読切小説
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ゲイザーちゃんの可愛さを暗示、ではなく明示
「邪眼で、欲情しすぎるお前がおかしいんだよ!」

「ぶっちゃけなくても欲情する。今もしてる」

「・・・暗示が切れてねぇだけじゃねーの?」

「じゃあ、切れるまでスケベしようや…」

「お、おい!そんな顔でにじり寄ってくんな気持ちワリい!


 今そんな気分じゃ…



 …あ♥」




「暗示も掛けてないのに10時間もするかよフツー…」

「貴様が可愛すぎるのが悪い」

「何だよ…別にあたしは可愛く…ハッ!

(『あたしなんてかわいくねーし…』とか言うと、
 絶対『そういう所がカワイイんじゃオラ!!』とかなんとか言ってまた犯される!
 
 よし!ここは…)

 …きひひ!あたしがカワイイなんて、当たり前なこと言ってんじゃねーよ、バーカ♥」

「そういう所がカワイイんじゃオラ!!」

「お前、なんでもいいんじゃねぇかぁぁぁぁぁ!


 イっ♥」








「ふー…ふー…腰が痙攣しっぱなしで立てねぇ…」

「・・・・・・」ムラッ

「なんでだ!!」

「ぐったりしてる姿がエロすぎて洒落にならん」

「洒落にならねえのはお前の性欲だ!!



 う”っ♥」







「性欲…性欲抑える暗示掛けなきゃ…」ピクピク

「魔物娘としてあるまじき言動」

「うるせー!発情バカ!」

「性欲が抑えられると、性欲で制御していた嗜虐趣味が目覚めそうで怖い」

「それは性欲じゃなくて、良心で制御するもんだろうが!!」

「ゲイザーちゃんのお尻に、一番太い目玉触手差し込んでみたい」

「・・・見てみろよ、あたしのふとももよりデカいんだぞ?」

「先端の部分も返しみたいになってるしね。
 抜いたらしばらくお尻の穴、空きっぱなしだね



 …想像したら勃起してきた、今度はおしりでやろうや…」

「え?




 エ”っ♥」








「おじりが…こ…こわりぇりゅ…」

「バッグでアナルを犯すと触手しか見えない問題の解決策として、
 まんぐり返しアナル挿入を提唱します!」

「ひ…ひとでなし…」

「バリバリのインキュバスにその雑言は効かぬ」

「インキュバスでもこんなに性欲強いのは絶対異常だ…」

「もう一度言うけど、ゲイザーちゃんが可愛すぎるのがいけない」

「だぁかぁらぁ!あたしは別にかわいく…ハッ!



 

 …なぁ…何をどう答えても、犯されるのか?」

「残念ながら」

「…ちょっとだけ休憩しないか?」

「もうしたじゃない」

「いくらな、精が栄養になるからって変換するのにだって多少は時間かかるんだよ!
 魔物だって疲れねえわけじゃねえんだぞ!」

「そこまで、いうなら…

 脳内で理性と性欲を戦わせてみますね」

「お、おう…よくわかんないけど、よろしく…」

「…」

「…」

「……」

「……」

「………」

「………?」

「…………」

「今どうなってる?」

「…理性負けそう」

「そっか…」

「……………」

「……………」

「………………」

「が…がんばれ!」

「…?」

「理性、がんばれ! りせい!がんばれ!」

「………………」

「ど、どうだ?りせい勝てそうか…?

「うん…だからさ…



 そういう所がカワイイんじゃオラ!!」


「なんで!なんで!なんでぇぇ!?




 お”っ♥」







「もうやらぁ…」グッタリ

「さすがに悪いことをした」

「もっと早く気づけよぉ…」

「お詫びに今日の残りは、ゆっくり休もう」

「もう何月何日かわかんねえよ…」

「じゃあ、ゆっくり寝て起きたら!」

「うん…わかった…」ウトウト

「それでも疲れが取れなかったら、

 エロい事しなくていいから温泉に行こう!エロい事しなくていいから!」

「…やだ」

「え、なにゆえ?」

「ぜったいお前以外があたしをみたら…気持ち悪いっていうから…

 だから…お前とおふとんで、いっしょに寝てたほうがいい…」

「誰も言わないってそんなこと、そもそもゲイザーって「すー…すー…」


 …あ、寝たの」






「んんぅ…」

「おはよう!」

「ふぁぁ…おはよ」

「朝からなんだけどさ、これ見て!」

「…何だこの板?魔道具か?」

「そう!その通り!異世界の情報を知ることが出来る」

「ふ〜ん」

「しかも、これは『この世界を知っている異世界』に繋がってるんだ」

「そんな世界あんのかよ?」

「断片的にだけどね、何かの弾みで魔物娘図鑑が流れ着いたとか」

「なるほどな…で、あたしが見ればいいのはなんだ?」

「それはこれ『魔物娘図鑑SS投稿所』
 魔物娘図鑑から得た情報で、魔物娘の小説を書いて見せあう所」

「『魔物娘図鑑』の前に、『エロ』って付いてるけど」

「…この世界をよく理解してるじゃないか、
 とにかく、ここではいろいろな種族の魔物娘の小説が投稿されてる。
 もちろんゲイザーちゃんのもね」

「…あたしたちの小説なんか書く、モノ好きいねぇだろ…」

「だいたい10〜30作くらいで、多くて50作とかなんだけどさ、
 ゲイザーちゃんはどれくらいだと思う?」

「1、2作?」

「それに0も加える」

「…1なら1って言えよバカ…」

「102作です」

「小学生のなぞなぞかよ!!

 …って、え?」

「本当にゲイザーちゃん主人公の小説が、102作も投稿されてる。
 サブでならもっとたくさんある」

「うそ…だろ」

「今のところ、100作以上ある魔物娘さんは7種族しかいない。
 もちろん、それで優劣を決めるのは愚かだけど、人気があるのは揺るがない事実だよ
 サキュバス、リリム、バフォメット、ヴァンパイア、ドラゴン、稲荷それとゲイザー」

「……」

「絵はもっとすごい。毎日のようにどこかで、
 ゲイザーちゃんが描かれていて、数を数えるのも困難なくらい。

 もはや、あの世界では魔物娘図鑑の主役と言っていい」

「あたしは…怖くないのか…? 気持ち悪くないのか…?」

「全然、全く」

「そっか…そっか…
 あたし、自信もっていいんだな…!!」

「ああ、もちろん!」

「あたし…お前と一緒に歩いていいんだ!」

「そう!歩いて温泉いこう!温泉でスケベしよう!」

「暗示だって、もっともっと使って、あたしをもぉっと好きにさせてやるんだ!」

「え、ホント?
 もっと好きにさせてくれるの?」




「うん!あたしの全力を受け取れー!!」ミョミョミョミョ…
 
















 

 その後、『好きにさせてもらった』夫とのプレイは、年単位に及んだ。


 温泉は行けなかった。
18/09/02 05:34更新 / ヤルダケヤル

■作者メッセージ
あらすじの元ネタは、あのほのお・はがねタイプのあのポケ○ン


お久しぶりじゃなーい!(ウザテンション)

読んでいただきありがとうございます!
もうすぐゲイザーちゃんSS100作と言う時に、「自信ない娘には数字ではっきりと褒めると喜ぶ」と、ツイッターか何かで見たのを思い出して書いてみました。
多分これからどんどん100作越えの魔物娘ちゃんは増えていくでしょうし、もっと言えば、多少さはあれど、全員余裕で100作くらい投稿されると信じてます。
それでも、100作ってゲイザーちゃん凄いと思う。

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