読切小説
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新・こんな魔物娘はまものむすめだ
1.ワイバーン

 「いつでもいいよ」

 「よし、魔王第一飛竜隊出撃せよ!!」

 「よーしいくよ!!」バサッバサッ!!!羽を羽ばたかせて空を飛ぼうとしているがなかなか飛ばないワイバーン。

 「・・・」

 「・・・」

 「お前、太ったろ」

 「太ってないもん」

 「ならなんで、飛べないんだ?」

 「え〜っと。最近、食堂のご飯が美味しいから」

 「そうか、それなら仕方がないな」笑う指揮官のデュラハン。

 「だよねwwwww」
 
 「それを、世の中では太ったという意味なんだ!!」指揮棒でワイバーンの余分に出たお腹を叩く。

 「ひゃい!!」

 「貴様は、今から減量だ!!」

 「そんな〜〜〜」

 
 【太りすぎて空を飛べなくなったワイバーン】

 
 2.ワーム

 「おらおらおら!!!」すごい勢いで地下を掘り進めるワーム。

 「プハー。親方〜トンネル掘りおわったよ」

 「お疲れさん。いや〜。ワームちゃんがいると、地下鉄作りが楽になるよ」出口に付いたとき黄色いヘルメットにツルハシを持った男がワームを出迎えた。

 「そんなことないですよ。その代わり、働いた分だけ若い男(性的に)を貰いますからね」

 「もちろんだぜ!!」

 「俺たち、この仕事が終わったら天国いきだな」

 「友よ。俺もだ」

 「さぁ〜。もう一踏ん張りいくぜ!!」

 
 【地下鉄作りのお手伝いをしているワーム】



 3.イエティ

 「そういえば、あたし写真集出してたんだ」

 「唐突だね。でも、写真集出しているのは知らなかったな」

 「見たい?」

 「見てみたいね。あるの?」

 「うん。あるよ。たくさんあるんだ」そう言うとタンスの中から出てくる雑誌。

 『実録!!イエティは存在した』『藤○隊長が行く秘境ヒマラヤ山脈の雪男伝説』etc・・・

 「これなんか、可愛く写ってるんだよ」見せてくれた雑誌には写真は写っていたが小粒ほどの影しか写ってなかった。

 「いや。これは、写真集なんかじゃなくてUMA扱いされてるし」

 「え〜。他にもいっぱいあるよ」

 「どれだけ撮られてるんだよ・・・」


 【UMA扱いされてるイエティ】


 4.グラキエス

 「はぁ!?あんたここ踏まれてそんなに気持ちいいの?」

 「はい。気持ちいいです」

 「そんなにしたかったらしてあげるわよ・・・別にあんたのためにしてるんじゃないんだからね。あたしが、やりたいからやってるだけなんだから」

 「オッケー!!今日も絶好調だねグラキエスちゃん」

 「ありがとう。それよりも監督。今度の公開収録の台本は出来てますか?あたし、すぐに練習したいんですけど」

 「もちろんあるよ。いや〜。さすが、グラキエスちゃん2ヶ月前なのにもう役に入ろうなんてさすが、声優界のツンデレ女王だけあるね!!」

 「べ・・・別にあんたのためじゃないんだからね!!!」

 「「「「リアルツンデレキターーーーーーーーーー」」」」


 【声優界にいるグラキエス】


 5.セルキー

 「こちら、東○都内にある川に来ています。数日前にアザラシが出てきたとのことでそれを見ようと川沿いには多くの男性がカメラを持って待ちわびています」

 「アザラシが出たぞ!!」

 「今、まさにアザラシがでt・・・あれは、セルキー?」顔を出したのはセルキーであった。

 「はーい。みんな元気だった?」そこに現れたのは半裸のセルキーだった。

 「セルキーちゃんいつものやってよ」

 「そしたら、いつものやっちゃうわよ」そう言いながらアザラシの毛皮を脱いでストリップショーをするセルキー。

 「・・・・」

 「カメラ切って!!カメラ!!」リポーターの

 
            〜しばらくお待ちください〜

 
 「放送に不適切な者が写って大変申し訳ありませんでした」


 【川でストリップショーをするセルキー】



 6.ファラオ

 「いらっしゃいませ。ようこそホテルエジプトへ」

 「ここが三つ星ホテル。何と優雅でエキゾチックなどだ」老紳士がそう言いながらホテルへと入っていく。

 「ここは、私のお城を改築したのですよ」そう言いながら老紳士に部屋の鍵を渡すファラオ。

 「ふむ、でわゆっくりしようかの。ところで、ここのホテルにはうまい酒も置いてあるというが・・・」

 「それなら、地下のバーにございます。後で行ってみてはいかがですか?」

 「ふむそうしようかの」

 
 【ホテル経営をしているファラオ】



 7.アポピス

 「いらっしゃい。何かようかい?」水タバコを吸いながら言うアポピス。

 「ふむ。ここのファラオさんに言われて来たんだが・・・」老紳士はアポピスの後ろにある酒を見て驚いた。そこには、自分が今まで探していた酒や世にも珍しい酒などがたくさん置いてあった。

