ハハッじゃないよ!ドーマウスちゃん!
相も変わらず、爆笑する太陽が昇る。
「クラブのA」こと弓兵隊の隊長であるこの自分、カーネルは今日の仕事は非番であり、任務は休日を楽しむことだ。
時折聞こえてくる喘ぎ声は魔法の耳栓でシャットアウトし、わざわざ取り寄せた普通の紅茶を飲む。
ふむ……少し砂糖を入れ過ぎたようだ、甘すぎる紅茶を何とか飲み干して、次は注意しながら入れる。
「……ん?」
違和感を感じて、耳栓を取って、辺りを見回す。
と、その瞬間に遮断されていた音――自分の家の木造扉をしつこく叩く音が聞こえる。
「誰だ……?」
自分の家は女王から与えられた、空に浮かぶ迷宮の中心にある。
馬鹿(チェシャ猫)の案内、あるいは女王が直接ここへ送るか、偶然にでも来なければ客など来ないのだ。
警戒の為に魔導弓を持ち、扉を少し開ける。
「おはよ〜」
「おはよう」
来たのは、魔物の幼女だった。
だがアリスではない、丸っこい耳が頭から生えていて、長い茶髪に、下に穿いたドロワーズと平らな胸がほぼ見えるだけの服装である、「誘う」形の魔物だ。
ドーマウス――。
彼女はこの迷宮に自分より前から住んでいるという、ドーマウスのルルバ・メルシィ。
自分が越して来た時から、こうやって朝にやって来るのが日課になっている。
……なんでやって来るのかはいまだに不明だが。
「そしておやすみぃ……」
「……ぎゃぁあああああ!!」
涎と破裂した鼻提灯で、私のパジャマは大洪水と化した。
***
「んくぅ〜」
「はぁ……」
涎をノアの大洪水と言わんばかりに垂れ零すルルバの口の下側に洗面器を用意して、何とか床の掃除を防ぐ自分の膝上を見る。
幸せそうな寝顔で滝を作るドーマウスは、手間のかかる娘を相手にしている気分だ。
いや、娘など持ったことはないが、娘がいればこんな気持ちなのだろう。
「かーねる〜」
「ん?」
「すき〜」
「……自分は幼女には興味がない」
「え〜」
目を瞑ったまま、会話をする自分とルルバ。
ドーマウスと言うのは、眠ったままでも話ができるらしい。
「どっこら正一……」
「えっ」
「むにゅ〜」
……このように、噛み合わないこともあるのだが、どんな夢を見ているのか。
気になりもするが、どうせ他人の夢、きっと自分には理解できないものだ。
「ルルバ、起きろ」
「おきてます〜」
「……そうか」
「んっ……んむぅ……」
ほぼ平らに等しい胸だが、それでも触れる程度にはある。
少し尖った乳首を両方摘まみ、少し弄ってやるが、ルルバは目を一向に開けない。
「起きてないんだろう?」
「お、おきてう……あんっ」
股間を弄る、耳を軽く噛む……そんなことをしても、強力なまどろみ魔法の掛けられた彼女は起きない。
自分はズボンを下着ごと脱いでから、小さな身体に合っている無毛の筋へと、自分の肉棒をあてがい、股間を擦ってやる。
「どうだ、まだ起きてるって言うのか?」
「きもちいぃ……んぅう……」
薄目を開けはしたが、夢でも同じような快楽を味わっているんだろう、ほぼ話を聞いていない。
「入れるぞ」
「はひぃ……ふぁああ……」
洗面器をどけて、ルルバをこちらへ向けると、濡れに濡れた秘部の入口へとゆっくり入れていく。
蕩けきった表情は最早幼女ではない、出来上がった「妖女」だ。
狭い膣内はギュウギュウと締め付けて、肉棒から精を搾り出そうとしてくる感触を楽しみつつ、未だに涎を垂らし続けるルルバの唇を奪い、子宮口を肉棒の先端で突いてやると、滑りがよくなって、甘い吐息が涎と共に離した口から溢れる。
「見た目は幼女のくせして……生意気に締め付けて欲しがってるなっ……!」
「せいえき、ちょうだい、せいえき……」
「幾らでもやるっ」
「んくひぃっ!」
すぐに満タンになってしまった子宮からあっさりと零れ出す、愛液と精液の混ざった物。
自分はそれが零れきる前に、ビクビクと痙攣するルルバを抱いたまま、二回目の行為を始める。
