サラマンダーとの鬼ごっこ
〜〜〜
愛する妻 ヒィカ へ
家出しました
探して下さい
トシヤより
〜〜〜
「さて、どうなるだろうか」
そろそろヒィカも、机にある置手紙に気付いて読んでいる頃合いだろうか。
いつもなら朝起きておはようを言う前にキスをして流れでハグしてそのまま朝一セックスに入ってる時間だ。
それなのに俺がいないもんだからきっと朝の一発をシたくて悶々しているだろう。
と言うか俺が悶々してる、やっぱ疑問解決なんてしなくていいから帰っちゃおうか。
「……いやいや、分からんことは追及するのが冒険者だ、帰っちゃいかんぞ俺」
まあ冒険やめて今はずっとセックスしてるんだからやっぱり帰っても良いかと思わないでもない。
けれども彼女と結婚してからずっと不思議に思っていたことに答えを出したいのだ。
そんな風に考え込んでいると後方から誰かが走ってくる音が聞こえてくる。
「トシヤぁぁ! なんでだぁぁ!!」
良く通る声も聞こえてきた、というか予想より気付かれてから追いつくまでの時間が短い。
後ろを見遣れば愛しの人、サラマンダーのヒィカが全力疾走してきていた。
普段出かけるときは髪を一つに結わえているが今はまとめておらず、走る動きに合わせて大きく揺れている。
大きく揺れていると言えば服装もお出かけ用のではなく寝間着のゆったりした服のままだ。
その服装のために豊満な胸が縦横無尽にばぃんばいんと揺れて眼福である。
……見惚れてどうするバカか俺は!
視線を彼女から外して俺も全速力で走りだす。
「ヒィカ! 服着替えてこいよ! パジャマじゃねえか!」
「トシヤぁ! 今胸見てたろ! 昨日おっぱいでしなかったから拗ねて家出したのか!」
「そうじゃねえよ! いやパイズリされるの好きだけど! そうじゃねえよ!!」
「今日は思いっきりおっぱいでシてやるから! 好きなだけ挟んでやるから! だから帰ってこい!」
「だからそんな理由じゃねえって言ってんだろ!」
ちなみに現在時刻は朝の6時くらいである。
大声出してご近所迷惑かとも思われるがここの人らはどこの家も夫婦だけの世界に入り込んでるから心配しなくていい。
心配すべきはこのままじゃ思っていたよりずっと早く彼女に追いつかれるということだ。
後ろを見ればいつもと同じ彼女の姿がどんどん近付いてくる。
このままでは距離も縮まっていずれ捕まってしまう。
「おっぱいじゃないのか! じゃあ何が不満なんだ!」
「不満があって家出たわけじゃないけどな! ちょっとな!」
「じゃあシてる回数か! 気付かなくてごめんなトシヤ!」
「人の話聞けよ、不満なんてないって言って」
「もっと増やすから止まってくれ!」
「増やすのか!?」
いやいや、いつもどんだけしてると思ってんだ!?
朝起きてセックスは当然、2時間ほどしてようやく朝飯を済ませたらまたセックス。
12時位に昼飯食おうぜって言っても「人間一日に二食で十分」とか言って夕方までセックス。
ようやく晩ご飯かと思いきや週に3,4回は「一食くらい抜いても問題ない」って寝るまでセックス。
なのにセックスを増やすのか!? 1週間の食事が朝飯が7回と夕飯が3,4回で10回くらいなんだぞ!?
「なぁヒィカ! 聞き間違いかも知れんが、増やすつもりか!?」
「おっぱいでシてあげる時間が取れなかったんなら、その時間を作るまでだ!」
「だから胸から離れろ! お前にとって俺はどんだけおっぱい好きなんだよ!」
「そんなこと言っても! トシヤは寝ている間ずっと胸に縋りついてるぞ!」
「え、は、マジ!?」
「寝言を言いながら頬ずりしてくるトシヤは可愛いぞ!」
「可愛いとか言うな!」
寝てる間の俺は何してんだ!
起きてるときにしておくんだった!
頬ずりだけじゃなくてむしゃぶりつきたい!
いやさっきから何を考えてるんだ俺は距離縮まってるぞ!?
