ちょっとオモたいメイドさん
私の名はミーナ、魔物娘ショゴスに分類される者です。
今はこのお屋敷でメイドをしています。
若い頃の私は、伴侶を見つけることなど仕事の二の次であると考えていました…。
家政学校でメイドのスキルを磨き上げることに集中していた私は、疲労が祟ってか街中で倒れてしまいました。
目を覚ましたとき、見えたのはご主人様……ラック様の笑顔でした。
ラック様の天使のごとく穢れを知らない明るい笑顔により、私の胸の奥底のハートが見事に射止められてしまったのです。
その後私は家政学校の中で100年に一度の天才と言われた腕をラック様にふるって見せ、このお屋敷に住み込みで雇ってもらったのです。
ラック様はたくさんのお給金を払ってくださるどころか、メイドである私にとても丁寧に接してくださいました。
そんな彼に私が惹かれるのは、当然すぎるほど当然のことでしょう。
朝食を日が昇ってすぐに作り終え、一日の仕事のうち、朝のうちにできることはラック様が目覚める前に全て終わらせておきます。
「ご主人様…起きていらっしゃいますか?朝です、お目覚めください」
私の本当の朝はラック様の寝顔を眺めることから始まります。
珠のように美しい肌に安らかな寝顔を浮かべ、小さな寝息を立てるラック様。
ラック様が眠っていることを確認すると、お腹の上に馬乗りになります。
「ああ愛しのラック様…今すぐにでもラック様の血も肉も骨も神経も脳でさえも私に置き換えて、本来のラック様を全て私が食べてしまいたい…!」
毎朝毎昼毎晩私を食事とお風呂の水から取り込んでいるラック様の身体は今や私の思いのままで、こうして昼過ぎまで眠らせておくことなど造作もないのです。
もちろん、ラック様は私がご自分の体内に忍び込んでいることは知りませんし、私がショゴスだということすらもご存知ないのです。
ですから、こうして眠っている間に上に覆いかぶさってラック様のお顔を私がぺろぺろしようと、ラック様には気がつくことすらできません。
「んふーッ!んふーッ!ああもうダメです…!我慢できません!ぺろぺろ…ちゅっ、ちゅっ、ちゅうっ♪ふー!ふーッ!ちゅぱっ♪んまッ…♪ちゅるちゅる、べろっ♪穢れを知らない善良なラック様を襲っていますっ…!ごめんなさいっ…!ちゅっ♪んふーッ!んはーッ♪」
ラック様のお顔は10分ほどですっかり唾液べたべた、キスマーク真っ赤になってしまいました。
最初はラック様を貪ることに抵抗がありましたが、ラック様の皮脂や肌の組織を分解吸収、私に置き換えているうちにそんなつまらない拘りは消え、全く抵抗なく欲望をぶつけることができるようになりました。
今では私の身体をドロドロにし、ラック様をそのゲル状組織で包むことで「擬似セックス」をすることにハマっています。
「あはぁッ♪ラック様を私に取り込んでいます!これはセックスですよねぇ…!ラック様のザーメンもその入れ物も、出す器官でさえもすべて私に内包してるのですから…!ほら、セックスしてますよぉ♪聞いているんですか?ラック様ぁ…!ちゅッ…むぅ…!ずぞッ…じゅぞぞッ…!」
ラック様の唇を吸引するように唇を合わせながら、ただひたすらにラック様の身体を私の身体で余すことなく揉みほぐします。
なお、実際にはラック様の子種を奪い取ることはしておらず、あくまで身体を重ねてラック様によりもたらされるアクm…失礼、快感の波に身を委ねているだけです。
ラック様のザーメn…失礼、子種など体内に入れてしまえば、たちまちラック様の眠りを制御しきれなくなり、意識が回復してしまうでしょうから。
そして1時間後、ラック様とのセックス(仮)を終えた私はお布団を綺麗に掛け直し、ご飯を温め、淑女の笑顔でもってラック様の目覚めを出迎えるのです。
「おはようございます…ご主人様、よくお休みでしたね、ご飯ができておりますのでどうぞお召し上がりください」
お昼、ラック様がお出かけするのにお伴します。