まどろみから目覚めて、自分の上半身へと抱き付くルルバから漏れる喘ぎを聞きながら、昼近くまで彼女を一方的に犯し続けた。
背徳感と、彼女への愛を感じながら。
***
「……はぁ」
またやってしまった――ルルバへ、何故かいつも、このように犯してしまう。
……抵抗のできない幼女を犯し、泣きそうなほどにまで絶頂を迎えても、自分の気の済むまで。
「むぅ〜」
満足そうに自分の隣で、本当に眠るルルバ。
そっと頭を撫でると、本当の小動物のように自分の体へと擦り寄って、先ほどよりも安心した寝息を立てる。
「ルルバ……」
「かーねるー……」
自分は、元貴族だ。
生まれながらにして高い地位にいた自分は、教団に加担する国の貴族であり、魔物など嫌いだった。
それ故に戦争へも参加したが、最初で最後の戦争であった「ケルブ草原の戦い」で、開始早々ほとんどの兵士が魔物の手で堕ちてしまったのだ。
そのおかげで目に入るだけでも嫌だったのに、敗戦撤退中に転がり落ちた穴から不思議の国に来て、あまりの奇妙さに狂いそうになった時。
静かにやってきて、静かに抱いてくれた。
自分より小さいというのに、寝たまま、あやす様に。
――こわがらなくていいよ。わたしが、いるから。
……救われた。
幾ら祈っても救ってくれなかった神ではなく、ただの魔物の少女に。
「……おやすみ」
「ん〜……」
弓の腕が立って、私はクラブ弓兵隊を率いる隊長となった今でも、自分は彼女に感謝している。
そのルルバを犯すなど何事かと思う者もいるかもしれないが、自分にとってはこれが精一杯の恩返しだ。
これからも、ずっと。
「好きだ、ルルバ」
自分は彼女と共に、生きたいと思う。
自分は静かに、彼女と同じ夢の世界へ引き込まれた。
***
「……カーネル」
眠ってしまったカーネルへ、私はそっと頬に手を当てる。
「好きよ」
一日数分しか意識がはっきりしていない私。
でも、夢で知ってる。
「私もよ」
私も好き。
ん……ねむ……い……うん……おや……すみ……。
「クラブのA」こと弓兵隊の隊長であるこの自分、カーネルは今日の仕事は非番であり、任務は休日を楽しむことだ。
時折聞こえてくる喘ぎ声は魔法の耳栓でシャットアウトし、わざわざ取り寄せた普通の紅茶を飲む。
ふむ……少し砂糖を入れ過ぎたようだ、甘すぎる紅茶を何とか飲み干して、次は注意しながら入れる。
「……ん?」
違和感を感じて、耳栓を取って、辺りを見回す。
と、その瞬間に遮断されていた音――自分の家の木造扉をしつこく叩く音が聞こえる。
「誰だ……?」
自分の家は女王から与えられた、空に浮かぶ迷宮の中心にある。
馬鹿(チェシャ猫)の案内、あるいは女王が直接ここへ送るか、偶然にでも来なければ客など来ないのだ。
警戒の為に魔導弓を持ち、扉を少し開ける。
「おはよ〜」
「おはよう」
来たのは、魔物の幼女だった。
だがアリスではない、丸っこい耳が頭から生えていて、長い茶髪に、下に穿いたドロワーズと平らな胸がほぼ見えるだけの服装である、「誘う」形の魔物だ。
ドーマウス――。
彼女はこの迷宮に自分より前から住んでいるという、ドーマウスのルルバ・メルシィ。
自分が越して来た時から、こうやって朝にやって来るのが日課になっている。
……なんでやって来るのかはいまだに不明だが。
「そしておやすみぃ……」
「……ぎゃぁあああああ!!」
涎と破裂した鼻提灯で、私のパジャマは大洪水と化した。
***
「んくぅ〜」
「はぁ……」
涎をノアの大洪水と言わんばかりに垂れ零すルルバの口の下側に洗面器を用意して、何とか床の掃除を防ぐ自分の膝上を見る。
幸せそうな寝顔で滝を作るドーマウスは、手間のかかる娘を相手にしている気分だ。
いや、娘など持ったことはないが、娘がいればこんな気持ちなのだろう。
「かーねる〜」
「ん?」
「すき〜」
「……自分は幼女には興味がない」
「え〜」
目を瞑ったまま、会話をする自分とルルバ。
ドーマウスと言うのは、眠ったままでも話ができるらしい。
