第7話:悩める吸血姫
〜吉良 マリア、悩むの譚〜
ごきげんよう、皆さん。私は吉良 マリア。逢魔学園高等部2年、逢魔学園生徒会長…これが現在の私の、言わば肩書というモノです。
私には現在、悩み事があります。それは……
私
「フフッ、そうですね。」
???
「うむ。」
彼女は斬鬼 景華さん。同学年で逢魔学園風紀委員長。私が気兼ねなく話せる友人の一人。でも私の悩み事は彼女のことではありません。私にはもう一人気兼ねなく話せる友人がいますが、その方のことなんです、私の悩み事は…
???
「よう景華、マリアさん。何の話?」
景華さん
「ああ夜路。昨日お主の家でみんなで見たウサ〇ッチの話をだな。」
私
「!!!?」
夜路さん
「あはは…で、どうだった?」
景華
「相も変わらずの面白さよ、初めて見た日には…正に“抱腹絶倒”とはこのこと也。だったな…。」
夜路さん
「マリアさん? 大丈夫?」
私
「ふえッ!!?」
景華さん
「マリア殿? 顔が赤いぞ?」
私
「ええええええと、その、あの……」
氷堂 夜路さん。風紀委員会副委員長、本当は優しい人で中性的な顔立ちがかっこかわいい方…なんですが、彼こそ私の悩み事なんです。
数日前のあの“お仕置き”…あの時コスプレして、嬉々として“お仕置き”する夜路さんのあのお姿………あれに興奮して(?)私の中の何かの糸切れた、気がしたんです。
気付いたら私はオ〇ニーに及んでいたんです。全くもってお恥ずかしい所をお見せしてしまったんです…。ホントに恥ずかしいです…もうホントに穴があったら入りたい、いいえ“引き籠りたい”、そういう気分です(´///ω///`)
私
「その、ご、ご」
景華さん&夜路さん
「「???」」
私
「ごめんなさァァァァァァァァァァァァァいッッ!!!」
(走り出す!)
(景華&夜路視点↓)
夜路さん
「なんだ、マリアさん? どうしたんだいきなり?」
「そういえば…」
景華さん
「うん?」
夜路さん
「あの“お仕置き”の翌日辺りから様子がおかしいっつーか…」
「いや、あの後景華からマリアさんのこと聞いたからなア……はアア、なんか、申し訳ないことをしたというか…」
景華さん
「まあすぐにでも、一言…かな。」
夜路さん
「はは、だな(;‘∀‘)」
「(つーか話しかけようとしてもすぐ逃げちゃうし…昨日もそうだったし…)」
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〜吉良 マリア、相談するの譚〜
(マリアさん視点↓)
教室にて…
私
「(ああァァァァーーーーーーーッッ!! バカバカバカバカバカァァァァァァァァ私のバカァァァァ……私、また逃げちゃった…ちゃんと相談しないといけないのにィィィィィ…はあア〰〰、このままじゃダメなのに…嫌われちゃったかもって考えたら、なんか夜路さんと顔合わせられないよぉ…嫌われてないといいんだけど…というか今の私を夜路さんはどう思っているんだろう……)」
………
そして自宅にて…
私
「(ああ、夜路さん…あの時の、“お仕置き”の時の夜路さんを思い出したら……ああ、ダメなのに…ダメなのに…)」
気付いたら私はまたオ〇ニーに及んでしまいました…。
ここ数日、家で両親や姉様に隠れてしています。でもその度に夜路さんにヤってほしいと思うようになっているんです。イケないのは分かっています。だって夜路さんは景華さんとお付き合いしているから…私ってばイケないコです。それでもそう思ってしまうんです…
私
「はああ…あッ夜路さん…ああ夜路さアん…はッんんッああッダメッなのにッ、ああッ……夜路さアアん…♡ んッああッああ〜ッッ♡♡」
「………はあ、はあ、はあ、はあ…また、やっちゃったなア…私ったらどうかしてるなあ、ホントに…。」
「(……あれこれ考えても悩んでても仕方ないし…あ、そうだ、うん、こうなったら…)」
私は電話をかけることにしました…
(場所は変わって斬鬼邸…)
(電話が鳴る。)
景華さん
「ん? なんだ、誰だろう?」
