第9話:氷堂 夜路、危機一髪!!(前編、事件…!!)
俺は氷堂 夜路(ひょうどう よるみち)、逢魔学園高等部2年生、剣道部所属。これは少し前に、俺の身に起こった事件である………
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〜氷堂 夜路、失踪する…!!之譚〜
吉田
「夜路〜、帰ろうぜ!」
夜路
「おう、いいぜ! 今日は部活も風紀委員会も無いしな! んじゃ、帰ろうか!」
三浪
「じゃあイオン行って、ゲーセンで遊ぶ?」
夜路
「イイね!」
小野
「早速行くか。」
校庭で……
夜路
「で、ゲーセン行ったあとどこ行く?」
吉田
「そうだな〜、本屋とか。」
小野
「俺は新作CDとかチェックしてみるかな。」
三浪
「俺もなんか買うかな〜。」
吉田
「夜路は買いたいのあったっkって夜路?」
三浪
「え?」
小野
「え?」
三浪
「夜路? 夜路!?」
吉田
「夜路!? どこだ夜路!!?」
小野
「さっきまで一緒だったんだぞ!? どこ行った、夜路!?」
マリアさん
「あら皆さん。」
景華
「どうした、お主ら?」
(事情説明中…)
景華
「なにィ!!?」
マリアさん
「夜路さんが消えた!!?」
吉田
「そうなんだよ!」
三浪
「どうする小野!?」
小野
「どうするつったって…」
吉田
「小野、三浪! ほら、僕が作ったアレ使おう!! 夜路を探すぞ!!」
三浪&小野
「「おう!!!」」
景華
「私は夜路の家に連絡する!」
吉田
「景華ちゃん! まずは落ち着いて、そんでなんか上手いこと言っといて!!」
景華
「分かった!」
マリアさん
「私はキャサリン先生に連絡します! もしもの時のためにお力を、いつでも借りられるように!」
吉田
「分かった二人共! お願い!!」
「よし! 僕の自作魔道具…まさかキャサリン先生の授業がここで役に立つとはね……!!」
ということで↓
吉田:自作の魔道具で小野&三浪のサポート
小野:吉田印の魔道具でこっくりさん的なダウジング的なので夜路捜索
三浪:吉田印の魔道具で某ビデオテープの巻き戻し的なことができるスタンド的なので夜路捜索
ということになった。
吉田
「どお、二人共?」
三浪
「クソッ! この覆面のヤツに夜路が『校舎の』影に引きずり込まれて、消えるトコまではイケるが…これ以上は無理だ! 影に引きずり込まれてくトコで…まるでフィルムが切り取られたみたいに……追跡出来ないッッ!!」
小野
「こっちもダメだ! コインが学園近くを行ったり来たりするばかりだ!!」
景華
「そんな、夜路……どうして………」
マリアさん
「ダメです! 大学での講義中なのか…通じません!!」
小野
「くっ…」
紫苑
「おっ、ヤッホ〜みんn…って、なんかシリアスな雰囲気……」
三浪
「ぬお! …びっくりした〜!」
(事情を説明中)
紫苑
「ええ〰〰〰、夜路くんが消えたァァァーーーーーーー!!?」
小野
「ああ、そんで吉田が作った魔道具を使って三浪と一緒に探してるが…見つからないんだよ……」
紫苑
「そんな…」
逢河
「斬鬼先輩、吉田先輩、小野先輩、三浪先輩、猫崎先輩、どうしました?」
賀川&日野
「「どうも。」」
景華
