酒豪のアカオニと楽しい仲間達による御酒の飲み方講習
よう、前回に引き続いてアカオニの茜ちゃんがお酒の飲み方について色々と教えてやるぞ。前にも言ったかもしれないが、今回はワカメ酒についての飲み方を教えやる。勿論、オレの相棒は以前と同じ小太郎だ。
「えー、またやるの? というか御酒さえ飲めないよ、僕」
大丈夫だ。お酒の代わりにジュースにしといたから。
「いやいや、お酒とかジュースとかそういう問題じゃなくって……。茜姉さんの実験台になるとロクでもない目に遭う気がするっていう意味で……」
大丈夫だ。何かが起きても決して損はしないから。
「心構えの時点で僕の身が危ういんですけど!?」
煩い! じゃあ、改めて今回の用意するものを紹介しよう!
・日本酒
・ストロー
・茜
以上だ!
「やっぱり前と同じじゃないですかー」
何を言うんだ! 以前は小太郎だったが、今回はオレが直々にワカメ酒の器になるんだぞ! 有難いと思え!
「何処をどう有難いと思えば良いんですかぁ……。それに前の流れから言って、最終的に僕が食われそうな気がするんですけど……」
……さーて、ワカメ酒の準備でもしましょうかねー。
「あっ、無視した! あからさまに無視した! そして勝手に服を脱ぎ始めた!」
へっ、食うか食われるかなんざ、その時になるまで分からねぇよ。それよりもワカメ酒のやり方は……前の竿酒と同じだ。分かるよな?
「裸……竿酒……うっ、頭が……」
はいはい、そんなお決まりのネタは良いから、さっさとこっちへ来い。ほぅら、どうだ小太郎……前はお前が飲まれる側だったが、今度はお前が飲む側だぞ。
「うっわ……」
ふふ、中々良い眺めだろ? 大好きな女が裸体になって、マグロ同然に寝っ転がっているんだ。しかも、前はオレが好き勝手し放題だったが、今回はお前がオレの身体を好きに弄って良いんだぞ? このアカオニの鍛え抜かれた身体をな。
「……ゴクッ」
お、その気になったか。ガキのくせにアカオニの裸を見て、固唾を飲んじゃうなんて悪い奴だねぇ。だが、そこがまた可愛いくもある。でも、その前にワカメ酒を実践しな。
「え、えっと……茜姉さんのアソコに………注ぐんだよね?」
おう、そうそう。お前に前やったみたいに、この股の間に注ぐんだぞ〜。
「う、うん。分かった」
おお、流石にジュースだと冷たいな。これが人肌並に温められた熱燗だったら気持ち良いんだけどなぁ〜。でも、これでワカメ酒(※ジュース)の完成だ。
「これを……飲むの?」
おう、飲め飲め。飲んだらそのままオレを頂いちゃっても良いぞ〜。それともオレがお前を頂いちゃおうかな〜?
「…………」
お、その気になったか? さぁ、たっぷり飲めよ〜。おー、良い眺め。弟分がオレの股の間に注がれたジュースに顔を寄せて啜り飲む姿、何とも堪んない光景じゃないの。
お、おおお。一気に飲み干したね〜。良い飲みっぷりじゃないか。うんうん、男らしくて良いぞ。さて、もう一杯おかわりは……
「ん、んぐ……んぐぐぐ」
おお? おいおいおい、何だか今日は妙にがっつくじゃねぇか。ジュースを飲み干すだけじゃ飽き足らず、私のマンコにまで舌を伸ばすなんて珍しいな。あー、でもやっぱり気持ち良いな。男にマンコを舐められるこの感触、おまけに大好きな野郎と来たもんだから堪んないぜ。
「んぐ。じゅるるるるる」
んおっ!? んほおおおおおおおおおお!! や、やべぇ! マジでイキそう! クリを吸われて、マンコの中を舌で穿り返されて……! イク! イクイクイク!!
イグゥゥゥゥゥゥ!!
「んんん!! んぐ、んぐ、んぐ……」
う、うわぁ……やっちまった。小太郎の顔面に思い切り潮をぶっ掛けちまった。つーか、何で今日に限ってコイツはこんなに乗り気なんだ?
「ね、姉さん……。どうしよう、身体が熱い……。」
おいおい、マジでコイツ飢えてるじゃねぇか! 一体どうした!? 多寡がジュースを飲んだだけで……いや、待てよ。そもそもこのジュース、知り合いのバフォメットから貰ったヤツだ。確か、貰った時に『あんたの可愛い彼氏にでも飲ませなさいな』とか言ってやがったな。
うん、そうだ、そうに違いない。アイツが一服盛ったに違いない。あんにゃろう、ウチの小太郎に一服盛るとは良い度胸じゃねぇか!
