第4章:第一次十字軍 BACK NEXT

エルがギルド長に就任してから
2年の年月が経過した。

ロンドネルを始めとする都市国家群は
ユリス諸国同盟を結成し、相互間の結びつきをさらに強めていた。
これにより、北方に位置する帝国は小国群にうかつに手出しできず、
近年、教団の仲介により諸国同盟と帝国の間に停戦協定が結ばれた。
これにより、長年戦乱が続いてきたこの地域は一時的に平穏な状態となる。

この平和はそう簡単には破られないだろう…

諸国民はそう確信していた。
いや、そう思いこみたかった。

しかし、その平穏は
ほかならぬ、自らを平和の立役者としていた
教団によって破られることになる…





ロンドネルの城の中にある大きな会議室に、
ユリス諸国同盟の領主と、代表的な将軍達が
大勢集まっていた。
いつもにもまして緊張した空気が漂う中
ケルゼンが口を開く。

「本日は忙しい中、諸卿に集まっていただき誠に恐縮である。
さて、諸卿も聞いての通り中央教会はこのたび
大々的な連合軍を結成して、
東方の地域の親魔物国家群を倒すことを決定したらしい。」

ほかの領主たちは黙々とケルゼンの話に聞き入る。

「その目的は、かつて人類の繁栄の中心であった
アルトリアの奪還と東西交易路の確保である。」

アルトリアは約半世紀前まで巨大王国の首都であったが、
現在では魔界の中心となってしまっている。
その後ばらばらになってしまった諸国に
奪還するだけの力はなかったのである。

余談だが、アルレインの故郷もアルトリアだったりする。

もう一方の東西交易路の確保であるが、
東側一帯はほぼ親魔物国なので
その地域でしか取れない物…
香辛料や象牙などの価格が高騰している。

実はケルゼン、港湾都市レーメイアで
教会の目を盗んで密かに親魔物国との密貿易を後押ししている。
そのため、ユリス諸国同盟ではほかの地域よりも
少し安く交易品が入手できる。
決してほめられたことではないが、理念よりも
実益を重視するのが彼らしいところである。

しかし、東西交易路の確保がなされれば
経済的な利益は計り知れない。
特に経済が下火の帝国にとっては
またとないチャンスである。

「教団が言うには、人々が再び結束した今だからこそ
かつての栄光を取り戻すのだとも言っていた。」
「それについて、一つ質問があります。」

淡々と説明するケルゼンの合間を縫うように
一人のポニーテールが特徴の女性領主が挙手する。

「我々が軍を出している間、帝国が停戦協定を破棄し
攻め込んでくるかもしれません。
それについて何か対策はおありですか?」

彼女の領土は帝国と境界を接しており
過去何回も攻め込まれている。

「その疑問はもっともだ。それについて答えられる人物を
特別に呼んでいる。」

言い終わると同時に、部屋の片隅から
諸国同盟ではあまり見覚えのない人物が立ち上がる。
その人物は濃い紫髪に整った顔を持つ二十代の男性で
着ているグレーの鎧には、帝国の紋章が描かれていた。

「ごきげんようみなさん。私は帝国軍の司令官を務めます
カーターと申す者。以後見知りおきを。」
そう言ってカーターは軽く挨拶する。
「さて、我が帝国といたしましても、東西交易路の確保は
何としてでも実現させたい課題であります。
よって、我が帝国軍もかつてのことは水に流し
諸国同盟と共に戦っていこうと考えています。
いえ、むしろ力を貸してほしいくらいです。
それくらい、我々も切迫しているのですよ…」

そう説明するカーターの話に
領主たちは半信半疑であるものの、
少なくとも敵対の意思はないことは感じられた。

「では、以前から通達していた通り
この場にて最終的な参加国を決定する。
諸卿も十分領民と話し合ったであろうから
その意思に従って挙手をお願いする。」

ケルゼンが言うと、三名の領主を除く
ほぼ全員が挙手をした。

「そちらの三名は、参加しないということかな?」
「ええ、私たちは軍事力が乏しくとても軍を出せません…」
老齢の女領主が弁明する
「我が国は領主さまがご病気で、軍を動かすことができません。」
重病の領主に代わって出席した男性将校が事情を説明する。
「我が国も軍は出せませんが、兵站の支援ならできるかもしれません。」
新興国家の領主が言う。