「逢河、賀川に日野も…実はだな……」
(再び事情説明中)
逢河&賀川&日野
「「「ええェェェーーーーーーー!? 氷堂先輩が消えたァァァーーーーーーー!!?」」」
景華
「そういうことだ。吉田達が必死に探してはいるが…見つからないのだ……!!」
賀川
「……吉田先輩、小野先輩、三浪先輩! 氷堂先輩はどこで消えたんですか?」
吉田
「え…」
小野
「そうだ、賀川! そういえばお前、魔力を『匂い』として認識できるんだったな!!」
賀川
「はい!!」
三浪
「そうか! 賀川の嗅覚なら……!!」
小野
「あるいは……いや、見つけられるかも!!」
景華
「そうか! 賀川の嗅覚と小野のダウジングを組み合わせれば……!!」
マリアさん
「私は引き続きキャサリン先生に連絡します!!」
景華
「頼む、マリア殿!!」
マリアさん
「はい!!」
紫苑
「それなら私だって………う〰〰ん、キタ! こっち…っぽい!!(尻尾が某妖怪アンテナよろしく逆L字にピンとなる)」
日野
「………( ゚Д゚)」
賀川
「なんですか、『こっち…っぽい!!』って!? 氷堂先輩がどこにいるか分からないって時にふざけないでくれますか!!?」
紫苑
「私だって真剣にやってるもん!! 時に直感がモノ言う時だってあるじゃん!!」
賀川
「猫崎先輩がそーゆーこと言ったら信用性0なんですけど!!」
紫苑
「何よその言い草!? ホントに真剣なんだもん!!」
小野
「………二人共ォォォ!! いい加減にせんかァァァーーーーー!!!」
賀川&紫苑
「「!!!」」
全員
「「「!!!?」」」
小野
「夜路はどこにいるか…今すぐにでも見つけないといけない…そんな時にそーやって口論してる場合か!!!?」
賀川&紫苑
「「……ごめんなさい。」」
小野
「とにかく今は使える力を総動員してでも探すしかないぞ……!!」
吉田
「ビビったわ〜、小野…」
三浪
「まさかお前がここまで強く言うとは…!!」
小野
「そうするしかないからな、今は。ならそうするしかない、それだけだ。 ………賀川!」
賀川
「はい!」
小野
「お前の『嗅覚』、有効範囲はどれくらいある!?」
賀川
「分かりませんが、本気でヤればある程度は遠くまでイケるかもしれません…! でもそこまでやったことがないのでどこまでイケるかは保障出来ません!!」
小野
「構わん! それでもヤるしかない! 頼むぞ、賀川!」
賀川
「ハイ!!」
こうして夜路を捜すことになった…!!
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〜氷堂 夜路、童貞の危機!![其ノ壱]之譚〜
夜路
「ん………ここは…どこだ?」
???
「お目覚めですか、夜路さま♡?」
夜路
「お前、黒月か!!?」
???
「フフ、そうですよ、夜路さま♡」
彼女は黒月 阿禍里(くろづき あかり)、逢魔学園中等部1年生、剣道部所属。そんでカースドソードという魔物娘。
剣道部に入部早々…なんと、いきなり俺に斬りかかってきた……とんでもなく恐ろしいヤツだ…(;; ゚Д゚) そして止めに入った景華にも斬りかかってきた………!! 収めるのにかなり手間取った……(;´・ω・)
しかも……………!!!
