第5話 個人教導環境下での本能抑止実験(No.9025)
「えぇと…」
「貴方はとある実験の為に今この場に居ます。と、氷沙は貴方の現状を簡易的に説明します」
目の前には和服を着た綺麗な女性が一人。
その女性が言うには、少年は実験の為にここに居ると言う。
だが、この少年に先程までの記憶は無い。
「ぼ、僕は確か…えぇと…」
「さぁ、まずは自己紹介から始めて下さい。と、氷沙は貴方に自己紹介を指示します」
どうしてこんな場所に居るのかを思い出そうとした少年だったが、氷沙と言う女性にそれを阻まれた。
その上で、氷沙は少年に自己紹介を求める。
「え、えと、僕の名前は如月……えと…」
「…?続けて下さい?と、氷沙は自己紹介の続きがきになります」
自己紹介をし始めたと思ったら、名前の半分を言い終えた所でそっぽを向いて押し黙ってしまう。
それを不思議そうに見つめた氷沙は、首をかしげて自己紹介の続きを催促する。
やがて何かを決心したのか、少年は「わ、笑わないでくださいね?」と呟いてから自己紹介をやり直す。
「…僕の名前は如月……如月 茜です…」
「茜……一般的には女性に付けられる名前ですね。と、氷沙はデータベースと比較し率直な意見を述べます」
本当にその通りだった。
男で茜と言う名前の人物、いや、女性に付けられるような名前を男性名として使う親など聞いた事が無い。
自分の子供をペットか何かと勘違いし、月と書いて「ルナ」や「ライト」と読む、俗に言う「吉良綺羅ネーム」とは勝手が違う。
最初から男と分かっていてそのような名前を付けたのか、それとも女が生まれると思いこの名前にしたのか。
前者だとしたらとんだ愉快犯である。
後者であるとしたならば、また考え直して付け直せばよかっただろう。
「……わ、笑わないの?」
「……?どこに笑える部分があったのですか?と、氷沙はこれまた率直な疑問を述べます」
顔を真っ赤にして、涙を堪え笑われても良いと言う心持ちと覚悟をした茜。
だが、帰って来た反応は素っ頓狂な物だった。
氷沙からしてみれば、個人の名前などどうでも良く感じられる。
それこそ、石ころ一つ一つに名前を付けて行く老人を見ているくらいどうでも良い事だと。
「さて、自己紹介も済んだ事ですのでお勉強としますか。と、氷沙はえっちぃ教科書を机に並べます」
「えっちぃ教科書って……っ?!!?」
氷沙が何食わぬ顔で机の上に並べて行っているモノ。
それは、紛れも無く成人紙の類であった。
裸の女性が淫らに男性と交わり愛を育む姿を絵に写した本の数々。
それらは、まだ幼い少年の心には劇薬と同じに感じられた。
「こここっ、これって大人の読む…」
「えぇ、そう言いましたが?と、氷沙は貴方の言葉の続きを模索します」
俗に言うエロ本を机の上に並べながら、氷沙は茜へ淫らな視線を送る。
それは、「いつ襲ってくれてもいい」と言う表現のようにも見える。
が、それの意味を茜の様な少年が理解できる筈も無く、彼の表情は真っ赤に染まる。
「まずは、これが基本的な体位、正常位です。と、氷沙は12ページを開いて貴方に読ませます」
「こ、これってお父さんたちが柔道の練習してた時の……っ///」
当時の事を思い出し、両親のしていた格好と本の格好が酷似していた事を理解し、両親が本当は何をしていたのかも理解する。
次の瞬間には茜の表情は恥ずかしさで真っ赤な林檎のようになっていた。
「次に、これが後背位です。と、氷沙は13ページを開いて貴方に抱き付きます」
「ふぇ!?あ、あのこれって……あぅぅ///」
