寄生夫婦
とある親魔物領にて。
「なあ友よ。」
「どうした急に改まって。」
「お前の妻はショゴスで間違いないな？」
「そうだが。」
「じゃあお前も粘液状になれるな？」
「ああ、ほれ。」
そう言った彼の左手の平をペンが突き抜けた。
「それは夫で無くても彼女らの魔力でインキュバスにしてもらえば出来るようになるのか？」
「まあ、恐らくはな。」
「じゃあ俺のこと頼んでもらえないか？」
「別に構わんがそりゃまたどうして？」
「スライム系なら他の種族とも混ざれるんだろう？」
「聞いたことはあるがそれを許すショゴスは聞いたことがないな。」
「でもまあ、俺はショゴスの夫じゃないからな。」
「あれ？お前が付き合ってるのってスライム系じゃないよな？たしか人間…」
「いいところに気づいたが必要なことなんだよ、頼む。」
「まあいいけどよ…」
「ありがとう。予定が決まったら虜の果実のパイの菓子折りでも持ってく。あれがまた旨いんだ。」
「おう分かってるじゃねえかありがてぇ。」
そんなこんなで三日後
「お久しぶりです。主人がお世話になっております。」
「ああいえいえこちらこそ助けてもらってばっかりで…」
「そうだぞ何時も俺が助け……」
「社交辞令だ馬鹿野郎…あっ！これよろしければどうぞ。」
「あらあら此れはどうもご丁寧に…」
「よっしゃ直ぐ食べようスーザン紅茶を…」
「ご主人様、今はお客様の前ですので…」
「こいつにそんな遠慮なん「ご主人様？」……はい。」
「お前尻に敷かれてやんの。」
「うるせぇ！」
「まあまあとりあえずどうぞ此方へ…それで、本日のご用件はインキュバス化を私に依頼したいとのことですが、正直悪用も出来る力です。用途をお聞かせ願いたいと思います。」
「まあそれは当然のことですが…二人で話しませんか？」
「何だよ俺は駄目なのか？」
「別に構わんがお前の感性じゃキツいかもしれん。」
「はぁ？スーザンはいいのかよ？」
「この方はきっと共感する。」
「んだよそれ…」
「分かりましたわ。ご主人様は暫くあちらで…」
「わーったよ…ったく…後で教えろよ。」
「すぐに解るさ。」
「はい、それでは用途を……………はい………………そうですね……………成る程……………それは素晴らしいです！ですがそれは前代未聞です、成功するとは限りませんよ……………解りました。協力しましょう。」
「ありがとうございます。」
その日家に帰って来た男は巨大な水槽に入ったピンク色の沢山のくず饅頭の様なものを見て呟いた。
「ちょっと集め過ぎたかな…まあいいか。」
そう言って彼は水槽に飛び込んだ。
「エリザ、エリザいるかい？」
「あらブライアン！どうしたの？」
「いやね、この前魔物娘化してから結婚したいから待ってって言ってただろう？」
「ええ、そうね、貴方が気に入ってくれるような魔物娘で私に適性がありそうなのをリリムの方と相談しているのよ？レベッカっていう方で親身になって相談に乗ってくれるの。ついつい甘えちゃうわ。」
「其れなんだが、もしまだ決まってないなら俺がリクエストしていいかい？」
「!!!なぁんだ、リクエストあるなら言ってくれたら直ぐにそれに決めたのよ？言ってみて？」
「その…スライムキャリアーなんてどうかな？」
「ウーン問題ないって知ってるんだけど寄生型は怖いわ、それに寄生スライム見つけてこないと…」
「それなら野生のやつ有給取って探してきたんだ。捕まえてきたよ。」
「そこまでそれにしてほしいならいいわ、私も決心する。」
「ありがとう優しくするよ！」
「えっ？何で貴方が優しく…ってキャア！」
ブライアンの計画、それは寄生スライムと融合し、そのまま配偶者に寄生してしまおうという計画だったのだ。