(電話を取る)
景華さん
「はい…」
私
『か、景華さん?』
景華さん
「マリア殿? 珍しいではないか、其方から電話してくるとは。」
私
『ええ、実は、その…そ、相談したいことがあって…』
景華さん
「ふむ、して如何なる相談であるか?」
私
『その…あの“お仕置き”以来夜路さんと会うと、あ、あの時オ〇ニーに及んだ私を思い出して…それで夜路さんの顔を、そ、その、ま、ま、ま、ま、まともに見れなくなっているんです…(´///ω///`)。』
景華さん
「…( ゚Д゚) な、なるほど( ゚Д゚)。」
私
『そ、それに…』
景華さん
「? マリア殿?」
私
『そ、その…その恥ずかしさから、ま、またお、お、オ〇ニーするようになってしまって…』
景華さん
「!!!」
ブーーーーッ!!!(飲んでいた麦茶を吹き出した)
「ゲホゲホゲホゲホ…うお、おお…ゲッホ…」
私
『景華さん!!!? だだだだ大丈夫ですか!!?』
景華さん
「ゲホゲホゲホ……だ、大丈夫だ。」
「そッそれにッッ…なッな、ま、マリア殿、えッッ…!!?」
私
『ほっ…』
『そ、それに…』
景華さん
「?」
私
『イケないことだって分かっているんです。なのに…』
景華さん
「マリア殿?」
私
『それに、あの“お仕置き”以来、オ〇ニーに及ぶようになったのと同時に……“夜路さんにあんな風にされたい”って思うようにもなってしまって………(´///ω///`)』
ブーーーーッ!!!(再び吹き出した)
景華さん
「ゲホゲホゲホゲホ…うお、おお…な、なッッ!!!?」
私
『かかかか景華さんンンン!!?』
景華さん
「だ、大丈夫だ…そ、その、それは―」
私
『……私ったらイケないコですよね、ホント。』
景華さん
「マリア殿…」
私
『だって夜路さんには景華さんがいますし……分かっているんです、なのに私、ホントに“あんな風にされたい”って思ってしまうんです…私ってイケないコですか、景華さん?』
景華さん
「マリア殿…」
「…その、私が言うのもなんだが…かつて“72人のフーリーを娶ったとある聖人”の逸話も存在しているし、我々が知らぬだけで、同種異種問わず複数の魔物娘とハーレムを築いた者もいるだろうし…それに一昨日は夜路がハーレム宣言をしたし……………その、私が言いたいのは、その…マリア殿のその気持ちはよく分かる。ならそれは“マリア殿も夜路を好き”、ということなのだろう。」
私
『景華さん…』
景華さん
「そうならば、後はその気持ちを伝えるだけだ。マリア殿も、私が夜路に告白するのを後押ししてくれたではないか。」
私
『景華さん…』
景華さん
「大丈夫だ! 私が傍にいる、だから後はマリア殿の気持ちをぶつけるだけだ!!」
私
『景華さん…!!』
景華さん
「マリア殿の心が固まり次第伝えよう! なあに、私が傍にいるから大丈夫だ!!」
私
『景華さん…はい( ;∀;)! ありがとうございます( ;∀;)!!』
景華さん
「うむ!!」
私
『では明日の放課後、A組教室前で!!』
景華さん
「ああ! また明日!」
私
『はい♡』
(電話、切れた)
景華さん
「ふふ、また夜路のハーレムは騒がしくなりそうだな…( ^ω^)♪」
(一方吉良邸…)
私
「(よしッ! 明日、学校で、夜路さんに、この想いを、伝えるんだ!! 頑張れ私!!!)」
(所変わって氷堂邸…)
夜路さん
「へっくし!」
夜路さんのお父様
「なんだ夜路? 風邪か?」
夜路さん
「さあ…分からん、いきなりきた。」
夜路さんのお父様
「ホントか〜(・∀・)ニヤニヤ?」
夜路さん
「…なんなんだよそのツラは( #・ω・)?」
夜路さんのお父様
「いや〜誰かがお前のウワサしてんじゃねえかって思ってな☆」
(冷気が漂う…)
夜路さんのお父様
「ぬおっ寒ッッ!!?」
夜路さん
「どーゆーことかは言わんが、そーゆーのはホント敏感だなア、ええ? 色ボケ親父???」
夜路さんのお父様
「ちょっだから色ボケ親父たあ何だあ、色ボケ親父って!」
夜路さん
