落武者さんと一緒
シャコーッ シャコーッ
朝四時から響きわたる刃物研ぎの音。
普通の人なら生活に馴染みのないこの音は、もうサラリーマン 遠藤悟 には聞き慣れた目覚ましがわりとなっていた。
「おはよう、落武者さん…朝っぱらから刀のお手入れとは精が出るね」
悟が寝ぼけ眼でリビングに顔を出すと、重そうな鎧を部屋の中でも着込んだままの落武者は飛び跳ねた。
「あっ…!も、申し訳ない…音がうるさかっただろうか…朝ごはんを急いで作るから二度寝していてくれ!」
「二度寝を勧められたことなんて初めてだよ…」
食卓に座り、なんとなくテレビをつける。
キッチンからはお味噌汁のいい匂いが。
彼女と悟が出会ったのは彼が田舎の実家に帰った時のことだった。
「父さん…倉庫の片付けなのになんでこんなクソ暑い時期に…」
「馬鹿野郎、冬は雪で倉庫の周りを雪かき、しかも運び出すのが面倒だし、春とか梅雨とかはジメっとして中の状態が悪くなるだろ!」
「あのね父さん、秋は?」
「実を言うと天井の状態がもう悪くてな、この前夕立が降った日に開けた時に雨漏りしてるのを見つけて…な」
「そんなことだろうと思った…がらくたしか無いんだから叩き売るなり廃品業者に渡すなりしなよ」
「………ああもううるさい!お前あっちやってろ!」
「へいへい…」
そこで悟は見つけたのだ。
綺麗に飾られた鎧、古びた兜、レプリカとは思えない重厚感の刀。
「…?」
兜に手を触れるとそれは動き出した。
いいや、中に宿った魂を悟が引き出したのかもしれない。
「…主が私の主人だな…よろしくお頼み申す」
「ぎっ…」
「義?」
「ぎゃああああああ!」
「ぬ、主!待て!某はまだ何も…!」
軽いノリで父親に押し付けられた落武者にマナーを教え、料理を教え、法律を教えしてリア充生活を満喫しているのが悟なのである。
「主?どうした、ぼーっとして?朝食ができたぞ、どうぞ召し上がれ」
「あ、ああ、何か失礼なことを言われたような気がして」
「?」
「いただきます」
食卓に並ぶのは
・大根の漬物
・豆腐のお味噌汁
・ご飯
・小松菜のおひたし
・おくらの肉巻き
・なんかよく分からない炭化したもの
これら全て手作りである。
「…あの、落武者さん」
「なんだ?虫でもいたか」
「いやね、この黒いの何?」
「ギクッ……それはこの前てれびで見た「すくらんぶるなんとか」で、少し加熱しすぎたかもしれないな」
「……」
「…申し訳ない、大人しく卵焼きにしておけばよかった」
「うん、まあ練習すればその内上手になるさ!」
「ふ、ふふ、そうか…」テレテレ
口の中のジャリジャリを歯磨きで流してスーツに着替える。
いつもは7時あたりに出るのだが、早起きついでに6時に出ることにしたのだ。
「それじゃ落武者さん、行ってくるからね」
「くれぐれもお気をつけて…何かあればすぐに某に連絡してくれて構わない」
「落武者さん携帯使えないじゃん…」
「む…お、音楽が流れたら板の緑色のところを叩けばよいのだろう?…?赤いところ?黄色もあったような気が…」
「…まあいいけど、落武者さんも買い出しとか気をつけてね」
「心配無用、行ってらっしゃい」
「行ってきます」
ぱたん…と扉が閉まる。
落武者は足跡が遠ざかるのをしばらく聞き、その後悟の布団に向かった。
「はぁ…はぁ…♡主様…お慕いしている…♡某の「おかず」にさせてしまって申し訳ない…」
がこ、と具足を取り払った白くて細い足の付け根、その上に下着を膨らませ、湿らせるものが。
はらり、とふんどしを取り払い、そこに付いているモノを掴んでしごき出す。
「主…主…!某が主の使った枕を使うのを許してほしい♡朝から張って辛かったのだ…♡許してっ♡くれ…!」
どくん…どくん…と脈動を始めるモノを枕に押し付ける。
「主ッ…!お慕いして…いる…!♡」
枕にシミが広がる。
押し付けたモノを離すとねば〜っと溜めたであろう黄色い濃厚な糸を引いて、そして消えた。
「はぁ、はぁ…主…某はどうしたらよい……ん?」
そこにあるのは悟の携帯。
充電器に繋ぎっぱなしで置いて行ってしまったのだろう。
