成にはまっている。

「はぁ…久しぶりの実験だね。で、その薬は何?」
「ん、母乳が出るようになる薬。」
「…それはまた…で、結局なにをするの?」
「それはもちろん効果の程度や副作用は出るのか…試さないと…でしょ?」

 そう説明してαと記号の振られた小瓶の中身を飲み干すエミティに、シルドは考えるのを止めた。

「まぁ…いいや。で、搾ればいいの?」
「そう。まずは優しく触って。」

 エミティはそれだけ言うとローブを外して床に落とす。ショートボブの真っ白い髪に同じく白い肌。童顔の顔に煌々と輝く様な紫色の瞳。キュッと締まったくびれに小さめだが丸く形の良い尻。そして胸には掌では収まらないサイズの乳房が揺れていた。
 エミティのその美を詰め込んだかの様な身体に、シルドは何度見ても生唾を飲み込んでしまう。

「えっと…それじゃ失礼///」

 シルドはエミティの乳房を後ろから優しく触ると、ゆっくりと揉んだ。ひんやりとした水風船を掴んでるかの様な感覚に、シルドは興奮を覚える。

「…もっと強く揉んでいいよ。」
「え、そう?それじゃもう少し…。」
「ん…胸の奥からドロッとした熱い何かが込み上げて来る…。これが母乳…♥今の所身体は特に何もない。…んん…♥母乳が乳腺抉じ開けて…出る♥///」

 シルドは促されるまま乳房を強く揉み、エミティが実況しているとピュッと白い母乳が飛んだ。

「ふぅ…♥うん、今度は揉み方とか触り方変えて。」
「わかった///」
「ふ…ぅ…んあぁっ♥」
「お!?」

 シルドがエミティのピンク色の乳首を摘まんで搾った途端、エミティは嬌声を上げると身体をビクッと強張らせた。

「あ、α薬を飲むと母乳が出て乳首が敏感になる………シルド、私の乳首をもっと責めて。」
「わ、わかった!///」

 シルドは言われた通り乳首を突いて円になぞり、摘まんだりして重点的に責めた。
 シルドはその行為に夢中になってエミティも儚げで甘い喘ぎ声を上げ続けていたが、少し小難しい顔をしていた。

「ん…♥想定していた量よりも少ない。こんなものか…。よし、このβ薬を飲んで。」

 そう言って新たにβの記号が振られた小瓶を取り出すと中身を飲み干した。するとエミティの様子が明らかに変わった。

「んふぁっ!?♥おっぱいが熱いーっ♥♥」

 同時にエミティは身体を仰け反らせると、搾っていないにも拘らず、まるで噴水の如く母乳を噴射した。

「大丈夫!?」
「はうっ!?♥今触っちゃ駄目っ♥全身が、性感帯みたいに敏感にっ♥」
「…ごめんエミティ!触るよ!///データ収集の為にも、触らなきゃ!!///」
「んぁあっ!?♥触っ♥あふん〜〜♥」

 母乳を垂らし身体を快感でビクつかせているエミティに、シルドは辛抱堪らずエミティの全身を撫でた。
 エミティは撫でられる度に身を震わせ、更に母乳を噴き出させた。そんな姿に劣情を抑えられるはずもなく、遂に衣服を全て脱ぎ払って股間のモノを見せつけた。

「ごめんエミティ、もう限界なんだ///」
「はぁ…はぁ…、はぁ…♥相変わらず大っきい…♥♥…クプッ♥ジュッ!ジュプジュルジュッジュッ!♥」

 エミティは感嘆のため息を吐いて、勃起したペニスを頬擦りして指でなぞると、剛直したペニスはビクリと動いた。
 それを見ると嬉々として肉棒をチロッと一舐めして口に咥え、激しいストロークを始めた。

