連載小説
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モフモフ編
グラビアページ

『まずは一番手は、ネコマタのミケさん』
『スレンダーな姿に三毛の尻尾と手足がぶちになり大変可愛らしい』
『触ると猫耳をぴくぴくさせてさそっているよう』
『こっそりと寝姿を鑑賞させていただきました』

『二番手は刑部狸の紅葉さん』
『どこかミステリアスな雰囲気は何を考えているのか』
『自慢の尻尾を振り振り』
『もふもふを誘惑に使う事をよく分かっているお姿です』

『自慢の羊毛を大胆に刈り上げて、ワーシープのスキタイさん』
『全身の毛に埋もれるもよし』
『今の胸と腰回りに残った毛を愛撫するもよし』
『一緒にお昼寝しませんか?』

『お尻をふりふり、ワーラビットのミミーさん』
『長い耳もふわふわで触ってみたいです』
『さあ、もふもふの国に行きましょう?』
『ちゃんと着いて来れる?』

『さて、今回のラストはベスト・オブ・モフモフ』
『九尾の狐、那須さんです』
『その九尾はもはやもふもふとしか言えない』
『このもふもふ布団にダイビングしてみたい』

グラビアページの娘さんはお婿さん募集中です。募集された方は責任もってコンタクトさせて頂きます。



インタビューページ
特大号の為に募集した葉書の中から、まずはもふもふについての愛をそれぞれに語っていただきます

妖狐が奥さんの読者さん
「やっぱりモフモフと言えばあの尻尾でしょう。奥さんも尻尾を撫でられるの好きみたいで、膝枕されながら尻尾を撫でるのが二人の習慣になってます」

キキーモラが奥さんの読者さん
「私の妻はメイドです。元々メイドとして雇った女性が好きになった女性と言う訳なんですが、掃除している時鼻歌と一緒に尻尾が振り振り揺れるのがたまらない」

ケサランパサランが奥さんの読者さん
「もふもふと言えばうちの奥さんです。ケサランパサランですが、顔面に抱きついてくる癖があるのがたまらないです。毎日もふもふが顔面を覆って天に昇る気分です」

ワーキャットが奥さんの読者さん
「うちの奥さんは後ろから撫でられるのが嫌いなんです。後背位は別なんですが、後ろにいられると落ち着かないらしくて。ただ木天蓼を買って来たときにべろべろに伸びてたんで、その時は撫でさせてくれたんですよね。また買ってこようと思っています」

ワーバットが恋人の読者さん
「蝙蝠にモフモフはない?そんな事はありません。背中のちょっとした毛皮とかモフモフしてます。彼女は外では抱き着いてくるんで、その時のモフモフの感触が好きなんです。つい外に連れ出してしまいます」

ワーウルフを家族に持つ読者さん
「三つ子が連続して生まれまして。今可愛い盛りなんです。「パパー」って全員に抱き着かれて、奥さんに後ろから抱きつかれて、もふもふと家族の愛情で二重の意味で天国です」

ネコマタが奥さんの読者さん
「猫の形態と人の形態と、もふもふは同じなんです。ただ、うちの奥さんは猫の姿で撫でられるのが大好き。あったかい日は一日中日向ぼっこしながら撫でています」

イエティが奥さんの読者さん
「俺が住んでいるのは雪山何で、吹雪の酷い時は寒さ対策もあって抱き合って眠るんだ。抱きしめるのが好きな種族ってのもあるけど、まるで極上の毛皮に包まれているみたいだよ」

スフィンクスが奥さんの読者さん
「妻はこう、謎かけをしてくるんですが、俺は癖みたいなものであっちこっち頭を振って目を合わせないで考えるんですよね。妻は応える時目を見て応えて欲しいみたいで、答えを言う時には、こう両手で俺の頭を固定してじっと見つめるんです。その時の肉球のぷにぷに感と毛のふわふわ感が絶妙な感じで、この癖を直せません」

刑部狸が恋人の読者さん
「狸のあの棒のような尻尾のモフモフが一番です。一緒にいる時枕にして頬ずりしていると襲われるのが難点ですが。何だかこちらから抱きたい時の合図みたいになってます」

稲荷が奥さんの読者さん
「料理中の奥さんをそっと後ろから抱きしめる。これが私のモフモフを一番感じる方法です。6尾の奥さんに隙などないので、大体尻尾で包まれ拘束されますから」

マーチヘアが恋人の読者さん
「マーチヘアは確かに年中発情してますが、不思議と交尾を止めるのがモフモフを愛でている時なんです。あの丸い尻尾にくすぐられた時なんかこっちから襲ってしまいます」