「茜姉さん!」
うお!? 急にオレに圧し掛かるなっての! だがしかし、アイツに怒鳴り込む前に先ずは小太郎をどうにかして鎮めてやらねぇとな。きっとジュースに媚薬か、それに近い物が盛られていたんだろう。だったら、オレの身体を駆使して小太郎の昂った性欲を発散させてやろ……う?
………あれ、おかしいぞ? 小太郎のヤツ、こんなに力強かったっけ?
「姉さん……姉さん!」
いや、明らかにおかしい! あたしのアカオニの怪力を以てすれば、圧し掛かっている小太郎なんて軽々と押し上げられるのに、ビクともしねぇ!! そ、それに小太郎の身体が何だかムクムクと膨れている気がする!?
「う、ううおおおおおおお!!!」
ビリッ! ビリリリィ!! バリィィィッ!!
……………マジか? 急に獣のような雄叫びを上げたかと思いきや、小太郎の身体が巨大化した。いや、大人化したと言った方が正しい。ムッキムキのムチムチという言葉がピッタリ当て嵌まるぐらいにまで発達した高密度の筋肉、更にあたしをも超えてしまう程の長身。まるで獣だ。
しかし、そんな獣のような肉体と対照的に、小太郎の顔は以前の幼いあどけなさと大人の格好良さが丁度良いバランスで混じり合っていた。とどのつまりは美形だって事だ。
「……茜姉さん」
ボイスまでイケメンかよ! ヤバい、この大人になった小太郎にガチで惚れちまう。くそっ、小太郎のくせにこの格好良さは反則だろ! 滅多に赤くならないオレでも、この時ばかりは流石に恥ずかしさの余り顔を背けてしまう。
何、元から赤い? そんな事実はどうだって良い! 言葉の彩だよ!
「姉さん……!」
んん!? んぐぅ!? こ、こいつ……! 無理矢理顔をこっちに向けてキスしてきやがった! それも舌入りで! しかも、心成しかディープキスが凄く上手いぞ!?
こ、小太郎! 待て! んぐ!? んんんんっ!! ぶはぁっ!!
薬の影響が強過ぎるのか、小太郎はほぼ完全に自分を見失っているようだ。オレも後少しキスをされていたら、完全に頭の中が吹っ飛んでいたかもしれない。理性とか性欲とか色々と。
「茜姉さん、僕もう我慢出来ないよ!」
え、我慢出来ない? という事は私の肉体を欲しているって事か? ……うん、まぁ、こんな結果は想定外だけど別に求められるのは悪くない。それに大人になった小太郎を一足先に食えるんだ、寧ろこれはこれで喜ばしい事だ。
ふふふふ、大人になったからと言ってコイツがSEX慣れしているとは限らない! さぁて、食ってやろうじゃないか! 大人になった小太郎さんをよぉ!
…………
………
……
…
「すぅ……すぅ……すぅ……」
は、はははは………イキ過ぎると頭の中が変になるって言うけど、本当だったんだな。いやはや、ビックリしたぜ。大人になったから少しはアソコも大きくなって、性欲も増しているだろうなぁ……なーんて軽い気持ちで挑んだのが間違いだったぜ。
性欲無限大、大きさは馬並、テクニックは玄人、この三拍子でイってイってイキまくりだっつーの。しかも、中に10発以上出しやがって……この絶倫小僧めぇ。孕んじまうってマジで思ったぞ。
しかし、性欲をとことん発散し終えるや途端に元の子供の姿に戻っちまったけどな。元の姿に戻った小太郎は今、オレの隣でスヤスヤとおねんね中だ。
やれやれ、薬の影響もあるとは言え、大人になった小太郎はアレだけ激しいとはね。今後が楽しいやら恐ろしいやら。
だけど、気持ち良かったという点に関して嘘偽りはない。うん、アレはアレで良かった。
さてと……バフォメットの所に怒鳴り込みを入れて、もう一回あの薬を作る様にお願い(物理)するかね。
ああ、因みにワカメ酒に関しては此処でお終いだ。だけど、今回は特別ゲストとして他にも数名の魔物娘にも来て貰っている。そいつらから魔物娘流の御酒の飲み方でも聞いて、今後の魔物娘との付き合い方とかを学んでくれや。
特別ゲスト@白蛇
あら、いらっしゃい。茜さんから聞いているわよ。何でも魔物娘と仲良くなれる一つの手段として、お酒の飲み方を教えて欲しいとか。
でも、先に言っておくけど私からそれを学んだ所で絶対に魔物娘と仲良くなれるという保証は無いわよ。それでも良いと言うんだったら、私は別に気にも留めないけどね。
………そう、意思は固いようね。じゃあ、教えてあげる。“徹底的”にね。
それじゃ、早速だけど私達白蛇族の殿方に提供する御酒について教えてあげるわ。あら、そう気構えなくても良いわよ。貴方は飲むだけだから。
じゃあ、私が今から逆とぐろを作るから、その中に御酒を注いでね。
えっ、逆とぐろって何かって? 簡単なものよ。普通の蛇がとぐろを巻く姿は頭が上で尻尾は下、丁度真横からみると三角形に近い形をしているでしょ。で、逆とぐろは三角形を逆にした逆三角形そのもの。
そうやってとぐろを巻くと……ほら、まるで長い棒状の粘土で作った土器のような形になったでしょ。この中に御酒を注いだら、白蛇族のとぐろ酒の完成よ。まぁ、これはラミア種ならば誰だって出来るんだけどね。
さぁ、飲みなさい。……そう、貴方がよ。貴方が注いだのだから、貴方が飲んで当然でしょう? 私は飲まないのかって? あのねぇ、貴方……自分の身体の何処かに注いだ御酒や飲み物を飲んで楽しいと思う?
