chapter2 爆心地
これはアッシュが魔物たちと出会い記憶の場所へ行った当日、ある教国の話…
???「…」
俺はアルフレッド、ロスタル神聖教国の第二勇者だ。
アルフレッド「…ここか」
最近は魔物が侵攻してきていないので俺は数年前に大爆発を起こし廃墟となった都市の調査に来たわけだ。
「さて、行くか」
俺は一人で調査に行くことになった、まあ魔物を殺すのを躊躇ってしまった上で追い返して居るから防衛の要として役にはたっても今は特に役に立たないからだろう…
「ここか…?」
到着したが、やはりと言うか廃墟は所々風化している。移動に支障はないのでそのまま進んでいくが、特に異常はない…
「…?」
進んでいくと、誰かがいる…様子を見るが、服装といい賊には見えない
「奴はなんのために…」
俺は隠れて様子を見ることにした、下手に事を荒立てるよりは危険を察知したら攻撃すれば良さそうにも見える…もしかすれば彼はここの出身なのかもしれない
「…?」
そのまま進んでいくが、彼は爆心地のクレーターから少し離れたところに移動した彼はそこの地面を探る。するとそこには隠し扉らしきものがあるようだ
「…??」
下手につけて事を荒立てるよりは彼が去った後に調べてみた方が良いだろう
「出てきたか…」
彼は手首に腕輪のようなものをつけている…金銭的なものとしてはそこまで価値がありそうにも見えない、どういうことだ?賊ではないのか…?と考えていると彼は俺に気づいているのか居ないのかは分からないが彼廃墟と化した街であったここから出ていった…
「よし、調査してみるか…」
俺も彼が探っていた隠し扉を探り、近くに落ちていた2メートル弱の金属製の棒を持つ
「…これか、頼む…開いてくれよ…!」
取っ掛かりを引っ張ると隠し扉は開いた
「よし…」
そのまま地下への階段を下りていく…そこにあったのは、壊し尽くされた研究施設の設備らしきものだった…
「…これは、研究所かなにかか?だとしたら、あいつが壊したのかそれとも別の原因で壊れたのか…今となっては分からんか…」
壊し尽くされた設備のなかで、何か手掛かりはないか?と探していると…
アルフレッド「これは…本?」
壊し尽くされていたが本が一冊だけ落ちていた、他の手がかりを探してみるもこれだけが無事に残っていた
「他にはなにか…」
調べてみたが、奥に祭壇のようなものがあった程度で手掛かりはなかった
「奥まで探したが、やはりこれだけか…」
その本を持って地下から出た上で廃墟となった都市からも出ると、あの男がその近くの森に誰かと向かっていくのが見えた
「…」
追跡しようか…とも思っていたが見えた範囲で彼と共にいるのは魔物だ…感じる魔力でわかる…
「ここはこれを手に入れられたことだけでも良しとしようか…」
そのまま俺は安全を重視し手に入れてきた本を持って戻る
アルフレッド「というわけです」
報告として地下に施設があったが破壊し尽くされていたことを話す
アルフレッド「では、失礼」
そのまま俺は自分の部屋に戻り、俺は早速その本を読み進めていく
「…!?」
そこに書いてあったのは、死者の魂を呼び戻す方法、そして…死者の魂を他の器、つまり肉体に入れる方法も書いてあった、どういうことだ…!?