「どっこら正一……」
「えっ」
「むにゅ〜」
……このように、噛み合わないこともあるのだが、どんな夢を見ているのか。
気になりもするが、どうせ他人の夢、きっと自分には理解できないものだ。
「ルルバ、起きろ」
「おきてます〜」
「……そうか」
「んっ……んむぅ……」
ほぼ平らに等しい胸だが、それでも触れる程度にはある。
少し尖った乳首を両方摘まみ、少し弄ってやるが、ルルバは目を一向に開けない。
「起きてないんだろう?」
「お、おきてう……あんっ」
股間を弄る、耳を軽く噛む……そんなことをしても、強力なまどろみ魔法の掛けられた彼女は起きない。
自分はズボンを下着ごと脱いでから、小さな身体に合っている無毛の筋へと、自分の肉棒をあてがい、股間を擦ってやる。
「どうだ、まだ起きてるって言うのか?」
「きもちいぃ……んぅう……」
薄目を開けはしたが、夢でも同じような快楽を味わっているんだろう、ほぼ話を聞いていない。
「入れるぞ」
「はひぃ……ふぁああ……」
洗面器をどけて、ルルバをこちらへ向けると、濡れに濡れた秘部の入口へとゆっくり入れていく。
蕩けきった表情は最早幼女ではない、出来上がった「妖女」だ。
狭い膣内はギュウギュウと締め付けて、肉棒から精を搾り出そうとしてくる感触を楽しみつつ、未だに涎を垂らし続けるルルバの唇を奪い、子宮口を肉棒の先端で突いてやると、滑りがよくなって、甘い吐息が涎と共に離した口から溢れる。
「見た目は幼女のくせして……生意気に締め付けて欲しがってるなっ……!」
「せいえき、ちょうだい、せいえき……」
「幾らでもやるっ」
「んくひぃっ!」
すぐに満タンになってしまった子宮からあっさりと零れ出す、愛液と精液の混ざった物。
自分はそれが零れきる前に、ビクビクと痙攣するルルバを抱いたまま、二回目の行為を始める。
まどろみから目覚めて、自分の上半身へと抱き付くルルバから漏れる喘ぎを聞きながら、昼近くまで彼女を一方的に犯し続けた。
背徳感と、彼女への愛を感じながら。
***
「……はぁ」
またやってしまった――ルルバへ、何故かいつも、このように犯してしまう。
……抵抗のできない幼女を犯し、泣きそうなほどにまで絶頂を迎えても、自分の気の済むまで。
「むぅ〜」
満足そうに自分の隣で、本当に眠るルルバ。
そっと頭を撫でると、本当の小動物のように自分の体へと擦り寄って、先ほどよりも安心した寝息を立てる。
「ルルバ……」
「かーねるー……」
自分は、元貴族だ。
生まれながらにして高い地位にいた自分は、教団に加担する国の貴族であり、魔物など嫌いだった。
それ故に戦争へも参加したが、最初で最後の戦争であった「ケルブ草原の戦い」で、開始早々ほとんどの兵士が魔物の手で堕ちてしまったのだ。
そのおかげで目に入るだけでも嫌だったのに、敗戦撤退中に転がり落ちた穴から不思議の国に来て、あまりの奇妙さに狂いそうになった時。
静かにやってきて、静かに抱いてくれた。
自分より小さいというのに、寝たまま、あやす様に。
――こわがらなくていいよ。わたしが、いるから。
……救われた。
幾ら祈っても救ってくれなかった神ではなく、ただの魔物の少女に。
「……おやすみ」
「ん〜……」
弓の腕が立って、私はクラブ弓兵隊を率いる隊長となった今でも、自分は彼女に感謝している。
そのルルバを犯すなど何事かと思う者もいるかもしれないが、自分にとってはこれが精一杯の恩返しだ。
これからも、ずっと。
「好きだ、ルルバ」
自分は彼女と共に、生きたいと思う。
自分は静かに、彼女と同じ夢の世界へ引き込まれた。
***
「……カーネル」
眠ってしまったカーネルへ、私はそっと頬に手を当てる。
「好きよ」
一日数分しか意識がはっきりしていない私。
でも、夢で知ってる。
「私もよ」
私も好き。
ん……ねむ……い……うん……おや……すみ……。
13/12/17 22:43更新 / 二酸化O2