連載小説
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【Little After】オシャレをしよう
「うまく泳げない?」
「う、うん…」

 魔物娘になったといえど、あらゆる悩みと無縁でいられるわけではない。
 放課後、ルフィアは一時グレゴリーと別れ、学園で新しくできた友達のセルキーに相談してみることにした。

「講義に行く時とか、みんなと並んで泳いでると、私だけなんだか遅い気がして…
 ヒレでのちゃんとした泳ぎ方を教えてほしいの」
「頼ってくれたのは嬉しいけど…何であたし?先生じゃダメなの?」
「私、ちょっと前まで人間だったでしょ?
 だから、人間と同じ足もある貴女なら、どうヒレを動かしてるか分かりやすいんじゃないかなって」
「う〜ん…あんまり役には立てないよ?
 あたしの泳ぎも別に、母さんとかから教わったわけじゃないし。それにこれまで見た限りじゃ、ルフィアちゃんのヒレの動かし方も、特に変な所とか無い感じだよ?」
「そうかぁ…」
「泳ぎ方じゃなくて、なんか他の原因があるのかもよ。
 例えば…単純に運動不足とか。いつも本読んでばっかりだしさ」
「うっ…」

 痛いところを突かれた。
 確かに人間であったころから、ルフィアは運動の習慣が全くない。
 海流に乗れるおかげで、泳いで自分達の町から通学する分には問題ないのだが…基本的に地上で暮らし、ほかの水棲の魔物娘たちのように泳ぎまわったりもしないルフィアは、やはり運動不足といえるだろう。

「たまには体動かさないと太るよー?ほらほら、ちょっとお腹見せてみて…」
「きゃあっ!?」

 いきなり服をはだけられ、素肌と巨大な胸があらわになる。
 今、周りには誰もいないとはいえ、驚きと羞恥でたちまち顔は真っ赤に染まり──

「……なにこれ?」

 ふざける時の無邪気な表情から一変、すっと真顔になる友達。

「…え?な、なにか変?」
「当たり前よッ!!
 こんな超大物隠し持ってたのはこの際置いといて、なにこのブラ!?」
「ブラ…?」
「っていうか、自分で窮屈とか思わないの!?どう見ても小さすぎでしょ!!
 あーわかった、泳ぎが遅い原因、完全にこれだわ…」

 ついこの前の人間時代から、大きすぎるほど大きく成長したルフィアの乳房に対して、その人間用のブラはあまりにも小さすぎた。
 肉が行き場を求めてカップから溢れ出しており、それでもなお胸全体を圧迫してしまっている。

「あ…その、人魚になってから、どんどん大きくなっちゃって…
 こんな大きいのが入るブラなんて、私の町に売ってないし…」
「だからって、そんな小さいの着けてたら体にも悪いよ。新しいの買わなきゃ。
 あたしはこの毛皮があればいいから、服屋さんとかあんまり行ったことないけど、魔物の町なら多分あると思うよ。合うやつ。
 ちょうど明日は休みだし、さっそく買ってきたら?運動にもなるでしょ」
「うう、やっぱり買いに行かなきゃダメかぁ…」
「…というかあたし、まずこの学園のある街で、ルフィアちゃん見かけたことないんだけど…帰りに寄り道とかしないの?グレゴリー君もそうだけど」
「え…?しない、けど…」
「えっ…?」

 途端に友達の目つきは、信じられないものを見るようなそれに変わる。

「嘘でしょ…?学園入って何週間も経つのに、一度も?
 デートとかしないの?気になるお店覗いたり、屋台で買い食いしたり、しないの?
 いつもルフィアちゃんと一緒なら、シフ先生の『加護』は切れないし、グレゴリー君も溺れたりしないでしょ?早く帰る必要なんてないんだよ?」
「で、デートはしてるよ?
 例えば、私達の町の近くの海で、手をつないで水中散歩したり、とか…」

 友達はもはや、呆れを多分に含んだ大きな溜息を漏らすしかできなかった。

「あのねルフィアちゃん。いくらなんでも、それはマジメ過ぎ。
 毎日ヤることはヤってるんでしょ?なのに今更デートがそれだけって変じゃない?もっと積極的になりなよ。
 生まれたときから魔物娘のあたしにはよく分かんないけど、まだ人間の感覚が抜けてなかったりするの?」
「そう、なのかな……なのかも」

 まだ魔物になってからの時間よりも、人間であった頃の時間のほうが遥かに長い。泳ぎ方の心配と同様に、人間の感覚が抜けきらないと言えばそうなのかもしれない。
 ルフィアはそう思ったが、無論、意識しすぎなだけである。