「なるほど、事情はよくわかった。無理強いはしない。
だが、気持ち程度でいいので物資援助をしてくれると助かる。」

意地でも参加しろと言っているようにも聞こえるが、
仲間外れにならないようにするための、彼なりの配慮である。

参加国が決定したのち
連合軍を誰がまとめるかに移行した。

「ふむ、やはりここは神の加護を受けし我が教会騎士団が
総指揮をとるしかないだろうな。」

そう言って立候補したのは、この場に来ていた
教会騎士団長のタウゼントである。
プライドの高い教会騎士団の団長である彼は
ユリス諸国同盟を辺境程度にしか思っておらず
ここにいる中では、自分以外適任はいないと
思い込んでいた。

だが、領主たちの反応は冷ややかであった。

「教会騎士団が指揮を執るだと?冗談もほどほどにしろよ。」
「それならまだ、うちの司令官が指揮したほうがましだわ。」
「殆ど勝ったためしがないくせに、偉そうに…」
「なんか一気にやる気が萎えたな。」
「身の程をわきまえろ。」

言いたい放題の領主たちに、早速タウゼントはキレた。

「ええいこの田舎者どもめ!
神の剣たる我が教会騎士団を何だと思っている!」
「そんだけお前らに人望がないんだろ。」

怒り心頭のタウゼントにカーターがあきれながら突っ込む。

「私はエル司令官を推薦する。誰か異存はあるか?」
『!!』

帝国の軍人であるカーターの口からエルの名が出たことに
領主たちは驚くと同時に、納得の表情を見せる。
「うむ、エル司令官なら安心して軍を任せられるな。」
「若いながらもかなりの実力を持っているわよ。」
「それにレ・コンキスタをわずか半年で成し遂げたんだ
今回もきっとやってくれるさ。」
「少なくともほかの司令官よりは圧倒的に強い。」
「私も異議なし。」

領主たちからの支持率は圧倒的だった。
当のエルも、どこか嬉しそうな表情をしている。

「だ、だが小国の司令官ではほかの軍(主に自分たち教会騎士団)
と格が違うではないか!?」

必死に抵抗するタウゼント。
だが、とどめの一言を繰り出したのは…

「私も、エルさんを司令官に推薦します!」
「て、天使様!?」
「いえ、むしろエルさん以外が司令官になるのでしたら
私は戦場に赴きたくありません。」

そう高らかに宣言したのはユリアだった。
教会の代表者たるエンジェルが
教団にそっぽを向いたのである。
前代未聞の光景であった。

「では決をとる。」
ケルゼンがまとめとして裁決する。
「エルが司令官で良いと考える方は、挙手をしてください。」

サ、サ、サ、サ、サ。

この場に至るほぼ全員が挙手をした。

「うむ、ほぼ満場一致で可決だな。
じゃあエル、連合軍司令官としてあいさつをしたまえ。」
「はっ。」

指名されたエルはその場に立ち上がった。

「この度連合軍司令官を拝命しましたエルクハルトです。
これから皆さんのご期待に添えるよう
心命を賭して任務に臨んでいく所存です。」
そう言うと、周りから拍手が起きる。
「その前に一つ。今から私が連合軍司令官になったからには
私の命令は確実に聞いてもらいます。
各自で勝手に戦おうとするなら、それは烏合の衆に過ぎません。
よって出征するまでの間に、
全軍が一丸となって行動できるように徹底した訓練を行うつもりです。
訓練は厳しいものとなるだろうが、準備を怠れば勝利は覚束ないでしょう。」

この一言に、会議場は再び騒然となった。
エル軍の訓練は死者が出るくらい厳しいと
周辺諸国でもっぱらの噂だからだ。

「だが、ここにいる全員やその兵士たちが勝利を望むのであれば
どんな困難も乗り越えられる力となるはずです。
これから、諸国で力を合わせて
比類なき目標を達成しましょう!」

