連載小説
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二回戦開始
二回戦は一回戦より激しい戦いだ…

流ノ介「違反者は居ないな、なによりなにより」

音声を止めて言う

エルザ『これで違反ないの!?』

エルザは心底驚いている

流ノ介「違反となる行為はしていない、死人が出る可能性があるのはどんなスポーツも同じだろう?」

エルザ『水中で電流は死人出るわよ…?』

流ノ介「だから参加者にはゴムのスーツを着けてもらっているんだ」

エルザ『…なら良いけど、知らない魔物が居たら止めにかかるわよ?』

流ノ介「だから入れたくなかったんだ、そんなに死ぬ可能性が嫌ならスポーツ全般を禁止したら良いだろう…」

エルザ『…』

流ノ介「これでもまだ火が着き始めたくらいだ、準々決勝辺りからはさらに過激になるぞ?」

エルザ『…』

流ノ介「こりゃ決勝は見ない方が良いかもな」

エルザ『いいえ、最後まで見させてもらうわ…』

流ノ介「まあ、安心してくれ。医療班や総合病院へのアクセスはしっかりしてあるから」

エルザ『なるほど…』

流ノ介「まあ、其処はバイクレースやF1とかも同じだろう?」

エルザ『まあ、ね…』

流ノ介「過激派はそれを頭ごなしに否定する、結局自分のエゴを押し通そうとしているだけなんじゃないかとな」

エルザ『彼女たちも彼女たちなりの考えがあるのよ』

流ノ介「それはそうだろうな、魔物ってのは「愛さえあれば何をしても良い」という考え方があるのだろうから」

エルザ『…』

とにかく彼女は実況に戻る

流ノ介「お、あいつのカスタムはなかなか…」

一人の選手のカスタマイズを見る

流ノ介「高機動のカスタムだが、コントロールしきれる自信か…なるほど…」

そう言っているとその選手は勝ち抜いた

流ノ介「なるほど…面白そうな選手だな…なによりなにより」

試合が終わったので訓練用の部屋に行き、トレーニングを始める

五郎「なら、やりましょうか」

流ノ介「ああ、互いに頑張ろう」

それからその日の夜までトレーニングをして、ホテルに戻った。

五郎「魔物たち、過激派呼ぶかもしれんな」

流ノ介「まあ、あいつらが筋を通すと信じよう。通さなきゃ徹底抗戦だ」

五郎「確かに…」

流ノ介「なら、明日もあるし寝よう」

五郎「そうだな…」

食事とシャワーを終えてそのまま寝ることにした。

流ノ介「…」

寝るときに最初から防音の設備を起動しておいたので音はしなかったが、入ったときには嬌声まで漏れてきていた。防音設備をしっかりしておいてほしい…






















翌朝…

流ノ介「よし。」

軽めの朝食を済ませて会場に向かう

エルザ『…』

流ノ介「てっきり、すぐにでも過激派呼んでたかと思っていたが」

エルザ『いえ、彼らの覚悟とかこのスポーツにかける思いとかを聞いたらとてもじゃないけど呼べないわ…』

五郎「どうだかな…」

まあ、信用は二割程度にしておこう

流ノ介「いよいよ準々決勝だな、ここからはさらにヒートアップしていく」

五郎「だな、面白くなってくる…」

ここからが面白いところなのだ、邪魔が入らんことを願う…

続く
20/11/01 23:25更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです。

次回に続きます

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