そういう事、さぁ……お飲みなさい。
……あらあら、見掛けに寄らず良い飲みっぷりじゃない。豪快な人、嫌いじゃないわよ。
さて、それじゃもう一杯如何かしら? 今度は私の特別なプレゼントもあるわよ。それを飲んでみたかったら、御酒……注いで下さいな。
そうそう、人の言う事に素直な人も大好きよ。さて、注ぎ終えたわね。それではよーく、ご覧になりなさい。
じょろ、じょろぼぼぼぼぼぼぼ……
この御酒の中に私の小水を注ぎ入れる、名付けて『黄金酒』の完成よ。
あら、不満そうね。折角、私が人前で放尿してあげたって言うのに。結構恥ずかしいのよ、これ。何、こんな物飲めるかって? 大丈夫よ、一見すると汚物のような代物だけど効能はちゃんとあるのよ。勃起不全解消とか、精力上昇とか。主に下関係のね。
それと貴方には言っていなかったわね。白蛇族と御酒で付き合う時、白蛇から出された御酒は絶対に飲まないといけないの。ましてや白蛇が己の肉体を器代わりにして出した御酒は特にね。それを拒絶するのは私達を侮辱する事に値するのよ。分かる?
それでも、この御酒は飲めないのかしら? ―――……そう、残念ね。なら仕方ないわ。
………
……
…
うふふふふ、如何かしら? 数時間、膀胱で溜めた小水をたっぷりと入れた黄金酒は美味しい? そう、美味しいの。それは結構……。
でも、馬鹿な人ねぇ。あそこで強情を張らずに素直に飲んでいれば、白蛇の炎を体内に打ち込まれて、自分の一生を私に尽くす羽目にならずに済んだものを……。まぁ、私としても丁度旦那が欲しかったから良かったんだけどね。
さぁ、旦那様……私の御酒、たんまりと飲んで下さいまし。
特別ゲストAバフォメット
よく来たのう、若造よ。妾と一緒に酒を飲みたいとは、世の中には物好きな輩も居たものじゃな。
妾と酒を飲んでも楽しい事なんて何にも無いぞい? 何、それでも構わない? ふぅむ、分かった。ならば、妾も妾なりに客人を持て成してやろう。
では、バフォメット流のフルコースは如何かな? フルコースというのは若造の住んでいる人間世界にもあるじゃろう? 前菜・メインディッシュ・デザート…といった具合に順番に料理が出てくる。アレと全く同じじゃ。
バフォメット族では酒を楽しむ為には、酒に見合う相応の御馳走を振る舞うという考えがある。やがて、その考えは人間社会の料理と結び付き、遂にはバフォメット流フルコースという形で完成したのじゃ。
但し、人間社会とは違い……バフォメット族のフルコースは全て裸体の上に料理を盛っておる。所謂、“裸体盛り”というヤツじゃな。流石にスープやコーヒーなどの液体系は盛るのは無理じゃがな。
誰の裸体に盛るのかだと? 馬鹿たれ、今さっきバフォメット族のフルコースと説明したではないか! そう、妾の身体に料理を盛るのだ。それ以外に誰が居る?