ラック様のお仕事は資本家であり、天才的な腕を持っておいでです。
秘書を持っていらっしゃらないそうでしたので私が立候補すると、快く受け入れてくださいました。
ビシッと紳士服を着たラック様はとても美しく、その隣に王が並ぼうと神が並ぼうと、ラック様に比べれば道端に落ちた石ころのように私の目には映ることでしょう。
本日ラック様が向かう先は、お得意さまであるミシー様の元です。
ミシー様のお宅には4人の女中が侍っています。
ラック様に馴れ馴れしく、親しげに話すその姿はまるで、餌をくれる子供に媚びへつらうドブネズミのよう…。
もちろん、初めて伺った時にキツく釘を刺しておいたのでラック様の人生に支障は一切ありません。
「ご商談の成功をお祈りしております」
ラック様とミシー様がお部屋に入りました。
コーヒーを入れているキッチンに立つ女中を追い払います。
ラック様は私が作ったもの以外を口に入れることは許されません。
私が丁寧に、丁寧にコーヒーを淹れます。
もちろんラック様のコーヒーには私特製のお砂糖を、ラック様お好みの量…2.4030gだけ入れて…。
「お茶が入りました、失礼します」
ノックをして扉を開けると、そこには信じられない光景がありました。
ミシー様…いえ、あの強欲で高慢な男が私のラック様を威圧的な態度で詰っているのです。
ラック様はおかわいそうに、時折反論を挟むも、そのお優しい性格からすぐに口を噤んでしまわれています。
「どうぞ、コーヒーです」
男にコーヒーを出し、ついでに目でメッセージを送ります。
『この方の言うことを聞け』
と。
男はなにかを感じ取ったのか少し怯えた様子になりつつも、しかしラック様への態度を変えようとはしません。
馬鹿な男です。
「ご主人様、どうぞ」
ラック様が目を細めてコーヒーに口を付ける、その時に男の目の前に万年筆を見せてやります。
そして音も立てないほどに強い圧力で、二本の指で真ん中からへし折りました。
男は慌てうろたえます。
ラック様がコーヒーカップから口を離す前に、机の上の契約書を指します。
「失礼しました」
部屋を出ると、男がサインをする音とラック様が突然のことに戸惑いつつも喜んでいらっしゃる様子が伝わってきます。
ラック様をお守りできることが何よりも嬉しいです。
「本日はお疲れ様でした、どうぞ入浴でお疲れを癒してください……もしよければ私がお背中も…」
ラック様は冗談かと思ったのか、今日も薄く微笑んでやんわりと断り、お風呂に行ってしまいました。
ラック様が使った食器をひとしきり舐めて全ての体組織を回収した後、お風呂に張った湯の中に散りばめた私の分身に意識を集中します。
ラック様の皮膚へ優しく刺激を与え、開いた毛穴から私を侵入させます。
そして筋肉や脳に溜まった疲れ成分をことごとく分解し、ラック様に最高の癒しの時間を提供します。
もちろん、視覚リンクにより擬似的に作った目でのラック様のお風呂覗…失礼、観察を欠かすことはありません。
どんどん逞しく、磨きのかかってゆく肉体…惚れ惚れしてしまいます。
そんなものを見るうちについ自分を慰めてしまいたくなりますが、ラック様の入浴時間はこれまで平均12分02.1281秒ですので、残り時間はあとわずか。
自慰などすれば痴態を見られてしまう危険を伴います。
それに、本当の楽しみはラック様が眠りについてからなのですから。
「ご主人様、本日は本当に不愉快な思いをされつつも勇猛果敢に挑戦するそのお姿、感激いたしました」
ラック様は軽いいびきをかきながら、よくお眠りです。
寝巻きと下着を引き下ろしてポケットへ入れると、私はラック様の一糸まとわぬその姿の上に立ち、私もまた衣を脱ぎ去るのです。
「ラック様………」
ラック様のお顔の上で、私は秘部の割れ目をじっくりとなぞります。
指についた粘液はもちろんラック様のお口へと運び、操作して飲み込むように仕向けます。