「あそこは主神を信仰していたところだろ…?何でこんな倫理を無視したような死者への冒涜を…?」
持ってきた本はとりあえず処分するか隠しておかないと不味い…。確かここの図書館地下にある禁書にも似たようなものがあったはずなのでそこに置いておこう、そうすれば自然になるはずだ…
「…」
そのまま急いでその本を地下に置いてくる、持ち出し禁止の本だがちょうど返しに行く人がいたので代わりに返却することで紛れ込ませることに成功した
「しかし…」
戻してきて俺は考える、あの男は何故あの地にいてあの地下施設らしきところで何をしていたのか?気になるが今となっては手後れな気もするが考えていても仕方がない、彼らもきっともうあの地にはいないだろう。俺はそう考えて「他にも地下施設らしきところがある可能性がある」と言う理由で再びあの廃墟となった都市に向かう…
「こっちだったはずだが…」
そのまま近くの森へ向かう…どの方向かはわからないがとりあえず奥へ進んでいくと、恐らくだが彼らの向かった場所は見つかった、だが…
「これは…またか…」
森に隠れるようにして研究所らしきものがあった、が…今度は壊されているだけでなく、その上で火事かボヤが起こったようにも見える…。
「…調べてみるか」
そのまま焦げた研究所らしきところに入る…が、相変わらず研究所らしきところの中は壊し尽くされている、水槽らしきものや培養槽らしきものがあったことがわかるくらいだ
「ここは、実験場か…?まさか…」
壊された残骸から推測できるのは、ここは生物実験をしていたところなのではないか?と言うことだ…嫌な予感を抱えつつ施設の奥まで進んでいくと、その懸念は確信に変わる
「これは…」
そこにあったのは、恐らくだが実験で生まれた生物の死骸だった…大柄な改造された熊のような体躯だが腕が長く鋭い爪が付いている…
「しかし、これはまだ割と新しいが何故だ…?都市の方は数年前に大爆発を起こし廃墟となったはずだが…」
これは俺だけでなんとかできる問題ではないと言うことだけはわかった
「これは…本?」
その死骸の近くに薄目の本のようなものが落ちている…少し読み進めてみると、それは日誌のようなものらしい
アルフレッド「これも調べてみるか…」
嫌な予感がすごくするが、俺はこの日誌らしき物を持ち帰ることにした
アルフレッド「さて…」
とりあえず採取してきた実験で生まれた生物の死骸の一部を解析の人に渡し、報告では「生物実験を行っていたと思われる施設を発見した」ということとその施設で産まれたであろう生物の死骸の一部を解析の人に渡したことを伝え部屋に戻り、しばらく一人になりたいと従者に伝え、俺は日誌と思われる本を読み始める。
「…」
日誌の内容は、こんな感じだ
3月24日 天候 曇り、夕方から雨
件の生物の胚は、順調に成長していっている。分化も進み手足がわかるようになってきた
3月25日 天候 雨、時々雷
生物の胚は問題なく成長し動いている。
3月26日 天候 雨、昼下がりから曇り
生物の胚が瞬きをするようになった。しかし本当に我々のしていることは…
3月27日 天候 曇り、夜に晴れ
あの生物は少しずつ大きく育っていっている。成長に問題はないようだ。
アルフレッド「あの死骸のことか?これは…」
日誌の年号が魔物の姿が変わった年に突入したが今のところなにかが起きているわけでもないのでパラパラと読み進めていく…日誌に異常が現れたのは、その年の8月からだ
8月3日 天候 快晴
だめだ、あいつは我々の手に負えない!今日も二人職員が犠牲になった…
8月4日 天候 晴れ
恐ろしいことになった…あいつは理性なく暴れているのかと思ったがどうやら自我を獲得し我々に反旗を翻したと言うことらしい…
8月5日 天候 晴れ、午後から豪雨
あいつが研究施設の動力炉を片っ端から破壊し街が消し飛んだ…私は偶然森の近くの研究所に居たから助かったものの街の人々の大半は跡形もなく消し飛んでしまったらしい…
8月6日 天候 豪雨、時々雷
残されていた研究所を当面の拠点とする。なんとか残っていた胚を使いあいつに対抗するためのものを作らねば…下手をしたら人類が危ない…!