エルの演説に各国の領主は大きな拍手を持って答えた。

「では早速、今後の予定ですが……」






「みなさーん!朗報です!
エルさんが今度結成される連合軍の
総指揮をとることになりました!」

演説が終わった後早速ユリアは
エルの連合軍司令官就任を知らせに
エル軍の兵舎に飛び込んできた。

「本当ですか、ユリア様!」
「こいつはすごいことになってきたな!」
「…私はむしろ正当な評価だと思います。」
「エル様が指揮するとなれば
私たちも力を最大限に発揮できるでしょう。」
「よっしゃー!テンションあがってきたーっ!」

将軍たちはにわかに色めきたった。
上官が連合軍で一番偉くなったのだから
自分たちまで偉くなった気分である。

「だけど、そうなれば私たちもほかの軍に後れを取らないよう
今以上に努力していく必要がありそうね。」
「マティルダさんの言うとおりです。
我々は司令官直属の将軍として
みなの手本となるように心掛けねばなりません。」
マティルダとノクロスは喜ぶと同時に
自分たちに課される責任が
より一層重いものになることを理解していた。

そして、エルの連合軍司令官就任を
素直に喜べない人もいた。

「でも、そうするとにいさんとはしばらく会えなくなっちゃう…」
「フィーネさん…」
士官学校をエルと同じく史上最年少で卒業したフィーネは
若き将軍の一員として、エル軍の末席に所属していた。
しかし、まだ実戦経験に乏しいため
おそらく今回の大遠征は留守番ということになるだろう。
大好きな兄と長い期間離れ離れになるのは
何度経験しても辛いものである。

「大丈夫ですよ、フィーネさん。
エルさんはどんなことがあっても私が守りぬきます。」
「ユリアお姉ちゃん…」

エルの家に滞在して2年になるユリアは
すっかりクレールヘン一家の一員のようになっていた。
たまに彼女が食事や洗濯などを行うこともあるという。

「それに、ここにいる皆さんも…」
「なーに悲しい顔してんだフィーネ!
俺たちがいるから心配はいらねぇよ!」
ジョゼがユリアの言葉を遮ってまでフィーネを元気づけようとする。
「そうよフィーネ!エル様の手にかかれば
数十年かかるかもしれない大遠征も
数年で終わらせちゃうわよ。」
マティルダもフィーネを励ます。

「ありがとうございます先輩方…、そうですね、
私がしっかりしてないとにいさんに余計な心配をかけてしまいます。
わたしも、もう子供じゃないですから…」

フィーネはどこか悲しい顔をしながらも
いつものような笑顔に戻った。



「お、早速そろってるな。」

そう言って兵舎にエルが戻ってきた。

「この様子だと、諸々のことはユリアさんから聞いていると思うが
俺はこの度連合軍の司令官に任命された。
お前たちには、これからも苦労をかけるだろうが
ほかの軍の見本となるよう、毅然とした態度を心がけろ。」
『ははっ!!』

エルの力強い一言に
将軍たちもまた力強く返答した。

「よーし。今からケルゼン様も交えて兵士たちに正式に
今回の連合軍について通知をする。
城内の全兵士に城の大広場に整列するよう通達せよ。」
『了解しました!』


城内の全兵士に近々予定される大遠征のことを通達した後、
ロンドネル市民たちにも改めて告知された。
おそらく今度の大遠征は、レ・コンキスタとは比べ物にならないほど
長期間にわたるものだとみんな分かっていた。
しかし、この国の未来のためにも市民たちは領主の考えを支持した。
そしてなにより、自分たちの国から
総司令官が任命されたことがとても名誉なことだった。