では、暫し待たれよ。色々と準備をせねばいかんのでな……。
………
……
…
長らく、お待たせした。では、始めようではないか。客人の為に妾が手掛けた愛情料理だ。じっくりと堪能しておくれ……。
前菜:魔キャベツの塩漬け 盛り付け部位:上半身(主に胸元)
魔界の空気で育てられた魔キャベツを塩漬けし、その他野菜と一緒に合えたサラダじゃ。程良い塩加減と野菜の甘みで酒が進むぞい。魔キャベツは黒と紫という毒々しい色の野菜だが、食べるとキャベツ以上の甘さが口一杯に広がるんじゃ。
今回は塩漬けにして、魔キャベツ特有の甘さと食欲は更に高まる事間違い無しじゃ。因みに魔キャベツは精力強化、勃起強化、(陰部の)血行促進と漢方に近い効果がある。無論、食べ過ぎたらどうなるかは……客人にもご理解出来るであろう?
さて、説明はそれぐらいにしてだ。先ずはこの前菜を召し上がられよ。全て平らげたら、妾の胸元が露わになるぞい。
メインディッシュ:牛ステーキのホルスタインソース合え 盛り付け部位:下半身(主に陰部周辺)
柔らかな牛ステーキに、ホルスタインから搾取したミルクで作ったホワイトソースを絡み合わせた最高の一品じゃ。
最初に口に含んだ瞬間、ステーキの濃厚な味わいが広がり、暫くしてから仄かなホルスタインのミルクの奥深い味わいが広がっていく。食通と呼ばれた者でさえも魅了してしまう、メインに相応しい料理じゃ。
ああ、そうそう。これを食べたら妾の身体を拭いてくれぬか? ステーキやらソースやらで油塗れじゃからのう。ちとベタベタして気持ち悪いんじゃ。何、拭く物が無いじゃと? 仕方が無いのう。それじゃ客人、申し訳ないが――――
御主の舌で妾の身体に付いた油を綺麗に舐め取ってくれぬか?
デザート:桃のシャーベット〜雪女の吐息添え〜 盛り付け部位:尻
そして最後のデザートだ。特にこれと言った工夫はされていない、普通のシャーベットだ。但し、最後にゆきおんな直々の吐息が掛けられており、シャーベットの表面上にダイヤモンドの粒子が鏤められたかのようにキラキラと光り輝いておる。
ああ、それと早く食わんと妾のお尻の温度でシャーベットが溶けてしまうぞ。溶けて妾のお尻がベタベタになるのは御免じゃぞ。まぁ、客人が色々な意味で楽しめるのであれば、それはそれで本望じゃがな。
………とまぁ、こんなもんじゃな。バフォメット族のフルコースとやらは。
如何かな、楽しんで貰えたかのう? 何、もっとご馳走して欲しいじゃと? おいおい、お前さんは妾と酒を交わすのが目的で来たのではなかったのか?
………まぁ、良かろう。では、もう一度味わわせてやろうかのう。
もう二度と、他の料理では満足出来ないぐらいにな……。
特別ゲストBデュラハン
私と酒が飲みたい? ふんっ、馬鹿馬鹿しい……。そもそもデュラハン族は人間のように酒を飲み、肉を喰らう等と言った行いはしない。
私の食事は……そう、アレだ。貴様も良く知るアレだ。何、アレでは分からない? ほら、アレだ。貴様の……その、下半身にある大事な所から出てくる白くてトロリとした……そのぉ……。
…………ええい、アレだと言ったらアレなのだ! 深く聞くな、馬鹿者!
兎に角だ、私は酒を飲まない。いや、飲めないと言うべきか。首と胴体が離れ離れになっているのだからな。何、だったらアレはどうやって飲むのかだと? アレと酒は別物だ!
なので、残念だが酒を楽しみたいのならば他を当たってくれ。先に言っておくがワカメ酒や裸体盛りとかやらんぞ。あんな恥ずかしいのが出来る訳が無いだろう。
さぁ、早く帰ってくれ。私は忙しいのだ。
………どうした、私の顔をじーっと見て? 何か付いているのか?
何、酒を楽しむ方法を思い付いただと? おい、今の話を聞いていたのか? 酒は絶対に飲まないと――――お、おい! 何で私の顔に手を伸ばす! やめろ! 首を外すな! 外されたら私はぁ……!!
………
……
…
ふぁあああ、だから駄目だって言ったのにぃ私の頭をワイングラス代わりにするだなんて……貴方、中々の変態さんね。
飲み慣れない酒を無理矢理口に注がれ、挙句口内に溜め込んだ御酒を強引に飲まれちゃう……ふふ、意外と嵌まっちゃいそう。しかも、飲み干したら舌を絡めたディープキスまでしちゃうんだから、意外とケダモノなのね。
御代りが欲しいの? ふふ、良いわよ。たっぷり私の御口に注いで、そして私の御口と一緒に味わってね
今回の魔物娘とのお付き合い――御酒の接し方――については以上である。無論、これが全部正しいという訳ではない。今後も他の魔物娘に接触しては、どのような御酒の接し方があるのかを確かめる所存である。
「えー、またやるの? というか御酒さえ飲めないよ、僕」
大丈夫だ。お酒の代わりにジュースにしといたから。
「いやいや、お酒とかジュースとかそういう問題じゃなくって……。茜姉さんの実験台になるとロクでもない目に遭う気がするっていう意味で……」
大丈夫だ。何かが起きても決して損はしないから。
「心構えの時点で僕の身が危ういんですけど!?」
煩い! じゃあ、改めて今回の用意するものを紹介しよう!