それを取りに悟が帰って来ることは容易に想像できるが、携帯が現代人になくてはならないものだということが分からない落武者は…。
「主が毎日指で触っている板…♡なんと羨ましい…♡」
携帯にモノをくっつけ、腰を前後に動かし始めた時だった。
「落武者さ〜ん!携帯忘れちゃった!」ガチャバタン
「!?!?」
再確認してみよう。
・下半身裸の落武者
・脱ぎ捨てられたふんどし
・黄色い精液まみれの枕
・そそり立ったモノ(ちなみに悟はふたなりだと知らない)
・ぬめった携帯
「ど、どうにかしなければ…っ!」
「落武者さん?携帯寝室にないかな?」パタパタ
「あわわわわわ…!」
5分後
「改めて行ってきます…着替え中だったんだね…ごめん」キマズイ
「あ、謝らないでほしい、某が無防備であった…行ってらっしゃい」カオマッカ
ふんどし一丁で見送る落武者と気まずそうに出て行く悟。
「…枕を裏返したら布団に……洗わなければ…」
取った行動はこの通りである。
1.枕を裏返す
2.ふんどしを付ける
3.モノの膨らみを具足で(イメージはアキ○100%)隠す
4.携帯を渡す
「…板はまあねとねとしてはいるが…セーフだろう」
「…なんだろ、この生臭いの…」
午後6時
「今宵は主様の好きなアジの煮付けにしよう…」
鎧をガシャガシャ言わせてスーパーで買い物をする落武者は、浮いてはいるもののちょっとした有名人なので、誰も咎めない。
「「すくらんぶるなんとか」にも挑戦したいが…いや、今朝の主には悲しそうな顔で完食させてしまった…やめておこう」
レジで精算してスーパーの外に出る。
すると携帯が鳴った。
「おわッ…!?ぬ、主か」
携帯画面には「主」と出ており、下に緑のボタンと赤のボタン。
「え、えぇと…?どちらを押せば…主は梅干しが好きだったし…こっちか」
躊躇いなく赤ボタンを押す。
電話が途切れる。
「……」アオザメ
しかし心配することはない。
「落武者さん、またボタン間違えたな…」
日常茶飯事である。
「ほっ…次は緑色を押せば…」
『ピッもしもし?落武者さん?』
「主!どうした?何か起きたのか?今すぐに向k」
『落武者さん、今どこ?買い出しなら一緒に帰ろ?』
「承知した!」
駅前で待ち合わせ、二人で会うことに。
「主、何か変わったことはなかったか?大丈夫か?」
「ありがとうね、落武者さん…荷物持つよ?」
「大丈夫…これは某に持たせてほしい、その鞄も某が持とう」
「いやいや…女の子にそんなに持たせられないよ」
「おっ…おんな…のこ…」テレテレ
「隙あり、俺が持つからさ」
荷物を受け取って歩き出す悟。
ガシャガシャついて行く落武者。
二人が手を繋ぐのにそう時間はかからなかった。
深夜2時
「…どういうことだ?眠れぬ」
落武者は下半身を確認して顔を青くする。
「…主様、失礼する」
寝息を立てる悟の枕元に座り、モノをしごきはじめる。
「主…主…っ♡すまない…♡」
「言ってくれればよかったのに」
「そうだ…某が言わずに主をおかずにするから…♡……?」
「おはよ、落武者さん」
「…」
むっくり起き上がった悟。
固まる落武者。
「…某に切腹を許していただきたい」
「…」
「かくなる上は自害して償うしか…!」
悟は落武者のモノをひっつかみ、そして撫ではじめる。
「落武者さん、一緒にいたら枕が生臭いこともスマホがねとねとしてることも分かるし、ふたなりのことも知ってたからさ」
「…!?ぬ、主!やめ…!あっ♡んっ♡」
「相談してくれたら色々手伝ったんだから…ほら、ここが好きなの?」
「んっ♡やっ…♡イきそうだ…主♡」
「どうぞ、ほら、ほらっ」
「主ッ主っ…♡!」
とぷっ…どくくっ…と濃厚な精液が飛び散り、辺りを濡らす。
「主ぃ…すまぬ…」
「大丈夫、謝ることはないからさ、というかむしろ…♡」
「?主様、そのピンクの筒は…?ッ!?にゅぷんって♡主!待っ…!」
「ふたなり大好きな俺にとっ捕まった落武者さんの運が悪かったね♪オナホから始めよっか♪」
「主!主、顔が怖…♡あんっ♡あっ♡」
ふたなりと一緒の爛れた生活の始まり始まり。