その夜は、エルの連合軍司令官任命を祝って
大規模な宴会が行われたのは言うまでもない。







数日後、連合軍は拠点を交通の要所エルテンドに定めた。
各国は軍を率いて次々とエルテンドに集まる。
その中で、今回の連合軍の正式名称が決定した。


その名も『十字軍(クルセイダー)』


教会のシンボルである十字のマーク
諸国同盟「ユリス・クロスラント」の呼称
帝国の剣と剣が交わる紋章

これらをひとまとまりにした結果生まれた名称である。

十字軍の基となる兵力は
教会騎士団及び教団直属軍10000人
ユリス諸国同盟軍90000人
帝国軍50000人
その他傭兵等10000人

総勢160000人もの大兵力が
エルテンドに集結したのだった。

総司令官となったエルはまず、
軍団を四つに分けた。
そのうち本隊はエルが直接指揮を執り、
残る三つの軍団にはそれぞれ軍団長を設けることにした。

エルは初日の早い段階で
決定した三人を司令部に呼び出した。

「おはようエル。」

まず入ってきたのは、茶髪に童顔、そして黒い魔道服…
ファーリルだった。
エルは、ファーリルなら大軍の指揮を任せられると考え、
そしてなにより、彼の扱う対軍魔法は
人間の身体能力を上回る魔物との戦いに重宝するだろう。

「久しぶりね。会えてうれしいわ。」

次に入ってきたのはクリーム色の髪の毛を
後頭部で結いポニーテールにした女性だった。
彼女はユニース。「明星のユニース」の異名を持つ。
ユリス諸国同盟のうちの一角をなす国の若き領主で、
常に領主が先頭に立って軍を率いている。
エルはその高い統率力を買ってていたのだ。

「やあお待たせ。失礼するよ。」

最後に入ってきたのは濃い紫髪に帝国の紋章が入った鎧。
エルを司令官に推薦した帝国軍の軍人カーター。
若いながらも帝国三柱将の一柱として
多大な功績をあげてきた。


「さて、全員そろったようだな。」
「しかし、良く見知った顔がそろったね。」
カーターがそう呟く。

実は彼ら、四人とも士官学校で同期生であり
そのころからお互い国境を越えた親しい中である。
帝国から留学していたカーターは
卒業後、ほかの三人となかなか会えないどころか
戦場で敵として相まみえることも何度かあったが、
たまに手紙をやり取りして、
いまでも友好を絶やすことはなかった。

「なんか教団辺りからまた苦情がきそうね。
身内同士で主要ポストを固めるなって。」
「知るかそんなこと。俺の知る限りでは
お前ら以上に優秀な将軍はいないからな。」

士官学校始まって以来の優等生と言われたエルと
競い合うように勉学武術に励んだ者たちである。
自然と同期の士官候補生の質は高くなっていた。

「それよりも、各人の軍団の割り当てと
その配下の割り当てを今から決める。
これから長期間苦楽を共にする将軍たちだからな、
慎重に決めていこう。」

まず、質の高いエル軍の将軍たちは
本隊とファーリルの軍でその都度共有することにした。
また、まだ経験が浅い軍を組み込んで
質の向上を重点的に図るつもりだった。
カーターは半数を帝国の将軍を中心に構成し、
残る半数を諸国同盟の中でも比較的帝国に敵意を持っていない
南部の国の将軍たちに加え、教団の軍も率いることになった。
ユニースは残る諸国同盟の将軍たちが割り当てられた。

「失礼します、ユリアです。
皆さんそろそろ昼食になさってはいかがですか?」
ユリアが大きなトレーに色々載せて運んできた。
「あ、もうそんな時間か。」

ファーリルがふと窓の外を見る。
太陽は正午を少し過ぎたころだろうか。

「ユリア様。わざわざすみません。
そのようなことは給仕に任せてもよろしいのですよ。」
ユニースはユリアを気遣う。
「いえいえ、これも天使の務めですから♪」

まるで母親のような笑顔でユリアは答える。

ユリアが運んできたトレーの上には
パンにサラダやハムを挟んだものや
鶏肉の揚げ物やチーズ、温かいスープなど
気軽に食べられる物がたくさん載っていた。

「まだ必要なものがありましたら、お申し付けください。」
「じゃあ、人数分の紅茶も持ってきてもらえますか?
もちろんユリアさんの分も含めてです。」
「わかりました。今持ってまいります。」

