連載小説
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準々決勝の戦い
一週間がたち、準々決勝が始まった

エルザ『さすがに準々決勝にもなると、激しいわね』

流ノ介「ああ、そうだな…」

そして、俺の予想していた男は勝ち抜いた

エルザ『彼、勝ち抜いたわね』

流ノ介「少なくとも、決勝までは来るぞ。あいつ」

エルザ『???』

流ノ介「あいつは前回俺と戦い僅差まで追い詰めたからな」

エルザ『なるほど…』

流ノ介「あいつが気に入ったか?」

エルザ『気にはなるわね』

流ノ介「あいつ、かなりの鍛練してきたな…これは楽しみだ。」

エルザ『…本当に、このスポーツが好きなのね…。』

流ノ介「ああ、もはや生き甲斐レベルだ」

エルザ『なるほど…』

流ノ介「これでお前達を入れたくなかった理由がわかったろ」

エルザ『確かに、解放戦線のことで貴方は私たちにたいして失望した、その上で貴方の言うようなことが起これば禁止するわよね…』

流ノ介「しかし、過激派来ないのは意外だな」

エルザ『過激派の大半は本拠地を見つけて対処してるのよ、だから伝わってすらないかもね』

流ノ介「なるほど…」

エルザ『まあ、この大会が終わったら報告はしないといけないわね』

流ノ介「まあ、あんたらに俺たちを裁く権利があるかと言えばな」

エルザ『遠慮なく言ってくるわね…』

流ノ介「まだ信用したわけではないからな」

エルザ『手厳しいわねぇ…』

流ノ介「どんな悪人でも死を与えるな。これが頭のなか花畑の理想論主義者の集まりと言わなくて何と言う?」

エルザ『報復がなにも産み出さないのは、理解してるのよね?』

流ノ介「そもそも報復ってのはマイナスをゼロに戻すためにやるんだよ。だからそもそも根本的に違う」

エルザ『貴方は、あの装備をなんのために?』

流ノ介「大体わかるだろ?」

エルザ『貴方の口から、聞かせてほしいのよ』

流ノ介「報復を頭ごなしに否定する理想論主義の奴らを叩き潰し解放戦線の奴らを滅するために作った」

エルザ『確かに、貴方の殺意に私は魔物として止めなければならないのに悲しみと怒りが伝わってきて止めることが出来なかった…』

流ノ介「さすがにあんなことになればな」

エルザ『でも、貴方は彼らの家族には手を出さないのね』

流ノ介「奴らの家族も迷惑していたりなにもしなくてもまともな生活を送れなかったり自殺したりしてるからな、手を下さなくても勝手に滅ぶしそんなことしてたらきりがない」

エルザ『なるほど…』

流ノ介「なら、俺からもひとつ質問をさせてくれ」

エルザ『なに?』

流ノ介「お前達は、何故ここに来た?」

エルザ『どう言うこと?』

流ノ介「解放戦線が忙しいときに気まぐれというわけでもないだろう?」

エルザ『なるほど…流石に大会の主催者はしてないわね…』

流ノ介「言うのに不都合が?」

エルザ『いえ、あのスポーツの開催者がどんな人か、そして解放戦線の遺族が居るって聞いて興味が湧いたのよ』

流ノ介「なるほど…」

エルザ『興味深いわ…』

一人で考えだしたエルザを俺は置いて五郎の病室に向かう…

流ノ介「…」

病院についたが、五郎は寝ていた

流ノ介「慌てなくて良いから、治ってくれよ…?」

そう言い俺は病室からでた

続く
20/11/05 23:36更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです。

次回に続きます

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