準決勝にて
準々決勝を終えた翌日に、準決勝は始まる
流ノ介「なら、俺は行く」
五郎「ああ…」
病室から出て会場へ向かう
流ノ介「さて」
到着したが、今回はエルザ達が先に来ていた
エルザ『彼の見舞い?』
流ノ介「ああ、大分治ったらしい」
エルザ『まあ、大会が終わるまでの退院は無理でしょうね…』
流ノ介「助かっただけで十分だ」
エルザ『さて、今回はどうなるかしら』
流ノ介「向こう側は、どちらも拮抗していると言えるからな。どちらが勝とうがおかしくないな」
エルザ『勝敗は、どうなるかしらね』
流ノ介「今回のステージのタイプによるな」
ステージは毎回ランダムで形や水流が変化するのだ
流ノ介「お」
今回は互いに苦手なステージらしい
流ノ介「両方頑張ってるが、これは我慢比べだな…」
エルザ『そうみたいね』
流ノ介「お、これは鮮やかだな…」
片方の選手が乾坤一擲の一撃で相手選手を倒した
エルザ『!!』
彼女もなにか感じるものがあったらしく食い入るように見ている
流ノ介「今回の試合はお気に召したみたいだな」
エルザ『潰しあいではなく殺意はなく純粋に技と技、魂と魂のぶつかり合い…』
流ノ介「そして、ミスれば命さえ危ういが乾坤一擲の一撃わ叩き込んだあの選手はチャンプの俺としても見事としかいいようがないな」
エルザ『えぇ…でも恐怖心とかないの?』
流ノ介「そりゃあ怖いだろ…それでも勝ちたいと言う意思が強かった。それだけじゃないか?」
エルザ『これは、決勝はさらにすごいことになりそうね…』
流ノ介「だろうな」
エルザ『これは、楽しみね…』
流ノ介「楽しんでくれたなら何よりだ」
もう片方の試合は俺の予想通り、あいつが勝った
エルザ『当たったわね、予想』
流ノ介「あいつ、さらに腕を上げてるな…」
エルザ『随分高く評価してるのね』
流ノ介「ああ、まあな…」
準決勝が終わり会場から出てそれから俺は五郎の見舞いに行く
流ノ介「五郎」
五郎「お、それは」
流ノ介「病院だとこれは飲めんからな」
持ってきたのは所謂エナジードリンクだ
五郎「もうすぐ退院できる、そのために身体をうごかしておかんとな」
流ノ介「傷が開かん程度にな」
五郎「ああ」
そのまま俺たちはリハビリルームに向かい、五郎はアレイを持ち上げている
五郎「やっぱり鈍ってるな…」
流ノ介「まあ、じっくり取り戻していけばいいさ」
五郎「ああ、ここで無理をして元の木阿弥にはなりたくないしな」
魔物の看護師達がめを光らせている以上、無理はできないだろう。まあ無理の先に強化があるのは否定しないが
それから俺は会場の近くのトレーニング施設でトレーニングをする、遅くても明後日には戦わなければならないかもしれないから
流ノ介「こんなものか…」
かなりふらつくが先にあるなにかが見えた
流ノ介「ふう…」
休憩を終えてそのままホテルに戻ると眠ってしまった…
流ノ介「朝、か…」
決勝戦の朝が来た。
流ノ介「優勝してこいよ、待っているからな…」
誰も居ないが俺は呟く、あいつなら油断しなければ勝てるだろう。
流ノ介「なら、行くか。」
軽めの朝食を済ませ、五郎の病室に向かう
流ノ介「さて、決勝戦あいつは勝てるかね」
五郎「まあ、勝てるだろう」
流ノ介「勝負事に絶対はないからな、向こうのやつもかなりの凄腕だし」
五郎「まあ、な」
五郎はテレビで試合を見ていたので知っている
流ノ介「なら、行ってくる」
五郎「ああ、今日の検査で異常がないなら退院だってよ」
流ノ介「良かったな」
五郎「凄まじい回復力だって医者も驚いてたよ」
吉報を胸に俺は会場に向かう
続く
流ノ介「なら、俺は行く」
五郎「ああ…」