「ラック様…ご覧ください、私のオナニー……ラック様を想い、ラック様のことをただひたすらに考え、ラック様をおかずにオナニーしているのですよ…♪」
ラック様の身体に、ぽたぽたと私の身体から出た液体が落ち、そして消えます。
皮膚に素早く吸収されたそれは、ラック様の血となるのです。
「ッ…ぁ…!んゥっ…!んっ…ぁんっ……!くッ…ふぅ……!い、イきますっ……ラック様をオカズに目の前でオナニーして…!ラック様へ……欲望の塊をぶつけて……ッあぁッ…ぁ…!」
ラック様にぴちゃぴちゃ、と透明な液体がかかり、私はへたりとお腹の上へ腰を下ろします。
ひとしきり私の自慰を見せた後、ラック様の耳へ舌を伸ばし…私は毎晩の習慣行為を行います。
「ラック様の記憶のバックアップは全て私が取っています…♪古いものからどんどん、どんどん……♪」
ラック様の脳から情報を奪い、私の作っている細胞に転写します。
その背徳的行為に、最近の私は毎晩酔いしれているのです。
いずれ全ての情報を移し終えてラック様の新たな脳を完成させたら、ラック様の現在の脳を私が吸収して、ラック様の全ては私になるのです。
3ヶ月分の記憶を写し終えて、私は一人笑みを浮かべます。
「明日はいよいよ…私とラック様が出会った時から三ヶ月の記憶を頂戴しますね…♪ふふ、ラック様が私をどう思っているか、楽しみです…♪」
ラック様に新しい寝間着を付け、元着ていたものを今夜のオカズにするため自室へ運びます。
そして、ラック様が安眠できるようお祈りしつつ私も眠るのです。
おやすみなさい……また明日。
「……ミーナさん、僕が起きてるの気がつかないのかな…?僕がだいぶインキュバス化してるのも知らないみたいだし……出会った当時の記憶なんて見られたら、僕がミーナさん大好きなことも、ミーナさんの行動を認識してることもバレちゃうし………まぁ、そしたら指輪をきちんと渡そうかな…おやすみなさい…ミーナさん」
今はこのお屋敷でメイドをしています。
若い頃の私は、伴侶を見つけることなど仕事の二の次であると考えていました…。
家政学校でメイドのスキルを磨き上げることに集中していた私は、疲労が祟ってか街中で倒れてしまいました。
目を覚ましたとき、見えたのはご主人様……ラック様の笑顔でした。
ラック様の天使のごとく穢れを知らない明るい笑顔により、私の胸の奥底のハートが見事に射止められてしまったのです。
その後私は家政学校の中で100年に一度の天才と言われた腕をラック様にふるって見せ、このお屋敷に住み込みで雇ってもらったのです。
ラック様はたくさんのお給金を払ってくださるどころか、メイドである私にとても丁寧に接してくださいました。
そんな彼に私が惹かれるのは、当然すぎるほど当然のことでしょう。
朝食を日が昇ってすぐに作り終え、一日の仕事のうち、朝のうちにできることはラック様が目覚める前に全て終わらせておきます。
「ご主人様…起きていらっしゃいますか?朝です、お目覚めください」
私の本当の朝はラック様の寝顔を眺めることから始まります。
珠のように美しい肌に安らかな寝顔を浮かべ、小さな寝息を立てるラック様。
ラック様が眠っていることを確認すると、お腹の上に馬乗りになります。
「ああ愛しのラック様…今すぐにでもラック様の血も肉も骨も神経も脳でさえも私に置き換えて、本来のラック様を全て私が食べてしまいたい…!」
毎朝毎昼毎晩私を食事とお風呂の水から取り込んでいるラック様の身体は今や私の思いのままで、こうして昼過ぎまで眠らせておくことなど造作もないのです。
もちろん、ラック様は私がご自分の体内に忍び込んでいることは知りませんし、私がショゴスだということすらもご存知ないのです。
ですから、こうして眠っている間に上に覆いかぶさってラック様のお顔を私がぺろぺろしようと、ラック様には気がつくことすらできません。
