後編
「ブツブツブツブツブツ」
自分のクラスの自分の席で花菱 千華は考えていた
先日、通学路で密かに想いを寄せている幼馴染の田鹿 明から
『今度一切自分に近寄るな』と言われてから明から露骨に避けられる
完全に無視、如何足掻いても、無視
そのせいで精神的に不安定になって来ている
「何で明は私を無視するのよ何で何で」
「あ、あのー・・・ビッシー?( ̄_ ̄ i)」
「・・・楽太郎?何の用?」
「ちょいとお話をね・・・時間有る?(; ̄ー ̄A」
「明にアンタと付き合ってると勘違いされたら困る」
「いや、そう言わないでよアッキーの話なんだからさ(;´Д`A ```」
「明の?なら行く」
―屋上―
「何で屋上に・・・」
「屋上は色々都合が良いんだよ( ̄ー ̄;
で本題なんだけど、アッキーと喧嘩でもしたの?(; ̄ー ̄)」
「喧嘩なんてしてない!!明が一方的に怒ってるだけなの!!」
「アッキーが一方的に?イマイチイメージ湧かないけど・・・(゜Д゜;)」
「私は何もしていない筈なのに明が一方的に自分に近寄るなって・・・」
千華は涙を流しながら言葉を紡ぐ
「・・・・・本題に入るよ「(ーヘー;)
君がそんな状態になってるからアッキーが何かしたんじゃないかって
君のクラスの連中が明をボコろうとしているスクリュードライバー!!(((((( -_-)=)=)=)=[]二)*
流石にそれは不味いだろうと思い
君達の喧嘩を仲裁しようかと思って来た次第ですオチャイル?( ̄ー ̄)_旦~~」
「~~旦_(-ω- ) ドモドモ・・・でも仲裁出来るの?」
「大丈夫だよ!!( ̄∇ ̄)ノ・タブン、エキサイトしたらあたしが止めるし( ̄∇ ̄)ノ・タブン」
「タブンッテナンダヨ、それで仲裁って具体的に何をするの」
「アッキーが君への不満と今回の件の原因を述べ
君が原因を謝罪し不満解消へ努力すれば許してもらえるさ く( ̄△ ̄)ノ」
「そ、それで大丈夫?明は許してくれる?」
「許さないよ」
「・・・・・え?」
「・・・・・ゑ?(; ̄Д ̄)」
話をしていた2人の後ろから声が聞こえた
「あ、アッキー!!い、一体何時から!?(`□´/)/ 」
「『喧嘩なんてしてない!!』ってそいつが言った所から」
「・・・・・聞いていたなら話は早い( ̄д ̄)
君のビッシーに対する不満を」
「そいつへの不満は全てだ」
「・・・す、全て?」
「存在その物が許せない」
「・・・えーっと・・・マジで何したビッシー(; ̄Д ̄)」
「な、何が不満だって言うのよ!!」
「だから、お前がこの世に存在している事自体が許せない」
「そんなの答えになってないよ!!」
「お前・・・バレて無いと思った?仮にも幼馴染だぞ?
まぁ僕も言われるまで全然気付いて無かったけどさ」
「言われた!?誰に!?」
「千華に」
「私に!?」
「お前じゃない、千華に言われた」
「・・・如何言う意味?」
「惚けるのはもう止せ、もう何もかも分かっているんだよ」
「だから何の話!?」
「お前・・・成り済ましてるだけだろ」
「それって一体何の話!?」
「・・・もう良い」
「え?」
「もう良いと言ってるだろうっ!!誤魔化しは止せっ!!