「アンタはホント…いいか、俺の恋愛は俺の恋愛だ。アンタがいちいち首突っ込むんじゃあねえって話だよ、この色ボケ親父…( #・ω・)」
夜路さんのお父様
「だから色ボケ親父はやめ…ちょ分かった! 分かったから夜路ッそのッまッ魔力垂れ流すのやめてッッ!! マジで寒いッ寒イイイイイーーーーーッッΣ(・ω・ )!!!」
………
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〜吉良 マリア、いざ!想いを伝えるッッ!!の譚〜
私
「(よし、夜路さんに私の想いを伝えるんだ! もう私は逃げないッッ!!!)」
「…いざ!」
夜路さん
「えっと…マリアさん、どうしたの?」
私
「よッ夜路さん!!」
夜路さん
「!!?」
私
「私ッそのッッ…夜路さんには景華さんがいる、それは分かっています!」
「それを承知で打ち明けますッ! 私もッよッ夜路さんが好きですッッ!! 夜路さんさえ良ければッ私もッ夜路さんのハーレムに加えて頂けますかッッ!?」
(夜路、フリーズ中…)
私
「夜路さん!!?」
景華さん
「夜路。」
(デコピンした)
夜路さん
「痛っ! はっ! ええっとその!」
「…こ、こちらからもよろしくお願いします…(///ω///)!!」
私
「そ、その、ふ、ふ、ふ、不束者ですが、よろしくお願いします(///ω///)」
夜路さん
「押忍ッッ!!!」
(いつの間にか野次馬キメてた)男子生徒達
「「「「「うおおおォォォォォォォォォォーーーーーーーーーッッッ!!!!」」」」」
(歓声が響き渡る!)
私&夜路さん
「「!?」」
私
「な、えっ、えっ!!?」
景華さん
「ゴルアアア、貴様らアア!! 見世物ではないわア!!!」
(ハリセンで叩かれる)
男子生徒達
「「「「「痛い痛い痛い痛い痛い……」」」」」
???
「氷堂。」
夜路さん
「なんだよ、堺?」
堺
「やはり生徒会長はお前にこそ合うというものよ。」
夜路さん
「何の話だよ!?」
堺
「いや〜俺たちも生徒会長狙ってたが…やはり生徒会長を幸せに出来るのはお前しかいないということだ、うん!」
夜路さん
「……だから…何が言いたいのだ…貴様は…?」
(冷気が漂う…)
堺
「俺が言いたいのはだな〜って寒ッッ!!!?」
男子生徒達
「「「「「ひいッッ!!!」」」」」
夜路さん
「…いいか…俺がハーレム築くのは…俺の…そして景華の…意思というもの。貴様ら如きが…いけしゃあしゃあと…横槍を入れてよい話などではないのだ…( #・ω・)!!!」
私
「……(; ゚Д゚)」
「寒ッ!!」
夜路
「…! すまぬ、マリア殿。」
私
「!? 夜路さん!!?」
夜路さん
「凍えさせてしまったな、すまなかった。」
私
「私は大丈夫です! それよりも皆さんを保健室に―」
夜路さん
「ふむ、では行くぞ。遅れるでないぞ、貴様ら。」
男子生徒達
「「「「「は…はい…( ゚Д゚) ゚Д゚) ゚Д゚) ゚Д゚)」」」」」
数分後…
夜路さん
「ごめんごめん、マリアさん!」
私
「い、いいえ! 私は大丈夫です! それより皆さんは大丈夫でしたか?」
夜路さん
「ああ、軽いしもやけを負ったヤツもいたけどみんな大した事は無いってさ。」
私
「よかった…」
夜路さん
「それよりマリアさん。」
私
「はい?」
夜路さん
「その…さっきの話。改めて、よろしくお願いします!」
「まさかマリアさんがあんなに大胆だったなんて…正直すげえびっくりしたっていうか…」
私
「ですよね! もお〜私ったら、言い出しっぺなのに今更恥ずかしくなって来たというか…(///ω///)」
ライラさん
「私たちのことも♡」
アイリスさん
「忘れちゃダメよ♡」
夜路さん
「分かってるって…」
猫崎さん
「私も忘れちゃダメよ〜あ痛ア!」
景華さん
「フン!」
猫崎さん
「シャーッ!!」
景華さん
「ああん?」
夜路さん
「二人共! どうどう…」
私
「!? 猫崎さん!!?」
あの後の猫崎さんの処遇を聞いて驚きました…!!