夜路
「あ、しかも日向に阿達! お前らもグルだったのか!!?」
「そんで体動かねえ!!?」
阿達くん
「夜路パイセンごめんなさいィィィーーーーーーー(/ω\)!! 日向パイセンに、あの“お仕置き”の件で誘われて…強引にヤらされることになったんですウウウーーーーーーーーーーー!!! あと今も拘束魔法&魔力封印術かけてますウウウーーーーーホントのホントにごめんなさいパイセンンンンーーーーーーー(>_<)!!!」
夜路
「マジか……( ゚Д゚)」
「つーか日向! なんで阿達を巻き込んだ!?」
日向
「だって夜路殿…風紀委員とは言えあれは流石にやり過ぎですよ〜、しかもしかもお嬢という伴侶が居乍ら(;´・ω・) だから個人的に仕置きを、って思いましてね〜(;´・ω・) しかし、これには協力してくれる相手が必要なので、阿達殿に…少々強引にお誘いかけたんですよ。そしたら何故か黒月殿もノリノリで乗ってきたんですが………」
夜路
「……( ゚Д゚)!! …で、阿達。」
阿達くん
「ハイィィィーーーーーーー!!!」
夜路
「強引に誘われたんだな?」
阿達くん
「…ハイ(>_<) あと防音結界も張ってます…(>_<)」
「ホントにごめんなさいパイセンンンンーーーーーーー(>_<)!!!」
夜路
「はあ…分かった阿達、お前は今回お咎め無しだ。」
阿達くん
「ホントにごめんなさいパイセン(>_<)!! ありがとうございますゥゥゥーーーーーーー(>_<)!!!」
夜路
「そんで日向。」
日向
「ハイ!!」
夜路
「“景華が居乍ら”って言ってたが、そっちは建前だな?」
日向
「う……押忍。」
夜路
「で、ホントは?」
日向
「建前も本音ではあります……」
「でも…それに私、実は両性愛者なんですゥーーーーー!!」
夜路&阿達くん
「「ええェェェーーーーーーー!!?」」
日向
「だって…」
彼女は天魔 日向(てんま ひなた)、逢魔学園高等部1年生、剣道部所属、あと風紀委員会所属。クノイチという、要するに“忍者サキュバス”だ。彼女は景華の親戚で簡単に説明すると↓
斬鬼家:宗家(←要するに本家)
天魔家:分家
と言った感じだ。
なので俺にとってもう一人の幼馴染ということだ。しかし日向が景華に…何年も一緒にいてそんな素振り全く感じなかったな〰……
そして…
日向
「だって私…私もお嬢(←景華のこと)が好きなんですゥゥゥーーーーーーー!!」
夜路&阿達くん
「「ええェェェーーーーーーーーーーー!!!?」」
日向
「だって夜路殿、紫苑殿に、しかもお嬢も見てる前で、そんで公衆の面前であんなお仕置きして………あの流れで監視下に置くとかもっと徹底的に懲らしめるべきでしょう!?」
「まあ風紀委員会会議で決まったことだとは言えお嬢が納得してるのには衝撃的でしたけど………(; ゚Д゚)」
夜路
「じゃあお前は俺をどう思ってるんだ?」
日向
「そりゃあ夜路殿はホントに優しいですし、お嬢に良くしてくれるし私にも……まあキレたらある意味世界最恐ですが笑 でもそんなギャップがこれまた夜路殿の魅力と言いますkうあっ!!」
夜路
「日向!!」
阿達くん
「日向パイセン!!?」
黒月
「ふふふふ♡」
日向
「黒月殿…何を…」
黒月
「フフフ…今回の話、どうしてわたくしが今回のお話にノリノリで乗ったかお分かりですか?」
日向&夜路
「「ま、まさか…」」
阿達くん
「え…え? え!?」
黒月
「ウフフフ……そう、わたくしが今回のお話に乗ったのは…夜路さま、あなたが目的だったんですよ♡」
日向&夜路
「「まさか!!」」
黒月
「そう!! 夜路さまを独占する為…ですわ♡」
夜路
「なにイ!!?」
阿達くん
「そ、そんな…(;; ゚Д゚)!!」
黒月
「それに……(パンツを脱ぐ)……(そしてパンツを広げて見せる)夜路さまを想っていたら、ホラ、こんなに濡れてしまいました♡♡ ああ、もう夜路さまを、身も心もぐちゃぐちゃにしたくてしたくて……ああ♡♡ もう我慢出来ませんわ〜♡♡♡」
夜路
「(声にならない声で絶叫)Σ ゚ ゚ ( Д )〰〰〰〰〰!!!」
黒月
「ということで夜路さま♡ 早速♡♡」
夜路
「イヤァァァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
阿達くん
「うっ……!!」
黒月
「阿達さん、どうしました?」
阿達くん
「も、もう…お、抑えられ…な……夜路パイセンごめんなさい!!(魔力封印術&拘束魔法、解除!)」
ドオーーーーーン!!!(大爆発!! そして襖が勢い良く吹っ飛ぶ!!!)
