連載小説
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ダークマター〜ホブゴブリン  おまけ付き
 
 1.ダークマター

 「あれ?おかしいな・・・」

 「どうしたの?」

 「あぁ、屋根を修理しようと金槌を探しているんだけど見当たらなくて・・」

 「それなら、すぐに取り出せるわよ」

 「えっ!?」

 「ちょっとまってね・・・ん・・あぁ♥♥」そういうと、球体の中に手を入れて弄りながら金槌を取り出した。少し、濡れていたが・・・。

 「あぁ・・はぁ・・はいどうぞ♥」

 「・・・うん」

 「あ、後これもいるよね」そういうとまたも球体から取り出したのは工具箱だった。

 「君の球体はドラ○モン並のポケットなんだね」


 【球体から次々といろんなものを取り出すダークマター】

 
 
 2.ウンディーネ

 「あ!!しまった・・転んだ拍子にお弁当を池に落としてしまった!!」

 「あなたが、落としたのはこの金色のお弁当ですかそれとも銀のお弁当ですか?」

 「うお!!ウンディーネか・・・僕が落としたのはそんなものじゃないです。普通のお弁当です」

 「あなたは正直者ですね。それでしたら、この金と銀のお弁当をあなたに差し上げます」そういうと、金と銀のお弁当を渡して池に消えるウンディーネ。

 「もらったのはいいけど、空っぽじゃん・・・・。とりあえず、ご飯かえしてもらおう」そういうと湖の中にお弁当箱を投げ入れた。すると、池が光だした。

 「・・・・・」

 「モグモグ・・・ごくん。あなたが落としたのはこの空っぽになったお弁当箱ですか?」口元にご飯をつけながら言うウンディーネ。

 「うりゃああああああ。弁当返せ!!!」男は近くにあった木の棒をウンディーネに投げつけた。

 「はうっ!!」

  
 【湖に落ちたお弁当を勝手に食べるウンディーネ】

 
 
 3.シルフ

 「こんにちわ!!旅人さん」

 「風の精霊さん。こんにちわ」

 「うふふ♪♪何してるのかな?」

 「今、テント張ってるとこなんだよ」

 「へぇ〜。ねぇ!!あたしも、一緒に泊まっていい?」

 「いいよ。大歓迎だよ!!」

 「えへへ♪♪ありがとう」

   〜真夜中〜

 「すぅ・・すぅ・・」

 「かわいく寝てるな・・・さて、僕も寝ようかな」旅人がそういうと布団をめくった。

 「・・・ん。シルフさん服がめくれてるぅ!???」そこには、赤いふんどし一丁のシルフが寝ていた。

 「あの風の精霊なのか・・・」


 
 【赤ふんどし一丁のシルフ】

 
 
 4.イグニス

 「なぁ、今日はやけに燃えてないか?」

 「そうか。いつも通りだと思うけど・・・」

 「う〜〜ん。でも、やっぱり燃えすぎだぞ。少し、火力を落とせるか?」

 「え〜〜〜?仕方がないな・・・」そう言うと手首についている金具を回し始めるイグニス。

 「何してるの?」

 「この金具で火力を調整できるんだ・・・弱火でいい?」

 「なんか、ガスコンロみたいだねその金具・・・」

 
 【手首についている金具で火力調整するイグニス】

 
 
 5.ノーム

 「あ〜な〜た〜♥」

 「何だおm・・臭っ!!!お前なんか臭いぞ!?」

 「そんなことないy・・・ほんとだ・・・なんで!?」

 「お前、今日は牛の分使って耕したろ・・・臭いついたんじゃね?」

 「ふえ〜〜〜ん」

 「とりあえず、ハーブ園に行ってミントでも耕しとけ」

 「・・・ぐすん」

 
 【その日に使った肥料で体臭が変わるノーム】

 

 
 6.ドワーフ

 「ドワーフ氏。さすがでございますな」

 「この、造型技術!!まさに神技です!!」

 「このラインにそっての魔法少女のお胸にお尻が忠実ですな」

 「どうだ!!これぞ、ドワーフ技術を費やしたフィギア魂!!」

 「さいこうでし!!」

 「まさに、ドワーフの鏡です!!」

 「・・・・お前、全国のドワーフに謝れよ・・・」

 
 【古来の技術を萌え萌えフィギアの製作に費やすドワーフ】

 

 7.オーガ

 「こちら警○庁001。応答せよ!!」

 「はい。こちら警○庁003。どうぞ!!」

 「そちらに、暴走車が逃走!!」

 「特徴どうぞ」

 「特徴!!緑の車体にヘッドに刺のようなもの。改造車の模様!!」
 
 「了解!!でわすぐにあm・・・ん?」

 「あんたああああああああああああああああああああああああ。夜食のお弁当だよ!!!!!!!!!!!!」ものすごい勢いで走るオーガ右手には懐中電灯と左手にはお弁当がぶら下がっていた。

 「・・・・暴走車発見。俺の妻だ・・・」

 「またか・・・・後で、奥さんと一緒に署まで来い・・・」

 「はい・・・」

 
 【公道をものすごい勢いで走るオーガ】

 

