柔道でオーガさんに甘える
「よぉしく!!おなしゃぁぁ……………す…」
道場の重い両開きを開けると、おっぱいであった。
今回の練習試合は、普段こちらが言っても働かない顧問が突然持ってきたもので、さらにその相手が女子だったのもあり「あいつ、顧問が面倒だからって柔道部に不祥事を起こさせて潰す気だ」と罠である事を全員が確信していた。そのため、男子部員全員で試合前日に集まり、持ち寄った家宝で限界寸前まで愚息を酷使し、賢者の深奥を窮めた。今の僕達は、女子の裸を見ようとも一切反応しないだろう。
そう思って道場の扉を開けたのだ。しかし、目の前に広がる美女達のたわわな双球が揺れる度に、部員達の間でざわめきが起こった。柔道着を着ていても自己主張をやめない胸、その光景は凄まじいものだったのだ。女子は皆、角や羽が生えているがそんな些事、暴れる狂う胸の前では気にもならない。
顧問がデレデレとにやけながら相手柔道部顧問に挨拶をしている。相手顧問も随分な美人で、金色の尻尾が3本ほどふりふりと空気をかき混ぜていた。どうやら、あいつは柔道部の存亡など端からどうでもよかったらしい。大方、この美人の顧問と何らかの方法で知り合い、再度合うための口実に僕達を連れてきたのだろう。ここまで自分に正直だと腹を立てるのも馬鹿らしくなる。
練習試合の相手が魔物娘だったことは驚いたが、むしろドラム缶のような人間女子と試合する事も覚悟していた我々にとっては嬉しい誤算だった……と思ったがこのままでは本当に不祥事を起こし兼ねない。しかし、その時はその時だ。この人達とだったらやらかしてしまっても後悔しないだろう。そもそも、それくらい想像できたのに何の対策もしていなかった顧問も悪いのだ。やってしまったときは死なばもろともで道連れにしてやる。
背中のゼッケンで試合相手を探して見つけると他の部員よりも一回り大きな女子だった。相手はどうやらオーガという大柄で怪力が特徴の種族らしい。実際170cm前後の僕よりも、明らかに15、いや20cmは大きい。なるほど、これでは女子と試合するよりも男子とした方がマシだろう。他の部員も皆高身長で健康的な肉体である。他に気になる事があるとすれば、時折こちらの練習を眺める視線が妙に艶めかしい気がするくらいか。
準備運動も済ませてとうとう練習試合を始めることとなった。相手があれでは試合に集中できないと思ったが、昨日の珍トレのおかげでとりあえず部員達の動揺は収まったようだ。こうなったら相手が女子であっても本気で戦うべきだろう。逆にここで負けてしまったら、あまりにも情けなさすぎる。
「あぁぁぁぁぁぁっす!!」
「んっしゃっ!!こい!!」
互いに礼を交わして、先鋒戦つまり僕の試合が始まる。相手の方が体格差で有利だと思われるかもしれないが、差がある分、こちらも内側に入り込みやすく投げ技も掛けやすいのだ。むしろ、同身長の相手をするよりずっと立ち回りしやすい、組んでそのまま背負いに持っていけば…
……って、あ、ちょ、速
「技有り!!」
一瞬で奥襟を取られ、勢いよく股内から右足で左足を払われた、いわゆる大内狩りである。油断していたわけではないのにあっさりと投げられてしまった。しかも、相手は払った後にわざと威力を殺して、僕が尻餅を付くような形で投げたのだ。本来一本で決着のところ、何の意図があるのかわからないがそんな加減をされては情けなくて泣きそうである。
「んー!!んむー!!」
せめて寝技で押さえ込まれる前に逃げなけ………無理だった。投げられた体勢が悪い。覆いかぶさればそのまま押さえ込みできるのだ。馬乗りで太ももから足を絡まれ身動きが取れない。縦四方で固められ、逃げ出そうと必死でえびぞりになったり足を浮かせて逃げようとしたがびくともしない。それどころか体格差ゆえに、もろに顔が胸に挟まれて埋もれてしまうのだ。
