ただいま!編
「うぅん・・・?」
右腕に違和感。
「うーっ・・・!」
目を開けると、俺の右腕を抱きながら、よって来るワーウルフを全て威嚇しているワルフの図が視界に入った。
「・・・ワルフ・・・」
「あっ、ヴェルさん!ごめんなさい・・・」
「あ、いや、いいんだけど・・・痛い・・・」
右腕が変な方向に曲がっています。
「あ、ごめんなさい・・・」
「いや、いいよ。俺の事護ってくれてたんだろ?」
「え、ええ、一応・・・わうっ!」
ちょうど近づいてきたワーウルフを追い払った。
「きゃうっ!?」
「・・・ご主人様・・・♪」
「・・・えっ」
ワルフを押しつぶして、一匹のワーウルフが現れた。
ちょっと待てこいつ今なんて言った?
「・・・ご主人様ぁ・・・私と子供・・・作ってください・・・♪」
ワーウルフは、突然襲い掛かってきた!
「何言ってるんですか!! ヴェルさんは私のです!」
ワルフがワーウルフを弾き飛ばした!
そのまま俺の腕を抱いて、涙目で威嚇を始めた。
「・・・なぁ、ワルフ」
「なんですか・・・?」
「ここって・・・ワルフの群れ?」
「あ、はい、そうです。さっきお母さんと話してました」
「そうか・・・じゃあ、さよならだな・・・」
これでワルフともお別れか・・・寂しくなるな・・・。
「・・・ワルフの代わりに、私がついていきます・・・」
「来なくていい来なくていい」
しっしっ
「・・・くぅん・・・」ショボーン
「ただいま」
「お帰り。ずいぶん早かったね」
出発から5日での帰宅。
「結構早くに見つかってね・・・」
3日で見つかって帰りは2日だ。
「今日は疲れたから、もう寝るよ・・・」
「おやすみ」
「おやすみなさい」
「・・・」
あ、結局やれなかったな・・・。
ワルフは群れに帰っていった。
・・・と思ったら、帰宅してから次の日。
「おはようございます、ヴェルさん♪」
「んん・・・?・・・ワ、ワルフ・・・?」
ワルフに起こされました。
「あれ、群れに帰ったんじゃ・・・?」
「ええ、帰りました。でも、フォーケイン家に嫁ぐための準備をするために、お母さんに挨拶に行ってきただけですから♪」
・・・どうやら、俺の嫁は魔物で確定らしい。
俺を起こしにきたということは、すでに母さんは承諾しているのだろう。
いや、うん、いいんだけど。俺ももうそのつもりだったけど。
母さんが言うには、あの一件以来、村に魔物が増えてきたらしい。
ハーピーの行商人とか、魔物の雑技団とか。
すでに魔物と結婚してる人もいるとかいないとか。
平和な世の中になったものだ。
いいことだな、うん。
でもまだあれから6日しか経ってないのに、この馴染みっぷりには少し恐怖を覚えた。
「ヴェルさん・・・」
「な、何、ワルフ・・・?」
朝ご飯を食べ終えて自室に戻ると、ワルフにベッドに押し倒された。
「あの時出来なかった分・・・やってくれますよね・・・?」
「・・・わかった。やろう、ワルフ・・・」
「ありがとうございます、ヴェルさん・・・♪」
「・・・(口から魂」
「わふぅ・・・♪(つやつや」
なんだか花畑が見えた。危うく川を渡るところだった。
「すごく美味しかったですよ、ヴェルさん・・・♪」
「そ、それはどうも・・・」
激しさやべぇ。初めてとは思えない動きだった・・・。
いや、慣れてる人のとか見たことないからなんともいえないし、俺も初めてだったんだけど。
「ふふ・・・これからよろしくお願いしますね、旦那様・・・♪」
「ああ、こちらこそよろしく、ワルフ」
END
右腕に違和感。
「うーっ・・・!」
目を開けると、俺の右腕を抱きながら、よって来るワーウルフを全て威嚇しているワルフの図が視界に入った。
「・・・ワルフ・・・」
「あっ、ヴェルさん!ごめんなさい・・・」
「あ、いや、いいんだけど・・・痛い・・・」
右腕が変な方向に曲がっています。
「あ、ごめんなさい・・・」
「いや、いいよ。俺の事護ってくれてたんだろ?」
「え、ええ、一応・・・わうっ!」
ちょうど近づいてきたワーウルフを追い払った。
「きゃうっ!?」
「・・・ご主人様・・・♪」
「・・・えっ」
ワルフを押しつぶして、一匹のワーウルフが現れた。
ちょっと待てこいつ今なんて言った?
「・・・ご主人様ぁ・・・私と子供・・・作ってください・・・♪」
ワーウルフは、突然襲い掛かってきた!
「何言ってるんですか!! ヴェルさんは私のです!」
ワルフがワーウルフを弾き飛ばした!
そのまま俺の腕を抱いて、涙目で威嚇を始めた。
「・・・なぁ、ワルフ」
「なんですか・・・?」
「ここって・・・ワルフの群れ?」
「あ、はい、そうです。さっきお母さんと話してました」
「そうか・・・じゃあ、さよならだな・・・」
これでワルフともお別れか・・・寂しくなるな・・・。
「・・・ワルフの代わりに、私がついていきます・・・」
「来なくていい来なくていい」
しっしっ
「・・・くぅん・・・」ショボーン
「ただいま」
「お帰り。ずいぶん早かったね」
出発から5日での帰宅。
「結構早くに見つかってね・・・」
3日で見つかって帰りは2日だ。
「今日は疲れたから、もう寝るよ・・・」
「おやすみ」
「おやすみなさい」
「・・・」
あ、結局やれなかったな・・・。
ワルフは群れに帰っていった。
・・・と思ったら、帰宅してから次の日。
「おはようございます、ヴェルさん♪」
「んん・・・?・・・ワ、ワルフ・・・?」
ワルフに起こされました。
「あれ、群れに帰ったんじゃ・・・?」
「ええ、帰りました。でも、フォーケイン家に嫁ぐための準備をするために、お母さんに挨拶に行ってきただけですから♪」
・・・どうやら、俺の嫁は魔物で確定らしい。
俺を起こしにきたということは、すでに母さんは承諾しているのだろう。
いや、うん、いいんだけど。俺ももうそのつもりだったけど。
母さんが言うには、あの一件以来、村に魔物が増えてきたらしい。
ハーピーの行商人とか、魔物の雑技団とか。
すでに魔物と結婚してる人もいるとかいないとか。
平和な世の中になったものだ。
いいことだな、うん。
でもまだあれから6日しか経ってないのに、この馴染みっぷりには少し恐怖を覚えた。
「ヴェルさん・・・」
「な、何、ワルフ・・・?」
朝ご飯を食べ終えて自室に戻ると、ワルフにベッドに押し倒された。
「あの時出来なかった分・・・やってくれますよね・・・?」
「・・・わかった。やろう、ワルフ・・・」
「ありがとうございます、ヴェルさん・・・♪」
「・・・(口から魂」
「わふぅ・・・♪(つやつや」
なんだか花畑が見えた。危うく川を渡るところだった。
「すごく美味しかったですよ、ヴェルさん・・・♪」
「そ、それはどうも・・・」
激しさやべぇ。初めてとは思えない動きだった・・・。
いや、慣れてる人のとか見たことないからなんともいえないし、俺も初めてだったんだけど。
「ふふ・・・これからよろしくお願いしますね、旦那様・・・♪」
「ああ、こちらこそよろしく、ワルフ」
END
12/05/26 01:07更新 / マオ・チャルム
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