「んふーッ!んふーッ!ああもうダメです…!我慢できません!ぺろぺろ…ちゅっ、ちゅっ、ちゅうっ♪ふー!ふーッ!ちゅぱっ♪んまッ…♪ちゅるちゅる、べろっ♪穢れを知らない善良なラック様を襲っていますっ…!ごめんなさいっ…!ちゅっ♪んふーッ!んはーッ♪」
ラック様のお顔は10分ほどですっかり唾液べたべた、キスマーク真っ赤になってしまいました。
最初はラック様を貪ることに抵抗がありましたが、ラック様の皮脂や肌の組織を分解吸収、私に置き換えているうちにそんなつまらない拘りは消え、全く抵抗なく欲望をぶつけることができるようになりました。
今では私の身体をドロドロにし、ラック様をそのゲル状組織で包むことで「擬似セックス」をすることにハマっています。
「あはぁッ♪ラック様を私に取り込んでいます!これはセックスですよねぇ…!ラック様のザーメンもその入れ物も、出す器官でさえもすべて私に内包してるのですから…!ほら、セックスしてますよぉ♪聞いているんですか?ラック様ぁ…!ちゅッ…むぅ…!ずぞッ…じゅぞぞッ…!」
ラック様の唇を吸引するように唇を合わせながら、ただひたすらにラック様の身体を私の身体で余すことなく揉みほぐします。
なお、実際にはラック様の子種を奪い取ることはしておらず、あくまで身体を重ねてラック様によりもたらされるアクm…失礼、快感の波に身を委ねているだけです。
ラック様のザーメn…失礼、子種など体内に入れてしまえば、たちまちラック様の眠りを制御しきれなくなり、意識が回復してしまうでしょうから。
そして1時間後、ラック様とのセックス(仮)を終えた私はお布団を綺麗に掛け直し、ご飯を温め、淑女の笑顔でもってラック様の目覚めを出迎えるのです。
「おはようございます…ご主人様、よくお休みでしたね、ご飯ができておりますのでどうぞお召し上がりください」
お昼、ラック様がお出かけするのにお伴します。
ラック様のお仕事は資本家であり、天才的な腕を持っておいでです。
秘書を持っていらっしゃらないそうでしたので私が立候補すると、快く受け入れてくださいました。
ビシッと紳士服を着たラック様はとても美しく、その隣に王が並ぼうと神が並ぼうと、ラック様に比べれば道端に落ちた石ころのように私の目には映ることでしょう。
本日ラック様が向かう先は、お得意さまであるミシー様の元です。
ミシー様のお宅には4人の女中が侍っています。
ラック様に馴れ馴れしく、親しげに話すその姿はまるで、餌をくれる子供に媚びへつらうドブネズミのよう…。
もちろん、初めて伺った時にキツく釘を刺しておいたのでラック様の人生に支障は一切ありません。
「ご商談の成功をお祈りしております」
ラック様とミシー様がお部屋に入りました。
コーヒーを入れているキッチンに立つ女中を追い払います。
ラック様は私が作ったもの以外を口に入れることは許されません。
私が丁寧に、丁寧にコーヒーを淹れます。
もちろんラック様のコーヒーには私特製のお砂糖を、ラック様お好みの量…2.4030gだけ入れて…。
「お茶が入りました、失礼します」
ノックをして扉を開けると、そこには信じられない光景がありました。
ミシー様…いえ、あの強欲で高慢な男が私のラック様を威圧的な態度で詰っているのです。
ラック様はおかわいそうに、時折反論を挟むも、そのお優しい性格からすぐに口を噤んでしまわれています。
「どうぞ、コーヒーです」
男にコーヒーを出し、ついでに目でメッセージを送ります。
『この方の言うことを聞け』
と。
男はなにかを感じ取ったのか少し怯えた様子になりつつも、しかしラック様への態度を変えようとはしません。
馬鹿な男です。
「ご主人様、どうぞ」
ラック様が目を細めてコーヒーに口を付ける、その時に男の目の前に万年筆を見せてやります。
そして音も立てないほどに強い圧力で、二本の指で真ん中からへし折りました。
男は慌てうろたえます。
