連載小説
[TOP][目次]
屍竜達との遭遇(???→ドラゴンゾンビ)
それから林のなかに入ったが今のところ大丈夫だ

涼「良かった、誰も居ないな…」

満「急ごう」

隼「今、半分くらいだな…」

そのまま携帯の地図を見つつ進んでいく

満「おい、不味いぞ」

涼「?」

満「やつらのいる範囲が変わってここも入ってる」

満のスマホのニュースの記事の範囲表を見ると確かに範囲の真ん中近くに俺達は居るようだ

隼「マジかよ…」

涼「…急ごう」

そのまま地図にしたがい進んでいく

涼「今は3分の2くらいだな…」

満「このままなにもなく終わってくれればいいが…」

しかし、八割ほどまで進むとその願いは打ち砕かれることとなる

隼「あいつらって、まさか…」

魔物の三人組に相対してしまった

涼「…だろうな」

月明かりが差し、全容が見えた

???『オス…♪♪♪』

三姉妹と言っていたが彼女は多分末っ子だろう…

満「どうするんだよ…」

改めて姿を見る

???『オス…♪♪♪』

まず共通点として紺色に近い灰色の肌で末っ子らしき一人は翼が小さく尾も唯一骨らしきものの見える姿で腕が金属質の骨らしきものにおおわれていて顔が見える…しかし話ができそうではない…

???『ンガルル…♪♪』

もう一人は顔の上から3分の2が拘束具らしき仮面のようなものがついている、そして他の二人とはちがう印象を受けた、何せ翼の骨がある場所の端には鋭い刃のようなトゲがつき尾も槍のような先端になっていて一際角が特徴的だ。なんと言うか雷の模様のような形のとても鋭利な角といった感じでもはや頭に剣がついているかのようだ…

???『…♪』

最後の一人はシルエットだけなら普通のドラゴンとよく似ている、が手足と目鼻、そして尾の先に拘束具らしきものがついているがそれも意にも止めずにその巨大な翼で羽ばたいている…

涼「逃げるぞ」

彼女達のその異様性に俺達は走り出す、体つきは女性的でもその異様性と本能的な恐怖を引きずり出すには十分な迫力と威圧感が彼女達にはあったのだ…

隼「もう逃げとるわ!!!」

満「!!!」

俺達は一心不乱に出口まで走り出す

???『オス…♪♪♪』

???『ガルルァ♪♪♪』

???『…♪♪♪』

三手にわかれても均等に一体ずつ追ってきている…

満「嘘だろ…」

俺のところには大きな岩があり回り込むとかなり時間がとられる…

隼「おいおい…」

俺の走り出した方には洞窟があった、この中を通れと…?

涼「マジかよ…」

俺の走り出した方には他の魔物達がたくさんいた、前門の飢えた魔物の大群、後方のより飢えた屍竜…

おわり
20/03/18 23:23更新 / サボテン
戻る 次へ

■作者メッセージ
どうも、サボテンです

今回は遭遇編となります

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33