連載小説
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第28話 N・Z・M・I記念パーティー

 「準備はどうだ?」

 「全然大丈夫」

 「こっちも平気だ!!」

 「子ども達には、ばれてないだろうな・・・」

 「平気よ・・・準備は子ども達が寝てからしてるから」

 ここは、とある家のリビング。何人か集まって、こそこそしている。

 「とにかく、明日までの辛抱だ」

 何を話しているのか、わからないが聞かれてはいけないことを話してるみたい・・・・・・

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              〜公園〜

 「う〜〜〜〜ん」頭を抱えて考えているアヌビスのリヴェリアちゃん。

 「どうしたの?リヴェリアちゃん」心配そうに言うエキドナのアベリアちゃん。

 「頭がいたいの?」シースライムのチャルちゃん。

 「違うよ・・・・でも、パパの様子がおかしいの・・・・・」うつむいて言うリヴェリアちゃん。

 「いつもなら、パパのお部屋に入って・・・わからない所を聞きに行って教えてもらうんだけど・・・全然教えてくれないの・・・私が入ってきたらパパ慌てて何かを隠すの・・・」

 「そうなんだ・・・・そう言えばうちのパパも最近よく海に行くの・・・それで、いつも傷だらけで帰ってくるの」チャルちゃんが涙目で言った

 「私のパパも、最近おかしいんだよね。何か準備してるみたいなんだけど・・・全然教えてくれないの・・・」アベリアちゃんが首を傾げて言った。

 「うふふ・・その謎!!解いて見せましょう!!!」どこからか、聞こえる笑い声。その、笑い声は空から聞こえてきた。

 「私の名前は、ジェニア・ビリア。名探偵だよ!!!こちらは助手の菫!!いまから、私がみんなの悩みを解決しましょう!!」上空から急降下してきたのはハーピーのジェニアちゃん。ジェニアちゃんの背中に乗ってたのは妖弧の菫ちゃん。目を回して、フラフラになってる。

 「あたしが来たからには、どんな謎でも解決しちゃいます!!!」

            「「「「おぉ!!!」」」
 
 「では、なぜ・・・パパやママがおかしくなったのか・・・それは!!!」

        「「「「「「それは!!!!!!!!」」」」」」

 公園に、緊張が走る。お互いに、にらみ合う・・・・・・・・

 「私にもわからない・・・てへ」ジェニアちゃんが笑いながら答えた。一斉にずっこけるリヴェリアちゃん達。

 「もう!!ジェニア!!」怒るアベ二アちゃん。この二人は実は姉妹なのである。

 「ごめ〜〜〜ん。お姉ちゃん」あやまるジェニアちゃん。

 「もう!!」

 「そういえば、うちのパパが何か書いていたような」ふと思い出すチャルちゃん

 「何を書いてたの?」菫ちゃんが言いよる。

 「う〜〜ん。あんまりよく見えなかったんだけど・・・〔パーティー〕って書いてあったよ」

 「パーティー?・・・・そっか!!!今日は、誰かの誕生日なんだ!!!」手を叩いて喜ぶアベニアちゃん

 「でも、あたしの誕生日は春だったよ・・・」リヴェリアちゃん

 「私は、冬だよ」チャルちゃん

 「あたしの誕生日は、この前やったばっかし・・・」菫ちゃん

 「みんな、誕生日はすぎてるし・・・・何のパーティーだろう?」また、考え込む、ジェニアちゃん

 その時、公園の入り口から大声で自分達を呼ぶ声。

 「あ、いたいた。お〜〜い!!!チャル。リヴェリアちゃん、アベリアちゃん、ジェニアちゃん、菫ちゃん!!!」そこにいたのはチャルちゃんのお父さん。どら
又さんがいた。

 「パパ〜〜〜〜♪♪」走って駆け寄って行くチャルちゃん。

 「おじさん。どうかしたんですか?」

 「お!!!アベリアちゃん。なに、今からみんなで楽しいことするんだよ」そう言うと子ども達を抱きかかえ、ある場所に向かうどら又さん

 「さすが、パパ!!」

 「木の上を走ってる・・・」

 「ありえない・・・・」

 「あたしが飛ぶより早い」

 「うぅ・・・目が回る・・・」

 着いた場所は・・・・・・宿屋【クロッカス】であった。でも、庭では楽しげな声が聞こえてきた。

 「さぁ!!主役の子ども達が来たぞ!!!」そう言うと子ども達の背中を押すどら又さん。

  この時、アベリアちゃんは今までの大人たちの不可思議な行動がわかった。
 
 このパーティーは私達のために作られたんだ!!

 どら又おじちゃんは、この日のために、たくさんのお魚をとってきてくれたんだ。その証拠に、テーブルには大きな魚が焼かれて置いてあった。そして、チャルちゃんが見た〔パーティー〕と書いてあったやつは、今ステージの上に飾られてある。

 リヴェリアちゃんのおじちゃんとおばちゃんは、パーティーのスケジュール・・・誰にも見せないように部屋で書いてたんだ。だから、慌てたんだ!!

 私達のパパ・・・最近よく、ロべリアと一緒に何かしてると思ったら、パーティー用の飾り付けをしてたんだ!!!

 これらを考えれば考えがつく・・・でも、何でこのときにパーティーをするんだろう。

 「さぁ!!!!たのしいパーティーのはじまりだぁーーーー!!!!」【クロッカス】の主人涼華さんが言った。それと同時に、私たちは、お皿を取り、ご飯のところに言った。楽しい時間があっという間にすぎていった。おもちゃが当たるビンゴゲームやどら又おじちゃんの冒険のお話。

 私たちは、この日を忘れない。だって一番楽しい時間だもん!!
10/10/30 22:55更新 / pi-sann
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■作者メッセージ
 〜数十年後〜

「あれ、お姉ちゃん?また、あの時の写真見てるの」

「あら、いいじゃない。ロベリア。姉さんも楽しかったんだし」

「いいけど・・・この事務所の家賃どうするの?」

「あ〜〜〜ロゼリア、ジェニア・・・あたし用事を思い出したし出かけてくるね」

「あ!!!逃げるな」

「あっ!!待ってよ!!!ジェニアお姉ちゃん!!」

子どもの時に開花した観察能力は、後の有名な探偵となった。アベリア・・・この話はまた別のお話で・・・・



 今回のお話は、子ども達のパーティのお話。え!!題名の意味がわからない・・・・解いてみてください・・・・。でわ、感想お待ちしてます。それと、次回のお話は、自警団壊滅の危機!?保育園崩壊!!!でわ、本当にさらば!!!

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