「ううっ…///エミティ、最初から激しっ///うわっ!」
フワッ

 ペニスから伝わる快感に耐えられず、シルドは態勢を崩した。しかしその瞬間エミティの魔術で身体が浮き、そのままゆっくりと床に降下した。

「プハッ…ごめん、我慢できなくて。大丈夫?」
「大丈夫、急にきてびっくりしただけだから。…続きする?///」
「うん♥///」

 こうして行為は続行された。エミティは再度ペニスを咥えると、先程の様に淫らな音を立てるのではなく、丹念にじっくり、味わう様に肉棒をしゃぶった。

「エミティ…///、エミティの口の中、相変わらずひんやりヌメヌメしてて…もう射精そうだよ///」
「へほう…?ジュッ…うん、へんりょへずはっくはんらひて♥」
「うぅっっ!!///」

 シルドは身体を仰け反らせてブルリと身を震わせると、エミティの口内に大量の精を解き放った。

「ん…ふふふ…ズゾッチュルル…ゴク…ゴクン…♥」

 エミティは口いっぱいの精液に小さく笑うと、音を立てて吸い、喉を鳴らして精液を飲み込んだ。

「チュポッ♥…クスッ、あんなに射精したのに未だ起ってるなんて素敵…♥」
「はは、そりゃどうも。もっともこんな風に育てたのはエミティ自身だけどね。」
「だとしても…私好みの極太おちんぽに育ってくれたから、とても嬉しいわ♥」

 そう言って笑い、またペニスに頬擦りをした。
 その母乳を垂らしたままの艶姿に、シルドは更に興奮して乳房へと手を掛ける。そしてタプタプと上下に弄び顔を埋めた。

「はぁ…はぁ…エミティ、もう一度リポート聞きたいな///おっぱいは?身体は?どんな感じ?///」
「んん♥ふぁあ♥気持ちいい♥胸の奥からドロドロで熱々の母乳が込み上げて来る…♥全身敏感になったのは恐らく、α薬とβ薬を一緒に投与したことによる反応…んあっ♥来る♥母乳が乳首に押し寄せて、乳首から出るっ♥♥」

 そう言うと同時に、エミティから母乳が迸り、身体をビクビク震った。

「どう?母乳出すのはどんな感じ?どんどん責めるからどんどんリポートしてね///」
「はぅっ♥ぼ、母乳が解き放たれるその解放感と、乳首の性感帯が一緒に刺激される感覚が凄く気持ちいい♥♥」
「ハプッ!チュゥッ…チュルルルルルル!!///」
「それぇっ!♥しゅごぃ…っ♥凄い凄い凄い!♥♥♥吸われて吸引しゃれるからぁ♥胸の奥から母乳引っ張り出されて、直接触れる乳首が気持ち良すぎちゃってるよぉ♥♥♥」
「良く出来ました♪///ん?これって…」

 床に落ちていたローブから何か小瓶が二つ飛び出ているのを発見し手に取る。それはそれぞれ、αとβと記号が振られていた。
 それに気づいた瞬間、シルドは悪戯な笑みを零す。

「さて、α薬とβ薬を飲むと全身が敏感になるんだっけ?追加で飲むとどうなるのかな?ちゃんと証明しないとね///さぁこのα薬とβ薬を……チュッ///」
「ングッ!?♥…ン♥…ゴク…」

 薬を見せつけながらいっぺんに口に含むとそのままエミティの唇に突撃した。
 エミティは驚いて一瞬目を見開いたが、トロンと目を細めて流し込まれる薬と唾液を飲み込んだ。

「…ゴク…ぷはっ…♥♥」
「はい、口移しでプレゼントだよ///」
「あぁあん♥来たぁ♥♥」

 シルドはそのまま全身を摩り、舐め、弄(まさぐ)ると、エミティはビクビクと身体をくねらせた。

「全身敏感♥全身が性感帯になっちゃってどうにかなっちゃいそう♥」
「じゃぁ今度はこうするね。リポート忘れないでね///」
「ひゃわぁあん♥」

 そう言ってシルドはエミティの乳首をギュウと握り締めて母乳を止めてしまった。

「あぁ…分かる…♥乳首塞き止められてぇ…中のドロドロの沸騰ミルクがぁ…狭い乳腺押し広げて拡張して…拡張してっ♥やぁん!♥私のおっぱいパンパンに張ってるっ!張り詰めてるっ!♥♥らめっ!♥でりゅっ!♥ミルクでおっぱい穴だらけにらっちゃうぅっ!!!♥♥♥」