一体お前は誰なんだっ!!何で千華の格好をしているっ!!」
「え?え?え?」
「( ̄_ ̄ )。o0○・・・何となく話の内容が掴めた・・・様な気がする(-_-)」
「え?本当!?」
「アッキー、1つだけ質問良いかな( ~д~)」
「構わないよ」
「貴方の彼女は誰ですか( ̄ー ̄)」
「花菱 千華です」
「わ、私!?」
「お前じゃねぇよ!!」
「・・・ど、同姓同名の他人?」
「いや、お前千華じゃないだろ?」
「え?」
「だーかーら」
「はいストッープ( ̄▽ ̄)乂」
明と千華の間に入った楽太郎
「話の内容は何となく分かった(  ̄口 ̄)ノ
アッキーはさっさと帰った帰った(  ̄口 ̄)ノ」
「・・・・・」
黙って立ち去る明
「・・・・・ドッペルゲンガーだッ!!○ ̄□ ̄)=○」
「・・・何が?」
「いや、だから・・・・・ドッペルゲンガーだッ!!○ ̄□ ̄)=○」
「・・・・・ドッペルって・・・もう1人の自分的な?」
「そう!!それ!!( ̄ー ̄)そのドッペルゲンガーがアッキーの彼女と言う事だッ!!○ ̄□ ̄)=○
でそのドッペルゲンガーが『自分が本物で今学校に来ているのがドッペルゲンガー』とか
そう言う事をアッキーに言っているんだッ!!○ ̄□ ̄)=○」
「いやドッペルなのてこの世に居る訳」
「じゃあ君の姿形をして尚且つアッキーが『この子は千華だな』
と思うだけの証拠を知っている誰かで、良いよ( ̄。 ̄)」
「・・・そんな奴が居る?」
「アッキーの事が好き過ぎる奴、或いは本当に君のドッペルゲンガーなら・・・( ̄― ̄)」
「許せない、明を付回してソイツの首根っこ圧し折ってやる」
「おいおい、そんな事しても明が君に靡くとは思えないぜ( ̄Д ̄;;
彼は一生君を恨んで生き続けると予想する( ̄ー ̄;」
「だって・・・許せないでしょ!?私と明は幼馴染!!その関係性を奪われるなんて!!」
「ちょっと真面目に話しても良いかな」
「・・・別に構わないけど」
屋上の空気が重くなる
「お前さ、アッキーの事を邪険に扱ってたじゃん、関係性も糞も無いと思うけど?」
「そ、それは・・・」
「そのせいでクラスで孤立してたし」
「え?」
「知らなかったの?それで自殺まで考えてたらしいぜアイツ
自殺は決行寸前に僕の知り合いが止めたらしいけどさ」
「そ、そんな・・・」
「何でそんな顔してんだ?はっきり言って如何でも良いんじゃないのか?君にとっては」
「・・・え?」
「別に彼の事、好きとかじゃないだろ?ここまでやって『明の事好きー』
なんて頭が可笑しい奴の台詞だぞ、あ、アレか?俗に言うツンデレか?
そんなに現実じゃ通用しませんから!!あんな物二次元でしか存在しません!!」
「・・・・・私は・・・如何すれば良いの」
千華は泣きながら膝を落とす
「ヾ(^^ )ヨシヨシそんなに泣くな、普通ならばもう手の施しようが無いが
この超絶天才策士楽太郎様が貴様に策を与えてやろう、生涯恩を忘れず感謝したまえヽ( ̄∀ ̄)ノ」
「ほん・・・と・・・?」
「マジマジヽ⌒∇⌒)ノじゃあ貴様に策を伝授しよう、それは・・・」
―放課後、帰宅途中―
帰宅する明の後を追う千華
『明の後を追いかけて彼の言う本物の千華とやらを観察しよう|ー ̄)
まずは情報を集めるんだ(ノ ̄▽ ̄)ノ』
先程の楽太郎の言葉を思い出し、こっそりと明の後を尾行する
明は家に真っ直ぐ帰らずに教会へ向かった
「教会・・・?なんでこんな所に・・・?」
教会の中に入って行く明、後を追おうか迷う千華
「如何しました?」
「!?」
後ろから声をかけられて驚く千華
「あ、貴女は・・・」
「当教会のシスターです・・・おや?千華さんじゃないですか、何故こんな所に?」
「貴女・・・私を知っているの?」
「知っているも何も・・・あぁそういう事ですか」
「な、何を言っているの?」
「付いて来なさい」
シスターは教会の中に入り祭壇を弄くり隠し階段を出した