「早いとこ魔物娘の感覚に慣れたほうが、これからの学園生活も楽しいよ?きっと。
 …あ、そうだ。今更だけど、その服も地上のやつ?」
「え?う、うん」
「ブラ買うついでに、服ももっと人魚らしいの買っちゃいなさいよ。そのへんの子みたいなさ。
 形から入ってみたら、もうちょっと魔物らしく積極的になれるんじゃない?」
「人魚っぽい…貝殻の胸当てとか、そういうやつだよね。
 恥ずかしすぎるんだけど…やっぱりそうした方がいいのかなぁ…」
「愛しのグレゴリー君も喜んでくれるよ?」
「うぐっ…」

 抵抗があっても、グレゴリーが絡むと途端に心が揺れてしまう。魔物娘のサガだ。

「あと、なんとなく聞いた話だけど…」
「?」
「潮風や海水って、普通の布にはよくないらしいよ。すぐ生地が傷んじゃうとか。
 ルフィアちゃん、港町に住んでるんでしょ?聞いた事ない?」
「あ…確かに、前にお母さんがそんな事を言ってたかも…?」
「やっぱりそうなんだ。じゃあ尚更、海の中のための服にしといた方がいいって。
 こうして海の中で暮らしてるのに、そんな今にもはち切れそうなギッチギチの下着つけてたら、その内…」

(ブチンッ)
(ばるんっっ)

「「あっ」」





「…っていうわけで、服と下着、一緒に買いに行ってほしいの。いい?レッくん」
「それはいいけど…つまりお前、今…」
「……うん」
「きのう帰りにやたら胸かばうようにしてたのも、『する』時に部屋を真っ暗にしてって言ってきたのも…そのせい?」
「い、言わないで…」

 ひと晩交わり、眠り、気持ちの整理がついてからでなければ、何度も体を重ねた最愛の恋人にさえノーブラであることも明かせないのだから、ルフィアの内気はやはり筋金入りであった。もう少し積極的になるべきと言われるのも止む無しだろう。

「……」

 見慣れたルフィアの普段着…だが、ノーブラであることを知ったグレゴリーの意識は、どうしてもその胸元に引き寄せられてしまう。男のサガだ。

「あ、あの…レッくん?その、あんまり、見られると…」

 ブラの縛めが無くなり、いつもの服の胸元はさらに大きく膨れ上がっている。さらにその頂には、生地をぷっくりと押し上げ、ひときわ存在を主張する二点が…

(ふにゅっ)
「ひゃうッ!?…つ、つまんじゃ、ダメだよぅ…」
「あ…悪い。つい…」
「もうっ…」

 ぱっと手を離す。
 毎晩触られ続けているルフィアの胸はとても敏感なものになりつつあり、一度軽くつまんだだけでも、その二点がわずかに勃起し膨らんだように見える。

「い、いまそういう風になっちゃったら、服買いに行くどころじゃないし…
 そういうのは、後で…ね?」

 頬を染めながら上目遣いで言われると、グレゴリーはドキッとして頷くしかなくなる。こんな恥ずかしがり屋であっても、やはりルフィアは男を虜にする魔性の者なのだ。





 そして、やって来たるは学園周辺の町。
 普通の石造りの建物と、難破船や巻貝を模したユニークな建物が混在する街並みが、海面からの太陽の光を受け、いつになく幻想的に若い二人を出迎えた。

「改めて見ると、すごく綺麗…」
「ああ。もうちょっと早くに寄ってみてもよかったかもな…」

 実のところ、二人とも町に興味はあった。
 海中に煌めく人魚達の町…そんな場所に興味が湧かないわけがない。
 だが二人は、淫らに染まりながらも尚、友人達に心配されるほど真面目で誠実だ。
 勉学以外のことはどうでもいいとするほど不器用ではなかったが、何よりもまず、自分達を受け入れてくれた学園に対して優秀さを示したいという気持ちが先に立ち、学園の外に目を向けることを二の次にしてしまっていたのである。

「すぐ服屋に行くのか?」
「ううん。暗くなる前ならいつでも行けるし、荷物になるし、まずはお散歩しよ。
 服と下着は欲しいけど…まずは、その…レッくんと、デートしたい、から…」
「…あ、ああ。そういや、これもデート…だよな」

 ずっと昔から、二人一緒に行動することなど幾度となくあったはずなのに、これはデートであると思うとつい意識しすぎて照れてしまう。こうした面において、この二人は似た者同士であった。
 おずおずと手をつなぐ二人の様子を、道行く魔物娘の何人かが見かけ、ある者は微笑ましげに、ある者はもどかしそうに眺めながら通り過ぎていく。

「…じゃ、じゃあ、するか。散歩」
「う…うん。そうだね…」

 しかし、奥手であるのと同じ、あるいはそれ以上に、二人は好奇心が旺盛だ。
 ほとんど知らなかった町の中は新鮮な光景に満ちていて、少し歩けばもう、二人は恥ずかしがっていたことなど忘れ、興味のおもむくままに散策を楽しんでいた。