振りかえってちらりと彼女の姿を見て、俺は検証したいことがあるのを思い出す。
ヒィカの尻尾の炎、距離が縮まったからだけでなく先ほどより確実に大きく見える。
そう、俺が不思議に思っていたのは彼女の尻尾の炎なのだ。
初めて会った時は冒険者稼業の最中で、彼女に決闘を申し込まれた。
決闘の間ずっと大きくなり、互いに武器が壊れ引き分けに終わった後も炎は燃え続けた。
決闘したのちに彼女に性的に襲われ冒険者稼業に終止符を打ち今の性活に至る訳だ。
初めて会った日以降、ヒィカの炎はあの時ほど大きく燃え上がったことはなかった。
調べたところ、サラマンダーの尻尾の炎は魔力が見せるもので、闘争心やらに比例して大きく燃え上がって見えるらしい。
闘争心に比例するならば、精神が昂っている間はずっと大きく広がり続けるのではないか?
たとえば、普段の日課のセックスの時間をお預けにしたら燃え続けるんじゃないだろうか?
そうだとすれば、どれくらいの大きさまで燃え上がるのだろうか?
ヒィカと繋がっている姿・尻尾の炎に魅せられた俺はそれが知りたいのだ。
本人に聞けば分かるかもしれないが、実際に大きく燃え上がるところを見たい。
そんなわけでヒィカに理由は内緒で追いかけっこに洒落こんでいるのだ。
昔取った杵柄というか足の速さには自信があったおかげか、30分以上なんとか追いつかれずに済んでる。
ヒィカの炎も尻尾に沿うように燃え上がっていたのが尻尾全体が燃え盛っているように見える。
尻尾の上部分だけが燃えるかと思いきや包み込むように燃えるんだなぁ、と感心する。
きっとこれが最大限なのだろうと納得し、さてそろそろ止まって理由を説明し帰ろうかと思ったその時。
「トシヤぁ! トシヤがそんなに逃げるならこちらにも考えがあるぞ!」
ヒィカが一際大きく叫んだ瞬間、燃えた。
尻尾だけじゃない、身体全体が炎の塊になったのだ……え、えぇ!?
「すっげ! てか、は、なにそれ!? ちょっとかっけー!」
「これが私の全力だ! さあトシヤ、観念しろぉ!」
走りながらも後ろを見る、何度見ても彼女自身が燃えているように見える。
燃えているのに彼女の身体自体はきちんと見える、一体どうなってるんだろうか。
目を凝らして見ると、ヒィカの寝間着はいつの間にか消えていて全裸に見える。
「え、あれ!? お前パジャマどうした!」
「燃えたぞ! 私が今身にまとっている炎は衣類を燃やし肉体と精神を性的に高ぶらせるモノだ!」
「パ、パジャマ燃えたのか!?」
「次はお前の服も燃やしてやるぅ!」
急加速したヒィカの身体は後ろから俺にタックルしてきた。
そして抱きつかれた瞬間俺の服は塵も残さず消失し彼女の炎と同化した。
しかし俺の身体は高温を全く感じず、彼女の温かな感触に包まれているだけだ。
うつ伏せに倒れた俺の上に彼女がいるため、胸に豊満な胸が当たっている感触を感じる。
というか地面に倒れ込んだのに痛くない、ヒィカの炎がクッションになったようだ、炎すげー。
「ふふ、ようやく捕まえたぞ、トシヤ♪」
悦びの混じった声でそう言ったヒィカは、俺の上から退いて俺をごろんと転がした。
仰向けのまま寝転んだ俺は自然と彼女の裸体に目が釘付けになる。
乳首はピンと立っており、表情は淫靡な色を含み、口の端からは涎が零れ落ちそうになっている。
そんな痴態を見て、さらに彼女の炎に包まれているため、俺のモノが刺激を求めて硬くなった。
「さて、お望み通り胸でしてやるぞ?」
「いやだからそんな理由で家出たわけじゃなくって……」