意思の無い寄生スライムといえども融合しただけで成り代われるかという不安もあったけれど魔王夫妻が薔薇色脳のこのご時世、愛さえあれば問題ないよねとばかりに挑戦したところ本当に意思の欠片も無いらしく、あっさり成功してしまった。
「そんなわけで一つになろうエリザ！」
「もう！貴方のその行動力は何処から来るのよ！本当に問題無いのよね？」
「勿論この姿になっても魔力は精力、インキュバスであることに変わり無いのは確認済みだ。」
「もう、昔っから貴方には振り回されてばっかり。」
「失礼な！引っ張ってあげてるんだろう。」
「まあ図々しい。」
「でもそれで助かったことも楽しかったこともあったはずだ。」
「その代わり寿命も縮んだんじゃないかしら。」
「君は人前じゃおどおどして行動出来ないからな。」
「それは言わない約束でしょ！」
「まあまあ、魔物娘化もインキュバス化も人に自信をもたらすって言うし。」
「女の子は可愛くなるから分かるけど。友達にもバストサイズ気にしてた子がホルスタウロスになって以来自信が付いたって子がいるし。でも男は何で？」
「そりゃ男のシンボルが逞しくなったり機能が向上したりすれば自信もつくさ。」
「でも貴方今無いじゃない。」
「元の姿にも戻れるぞ。」
「寄生した後は繋がっちゃうけど元に戻れるの？」
「身体の一部を君に残して千切れるんじゃないか？今のところ5人にまで分裂できる。」
「もうそんな実験したの？」
「10人になれば幼い頃に戻る。ショタ輪姦はどうだ？」
「んんっ、考えておくわ。」
「さて、そろそろ本格的に始めるか。失敗は許されん。何せ俺が生産するのは精力だ。君を変化させるのは寄生スライムらが持っていた残りの魔力の方でやらねばならん。此れを切らしたら終わりだ。」
「寄生ってどうやってやるの？」
「身体中を開発しながら組織液とスライムを入れ換える。」
「え？」
「だから身体中をまさぐりながら魔力を流して組織液を吸収しながらその分スライムで細胞を浸すんだよ。」
「はいいいいいいいいいい！？」
「仕方がないだろう？魔物娘化というのはどんな魔物娘になるとしても今までの世界観や価値観がひっくり返る程の強烈な快感が伴う。」
「でもだからって………」
「さっき私も決心するって言ってたじゃないか。」
「わかったわよ……」
「じゃあまずはアヌスを解して……」
「！？！！、？？！？！」
「普通薬物を直腸中下部から吸収すると全身を巡るが、上部で吸収すると肝臓で代謝されてしまう。だが安心してくれ。今からやることは科学的医術よりも魔術的儀式の要素が強い。吸収したという事実が大事なのであって代謝云々は気にしなくていい。それと……」
「ちょっとちょっとちょっとそれ本気！？」
「悪いが必要なことだ。耐えてくれ。」
「…………はぁ〜分かったわ。優しくしてね？」
「おう。」
ブライアンはエリザベスに服を脱がせベッドにうつ伏せにさせる。
「それとこれは虜の果実。食べ過ぎると強制的にサキュバスになってしまうが一つだけなら儀式の補助になるかもしれない。解してる間に食べていてくれ。」
「分かったわ。」
虜の果実は食べると夢中になるというのは本当らしく、警戒心の抜けたアヌスはよく解れていく。
「だがまだ芯があるな。」
其処で彼が取り出したるは友の妻兼メイドのスーザン謹製ショゴスゼリー。
ローションとして使う分には媚薬の塗り薬としての性能すら発揮するが、食べると見えてはいけない世界が見えてしまい、女性の場合恐怖のあまり身体が原型を留めなくなりショゴスになってしまうという大変危険な品である。
アヌスの放射状のしわを一本一本伸ばすように塗り込みながら奥に指を進める。
「おおう、中が見える。」
「実況しないでよっ。」
十分に解れたところでブライアンの指がドロリと溶ける。
黒く在りながらも虹色に照り返すその色と質感は寄生スライムよりもショゴスに極めて近い。