「おとぎ話の中の世界みたい…」
「ああ…でも、ちゃんとヒトが暮らしてるんだよな。オレ達の町と同じだ」

 魔物たちの領域であろうと、町にはヒトの営みがある。
 珊瑚に彩られたお洒落な喫茶店では、色とりどりの髪と鱗を持つ人魚達が茶を飲みつつ談笑し、建物や石畳に付着した藻を、綺麗好きなキャンサーが巨大なハサミで器用にブラシを操り掃除する。
 ふと上を見上げれば、スキュラとその夫らしき男が海面に浮かぶ船から荷物を運び、広場では保護者達に見守られ、シー・スライムやフロウケルプの子供達が、ふわふわと浮かびながら楽しそうに遊んでいる。
 もちろん、町の中心的存在である学園の生徒や職員もそこかしこで見かける。
 そんな街の中にあっては、グレゴリーとルフィアも、数多いるデート中のカップルのうちの一組に過ぎなかった。



 街歩きを楽しみ、目についた学生向けの店で遅めの昼食を摂り、いよいよ目的であった下着と服を求め、服飾店が並ぶ区域にやってきた。

「どこから見てみようかなぁ…。レッくん、どこがいいと思う?」
「そう言われてもな…正直、女の子の服なんて選んだ事ないし…」

 そこでふと、目についた店があった。
 その店は衣料品店らしき文言が書かれた看板を掲げているが、店の前に置かれた大きなカゴには、様々な色のヒトデがうごめいている。

「…なんだあのヒトデ?」
「飼ってる…のかな?」
「…覗いてみるか?」

 興味本位で店の扉をくぐると、店員であるマーメイドが元気な声を上げた。

「いらっしゃいませー!」

 店員の姿を見ると、二人はすぐに、店の前のヒトデが何のためのものなのか、うっすら察しがついた。
 それでも一応聞いてみる。

「あの…店員さん。この店って…」
「はい。ここは『ヒトデニップレス』メインのランジェリー店です♪」

 ご丁寧にも、店員は自らの豊かな胸を下から持ち上げ、見せつけてきた。
 その胸の頂は、鮮やかな赤橙色のヒトデが貼り付いて隠されている。しかも微かにうごめいており、どうやら本物。

「や、やっぱりそうなんですか…」
「あれ?お客さん、見たことありませんか?ヒトデニップレス」
「いや、見たことは…沢山あるんですけど…」

 人魚達の間では、貝殻の胸当てと同じぐらいポピュラーな下着、それがヒトデニップレスである。
 これのみを身に着けて外を泳ぐ人魚ほかの魔物娘達は、この町の中でもしょっちゅう見かけたし、ルフィア達のクラスメイトにも何人かいる。

「あれって、本物のヒトデだったんですね…」
「あー。でもあれ、全部が全部本物ってわけじゃあないんですよ。最近は偽物というか、魔力を練り上げてヒトデ型の魔法生物にする方法が普及しちゃいまして…
 うちも昔はヒトデニップレスの専門店だったんですけど、お客さんが減っちゃったから、ほかの下着も扱うようにせざるを得なくなって…」
「そ、そうなんですか…」

 思わぬところで世知辛さを目の当たりにさせられた。

「でも、天然物はやっぱり着け心地が違うんですよ!おっぱいの形に完璧にフィットしてくれるし、たまに細かい性感帯をうにょうにょして気持ちよくしてくれるし…
 ずーっと昔から人魚達と共生してきた種類なだけあって、そこは負けませんよ!」
「え…共生って、ニップレスとして?」
「はい、ニップレスとして。代わりにこっちは、魔力や皮膚の汚れなんかを食べさせてあげるんです。
 …あ、間違っても、その辺にいるただのヒトデは着けないようにしてくださいね?
 どえらい目に遭いますから。お医者さんのお世話になる人、毎年いるんですよ…」
「そうなんですか…」

 店員の話を聞いて、二人はいつの間にか妙に感心してしまった。
 単なる淫具だとばかり思っていたヒトデニップレスだが、れっきとした下着であり、生物であり、需要も歴史も社会とのつながりもちゃんと存在するのだ。まったく予想外の場面であったが、またひとつ勉強になった。

「…というわけで、いかがでしょう?ヒトデニップレス。
 お客さんの、私よりも大きなそのおっぱいに、きっと映えると思うんですよ!
 それに下着としてはもちろん、ペットとしても慣れればカワイイですよ!」

 そこで二人はようやく、自分たちが下着を買いに来ていたことを思い出した。
 つまりルフィアが、自らの胸にこのヒトデを…
 その姿を想像し、グレゴリーの喉はごくりと鳴った。