「でもトシヤ、胸でされるの好きだろう?」
俺の両足の間に正座で陣取ったヒィカは、俺の下半身を軽くあげて位置を調整する。
彼女の膝の上に俺の尻が収まり、俺のモノは彼女の胸の間近で震えている。
淫らな表情を浮かべたヒィカは、胸の間にモノを招き入れ、両手で胸を押しつぶすようにして包み込んできた。
むにゅむにゅとした感触が竿全体に伝わってくるのが分かる。
しかし竿だけでなく亀頭に刺激が無ければ流石にイくことはできない。
ヒィカは俺の思考をお見通しのようで、口をだらしなく開けて舌を出す。
そのままぺろりと先っぽを舐めあげられて、急な快楽に腰が抜けそうになる。
「あぁッ、ひ、ヒィカ……」
「やっぱり胸が好きなんじゃないか、いぃっぱいシてやるからなぁ♪」
俺の反応に気をよくして、胸でさらに刺激を与えてくる。
竿は弾力のある柔らかな感触に包まれ、先端はヒィカの唾液に塗れていく。
上下に擦りあげられて、左右から押し付けられて、先っぽを舌で弄られて。
俺は早くも限界に達しそうになった。
「そろ、そろ……出る……ッ」
「そぉか、ぜぇんぶクチで受け止めてやる♪」
舌で舐めるのを一旦止めて、ヒィカは大きく口を開き先端を咥えこんだ。
先っぽ全体が温かな唾液に包まれ、快楽に溶け落ちそうになる。
彼女のクチの気持ちよさに耐えられず、俺は精をヒィカに放出した。
「はぁ、はぁ……」
「んっ……ごく……♪」
十秒ほどもモノから射精を続け、彼女の口内へと注ぎ込んでいった。
その精液を彼女は喉を鳴らしながら美味しそうに飲んでいく。
全て飲み切った彼女は淫靡な表情を浮かべ、俺の身体の下に潜り込ませた足をどかして立ちあがる。
そして、仰向けのままの俺の上に座り込み、右手の指で女性器を大きく広げた。
ヒィカの女性器は既に十分に濡れており、指で開いただけで愛液がとろりと零れ落ちていった。
「やっぱこっちにも貰わないとな♪」
「あ、あの、ヒィカ? 一度家に帰らないか? こんなことした理由も話すからさ」
「場所なんてどこでもいいさ、トシヤと繋がってられるならどこでヤったって一緒だ♪」
そう言った後、俺のモノに左手を添えて、入口にあてがうヒィカ。
そのまま彼女は腰を落とし、一息に最奥へと招き入れた。
愛液の量からも分かっていたが、既にナカは最高の状態だった。
火傷しそうなほどの熱さで、肉襞が竿に絡んでくるのが分かる。
「ぁ、くっ……」
「ふふ、気持ちいいだろぉ♪ 私も、すっごくイイぞ♪」
奥に到達しただけなのにもう射精してしまいそうになる。
しかし彼女はさらに腰を上下に動かし始めた。
愛液がじゅぷと淫らな音を立てているのが分かる。
ヒィカのナカに出し入れされるたびに竿全体に快感が押し寄せてくる。
連続して押し寄せてくるその刺激に俺のモノは限界を訴えていた。
「また出、る……ッ!」
ヒィカの激しい動きに促され、俺はナカへと射精していった。
びゅくびゅくと十数秒も膣内で震え続け、一滴残らず搾りとられていく。
ようやくモノの脈動は収まったが、ヒィカの表情から彼女はまだ満足していないことが容易にわかる。
尻尾から身体全体に燃え上がった炎は性的に高ぶらせると彼女自身が言っていた。
俺も射精後の倦怠感こそ感じるもののまだまだしたい気持ちでいっぱいだ。
「まだまだこれからだよな、トシヤぁ♪」
「あ、あぁ、帰るのは一段落ついてからだな」
「そうこなくっちゃなぁ♪♪」
彼女との性交を続けていく中でふと思った。
押し倒されたときに俺も彼女の炎に包まれていたが傍から見たらどう見えるのだろうか?