中に入った粘液は直腸にこびりついた排泄物の水分と養分を吸収しカラカラになった吸い殻を外に排出していく。
「よし、小腸までスライム詰めるから力むなよ。
」
「う、うん。」
ブライアンの指から明らかに質量の増えたスライムが溢れ出す。
小腸まで詰めるまでゲップが止まらないのはブライアンにとっては愛嬌だがエリザベスにとっては溜まったものではない。
羞恥に悶える彼女は今にも泣きそうだがそれを見ているブライアンはご満悦である。
「じゃあこの触手口に加えて。」
「加えてどうするの？」
「霧状にして出すから深呼吸して。大丈夫肺に溜まらないように速く吸収されるように頑張るから。」
「そんな操作出来るの？」
「出来る。信じろ。…………さて、漸くお待ちかねの乳腺開発だ!!!!!!」
「ちょ、ちょっとどうしたのそのテンション！？」
「此処からは個人的な理由で念入りにヤるぞ！」
乳房の付け根と脇の下の間の辺りを重点的に指の腹で揉んでいく。
「生理前じゃなさそうだね。」
「え？うん。そうだけど…」
「そうか！じゃあ遠慮はいらないな！」
「何時も思うけどおっぱい触る時本当に嬉しそうね。」
「そりゃ嬉しいとも！俺はエリザの身体なら何処でも楽しめるけどやはり一番評価したいのはその豊満で母性的なおっぱい!!!」
「まあ、女冥利に尽きるとでも言えばいいのかしら。」
揉んでいくと安心感があるのか、エリザベスの身体は弛緩していく。
「君はここら辺揉むと何時も大人しくなるね。」
「貴方の開発の賜物よ。」
「そりゃあ男冥利に尽きるね。」
焦らすように乳首は避けて下から掬い上げるように入念に揉んでいく。
「ねぇ、吸わないの？」
「まだまだ。」
「そろそろ吸ってよ。」
「まだまだ。」
「もどかしいわ。」
「其れが目的だからね。」
「意地悪。」
「でもそうしないと後が辛いよ。」
乳輪を縁だけ摘まむようにして揉んでいく。
「ねぇ後が辛いって何するつもりなの？」
「さっきの腸みたいに乳腺にスライムを満たす。」
「私本当に大丈夫なのかしら？」
「大丈夫になるように存在を変化させる儀式だよ。」
とうとう乳首を摘まんで強めに捻り上げる。
「っっっつ。」
胸だけで絶頂を迎えたエリザベスの胸をスライムで覆う。
乳管に繋がる小さな穴を残らず見付けてじわじわとスライムを注入していく。
乳腺が膨らみかつてないほど乳房が膨らむ。
「重い。」
「多分これから毎日その重さだぞ。」
「まさか個人的な理由って……」
「やはりおっぱいの開発は欠かせないからな。」
「やっぱり！」
「さあ最後に子宮だ。」
「話を逸らさないでよ！」
「だって魔物娘のおっぱいって一生垂れないんでしょ。」
「まぁ、そうらしいけど…」
膣をスライムで満たしながら子宮に到達する。
「ウーン。腸に入れたままだからな。お腹が膨らんで入れにくい。」
そう言いながら子宮口をスライムで突っつく。
「んっ。んんっ。」
「ポルチオ開発済みで良かった。これ時間かかったからな。」
「最初痛いだけだったわ。」
「14の時だっけ。」
「初体験だったのにお互い傷付けただけだった。」
「懐かしいね。」
子宮口グリクリと押して隙間をつくり、スライムを注入する。
「妊婦さんみたい。」
「何時かなってくれよ。」
「ええ勿論。」
「さて、此れで大体完了した。魔力流すぞー。」
魔力を流すと体内のスライムが一斉に暴れだす。
「お、おおお、おおおお！？」
「魔力流してる限り快感しか感じないだろうけど、キツいだろ、頑張れ。」
「ちょっ、これ、ヤバい、んんっ。」
「前魔王時代の悪魔化の儀式なんて人間として一度死ねとばかりの拷問じみた凌辱だったらしいぞ。サキュバスになって本当に良かった。
