連載小説
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‐異郷の山‐ Foreign mountain
それから雲の中を飛んで行く…

光輝「積乱雲、ってやつか…」

どうやら乱気流の中らしくかなり強い風と雷が暴れている…

光輝「生身ならまずは死ぬだろうな…」

しかし、俺の肉体は既に金属と一体化しているから危険かと思ったがむしろ帯電するわ身体のなかに嵐の感覚が宿るわ…なんだこれは?

光輝「これは…」

すると金属の意思が説明をしてくれた。話によると「この金属はあらゆる金属を取り込み自身と同化しさらにあらゆる属性を取り込める」ということらしい

光輝「なるほどなぁ…」

しばらく飛んでいると、山が見えてきた

光輝「ここは、どの辺りなんだろ…」

山に降りると、見たところ南の方らしい…空から見た町並みや人々を見るとそんな感じがする…

光輝「なるほど…」

南米のチリに来たらしい、大使館が見えて日本語でチリ大使館と書いてあったのを空から見た

光輝「確か、鉱山あったよな…」

そのまま人の居ない鉱山、おそらく廃鉱だろうか…そこを空から探って入っていく

光輝「…良し」

坑道に入り鉱石や鉱物を俺は取り入れる…

光輝「これで腹も膨れるのか…」

鉱石や鉱物を取り入れると不思議と腹が膨れる、そして力がさらに増えて行く感じがする…

光輝「…」

これからどうするかを考える…俺はこれからどうしたら良いのか?俺はこれからどう生きる、そもそも俺は生きているのか?とさえ思う

光輝「俺は…」

考えていると金属の意思が俺の頭のなかへ問いかけてくる

意思「お前はこの力を得て何をする?兵器としてお前を使おうとした人間に攻撃を仕掛けるか?それとも理性があるのに封印や軟禁しようとした魔物に攻撃を仕掛けるか?あるいはその両方か?」

光輝「いや、関わりたくない」

意思「なるほど…それもまたひとつの道だろう」

光輝「まあ、降りかかる火の粉には容赦はしない方が良さそうだがな…」

意思「違いない…奴らのことだ、何をするかわかったものではない」

光輝「人間はお察しだし魔物は自分達の目的のためなら傷つけないとは言え人間より強引な手を取るだろうからな…」

そう会話していると何かがガタガタガタッ!!!!と崩れ落ちるような音がした

光輝「???」

そこに向かうと、一人の魔物が途方に暮れた顔をして佇んでいた

光輝「なぜ命が助かったのに途方に暮れた顔をしている?」

魔物は俺の方に振り向く

魔物『貴方は…!!』

光輝「お、もう俺のことはご存じか」

魔物『…この先に行かないと帰れない…』

光輝「なるほど…」

そのまま塞いでいる岩に触れるとどうやらこれも鉱物らしい、なら…

光輝「…」


そのまま目の前にある岩に触れて吸収していく…

光輝「早く行け」

魔物『!!どうして?』

光輝「食事のためだ。早く行け、口封じに消されたくないならな」

魔物『!!』

そのまま彼女は移動していく

光輝「南に来たなら、もっと行ってみるか…」

あてはあまりないが漠然とした目的は立てた、明日にでもさらに向かうとしようか…

光輝「寝るか…」

そのまま体内の金属を使ってカモフラージュをした空間のなかに入り眠る…

光輝「…」

悪夢を見るくらいなら夢を見ない方がましだ…そんなことを感じて俺は眠る…





















光輝「よし、行くか…」

そのまま鉱山から出ようともともと入ってきたところから出ると…

光輝「…」

おそらく現地の軍隊が来ていた…

光輝「…」

そのまま相手にしたところで無意味なので翼を展開し飛ぶ…

光輝「お前たちの相手をする意味はない、じゃあな…」

さらに俺は南の方向に向かう…

光輝「人間の考えることは同じか…ハッ…」

自嘲気味な声が漏れる…

光輝「…」

なんと言うか、いくつか島はあるが降りてみても遺産的な島しかない…

光輝「まあ、寒さも俺はもう感じないから南極かな…次の行く場所は…」

また無人島に降りるも遺産的な島だったので南極大陸に向かうことにした…

続く
21/02/17 11:52更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです

次回に続きます

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