ちょっとコーヒーブレイク
『さて、今回の特別ゲストはバフォメットさんです。バフォメットと言えばロリの女王様、そんなイメージを持っている方の方が多いのでは?実はバフォメットの体は手足等が毛に覆われ、十分以上にモフモフなのです。
 ある意味、無駄な肉がないその体はモフモフを感じるのに一番ふさわしいと言えるでしょう。系統としては近いものは山羊の毛ですから十分にモフモフ、ふかふかを堪能できます。その手の肉球と合わさって他の人気種族に負けないダークホース、バフォメット。バフォメットを奥さんに持つ皆さんも、一つそのモフモフを堪能してみませんか?』


インタビューページ
 さて、読者の中から対談しても良い、と言われた方々の内、さらに編集部の厳選と都合で選ばれた方達においで頂きました。皆さん奥さんが魔物娘ですが、種族は被らないように調整しております。

編集者(以下略)『それでは対談を始めたいと思います。雑誌ではこちらから時計回りにAさんからFさんまでとさせていただきます。まず奥さんの種族をどうぞ』
A「どうも、妖狐の夫です。よろしくお願いします」
B「妻はアヌビスです。こちらこそよろしく」
C「家内は刑部狸です。よろしゅう頼んます」
D「グリズリーを嫁に持つ、Dです。よろしく」
E「妻はワーラビットです。どうぞ宜しく」
F「ジパング人が多いな。俺もジパング人です。妻はネコマタです。よろしくお願いします」
『皆さんよろしくお願いします』

『それでは早速。まず世には巨乳、ロリ、ハーレムといろいろな主義主張が溢れていますが、その中でもふもふと言うジャンルに愛を感じる、その思いのたけをおっしゃって下さい。Aさんから時計回りにお願いします』
A「そうですね。まあ普通に、一番わかりやすいのは尻尾ですか。うちの妻は妖狐ですが、今五尾なんです。その中でモフモフに包まれているのはとても気持ちいですよ」
B「わかりやすい、ですか。じゃあ私はブラッシングの時の感想でも。妻はブラッシングが好きで夜やってあげるんですが、その時の撫で心地は素晴らしいです。妻もうっとりした顔になって大変可愛い。特にその後すぐ慌てだすのが」
C「Sですな。うちの嫁はんもSっぽいですが。尻尾で言えば、うちの嫁はんは尻尾で俺の体を撫でてきます。ふわふわもふもふが撫でてくるのは天にも昇る心地です」
D「グリズリーですから尻尾の話は出来ませんが、モフモフを一番感じるのはギュッと抱きしめられた時ですね。自前の毛皮が全身を包んで、最高です」
E「ワーラビットの尻尾ならくすぐってくるのは可能ですが。やっぱり獣耳でしょう。兎耳も触るとふわふわしていて気持ち良いですよ。あ、妻は耳を触られるのはあまり好きじゃないみたい何であまりやりませんが」
F「ネコマタの良いところと言えばやっぱり猫と魔物娘の2形態で愛でられるところでしょう。昼は猫の妻を撫でながら日向ぼっこして、夜は尻尾や猫耳を愛でながら一緒に寝る。これぞ至福」
『結構色々な楽しみ方がありますね』
A「そうですね。モフモフと言っても人によって好きな所はありますし、猫耳なんかメイド服で見ているのが良い、なんて人もいますし」
E「愛でるか触るかだよな。まあここにいるのは両方やってる人たちだけだろうけど」

『じゃあ次に、もふもふでよかったと思う記憶は何ですか?Bさんからどうぞ』
B「一番良かったのはいつだったか、草原で裸で追いかけっこした時ですね。抱き着いてその毛皮の香りを嗅いだとき、最高でした。あれ、どうしました」
D「何があって裸で追いかけっこ何かを?」
B「え、スキンシップの一環として、やりませんでした?」
『まあ人ぞれぞれという事で。深く追及するのはやめましょう。Cさんどうぞ』
C「ああ、はい。そうですね。俺の一番のモフモフの思い出は家内の尻尾でぶたれた時ですな。いやあの時のふわふわを思い出すと」
D「今度は何をやったんですか?!」
C「え、別に何も珍しい事はやっとりまへんよ。しつこく軟派しとっただけで」
『もしかしてそれが奥さんとのなれ初めですか』
C「はいな。あのモフモフに惚れて頑張って口説き落としましてん」
『もふもふを語るという意味では間違ってはいませんが、次の方お願いします』
D「なんか突っ込みどころが多くなってきたな。あ、はい。そうですね、私にとっては毎年の事なんですが、嫁と一緒に冬眠の為の寝床に入るときですね、一緒に抱き合って眠るんでモフモフを感じられて気持ち良いです」
E「これもなれ初めになるのかな。自分が穴を掘っていた時飛び込んできたのが出会いでして。見事なモフモフヒップアタックを食らいました」
F「凄いですね。俺は普通に猫型を撫でている時が一番です。日常の何気ない事が一番というのは良い物ですよ」
A「ふむ、僕は被りますが冬に一緒に布団に入るときですね。寒い時モフモフに包まれるのが最高だと思います」
『実に皆さんのこだわりの入った思い出ですね』