ああ、そうだ。スライムは全て染み込むけどその分余った組織液は愛液として出てくる。それは全部俺が飲む。」
「 今舐めるの！？イって敏感んん！？音立てないでえええぇぇぇぇ！」
無くなって来たところでまたスライムを全身に注ぐ。
「いつまで続くの！？」
「俺が全部入るまで。」
「無理でしょ！？」
「質量は保存されない。」
「後どれだけ！？」
「俺の元の質量＋寄生スライム845匹分。」
「どれだけ取り込んだのよ！？」
「万が一を思ってだよ。」
「おっ❤おっ❤おおっ❤おおっ❤…」
「…聞いてないか。」
━━━━━━━━━━━━━━━━━
「それで？俺に隠してスーザンと二人でで計画したのはスライムキャリアーのスライム体に成ることだったと。」
「そういうことだな。」
「とは言ってもよぉそのショゴスみたいな黒い身体だと見た目ダークマターだな。」
「私にもそう見えます。女体の意思に関わらず犯している処など特に。」
「普通と違って俺の意思が有るからな。」
「でもこうして分裂して別行動とってるなら何でわざわざスライムキャリアーになったんだ？」
「こうするとね、エリザの体液は全て俺が掌握出来るんだ。何時でも感覚を共有できるし何時でも犯せる。」
「お前支配とか掌握とか束縛とかそんな性癖あったか？何か変な物食ったんじゃねえの？」
「…そう言えばこんなことしたいと思ったのはお前の家に招待された時だった。」
「は？」
「それで奥さんから紫野菜と陶酔の果実のスムージーを頂いてから急に魔術への理解が深まった気がして…」
「…おい、スーザン、お前まさか…」
「フフフ……………………
ご主人様のと間違えましたわあああああああああ！？」
「お前俺のにもゼリー入れるなって言っただろ!!!」
「それにしてもあれだけで深淵を覗くなんて相当な適性をお持ちでしたのね…」
「それで性癖が変わったのか…」
「まぁ、結果オーライですわ！」
「良くねぇよ。」
「なあ友よ。」
「どうした急に改まって。」
「お前の妻はショゴスで間違いないな？」
「そうだが。」
「じゃあお前も粘液状になれるな？」
「ああ、ほれ。」
そう言った彼の左手の平をペンが突き抜けた。
「それは夫で無くても彼女らの魔力でインキュバスにしてもらえば出来るようになるのか？」
「まあ、恐らくはな。」
「じゃあ俺のこと頼んでもらえないか？」
「別に構わんがそりゃまたどうして？」
「スライム系なら他の種族とも混ざれるんだろう？」
「聞いたことはあるがそれを許すショゴスは聞いたことがないな。」
「でもまあ、俺はショゴスの夫じゃないからな。」
「あれ？お前が付き合ってるのってスライム系じゃないよな？たしか人間…」
「いいところに気づいたが必要なことなんだよ、頼む。」
「まあいいけどよ…」
「ありがとう。予定が決まったら虜の果実のパイの菓子折りでも持ってく。あれがまた旨いんだ。」
「おう分かってるじゃねえかありがてぇ。」
そんなこんなで三日後
「お久しぶりです。主人がお世話になっております。」
「ああいえいえこちらこそ助けてもらってばっかりで…」
「そうだぞ何時も俺が助け……」
「社交辞令だ馬鹿野郎…あっ！これよろしければどうぞ。」
「あらあら此れはどうもご丁寧に…」
「よっしゃ直ぐ食べようスーザン紅茶を…」
「ご主人様、今はお客様の前ですので…」
「こいつにそんな遠慮なん「ご主人様？」……はい。」
「お前尻に敷かれてやんの。」
「うるせぇ！」
「まあまあとりあえずどうぞ此方へ…それで、本日のご用件はインキュバス化を私に依頼したいとのことですが、正直悪用も出来る力です。用途をお聞かせ願いたいと思います。」
「まあそれは当然のことですが…二人で話しませんか？」
「何だよ俺は駄目なのか？」
「別に構わんがお前の感性じゃキツいかもしれん。」
「はぁ？スーザンはいいのかよ？」