「な、何コレ・・・?」
「さぁどうぞ先に進んで下さい」
「え?」
「彼が待っていますよ?」
「・・・・・」
千華は階段を降りて通路に出た、通路には幾つものドアが有った
「・・・どのドアに入れば・・・?」
千華は初めて入った筈なのに見覚えが有る感覚に襲われる
「・・・・・」
つかつかと歩いてドアの一つに手をかけて少し開ける
「・・・・・」
ドアの隙間から部屋の中を見る、そこにはベットの上で寄り添う明と自分の姿
「!?」
「・・・ニッ」
戸惑う自分を見て微かに笑う自分
「ねぇ明、シヨっか?」
「なっ、なななななっ!?ちょ、ちょっと千華!?」
「キスだよ」
「あぁ何だ、って改めてするとちょっと照れるな・・・」
「前は急に唇奪われたからねー・・・」
にひひと笑う千華、そして触れ合う唇
「・・・・・」
ドアの外から見る千華、ドアの中から見られている千華は困惑した
この光景に既視感が有る
自分が明と遊園地でデートした時に唇を奪われた事を"思い出した"
「・・・な、何で・・・」
自分の足元が揺れる、自分の立ち位置があやふやになる
本当に自分はここに居るのか?目の前のもう一人の自分と言う非現実に現実が揺れる
次々と思い出す身に覚えの無い思い出、そして唇の感触
まるで目の前のもう一人の自分と繋がって行く様な感覚
胸が高鳴り鼓動が激しくなりその場に座り込む千華
「・・・・・」
「・・・・・」
ベットから立ち上がる千華
「如何したの千華?」
明を後目にドアを開く千華
「あっ・・・」
「!?お、お前偽物の方の!?」
慌てて立ち上がる明を静止する千華
「・・・・・」
千華が千華と触れ合う
そして外から覗いていた千華は全てを理解した
「・・・うん、うん、そうだよね、うん」
「うん、じゃあ行こうか」
千華は立ち上がり、二人の千華は明を挟み込む様にベットに座り直す
「え・・・?いや千華?」
「「なぁに?」」
「え?いや片方偽物だろ?」
「「何で?」」
「何でって・・・」
「「私は明の事好きだけど?」」
「・・・・・え?え?」
「「本物が二人でも良いじゃない」」
二人の千華はそれぞれ片手で明の手を拘束した
「ちょ、ちょっと?」
「「なぁに?」」
手際良く息もピッタリに次々と明の服を脱がせていく千華達
「な、何するん」
千華の一人が抗議をキスで塞ぎ服を脱がせていき裸になった明
千華達も服を脱ぐ
「ぷはっ・・・ちょ、ちょっと・・・」
「じゃあ私が先で」
「うん、良いよ」
明をベットに押し倒し自分の腰を明の腰に擦り合わせる千華
徐々に明の欲望が膨れ上がる
「こ、これ不味いって!!」
「「何で?」」
「何でって・・・まだ学生だし・・・」
「良いよ別に」
「そうそう、愛し合う私達の前にそんな理屈通らない、よ!!」
明の言葉を遮る様に膨れ上がった明を自身の中に挿入し破瓜の血が流れ涙する千華
「だ、大丈夫?」
「ん・・・平気・・・じゃあ動くね」
腰を卑猥に上下に動かす千華、水音が部屋を包む
「はぁ・・・はぁ・・・よいっしょっと」
明の下に潜り込むもう一人の千華、明の背に千華の胸が当たる
「何やって・・・」
「いやぁ手伝ってあげようかなぁって」
明を抱きかかえる様に持ち上げ激しく前後に揺らす千華
「あぁ!!」
「ちょ、千華激し過ぎ・・・」
「あぁ!!私もイク!!」
リズミカルに明を動かし腰を動かす千華、そして最奥で果てる明
明の下の千華も共に絶叫する
「はぁ・・・はぁ・・・」
「あぁ・・・気持ちイイ・・・さいっこー・・・」
「はぁ・・・イイ・・・」
ぺたりとベットに倒れる千華、ぬるりと明の下から出て来る千華
「じゃあ次は私の番ね」
「え・・・ちょっと、今敏感」
「えい」
構わず挿入し腰を上下に動かす千華
「ちょ、これじゃ直ぐに」
「いっちゃえー♪」
明は宣言通りに直ぐに達し、千華はベットに倒れた
「冷製になって考えるとさどっちが本物なの?」
交わって少し経った後に尋ねる明