『それでは次にまだやってみた事がない事でやってみたいモフモフ関係の事をお願いします。Cさん、どうぞ』
C「家内は嫌がるんですが、尻尾を枕にするのが気持ちいいんですわ。ですから、刑部狸印の尻尾型枕が欲しいんですよね」
E「枕ぐらいならいくらでも買えないか?」
C「いやお前に枕はいらん。肉枕があるやないかって」
E「何だただの惚気か」
『妻帯者を集めたとはいえ独身の編集者にとっては羨ましい限りです。次にDさん、お願いします』
D「妻はグリズリーなので右手の毛皮に蜜がついてる事が多いんですよ。一度全身洗ってもらってふかふかになった状態で一緒に寝てみたいです」
E「俺は一度不思議の国に旅行に行ってみたいんです。あの国には独特の文化があるので珍しいもふもふの仕方とかないかと思って」
A「いやあの国に行ったらこちらでの常識が理解できなくなるそうですよ。モフモフの事を覚えているかどうか怪しいもんです」
E「俺は覚えている自信がある」
『モフモフ好きとしては頼もしい限りですね』
F「うちは妻が嫌がるんだが、一度でいいから大量の猫と一緒に寝てみたい。猫団子に埋もれて」
C「ハーレム形成すれば出来そうやな。全員ネコマタで」
F「いや、妻はセックスは他人がいるより二人っきりが良いと言うタイプ何で、あまり肌を合わせる事で他の人が俺に関わるのは嫌だとはっきり言っています」
『奥さんに普通の猫を紹介してもらったらどうでしょう』
F「まあ実際に考えるとそんな風になりますか」
『それではAさんはどうですか』
A「そうですね。僕の方も妻が嫌がるんですが、狐どうし稲荷の尻尾と堂モフモフ具合が違うのか確かめてみたいです」
B「稲荷と仲悪いんですか?」
A「いや個人的な知り合いの稲荷が親友兼ライバルみたいな感じで。仕方ないからモフモフを数値化できる探知機を開発中です」
C「何気に凄い人ですな。で、どのくらいで売りまっか?」
『申し訳ありませんがそういった話はこちらの後でお願いします』

『やはりこれは聞いておかないといけないでしょう。モフモフを感じるために相手の嫌がる事はありますか?Dさん、お願いします』
D「やはり共通する事として、撫でて撫で過ぎない。構いすぎると嫌がられます」
E「そうですよね。自分ちはさっきも言いましたが耳を弄るのは家族内でのルールが出来ています。触るときには一言注意、という物です」
F「そういうのはどこでも一緒ですね。俺の所は猫ですから木天蓼を使って撫でるの禁止、です。ふにゃふにゃになっている所に撫でられたら邪魔でしかないらしいです」
A「あ、魔物娘だとよくある話なんだけど、セックスの時は集中する、目の前に尻尾が来ても手を出さないっていう決まりがうちにはある」
E「ああ、あるある、うちもそれがある」
D「まあ魔物娘だから仕方ないでしょう」
『そうですよね』
C「あと、俺んとこでは自慰禁止ッて決まりもあるで」
E「ああ、それもあるな」
F「もふもふを楽しむかセックスを楽しむか。それが問題だ」
『話を戻しまして、Bさんはどうですか』
B「私の妻はアヌビスですからその手の掟とかルールとかとにかく最初は多かったんです。だから減らしていくのに苦労しました。あ、戻しますか?私はトリマーをやってるんですが、ウルフ種だからなのか知らない犬の匂いを感じて嫌がりますね。職業だから仕方ないとも言われますが。風呂をすぐに入らされます」
E「動物によってはそういうの嫌がるよな。自分とこはいわば兎だから犬とかの匂いが嫌いだ」
C「最後は俺ですね。さあ、嫌がると言うと、魔物娘の特性やろうな。刑部狸の場合、金勘定は一緒にする事になってるんや」
A「ああ、ありそう」
『なかなか悩みも多いようですね』