「この方はきっと共感する。」
「んだよそれ…」
「分かりましたわ。ご主人様は暫くあちらで…」
「わーったよ…ったく…後で教えろよ。」
「すぐに解るさ。」
「はい、それでは用途を……………はい………………そうですね……………成る程……………それは素晴らしいです！ですがそれは前代未聞です、成功するとは限りませんよ……………解りました。協力しましょう。」
「ありがとうございます。」
その日家に帰って来た男は巨大な水槽に入ったピンク色の沢山のくず饅頭の様なものを見て呟いた。
「ちょっと集め過ぎたかな…まあいいか。」
そう言って彼は水槽に飛び込んだ。
「エリザ、エリザいるかい？」
「あらブライアン！どうしたの？」
「いやね、この前魔物娘化してから結婚したいから待ってって言ってただろう？」
「ええ、そうね、貴方が気に入ってくれるような魔物娘で私に適性がありそうなのをリリムの方と相談しているのよ？レベッカっていう方で親身になって相談に乗ってくれるの。ついつい甘えちゃうわ。」
「其れなんだが、もしまだ決まってないなら俺がリクエストしていいかい？」
「!!!なぁんだ、リクエストあるなら言ってくれたら直ぐにそれに決めたのよ？言ってみて？」
「その…スライムキャリアーなんてどうかな？」
「ウーン問題ないって知ってるんだけど寄生型は怖いわ、それに寄生スライム見つけてこないと…」
「それなら野生のやつ有給取って探してきたんだ。捕まえてきたよ。」
「そこまでそれにしてほしいならいいわ、私も決心する。」
「ありがとう優しくするよ！」
「えっ？何で貴方が優しく…ってキャア！」
ブライアンの計画、それは寄生スライムと融合し、そのまま配偶者に寄生してしまおうという計画だったのだ。
意思の無い寄生スライムといえども融合しただけで成り代われるかという不安もあったけれど魔王夫妻が薔薇色脳のこのご時世、愛さえあれば問題ないよねとばかりに挑戦したところ本当に意思の欠片も無いらしく、あっさり成功してしまった。
「そんなわけで一つになろうエリザ！」
「もう！貴方のその行動力は何処から来るのよ！本当に問題無いのよね？」
「勿論この姿になっても魔力は精力、インキュバスであることに変わり無いのは確認済みだ。」
「もう、昔っから貴方には振り回されてばっかり。」
「失礼な！引っ張ってあげてるんだろう。」
「まあ図々しい。」
「でもそれで助かったことも楽しかったこともあったはずだ。」
「その代わり寿命も縮んだんじゃないかしら。」
「君は人前じゃおどおどして行動出来ないからな。」
「それは言わない約束でしょ！」
「まあまあ、魔物娘化もインキュバス化も人に自信をもたらすって言うし。」
「女の子は可愛くなるから分かるけど。友達にもバストサイズ気にしてた子がホルスタウロスになって以来自信が付いたって子がいるし。でも男は何で？」
「そりゃ男のシンボルが逞しくなったり機能が向上したりすれば自信もつくさ。」
「でも貴方今無いじゃない。」
「元の姿にも戻れるぞ。」
「寄生した後は繋がっちゃうけど元に戻れるの？」
「身体の一部を君に残して千切れるんじゃないか？今のところ5人にまで分裂できる。」
「もうそんな実験したの？」
「10人になれば幼い頃に戻る。ショタ輪姦はどうだ？」
「んんっ、考えておくわ。」
「さて、そろそろ本格的に始めるか。失敗は許されん。何せ俺が生産するのは精力だ。君を変化させるのは寄生スライムらが持っていた残りの魔力の方でやらねばならん。此れを切らしたら終わりだ。」
「寄生ってどうやってやるの？」
「身体中を開発しながら組織液とスライムを入れ換える。」
「え？」
「だから身体中をまさぐりながら魔力を流して組織液を吸収しながらその分スライムで細胞を浸すんだよ。」
