連載小説
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クリスマス、そして…後編
しばらくして、彼女は口を開く

フラマ『どうしたら…』

純「そうだな…」

避けられない問題を、答えは出るかわからないが考える

純「もしかしたら…!」

フラマ『??』

純「出てくれよ…!」

俺はある番号に掛けた

純「…」

???『もしもし?』

純「よし、出てくれた…蒼蓮先生、今大丈夫ですか?」

蒼蓮『大丈夫ですよ、どうしたのかしら?』

純「はい、実は…」

俺は冬休みにホームステイに来たのが魔物娘であること、そして互いの想いを通わせたことを話した

純「転校手続きってどうしたら良いですか?」

フラマ『!』

蒼蓮『あら、随分早く春が来たのね〜』

純「…はい。」

蒼蓮『なら、そうね…』

先生は俺にこれからのことの話をしてくれた

純「はい、はい、わかりました。なら始業式の日に用意します」

蒼蓮『なら、1ヶ月ね♪』

話がまとまったので電話を切る

純「よし…」

フラマ『ジュン…』

純「転校手続きを、始業式当日にしてもらえることになった」

フラマ『…❤️』

純「俺の見立てでは、1ヶ月かな…」

フラマ『始業式始まってから?』

純「ああ、向こうの学校とかにも連絡せんといけんし」

フラマ『…よかったの?』

純「??」

フラマ『学校に、友達とか居たでしょ?』

純「いや、グイグイ来る学校の魔物に全員くっつけた」

フラマ『あ…なるほど…』

純「なわけで冬休み前までバイトしてたからある程度金もあるんだわ」

フラマ『ふふ…❤️』

純「まあ、それでも1ヶ月はかかると考えてくれ…」

フラマ『うん…』

純「とりあえず、これで予定はある程度立ったな…」

フラマ『…ありがとう』

純「??」

フラマ『普通の魔物なら自分から来るから』

純「ここの環境はフラマにはキツいだろ…」

フラマ『うん…』

純「なら、俺がそっちいけば良いだろ?」

フラマ『まあ、それはそうなんだけど…』

純「??」

フラマ『親御さん…』

純「フラマが来ることを言わんかったなら、こっちもな」

フラマ『うわぁ…』

彼女は苦笑いこそしているが嬉しそうなのは隠せていない

純「さて、と」

フラマ『???』

純「今のうちに下準備だけはしておかんと」

フラマ『ふふ…❤️』

幸い、修学旅行が近かったのでトランクは買ってある。そこに着替え等を詰めていく

純「とりあえず、こんなものか」

彼女の故郷の気温を聞き、その気温に合わせた服装を聞き、高校の制服はどうなっているのかを聞く

純「そういえば」

フラマ『??』

純「制服ってどうなってるんだ?」

フラマ『ないよ』

純「え」

フラマ『私服登校』

純「な、なるほど…」

と言いつつも制服はいれる

フラマ『???』

純「逆にこっちの世界の制服なら映えるだろ?」

フラマ『納得!』

そのまま荷造りを進めていく

純「とりあえず、今出来そうなのはこんなものか」

フラマ『ふふ…❤️』

純「あと、わかってると思うが」

フラマ『うん…♪ジュンの親御さんには黙ってるから』

そんなことを話していると風呂が沸いたらしい

純「さて、お先どうぞ」

フラマ『ん…』

彼女はそのまま浴室に向かった

純「…」

実は、彼女にもひとつだけ嘘をついている…これは俺からのサプライズだ。


続く




21/12/13 21:54更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです

次回に続きます

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