「うーん・・・どっちが?本物なのかな?」
「さぁねぇ・・・私は明とこの間遊園地に行った記憶が有るよ?」
「私だって有るよ」
「え?いや有る訳だ無いだろう」
「でもさ、どっちが本物とか如何でも良くない?」
「そうね」
「いや良くは無いだろう」
「「何で?私達二人共明の事好きだよ?」」
「いや、でも・・・僕の事が嫌いな偽物が」
「「そんな奴最初から居なかった、私達は明の事が好きで明も私達の事が好き
それで良いじゃない?」」
明の両脇から耳元で囁く千華
「・・・それで良いのかなぁ?」
「「良いのよ」」
―翌日、屋上―
「ありがとう楽太郎、アンタのお陰で正式に明と付き合う事になったわ」
「うえっ!?(`□´/)/ 昨日の今日で!?(゚д゚)」
「うん」
千華は楽太郎に屋上に再び呼び出されてその時に礼を言った
「何が有ったか聞かないよ( ̄ー ̄;所で今日呼んだのは聞きたい事が有ったからなんだが・・・」
「聞きたい事?」
「君、昨日と同じ人?」
真剣な口調で問う楽太郎
「さぁ?本物か偽物か、昨日と同じか違うか、私にとっては如何でも良い話よ
肝心なのは私が何を思っているかだよ」
「・・・つまり?」
「私は明が好きって事さ」
自分のクラスの自分の席で花菱 千華は考えていた
先日、通学路で密かに想いを寄せている幼馴染の田鹿 明から
『今度一切自分に近寄るな』と言われてから明から露骨に避けられる
完全に無視、如何足掻いても、無視
そのせいで精神的に不安定になって来ている
「何で明は私を無視するのよ何で何で」
「あ、あのー・・・ビッシー?( ̄_ ̄ i)」
「・・・楽太郎?何の用?」
「ちょいとお話をね・・・時間有る?(; ̄ー ̄A」
「明にアンタと付き合ってると勘違いされたら困る」
「いや、そう言わないでよアッキーの話なんだからさ(;´Д`A ```」
「明の?なら行く」
―屋上―
「何で屋上に・・・」
「屋上は色々都合が良いんだよ( ̄ー ̄;
で本題なんだけど、アッキーと喧嘩でもしたの?(; ̄ー ̄)」
「喧嘩なんてしてない!!明が一方的に怒ってるだけなの!!」
「アッキーが一方的に?イマイチイメージ湧かないけど・・・(゜Д゜;)」
「私は何もしていない筈なのに明が一方的に自分に近寄るなって・・・」
千華は涙を流しながら言葉を紡ぐ
「・・・・・本題に入るよ「(ーヘー;)
君がそんな状態になってるからアッキーが何かしたんじゃないかって
君のクラスの連中が明をボコろうとしているスクリュードライバー!!(((((( -_-)=)=)=)=[]二)*
流石にそれは不味いだろうと思い
君達の喧嘩を仲裁しようかと思って来た次第ですオチャイル?( ̄ー ̄)_旦~~」
「~~旦_(-ω- ) ドモドモ・・・でも仲裁出来るの?」
「大丈夫だよ!!( ̄∇ ̄)ノ・タブン、エキサイトしたらあたしが止めるし( ̄∇ ̄)ノ・タブン」
「タブンッテナンダヨ、それで仲裁って具体的に何をするの」
「アッキーが君への不満と今回の件の原因を述べ
君が原因を謝罪し不満解消へ努力すれば許してもらえるさ く( ̄△ ̄)ノ」
「そ、それで大丈夫?明は許してくれる?」
「許さないよ」
「・・・・・え?」
「・・・・・ゑ?(; ̄Д ̄)」
話をしていた2人の後ろから声が聞こえた
「あ、アッキー!!い、一体何時から!?(`□´/)/ 」
「『喧嘩なんてしてない!!』ってそいつが言った所から」
「・・・・・聞いていたなら話は早い( ̄д ̄)
君のビッシーに対する不満を」
「そいつへの不満は全てだ」
「・・・す、全て?」
「存在その物が許せない」
「・・・えーっと・・・マジで何したビッシー(; ̄Д ̄)」
「な、何が不満だって言うのよ!!」
「だから、お前がこの世に存在している事自体が許せない」
「そんなの答えになってないよ!!」
「お前・・・バレて無いと思った?仮にも幼馴染だぞ?