今日知りたかった尻尾の炎については、限界まで広がれば身体全部を包み性交に入れば相手も包み込むことがわかった。
交わり合ってる男女の姿が見えるのか、それとも炎が燃え広がっているように見えるのか。
今度機会があれば誰かにどう見えるかを教えてもらいたいものだ。
「トシヤぁ、何か考え込んでるが、そんな暇あるのか?」
「ぁぁッ……そんな激しく、したらまた、出ちまう……ッ!」
「ふふ、朝すぐに出来なかったしいっぱい出してもらわないとなあ♪♪」
前言撤回、疑問を追及するより彼女を満足させなければ。
それが魔物娘を娶った男の第一にすべきことだと思うから。
愛する妻 ヒィカ へ
家出しました
探して下さい
トシヤより
〜〜〜
「さて、どうなるだろうか」
そろそろヒィカも、机にある置手紙に気付いて読んでいる頃合いだろうか。
いつもなら朝起きておはようを言う前にキスをして流れでハグしてそのまま朝一セックスに入ってる時間だ。
それなのに俺がいないもんだからきっと朝の一発をシたくて悶々しているだろう。
と言うか俺が悶々してる、やっぱ疑問解決なんてしなくていいから帰っちゃおうか。
「……いやいや、分からんことは追及するのが冒険者だ、帰っちゃいかんぞ俺」
まあ冒険やめて今はずっとセックスしてるんだからやっぱり帰っても良いかと思わないでもない。
けれども彼女と結婚してからずっと不思議に思っていたことに答えを出したいのだ。
そんな風に考え込んでいると後方から誰かが走ってくる音が聞こえてくる。
「トシヤぁぁ! なんでだぁぁ!!」
良く通る声も聞こえてきた、というか予想より気付かれてから追いつくまでの時間が短い。
後ろを見遣れば愛しの人、サラマンダーのヒィカが全力疾走してきていた。
普段出かけるときは髪を一つに結わえているが今はまとめておらず、走る動きに合わせて大きく揺れている。
大きく揺れていると言えば服装もお出かけ用のではなく寝間着のゆったりした服のままだ。
その服装のために豊満な胸が縦横無尽にばぃんばいんと揺れて眼福である。
……見惚れてどうするバカか俺は!
視線を彼女から外して俺も全速力で走りだす。
「ヒィカ! 服着替えてこいよ! パジャマじゃねえか!」
「トシヤぁ! 今胸見てたろ! 昨日おっぱいでしなかったから拗ねて家出したのか!」
「そうじゃねえよ! いやパイズリされるの好きだけど! そうじゃねえよ!!」
「今日は思いっきりおっぱいでシてやるから! 好きなだけ挟んでやるから! だから帰ってこい!」
「だからそんな理由じゃねえって言ってんだろ!」
ちなみに現在時刻は朝の6時くらいである。
大声出してご近所迷惑かとも思われるがここの人らはどこの家も夫婦だけの世界に入り込んでるから心配しなくていい。
心配すべきはこのままじゃ思っていたよりずっと早く彼女に追いつかれるということだ。
後ろを見ればいつもと同じ彼女の姿がどんどん近付いてくる。
このままでは距離も縮まっていずれ捕まってしまう。
「おっぱいじゃないのか! じゃあ何が不満なんだ!」
「不満があって家出たわけじゃないけどな! ちょっとな!」
「じゃあシてる回数か! 気付かなくてごめんなトシヤ!」
「人の話聞けよ、不満なんてないって言って」
「もっと増やすから止まってくれ!」
「増やすのか!?」
いやいや、いつもどんだけしてると思ってんだ!?
朝起きてセックスは当然、2時間ほどしてようやく朝飯を済ませたらまたセックス。
12時位に昼飯食おうぜって言っても「人間一日に二食で十分」とか言って夕方までセックス。
ようやく晩ご飯かと思いきや週に3,4回は「一食くらい抜いても問題ない」って寝るまでセックス。
なのにセックスを増やすのか!? 1週間の食事が朝飯が7回と夕飯が3,4回で10回くらいなんだぞ!?
「なぁヒィカ! 聞き間違いかも知れんが、増やすつもりか!?」
「おっぱいでシてあげる時間が取れなかったんなら、その時間を作るまでだ!」
「だから胸から離れろ! お前にとって俺はどんだけおっぱい好きなんだよ!」
「そんなこと言っても! トシヤは寝ている間ずっと胸に縋りついてるぞ!」
「え、は、マジ!?」
「寝言を言いながら頬ずりしてくるトシヤは可愛いぞ!」
「可愛いとか言うな!」
寝てる間の俺は何してんだ!
起きてるときにしておくんだった!
頬ずりだけじゃなくてむしゃぶりつきたい!
いやさっきから何を考えてるんだ俺は距離縮まってるぞ!?