 シルドの締め上げにより、エミティの乳房は、パンパンに張って瞬く間に一回りも二回りも大きくなっていた。そしてエミティの言う通り許容量は限界らしく、乳首からボタボタと母乳が漏れ出し始めた。

「穴だらけは流石に嫌だから離すね♪///」
「えっ!?待っ!!…」

 止める間もなくシルドの指が乳首から離れた。瞬間、ビュルルルと乳房を暴れさせながら母乳が噴射された。

「いひぃぃっ!?それらぁめえぇぇーーへぇえー〜〜♥♥♥」

 エミティは今回一番の叫びともいえる喘ぎ声を上げ、見事なイキ顔を晒した。
 母乳は数秒間噴射され続け、幾度となく絶頂を促すのだった。

「まるで射精みたいだね///大丈夫?///」
「はぁ…はぁ…経箱がなかったら…意識跳んでた…♥気持ち良すぎ…♥」

 ぐったりとおぼろげながら笑顔で話すエミティからは、未だに母乳を滴らせていた。
 シルドはニヤッと笑うと乳首に吸い付いた。

「チュッ…いつでも経箱を開けて良いからね///」
「だめ…♥それをやったら終わり…♥知識欲を満たすどころじゃなくなっちゃう♥♥」
「チュパッ…それは残念だ。で、どう?射精ならぬ射乳の感想は?…チュ〜///」
「ヤバいっ♥よ…♥解き放たれた大量の母乳が勢い良く出るから…その分乳首への刺激が強すぎちゃって…あぁぁ♥ねぇ…♥」

 エミティは甘えた声を出すと、シルドのペニスを撫でると耳元で囁く。

「もうビショビショのグショグショ…♥あなたの好きな様に…犯してほしいな…♥♥」
「ぷはっ…そんな誘われ方したら…乱暴に犯したくなっちゃうじゃないか!///」
「あん…♥そう!♥私を犯して!♥本能の赴くままに!!♥♥んあぁぁあーんっ♥♥♥」

 シルドは辛抱堪らずエミティの股を強引に開くと、その秘所を肉棒で一突きにした。
 エミティから歓喜の喘ぎ声が上がる。
 それを合図にかシルドはエミティの細い腰をしっかり持つと、激しくピストン運動を開始した。

「あぁっ♥良い♥極太おちんぽが私の膣内かき混ぜてっ♥ゴンゴンゴツゴツ子宮口をノックしてるっ♥んぁ♥私…これ好きっ!♥」

 エミティは犯されながらもそれを実況してみせ、シルドを更なる興奮へと誘う。その甲斐あってか、ピストン運動をするシルドからくぐもった喘ぎ声が漏れ始める。

「ふあっ♥クス…♥膣内でおちんぽ張ってるの分かるよ♥私の、♥一番奥にちょうだい!♥♥射精してっ!!♥♥♥」
「ああっ!///イクよっっ!!///」
「あはーぁぁっ♥♥♥」

 ペニスが子宮口に強く押し付けられると、今回二度目の射精が果たされた。
 二度目であるにも関わらずその量は一度目を超えており、吐き出された精液が子宮や膣内に収まらずに溢れだしていた。にも拘わらず、引き抜かれたペニスは今尚反り起っていた。

「クスッ♥子宮から膣内まで精液でドロドロ熱々♥…次はバックでしてほしいな…♥」

 そう淫靡に強請ると、四つん這いになりお尻を振って誘惑した。
 秘所から大量の精液が零れ落ちる。

「フー…フー…、任せて///」
「んんんん…♥あぁんっ!!♥…クスッ♥よくばり…♥♥」

 興奮して息を荒くするシルドは、秘所にペニスを当て挿入すると、今度は乳房を鷲掴んで腰を振った。
 迸る母乳が手を白く染め滑らせ、腰を振っている分強く握り締めさせた。そして握れば握るほどに更なる射乳を促し余計に濡れる為、手を強く握らせた。