次のページを開き、少年の身体に腕を回す氷沙。
背後から抱き付いて腕を回し、彼の背中には柔らかな何かが当たる。
こんな本の数々を読んでいた茜にとって、それが胸であると理解するのには刹那の時間すら必要無い。
「次にこれが……実験対象の限界点突破を確認。実験を終了し次段階へ移行します。と、氷沙は命令を実行します」
「ふぇ?氷沙さ…う、うわぁぁっ!?」
次のページを捲り次の体位の説明に入ろうとした氷沙だったが、ある物を視界に捉えて茜から離れ片づけを始めた。
どうしたのかと思って視界を下に向けてみると、茜の股間からはギンギンにそそり立つ見た事も無い大きさの自身の愚息がズボンを突き破っていた。
いや、突き破っているように見えるが、これは股間部分に穴が開いており、そこからはみ出してしまったようである。
まぁどっちみち、それを見てしまった茜はそれを見られた恥ずかしさから慌てて股間を隠して前かがみになるしか無い。
「な、なにこれっ!?お…おち……えぇっ!?」
「まずは手で精通させます。と、氷沙は貴方のペニスを手で扱きます」
大きくそそり立っている茜のモノを、氷沙は乱暴に握るとそのまま上下に扱き始めた。
皮を被って恥ずかしそうにしていた愚息は、一気に皮を剥かれて真っ赤に腫れあがる亀頭を露わにする。
ビクビクと震えて我慢しているようだが氷沙は容赦する事はしない。
手で与えてやれる限りの快感を与えるだけのテクニックを、氷沙は身に着けていた。
「や…な、なんか…はぅぁぁぁぁ……で、でひゃうよぉぉ…」
「そのまま出して下さい。と、氷沙は亀頭部分を集中的に責め立てます」
彼女は宣言通りに、茜の亀頭部分を両手で包み込むように握る。
ビクビクと跳ね回るモノを押さえつけるように握られた手は、その指で以て快楽を与え続けて行く。
指の先端が亀頭をくすぐり、指の腹が尿道口を擦り、指の関節が器用に皮を剥いて行く。
それらの刺激を、慣れた大人ならまだしもこんな事すらした事も無い子供が耐えられる道理は無い。
「あっ!?だめ…でるぅぅぅぅぅぅっ!!」
「ひゃっ…実験対象の射精を確認。次段階へ移行します。と、氷沙は…んひぁ!」
マトモに我慢する事も出来ず、あっという間に茜は生まれて初めての射精をした。
頭の中を蹂躙するような刺激と快感に晒されながら、ビュッビュと何度も精液を飛ばす。
それらは全て、最初から狙いを定めていたかのように氷沙の顔へと振りかかる。
ドロッとした精液が彼女の白い肌や無表情な顔を汚して行く。
指で精液を拭きとった氷沙が、次の段階へ移行しようとしたその時、異変は起こった。
「ふあぁぁぁぁ……き、きもちぃぃぃ…」
「んんっ?!んっ……えぅ……んぅ…」
一向に衰える気配の無いモノから指を離した氷沙だったが、あっという間に茜に頭を鷲掴みにされてしまう。
何事かと驚いている間に、茜は自身の逸物を氷沙の口の中へ捻じ込んだ。
無理矢理に奥まで呑み込ませ、全部が入ると抜き差しを始める。
「ひょぅささぁん……いいよぉ…」
「んぐぅっ!……えぐっ…じゅぶ……んぶっ…」
氷沙の頭を押さえつけたまま、気が狂ったように茜は何度も腰を彼女の顔めがけて打ち付ける。
喉の奥まで熱い逸物に犯されて、口の中から出そうになったらまた一番奥目掛けて一気に捻じ込まれ。
それらを何度も繰り返している内に氷沙の理性や意識は混濁して行く。
「うぁ!………ふあぁぁぁぁぁぁ…」
「んんんんっ!??!……んくっ……んくっ………プハァ……あぅ…」
一際強く腰を跳ねさせ、茜は氷沙の喉の奥へありったけの精液を流し込んでいく。