「えっと…れ、レッくんは…見たい、の?ヒトデ…」
「…正直、すごく見たい。
 で、でも、無理にとは…」
「…でも、見たいんだよね?」
「うん」
「あぅぅ…」

 見せてあげたいという気持ちと、閾値を超える恥ずかしさが、ルフィアの中で激しくぶつかり合う。

「ふふっ。いきなりヒトデは難しいなら、ほかにも色々な下着はありますし、違うものから試着してみませんか?」

 真っ赤になって固まるルフィアの初心さを見た店員は、さりげなく助け舟を出す。
 助け舟といっても、より刺激の少ない選択肢を掲示することでそちらに購買意欲を誘導するテクニックであるし、あわよくばヒトデニップレスも着けさせようとする。なかなかのやり手だ。

「じゃ…じゃあまず、ほかの下着、見てみたい…です」
「はぁい♪お客様ほどのサイズだと…こちらの棚ですね。
 沢山ありますから、ごゆっくりお選びください♪」


 ………


 何種類かの下着を買い物カゴに入れて、ルフィアは試着室に入り、数分。
 たった数分だというのに、グレゴリーは試着室のカーテンの前で悶々としていた。
 魔物娘の文化における下着は、男を惹きつけること、あるいはそのまま交わることを前提とした煽情的なデザインになっている。
 少し棚を見ただけでも、極端に布地が少ないものや、沢山のレースで彩られたもの、向こうが透けて見えるほど薄いものなど、様々なアプローチのものがあった。
 その中でも、ルフィアはできるだけ布地の多いものを選ぼうとしていたが…店員のおすすめも断りきれず、数点カゴに入れた。(グレゴリーもあえて止めなかった)

(このカーテンの向こうに、あれを着たルフィアが…)

 そしてもうすぐ、グレゴリーにその姿を見せてくれるのだ。それを思うだけで息は荒くなり、時の流れがとても遅くなったようにすら感じる。

「お、おまたせ〜…」

 すこし上ずった声とともに、カーテンが開かれる。

「どう、かな…?似合ってる?」

 ルフィアが初めに選んだのは、普段の清楚で純朴そうな姿とは一線を画した、黒のレースがふんだんに用いられたブラであった。

「こ…これが一番、その…隠れてる、やつで…
 …いや、へ、変だよね!私みたいなのが、こんな…!」
「変じゃない」
「ふぇっ…?」
「大人っぽくなって驚いたけど…すごく、似合ってる」
「あ……ありがとう…」

 無論、お世辞ではない。ルフィアの真っ白な素肌に生地の黒がよく映えて、互いの美しさを引き立てあっているようだ。
 恋人が見せる新鮮な色気に、グレゴリーの視線は釘付けになってしまった。

「嬉しい、けど…そんなに、まじまじ見られても…」

 だがそう言われても、視線をそらせない。
 まったくの裸体や着衣とはまた違う、下着の魅力を早くも思い知らされ、女を知って数ヶ月もしないこの少年は抗うことができなかった。

「あっ、あの…別のやつも試してみるね!」

 シャッと音を立てて、素早くカーテンが閉まる。

「あ…」

 思わず名残り惜しそうな声を漏らしてしまうグレゴリー。
 だが、恥ずかしさからひと時逃れられたと思ったルフィアも、重要なことを思い出していた。今試着したのが最も露出度が低い物だということを。
 しばらく後、ルフィアはさらに赤面し、グレゴリーはさらに釘付けになる…そうした、なんとも言えないサイクルのファッションショーが繰り広げられることとなった。

 候補としてカゴに入った下着は、実にバリエーションが豊かで、それぞれ違った特徴と魅力を備えていた。もちろん、性的な魅力を、である。
 例えばあるものは、ギリギリ乳首と乳輪だけ隠しているものだったり。

「…これ、下着っていうより水着じゃないのか?」
「海の中じゃ、どっちも似たようなものですよ♪」
「適当だな!?」
「うう…これ絶対、ヘタに動いたらこぼれちゃうよ。ポロッて…」

 またあるものは、逆に乳首を露出し、乳房を支えるのみのものだったり。

「る、ルフィア!?それって…」
「やぁぁぁ、見ないでーッ!!
 違うの、こんな風になってるなんて気づかなかったのぉぉ!!」
「でも、よくお似合いですよ?夜のお誘いにはバッチリです!」
「普通のときに着ける下着が欲しいんですよぉ…!!」

 人魚の定番、貝殻の胸当て。

「さっきまでのよりは普通だな?」
「でも、これでも十分恥ずかしいよ…」
「貝殻胸当ては本物の貝殻ですから、上に服を着ると布地を痛めるので気を付けてくださいね?」
「う〜ん、服の下に着るものを買いに来たのに…」

 そしてもちろん、ヒトデニップレスも。

「…実際、それの着け心地ってどんなもんなんだ?」
「それが…全然、気持ち悪い感じはしなくて。
 ふわふわした肌触りで、ちょっと不思議…あっ!?」
「ど、どうした!?」
「はうっ、あっ、きゅ、急に、動いて…!
 駄目っ、ダメぇ、そこ、くすぐられたら…ああぁっ!!」
「うふふ…その子、自分をアピールしてるんですよ♪買ってほしいって♪」
「くっ、そんな羨ましい…いや、危なっかしいアピールする生き物を着けさせるわけにはいかない!おい、離れろ!」
「ひ、ヒトデに嫉妬しないで、それに剥がさないで…!?」