・日本酒
・ストロー
・茜
以上だ!
「やっぱり前と同じじゃないですかー」
何を言うんだ! 以前は小太郎だったが、今回はオレが直々にワカメ酒の器になるんだぞ! 有難いと思え!
「何処をどう有難いと思えば良いんですかぁ……。それに前の流れから言って、最終的に僕が食われそうな気がするんですけど……」
……さーて、ワカメ酒の準備でもしましょうかねー。
「あっ、無視した! あからさまに無視した! そして勝手に服を脱ぎ始めた!」
へっ、食うか食われるかなんざ、その時になるまで分からねぇよ。それよりもワカメ酒のやり方は……前の竿酒と同じだ。分かるよな?
「裸……竿酒……うっ、頭が……」
はいはい、そんなお決まりのネタは良いから、さっさとこっちへ来い。ほぅら、どうだ小太郎……前はお前が飲まれる側だったが、今度はお前が飲む側だぞ。
「うっわ……」
ふふ、中々良い眺めだろ? 大好きな女が裸体になって、マグロ同然に寝っ転がっているんだ。しかも、前はオレが好き勝手し放題だったが、今回はお前がオレの身体を好きに弄って良いんだぞ? このアカオニの鍛え抜かれた身体をな。
「……ゴクッ」
お、その気になったか。ガキのくせにアカオニの裸を見て、固唾を飲んじゃうなんて悪い奴だねぇ。だが、そこがまた可愛いくもある。でも、その前にワカメ酒を実践しな。
「え、えっと……茜姉さんのアソコに………注ぐんだよね?」
おう、そうそう。お前に前やったみたいに、この股の間に注ぐんだぞ〜。
「う、うん。分かった」
おお、流石にジュースだと冷たいな。これが人肌並に温められた熱燗だったら気持ち良いんだけどなぁ〜。でも、これでワカメ酒(※ジュース)の完成だ。
「これを……飲むの?」
おう、飲め飲め。飲んだらそのままオレを頂いちゃっても良いぞ〜。それともオレがお前を頂いちゃおうかな〜?
「…………」
お、その気になったか? さぁ、たっぷり飲めよ〜。おー、良い眺め。弟分がオレの股の間に注がれたジュースに顔を寄せて啜り飲む姿、何とも堪んない光景じゃないの。
お、おおお。一気に飲み干したね〜。良い飲みっぷりじゃないか。うんうん、男らしくて良いぞ。さて、もう一杯おかわりは……
「ん、んぐ……んぐぐぐ」
おお? おいおいおい、何だか今日は妙にがっつくじゃねぇか。ジュースを飲み干すだけじゃ飽き足らず、私のマンコにまで舌を伸ばすなんて珍しいな。あー、でもやっぱり気持ち良いな。男にマンコを舐められるこの感触、おまけに大好きな野郎と来たもんだから堪んないぜ。
「んぐ。じゅるるるるる」
んおっ!? んほおおおおおおおおおお!! や、やべぇ! マジでイキそう! クリを吸われて、マンコの中を舌で穿り返されて……! イク! イクイクイク!!
イグゥゥゥゥゥゥ!!
「んんん!! んぐ、んぐ、んぐ……」
う、うわぁ……やっちまった。小太郎の顔面に思い切り潮をぶっ掛けちまった。つーか、何で今日に限ってコイツはこんなに乗り気なんだ?
「ね、姉さん……。どうしよう、身体が熱い……。」
おいおい、マジでコイツ飢えてるじゃねぇか! 一体どうした!? 多寡がジュースを飲んだだけで……いや、待てよ。そもそもこのジュース、知り合いのバフォメットから貰ったヤツだ。確か、貰った時に『あんたの可愛い彼氏にでも飲ませなさいな』とか言ってやがったな。
うん、そうだ、そうに違いない。アイツが一服盛ったに違いない。あんにゃろう、ウチの小太郎に一服盛るとは良い度胸じゃねぇか!