阿達くん
「うわーーーーーーー!!!」
黒月
「キャーーーーーーー!!!」
日向
「うわぁっ!! なになになに!? なんですか!!?」
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〜氷堂 夜路、童貞の危機!![其ノ弐]之譚〜
その頃吉田達は……
賀川
「小野先輩、そちらはどうですか!?」
小野
「かなり近づいてきた! 賀川はどうだ!?」
賀川
「匂いがかなり強くなってきました!!」
小野
「こっちもだいぶハッキリしてきた! コインも行ったり来たりが少なくなってきた!!」
吉田&三浪
「「はあ、はあ、はあ、はあ、はあ…(;; ゚Д゚)=3=3;; ゚Д゚)=3=3」」
マリアさん
「さ、流石に…き、キツイ、です……(;; ゚Д゚)=3=3」
景華
「はあ、はあ、だが…気配がかなり近づいてきたぞ!!」
そしてたどり着いたのはとある屋敷……
小野
「…ここだ! コインが止まった!!」
賀川
「匂いが濃くなって… !! 違う! 急に匂いが強くなりました!!」
吉田&三浪
「「え!!?」」
景華
「なに!!?」
マリアさん
「どういうことですか!!?」
賀川
「しかも匂いの感じが少し違うような──」
ドオーーーーーン!!!(爆発音!!)
全員
「「「なんだ!!?」」」
景華
「爆発!? やむを得ん! 強行突入だ!!」
吉田
「えっでも─」
小野
「もうなりふり構ってるヒマはない!! やるぞ!!!」
三浪
「吉田! 行くぞ!!」
(吉田、手を引っ張られる)
吉田
「ぅええ〰〰………」
景華
「頼もォォォう!!」
屋敷の使用人(キキーモラさん)
「!! どちら様!!?」
景華
「実はかくかくしかじか……(事情説明)」
使用人(キキーモラさん)
「分かりました、案内します! こちらです!!」
(地下室に案内される…)
賀川
「くっ…更に“匂い”が濃くなってきました!」
(地下室に到着…!)
全員
「「「「「寒っ!!!」」」」」
吉田&小野&三浪
「「「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛………(゜ロ゜(゜ロ゜(゜ロ゜)」」」
マリアさん
「ひいいい……(寒)」
景華
「あ、日向! 阿達! お主らまで!!」
阿達くん
「景華パイセン!! 実はかくかくしかじか……(事情説明)」
景華
「なにィ!? …はあ、お主のことは後にするとして…日向!」
日向
「ハイ!!」
景華
「なぜこのようなことに及んだ!?」
日向
「だってあんな“お仕置き”から、あの流れで監視下って流石にどうですかね!!? まあ風紀委員会会議で決まったならそれはそれで仕方ないですが……。」
景華
「はあ〜、まあいい。日向、お主は後ほど仕置きだ……!!」
「…!! 貴様、黒月か!?」
黒月
「ハイ♡」
景華
「貴様が首謀者か!!?」
黒月
「ええ♡ 夜路さまを、独占するため…ですわ♡♡」
景華
「何ィ!!? 黒月、貴様……!!!」
小野
「今そんな口論してる場合か!!?」
(雪煙が晴れていく…)
吉田
「煙が晴れてく…!」
賀川
「くっ、すごい“匂い”…!!」
小野
「夜路!」
三浪
「おい、夜路!」
景華
「どうなっている…!?」
マリアさん