アルフレッド「何を作っていたんだ…!?」
俺は恐怖と困惑混じりに続きをめくっていく、更に変化したのは暦からして去年の終わりごろだ
12月24日 天候 雪、時おり吹雪
今回は、今のところ順調だ…時折こいつは目を開けて辺りを見回すのが気になるが
12月25日 天候 曇り
こいつはもうほぼ完成した。明日か明後日には実験に移れるだろう
12月26日 天候 晴れ、時々雪
今日の夕方にこいつがついに完成した、これなら明日には実験に移れるはずだ…あれに対して対抗できないと我々も殺されかねない…
12月27日 天候 吹雪
我々はどこで間違えた…!?こいつは理性なく暴れまわり他の職員のうち一人は上半身と下半身が切り裂かれてちぎれ飛び少しはなれていたことで私は片腕だけで済んだとはいえ失ったた…止血こそしたが見つからないうちに逃げなければ…
12月28日 天候 雪
これを見ていると言うことは、私は死んだかこの施設に居ないのだろう。ひとつだけメッセージを残す…。奴を見つけたなら、勇者でもない限り逃げろ…!命が惜しいなら。
アルフレッド「あの生物の前にも、なにかが居た…そしてそいつがあの都市を廃墟に変えた本人と言うことか…」
俺は図書館に向かい、前に紛れ込ませたあの本と共に手掛かりとしてまとめた
「…と言うことです」
そして、この事を報告した
国王「なるほど…下手をしたらその「何か」が生きている可能性があると」
「はい、「何か」でない方は恐らく持ち帰ってきた死骸と思われます」
国王「我が国のことだからな…あの災害の大きな手掛かりを、よく見つけてくれた」
アルフレッド「では、失礼します…」
そのまま部屋に戻るが、精神的に参っているのは否めない…
「まさか、この領地でこんなことが…」
生命の倫理を弄んでまで彼らのしたかったこととは…
「やめよう、考えるだけ気が滅入る…」
考えるのをやめ俺は眠りに落ちる…精神的な疲労だろう…
アルフレッド「なんだと!?」
俺は朝から驚いている、会談から帰ってきた第一勇者、俺の弟であるクリスから驚愕の事実を知った
クリス「ああ、話によると続出しているらしい」
教国や中立国の、研究者が次々に殺されている。クリスの教えてくれたことはそういうことだった
アルフレッド「しかし何故捕まえられない?」
クリス「わからん、とにかく一撃で首を斬り飛ばしたり急所を突き刺して絶命させてしまうらしい。」
アルフレッド「…そうか」
そう話していると、敵襲を知らせる鐘が鳴る
クリス「敵襲らしいな…こんな時に…」
アルフレッド「まあ、魔物はそんなに待ってはくれないだろう…とりあえず行こうか。」
クリス「ああ!」
そこに居たのは、圧倒的な魔力を持つ銀髪の魔物、そして他にも強い力を感じる魔物たちだった
chapter2 完
???「…」
俺はアルフレッド、ロスタル神聖教国の第二勇者だ。
アルフレッド「…ここか」
最近は魔物が侵攻してきていないので俺は数年前に大爆発を起こし廃墟となった都市の調査に来たわけだ。
「さて、行くか」
俺は一人で調査に行くことになった、まあ魔物を殺すのを躊躇ってしまった上で追い返して居るから防衛の要として役にはたっても今は特に役に立たないからだろう…
「ここか…?」
到着したが、やはりと言うか廃墟は所々風化している。移動に支障はないのでそのまま進んでいくが、特に異常はない…
「…?」
進んでいくと、誰かがいる…様子を見るが、服装といい賊には見えない
「奴はなんのために…」
俺は隠れて様子を見ることにした、下手に事を荒立てるよりは危険を察知したら攻撃すれば良さそうにも見える…もしかすれば彼はここの出身なのかもしれない
「…?」
そのまま進んでいくが、彼は爆心地のクレーターから少し離れたところに移動した彼はそこの地面を探る。するとそこには隠し扉らしきものがあるようだ
「…??」
下手につけて事を荒立てるよりは彼が去った後に調べてみた方が良いだろう
「出てきたか…」
彼は手首に腕輪のようなものをつけている…金銭的なものとしてはそこまで価値がありそうにも見えない、どういうことだ?賊ではないのか…?と考えていると彼は俺に気づいているのか居ないのかは分からないが彼廃墟と化した街であったここから出ていった…
「よし、調査してみるか…」
俺も彼が探っていた隠し扉を探り、近くに落ちていた2メートル弱の金属製の棒を持つ
「…これか、頼む…開いてくれよ…!」
取っ掛かりを引っ張ると隠し扉は開いた
「よし…」
そのまま地下への階段を下りていく…そこにあったのは、壊し尽くされた研究施設の設備らしきものだった…
「…これは、研究所かなにかか?だとしたら、あいつが壊したのかそれとも別の原因で壊れたのか…今となっては分からんか…」
壊し尽くされた設備のなかで、何か手掛かりはないか?と探していると…
アルフレッド「これは…本?」
壊し尽くされていたが本が一冊だけ落ちていた、他の手がかりを探してみるもこれだけが無事に残っていた
「他にはなにか…」
調べてみたが、奥に祭壇のようなものがあった程度で手掛かりはなかった
「奥まで探したが、やはりこれだけか…」
その本を持って地下から出た上で廃墟となった都市からも出ると、あの男がその近くの森に誰かと向かっていくのが見えた
「…」
追跡しようか…とも思っていたが見えた範囲で彼と共にいるのは魔物だ…感じる魔力でわかる…
「ここはこれを手に入れられたことだけでも良しとしようか…」
そのまま俺は安全を重視し手に入れてきた本を持って戻る
アルフレッド「というわけです」
報告として地下に施設があったが破壊し尽くされていたことを話す
アルフレッド「では、失礼」
そのまま俺は自分の部屋に戻り、俺は早速その本を読み進めていく
「…!?」
そこに書いてあったのは、死者の魂を呼び戻す方法、そして…死者の魂を他の器、つまり肉体に入れる方法も書いてあった、どういうことだ…!?