ラック様がコーヒーカップから口を離す前に、机の上の契約書を指します。
「失礼しました」
部屋を出ると、男がサインをする音とラック様が突然のことに戸惑いつつも喜んでいらっしゃる様子が伝わってきます。
ラック様をお守りできることが何よりも嬉しいです。
「本日はお疲れ様でした、どうぞ入浴でお疲れを癒してください……もしよければ私がお背中も…」
ラック様は冗談かと思ったのか、今日も薄く微笑んでやんわりと断り、お風呂に行ってしまいました。
ラック様が使った食器をひとしきり舐めて全ての体組織を回収した後、お風呂に張った湯の中に散りばめた私の分身に意識を集中します。
ラック様の皮膚へ優しく刺激を与え、開いた毛穴から私を侵入させます。
そして筋肉や脳に溜まった疲れ成分をことごとく分解し、ラック様に最高の癒しの時間を提供します。
もちろん、視覚リンクにより擬似的に作った目でのラック様のお風呂覗…失礼、観察を欠かすことはありません。
どんどん逞しく、磨きのかかってゆく肉体…惚れ惚れしてしまいます。
そんなものを見るうちについ自分を慰めてしまいたくなりますが、ラック様の入浴時間はこれまで平均12分02.1281秒ですので、残り時間はあとわずか。
自慰などすれば痴態を見られてしまう危険を伴います。
それに、本当の楽しみはラック様が眠りについてからなのですから。
「ご主人様、本日は本当に不愉快な思いをされつつも勇猛果敢に挑戦するそのお姿、感激いたしました」
ラック様は軽いいびきをかきながら、よくお眠りです。
寝巻きと下着を引き下ろしてポケットへ入れると、私はラック様の一糸まとわぬその姿の上に立ち、私もまた衣を脱ぎ去るのです。
「ラック様………」
ラック様のお顔の上で、私は秘部の割れ目をじっくりとなぞります。
指についた粘液はもちろんラック様のお口へと運び、操作して飲み込むように仕向けます。
「ラック様…ご覧ください、私のオナニー……ラック様を想い、ラック様のことをただひたすらに考え、ラック様をおかずにオナニーしているのですよ…♪」
ラック様の身体に、ぽたぽたと私の身体から出た液体が落ち、そして消えます。
皮膚に素早く吸収されたそれは、ラック様の血となるのです。
「ッ…ぁ…!んゥっ…!んっ…ぁんっ……!くッ…ふぅ……!い、イきますっ……ラック様をオカズに目の前でオナニーして…!ラック様へ……欲望の塊をぶつけて……ッあぁッ…ぁ…!」
ラック様にぴちゃぴちゃ、と透明な液体がかかり、私はへたりとお腹の上へ腰を下ろします。
ひとしきり私の自慰を見せた後、ラック様の耳へ舌を伸ばし…私は毎晩の習慣行為を行います。
「ラック様の記憶のバックアップは全て私が取っています…♪古いものからどんどん、どんどん……♪」
ラック様の脳から情報を奪い、私の作っている細胞に転写します。
その背徳的行為に、最近の私は毎晩酔いしれているのです。
いずれ全ての情報を移し終えてラック様の新たな脳を完成させたら、ラック様の現在の脳を私が吸収して、ラック様の全ては私になるのです。
3ヶ月分の記憶を写し終えて、私は一人笑みを浮かべます。
「明日はいよいよ…私とラック様が出会った時から三ヶ月の記憶を頂戴しますね…♪ふふ、ラック様が私をどう思っているか、楽しみです…♪」
ラック様に新しい寝間着を付け、元着ていたものを今夜のオカズにするため自室へ運びます。
そして、ラック様が安眠できるようお祈りしつつ私も眠るのです。
おやすみなさい……また明日。
「……ミーナさん、僕が起きてるの気がつかないのかな…?僕がだいぶインキュバス化してるのも知らないみたいだし……出会った当時の記憶なんて見られたら、僕がミーナさん大好きなことも、ミーナさんの行動を認識してることもバレちゃうし………まぁ、そしたら指輪をきちんと渡そうかな…おやすみなさい…ミーナさん」
19/11/17 22:48更新 / あさやけ