「? 気配がいつもと違うような……」
紫苑&逢河&日野
「「「え???」」」
雪煙が晴れきった。そこには……
全員
「「「!!! ええェェェーーーーーーーーーーーーーーー!!!?」」」
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To be continued⇒
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〜氷堂 夜路、失踪する…!!之譚〜
吉田
「夜路〜、帰ろうぜ!」
夜路
「おう、いいぜ! 今日は部活も風紀委員会も無いしな! んじゃ、帰ろうか!」
三浪
「じゃあイオン行って、ゲーセンで遊ぶ?」
夜路
「イイね!」
小野
「早速行くか。」
校庭で……
夜路
「で、ゲーセン行ったあとどこ行く?」
吉田
「そうだな〜、本屋とか。」
小野
「俺は新作CDとかチェックしてみるかな。」
三浪
「俺もなんか買うかな〜。」
吉田
「夜路は買いたいのあったっkって夜路?」
三浪
「え?」
小野
「え?」
三浪
「夜路? 夜路!?」
吉田
「夜路!? どこだ夜路!!?」
小野
「さっきまで一緒だったんだぞ!? どこ行った、夜路!?」
マリアさん
「あら皆さん。」
景華
「どうした、お主ら?」
(事情説明中…)
景華
「なにィ!!?」
マリアさん
「夜路さんが消えた!!?」
吉田
「そうなんだよ!」
三浪
「どうする小野!?」
小野
「どうするつったって…」
吉田
「小野、三浪! ほら、僕が作ったアレ使おう!! 夜路を探すぞ!!」
三浪&小野
「「おう!!!」」
景華
「私は夜路の家に連絡する!」
吉田
「景華ちゃん! まずは落ち着いて、そんでなんか上手いこと言っといて!!」
景華
「分かった!」
マリアさん
「私はキャサリン先生に連絡します! もしもの時のためにお力を、いつでも借りられるように!」
吉田
「分かった二人共! お願い!!」
「よし! 僕の自作魔道具…まさかキャサリン先生の授業がここで役に立つとはね……!!」
ということで↓
吉田:自作の魔道具で小野&三浪のサポート
小野:吉田印の魔道具でこっくりさん的なダウジング的なので夜路捜索
三浪:吉田印の魔道具で某ビデオテープの巻き戻し的なことができるスタンド的なので夜路捜索
ということになった。
吉田
「どお、二人共?」
三浪
「クソッ! この覆面のヤツに夜路が『校舎の』影に引きずり込まれて、消えるトコまではイケるが…これ以上は無理だ! 影に引きずり込まれてくトコで…まるでフィルムが切り取られたみたいに……追跡出来ないッッ!!」
小野
「こっちもダメだ! コインが学園近くを行ったり来たりするばかりだ!!」
景華
「そんな、夜路……どうして………」
マリアさん
「ダメです! 大学での講義中なのか…通じません!!」
小野
「くっ…」
紫苑
「おっ、ヤッホ〜みんn…って、なんかシリアスな雰囲気……」
三浪
「ぬお! …びっくりした〜!」
(事情を説明中)
紫苑
「ええ〰〰〰、夜路くんが消えたァァァーーーーーーー!!?」
小野
「ああ、そんで吉田が作った魔道具を使って三浪と一緒に探してるが…見つからないんだよ……」
紫苑
「そんな…」
逢河
「斬鬼先輩、吉田先輩、小野先輩、三浪先輩、猫崎先輩、どうしました?」