 下着のひとつひとつに大騒ぎする賑やかな試着であったが、とうとう最後の下着の試着が終わろうとしていた。

「はぁ、はぁ…」
「これで全部…だね。
 それじゃ、一旦脱ぐね…きゃっ!?」

 再び服を着るためカーテンを閉めようとしたルフィアの肩を、グレゴリーがガシッと掴む。

「れ、レッくん…?」
「…もう、オレ…限界だ。エロい下着ばっかり、散々見せられて…」

 ルフィアの凄まじい胸を、より一層いやらしく彩る下着の数々を見せつけられ、グレゴリーはもはや、どうしようもないほど欲情していた。
 この乳を滅茶苦茶に犯したい。この下着を自分の白濁で汚し尽くしてしまいたい。

「ダメだよ…ここお店だし、まだこの下着のお会計も…」

 恥ずかしい姿をさんざん見られたためか、内心ルフィアも興奮していたが、それでも他人に迷惑をかけるわけにはいかないという思いで理性を保っていた。
 しかし、ここは魔物娘の街。それを思い出させるかのように、店員は囁いた。

「お客様。カゴの商品はお買い上げになりますけど、それでよろしければ…試着室、しばらくお使いいただけますよ?」

 グレゴリーは即座に、一切の迷いなく、自身の財布を店員に渡した。

「ちょっ…レッくん!?」
「ふふふっ…若いですねぇ。
 代金以上に取ったりはしませんから、どうぞごゆっくり…♪」
「あっ、あっ…!」

 そして力いっぱいルフィアを試着室に押し込むと…カーテンを閉めた。





 二人がすべてを終えて店を出た時、もう日は傾きかけていた。

「…レッくんの、けだもの…」
「悪かった。ほんとごめん。申し訳ない」

 先程の狼藉に対し、グレゴリーはひたすら頭を下げた。
 ルフィアの下着姿が魅力的過ぎたという言い訳はあるが、まさかあんな所で理性を失い、半ば襲いかかってしまうとは、彼自身予想外であった。
 ルフィアも満更ではなさそうだったが、グレゴリーはお詫びとして、そのまま下着の代金を持つことにした。(さいわい驚くほど安く、グレゴリーの財布だけで足りた)

「それにしても、なんか胸がすっきりして、体が軽くなった感じ。
 私、これまでどれだけ着るものに気を使ってなかったか良くわかったよ…」
「ハハ、よかったな」

 泳ぎながらうれしそうに回り踊るルフィア。
 大胆な下着姿も素晴らしかったが、やはりこうした姿も可愛らしい。

「さ、早く服も見ないと。お店閉まっちゃうよ!」
「おわっ!?ほ、ほんとに泳ぎ速くなったな…」

 ルフィアはグレゴリーの手を引いて、次なる店へ勢いよく泳ぎだす。
 これまでの倍は力強くなった泳ぎに、思わずグレゴリーは引っ張られてしまった。



 しかし、勇んで服屋を見て回ったはいいものの、予想外の事実が明らかになった。

「レッくん…」
「ああ。なんでかは知らないけど…」

((ちゃんとした服が、無い…!?))

 何軒も店を回ったが、どの店もやたらと極端な品揃えをしているのだ。
 多数のフリルやリボンで彩られた可愛らしい服に、さっきの店の下着とほぼ変わらないような過激な服、さらには貴族やお姫様が着るような豪華なドレスまで。
 逆に、普段着るようなシンプルなデザインの、いわゆる『普通の服』はほとんど見当たらなかった。

「どうしよ…ああいうのがこの町では普通なのかな…」
「確かに何人も着てる人いたけど…あれを普段着にするの、お前にはキツイよな…」

 さらに夜も近い。
 魔物娘の領域で営まれる店は大概、人間界の店よりも早く閉まってしまう。あまり働かずとも十分生きていけるような社会構造になっているし、伴侶や恋人と陸みあう時間の方がはるかに大事だからだ。
 目下の下着の問題は解決したが、せっかくの町でのデートの終わりが「欲しいものがありませんでした」では締まらない。
 二人は最後に望みを託し、看板で『学生向け』を掲げる服屋に入店することにした。