「ハァ…ハァ…おっぱい、痛くない?///」
「んん♥痛いよ。痛いけど…痛気持ちいい♥はぅっ♥強く握り締められると、母乳がドピュドピュ搾り出されてっ♥クセになっちゃいそう♥♥」

 心配に対して淫らに笑って返すエミティに、感謝の気持ちを込めてより強く握りより愛情深く腰を振った。

「エミティ!次…射精すよっ!!///」
「うん♥いつでも来てっ!!♥♥」

 三度目の射精。二度目とそう変わらない量を射精して尚、ペニスは勃起を保っていた。
 エミティは無言でシルドの方へ向き直ると両手を広げて強請った。

「最後に向き合ってしよ♥」
「そうだね…最後は向き合ってゆっくり…そして深々と突いて…あげるね///」

 そう言ってシルドはエミティを抱き締め、身体を持ち上げると落とす様に挿入した。

「あぁぁぁ〜〜〜ぁ♥♥♥」

 エミティは快感に声を震わせて、弓なりに仰け反って蕩けきった淫らなアヘ顔を晒した。その下腹部は、俄かにボコッと膨らんでいる。

「しゅご…♥子宮口突破して…子宮壁まで届いちゃった…♥気持ち良しゅぎて…呂律が回らくなっちゃう…♥」
「悦んでもらえて良かった///…ゆっくり動くから。そして…チュッ///」
「ンヒュッ!?…ン♥…ン♥…チュッチュパ…ジュジュ…ヂュッ♥」

 シルドは徐にエミティの唇を奪うと、その唇を開けて舌を絡ませた。
 そしてディープキスを止めると今度は乳房を触るのだった。

「こうして刺激を与えてても出るのに、エミティが感じた時に触ってもいないのに母乳を噴き出すのって、エッチすぎない?///」

 パンッパンッと水音を立てながら指を乳輪の形に沿ってなぞり、耳元で囁く。

「んうっ…♥エッチな私は嫌い…?」
「まさか!どんなエミティでも僕は大好きだよ…経箱を開けてくれたら、もっと好きになれるかも…チュッ///」

 深々と抜き差ししながら、乳首を摘まんで搾り、つねって引っ張り互いの唇を重ねる。

「ン…プハッ♥経箱は駄目だってばぁ…私が私でなくなってもいいの…?」
「もしエミティがエミティでなくなっても、僕を愛してくれる事に変わりはないだろう?///」

 直後、ペニスが膣内でギュギュっと締め付けられて一気に余裕がなくなる。
 エミティは困った様でいて心底嬉しそうに笑みを浮かべている。

「も〜意地悪っ♥開けてほしくないくせにそういう事…言うんだから♥」
「ううぅ///…はは、バレバレか!でも…本当にエミティがエミティでなくなったとしても、僕はエミティを愛し続けるよ。」

 ペニスが小宮に深々と貫いたまま、膣内が絡み締め上げて絶えず快楽を与える為、絶頂寸前の射精寸前で最早動くことが出来なかった。そしてなんと締め上げられて射精も出来なかった。

「私も♥私もシルドを愛し続けるから♥だから…今日一番の特大射精をちょうだい…あなた♥///」
「うっく…エミティッ!!///」
「はうーーーんぁあ〜〜♥♥♥」

 ペニスの締め付けが緩むと同時に、今日一番の絶頂と射精をした。膨大な量の精液がエミティを満たし、そのお腹をボテッと膨らませた。
 そして後日、今回造られたα薬の完成品が出来上がり、シルドの販売してみてはどうかという言葉を受けて販売したところ、瞬く間に売れたのであった。
 主な客層は主婦で、乳の出の悪い母親に人気となり街の外からも買い手がやってくる程であった。
 そして効き目の強かったβ薬も効果を改良し母乳プレイ用として販売したところ、魔物娘たちや母乳プレイ志望の男性から幅広く売れる事になったのであった。
 この後シルドは家を広くリフォームし、エミティは新たに助手を加えて今回の薬の改良品が試すのだが、それはまた別のお話。
21/09/03 01:29更新 / 矛野九字
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■作者メッセージ
 はい、作者の性癖丸出しの今作です。

 これからもシリーズとしてあげていきます頑張ります!

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