ドクドクと喉を通って精液が彼女の身体中を犯し尽して行く。
火照り、ただれ、痺れるような快感に氷沙の頭の中はボンヤリとした靄の中に浮かぶような感覚で埋め尽くされる。
それは即ち、情報であり自身の理性や脳の様な働きをしていたヒョウサネットワークからの剥離を意味していた。
「げほっ!ごほっ……うぇぇ……えぅ……ひっ!」
「ひょうささぁん…えっちぃほんのつづき、しましょ〜……んしょっと…」
目に涙を浮かべ、喉にかかる強烈な違和感に吐き出しそうになる氷沙。
だが、そんな彼女を余所に暴走してしまった茜は止まる所を知らない。
あっという間に氷沙の両脚を掴んだかと思うと、それらを持ち上げて氷沙を開脚のような状態にした。
「ひぅ…やめっ…てっ…」
「えへへぇ…んんんんっ!」
「ひぐっ……やあぁああぁぁあぁぁぁぁ…」
泣きだしそうな表情のまま、氷沙はなんとかして茜を止めようと必死に声をひり出す。
だが、それらの言葉は茜に届く事は無く、茜は氷沙に覆い被さるように倒れ込むと、さっきよりいくらか大きくなったように思える逸物を氷沙の膣へ捻じ込む。
事前に慣らす為に濡らしたり、ましてやこう言った事の類をした事も無かった氷沙にとってその痛みは、心が砕けてしまいそうな程だった。
「あぅ……んぁ…はぅ……」
「ふっ!んっ!ひょう…さっ!さぁん!…っきもち……いいよぉっ!」
「あぁっ……ひぁ…いぐっ…」
膣に感じた激しい痛みと快感に溺れ、茜に激しく腰を振られ始めてからどれだけの時間が経っただろうか。
とうに何度精液を流し込まれたかすらも忘れてしまえるほどに、二人の性交は長く激しく続いていた。
頭の中が真っ白になり、ただ只管に茜に膣奥を逸物で突かれる事が生甲斐とすら感じられるようになっていく。
「あうっ!ま…また出るっ……っつ……」
「あぁあっ!?はぅぁぁぁ………んぅ…」
一体何度目になるのか分からない、射精を氷沙はその身でしっかり受け止める。
未だに元気を失わない茜だったが、さすがにスタミナも底をついたようだ。
最後の一滴まで膣の奥へ目一杯叩き付け、その場に倒れ込むように氷沙へ身体を預ける。
「はぁ…はぁ…はぁ……ひょう…さ…さぁん…」
「ひぁっ……あぅぅ……んんぅ…」
身体を重ね合わせ、互いに快楽を味わっていた二人の表情は、幸せそのものだっただろう。
気が狂いそうな程に気持ち良い体験をして、氷沙と茜は抱き合って互いを確認しあう。
ちょっと動くだけでも、元気を失う事の無い逸物が膣壁を抉るように刺激して互いに喘ぐ。
「もっと……んくっ…」
「あはぁ……あかね…さん……んんっ…」
何度目になるのか分からない程繰り返した「もっと」と言う言葉。
それに応えるように、氷沙は茜を抱き寄せる。
―――――――――――――――――――――――――――――――
「……ふぅ…うあぁ……」
「はぁ…はぁ……んっ…」
日々の感覚が狂いそうな程長い間交わっていた二人だったが、ようやく互いに体力の限界が訪れる。
茜の逸物は最早絞り尽された後の蜜柑のようにシワシワになって萎み、逆に狂うほど精液を搾取しまくった氷沙の肌はツヤツヤと輝いていた。
「よっこらせっくす…と、氷沙は洒落を織り交ぜながら起き上ります」
素っ裸のまま、氷沙はその場から起き上る。
起き上る頃にはヤリ始める以前の機械的な口調に戻っていたが、その表情は明らかに喜んでいた。
これで子供は出来るのでしょうか。
それについてはまたいつか。
終わり