夜路さん
「俺が言うのもなんだけど…ホントよくアレで済んだよな〜って思ってるわ、今でも。うん正直。」
私
「ホントによくそれだけで済みましたね(;; ゚Д゚)!!」
夜路さん&景華さん
「「全くもってその通りだな……ハハハ…(棒読み)」」
私
「(よ、夜路さんのハーレムに入ったのはいいけど…これは“賑やか”というより“騒々しい”のでは……(; ゚Д゚))」
夜路さん
「あ、そうだ、マリアさん!」
私
「はい?」
夜路さん
「えっとその…ほら! あの“お仕置き”ん時のこと、まさか見られてたとはそれでその…景華から聞いたんだけど…その、ほら、あの時マリアさんが…その、シてたって聞いて、申し訳ないことしたというかなんというか……」
私
「いいいいいいえ! 私こそ、その、景華さんから夜路さんの“悪癖”聞いたときはそれはもう驚愕だったといか…」
「その、お互いの知らなかったこと知ったというか…」
夜路さん
「お恥ずかしい限りです。」
私
「いいえこ、こちらこそ…」
ライラさん&アイリスさん
「「(・∀・)ニヤニヤ」」
夜路さん
「! 二人共、なんだよその目は?」
ライラさん
「いやはやお二人さん…♡」
アイリスさん
「お熱いことで…♡」
夜路さん
「やめんか二人共(`///д///´)!!」
ライラさん&アイリスさん
「「えへへへ♡♡」」
夜路さん
「だからやめて!!!」
賑やかというより騒々しいハーレム……( ゚Д゚)
でも、これはこれでイイのかもしれません。だって“賑やかで騒々しい大所帯”、これがハーレムの醍醐味だと、私は思います!
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Fin.
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ごきげんよう、皆さん。私は吉良 マリア。逢魔学園高等部2年、逢魔学園生徒会長…これが現在の私の、言わば肩書というモノです。
私には現在、悩み事があります。それは……
私
「フフッ、そうですね。」
???
「うむ。」
彼女は斬鬼 景華さん。同学年で逢魔学園風紀委員長。私が気兼ねなく話せる友人の一人。でも私の悩み事は彼女のことではありません。私にはもう一人気兼ねなく話せる友人がいますが、その方のことなんです、私の悩み事は…
???
「よう景華、マリアさん。何の話?」
景華さん
「ああ夜路。昨日お主の家でみんなで見たウサ〇ッチの話をだな。」
私
「!!!?」
夜路さん
「あはは…で、どうだった?」
景華
「相も変わらずの面白さよ、初めて見た日には…正に“抱腹絶倒”とはこのこと也。だったな…。」
夜路さん
「マリアさん? 大丈夫?」
私
「ふえッ!!?」
景華さん
「マリア殿? 顔が赤いぞ?」
私
「ええええええと、その、あの……」
氷堂 夜路さん。風紀委員会副委員長、本当は優しい人で中性的な顔立ちがかっこかわいい方…なんですが、彼こそ私の悩み事なんです。
数日前のあの“お仕置き”…あの時コスプレして、嬉々として“お仕置き”する夜路さんのあのお姿………あれに興奮して(?)私の中の何かの糸切れた、気がしたんです。
気付いたら私はオ〇ニーに及んでいたんです。全くもってお恥ずかしい所をお見せしてしまったんです…。ホントに恥ずかしいです…もうホントに穴があったら入りたい、いいえ“引き籠りたい”、そういう気分です(´///ω///`)
私
「その、ご、ご」
景華さん&夜路さん
「「???」」
私
「ごめんなさァァァァァァァァァァァァァいッッ!!!」
(走り出す!)