「いらっしゃいませぇ…♪」

 さっきの店の店員よりも落ち着いた雰囲気のトリトニアの店員が、二人を出迎える。

「おー、綺麗な店だな」
「なんだか高級そう…私達、入って大丈夫かな?」
「大丈夫ですよぉ、学生さん向けのお店ですから。ごゆっくりご覧ください♪」

 そして棚に並ぶ服を見て回る。

「…ああ、よかった…!ちゃんと布がある!」
「やったな。ピンクのフリルとかも無いぞ!」

 ようやく見つけた『普通の服』に、二人は奇妙なほど喜んでしまった。

「お…お客様?いかがなされましたかぁ…?」
「あっ…!ご、ごめんなさい。ちゃんとした服があって、嬉しくてつい…」
「ちゃんとした…あぁ、なるほど。
 確かにこの町では、ウチの方が珍しいですからねぇ…」
「こういう普通の服が珍しいなんて…そんな事あるんスか?」
「はい。水中だと、お二人みたいに普通に服を着てる人自体、あまり居ませんから…
 たまのオシャレのために着込むなら、却ってああいう服のほうが人気なんですよぉ」
「なるほど…?」
「でも、泳ぎづらくないんでしょうか?
 そういう服を探しておいて何ですけど…」

 自分の服もそうだが、やはりこうした布の多い服は、水の抵抗を受け泳ぎづらいのではないか、とルフィアは思う。
 ならば自分も、ゆくゆくはそうした服に慣れるべきなのだろうか。

「大丈夫ですよぉ♪
 他の町の服はどうかわかりませんけど、この町で売ってる服には海神ポセイドン様の加護が込められて、むしろ泳ぎをサポートしてくれるんです。メロウさんの帽子と同じようなものですね。
 他の店の服も、フリフリしてるけどすごく泳ぎやすいんですよ」
「へぇ〜…。だから下着着けてから体が軽かったのかぁ」
「好きなように服を着れるのはやっぱり嬉しいよな。
 オレのことは気にしないでいいから、じっくり選んで来な」

 しかしルフィアは、少し考えてから言った。

「それなんだけど…服は、レッくんが選んでくれる?」
「えっ、いいのか?知ってると思うけど、オレこういう服選んだ事なんて無いぞ?」
「うん、大丈夫。
 さっき結構お金使わせちゃったし…それに、レッくんが気に入った服なら、私も着てあげたいから」

 自分を信頼してくれているという事なのだろう。ならば、それに応えないわけには行くまい。
 グレゴリーは真剣な気持ちで、ひとつひとつ棚の商品を物色していった。
 やがて…

「なあルフィア。こんなのはどうだ?」

 見つけ出したのは、胸元に控えめなレースがあしらわれた真っ白なシャツと、黒のロングスカート。
 深窓の令嬢が身に着けているような、落ち着いた取り合わせであった。

「あっ、いい感じかも!」
「他にもいくらか良さそうなのはあったけど…これが一番ルフィアに合うと思ってな」
「ありがとう、レッくん♪早速着てみるね!」

 ルフィアは嬉しそうに試着室へ向かい、カーテンを閉じた。
 …しかし、数分後。

「あ…あれ!?無い!?これって…」
「ど、どうしたんだ?」
「いっ、いや、大丈夫!もうちょっとで着終わるから、待ってて…」

 さらに数分後、カーテンがゆっくりと開かれた。

「…ど、どうかな…?」
「えっ…そ、その服、そんな風になってたのか!?」

 グレゴリーが選んだその白いシャツは、ただのシャツではなかった。
 着るまではレースで隠れてよくわからなかったが、本来胸元を留めるべきボタンが無い…どころか、むしろ意図的に大きな穴が開いており、胸の谷間と下半分を曝け出すデザインになっていたのだ。

「わっ、悪い…オレ、気づかなくて…もっと別のを…」
「…似合って、る?」
「え?」
「だから…この服、私に似合ってるかな?可愛い?」

 ルフィアは顔を赤らめながらも、まっすぐグレゴリーの目を見つめる。
 その大きな瞳には、真剣な色がある。これまでも何度か見てきた、勇気を出そうとしている時の色だ。

「ああ、すごく似合ってる。思ってたのとは違うけど…可愛いよ」

 それを聞き、ルフィアは満足げに頷いた。

「ありがとう。それじゃ、この服は買おっか♪」
「え…、でも、嫌なんじゃないのか?」
「恥ずかしいけど…嫌じゃ、ないよ。
 それに、レッくんが気に入ったの着てあげたいって言ったでしょ?」
「うん……ありがとな」
「それじゃ、次の服も見せて…♪」





 そして、その夜。
 新しく買った服を着たまま、さらに軽快な泳ぎでグレゴリーを引っ張りつつ、ルフィアは二人の町へ帰り付いた。
 そのまま夕食を済ませて、ルフィアの部屋に買った物を置き、二人はルフィアのベッドの縁に腰を落ち着ける。

「はぁ〜、疲れたー…こんなに外で遊んだの久しぶり…」
「やっぱ最近、運動不足なんじゃないのか?オレはまだ元気だし」
「そうかも…」
「もっとあちこち出かけるとかして、体動かさないとな」
「うん…でも今日のところは、ゆっくりして…」
「ん?」