「貴方はとある実験の為に今この場に居ます。と、氷沙は貴方の現状を簡易的に説明します」
目の前には和服を着た綺麗な女性が一人。
その女性が言うには、少年は実験の為にここに居ると言う。
だが、この少年に先程までの記憶は無い。
「ぼ、僕は確か…えぇと…」
「さぁ、まずは自己紹介から始めて下さい。と、氷沙は貴方に自己紹介を指示します」
どうしてこんな場所に居るのかを思い出そうとした少年だったが、氷沙と言う女性にそれを阻まれた。
その上で、氷沙は少年に自己紹介を求める。
「え、えと、僕の名前は如月……えと…」
「…?続けて下さい?と、氷沙は自己紹介の続きがきになります」
自己紹介をし始めたと思ったら、名前の半分を言い終えた所でそっぽを向いて押し黙ってしまう。
それを不思議そうに見つめた氷沙は、首をかしげて自己紹介の続きを催促する。
やがて何かを決心したのか、少年は「わ、笑わないでくださいね?」と呟いてから自己紹介をやり直す。
「…僕の名前は如月……如月 茜です…」
「茜……一般的には女性に付けられる名前ですね。と、氷沙はデータベースと比較し率直な意見を述べます」
本当にその通りだった。
男で茜と言う名前の人物、いや、女性に付けられるような名前を男性名として使う親など聞いた事が無い。
自分の子供をペットか何かと勘違いし、月と書いて「ルナ」や「ライト」と読む、俗に言う「吉良綺羅ネーム」とは勝手が違う。
最初から男と分かっていてそのような名前を付けたのか、それとも女が生まれると思いこの名前にしたのか。
前者だとしたらとんだ愉快犯である。
後者であるとしたならば、また考え直して付け直せばよかっただろう。
「……わ、笑わないの?」
「……?どこに笑える部分があったのですか?と、氷沙はこれまた率直な疑問を述べます」
顔を真っ赤にして、涙を堪え笑われても良いと言う心持ちと覚悟をした茜。
だが、帰って来た反応は素っ頓狂な物だった。
氷沙からしてみれば、個人の名前などどうでも良く感じられる。
それこそ、石ころ一つ一つに名前を付けて行く老人を見ているくらいどうでも良い事だと。
「さて、自己紹介も済んだ事ですのでお勉強としますか。と、氷沙はえっちぃ教科書を机に並べます」
「えっちぃ教科書って……っ?!!?」
氷沙が何食わぬ顔で机の上に並べて行っているモノ。
それは、紛れも無く成人紙の類であった。
裸の女性が淫らに男性と交わり愛を育む姿を絵に写した本の数々。
それらは、まだ幼い少年の心には劇薬と同じに感じられた。
「こここっ、これって大人の読む…」
「えぇ、そう言いましたが?と、氷沙は貴方の言葉の続きを模索します」
俗に言うエロ本を机の上に並べながら、氷沙は茜へ淫らな視線を送る。
それは、「いつ襲ってくれてもいい」と言う表現のようにも見える。
が、それの意味を茜の様な少年が理解できる筈も無く、彼の表情は真っ赤に染まる。
「まずは、これが基本的な体位、正常位です。と、氷沙は12ページを開いて貴方に読ませます」
「こ、これってお父さんたちが柔道の練習してた時の……っ///」
当時の事を思い出し、両親のしていた格好と本の格好が酷似していた事を理解し、両親が本当は何をしていたのかも理解する。
次の瞬間には茜の表情は恥ずかしさで真っ赤な林檎のようになっていた。
「次に、これが後背位です。と、氷沙は13ページを開いて貴方に抱き付きます」
「ふぇ!?あ、あのこれって……あぅぅ///」
次のページを開き、少年の身体に腕を回す氷沙。
背後から抱き付いて腕を回し、彼の背中には柔らかな何かが当たる。