(景華&夜路視点↓)
夜路さん
「なんだ、マリアさん? どうしたんだいきなり?」
「そういえば…」
景華さん
「うん?」
夜路さん
「あの“お仕置き”の翌日辺りから様子がおかしいっつーか…」
「いや、あの後景華からマリアさんのこと聞いたからなア……はアア、なんか、申し訳ないことをしたというか…」
景華さん
「まあすぐにでも、一言…かな。」
夜路さん
「はは、だな(;‘∀‘)」
「(つーか話しかけようとしてもすぐ逃げちゃうし…昨日もそうだったし…)」
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〜吉良 マリア、相談するの譚〜
(マリアさん視点↓)
教室にて…
私
「(ああァァァァーーーーーーーッッ!! バカバカバカバカバカァァァァァァァァ私のバカァァァァ……私、また逃げちゃった…ちゃんと相談しないといけないのにィィィィィ…はあア〰〰、このままじゃダメなのに…嫌われちゃったかもって考えたら、なんか夜路さんと顔合わせられないよぉ…嫌われてないといいんだけど…というか今の私を夜路さんはどう思っているんだろう……)」
………
そして自宅にて…
私
「(ああ、夜路さん…あの時の、“お仕置き”の時の夜路さんを思い出したら……ああ、ダメなのに…ダメなのに…)」
気付いたら私はまたオ〇ニーに及んでしまいました…。
ここ数日、家で両親や姉様に隠れてしています。でもその度に夜路さんにヤってほしいと思うようになっているんです。イケないのは分かっています。だって夜路さんは景華さんとお付き合いしているから…私ってばイケないコです。それでもそう思ってしまうんです…
私
「はああ…あッ夜路さん…ああ夜路さアん…はッんんッああッダメッなのにッ、ああッ……夜路さアアん…♡ んッああッああ〜ッッ♡♡」
「………はあ、はあ、はあ、はあ…また、やっちゃったなア…私ったらどうかしてるなあ、ホントに…。」
「(……あれこれ考えても悩んでても仕方ないし…あ、そうだ、うん、こうなったら…)」
私は電話をかけることにしました…
(場所は変わって斬鬼邸…)
(電話が鳴る。)
景華さん
「ん? なんだ、誰だろう?」
(電話を取る)
景華さん
「はい…」
私
『か、景華さん?』
景華さん
「マリア殿? 珍しいではないか、其方から電話してくるとは。」
私
『ええ、実は、その…そ、相談したいことがあって…』
景華さん
「ふむ、して如何なる相談であるか?」
私
『その…あの“お仕置き”以来夜路さんと会うと、あ、あの時オ〇ニーに及んだ私を思い出して…それで夜路さんの顔を、そ、その、ま、ま、ま、ま、まともに見れなくなっているんです…(´///ω///`)。』
景華さん
「…( ゚Д゚) な、なるほど( ゚Д゚)。」
私
『そ、それに…』
景華さん
「? マリア殿?」
私
『そ、その…その恥ずかしさから、ま、またお、お、オ〇ニーするようになってしまって…』
景華さん
「!!!」
ブーーーーッ!!!(飲んでいた麦茶を吹き出した)
「ゲホゲホゲホゲホ…うお、おお…ゲッホ…」
私
『景華さん!!!? だだだだ大丈夫ですか!!?』
景華さん
「ゲホゲホゲホ……だ、大丈夫だ。」
「そッそれにッッ…なッな、ま、マリア殿、えッッ…!!?」
私
『ほっ…』
『そ、それに…』
景華さん
「?」
私
『イケないことだって分かっているんです。なのに…』
景華さん
「マリア殿?」
私
『それに、あの“お仕置き”以来、オ〇ニーに及ぶようになったのと同時に……“夜路さんにあんな風にされたい”って思うようにもなってしまって………(´///ω///`)』
ブーーーーッ!!!(再び吹き出した)
景華さん
「ゲホゲホゲホゲホ…うお、おお…な、なッッ!!!?」
私
『かかかか景華さんンンン!!?』
景華さん
「だ、大丈夫だ…そ、その、それは―」
私
『……私ったらイケないコですよね、ホント。』
景華さん
「マリア殿…」
私