 ルフィアはグレゴリーにそっと近づく。

「レッくんが気に入ってくれたこの服で、一緒に遊ぼ♪」
「遊ぼ、って…まさか?」
「うん。ここにレッくんのを入れて、擦って…ね?」
「いや、でも、新しい服なのに…いいのか?」
「新しい下着を、ガマンできずにベットベトにしちゃったのは誰だっけー?」
「オレです…」

 なにを今更、という話である。

「それに…この胸の穴って、たぶん、そういう事するためのものだよね。
 本で読んだもん。魔物娘の服は、着たままえっちな事できるようになってるって。
 レッくんも、私のおっぱいで擦るの大好きでしょ?今の内に、使い心地を試しておかない?」
「う…」

 前掲すると、ルフィアの巨大な胸…さらに服の穴からこぼれる柔肉の谷間が強調され、グレゴリーの目は否応なしに惹きつけられる。

「えへへ、膨らんできた…」

 ルフィアは嬉しそうに笑うと、ベッドから降りて人魚の姿に戻り、グレゴリーの足の間に跪いた。
 ズボンを下ろし、その怒張を露出させる。毎日のようにやっているので、もはやその手つきはさも自然な行為のように滑らかだ。
 何よりも愛しい相手の、何よりも愛しいそれに、ルフィアはゆっくり舌を這わせる。

「くっ、ぅ…」

 自分の唾液を塗り付けるべくねっとりと舐め上げ、しかし時折、鈴口をチロチロとくすぐって弄ぶ。ついこの前まで処女だったのに、今や熟達した娼婦のような手管だ。
 昼間さんざん出したというのに、もう気を抜けば射精してしまいそうになる。

「こんな感じかな…それじゃ、行くね」

 十分に濡らしたのを確認すると、ルフィアは重たい両胸を両手で持ち上げ、天を指すペニスの真上に持ってくる。肌に当たる熱だけを頼りに、谷間を尖端に合わせる。

「えいっ♪」

 グレゴリーのペニスは一瞬にして、ルフィアの柔らかな谷間へと飲み込まれた。
 体を動かしたゆえか、服によって温められたのか、そこは普段よりもずっと熱かった。

「……!!」
「わぁ、すっごい気持ちよさそう…♪」

 そしてルフィアは、ゆっくり上下にその双乳を動かす。
 服を着ることによって更にむっちりと密度を増した肉。毎晩手で口で味わってきた、きめ細かな肌。火傷しそうな谷間の熱。それらが一体となり、人の手によるものではない均一な圧力をもって、グレゴリーの陰茎を包み、扱き上げる。

「ふふ、私の思った通り。服を着たままパイズリ…こんなに喜んでくれるなんて♪」

 清楚なお嬢様のような恰好は、グレゴリーにさらなる背徳的な欲情を与えた。
 そもそもルフィア自身が、人間であった頃から純朴な雰囲気を纏っている少女であり、今の服の雰囲気がぴたりと合わさるのは当然と言える。
 穢れなき純白の美しさを持ちながら…しかしその服の下には、相反するはずの淫らな魅力に満ちた肉体が隠されているのだ。
 そして今、ルフィアは愛する者の前でそれを曝け出している。グレゴリーだけが、彼女の淫らな本性に直に触れている。お互いに、興奮しないわけがなかった。

「…あっ、レッくん、出そうなの?私のおっぱいの、中に…
 嬉しい…いっぱい、いっぱい出して…!」

 ペニスの脈動。何度も何度も愛し合って覚えた、絶頂の兆候。それを感じ取ると、ルフィアは胸の上についているボタンを一つだけ外して、Y字の谷間を露出させる。
 準備を済ませると、グレゴリーを絶頂に導くため、彼女は乳房を動かす手をさらに早めていった。

「ぁぁぁっ…もう、出る…ッ!!」

 背筋に走るとてつもない快感とともに、グレゴリーのペニスは大量の精液をルフィアの胸の中に吐き出してゆく。
 白濁はルフィアの胸板と両乳房の間にあるわずかな隙間を通り抜け、谷間の上から汚らしい泉のように漏れ出した。

「ああっ、来た、来たぁ…♪」

 ルフィアはすかさず、乳房を左右両側から思いきり押しつぶし、首を下に曲げる。
 すると…谷間から湧き出した白濁に口が届いた。

「ぢゅるっ、じゅっ、ずぢゅるるるぅ…」

 下品極まりない音を立てながら、ルフィアは谷間から溢れ出た精液を美味しそうに啜り上げてゆく。清楚な外見とはかけ離れた姿だ。
 眼前で繰り広げられる下品な様と、きつくも優しい乳圧が、グレゴリーの精を止め処なく、最後の一滴まで搾り上げていった。