賀川&日野
「「どうも。」」
景華
「逢河、賀川に日野も…実はだな……」
(再び事情説明中)
逢河&賀川&日野
「「「ええェェェーーーーーーー!? 氷堂先輩が消えたァァァーーーーーーー!!?」」」
景華
「そういうことだ。吉田達が必死に探してはいるが…見つからないのだ……!!」
賀川
「……吉田先輩、小野先輩、三浪先輩! 氷堂先輩はどこで消えたんですか?」
吉田
「え…」
小野
「そうだ、賀川! そういえばお前、魔力を『匂い』として認識できるんだったな!!」
賀川
「はい!!」
三浪
「そうか! 賀川の嗅覚なら……!!」
小野
「あるいは……いや、見つけられるかも!!」
景華
「そうか! 賀川の嗅覚と小野のダウジングを組み合わせれば……!!」
マリアさん
「私は引き続きキャサリン先生に連絡します!!」
景華
「頼む、マリア殿!!」
マリアさん
「はい!!」
紫苑
「それなら私だって………う〰〰ん、キタ! こっち…っぽい!!(尻尾が某妖怪アンテナよろしく逆L字にピンとなる)」
日野
「………( ゚Д゚)」
賀川
「なんですか、『こっち…っぽい!!』って!? 氷堂先輩がどこにいるか分からないって時にふざけないでくれますか!!?」
紫苑
「私だって真剣にやってるもん!! 時に直感がモノ言う時だってあるじゃん!!」
賀川
「猫崎先輩がそーゆーこと言ったら信用性0なんですけど!!」
紫苑
「何よその言い草!? ホントに真剣なんだもん!!」
小野
「………二人共ォォォ!! いい加減にせんかァァァーーーーー!!!」
賀川&紫苑
「「!!!」」
全員
「「「!!!?」」」
小野
「夜路はどこにいるか…今すぐにでも見つけないといけない…そんな時にそーやって口論してる場合か!!!?」
賀川&紫苑
「「……ごめんなさい。」」
小野
「とにかく今は使える力を総動員してでも探すしかないぞ……!!」
吉田
「ビビったわ〜、小野…」
三浪
「まさかお前がここまで強く言うとは…!!」
小野
「そうするしかないからな、今は。ならそうするしかない、それだけだ。 ………賀川!」
賀川
「はい!」
小野
「お前の『嗅覚』、有効範囲はどれくらいある!?」
賀川
「分かりませんが、本気でヤればある程度は遠くまでイケるかもしれません…! でもそこまでやったことがないのでどこまでイケるかは保障出来ません!!」
小野
「構わん! それでもヤるしかない! 頼むぞ、賀川!」
賀川
「ハイ!!」
こうして夜路を捜すことになった…!!
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〜氷堂 夜路、童貞の危機!![其ノ壱]之譚〜
夜路
「ん………ここは…どこだ?」
???
「お目覚めですか、夜路さま♡?」
夜路
「お前、黒月か!!?」
???
「フフ、そうですよ、夜路さま♡」
彼女は黒月 阿禍里(くろづき あかり)、逢魔学園中等部1年生、剣道部所属。そんでカースドソードという魔物娘。
剣道部に入部早々…なんと、いきなり俺に斬りかかってきた……とんでもなく恐ろしいヤツだ…(;; ゚Д゚) そして止めに入った景華にも斬りかかってきた………!! 収めるのにかなり手間取った……(;´・ω・)
しかも……………!!!