『だって夜路さんには景華さんがいますし……分かっているんです、なのに私、ホントに“あんな風にされたい”って思ってしまうんです…私ってイケないコですか、景華さん?』
景華さん
「マリア殿…」
「…その、私が言うのもなんだが…かつて“72人のフーリーを娶ったとある聖人”の逸話も存在しているし、我々が知らぬだけで、同種異種問わず複数の魔物娘とハーレムを築いた者もいるだろうし…それに一昨日は夜路がハーレム宣言をしたし……………その、私が言いたいのは、その…マリア殿のその気持ちはよく分かる。ならそれは“マリア殿も夜路を好き”、ということなのだろう。」
私
『景華さん…』
景華さん
「そうならば、後はその気持ちを伝えるだけだ。マリア殿も、私が夜路に告白するのを後押ししてくれたではないか。」
私
『景華さん…』
景華さん
「大丈夫だ! 私が傍にいる、だから後はマリア殿の気持ちをぶつけるだけだ!!」
私
『景華さん…!!』
景華さん
「マリア殿の心が固まり次第伝えよう! なあに、私が傍にいるから大丈夫だ!!」
私
『景華さん…はい( ;∀;)! ありがとうございます( ;∀;)!!』
景華さん
「うむ!!」
私
『では明日の放課後、A組教室前で!!』
景華さん
「ああ! また明日!」
私
『はい♡』
(電話、切れた)
景華さん
「ふふ、また夜路のハーレムは騒がしくなりそうだな…( ^ω^)♪」
(一方吉良邸…)
私
「(よしッ! 明日、学校で、夜路さんに、この想いを、伝えるんだ!! 頑張れ私!!!)」
(所変わって氷堂邸…)
夜路さん
「へっくし!」
夜路さんのお父様
「なんだ夜路? 風邪か?」
夜路さん
「さあ…分からん、いきなりきた。」
夜路さんのお父様
「ホントか〜(・∀・)ニヤニヤ?」
夜路さん
「…なんなんだよそのツラは( #・ω・)?」
夜路さんのお父様
「いや〜誰かがお前のウワサしてんじゃねえかって思ってな☆」
(冷気が漂う…)
夜路さんのお父様
「ぬおっ寒ッッ!!?」
夜路さん
「どーゆーことかは言わんが、そーゆーのはホント敏感だなア、ええ? 色ボケ親父???」
夜路さんのお父様
「ちょっだから色ボケ親父たあ何だあ、色ボケ親父って!」
夜路さん
「アンタはホント…いいか、俺の恋愛は俺の恋愛だ。アンタがいちいち首突っ込むんじゃあねえって話だよ、この色ボケ親父…( #・ω・)」
夜路さんのお父様
「だから色ボケ親父はやめ…ちょ分かった! 分かったから夜路ッそのッまッ魔力垂れ流すのやめてッッ!! マジで寒いッ寒イイイイイーーーーーッッΣ(・ω・ )!!!」
………
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〜吉良 マリア、いざ!想いを伝えるッッ!!の譚〜
私
「(よし、夜路さんに私の想いを伝えるんだ! もう私は逃げないッッ!!!)」
「…いざ!」
夜路さん
「えっと…マリアさん、どうしたの?」
私
「よッ夜路さん!!」
夜路さん
「!!?」
私
「私ッそのッッ…夜路さんには景華さんがいる、それは分かっています!」
「それを承知で打ち明けますッ! 私もッよッ夜路さんが好きですッッ!! 夜路さんさえ良ければッ私もッ夜路さんのハーレムに加えて頂けますかッッ!?」
(夜路、フリーズ中…)
私
「夜路さん!!?」
景華さん
「夜路。」
(デコピンした)
夜路さん
「痛っ! はっ! ええっとその!」
「…こ、こちらからもよろしくお願いします…(///ω///)!!」
私
「そ、その、ふ、ふ、ふ、不束者ですが、よろしくお願いします(///ω///)」
夜路さん
「押忍ッッ!!!」
(いつの間にか野次馬キメてた)男子生徒達
「「「「「うおおおォォォォォォォォォォーーーーーーーーーッッッ!!!!」」」」」
(歓声が響き渡る!)
私&夜路さん
「「!?」」
私
「な、えっ、えっ!!?」
景華さん
「ゴルアアア、貴様らアア!! 見世物ではないわア!!!」
(ハリセンで叩かれる)
男子生徒達
「「「「「痛い痛い痛い痛い痛い……」」」」」
???
