読切小説
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ドングリの恩返し
???「久しぶりに、行ってみるか。」

俺は津神哲也、明日から長めの休みが取れたので十年以上前に植えたドングリの苗木の様子を見に行こうと思った。

哲也「さて、なら今日は寝よう。」

その日は早めに寝ることにした。

哲也「さて、行こう。」

早速電車とバスでその植えた山に向かう。

哲也「手が入ってないから行きにくいな」

木の枝や草を掻き分けながら進む

哲也「この辺りのはずだが…」

植えた辺りに来たが、どれも予想した木のサイズより小さいか大きいかでわからない。

哲也「確か…」

俺はあることを思いだし、根本を見ることにした

哲也「あった、これか…!」

いくつか探すと、その木は見つかった。

哲也「ずいぶんでかくなったな…」

何があったかは知らないがかなり大型の樹になっていた。

???『貴方は、まさか…』

俺の後ろから女性の声がした。

哲也「貴方は?」

俺が振り返ると、巫女の格好をした薄い褐色の肌をしている女性がいた。

???『質問に質問で答えるのは申し訳ないですが、貴方は十数年前にこの木の苗木をここに?』

哲也「ああ、何故それを?」

???『やっと、会えました』

哲也「そもそも貴方は?」

???『私に名前はありませんが、私はドリアードという魔物です。』

哲也「ドリアード、確か木の精霊だったかな…」

???『はい、そうです。』

哲也「だが、時系列が合わない、確か魔物は数年前に来たはずだが」

???『数年前に来たんですが、この木の記憶や意思を感じました。』

哲也「で、この木をこの世界での依り代にしたわけか」

???『いいえ、もう私はこの木から離れることはできません』

哲也「そうか…」

???『でも、貴方に会えました』

哲也「?」

???『私を生かしてくれた木に、恩返しができます』

哲也「???」

???『こっちです』

そのまま俺の手を引き、祠らしきところへ連れていく。

哲也「!?」

???『これで邪魔は入りませんね…』

哲也「???」

???『ふふ』

そのまま祠の戸を閉める

哲也「何かの儀式でもやるのか?」

???『私はひとつだけ嘘をつきました』

哲也「?」

???『私はここの巫女ではありません』

哲也「…」

???『私はこの樹に宿るドリアードで、この樹の巫女ではないんです』

哲也「なるほど…」

???『この山に入ってきてから、数人、あなたを狙う魔物が居ました。』

哲也「何だって…!?」


???『私はそれを考えると嫌悪感と震えが止まらなくなって…』


哲也「独占的な思い?」

???『私は、ただあなたを狙う魔物や貴方を傷つけてきた女とは違います。』

哲也「そうか、苗木の記憶からある程度俺の過去も解るわけか…」

???『はい、私なら貴方を傷つけるものすべてをシャットアウトできます』

哲也「それって」

???『はい、あなたが次にここに来たときに全部私の気持ちを向けるつもりでしたし今からやります』

哲也「…」

???『人間じゃないと、ダメですか…?』

哲也「そうではない、ただ」

???『ただ?』

哲也「俺は君をほとんど知らない」


???『なるほど…』

哲也「でも、重く純度の高い愛情を向けられて俺は幸福を感じている」

???『!』

そのまま抱きつかれた、柔らかい…

哲也「落ち着いてくれ…」

???『無理です!』

彼女は巫女服らしき服を一気に脱ぎ散らかす

哲也「気が早いな…」

???『我慢できません!』

そのまま一気に脱がされる、せめて畳みたい…

???『…♪』

彼女は裸体をさらしている、不思議と淫靡さより美しさを先に感じた。薄い褐色の肌、溢れんばかりの母性を象徴するような二つの果実、きれいなラインを描く背中から腰とこれが手に入るなら…と彼女の愛を度外視したことを申し訳なく思った

