連載小説
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第27話 楽しい海水浴!!
 
 夏!!それは、誰もが経験する灼熱の季節。だが、暑い時こそ涼しい場所が一番いい。その場所は・・・・

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              〜海水浴場〜

 「うみだぁ〜!!」海に向かって走る初香ちゃん。

 「そんなに走ると転ぶぞ!!」走る初香ちゃん注意する父親の耕介さん。

 「初香!!待ちなさい!!」後を追いかける母親の茜さん。

 今日は、家族で海に行くことになった初香ちゃん。ここの海は、魔界でも有名な海水浴場。カップルや家族で来ている方もいて大賑わい!!サングラスをかけ日焼けをしているミノタウロスや海の家で働いてるベルゼブブ。日焼け止めを塗っているアリスなど色々な魔物が遊びに来ていた。

 「パパ〜〜ママ〜〜はやく〜〜〜」海に入りたくて、うずうずしている初香ちゃん。

 「ちょ・・・・待ちなさい!!初香!!」砂場にパラソルを立てている耕介さん。立てるのに時間が掛かっている。

 「あなた、先に行ってくるわね」緑と白のラインの入った水着を来て初香ちゃんと一緒に海に入る茜さん。

 「ちべたいーーーー」

 「ホント!!気持ちいいわ!!」

 浮き輪で、ぷかぷかと浮く初香ちゃん。その後ろで、バタ足をして浮き輪を押してる茜さん。

 「パパ〜〜」手を振って、耕介さんに言う初香ちゃん。

 「ハ〜〜〜〜〜イ」同じように手を振る耕介さん。パラソルを立てるだけで、体力を使いシートの上で寝転がっていた。

 初香ちゃんは、相変わらず浮き輪でぷかぷか、上を見上げれば青い空、下を見れば小さな魚が泳いでいる。母親の茜さんは、初香ちゃんの浮き輪を岸のところまで押していく。

 「パパ〜ただいま〜〜」元気に戻ってくる初香ちゃん

 「あなた、大丈夫?」ご主人が心配で戻ってくる茜さん

 「あぁ、大丈夫だよ・・・・」昨日ペットボトルに凍らせておいた水を飲む耕介さん。

 「ママ〜おなかすいた」そう言う初香ちゃんのお腹がぐぅ〜となった。

 「あらあら、じゃあ、ご飯にする?」

 「うん♪♪」

 「それだったら、あそこの海の家にいくか。ちょうど空いてるし」

 海の家に向かう山根家族

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               〜海の家〜

 「いらっしゃい!!!!」

 「「「「いらっしゃいませ!!!」」」

 店内に入ると、香ばしい焼きそばやトウモロコシの匂い。大鍋にはおいしそうなカレーなどがあり、店内はおいしそうな匂いでいっぱいだった。

 「わぁ〜おいしそう」

 「いい香り」

 「おっ!!うまそうな焼きそばもあるな」

 席につき、すぐに冷えた水が出てきた。水を持ってきた女性は、瑠璃色の髪の毛で、珊瑚の首飾りをしていた。
 
 「ご注文は、お決まりですか?」

 「えっ〜と・・・〔パリパリチーズ焼き〕1つと〔焼きそば〕2つ〔サイダー〕3つもらおうかな」

 「わかりました。では、ご注文を繰り返しますねパリパリのチーズ焼きが1つ焼きそば2つサイダー3つ。以上でよろしいですか?」

 「はい」

 「では、少々お待ちください」

 注文を聞き、厨房に向かう女性。3分も立たないうちに料理が運ばれてきた。

 「おまちしました!!パリパリのチーズ焼きと焼きそば。お飲み物のサイダーです」チーズのこんがりとした匂いと焼きそばのソースの香り。そして、キンキンに冷えたサイダーが机の上に並べられる。そして家族皆で・・・・

           「「「いただきま〜す」」」

 アツアツのチーズを頬張る茜さん。割り箸で器用に焼きそばを食べる初香ちゃん。そんな二人の様子をみて微笑む耕介さん。

 ご飯が食べ終わり、お会計を済まして、パラソルの所へ向かっていく。

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              〜帰宅途中〜
 
 たくさん遊んだのか、帰るころには耕介さんに抱きかかえながら寝た初香ちゃん。

 「あら、この子たら、涎たらして寝てる」笑いながら初香ちゃんの涎をふき取る茜さん。

 「しかし、すごい焼けたな。これは、風呂入れるの大変だな」この後の状況を考えている耕介さん。

 そんな様子とは、裏腹に初香ちゃんは寝言で「ふにゃ〜うみ〜〜」と言っていた。多分夢の中でも海の中で泳いでるんだろうな。そう思う山根夫婦であった。
10/10/29 23:34更新 / pi-sann
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■作者メッセージ
 〜帰宅後・お風呂〜
 
 「いや〜〜〜〜!!!!!!!!!入りたくない!!!!」

 「はつ・・・・か・・・痛いのはわかるが、パパの大事な所はけらないで・・・」

 必死にお風呂に入りたくない初香ちゃんは、お父さんの大切な部分をけってしまい、耕介さん撃沈!!


 皆さんも、日焼けして、こんな経験がありでしょう。でもお風呂はいるときはゆっくりね。感想お待ちしてます!!!
 

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