エルがユリアに紅茶を頼むとユリアはトレーを持って部屋から出て行った。

「おいおい、天使様に雑用させていいのか?」
カーターがあきれたようにエルを見る。
「うーん、なんていうかユリアさん、むしろ何も仕事がないほうが苦痛らしくて
暇なときはああして積極的にみんなの面倒を見てくれるんですよ。」
「人間だったら、きっといいお嫁さんになっていたでしょうね。」
ユニースの中でまた一段ユリアの株が上昇した。


昼食をとったのち、ユリアを加えた5人は
再び編成について議論した。
そして夕方には最終的な編成が確定し、
明日から本格的な軍の編成が始まる。

また、軍律もこの場で話し合った。
これだけの大軍を運用するには、法で律する必要がある。
軍律の基はエル軍が使っている軍律を基礎に議論され、
一晩中かけて話し合った。
時にはユリアが思わず「そこまでするの…」と思ってしまうくらい
厳しい意見も出された。

最終的に約30条からなる十字軍規律が作成され
次の日に全軍に公布された。

そのあまりに厳しい内容は、兵士たちに衝撃を与えた。
遅刻や武器を粗末に扱ったりすれば厳罰、
命令違反や独断専行は営倉(軍の収容所)行き、
略奪や一般市民への暴行を行ったものは死刑、
その他細かい規定とそれに応じた厳しい罰則が設けられた。

もちろん、中には厳しすぎると反発する将軍もいたし
傭兵の中でも、やってられないと軍を抜けた者もいた。

さらに、軍に課された訓練内容は
兵士たちの予想を上回る凄まじい内容であった。
しかし、命令に従わない者には兵士、将軍関係なく
それ相応の厳罰を与えた。

特にカーターは身内の帝国将兵であろうと
容赦なく公開鞭打ちの刑をおこない、恐れられた。
実はカーターは鞭打ちや拷問が好きという
とんでもない一面を持っている(もちろんほかの軍団長たちも承知の上)が
理不尽な処罰を行うことはしない。

地獄のような訓練の日々が続くが、
兵士たちがどうにかついてこれるのは
日々訓練中の兵士たちを疲労回復魔法で癒す
ユリアの存在があったからだ。
彼女の存在はエンジェルそのものであり、
彼女の期待にこたえるために
兵士たちはくじけず訓練に励んでいた。


こうして、始めのうちはどこかばらばらだった十字軍も
一ヶ月後には見違えるように引き締まってきた。
エル軍の将軍たちも積極的に他国軍の指導を行ったため
予想以上に早く、質が低かった兵士たちも
エル軍と共に行動できるまでになった。



十字軍が本格的に動き出す日も近い。
11/02/16 20:35 up
登場人物評

ファーリル  賢者35Lv
武器:対軍魔法(セプテントリオンなど)
第二軍団長。高い兵士運用能力に加え、行政能力にも優れる。
扱いが難しい禁呪対軍魔法を使いこなせる数少ない人物。

カーター  ハイランダー35Lv
武器:ライトニングウィップ(鞭)
第三軍団長。若いながらも帝国軍屈指の実力を持つ将軍。
普段は冷静で頼れる人物だが、サディストの一面があり、恐れられる。

ユニース  デュークナイト35Lv
武器:星槍グランヴァリネ
第四軍団長。魔物との戦いで両親を失い、若くして領主の座を継いだ。
「明星のユニース」の二つ名を持ち、槍の実力はエルに次ぐといわれる。


軍団長のつぶやき(Twitterにあらず)

カーター「ごきげんよう諸君。
私は第三軍団長カーターと申す者。以後見知りおきを。
しかし、再開してからというものの一向に私の出番がなかったが、今回からやっと本編で活躍できそうだ。
いまこそ私の華麗なる活躍を諸君にお目にかけよう。楽しみだろう。
だがな…軍団長は総指揮しなきゃならんからなかなか前線に出られないんだよな…。
正直前線の将軍たちがうらやましいぞ。

っとこんなところでいつまでもボヤいてる時間はないな。
では諸君、また次の話で会おう。さらばだ。」


バーソロミュ
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