夜路
「あ、しかも日向に阿達! お前らもグルだったのか!!?」
「そんで体動かねえ!!?」
阿達くん
「夜路パイセンごめんなさいィィィーーーーーーー(/ω\)!! 日向パイセンに、あの“お仕置き”の件で誘われて…強引にヤらされることになったんですウウウーーーーーーーーーーー!!! あと今も拘束魔法&魔力封印術かけてますウウウーーーーーホントのホントにごめんなさいパイセンンンンーーーーーーー(>_<)!!!」
夜路
「マジか……( ゚Д゚)」
「つーか日向! なんで阿達を巻き込んだ!?」
日向
「だって夜路殿…風紀委員とは言えあれは流石にやり過ぎですよ〜、しかもしかもお嬢という伴侶が居乍ら(;´・ω・) だから個人的に仕置きを、って思いましてね〜(;´・ω・) しかし、これには協力してくれる相手が必要なので、阿達殿に…少々強引にお誘いかけたんですよ。そしたら何故か黒月殿もノリノリで乗ってきたんですが………」
夜路
「……( ゚Д゚)!! …で、阿達。」
阿達くん
「ハイィィィーーーーーーー!!!」
夜路
「強引に誘われたんだな?」
阿達くん
「…ハイ(>_<) あと防音結界も張ってます…(>_<)」
「ホントにごめんなさいパイセンンンンーーーーーーー(>_<)!!!」
夜路
「はあ…分かった阿達、お前は今回お咎め無しだ。」
阿達くん
「ホントにごめんなさいパイセン(>_<)!! ありがとうございますゥゥゥーーーーーーー(>_<)!!!」
夜路
「そんで日向。」
日向
「ハイ!!」
夜路
「“景華が居乍ら”って言ってたが、そっちは建前だな?」
日向
「う……押忍。」
夜路
「で、ホントは?」
日向
「建前も本音ではあります……」
「でも…それに私、実は両性愛者なんですゥーーーーー!!」
夜路&阿達くん
「「ええェェェーーーーーーー!!?」」
日向
「だって…」
彼女は天魔 日向(てんま ひなた)、逢魔学園高等部1年生、剣道部所属、あと風紀委員会所属。クノイチという、要するに“忍者サキュバス”だ。彼女は景華の親戚で簡単に説明すると↓
斬鬼家:宗家(←要するに本家)
天魔家:分家
と言った感じだ。
なので俺にとってもう一人の幼馴染ということだ。しかし日向が景華に…何年も一緒にいてそんな素振り全く感じなかったな〰……
そして…
日向
「だって私…私もお嬢(←景華のこと)が好きなんですゥゥゥーーーーーーー!!」
夜路&阿達くん
「「ええェェェーーーーーーーーーーー!!!?」」
日向
「だって夜路殿、紫苑殿に、しかもお嬢も見てる前で、そんで公衆の面前であんなお仕置きして………あの流れで監視下に置くとかもっと徹底的に懲らしめるべきでしょう!?」
「まあ風紀委員会会議で決まったことだとは言えお嬢が納得してるのには衝撃的でしたけど………(; ゚Д゚)」
夜路
「じゃあお前は俺をどう思ってるんだ?」
日向
「そりゃあ夜路殿はホントに優しいですし、お嬢に良くしてくれるし私にも……まあキレたらある意味世界最恐ですが笑 でもそんなギャップがこれまた夜路殿の魅力と言いますkうあっ!!」
夜路
「日向!!」
阿達くん
「日向パイセン!!?」
黒月
「ふふふふ♡」
日向
「黒月殿…何を…」
黒月
「フフフ…今回の話、どうしてわたくしが今回のお話にノリノリで乗ったかお分かりですか?」
日向&夜路
「「ま、まさか…」」
阿達くん
「え…え? え!?」
黒月
「ウフフフ……そう、わたくしが今回のお話に乗ったのは…夜路さま、あなたが目的だったんですよ♡」
日向&夜路
「「まさか!!」」
黒月
「そう!! 夜路さまを独占する為…ですわ♡」
夜路
「なにイ!!?」
阿達くん
「そ、そんな…(;; ゚Д゚)!!」
黒月
「それに……(パンツを脱ぐ)……(そしてパンツを広げて見せる)夜路さまを想っていたら、ホラ、こんなに濡れてしまいました♡♡ ああ、もう夜路さまを、身も心もぐちゃぐちゃにしたくてしたくて……ああ♡♡ もう我慢出来ませんわ〜♡♡♡」
夜路
「(声にならない声で絶叫)Σ ゚ ゚ ( Д )〰〰〰〰〰!!!」
黒月
「ということで夜路さま♡ 早速♡♡」
夜路
「イヤァァァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
阿達くん
「うっ……!!」
黒月
「阿達さん、どうしました?」
阿達くん
「も、もう…お、抑えられ…な……夜路パイセンごめんなさい!!(魔力封印術&拘束魔法、解除!)」
ドオーーーーーン!!!(大爆発!! そして襖が勢い良く吹っ飛ぶ!!!)