 「あ〜。あの子の紹介か。それなら座りな。そこに立ってたらしんどいだろ」

 「そうじゃな。座らしてもらおうかの」そう言うと老紳士はカウンター席に座った。

 「で、何にするんだい?」

 「ふむ、あの棚にある酒を貰おうかの」

 「なんだい、爺さんのくせにアルコール度数の高い酒を注文するのかい」

 「ふぉふぉふぉ・・・ワシは昔から酒飲みでね」そう言うと老紳士は水タバコを吸っているアポピスを見た。

 「倒れても、介抱は出来ないからね」そう言いながらグラスに酒を注ぐアポピス。

 【バーテンダーをしているアポピス】
 

 8.ケプリ

 「は〜いどいたどいた!!」廊下をものすごい勢いで走り抜けるケプリ。

 「おわっ!!」

 「あぶねぇな」何人かの人に当たりかけるが、そこはベテラン。人に当たる前に急速旋回や壁や天井を走り抜けて当たるのを回避していたのだ。

 「ケプリさん。ルームサービスお願いします」そんなケプリにちょうど部屋から出た宿泊している青年がルームサービスを頼んだ。

 「はい。お任せください」そう言うと、ケプリは青年の部屋に入り掃除をし始めた。

 「あの、何してるんですか?」

 「何って掃除ですよ?」そこには、丸く白い物体があった。

 「でも、その白いのは?」

 「これですか?ジパングにあるお手軽掃除機みたいなんですよ」そう言うと丸い玉を転がすケプリ。するとホコリやゴミなどがどんどん引っ付いていった。

 「すごいですけど、なぜそのような恰好でやるのですか?」青年が見て驚くのは後ろ向けに走りながら掃除をするケプリ。

 「この方法の方がやりやすいんですよ」

 
 【フ○コ○ガシスタイルで掃除するケプリ】
 
 
 9.サンドウォーム


 「は〜い。それではウォームバス出発します〜〜」元気な声で言うのはサンドウォーム。服はバスガイドの恰好をしている。

 「この、ウォームバス一度でいいから乗りたいと思ってたんだ」ウキウキする少年。

 「おいおい、そこまではしゃがなくても・・・」少年の父親がそう言った。

 「だって。このウォームバス世界一早い乗り物なんだよ」興奮する少年。

 「確かに早いが興奮するよ「なお、今回は特別にコレを差し上げますよ」父親が少年に注意をしようとしたらサンドウォームが半透明のガラスを掲げるのを見たら数人の男が発狂した。少年の父親も例外ではない。

 「おいおい!!まさかのジ○リファンにはたまらないあのガラスが貰えるのか!!」

 「お父さんだって喜んでるじゃん」

 「いやいや、興奮するでしょ!!」


 【あのガラスを持っているサンドウォーム】
 

 10.サンダーバード

 「ヒャッハー!!」激しい雷の音ともに飛び回るサンダーバード。

 「さ〜てと。今日もご飯でも食べにいこうかな」そう言いながら急降下してとある建物に入っていくサンダーバード。

 「いらっしゃいませ〜」そこはごく普通のコンビニだった。

 「すいません。いつものください」

 「はいはい。いつものね」そう言いながらコーラ瓶を渡す店員。
 
 「そうそうこれがあると電気も元気一杯になるのよね」そう言いながらコーラを一気飲みするサンダーバード。

 「きたきたきあ!!!!!!!!!!」激しい放電の中満面の笑顔でレジにたたずむ店員。

 「それじゃあ、元気になったし。また来るね」そう言うとコンビニを後にするサンダーバード。

 
 【コーラが原動力のサンダーバード】


 11.クラーケン

 光が届かない深海で一人のクラーケンが佇んでいた。

 「はぁ〜最近。誰もこないな」触手を手でいじってると目の前が急に明るくなった。

 「ちょっと・・なに?まぶしい・・」そこには潜水艇があった。

 「ちょっと。ここまで人間が来たの」驚いていると中の人間が挨拶をしてきた。

 『こんにちわ。あなたは、クラーケンですね?』カンペに書かれた文字を見ると頷くクラーケン。

 『突然ですが、N○Kの取材にご協力ください』突然の取材に困惑するクラーケンだが断る理由もなく承諾した。

 【N○Kに出演するクラーケン】

 

 12.リビングドール

 「うんうん。それで、今度はいつするの?」電話機を片手に楽しそうに話しをしているリビングドール
 
 「リビングドールちゃんはいつも誰とお話ししているの?」不思議そうに聞く友達。

 「え〜っと。同じ仲間なんだけど男の人でハリウッドに住んでいるの。名前はウ○○ィていうの」

 「それってある意味大スターだよね・・・」


 【友人が某有名キャラクターのリビングドール】

 
 13.マンティコア


 「マンティコアさんの尻尾って何だかすごく毒々しいよね」

 「何言ってんだい。あたしよりギルタブリルの方が毒々しいだろ」

 「そうだな。でも、刺があるのはやっぱり・・・」

 「これか・・・あ〜取った方がいいのか?」そう言うと刺を抜いていくマンティコア。

 「それ取り外し可能なの!?」

 「他にも取り外し付け加え可能だぞ」

 「マジで!!!???」


 【体の一部が取り外しが可能なマンティコア


 14.リッチ

 「ふひひひ・・ついに完成したぞ」不敵な笑みを浮かべるリッチ

 「何が完成したのですか博士?」助手の魔女がリッチに言った。

 「これぞ。私が、作りつづけた代物。タケ○プ○ー」どこかで聞いたことあるようにいうリッチ。

 「アウト!!それ完全アウトですよ!!」

 「え〜。もう全部アウトじゃんか」ぶつぶつと文句を言うリッチ。

 「当たり前です!!いろんな人に怒られますよ」

 「だって世紀の発明じゃん」

 「発明って・・・この前はあおい物体のロボットや赤い彗星とかもうギリギリのロボット作って・・・まだ懲りてないんですか?」

 「それなら、この『なり〜』と語尾のつく侍ロボットなんか」

 「却下!!!」


 【いろいろとアウトな発明をするリッチ】
13/07/30 23:59更新 / pi-sann

■作者メッセージ

 久々に書いたので僕の異忘れてる方も多いかな・・・・

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