 8.サハギン

 「・・・・・・・」

 「・・・・・・・」

 「・・・・・・・」

 「・・・・・・・」

 「・・・・・・・」

 「あの・・・」

 「・・・・・・・」

 「ご趣味は・・・・」

 「・・・・・・・・」

 「もしも〜し。もしかして恥ずかしすぎて気絶してる!?」


 【お見合いで緊張しすぎてジト目のまま気絶してるサハギン】

 

 9.グリズリー

 「蜂蜜♪♪蜂蜜♪♪」

 「なぁ。お前最近太ったじゃねぇ?」

 「!!!!」蜂蜜を食べている手が止まるグリズリー

 「・・・・」

 「じゃあ、カロリー半分の蜂蜜を食べよう・・・」

 「って結局蜂蜜食うんかい!!」

 
 【何が何でも蜂蜜を食べるグリズリー】

 
 
 10.ホブゴブリン

 「これはあれで、あれはこれで」

 「おぉ〜今日の姉貴冴えてる・・・けど・・」

 「えぇ。胸がしぼんでるわね」

 「どんどん。貧乳になっていく」

 「胸に栄養はあながち間違ってないようだね」

 「と言うわけで!!分かった!?」

 「「「「「「はい!!!(気を抜いたら胸が元に戻ってる)」」」」」」


 【栄養が胸に行っているホブゴブリン】

 
 



 


              〜おまけ〜

 外伝.前魔王の仲人(旦那と現魔王の出会い)

 
 「ふい〜旅の疲れでも取るか」魔王退治を王に命じられた勇者。タオルを肩に置き温泉の戸を開ける。そこには・・・・

 「あ〜〜〜〜いい湯だな♪♪」

 「・・・魔王!?何でお前がこんなところにいるんだ!?」

 「よ!!勇者。俺、魔王辞めたから。倒しても意味ないぞ」

 「あぁ。魔王辞めたの・・・ってええええええええええぇええええぇええ!?」

 「だから、一緒に酒でも飲まねぇ?」

 「あ、いただきます。ってそんなことしてるんじゃねぇよ!!俺の旅の意味ないじゃねぇか!!それよりも、魔王お前そんなんでいいのか!?仮にも魔物の頂点だろ!!!」

 「いいんじゃね」ドヤ顔する前魔王。

 「軽!!!」

 「とりあえず、飲もうぜ」

 「・・・おう」

 
               〜数時間後〜


 「でよ〜王様がよ。これだけやるから魔王たおせだぜ?バカだろ。王様みんなバカだろ!!この金額じゃ檜の棒も買えねぇよ」

 「あぁ!!分かるぜ。俺も魔王決めるのみんなでアミダで決めるんだよ。最悪だよ」

 「なんか。気持ち分かるよ」

 「あぁ、俺もだ。よし。今日はとことん飲もう梯子しまくるぞ!!」

 「ホントか!!そしたら、この伝説の剣と盾売って金作るよ!!」

 「そうしろそうしろ!!俺も、宝玉売るぜ!!」お互いに肩を組んで温泉を後にする前魔王と勇者。街の人は目を丸くしてその光景を見た。

 
 〜次の日〜


 「イテテ・・・めちゃくちゃ頭痛てぇ〜〜。あれからどんだけ飲んだっけ?確か、温泉で一升瓶を5本開けて。その後店を4軒梯子して。前魔王が空飛ぶ呪文で全裸になって一緒に遊んで・・・それから、魔王城に・・・・」自分の置かれてる状況把握して真っ青になる勇者。剣と盾を取ろうとしたが質屋に売ったことを思いだし、鎧は草原に置いてきた。

 「死んだなおれ・・・・」

 「お目覚めになりましたか?」そこには、絶世といわんばかりの美女が馬乗りの状態で急に現れた。

 「うおっ!?」のけぞる勇者。

 「さぁ、早く着替えてください!!」

 「えっちょなんで!?」わけも分からず着替えさせられる勇者。

 「さぁ、皆さんお待ちしてますよ!!」勇者の手を引っ張る美女。

 「え?えぇえええええええ!?」連れて来られた先は大広間そこには、数多くの魔物が集まっていた。

 「どういうこと??」

 「昨日のお約束・・・そして、あたしの純潔を捧げましたので責任をと言い結婚してくれと言ってくれましたでしょ」

 「・・・・」

 「まさか、覚えていられないのですか?」

 「いえ!!覚えてます!!!」

 「そうでしたか。それなら、早速式を始めますよ。それよりも仲人さんがスピーチをしてくれますから」勇者に微笑みをする美女。

 「スピーチってまさか!!」離れた場所で咳払いをしている前魔王。

 
  この美女が現魔王だということがわかったのはこの2秒後であった。

 
  
  結婚生活はまた別の話で・・・・・・・・・

 
12/05/31 02:44更新 / pi-sann
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■作者メッセージ

 物陰から、すごい視線感じるんだけどもしかして、バイコーンさん!?

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