朝四時から響きわたる刃物研ぎの音。
普通の人なら生活に馴染みのないこの音は、もうサラリーマン 遠藤悟 には聞き慣れた目覚ましがわりとなっていた。
「おはよう、落武者さん…朝っぱらから刀のお手入れとは精が出るね」
悟が寝ぼけ眼でリビングに顔を出すと、重そうな鎧を部屋の中でも着込んだままの落武者は飛び跳ねた。
「あっ…!も、申し訳ない…音がうるさかっただろうか…朝ごはんを急いで作るから二度寝していてくれ!」
「二度寝を勧められたことなんて初めてだよ…」
食卓に座り、なんとなくテレビをつける。
キッチンからはお味噌汁のいい匂いが。
彼女と悟が出会ったのは彼が田舎の実家に帰った時のことだった。
「父さん…倉庫の片付けなのになんでこんなクソ暑い時期に…」
「馬鹿野郎、冬は雪で倉庫の周りを雪かき、しかも運び出すのが面倒だし、春とか梅雨とかはジメっとして中の状態が悪くなるだろ!」
「あのね父さん、秋は?」
「実を言うと天井の状態がもう悪くてな、この前夕立が降った日に開けた時に雨漏りしてるのを見つけて…な」
「そんなことだろうと思った…がらくたしか無いんだから叩き売るなり廃品業者に渡すなりしなよ」
「………ああもううるさい!お前あっちやってろ!」
「へいへい…」
そこで悟は見つけたのだ。
綺麗に飾られた鎧、古びた兜、レプリカとは思えない重厚感の刀。
「…?」
兜に手を触れるとそれは動き出した。
いいや、中に宿った魂を悟が引き出したのかもしれない。
「…主が私の主人だな…よろしくお頼み申す」
「ぎっ…」
「義?」
「ぎゃああああああ!」
「ぬ、主!待て!某はまだ何も…!」
軽いノリで父親に押し付けられた落武者にマナーを教え、料理を教え、法律を教えしてリア充生活を満喫しているのが悟なのである。
「主?どうした、ぼーっとして?朝食ができたぞ、どうぞ召し上がれ」
「あ、ああ、何か失礼なことを言われたような気がして」
「?」
「いただきます」
食卓に並ぶのは
・大根の漬物
・豆腐のお味噌汁
・ご飯
・小松菜のおひたし
・おくらの肉巻き
・なんかよく分からない炭化したもの
これら全て手作りである。
「…あの、落武者さん」
「なんだ?虫でもいたか」
「いやね、この黒いの何?」
「ギクッ……それはこの前てれびで見た「すくらんぶるなんとか」で、少し加熱しすぎたかもしれないな」
「……」
「…申し訳ない、大人しく卵焼きにしておけばよかった」
「うん、まあ練習すればその内上手になるさ!」
「ふ、ふふ、そうか…」テレテレ
口の中のジャリジャリを歯磨きで流してスーツに着替える。
いつもは7時あたりに出るのだが、早起きついでに6時に出ることにしたのだ。
「それじゃ落武者さん、行ってくるからね」
「くれぐれもお気をつけて…何かあればすぐに某に連絡してくれて構わない」
「落武者さん携帯使えないじゃん…」
「む…お、音楽が流れたら板の緑色のところを叩けばよいのだろう?…?赤いところ?黄色もあったような気が…」
「…まあいいけど、落武者さんも買い出しとか気をつけてね」
「心配無用、行ってらっしゃい」
「行ってきます」
ぱたん…と扉が閉まる。
落武者は足跡が遠ざかるのをしばらく聞き、その後悟の布団に向かった。
「はぁ…はぁ…♡主様…お慕いしている…♡某の「おかず」にさせてしまって申し訳ない…」
がこ、と具足を取り払った白くて細い足の付け根、その上に下着を膨らませ、湿らせるものが。
はらり、とふんどしを取り払い、そこに付いているモノを掴んでしごき出す。
「主…主…!某が主の使った枕を使うのを許してほしい♡朝から張って辛かったのだ…♡許してっ♡くれ…!」
どくん…どくん…と脈動を始めるモノを枕に押し付ける。
「主ッ…!お慕いして…いる…!♡」
枕にシミが広がる。
押し付けたモノを離すとねば〜っと溜めたであろう黄色い濃厚な糸を引いて、そして消えた。
「はぁ、はぁ…主…某はどうしたらよい……ん?」
そこにあるのは悟の携帯。
充電器に繋ぎっぱなしで置いて行ってしまったのだろう。