振りかえってちらりと彼女の姿を見て、俺は検証したいことがあるのを思い出す。
ヒィカの尻尾の炎、距離が縮まったからだけでなく先ほどより確実に大きく見える。
そう、俺が不思議に思っていたのは彼女の尻尾の炎なのだ。
初めて会った時は冒険者稼業の最中で、彼女に決闘を申し込まれた。
決闘の間ずっと大きくなり、互いに武器が壊れ引き分けに終わった後も炎は燃え続けた。
決闘したのちに彼女に性的に襲われ冒険者稼業に終止符を打ち今の性活に至る訳だ。
初めて会った日以降、ヒィカの炎はあの時ほど大きく燃え上がったことはなかった。
調べたところ、サラマンダーの尻尾の炎は魔力が見せるもので、闘争心やらに比例して大きく燃え上がって見えるらしい。
闘争心に比例するならば、精神が昂っている間はずっと大きく広がり続けるのではないか?
たとえば、普段の日課のセックスの時間をお預けにしたら燃え続けるんじゃないだろうか?
そうだとすれば、どれくらいの大きさまで燃え上がるのだろうか?
ヒィカと繋がっている姿・尻尾の炎に魅せられた俺はそれが知りたいのだ。
本人に聞けば分かるかもしれないが、実際に大きく燃え上がるところを見たい。
そんなわけでヒィカに理由は内緒で追いかけっこに洒落こんでいるのだ。
昔取った杵柄というか足の速さには自信があったおかげか、30分以上なんとか追いつかれずに済んでる。
ヒィカの炎も尻尾に沿うように燃え上がっていたのが尻尾全体が燃え盛っているように見える。
尻尾の上部分だけが燃えるかと思いきや包み込むように燃えるんだなぁ、と感心する。
きっとこれが最大限なのだろうと納得し、さてそろそろ止まって理由を説明し帰ろうかと思ったその時。
「トシヤぁ! トシヤがそんなに逃げるならこちらにも考えがあるぞ!」
ヒィカが一際大きく叫んだ瞬間、燃えた。
尻尾だけじゃない、身体全体が炎の塊になったのだ……え、えぇ!?
「すっげ! てか、は、なにそれ!? ちょっとかっけー!」
「これが私の全力だ! さあトシヤ、観念しろぉ!」
走りながらも後ろを見る、何度見ても彼女自身が燃えているように見える。
燃えているのに彼女の身体自体はきちんと見える、一体どうなってるんだろうか。
目を凝らして見ると、ヒィカの寝間着はいつの間にか消えていて全裸に見える。
「え、あれ!? お前パジャマどうした!」
「燃えたぞ! 私が今身にまとっている炎は衣類を燃やし肉体と精神を性的に高ぶらせるモノだ!」
「パ、パジャマ燃えたのか!?」
「次はお前の服も燃やしてやるぅ!」
急加速したヒィカの身体は後ろから俺にタックルしてきた。
そして抱きつかれた瞬間俺の服は塵も残さず消失し彼女の炎と同化した。
しかし俺の身体は高温を全く感じず、彼女の温かな感触に包まれているだけだ。
うつ伏せに倒れた俺の上に彼女がいるため、胸に豊満な胸が当たっている感触を感じる。
というか地面に倒れ込んだのに痛くない、ヒィカの炎がクッションになったようだ、炎すげー。
「ふふ、ようやく捕まえたぞ、トシヤ♪」
悦びの混じった声でそう言ったヒィカは、俺の上から退いて俺をごろんと転がした。
仰向けのまま寝転んだ俺は自然と彼女の裸体に目が釘付けになる。
乳首はピンと立っており、表情は淫靡な色を含み、口の端からは涎が零れ落ちそうになっている。
そんな痴態を見て、さらに彼女の炎に包まれているため、俺のモノが刺激を求めて硬くなった。
「さて、お望み通り胸でしてやるぞ?」
「いやだからそんな理由で家出たわけじゃなくって……」
「でもトシヤ、胸でされるの好きだろう?」
俺の両足の間に正座で陣取ったヒィカは、俺の下半身を軽くあげて位置を調整する。
彼女の膝の上に俺の尻が収まり、俺のモノは彼女の胸の間近で震えている。
淫らな表情を浮かべたヒィカは、胸の間にモノを招き入れ、両手で胸を押しつぶすようにして包み込んできた。