こんな本の数々を読んでいた茜にとって、それが胸であると理解するのには刹那の時間すら必要無い。
「次にこれが……実験対象の限界点突破を確認。実験を終了し次段階へ移行します。と、氷沙は命令を実行します」
「ふぇ?氷沙さ…う、うわぁぁっ!?」
次のページを捲り次の体位の説明に入ろうとした氷沙だったが、ある物を視界に捉えて茜から離れ片づけを始めた。
どうしたのかと思って視界を下に向けてみると、茜の股間からはギンギンにそそり立つ見た事も無い大きさの自身の愚息がズボンを突き破っていた。
いや、突き破っているように見えるが、これは股間部分に穴が開いており、そこからはみ出してしまったようである。
まぁどっちみち、それを見てしまった茜はそれを見られた恥ずかしさから慌てて股間を隠して前かがみになるしか無い。
「な、なにこれっ!?お…おち……えぇっ!?」
「まずは手で精通させます。と、氷沙は貴方のペニスを手で扱きます」
大きくそそり立っている茜のモノを、氷沙は乱暴に握るとそのまま上下に扱き始めた。
皮を被って恥ずかしそうにしていた愚息は、一気に皮を剥かれて真っ赤に腫れあがる亀頭を露わにする。
ビクビクと震えて我慢しているようだが氷沙は容赦する事はしない。
手で与えてやれる限りの快感を与えるだけのテクニックを、氷沙は身に着けていた。
「や…な、なんか…はぅぁぁぁぁ……で、でひゃうよぉぉ…」
「そのまま出して下さい。と、氷沙は亀頭部分を集中的に責め立てます」
彼女は宣言通りに、茜の亀頭部分を両手で包み込むように握る。
ビクビクと跳ね回るモノを押さえつけるように握られた手は、その指で以て快楽を与え続けて行く。
指の先端が亀頭をくすぐり、指の腹が尿道口を擦り、指の関節が器用に皮を剥いて行く。
それらの刺激を、慣れた大人ならまだしもこんな事すらした事も無い子供が耐えられる道理は無い。
「あっ!?だめ…でるぅぅぅぅぅぅっ!!」
「ひゃっ…実験対象の射精を確認。次段階へ移行します。と、氷沙は…んひぁ!」
マトモに我慢する事も出来ず、あっという間に茜は生まれて初めての射精をした。
頭の中を蹂躙するような刺激と快感に晒されながら、ビュッビュと何度も精液を飛ばす。
それらは全て、最初から狙いを定めていたかのように氷沙の顔へと振りかかる。
ドロッとした精液が彼女の白い肌や無表情な顔を汚して行く。
指で精液を拭きとった氷沙が、次の段階へ移行しようとしたその時、異変は起こった。
「ふあぁぁぁぁ……き、きもちぃぃぃ…」
「んんっ?!んっ……えぅ……んぅ…」
一向に衰える気配の無いモノから指を離した氷沙だったが、あっという間に茜に頭を鷲掴みにされてしまう。
何事かと驚いている間に、茜は自身の逸物を氷沙の口の中へ捻じ込んだ。
無理矢理に奥まで呑み込ませ、全部が入ると抜き差しを始める。
「ひょぅささぁん……いいよぉ…」
「んぐぅっ!……えぐっ…じゅぶ……んぶっ…」
氷沙の頭を押さえつけたまま、気が狂ったように茜は何度も腰を彼女の顔めがけて打ち付ける。
喉の奥まで熱い逸物に犯されて、口の中から出そうになったらまた一番奥目掛けて一気に捻じ込まれ。
それらを何度も繰り返している内に氷沙の理性や意識は混濁して行く。
「うぁ!………ふあぁぁぁぁぁぁ…」
「んんんんっ!??!……んくっ……んくっ………プハァ……あぅ…」
一際強く腰を跳ねさせ、茜は氷沙の喉の奥へありったけの精液を流し込んでいく。
ドクドクと喉を通って精液が彼女の身体中を犯し尽して行く。