「氷堂。」
夜路さん
「なんだよ、堺?」
堺
「やはり生徒会長はお前にこそ合うというものよ。」
夜路さん
「何の話だよ!?」
堺
「いや〜俺たちも生徒会長狙ってたが…やはり生徒会長を幸せに出来るのはお前しかいないということだ、うん!」
夜路さん
「……だから…何が言いたいのだ…貴様は…?」
(冷気が漂う…)
堺
「俺が言いたいのはだな〜って寒ッッ!!!?」
男子生徒達
「「「「「ひいッッ!!!」」」」」
夜路さん
「…いいか…俺がハーレム築くのは…俺の…そして景華の…意思というもの。貴様ら如きが…いけしゃあしゃあと…横槍を入れてよい話などではないのだ…( #・ω・)!!!」
私
「……(; ゚Д゚)」
「寒ッ!!」
夜路
「…! すまぬ、マリア殿。」
私
「!? 夜路さん!!?」
夜路さん
「凍えさせてしまったな、すまなかった。」
私
「私は大丈夫です! それよりも皆さんを保健室に―」
夜路さん
「ふむ、では行くぞ。遅れるでないぞ、貴様ら。」
男子生徒達
「「「「「は…はい…( ゚Д゚) ゚Д゚) ゚Д゚) ゚Д゚)」」」」」
数分後…
夜路さん
「ごめんごめん、マリアさん!」
私
「い、いいえ! 私は大丈夫です! それより皆さんは大丈夫でしたか?」
夜路さん
「ああ、軽いしもやけを負ったヤツもいたけどみんな大した事は無いってさ。」
私
「よかった…」
夜路さん
「それよりマリアさん。」
私
「はい?」
夜路さん
「その…さっきの話。改めて、よろしくお願いします!」
「まさかマリアさんがあんなに大胆だったなんて…正直すげえびっくりしたっていうか…」
私
「ですよね! もお〜私ったら、言い出しっぺなのに今更恥ずかしくなって来たというか…(///ω///)」
ライラさん
「私たちのことも♡」
アイリスさん
「忘れちゃダメよ♡」
夜路さん
「分かってるって…」
猫崎さん
「私も忘れちゃダメよ〜あ痛ア!」
景華さん
「フン!」
猫崎さん
「シャーッ!!」
景華さん
「ああん?」
夜路さん
「二人共! どうどう…」
私
「!? 猫崎さん!!?」
あの後の猫崎さんの処遇を聞いて驚きました…!!
夜路さん
「俺が言うのもなんだけど…ホントよくアレで済んだよな〜って思ってるわ、今でも。うん正直。」
私
「ホントによくそれだけで済みましたね(;; ゚Д゚)!!」
夜路さん&景華さん
「「全くもってその通りだな……ハハハ…(棒読み)」」
私
「(よ、夜路さんのハーレムに入ったのはいいけど…これは“賑やか”というより“騒々しい”のでは……(; ゚Д゚))」
夜路さん
「あ、そうだ、マリアさん!」
私
「はい?」
夜路さん
「えっとその…ほら! あの“お仕置き”ん時のこと、まさか見られてたとはそれでその…景華から聞いたんだけど…その、ほら、あの時マリアさんが…その、シてたって聞いて、申し訳ないことしたというかなんというか……」
私
「いいいいいいえ! 私こそ、その、景華さんから夜路さんの“悪癖”聞いたときはそれはもう驚愕だったといか…」
「その、お互いの知らなかったこと知ったというか…」
夜路さん
「お恥ずかしい限りです。」
私
「いいえこ、こちらこそ…」
ライラさん&アイリスさん
「「(・∀・)ニヤニヤ」」
夜路さん
「! 二人共、なんだよその目は?」
ライラさん
「いやはやお二人さん…♡」
アイリスさん
「お熱いことで…♡」
夜路さん
「やめんか二人共(`///д///´)!!」
ライラさん&アイリスさん
「「えへへへ♡♡」」
夜路さん
「だからやめて!!!」
賑やかというより騒々しいハーレム……( ゚Д゚)
でも、これはこれでイイのかもしれません。だって“賑やかで騒々しい大所帯”、これがハーレムの醍醐味だと、私は思います!
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Fin.
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22/11/18 20:00更新 / bj12.bom
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