まぁ僕も言われるまで全然気付いて無かったけどさ」
「言われた!?誰に!?」
「千華に」
「私に!?」
「お前じゃない、千華に言われた」
「・・・如何言う意味?」
「惚けるのはもう止せ、もう何もかも分かっているんだよ」
「だから何の話!?」
「お前・・・成り済ましてるだけだろ」
「それって一体何の話!?」
「・・・もう良い」
「え?」
「もう良いと言ってるだろうっ!!誤魔化しは止せっ!!
一体お前は誰なんだっ!!何で千華の格好をしているっ!!」
「え?え?え?」
「( ̄_ ̄ )。o0○・・・何となく話の内容が掴めた・・・様な気がする(-_-)」
「え?本当!?」
「アッキー、1つだけ質問良いかな( ~д~)」
「構わないよ」
「貴方の彼女は誰ですか( ̄ー ̄)」
「花菱 千華です」
「わ、私!?」
「お前じゃねぇよ!!」
「・・・ど、同姓同名の他人?」
「いや、お前千華じゃないだろ?」
「え?」
「だーかーら」
「はいストッープ( ̄▽ ̄)乂」
明と千華の間に入った楽太郎
「話の内容は何となく分かった(  ̄口 ̄)ノ
アッキーはさっさと帰った帰った(  ̄口 ̄)ノ」
「・・・・・」
黙って立ち去る明
「・・・・・ドッペルゲンガーだッ!!○ ̄□ ̄)=○」
「・・・何が?」
「いや、だから・・・・・ドッペルゲンガーだッ!!○ ̄□ ̄)=○」
「・・・・・ドッペルって・・・もう1人の自分的な?」
「そう!!それ!!( ̄ー ̄)そのドッペルゲンガーがアッキーの彼女と言う事だッ!!○ ̄□ ̄)=○
でそのドッペルゲンガーが『自分が本物で今学校に来ているのがドッペルゲンガー』とか
そう言う事をアッキーに言っているんだッ!!○ ̄□ ̄)=○」
「いやドッペルなのてこの世に居る訳」
「じゃあ君の姿形をして尚且つアッキーが『この子は千華だな』
と思うだけの証拠を知っている誰かで、良いよ( ̄。 ̄)」
「・・・そんな奴が居る?」
「アッキーの事が好き過ぎる奴、或いは本当に君のドッペルゲンガーなら・・・( ̄― ̄)」
「許せない、明を付回してソイツの首根っこ圧し折ってやる」
「おいおい、そんな事しても明が君に靡くとは思えないぜ( ̄Д ̄;;
彼は一生君を恨んで生き続けると予想する( ̄ー ̄;」
「だって・・・許せないでしょ!?私と明は幼馴染!!その関係性を奪われるなんて!!」
「ちょっと真面目に話しても良いかな」
「・・・別に構わないけど」
屋上の空気が重くなる
「お前さ、アッキーの事を邪険に扱ってたじゃん、関係性も糞も無いと思うけど?」
「そ、それは・・・」
「そのせいでクラスで孤立してたし」
「え?」
「知らなかったの?それで自殺まで考えてたらしいぜアイツ
自殺は決行寸前に僕の知り合いが止めたらしいけどさ」
「そ、そんな・・・」
「何でそんな顔してんだ?はっきり言って如何でも良いんじゃないのか?君にとっては」
「・・・え?」
「別に彼の事、好きとかじゃないだろ?ここまでやって『明の事好きー』
なんて頭が可笑しい奴の台詞だぞ、あ、アレか?俗に言うツンデレか?