哲也「…綺麗だ」

???『もう、良いですよね?』

哲也「あ、あぁ…」

そのまま俺は仰向けに押し倒され彼女は一気に腰を落とす

哲也「!!!!!」

???『ぁ…極上です…♪』

哲也「…」

理性が警告音を鳴らしている。「早く逃げないと大変なことになる」と

哲也「…」

しかし俺はその音をすぐに搔き消すように彼女を抱き締める

???『幸せです…♪』

そのまま俺は彼女の頭を引き寄せてキスをする、こうなったらもう止まらない。

???『んっ…♪』













どれぐらい経っただろうか、俺は意識を失っていたようだ

哲也「…」

目覚めたとたんに疲労感と後を引く快楽が押し寄せてくる

???『…♪』

俺の頭は抱き抱えられていた

哲也「…」

???『まだインキュバスじゃないですよね…』

哲也「多分」

???『なら…』

彼女は俺の口に果実の一つを押し付けてきた

哲也「?」

???『いっぱい飲んでくださいね…♪』

彼女からでる液体、それは強いがくどくもなく優しい甘味をあたえ、俺の中に染みていく…

???『私のおっぱい、美味しいですか?』

どうやら彼女は乳がでるようだ、魔物とはわからん。

哲也「!」

味もそうだが残りわずかだった力が一気に限界を超えて回復していく感じがする…

???『いっぱい飲んで、いっぱい飲ませてくださいね…♪』

今度は座った俺に彼女が跨がり、俺が下から突き上げるかんじだ

???『そんなに美味しそうに吸われたら、ぁぁ…♪』

彼女の果実にむしゃぶりつきながら滾るものを叩きつけながらはきだしていく

???『もっと、もっとくださいいぃぃぃ♪♪』

彼女にとって乳を吸われながら突き上げられることは幸せならしく中の締め付けも変化する

哲也「!!!」

そのままより強く吸い付きペースをあげて突き上げる




あれからどのぐらいこうしていただろうか、一度俺たちは休憩していた。

哲也「君の名前を、考えないとな」

???『!』

哲也「ソレイユなんてどうだろう」

???『ソレイユ…』

哲也「太陽って意味だ、人も植物も、太陽なしでは生きていけない、俺はもう君なしでは生きていけない、だから太陽だ」

ソレイユ『私ももう貴方無しでは物理的にも精神的にも生きていけません、どこにもいかないでください…』

哲也「その言葉、そっくりそのまま返す。」

ソレイユ『…♪』

哲也「またおかわり、いいか?」

ソレイユ『もちろん…♪』

また彼女の極上の味を持つミルクを滴らせるおっぱいにむしゃぶりつく、誰にも渡さない、彼女は俺だけのものだ…

ソレイユ『…♪』

彼女の青い瞳も、より深い色に染まっていく…

ソレイユ『ずっと、ずっと一緒です…♪』

哲也「他のものはもうどうでもいい、俺にはソレイユが居ればそれでいい」

ソレイユ『今、産まれてきてから一番幸せです…♪』

哲也「!」

早速一発目と言わんばかりに思い切り突き上げて滾るものを吐き出す

ソレイユ『ぁぁぁ…♪』

彼女は幸せそうに俺を優しく抱き締める

哲也「こっちも!」

今吸い付いていたおっぱいからポン!と口を放し反対のおっぱいにむしゃぶりつく、こっちも俺だけのものだ…

ソレイユ『幸せすぎて壊れてしまいます…♪』

彼女から幸福さと淫靡さと独占欲(?)を全身から滾らせるように見えた、俺はとても幸せだ、こんなにも真っ直ぐに俺だけを見てくれているのだから。
19/03/17 00:15更新 / サボテン

■作者メッセージ
どうも、サボテンです。

友人から頂いた3つのお題

ドングリ、一途、逆押し掛け女房

でやってみました、いかがだったでしょうか?

ご意見、ご感想お待ちしております

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