「茜姉さん!」
うお!? 急にオレに圧し掛かるなっての! だがしかし、アイツに怒鳴り込む前に先ずは小太郎をどうにかして鎮めてやらねぇとな。きっとジュースに媚薬か、それに近い物が盛られていたんだろう。だったら、オレの身体を駆使して小太郎の昂った性欲を発散させてやろ……う?
………あれ、おかしいぞ? 小太郎のヤツ、こんなに力強かったっけ?
「姉さん……姉さん!」
いや、明らかにおかしい! あたしのアカオニの怪力を以てすれば、圧し掛かっている小太郎なんて軽々と押し上げられるのに、ビクともしねぇ!! そ、それに小太郎の身体が何だかムクムクと膨れている気がする!?
「う、ううおおおおおおお!!!」
ビリッ! ビリリリィ!! バリィィィッ!!
……………マジか? 急に獣のような雄叫びを上げたかと思いきや、小太郎の身体が巨大化した。いや、大人化したと言った方が正しい。ムッキムキのムチムチという言葉がピッタリ当て嵌まるぐらいにまで発達した高密度の筋肉、更にあたしをも超えてしまう程の長身。まるで獣だ。
しかし、そんな獣のような肉体と対照的に、小太郎の顔は以前の幼いあどけなさと大人の格好良さが丁度良いバランスで混じり合っていた。とどのつまりは美形だって事だ。
「……茜姉さん」
ボイスまでイケメンかよ! ヤバい、この大人になった小太郎にガチで惚れちまう。くそっ、小太郎のくせにこの格好良さは反則だろ! 滅多に赤くならないオレでも、この時ばかりは流石に恥ずかしさの余り顔を背けてしまう。
何、元から赤い? そんな事実はどうだって良い! 言葉の彩だよ!
「姉さん……!」
んん!? んぐぅ!? こ、こいつ……! 無理矢理顔をこっちに向けてキスしてきやがった! それも舌入りで! しかも、心成しかディープキスが凄く上手いぞ!?
こ、小太郎! 待て! んぐ!? んんんんっ!! ぶはぁっ!!
薬の影響が強過ぎるのか、小太郎はほぼ完全に自分を見失っているようだ。オレも後少しキスをされていたら、完全に頭の中が吹っ飛んでいたかもしれない。理性とか性欲とか色々と。
「茜姉さん、僕もう我慢出来ないよ!」
え、我慢出来ない? という事は私の肉体を欲しているって事か? ……うん、まぁ、こんな結果は想定外だけど別に求められるのは悪くない。それに大人になった小太郎を一足先に食えるんだ、寧ろこれはこれで喜ばしい事だ。
ふふふふ、大人になったからと言ってコイツがSEX慣れしているとは限らない! さぁて、食ってやろうじゃないか! 大人になった小太郎さんをよぉ!
…………
………
……
…
「すぅ……すぅ……すぅ……」
は、はははは………イキ過ぎると頭の中が変になるって言うけど、本当だったんだな。いやはや、ビックリしたぜ。大人になったから少しはアソコも大きくなって、性欲も増しているだろうなぁ……なーんて軽い気持ちで挑んだのが間違いだったぜ。
性欲無限大、大きさは馬並、テクニックは玄人、この三拍子でイってイってイキまくりだっつーの。しかも、中に10発以上出しやがって……この絶倫小僧めぇ。孕んじまうってマジで思ったぞ。
しかし、性欲をとことん発散し終えるや途端に元の子供の姿に戻っちまったけどな。元の姿に戻った小太郎は今、オレの隣でスヤスヤとおねんね中だ。
やれやれ、薬の影響もあるとは言え、大人になった小太郎はアレだけ激しいとはね。今後が楽しいやら恐ろしいやら。
だけど、気持ち良かったという点に関して嘘偽りはない。うん、アレはアレで良かった。
さてと……バフォメットの所に怒鳴り込みを入れて、もう一回あの薬を作る様にお願い(物理)するかね。
ああ、因みにワカメ酒に関しては此処でお終いだ。だけど、今回は特別ゲストとして他にも数名の魔物娘にも来て貰っている。そいつらから魔物娘流の御酒の飲み方でも聞いて、今後の魔物娘との付き合い方とかを学んでくれや。
特別ゲスト@白蛇
あら、いらっしゃい。茜さんから聞いているわよ。何でも魔物娘と仲良くなれる一つの手段として、お酒の飲み方を教えて欲しいとか。
でも、先に言っておくけど私からそれを学んだ所で絶対に魔物娘と仲良くなれるという保証は無いわよ。それでも良いと言うんだったら、私は別に気にも留めないけどね。
………そう、意思は固いようね。じゃあ、教えてあげる。“徹底的”にね。
それじゃ、早速だけど私達白蛇族の殿方に提供する御酒について教えてあげるわ。あら、そう気構えなくても良いわよ。貴方は飲むだけだから。
じゃあ、私が今から逆とぐろを作るから、その中に御酒を注いでね。
えっ、逆とぐろって何かって? 簡単なものよ。普通の蛇がとぐろを巻く姿は頭が上で尻尾は下、丁度真横からみると三角形に近い形をしているでしょ。で、逆とぐろは三角形を逆にした逆三角形そのもの。
そうやってとぐろを巻くと……ほら、まるで長い棒状の粘土で作った土器のような形になったでしょ。この中に御酒を注いだら、白蛇族のとぐろ酒の完成よ。まぁ、これはラミア種ならば誰だって出来るんだけどね。
さぁ、飲みなさい。……そう、貴方がよ。貴方が注いだのだから、貴方が飲んで当然でしょう? 私は飲まないのかって? あのねぇ、貴方……自分の身体の何処かに注いだ御酒や飲み物を飲んで楽しいと思う?