病室から出て会場へ向かう
流ノ介「さて」
到着したが、今回はエルザ達が先に来ていた
エルザ『彼の見舞い?』
流ノ介「ああ、大分治ったらしい」
エルザ『まあ、大会が終わるまでの退院は無理でしょうね…』
流ノ介「助かっただけで十分だ」
エルザ『さて、今回はどうなるかしら』
流ノ介「向こう側は、どちらも拮抗していると言えるからな。どちらが勝とうがおかしくないな」
エルザ『勝敗は、どうなるかしらね』
流ノ介「今回のステージのタイプによるな」
ステージは毎回ランダムで形や水流が変化するのだ
流ノ介「お」
今回は互いに苦手なステージらしい
流ノ介「両方頑張ってるが、これは我慢比べだな…」
エルザ『そうみたいね』
流ノ介「お、これは鮮やかだな…」
片方の選手が乾坤一擲の一撃で相手選手を倒した
エルザ『!!』
彼女もなにか感じるものがあったらしく食い入るように見ている
流ノ介「今回の試合はお気に召したみたいだな」
エルザ『潰しあいではなく殺意はなく純粋に技と技、魂と魂のぶつかり合い…』
流ノ介「そして、ミスれば命さえ危ういが乾坤一擲の一撃わ叩き込んだあの選手はチャンプの俺としても見事としかいいようがないな」
エルザ『えぇ…でも恐怖心とかないの?』
流ノ介「そりゃあ怖いだろ…それでも勝ちたいと言う意思が強かった。それだけじゃないか?」
エルザ『これは、決勝はさらにすごいことになりそうね…』
流ノ介「だろうな」
エルザ『これは、楽しみね…』
流ノ介「楽しんでくれたなら何よりだ」
もう片方の試合は俺の予想通り、あいつが勝った
エルザ『当たったわね、予想』
流ノ介「あいつ、さらに腕を上げてるな…」
エルザ『随分高く評価してるのね』
流ノ介「ああ、まあな…」
準決勝が終わり会場から出てそれから俺は五郎の見舞いに行く
流ノ介「五郎」
五郎「お、それは」
流ノ介「病院だとこれは飲めんからな」
持ってきたのは所謂エナジードリンクだ
五郎「もうすぐ退院できる、そのために身体をうごかしておかんとな」
流ノ介「傷が開かん程度にな」
五郎「ああ」
そのまま俺たちはリハビリルームに向かい、五郎はアレイを持ち上げている
五郎「やっぱり鈍ってるな…」
流ノ介「まあ、じっくり取り戻していけばいいさ」
五郎「ああ、ここで無理をして元の木阿弥にはなりたくないしな」
魔物の看護師達がめを光らせている以上、無理はできないだろう。まあ無理の先に強化があるのは否定しないが
それから俺は会場の近くのトレーニング施設でトレーニングをする、遅くても明後日には戦わなければならないかもしれないから
流ノ介「こんなものか…」
かなりふらつくが先にあるなにかが見えた
流ノ介「ふう…」
休憩を終えてそのままホテルに戻ると眠ってしまった…
流ノ介「朝、か…」
決勝戦の朝が来た。
流ノ介「優勝してこいよ、待っているからな…」
誰も居ないが俺は呟く、あいつなら油断しなければ勝てるだろう。
流ノ介「なら、行くか。」
軽めの朝食を済ませ、五郎の病室に向かう
流ノ介「さて、決勝戦あいつは勝てるかね」
五郎「まあ、勝てるだろう」
流ノ介「勝負事に絶対はないからな、向こうのやつもかなりの凄腕だし」
五郎「まあ、な」
五郎はテレビで試合を見ていたので知っている
流ノ介「なら、行ってくる」
五郎「ああ、今日の検査で異常がないなら退院だってよ」
流ノ介「良かったな」
五郎「凄まじい回復力だって医者も驚いてたよ」
吉報を胸に俺は会場に向かう
続く
20/11/06 23:40更新 / サボテン
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