「あそこは主神を信仰していたところだろ…?何でこんな倫理を無視したような死者への冒涜を…?」
持ってきた本はとりあえず処分するか隠しておかないと不味い…。確かここの図書館地下にある禁書にも似たようなものがあったはずなのでそこに置いておこう、そうすれば自然になるはずだ…
「…」
そのまま急いでその本を地下に置いてくる、持ち出し禁止の本だがちょうど返しに行く人がいたので代わりに返却することで紛れ込ませることに成功した
「しかし…」
戻してきて俺は考える、あの男は何故あの地にいてあの地下施設らしきところで何をしていたのか?気になるが今となっては手後れな気もするが考えていても仕方がない、彼らもきっともうあの地にはいないだろう。俺はそう考えて「他にも地下施設らしきところがある可能性がある」と言う理由で再びあの廃墟となった都市に向かう…
「こっちだったはずだが…」
そのまま近くの森へ向かう…どの方向かはわからないがとりあえず奥へ進んでいくと、恐らくだが彼らの向かった場所は見つかった、だが…
「これは…またか…」
森に隠れるようにして研究所らしきものがあった、が…今度は壊されているだけでなく、その上で火事かボヤが起こったようにも見える…。
「…調べてみるか」
そのまま焦げた研究所らしきところに入る…が、相変わらず研究所らしきところの中は壊し尽くされている、水槽らしきものや培養槽らしきものがあったことがわかるくらいだ
「ここは、実験場か…?まさか…」
壊された残骸から推測できるのは、ここは生物実験をしていたところなのではないか?と言うことだ…嫌な予感を抱えつつ施設の奥まで進んでいくと、その懸念は確信に変わる
「これは…」
そこにあったのは、恐らくだが実験で生まれた生物の死骸だった…大柄な改造された熊のような体躯だが腕が長く鋭い爪が付いている…
「しかし、これはまだ割と新しいが何故だ…?都市の方は数年前に大爆発を起こし廃墟となったはずだが…」
これは俺だけでなんとかできる問題ではないと言うことだけはわかった
「これは…本?」
その死骸の近くに薄目の本のようなものが落ちている…少し読み進めてみると、それは日誌のようなものらしい
アルフレッド「これも調べてみるか…」
嫌な予感がすごくするが、俺はこの日誌らしき物を持ち帰ることにした
アルフレッド「さて…」
とりあえず採取してきた実験で生まれた生物の死骸の一部を解析の人に渡し、報告では「生物実験を行っていたと思われる施設を発見した」ということとその施設で産まれたであろう生物の死骸の一部を解析の人に渡したことを伝え部屋に戻り、しばらく一人になりたいと従者に伝え、俺は日誌と思われる本を読み始める。
「…」
日誌の内容は、こんな感じだ
3月24日 天候 曇り、夕方から雨
件の生物の胚は、順調に成長していっている。分化も進み手足がわかるようになってきた
3月25日 天候 雨、時々雷
生物の胚は問題なく成長し動いている。
3月26日 天候 雨、昼下がりから曇り
生物の胚が瞬きをするようになった。しかし本当に我々のしていることは…
3月27日 天候 曇り、夜に晴れ
あの生物は少しずつ大きく育っていっている。成長に問題はないようだ。
アルフレッド「あの死骸のことか?これは…」
日誌の年号が魔物の姿が変わった年に突入したが今のところなにかが起きているわけでもないのでパラパラと読み進めていく…日誌に異常が現れたのは、その年の8月からだ
8月3日 天候 快晴
だめだ、あいつは我々の手に負えない!今日も二人職員が犠牲になった…
8月4日 天候 晴れ
恐ろしいことになった…あいつは理性なく暴れているのかと思ったがどうやら自我を獲得し我々に反旗を翻したと言うことらしい…
8月5日 天候 晴れ、午後から豪雨
あいつが研究施設の動力炉を片っ端から破壊し街が消し飛んだ…私は偶然森の近くの研究所に居たから助かったものの街の人々の大半は跡形もなく消し飛んでしまったらしい…
8月6日 天候 豪雨、時々雷
残されていた研究所を当面の拠点とする。なんとか残っていた胚を使いあいつに対抗するためのものを作らねば…下手をしたら人類が危ない…!