そんなに現実じゃ通用しませんから!!あんな物二次元でしか存在しません!!」
「・・・・・私は・・・如何すれば良いの」
千華は泣きながら膝を落とす
「ヾ(^^ )ヨシヨシそんなに泣くな、普通ならばもう手の施しようが無いが
この超絶天才策士楽太郎様が貴様に策を与えてやろう、生涯恩を忘れず感謝したまえヽ( ̄∀ ̄)ノ」
「ほん・・・と・・・?」
「マジマジヽ⌒∇⌒)ノじゃあ貴様に策を伝授しよう、それは・・・」
―放課後、帰宅途中―
帰宅する明の後を追う千華
『明の後を追いかけて彼の言う本物の千華とやらを観察しよう|ー ̄)
まずは情報を集めるんだ(ノ ̄▽ ̄)ノ』
先程の楽太郎の言葉を思い出し、こっそりと明の後を尾行する
明は家に真っ直ぐ帰らずに教会へ向かった
「教会・・・?なんでこんな所に・・・?」
教会の中に入って行く明、後を追おうか迷う千華
「如何しました?」
「!?」
後ろから声をかけられて驚く千華
「あ、貴女は・・・」
「当教会のシスターです・・・おや?千華さんじゃないですか、何故こんな所に?」
「貴女・・・私を知っているの?」
「知っているも何も・・・あぁそういう事ですか」
「な、何を言っているの?」
「付いて来なさい」
シスターは教会の中に入り祭壇を弄くり隠し階段を出した
「な、何コレ・・・?」
「さぁどうぞ先に進んで下さい」
「え?」
「彼が待っていますよ?」
「・・・・・」
千華は階段を降りて通路に出た、通路には幾つものドアが有った
「・・・どのドアに入れば・・・?」
千華は初めて入った筈なのに見覚えが有る感覚に襲われる
「・・・・・」
つかつかと歩いてドアの一つに手をかけて少し開ける
「・・・・・」
ドアの隙間から部屋の中を見る、そこにはベットの上で寄り添う明と自分の姿
「!?」
「・・・ニッ」
戸惑う自分を見て微かに笑う自分
「ねぇ明、シヨっか?」
「なっ、なななななっ!?ちょ、ちょっと千華!?」
「キスだよ」
「あぁ何だ、って改めてするとちょっと照れるな・・・」
「前は急に唇奪われたからねー・・・」
にひひと笑う千華、そして触れ合う唇
「・・・・・」
ドアの外から見る千華、ドアの中から見られている千華は困惑した
この光景に既視感が有る
自分が明と遊園地でデートした時に唇を奪われた事を"思い出した"
「・・・な、何で・・・」
自分の足元が揺れる、自分の立ち位置があやふやになる
本当に自分はここに居るのか?目の前のもう一人の自分と言う非現実に現実が揺れる
次々と思い出す身に覚えの無い思い出、そして唇の感触
まるで目の前のもう一人の自分と繋がって行く様な感覚
胸が高鳴り鼓動が激しくなりその場に座り込む千華
「・・・・・」
「・・・・・」
ベットから立ち上がる千華
「如何したの千華?」
明を後目にドアを開く千華
「あっ・・・」
「!?お、お前偽物の方の!?」
慌てて立ち上がる明を静止する千華
「・・・・・」
千華が千華と触れ合う
そして外から覗いていた千華は全てを理解した
「・・・うん、うん、そうだよね、うん」
「うん、じゃあ行こうか」
千華は立ち上がり、二人の千華は明を挟み込む様にベットに座り直す
「え・・・?いや千華?」
「「なぁに?」」
「え?いや片方偽物だろ?」
「「何で?」」
「何でって・・・」