それを取りに悟が帰って来ることは容易に想像できるが、携帯が現代人になくてはならないものだということが分からない落武者は…。
「主が毎日指で触っている板…♡なんと羨ましい…♡」
携帯にモノをくっつけ、腰を前後に動かし始めた時だった。
「落武者さ〜ん!携帯忘れちゃった!」ガチャバタン
「!?!?」
再確認してみよう。
・下半身裸の落武者
・脱ぎ捨てられたふんどし
・黄色い精液まみれの枕
・そそり立ったモノ(ちなみに悟はふたなりだと知らない)
・ぬめった携帯
「ど、どうにかしなければ…っ!」
「落武者さん?携帯寝室にないかな?」パタパタ
「あわわわわわ…!」
5分後
「改めて行ってきます…着替え中だったんだね…ごめん」キマズイ
「あ、謝らないでほしい、某が無防備であった…行ってらっしゃい」カオマッカ
ふんどし一丁で見送る落武者と気まずそうに出て行く悟。
「…枕を裏返したら布団に……洗わなければ…」
取った行動はこの通りである。
1.枕を裏返す
2.ふんどしを付ける
3.モノの膨らみを具足で(イメージはアキ○100%)隠す
4.携帯を渡す
「…板はまあねとねとしてはいるが…セーフだろう」
「…なんだろ、この生臭いの…」
午後6時
「今宵は主様の好きなアジの煮付けにしよう…」
鎧をガシャガシャ言わせてスーパーで買い物をする落武者は、浮いてはいるもののちょっとした有名人なので、誰も咎めない。
「「すくらんぶるなんとか」にも挑戦したいが…いや、今朝の主には悲しそうな顔で完食させてしまった…やめておこう」
レジで精算してスーパーの外に出る。
すると携帯が鳴った。
「おわッ…!?ぬ、主か」
携帯画面には「主」と出ており、下に緑のボタンと赤のボタン。
「え、えぇと…?どちらを押せば…主は梅干しが好きだったし…こっちか」
躊躇いなく赤ボタンを押す。
電話が途切れる。
「……」アオザメ
しかし心配することはない。
「落武者さん、またボタン間違えたな…」
日常茶飯事である。
「ほっ…次は緑色を押せば…」
『ピッもしもし?落武者さん?』
「主!どうした?何か起きたのか?今すぐに向k」
『落武者さん、今どこ?買い出しなら一緒に帰ろ?』
「承知した!」
駅前で待ち合わせ、二人で会うことに。
「主、何か変わったことはなかったか?大丈夫か?」
「ありがとうね、落武者さん…荷物持つよ?」
「大丈夫…これは某に持たせてほしい、その鞄も某が持とう」
「いやいや…女の子にそんなに持たせられないよ」
「おっ…おんな…のこ…」テレテレ
「隙あり、俺が持つからさ」
荷物を受け取って歩き出す悟。
ガシャガシャついて行く落武者。
二人が手を繋ぐのにそう時間はかからなかった。
深夜2時
「…どういうことだ?眠れぬ」
落武者は下半身を確認して顔を青くする。
「…主様、失礼する」
寝息を立てる悟の枕元に座り、モノをしごきはじめる。
「主…主…っ♡すまない…♡」
「言ってくれればよかったのに」
「そうだ…某が言わずに主をおかずにするから…♡……?」
「おはよ、落武者さん」
「…」
むっくり起き上がった悟。
固まる落武者。
「…某に切腹を許していただきたい」
「…」
「かくなる上は自害して償うしか…!」
悟は落武者のモノをひっつかみ、そして撫ではじめる。
「落武者さん、一緒にいたら枕が生臭いこともスマホがねとねとしてることも分かるし、ふたなりのことも知ってたからさ」
「…!?ぬ、主!やめ…!あっ♡んっ♡」
「相談してくれたら色々手伝ったんだから…ほら、ここが好きなの?」
「んっ♡やっ…♡イきそうだ…主♡」
「どうぞ、ほら、ほらっ」
「主ッ主っ…♡!」
とぷっ…どくくっ…と濃厚な精液が飛び散り、辺りを濡らす。
「主ぃ…すまぬ…」
「大丈夫、謝ることはないからさ、というかむしろ…♡」
「?主様、そのピンクの筒は…?ッ!?にゅぷんって♡主!待っ…!」
「ふたなり大好きな俺にとっ捕まった落武者さんの運が悪かったね♪オナホから始めよっか♪」
「主!主、顔が怖…♡あんっ♡あっ♡」
ふたなりと一緒の爛れた生活の始まり始まり。
18/07/15 10:12更新 / あさやけ