アルフレッド「何を作っていたんだ…!?」
俺は恐怖と困惑混じりに続きをめくっていく、更に変化したのは暦からして去年の終わりごろだ
12月24日 天候 雪、時おり吹雪
今回は、今のところ順調だ…時折こいつは目を開けて辺りを見回すのが気になるが
12月25日 天候 曇り
こいつはもうほぼ完成した。明日か明後日には実験に移れるだろう
12月26日 天候 晴れ、時々雪
今日の夕方にこいつがついに完成した、これなら明日には実験に移れるはずだ…あれに対して対抗できないと我々も殺されかねない…
12月27日 天候 吹雪
我々はどこで間違えた…!?こいつは理性なく暴れまわり他の職員のうち一人は上半身と下半身が切り裂かれてちぎれ飛び少しはなれていたことで私は片腕だけで済んだとはいえ失ったた…止血こそしたが見つからないうちに逃げなければ…
12月28日 天候 雪
これを見ていると言うことは、私は死んだかこの施設に居ないのだろう。ひとつだけメッセージを残す…。奴を見つけたなら、勇者でもない限り逃げろ…!命が惜しいなら。
アルフレッド「あの生物の前にも、なにかが居た…そしてそいつがあの都市を廃墟に変えた本人と言うことか…」
俺は図書館に向かい、前に紛れ込ませたあの本と共に手掛かりとしてまとめた
「…と言うことです」
そして、この事を報告した
国王「なるほど…下手をしたらその「何か」が生きている可能性があると」
「はい、「何か」でない方は恐らく持ち帰ってきた死骸と思われます」
国王「我が国のことだからな…あの災害の大きな手掛かりを、よく見つけてくれた」
アルフレッド「では、失礼します…」
そのまま部屋に戻るが、精神的に参っているのは否めない…
「まさか、この領地でこんなことが…」
生命の倫理を弄んでまで彼らのしたかったこととは…
「やめよう、考えるだけ気が滅入る…」
考えるのをやめ俺は眠りに落ちる…精神的な疲労だろう…
アルフレッド「なんだと!?」
俺は朝から驚いている、会談から帰ってきた第一勇者、俺の弟であるクリスから驚愕の事実を知った
クリス「ああ、話によると続出しているらしい」
教国や中立国の、研究者が次々に殺されている。クリスの教えてくれたことはそういうことだった
アルフレッド「しかし何故捕まえられない?」
クリス「わからん、とにかく一撃で首を斬り飛ばしたり急所を突き刺して絶命させてしまうらしい。」
アルフレッド「…そうか」
そう話していると、敵襲を知らせる鐘が鳴る
クリス「敵襲らしいな…こんな時に…」
アルフレッド「まあ、魔物はそんなに待ってはくれないだろう…とりあえず行こうか。」
クリス「ああ!」
そこに居たのは、圧倒的な魔力を持つ銀髪の魔物、そして他にも強い力を感じる魔物たちだった
chapter2 完
21/08/05 23:10更新 / サボテン
戻る
次へ