「もうちょっと頑張れよ♥」
何をどう頑張ればいいのか教えてほしい。柔道着の上からでも感じる事の出来る圧倒的な弾力は普段ならばとても幸せな感触であるが、試合中にそれを考えるのはどうも気が引ける。必死でもがけども拘束が緩むことはなく、却ってオーガの体に密着してしまい酸欠で意識が朦朧としてくる。抵抗する気力をなくし申し訳程度に手足をばたつかせていると、突然顔面の圧迫から開放された。
「おいおい、これからまだまだあるってのにへばってどうすんだ」
にやりと笑った口の端から八重歯が見えている。勝気そうなツリ目や通った鼻筋など、間近で見ると美人という言葉だけで済ませるのも申し訳ない程妖艶で美しい。こんな状況でなければ僕は幸せ者だろう。見惚れているうちにオーガは柔道着をはだけさせ、豊かな胸の谷間を露わにさせた。シャツを着ていなかったことやなぜそんな事をしているのかわからず、呆けている間にもう一度押さえ込まれた。
「んふー!!ふむぅーー!!」
柔道着がなくなったため、乳房で顔全体が包みこまれる。
今までごわごわした感触であった分、余計に柔らかさや弾力を感じる。そして、汗でしっとりと濡れた滑らかな肌が顔をぬるぬると撫で回す。
口を塞がれ鼻から空気を取り込もうとすると、濃厚な甘酸っぱい体臭が脳内いっぱいに入り込む。女性特有の香りにほのかに感じる汗の匂いが至近距離で発せられているため吸いたくなくともどんどん肺を満たしていく。
ぬくい胸の体温と強烈な体臭でまともな思考を奪われた僕は、このままずっと押さえ込まれていたいとさえ思うようになった。もはや、体も思うように動かない、何か頭に気持ちのいいもやがかかったようになり、ひたすら相手のなすがままにすることにした。
「ん……んんぅ……」
「随分大人しくなったな…ククッよしよし、いい子だ♥」
抵抗の意思が完全になくなった事を理解したオーガは、胸の締め付けを緩めて楽しそうに僕の頭を撫でている。
なんだかとても安心できて気持ちよく、もっとして欲しい…
「にしても、昨日随分出しやがったみたいだな…これじゃあ今日は取れそうにねぇな…
しょうがねぇなぁ、ククク♥」
頭を撫で回されながら、甘えてオーガの背中に手を回し顔を擦りつける。
「なんだ? 甘えん坊め…これが欲しいのか?」
撫でていた手で頭を持ち上げられると、胸乳の感触と異なった硬さの物が唇に当たる。目を開けると口に桃色の乳頭が押し付けられている。
僕はそれを口に含みゆっくりと吸い付いた。
赤ん坊がおしゃぶりを咥えると大人しくなる訳がようやく分かった。
ちゅうちゅうと乳首を吸いながら、舌で舐ってたまに奥歯で噛んでみる。
吸っていると甘くて、病み付きになりそうな味がする気がする。
母乳が出る訳でもないがこの行為をするだけでも幸福で安心できる。
心配も重圧も世の中の不安な事全て考えなくてよい。
それらは全部この人が守ってくれるのだ。
僕はただ甘えて身を任せているだけでいい。
「ぁんっ!……ったく、手間の掛かるやつだぜ……♥」
僕を抱いたまま、体を僕の体が乗るかかるように仰向けにし、畳の上に寝転がった。
その間も僕は必死で胸に吸い付き甘えていた。
柔らかく温かい体に包まれてうとうととしてきた。
「ま、今日はこいつをオレの物に出来ただけでも収穫か……明日からはこってり搾ってやるから覚悟しろよ?」
眠気に苛まれる僕に追い討ちをかけるように優しく頭を撫でる。
昔母がやってくれたようにトントンと一定のテンポで背中を叩く。背中を伝わる振動で、気が少しづつ遠くなって行く。
どんどんと頭にかかるもやが濃くなり、心地よい温かさと柔らかさを感じながら僕は眠りに堕ちていった。