『逆に短所ポイントと言うべき部分はありますか?Eさんからどうぞ』
E「短所ですか。自分の場合、抜け毛が多いというくらいしか思いつきません。コロコロのカーペットクリーナーは必須です」
B「ああ、ありますねうちも」
F「これはうちだけかな?猫だからか時々縄張り争いするんです。傷だらけになってくる妻を見るのは辛い」
『動物型を取るネコマタならではの悩みですね』
A「これも妖狐系だけですね。あんまりセックスに頑張ると狐火が出てご近所に被害が出るという」
『魔力の強い魔物娘さんならありそうですね』
B「短所ですか。うちの妻だけだと思いますが、サインの代わりに肉球を使おうとするんです」
『動物型ならあるのかな?肉球のついたタイプ限定ですが。個人的なこだわりがあるんでしょうね』
C「うちの家内の欠点な。ちょっと違うかもしれんけど、商売が関わっとっても狸の毛皮見ると微妙な顔になるねん」
『魔物娘さんのうち動物の方々は意外とそうなるそうですよ』
C「そうなんか」
D「皆さんもふもふの最大の欠点を忘れていますよ。なんといっても夏は熱い」
ABCEF「「「「「「そうだった」」」」」」
『意外な所で意見がまとまりましたね』

『それではFさんから、これを機会に他の人に聞きたい事はありますか?』
F「うーん。俺からは特にないです」
A「話が重なりますが、もし稲荷と妖狐の尻尾のふわふわ感を比べた事がある人、ぜひ僕に教えてください」
B「奥さんをさらにモフモフさせるために裏ワザを求めてトリマーである私の店に来るんですが、あれって教えていいんですか。散髪屋さんに頼むべきですか?」
C「うちの家内である刑部狸、こずかいをうまくもらえる方法を教えてください」
D「妻が蜂蜜の為に森に帰ろうとしています。連れて行かれないためにはどうしたらいいでしょう」
E「不思議の国への行き方を知っている人、教えて下さい」
『どうぞ編集部にご連絡下さい。責任を持って本日のゲストである皆さんにお届けします』

『さて、最後に言いたいことがあればどうぞ』
C「そうですな。これ言うとかんと、二人目の家内について話しておかんと怒られますな」
E「まさかの二股野郎か」
F「リア充め」
『急に暴走しないで、落ち着いて話を聞きましょう。仕留めるのは終わった後で』
A「止めてないですよね、それ」
C「なんや怖いな。まあもう一人の家内はマンティコアでな。手なんかは刑部狸の家内とは別の感じでモフモフなんや」
D「ほほう」
B「そう考えるとキメラ型はもふもふ多そうですよね」
C「緊縛されて、下はマンティコアの家内に絞られながら刑部狸の家内が尻尾で全身をくすぐってくるんや。たまらんで」
E「何だただのMか」
F「何だろう、この二股野郎でもMだと許せてしまいそうな暖かな感情は」
B「温かい目の間違いでしょう」
A「他の魔物娘に何かされたいって言う願いなら、僕も狐、犬、狸の系列の人たちを集めてみたい」
E「それは狐狗狸さんをやるのか」
F「ファミリアも良く猫が使い魔に使われているんだが、猫っぽいんだろうか」
B「キメラだし、どうでしょう」
E「自分はあんまりそういう事は言えないな。うかつな事をいうと嫁さんが増える」
A「増えるって、ワーラビットの奥さんでしょう?」
E「ああ、3人目の妻がそうだ」
D「三人目って」
E「一人目の妻はバイコーンでな。何かいうと嫁さん希望者を連れて来るんだ。不思議の国に行ってみたいと言ったらワーラビットの嫁さんが来たし」
C「奥さんは何人?」
E「今は6人」
B「女の敵がいた!」
F「いや男の、世界の敵だ!」
『まあまあ、それでは対談を終わりましょう。皆さん、ありがとうございました』
「「「「「「ありがとうございました」」」」」」
『では早速』
E「ちょっと待った、何だそのバールのようなものは」
C「ご愁傷様」
14/11/07 12:23更新 / 夜矢也
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■作者メッセージ
 魔物娘モフモフ編、いかがでしたか。喜んでいただけたでしょうか。おすすめはコーヒーブレイクです。だからバフォメット様、どうかEDの呪いはかけないで、お願いします。









 ようやくかけた、モフモフ編です。話がずれるのには定評があります。できるだけもふもふにこだわったと思います。思いますったら

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