遭遇
「ふぅ……」
岩島はお風呂に入りながら学校であった事を振り返っていた。
「なんだよ子作りについての授業って…」
両親に変化があった岩島はまさか学校までもが変化してるとは思っていなかった。
普段は口うるさい生徒指導の先生達も担任の先生もモデル体型の美人になっていた。
しかも授業も子供の作り方についてなどといった内容の授業を6時間すべてを使って行われた。
誰かしらツッコミを入れるかと思いきや、皆熱心に授業を受けているのだ。
まるで授業内容に疑問を抱いている岩島がおかしいみたいだった。
「結局授業に集中できなかったしな……っとのぼせる前に出るか…」
風呂から上がった岩島は体を拭いてパジャマに着替えると台所に向かった。
「そういえば牛乳切らしてたんだった……学校帰りに買えば良かった……」
いつもなら親が買っているのだが、両親は2日前から1週間の旅行に行っているので、家には岩島1人しかいなかった。
「買いに行くか…」
風呂上がりはいつも牛乳を飲むというこだわりがあったため、岩島はスーパーに牛乳を買いに行く準備を始めた。
「よしっ、じゃあ行くとしますか」
パジャマの上からジャンパーを羽織り、片手に財布を持ってサンダルを履き、スーパーへ向かった。
「やっぱり夜は静かだな……ん?」
スーパーで牛乳を買い、家に帰ってきた岩島だったが、家の前にきた時にある異変に気付いた。
「あれ?鍵しめたよな…」
スーパーに行く前に確かに閉めたはずの鍵が開いていたのだ。
「泥棒とか勘弁してくれよ……ってうわっ!?」
鍵が開いていることを不審に思いながら電気をつけようとスイッチに手を触れたら何かヌルヌルとした液体が手に付着した。
「なんだよこれ…」
そう岩島が呟いた時だった。
ドタッ……バタッ……
「っ!!!!!」
家の中から物音がしたのだ、しかも2階の岩島の部屋から。
「け、警察呼ばないと…」
携帯を部屋に置いたままだった岩島はリビングにある電話から警察を呼ぼうとしたのだが、相手に気付かれないよう電気をつけていないため真っ暗な家の中を進んでいくしかなかった。
「電話はどこだ…?」
やっとの思いでリビングに着き、少し屈んだ状態で手探りで電話を探していると。
グニッ
「ん?…なんだこれ…?」
岩島の左手に何かが当たった。
それは、柔らかくて表面がヌルヌルとしていた。
途端に岩島の顔が青ざめる。
「うわぁ!!!!」
岩島は思わず叫んでしまった。
すると2階からドタッ…バタッ…と階段を降りてくる音が聞こえ、その音はリビングまで続き、岩島のすぐ後ろで止まった。
岩島が恐怖のあまり動けないでいると突如リビングの電気がついた。
「ヒッ…!」
岩島の目の前には4匹の蛙のような女性がいたのだ。
4匹すべてが岩島を見てにやぁ…と笑いながら近づいてきていた。
「だ、誰か助け…」
岩島は逃げようと後ずさりするが
ムニュウ
背中から誰かに抱きしめられた。
そして岩島の耳元で
ゲコッ❤
と鳴いたのを聞いて、岩島は気を失った。
岩島はお風呂に入りながら学校であった事を振り返っていた。
「なんだよ子作りについての授業って…」
両親に変化があった岩島はまさか学校までもが変化してるとは思っていなかった。
普段は口うるさい生徒指導の先生達も担任の先生もモデル体型の美人になっていた。
しかも授業も子供の作り方についてなどといった内容の授業を6時間すべてを使って行われた。
誰かしらツッコミを入れるかと思いきや、皆熱心に授業を受けているのだ。
まるで授業内容に疑問を抱いている岩島がおかしいみたいだった。
「結局授業に集中できなかったしな……っとのぼせる前に出るか…」
風呂から上がった岩島は体を拭いてパジャマに着替えると台所に向かった。
「そういえば牛乳切らしてたんだった……学校帰りに買えば良かった……」
いつもなら親が買っているのだが、両親は2日前から1週間の旅行に行っているので、家には岩島1人しかいなかった。
「買いに行くか…」
風呂上がりはいつも牛乳を飲むというこだわりがあったため、岩島はスーパーに牛乳を買いに行く準備を始めた。
「よしっ、じゃあ行くとしますか」
パジャマの上からジャンパーを羽織り、片手に財布を持ってサンダルを履き、スーパーへ向かった。
「やっぱり夜は静かだな……ん?」
スーパーで牛乳を買い、家に帰ってきた岩島だったが、家の前にきた時にある異変に気付いた。
「あれ?鍵しめたよな…」
スーパーに行く前に確かに閉めたはずの鍵が開いていたのだ。
「泥棒とか勘弁してくれよ……ってうわっ!?」
鍵が開いていることを不審に思いながら電気をつけようとスイッチに手を触れたら何かヌルヌルとした液体が手に付着した。
「なんだよこれ…」
そう岩島が呟いた時だった。
ドタッ……バタッ……
「っ!!!!!」
家の中から物音がしたのだ、しかも2階の岩島の部屋から。
「け、警察呼ばないと…」
携帯を部屋に置いたままだった岩島はリビングにある電話から警察を呼ぼうとしたのだが、相手に気付かれないよう電気をつけていないため真っ暗な家の中を進んでいくしかなかった。
「電話はどこだ…?」
やっとの思いでリビングに着き、少し屈んだ状態で手探りで電話を探していると。
グニッ
「ん?…なんだこれ…?」
岩島の左手に何かが当たった。
それは、柔らかくて表面がヌルヌルとしていた。
途端に岩島の顔が青ざめる。
「うわぁ!!!!」
岩島は思わず叫んでしまった。
すると2階からドタッ…バタッ…と階段を降りてくる音が聞こえ、その音はリビングまで続き、岩島のすぐ後ろで止まった。
岩島が恐怖のあまり動けないでいると突如リビングの電気がついた。
「ヒッ…!」
岩島の目の前には4匹の蛙のような女性がいたのだ。
4匹すべてが岩島を見てにやぁ…と笑いながら近づいてきていた。
「だ、誰か助け…」
岩島は逃げようと後ずさりするが
ムニュウ
背中から誰かに抱きしめられた。
そして岩島の耳元で
ゲコッ❤
と鳴いたのを聞いて、岩島は気を失った。
16/01/12 00:55更新 / 矢車winterbeef
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