そういう事、さぁ……お飲みなさい。
……あらあら、見掛けに寄らず良い飲みっぷりじゃない。豪快な人、嫌いじゃないわよ。
さて、それじゃもう一杯如何かしら? 今度は私の特別なプレゼントもあるわよ。それを飲んでみたかったら、御酒……注いで下さいな。
そうそう、人の言う事に素直な人も大好きよ。さて、注ぎ終えたわね。それではよーく、ご覧になりなさい。
じょろ、じょろぼぼぼぼぼぼぼ……
この御酒の中に私の小水を注ぎ入れる、名付けて『黄金酒』の完成よ。
あら、不満そうね。折角、私が人前で放尿してあげたって言うのに。結構恥ずかしいのよ、これ。何、こんな物飲めるかって? 大丈夫よ、一見すると汚物のような代物だけど効能はちゃんとあるのよ。勃起不全解消とか、精力上昇とか。主に下関係のね。
それと貴方には言っていなかったわね。白蛇族と御酒で付き合う時、白蛇から出された御酒は絶対に飲まないといけないの。ましてや白蛇が己の肉体を器代わりにして出した御酒は特にね。それを拒絶するのは私達を侮辱する事に値するのよ。分かる?
それでも、この御酒は飲めないのかしら? ―――……そう、残念ね。なら仕方ないわ。
………
……
…
うふふふふ、如何かしら? 数時間、膀胱で溜めた小水をたっぷりと入れた黄金酒は美味しい? そう、美味しいの。それは結構……。
でも、馬鹿な人ねぇ。あそこで強情を張らずに素直に飲んでいれば、白蛇の炎を体内に打ち込まれて、自分の一生を私に尽くす羽目にならずに済んだものを……。まぁ、私としても丁度旦那が欲しかったから良かったんだけどね。
さぁ、旦那様……私の御酒、たんまりと飲んで下さいまし。
特別ゲストAバフォメット
よく来たのう、若造よ。妾と一緒に酒を飲みたいとは、世の中には物好きな輩も居たものじゃな。
妾と酒を飲んでも楽しい事なんて何にも無いぞい? 何、それでも構わない? ふぅむ、分かった。ならば、妾も妾なりに客人を持て成してやろう。
では、バフォメット流のフルコースは如何かな? フルコースというのは若造の住んでいる人間世界にもあるじゃろう? 前菜・メインディッシュ・デザート…といった具合に順番に料理が出てくる。アレと全く同じじゃ。
バフォメット族では酒を楽しむ為には、酒に見合う相応の御馳走を振る舞うという考えがある。やがて、その考えは人間社会の料理と結び付き、遂にはバフォメット流フルコースという形で完成したのじゃ。
但し、人間社会とは違い……バフォメット族のフルコースは全て裸体の上に料理を盛っておる。所謂、“裸体盛り”というヤツじゃな。流石にスープやコーヒーなどの液体系は盛るのは無理じゃがな。
誰の裸体に盛るのかだと? 馬鹿たれ、今さっきバフォメット族のフルコースと説明したではないか! そう、妾の身体に料理を盛るのだ。それ以外に誰が居る?
では、暫し待たれよ。色々と準備をせねばいかんのでな……。
………
……
…
長らく、お待たせした。では、始めようではないか。客人の為に妾が手掛けた愛情料理だ。じっくりと堪能しておくれ……。
前菜:魔キャベツの塩漬け 盛り付け部位:上半身(主に胸元)
魔界の空気で育てられた魔キャベツを塩漬けし、その他野菜と一緒に合えたサラダじゃ。程良い塩加減と野菜の甘みで酒が進むぞい。魔キャベツは黒と紫という毒々しい色の野菜だが、食べるとキャベツ以上の甘さが口一杯に広がるんじゃ。
今回は塩漬けにして、魔キャベツ特有の甘さと食欲は更に高まる事間違い無しじゃ。因みに魔キャベツは精力強化、勃起強化、(陰部の)血行促進と漢方に近い効果がある。無論、食べ過ぎたらどうなるかは……客人にもご理解出来るであろう?