「「私は明の事好きだけど?」」
「・・・・・え?え?」
「「本物が二人でも良いじゃない」」
二人の千華はそれぞれ片手で明の手を拘束した
「ちょ、ちょっと?」
「「なぁに?」」
手際良く息もピッタリに次々と明の服を脱がせていく千華達
「な、何するん」
千華の一人が抗議をキスで塞ぎ服を脱がせていき裸になった明
千華達も服を脱ぐ
「ぷはっ・・・ちょ、ちょっと・・・」
「じゃあ私が先で」
「うん、良いよ」
明をベットに押し倒し自分の腰を明の腰に擦り合わせる千華
徐々に明の欲望が膨れ上がる
「こ、これ不味いって!!」
「「何で?」」
「何でって・・・まだ学生だし・・・」
「良いよ別に」
「そうそう、愛し合う私達の前にそんな理屈通らない、よ!!」
明の言葉を遮る様に膨れ上がった明を自身の中に挿入し破瓜の血が流れ涙する千華
「だ、大丈夫?」
「ん・・・平気・・・じゃあ動くね」
腰を卑猥に上下に動かす千華、水音が部屋を包む
「はぁ・・・はぁ・・・よいっしょっと」
明の下に潜り込むもう一人の千華、明の背に千華の胸が当たる
「何やって・・・」
「いやぁ手伝ってあげようかなぁって」
明を抱きかかえる様に持ち上げ激しく前後に揺らす千華
「あぁ!!」
「ちょ、千華激し過ぎ・・・」
「あぁ!!私もイク!!」
リズミカルに明を動かし腰を動かす千華、そして最奥で果てる明
明の下の千華も共に絶叫する
「はぁ・・・はぁ・・・」
「あぁ・・・気持ちイイ・・・さいっこー・・・」
「はぁ・・・イイ・・・」
ぺたりとベットに倒れる千華、ぬるりと明の下から出て来る千華
「じゃあ次は私の番ね」
「え・・・ちょっと、今敏感」
「えい」
構わず挿入し腰を上下に動かす千華
「ちょ、これじゃ直ぐに」
「いっちゃえー♪」
明は宣言通りに直ぐに達し、千華はベットに倒れた
「冷製になって考えるとさどっちが本物なの?」
交わって少し経った後に尋ねる明
「うーん・・・どっちが?本物なのかな?」
「さぁねぇ・・・私は明とこの間遊園地に行った記憶が有るよ?」
「私だって有るよ」
「え?いや有る訳だ無いだろう」
「でもさ、どっちが本物とか如何でも良くない?」
「そうね」
「いや良くは無いだろう」
「「何で?私達二人共明の事好きだよ?」」
「いや、でも・・・僕の事が嫌いな偽物が」
「「そんな奴最初から居なかった、私達は明の事が好きで明も私達の事が好き
それで良いじゃない?」」
明の両脇から耳元で囁く千華
「・・・それで良いのかなぁ?」
「「良いのよ」」
―翌日、屋上―
「ありがとう楽太郎、アンタのお陰で正式に明と付き合う事になったわ」
「うえっ!?(`□´/)/ 昨日の今日で!?(゚д゚)」
「うん」
千華は楽太郎に屋上に再び呼び出されてその時に礼を言った
「何が有ったか聞かないよ( ̄ー ̄;所で今日呼んだのは聞きたい事が有ったからなんだが・・・」
「聞きたい事?」
「君、昨日と同じ人?」
真剣な口調で問う楽太郎
「さぁ?本物か偽物か、昨日と同じか違うか、私にとっては如何でも良い話よ
肝心なのは私が何を思っているかだよ」
「・・・つまり?」
「私は明が好きって事さ」
19/03/21 22:03更新 / Mr.後困る
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