火照り、ただれ、痺れるような快感に氷沙の頭の中はボンヤリとした靄の中に浮かぶような感覚で埋め尽くされる。
それは即ち、情報であり自身の理性や脳の様な働きをしていたヒョウサネットワークからの剥離を意味していた。
「げほっ!ごほっ……うぇぇ……えぅ……ひっ!」
「ひょうささぁん…えっちぃほんのつづき、しましょ〜……んしょっと…」
目に涙を浮かべ、喉にかかる強烈な違和感に吐き出しそうになる氷沙。
だが、そんな彼女を余所に暴走してしまった茜は止まる所を知らない。
あっという間に氷沙の両脚を掴んだかと思うと、それらを持ち上げて氷沙を開脚のような状態にした。
「ひぅ…やめっ…てっ…」
「えへへぇ…んんんんっ!」
「ひぐっ……やあぁああぁぁあぁぁぁぁ…」
泣きだしそうな表情のまま、氷沙はなんとかして茜を止めようと必死に声をひり出す。
だが、それらの言葉は茜に届く事は無く、茜は氷沙に覆い被さるように倒れ込むと、さっきよりいくらか大きくなったように思える逸物を氷沙の膣へ捻じ込む。
事前に慣らす為に濡らしたり、ましてやこう言った事の類をした事も無かった氷沙にとってその痛みは、心が砕けてしまいそうな程だった。
「あぅ……んぁ…はぅ……」
「ふっ!んっ!ひょう…さっ!さぁん!…っきもち……いいよぉっ!」
「あぁっ……ひぁ…いぐっ…」
膣に感じた激しい痛みと快感に溺れ、茜に激しく腰を振られ始めてからどれだけの時間が経っただろうか。
とうに何度精液を流し込まれたかすらも忘れてしまえるほどに、二人の性交は長く激しく続いていた。
頭の中が真っ白になり、ただ只管に茜に膣奥を逸物で突かれる事が生甲斐とすら感じられるようになっていく。
「あうっ!ま…また出るっ……っつ……」
「あぁあっ!?はぅぁぁぁ………んぅ…」
一体何度目になるのか分からない、射精を氷沙はその身でしっかり受け止める。
未だに元気を失わない茜だったが、さすがにスタミナも底をついたようだ。
最後の一滴まで膣の奥へ目一杯叩き付け、その場に倒れ込むように氷沙へ身体を預ける。
「はぁ…はぁ…はぁ……ひょう…さ…さぁん…」
「ひぁっ……あぅぅ……んんぅ…」
身体を重ね合わせ、互いに快楽を味わっていた二人の表情は、幸せそのものだっただろう。
気が狂いそうな程に気持ち良い体験をして、氷沙と茜は抱き合って互いを確認しあう。
ちょっと動くだけでも、元気を失う事の無い逸物が膣壁を抉るように刺激して互いに喘ぐ。
「もっと……んくっ…」
「あはぁ……あかね…さん……んんっ…」
何度目になるのか分からない程繰り返した「もっと」と言う言葉。
それに応えるように、氷沙は茜を抱き寄せる。
―――――――――――――――――――――――――――――――
「……ふぅ…うあぁ……」
「はぁ…はぁ……んっ…」
日々の感覚が狂いそうな程長い間交わっていた二人だったが、ようやく互いに体力の限界が訪れる。
茜の逸物は最早絞り尽された後の蜜柑のようにシワシワになって萎み、逆に狂うほど精液を搾取しまくった氷沙の肌はツヤツヤと輝いていた。
「よっこらせっくす…と、氷沙は洒落を織り交ぜながら起き上ります」
素っ裸のまま、氷沙はその場から起き上る。
起き上る頃にはヤリ始める以前の機械的な口調に戻っていたが、その表情は明らかに喜んでいた。
これで子供は出来るのでしょうか。
それについてはまたいつか。
終わり
13/02/10 21:58更新 / 兎と兎
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