「はいいいいいいいいいい！？」
「仕方がないだろう？魔物娘化というのはどんな魔物娘になるとしても今までの世界観や価値観がひっくり返る程の強烈な快感が伴う。」
「でもだからって………」
「さっき私も決心するって言ってたじゃないか。」
「わかったわよ……」
「じゃあまずはアヌスを解して……」
「！？！！、？？！？！」
「普通薬物を直腸中下部から吸収すると全身を巡るが、上部で吸収すると肝臓で代謝されてしまう。だが安心してくれ。今からやることは科学的医術よりも魔術的儀式の要素が強い。吸収したという事実が大事なのであって代謝云々は気にしなくていい。それと……」
「ちょっとちょっとちょっとそれ本気！？」
「悪いが必要なことだ。耐えてくれ。」
「…………はぁ〜分かったわ。優しくしてね？」
「おう。」
ブライアンはエリザベスに服を脱がせベッドにうつ伏せにさせる。
「それとこれは虜の果実。食べ過ぎると強制的にサキュバスになってしまうが一つだけなら儀式の補助になるかもしれない。解してる間に食べていてくれ。」
「分かったわ。」
虜の果実は食べると夢中になるというのは本当らしく、警戒心の抜けたアヌスはよく解れていく。
「だがまだ芯があるな。」
其処で彼が取り出したるは友の妻兼メイドのスーザン謹製ショゴスゼリー。
ローションとして使う分には媚薬の塗り薬としての性能すら発揮するが、食べると見えてはいけない世界が見えてしまい、女性の場合恐怖のあまり身体が原型を留めなくなりショゴスになってしまうという大変危険な品である。
アヌスの放射状のしわを一本一本伸ばすように塗り込みながら奥に指を進める。
「おおう、中が見える。」
「実況しないでよっ。」
十分に解れたところでブライアンの指がドロリと溶ける。
黒く在りながらも虹色に照り返すその色と質感は寄生スライムよりもショゴスに極めて近い。
中に入った粘液は直腸にこびりついた排泄物の水分と養分を吸収しカラカラになった吸い殻を外に排出していく。
「よし、小腸までスライム詰めるから力むなよ。
」
「う、うん。」
ブライアンの指から明らかに質量の増えたスライムが溢れ出す。
小腸まで詰めるまでゲップが止まらないのはブライアンにとっては愛嬌だがエリザベスにとっては溜まったものではない。
羞恥に悶える彼女は今にも泣きそうだがそれを見ているブライアンはご満悦である。
「じゃあこの触手口に加えて。」
「加えてどうするの？」
「霧状にして出すから深呼吸して。大丈夫肺に溜まらないように速く吸収されるように頑張るから。」
「そんな操作出来るの？」
「出来る。信じろ。…………さて、漸くお待ちかねの乳腺開発だ!!!!!!」
「ちょ、ちょっとどうしたのそのテンション！？」
「此処からは個人的な理由で念入りにヤるぞ！」
乳房の付け根と脇の下の間の辺りを重点的に指の腹で揉んでいく。
「生理前じゃなさそうだね。」
「え？うん。そうだけど…」
「そうか！じゃあ遠慮はいらないな！」
「何時も思うけどおっぱい触る時本当に嬉しそうね。」
「そりゃ嬉しいとも！俺はエリザの身体なら何処でも楽しめるけどやはり一番評価したいのはその豊満で母性的なおっぱい!!!」
「まあ、女冥利に尽きるとでも言えばいいのかしら。」
揉んでいくと安心感があるのか、エリザベスの身体は弛緩していく。
「君はここら辺揉むと何時も大人しくなるね。」
「貴方の開発の賜物よ。」
「そりゃあ男冥利に尽きるね。」
焦らすように乳首は避けて下から掬い上げるように入念に揉んでいく。
「ねぇ、吸わないの？」
「まだまだ。」
「そろそろ吸ってよ。」
「まだまだ。」
「もどかしいわ。」
「其れが目的だからね。」
「意地悪。」
「でもそうしないと後が辛いよ。」
乳輪を縁だけ摘まむようにして揉んでいく。
