読切小説
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七夕の出来事?
今日は七月七日、七夕だ。年にたった一度だけの織姫と彦星が会える、とてもロマンチックで特別な日なのだ。

いいよね、いつもは会いたくても会えない恋人同士が今日だけは愛し合えるなんて。

いいなぁー、ボクもそんな恋をしてみたい……けど、今の彼氏さんと一年間会えないのは辛いからやっぱり嫌かも。

でも、そう考えると織姫ってすごいなぁ一年間も会えないのなんかボクだったら耐えられないよ、すっごい信頼関係があったんだろうなぁ。

そんなこと考えてたらボクの彦星にも会いたくなっちゃった。

「誰が彦星だ、誰が」

おお?マイスイート彦星だ!いつからそこにいたの?

「最初から居たから、お前が妄想垂れ流してるのも聞いてたから。つかマイスイート彦星って何なんだよ?」

なんと、ここの織姫と彦星はいつでも一緒だったのか!!マイスイート彦星ってのはキミの事ね。

「意味分からないからな、その例え」

いや、だからさボクが織姫でキミが彦星。だけどボク達はいつも一緒にいるじゃん?

「あぁ、そうだな。大抵は一緒に居るな。でもお前が織姫、俺が彦星ってのはないんじゃないのか?」

そこは気にしなくていいの、そっちの方がロマンチックなんだからさ。でもボク達は織姫と彦星と違って毎日一緒に居るから寂しくないねってこと。

「ごめん、何がなんだかさっぱりだ」

……ボクの愛が伝わらなかったの!?そんな……信じていたのに。

「なんなの?それで伝わった方が怖いからな」

えーボクとキミはツーカーだと思ってたのにー。

「いや、無いから。俺はちゃんと言ってもらえないと分からないからね」

えー、ボクはキミの気持ち分かるのに。

「じゃあ、今どんなこと思ってるか言ってみて」

アイラブユー、愛してるよ、もうお前しか見えないからな。

「お前の思ってることじゃねぇかよ!!」

ボクは早くちゅっちゅらびゅらびゅできる関係になりたいな。としか考えてないよ?

「……女の子ですよね、あなた。何でそんなに飢えてるんですか?」

好きな人とHしたいってのは当たり前だよ?キミだってボクに欲情したりするでしょ?

「いや、するけどさぁ」

だったらいいじゃない性欲は大事だよ、三大欲求!!

「あなた女性ですよね!!」

でも魔物ですからエロエロですよ?大体好きな人とエッチするのは女の子にとって至福の時なんだよ。

「涎たらしながら言わんでください」

どっかの誰かがおあずけしてるのが悪いんです!ブーだ。

「そんなこと言われても困るんですけど、ヘタレが嫌なら他の人と付き合えばいいじゃん」

それは嫌、ボクはキミだからスキなんだから。他の人なんか考えられるわけないじゃん。ボクは織姫のように一途なんだからね。

「よくもまぁそんな恥ずかしいことを平然といえるな」

だって愛してるもん、愛があればなんだってできるんだよ。

「あーもう、分かったよ。だから今はキスだけで我慢してくれよ?」

えへへー、ありがとね。
14/09/17 08:43更新 / アンノウン

■作者メッセージ
短冊に書かれたメッセージ
[いっぱいちゅっちゅらびゅらびゅできますように]
[いつまでもコイツと居られますように]

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