さて、説明はそれぐらいにしてだ。先ずはこの前菜を召し上がられよ。全て平らげたら、妾の胸元が露わになるぞい。
メインディッシュ:牛ステーキのホルスタインソース合え 盛り付け部位:下半身(主に陰部周辺)
柔らかな牛ステーキに、ホルスタインから搾取したミルクで作ったホワイトソースを絡み合わせた最高の一品じゃ。
最初に口に含んだ瞬間、ステーキの濃厚な味わいが広がり、暫くしてから仄かなホルスタインのミルクの奥深い味わいが広がっていく。食通と呼ばれた者でさえも魅了してしまう、メインに相応しい料理じゃ。
ああ、そうそう。これを食べたら妾の身体を拭いてくれぬか? ステーキやらソースやらで油塗れじゃからのう。ちとベタベタして気持ち悪いんじゃ。何、拭く物が無いじゃと? 仕方が無いのう。それじゃ客人、申し訳ないが――――
御主の舌で妾の身体に付いた油を綺麗に舐め取ってくれぬか?
デザート:桃のシャーベット〜雪女の吐息添え〜 盛り付け部位:尻
そして最後のデザートだ。特にこれと言った工夫はされていない、普通のシャーベットだ。但し、最後にゆきおんな直々の吐息が掛けられており、シャーベットの表面上にダイヤモンドの粒子が鏤められたかのようにキラキラと光り輝いておる。
ああ、それと早く食わんと妾のお尻の温度でシャーベットが溶けてしまうぞ。溶けて妾のお尻がベタベタになるのは御免じゃぞ。まぁ、客人が色々な意味で楽しめるのであれば、それはそれで本望じゃがな。
………とまぁ、こんなもんじゃな。バフォメット族のフルコースとやらは。
如何かな、楽しんで貰えたかのう? 何、もっとご馳走して欲しいじゃと? おいおい、お前さんは妾と酒を交わすのが目的で来たのではなかったのか?
………まぁ、良かろう。では、もう一度味わわせてやろうかのう。
もう二度と、他の料理では満足出来ないぐらいにな……。
特別ゲストBデュラハン
私と酒が飲みたい? ふんっ、馬鹿馬鹿しい……。そもそもデュラハン族は人間のように酒を飲み、肉を喰らう等と言った行いはしない。
私の食事は……そう、アレだ。貴様も良く知るアレだ。何、アレでは分からない? ほら、アレだ。貴様の……その、下半身にある大事な所から出てくる白くてトロリとした……そのぉ……。
…………ええい、アレだと言ったらアレなのだ! 深く聞くな、馬鹿者!
兎に角だ、私は酒を飲まない。いや、飲めないと言うべきか。首と胴体が離れ離れになっているのだからな。何、だったらアレはどうやって飲むのかだと? アレと酒は別物だ!
なので、残念だが酒を楽しみたいのならば他を当たってくれ。先に言っておくがワカメ酒や裸体盛りとかやらんぞ。あんな恥ずかしいのが出来る訳が無いだろう。
さぁ、早く帰ってくれ。私は忙しいのだ。
………どうした、私の顔をじーっと見て? 何か付いているのか?
何、酒を楽しむ方法を思い付いただと? おい、今の話を聞いていたのか? 酒は絶対に飲まないと――――お、おい! 何で私の顔に手を伸ばす! やめろ! 首を外すな! 外されたら私はぁ……!!
………
……
…
ふぁあああ、だから駄目だって言ったのにぃ私の頭をワイングラス代わりにするだなんて……貴方、中々の変態さんね。
飲み慣れない酒を無理矢理口に注がれ、挙句口内に溜め込んだ御酒を強引に飲まれちゃう……ふふ、意外と嵌まっちゃいそう。しかも、飲み干したら舌を絡めたディープキスまでしちゃうんだから、意外とケダモノなのね。
御代りが欲しいの? ふふ、良いわよ。たっぷり私の御口に注いで、そして私の御口と一緒に味わってね
今回の魔物娘とのお付き合い――御酒の接し方――については以上である。無論、これが全部正しいという訳ではない。今後も他の魔物娘に接触しては、どのような御酒の接し方があるのかを確かめる所存である。
14/01/06 12:11更新 / ババ