むにゅむにゅとした感触が竿全体に伝わってくるのが分かる。
しかし竿だけでなく亀頭に刺激が無ければ流石にイくことはできない。
ヒィカは俺の思考をお見通しのようで、口をだらしなく開けて舌を出す。
そのままぺろりと先っぽを舐めあげられて、急な快楽に腰が抜けそうになる。
「あぁッ、ひ、ヒィカ……」
「やっぱり胸が好きなんじゃないか、いぃっぱいシてやるからなぁ♪」
俺の反応に気をよくして、胸でさらに刺激を与えてくる。
竿は弾力のある柔らかな感触に包まれ、先端はヒィカの唾液に塗れていく。
上下に擦りあげられて、左右から押し付けられて、先っぽを舌で弄られて。
俺は早くも限界に達しそうになった。
「そろ、そろ……出る……ッ」
「そぉか、ぜぇんぶクチで受け止めてやる♪」
舌で舐めるのを一旦止めて、ヒィカは大きく口を開き先端を咥えこんだ。
先っぽ全体が温かな唾液に包まれ、快楽に溶け落ちそうになる。
彼女のクチの気持ちよさに耐えられず、俺は精をヒィカに放出した。
「はぁ、はぁ……」
「んっ……ごく……♪」
十秒ほどもモノから射精を続け、彼女の口内へと注ぎ込んでいった。
その精液を彼女は喉を鳴らしながら美味しそうに飲んでいく。
全て飲み切った彼女は淫靡な表情を浮かべ、俺の身体の下に潜り込ませた足をどかして立ちあがる。
そして、仰向けのままの俺の上に座り込み、右手の指で女性器を大きく広げた。
ヒィカの女性器は既に十分に濡れており、指で開いただけで愛液がとろりと零れ落ちていった。
「やっぱこっちにも貰わないとな♪」
「あ、あの、ヒィカ? 一度家に帰らないか? こんなことした理由も話すからさ」
「場所なんてどこでもいいさ、トシヤと繋がってられるならどこでヤったって一緒だ♪」
そう言った後、俺のモノに左手を添えて、入口にあてがうヒィカ。
そのまま彼女は腰を落とし、一息に最奥へと招き入れた。
愛液の量からも分かっていたが、既にナカは最高の状態だった。
火傷しそうなほどの熱さで、肉襞が竿に絡んでくるのが分かる。
「ぁ、くっ……」
「ふふ、気持ちいいだろぉ♪ 私も、すっごくイイぞ♪」
奥に到達しただけなのにもう射精してしまいそうになる。
しかし彼女はさらに腰を上下に動かし始めた。
愛液がじゅぷと淫らな音を立てているのが分かる。
ヒィカのナカに出し入れされるたびに竿全体に快感が押し寄せてくる。
連続して押し寄せてくるその刺激に俺のモノは限界を訴えていた。
「また出、る……ッ!」
ヒィカの激しい動きに促され、俺はナカへと射精していった。
びゅくびゅくと十数秒も膣内で震え続け、一滴残らず搾りとられていく。
ようやくモノの脈動は収まったが、ヒィカの表情から彼女はまだ満足していないことが容易にわかる。
尻尾から身体全体に燃え上がった炎は性的に高ぶらせると彼女自身が言っていた。
俺も射精後の倦怠感こそ感じるもののまだまだしたい気持ちでいっぱいだ。
「まだまだこれからだよな、トシヤぁ♪」
「あ、あぁ、帰るのは一段落ついてからだな」
「そうこなくっちゃなぁ♪♪」
彼女との性交を続けていく中でふと思った。
押し倒されたときに俺も彼女の炎に包まれていたが傍から見たらどう見えるのだろうか?
今日知りたかった尻尾の炎については、限界まで広がれば身体全部を包み性交に入れば相手も包み込むことがわかった。
交わり合ってる男女の姿が見えるのか、それとも炎が燃え広がっているように見えるのか。
今度機会があれば誰かにどう見えるかを教えてもらいたいものだ。
「トシヤぁ、何か考え込んでるが、そんな暇あるのか?」
「ぁぁッ……そんな激しく、したらまた、出ちまう……ッ!」
「ふふ、朝すぐに出来なかったしいっぱい出してもらわないとなあ♪♪」
前言撤回、疑問を追及するより彼女を満足させなければ。
それが魔物娘を娶った男の第一にすべきことだと思うから。
12/01/01 16:51更新 / G7B