「ねぇ後が辛いって何するつもりなの？」
「さっきの腸みたいに乳腺にスライムを満たす。」
「私本当に大丈夫なのかしら？」
「大丈夫になるように存在を変化させる儀式だよ。」
とうとう乳首を摘まんで強めに捻り上げる。
「っっっつ。」
胸だけで絶頂を迎えたエリザベスの胸をスライムで覆う。
乳管に繋がる小さな穴を残らず見付けてじわじわとスライムを注入していく。
乳腺が膨らみかつてないほど乳房が膨らむ。
「重い。」
「多分これから毎日その重さだぞ。」
「まさか個人的な理由って……」
「やはりおっぱいの開発は欠かせないからな。」
「やっぱり！」
「さあ最後に子宮だ。」
「話を逸らさないでよ！」
「だって魔物娘のおっぱいって一生垂れないんでしょ。」
「まぁ、そうらしいけど…」
膣をスライムで満たしながら子宮に到達する。
「ウーン。腸に入れたままだからな。お腹が膨らんで入れにくい。」
そう言いながら子宮口をスライムで突っつく。
「んっ。んんっ。」
「ポルチオ開発済みで良かった。これ時間かかったからな。」
「最初痛いだけだったわ。」
「14の時だっけ。」
「初体験だったのにお互い傷付けただけだった。」
「懐かしいね。」
子宮口グリクリと押して隙間をつくり、スライムを注入する。
「妊婦さんみたい。」
「何時かなってくれよ。」
「ええ勿論。」
「さて、此れで大体完了した。魔力流すぞー。」
魔力を流すと体内のスライムが一斉に暴れだす。
「お、おおお、おおおお！？」
「魔力流してる限り快感しか感じないだろうけど、キツいだろ、頑張れ。」
「ちょっ、これ、ヤバい、んんっ。」
「前魔王時代の悪魔化の儀式なんて人間として一度死ねとばかりの拷問じみた凌辱だったらしいぞ。サキュバスになって本当に良かった。
ああ、そうだ。スライムは全て染み込むけどその分余った組織液は愛液として出てくる。それは全部俺が飲む。」
「 今舐めるの！？イって敏感んん！？音立てないでえええぇぇぇぇ！」
無くなって来たところでまたスライムを全身に注ぐ。
「いつまで続くの！？」
「俺が全部入るまで。」
「無理でしょ！？」
「質量は保存されない。」
「後どれだけ！？」
「俺の元の質量＋寄生スライム845匹分。」
「どれだけ取り込んだのよ！？」
「万が一を思ってだよ。」
「おっ❤おっ❤おおっ❤おおっ❤…」
「…聞いてないか。」
━━━━━━━━━━━━━━━━━
「それで？俺に隠してスーザンと二人でで計画したのはスライムキャリアーのスライム体に成ることだったと。」
「そういうことだな。」
「とは言ってもよぉそのショゴスみたいな黒い身体だと見た目ダークマターだな。」
「私にもそう見えます。女体の意思に関わらず犯している処など特に。」
「普通と違って俺の意思が有るからな。」
「でもこうして分裂して別行動とってるなら何でわざわざスライムキャリアーになったんだ？」
「こうするとね、エリザの体液は全て俺が掌握出来るんだ。何時でも感覚を共有できるし何時でも犯せる。」
「お前支配とか掌握とか束縛とかそんな性癖あったか？何か変な物食ったんじゃねえの？」
「…そう言えばこんなことしたいと思ったのはお前の家に招待された時だった。」
「は？」
「それで奥さんから紫野菜と陶酔の果実のスムージーを頂いてから急に魔術への理解が深まった気がして…」
「…おい、スーザン、お前まさか…」
「フフフ……………………
ご主人様のと間違えましたわあああああああああ！？」
「お前俺のにもゼリー入れるなって言っただろ!!!」
「それにしてもあれだけで深淵を覗くなんて相当な適性をお持ちでしたのね…」
「それで性癖が変わったのか…」
「まぁ、結果オーライですわ！」
「良くねぇよ。」
19/03/08 21:08更新 / 柿の種