終わり
道場の重い両開きを開けると、おっぱいであった。
今回の練習試合は、普段こちらが言っても働かない顧問が突然持ってきたもので、さらにその相手が女子だったのもあり「あいつ、顧問が面倒だからって柔道部に不祥事を起こさせて潰す気だ」と罠である事を全員が確信していた。そのため、男子部員全員で試合前日に集まり、持ち寄った家宝で限界寸前まで愚息を酷使し、賢者の深奥を窮めた。今の僕達は、女子の裸を見ようとも一切反応しないだろう。
そう思って道場の扉を開けたのだ。しかし、目の前に広がる美女達のたわわな双球が揺れる度に、部員達の間でざわめきが起こった。柔道着を着ていても自己主張をやめない胸、その光景は凄まじいものだったのだ。女子は皆、角や羽が生えているがそんな些事、暴れる狂う胸の前では気にもならない。
顧問がデレデレとにやけながら相手柔道部顧問に挨拶をしている。相手顧問も随分な美人で、金色の尻尾が3本ほどふりふりと空気をかき混ぜていた。どうやら、あいつは柔道部の存亡など端からどうでもよかったらしい。大方、この美人の顧問と何らかの方法で知り合い、再度合うための口実に僕達を連れてきたのだろう。ここまで自分に正直だと腹を立てるのも馬鹿らしくなる。
練習試合の相手が魔物娘だったことは驚いたが、むしろドラム缶のような人間女子と試合する事も覚悟していた我々にとっては嬉しい誤算だった……と思ったがこのままでは本当に不祥事を起こし兼ねない。しかし、その時はその時だ。この人達とだったらやらかしてしまっても後悔しないだろう。そもそも、それくらい想像できたのに何の対策もしていなかった顧問も悪いのだ。やってしまったときは死なばもろともで道連れにしてやる。
背中のゼッケンで試合相手を探して見つけると他の部員よりも一回り大きな女子だった。相手はどうやらオーガという大柄で怪力が特徴の種族らしい。実際170cm前後の僕よりも、明らかに15、いや20cmは大きい。なるほど、これでは女子と試合するよりも男子とした方がマシだろう。他の部員も皆高身長で健康的な肉体である。他に気になる事があるとすれば、時折こちらの練習を眺める視線が妙に艶めかしい気がするくらいか。
準備運動も済ませてとうとう練習試合を始めることとなった。相手があれでは試合に集中できないと思ったが、昨日の珍トレのおかげでとりあえず部員達の動揺は収まったようだ。こうなったら相手が女子であっても本気で戦うべきだろう。逆にここで負けてしまったら、あまりにも情けなさすぎる。
「あぁぁぁぁぁぁっす!!」
「んっしゃっ!!こい!!」
互いに礼を交わして、先鋒戦つまり僕の試合が始まる。相手の方が体格差で有利だと思われるかもしれないが、差がある分、こちらも内側に入り込みやすく投げ技も掛けやすいのだ。むしろ、同身長の相手をするよりずっと立ち回りしやすい、組んでそのまま背負いに持っていけば…
……って、あ、ちょ、速
「技有り!!」
一瞬で奥襟を取られ、勢いよく股内から右足で左足を払われた、いわゆる大内狩りである。油断していたわけではないのにあっさりと投げられてしまった。しかも、相手は払った後にわざと威力を殺して、僕が尻餅を付くような形で投げたのだ。本来一本で決着のところ、何の意図があるのかわからないがそんな加減をされては情けなくて泣きそうである。
「んー!!んむー!!」
せめて寝技で押さえ込まれる前に逃げなけ………無理だった。投げられた体勢が悪い。覆いかぶさればそのまま押さえ込みできるのだ。馬乗りで太ももから足を絡まれ身動きが取れない。縦四方で固められ、逃げ出そうと必死でえびぞりになったり足を浮かせて逃げようとしたがびくともしない。それどころか体格差ゆえに、もろに顔が胸に挟まれて埋もれてしまうのだ。