「はーっ…はーっ…」
「なんか…いつもより濃くて、美味しいかも…
 ありがとう、レッくん♪」

 そりゃどうも、とでも言えばいいのだろうか。グレゴリーは余韻のために思考がおぼつかない。
 だが、ルフィアが乳房から肉棒をゆっくり、揺すりながら引き抜くと、その刺激によって再び力を取り戻した。

「あのね。
 レッくんの飲んで元気になったけど…今度は、下が濡れてきちゃって…
 これ着たまま、してくれる、かな?」

 ルフィアがスカートをたくし上げると、既にそこの鱗は消え、濡れてひくひくと動く女性器があらわになっていた。

「フーっ…ああ。お安い御用だ」
「下着にしたみたいに、汗とお汁でベトベトになるまで…いい?」
「言われなくても…!」

 その夜、二人は着衣セックスの魅力を存分に学び、楽しんだのだった。





 次の登校日。
 ルフィアは早速、新しい服を着て学園にやってきた。

『…ですので、こうした表現の仕方が古代ティンティンテー語の大きな特徴であり、解読にあたってはオジンサ古文など、同時期の他の言語と混同しないよう注意深く…』
「……」

 いつもとそう変わらない服で、いつも通りのクラスの皆と、いつも通り講義を受け、いつも通りにノートを取っている自分だが…この服の下には、これまでの自分からは考えられないような淫らな下着を着けている。
 それを意識するだけで、ルフィアはとても恥ずかしくなりながらも、確かに興奮を覚えてしまう。
 隣の席のグレゴリーも、その事実を自分達だけが知っているという状況に、興奮を強めていった。
 講義が終わるころには、二人はもはやお互いの事しか考えられなくなり、学園の至る所に作られた『そのための』部屋に向かい、互いの興奮を昇華しあう。
 覚えたての着衣プレイに、若い二人はすっかりハマり込んでいた。

 終わった後、グレゴリーはトイレに行くため、一時ルフィアと分かれる事に。
 ルフィアが廊下で待っていると…発端となった、友人のセルキーがやって来た。

「ルフィアちゃん、おはよーッ!
 …おっ、それ、新しい服だよね?」
「うん。…どうかな?」
「いいじゃんいいじゃん、似合ってる!」
「ほんと!?ありがとう!これ、レッくんが選んでくれたの♪」
「うん、ルフィアちゃんっぽい。
 さすが熱烈カップル…ルフィアちゃんの事、よく見てるよね」
「えへへ…」

 少し照れるが、服を褒められるのは初めての事で、とても嬉しい。

「それにしても…なんかその服で、一気に魔物娘らしくなったんじゃない?」
「そ、そう?魔物娘らしいって、よく分かんないけど…」
「簡単だよ、一目でわかるもん。
 自分の魅力をしっかり出してて…それに、牝臭い」
「めっ、めすくさい!?」
「うん。汗と愛液のニオイがするし、グレゴリー君のニオイもすごくぷんぷんする。さっきまでその服でヤってたでしょ?」
「わ…分かるの?」
「ふふん♪海の狩人セルキーの鼻を甘く見ないことね。
 よく拭いて、ニオイも消してるみたいだけど、分かる人には分かっちゃうよ?」
「あうぅ…恥ずかしい…」
「ホント恥ずかしがりね…
 この調子でどんどん魔物娘らしくなっていけば、その恥ずかしがりも治るんじゃない?」
「そ、そうなのかな…」
「まあ、エッチな服も、学校の中でのエッチも平気になったみたいだし、いい事じゃない?魔物娘への大きな一歩ってことで、おめでとうって言っとくわ♪
 んじゃ、また。グレゴリー君によろしくね!」
「う、うん。またね…」

「ふー、お待たせ…
 ん?ルフィア、どうかしたか?」
「う〜ん…えっと…」

 気づかなかったが、自分は身も心も、完全な魔物娘になりつつある…
 人間の頃であれば怖いと感じるかもしれないが、ルフィアはそれよりも、完全な魔物娘になることで、いずれさらに恥ずかしく、淫らな姿を平気で取ってしまうようになるのではないか…という懸念で頭がいっぱいになった。
 そんなことになっても、グレゴリーなら愛してくれるだろうが…今よりもっと淫らな姿の自分を想像すると、ルフィアは今からもう恥ずかしくなり、そして…少しだけ興奮してしまうのであった。


 
20/03/28 22:49更新 / K助
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■作者メッセージ
 生おっぱいもいいけど、こういうエッチな衣装もよいものです。そしてそれが爆乳人魚さんならなおよし…そんな思いを詰め込みました。
 今後もっともっとエロ衣装とか着せまくりたい!でも小説だからあまり表現できないのが悔しい!

 あと、最初の話を割と加筆修正しました。当時なにを焦っていたのか、後から見返すとセリフや入れたいシーンが気になってしまって…悩みに悩んだ末に入れました。話の本筋は変わっていないのでご容赦を。いずれ修正前バージョンも何らかの形で残したいです。
 それでは、ご覧いただき誠にありがとうございました。

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