阿達くん
「うわーーーーーーー!!!」
黒月
「キャーーーーーーー!!!」
日向
「うわぁっ!! なになになに!? なんですか!!?」
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〜氷堂 夜路、童貞の危機!![其ノ弐]之譚〜
その頃吉田達は……
賀川
「小野先輩、そちらはどうですか!?」
小野
「かなり近づいてきた! 賀川はどうだ!?」
賀川
「匂いがかなり強くなってきました!!」
小野
「こっちもだいぶハッキリしてきた! コインも行ったり来たりが少なくなってきた!!」
吉田&三浪
「「はあ、はあ、はあ、はあ、はあ…(;; ゚Д゚)=3=3;; ゚Д゚)=3=3」」
マリアさん
「さ、流石に…き、キツイ、です……(;; ゚Д゚)=3=3」
景華
「はあ、はあ、だが…気配がかなり近づいてきたぞ!!」
そしてたどり着いたのはとある屋敷……
小野
「…ここだ! コインが止まった!!」
賀川
「匂いが濃くなって… !! 違う! 急に匂いが強くなりました!!」
吉田&三浪
「「え!!?」」
景華
「なに!!?」
マリアさん
「どういうことですか!!?」
賀川
「しかも匂いの感じが少し違うような──」
ドオーーーーーン!!!(爆発音!!)
全員
「「「なんだ!!?」」」
景華
「爆発!? やむを得ん! 強行突入だ!!」
吉田
「えっでも─」
小野
「もうなりふり構ってるヒマはない!! やるぞ!!!」
三浪
「吉田! 行くぞ!!」
(吉田、手を引っ張られる)
吉田
「ぅええ〰〰………」
景華
「頼もォォォう!!」
屋敷の使用人(キキーモラさん)
「!! どちら様!!?」
景華
「実はかくかくしかじか……(事情説明)」
使用人(キキーモラさん)
「分かりました、案内します! こちらです!!」
(地下室に案内される…)
賀川
「くっ…更に“匂い”が濃くなってきました!」
(地下室に到着…!)
全員
「「「「「寒っ!!!」」」」」
吉田&小野&三浪
「「「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛………(゜ロ゜(゜ロ゜(゜ロ゜)」」」
マリアさん
「ひいいい……(寒)」
景華
「あ、日向! 阿達! お主らまで!!」
阿達くん
「景華パイセン!! 実はかくかくしかじか……(事情説明)」
景華
「なにィ!? …はあ、お主のことは後にするとして…日向!」
日向
「ハイ!!」
景華
「なぜこのようなことに及んだ!?」
日向
「だってあんな“お仕置き”から、あの流れで監視下って流石にどうですかね!!? まあ風紀委員会会議で決まったならそれはそれで仕方ないですが……。」
景華
「はあ〜、まあいい。日向、お主は後ほど仕置きだ……!!」
「…!! 貴様、黒月か!?」
黒月
「ハイ♡」
景華
「貴様が首謀者か!!?」
黒月
「ええ♡ 夜路さまを、独占するため…ですわ♡♡」
景華
「何ィ!!? 黒月、貴様……!!!」
小野
「今そんな口論してる場合か!!?」
(雪煙が晴れていく…)
吉田
「煙が晴れてく…!」
賀川
「くっ、すごい“匂い”…!!」
小野
「夜路!」
三浪
「おい、夜路!」
景華
「どうなっている…!?」
マリアさん
「? 気配がいつもと違うような……」
紫苑&逢河&日野
「「「え???」」」
雪煙が晴れきった。そこには……
全員
「「「!!! ええェェェーーーーーーーーーーーーーーー!!!?」」」
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To be continued⇒
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22/11/18 23:51更新 / bj12.bom
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