「もうちょっと頑張れよ♥」
何をどう頑張ればいいのか教えてほしい。柔道着の上からでも感じる事の出来る圧倒的な弾力は普段ならばとても幸せな感触であるが、試合中にそれを考えるのはどうも気が引ける。必死でもがけども拘束が緩むことはなく、却ってオーガの体に密着してしまい酸欠で意識が朦朧としてくる。抵抗する気力をなくし申し訳程度に手足をばたつかせていると、突然顔面の圧迫から開放された。
「おいおい、これからまだまだあるってのにへばってどうすんだ」
にやりと笑った口の端から八重歯が見えている。勝気そうなツリ目や通った鼻筋など、間近で見ると美人という言葉だけで済ませるのも申し訳ない程妖艶で美しい。こんな状況でなければ僕は幸せ者だろう。見惚れているうちにオーガは柔道着をはだけさせ、豊かな胸の谷間を露わにさせた。シャツを着ていなかったことやなぜそんな事をしているのかわからず、呆けている間にもう一度押さえ込まれた。
「んふー!!ふむぅーー!!」
柔道着がなくなったため、乳房で顔全体が包みこまれる。
今までごわごわした感触であった分、余計に柔らかさや弾力を感じる。そして、汗でしっとりと濡れた滑らかな肌が顔をぬるぬると撫で回す。
口を塞がれ鼻から空気を取り込もうとすると、濃厚な甘酸っぱい体臭が脳内いっぱいに入り込む。女性特有の香りにほのかに感じる汗の匂いが至近距離で発せられているため吸いたくなくともどんどん肺を満たしていく。
ぬくい胸の体温と強烈な体臭でまともな思考を奪われた僕は、このままずっと押さえ込まれていたいとさえ思うようになった。もはや、体も思うように動かない、何か頭に気持ちのいいもやがかかったようになり、ひたすら相手のなすがままにすることにした。
「ん……んんぅ……」
「随分大人しくなったな…ククッよしよし、いい子だ♥」
抵抗の意思が完全になくなった事を理解したオーガは、胸の締め付けを緩めて楽しそうに僕の頭を撫でている。
なんだかとても安心できて気持ちよく、もっとして欲しい…
「にしても、昨日随分出しやがったみたいだな…これじゃあ今日は取れそうにねぇな…
しょうがねぇなぁ、ククク♥」
頭を撫で回されながら、甘えてオーガの背中に手を回し顔を擦りつける。
「なんだ? 甘えん坊め…これが欲しいのか?」
撫でていた手で頭を持ち上げられると、胸乳の感触と異なった硬さの物が唇に当たる。目を開けると口に桃色の乳頭が押し付けられている。
僕はそれを口に含みゆっくりと吸い付いた。
赤ん坊がおしゃぶりを咥えると大人しくなる訳がようやく分かった。
ちゅうちゅうと乳首を吸いながら、舌で舐ってたまに奥歯で噛んでみる。
吸っていると甘くて、病み付きになりそうな味がする気がする。
母乳が出る訳でもないがこの行為をするだけでも幸福で安心できる。
心配も重圧も世の中の不安な事全て考えなくてよい。
それらは全部この人が守ってくれるのだ。
僕はただ甘えて身を任せているだけでいい。
「ぁんっ!……ったく、手間の掛かるやつだぜ……♥」
僕を抱いたまま、体を僕の体が乗るかかるように仰向けにし、畳の上に寝転がった。
その間も僕は必死で胸に吸い付き甘えていた。
柔らかく温かい体に包まれてうとうととしてきた。
「ま、今日はこいつをオレの物に出来ただけでも収穫か……明日からはこってり搾ってやるから覚悟しろよ?」
眠気に苛まれる僕に追い討ちをかけるように優しく頭を撫でる。
昔母がやってくれたようにトントンと一定のテンポで背中を叩く。背中を伝わる振動で、気が少しづつ遠くなって行く。
どんどんと頭にかかるもやが濃くなり、心地よい温かさと柔らかさを感じながら僕は眠りに堕ちていった。
終わり
15/11/25 00:30更新 / ヤルダケヤル