さてと…もう自己紹介は良いよな?でもするのがこの俺!!クロノです、今も絶賛森の中を歩き回り魔物娘の研究をしています、なんだか雲行きが怪しくなってきました…
そう言えばラミア種は冬眠とかをするのでしょうか?そこも研究しようかな?まぁそう簡単にラミア種が現れる訳はないよな…ハハハ
そんな考えをする時期が俺にもありました…しばらく歩いたら目の前にラミア種の尻尾と思われる物が横たわっています、これは罠なのか、あるいはただ眠っているだけなのだろうか?
俺は細心の注意を払って尻尾へ近づいていく…
「う〜ん…ここらへんで男の匂いがするんだけどなぁ…」
どうやらガサガサと草むらを掻き分けながら男を探しているようだ…まさか俺じゃないよな?
ラミアという種族は嫉妬深く好きな男を地の果てまで追いかけて締め上げると聞いた、同種でメデューサという魔物娘もいて同じように嫉妬深いそうだ、メデューサの話は出会った時にまた話そう
さてと…また交渉で写真を撮らせてもらおうかな?
「あたしの旦那にしようと思ったのに」
…前言撤回、ここは早急に撤退をするべきだ…
パキッ
あっ…なんともベタな事をしてしまった、木の枝を踏んで折れた音が鳴って、自分のいる方向がわかってしまう…あぁデルフィーヌ…俺はお前を妻に迎えられなくなってしまうのか…
「今の音は?!こっちか!!待っててよ私の旦那!!」
…はい?
何故俺がこんな反応をしているかと言うとラミアは俺がいる方向とは全く違う方向へ行ってしまったのだ、助かって何よりだ
「足元に気をつけて移動しないとなぁ…」
「あっ間違えたこっちだ」
「!?」
まさかの戻ってきたよ、あのラミア、俺は焦って近くの木に登り太い木の枝に座り下の様子を見た
「う〜ん…ここらへんのような気がするんだけどな〜」
丁度真下にラミアの姿が見える、彼女の容姿の特徴は長くて美しい金髪、橙色の蛇体、、胸と腰に布を巻いているだけという簡単な服装だ…そもそも服装なのかアレは?
「あっ!いた!!」
げっ!?見つかってしまった…だが登ってはこれないだろうな
「う〜…私の旦那ぁ〜」
「俺はお前の旦那ではない!!」
両手を広げて俺に向けている、まるで自分の胸に飛び込んでおいでっと言うような感じで…おっ?この姿良いんじゃない?という訳で撮影っと
「はい、チーズ」
「えっ?」
実に良い表情だ、さてと諦めるまで待とうかな?
「う〜ん…この木ならへし折れるかな?」
なんと…この木を折るつもりなのか?
「ふみゅぅぅ!!」
自分の尻尾を何重にも巻き付けてから抱き締めるように木に抱き着くとメキメキと音はするが折れる気配はない、あっ諦めた
「折れないなぁ…どうしよう」
「普通に登るとかしろよ!!」
「あっ!!その手があった!!」
「普通はその手が始めに出てくるだろ!!アホの娘かお前」
「アホの娘じゃないもん!!私はお母さんの娘だもん」
意外と子供っぽくムキになるな…ちょっと苛めたくなってしまったではないか
「アホの娘よ、ここまで登っておいで〜」
「ムカつくわね…良いわ登ってってやるわよ!!」
……15分後……
「ぜー…ぜー…」
「諦めたか?」
「ま、まだまだ…」
15分間彼女は必死に木の幹にしがみついてはずり落ちてを繰り返して彼女は15分間頑張っていたが疲れたのか仰向けになって休憩をしている
ポツ…ポツ
雨が降ってきてしまった、こりゃ激しくなるな…あれ?あいつの動きが遅くなったような気がする…気のせいか?
「疲れたのか?アホの娘」
「違うわよ…体温が低くなって…動きが遅くなっただけよ…」
どうやらラミアは体温が低くなると動きが遅くなる…すなわち一定の温度以下になると動けなくなるのか?これは好都合だ
「うぅ…」
「おっ…とうとう動けなくなったか…」
俺はラミアが動けなくなるのを見ると木からするすると降り始めた、どうやら本当に動けなくなったようだ、今のうちに逃げよう…
「うぅ…寒いよぅ…旦那ぁ…」
「………」
「旦那ぁ…」
…はぁ、そんな死にそうな声を出さないでくれよ、俺が見殺しをしてるみたいじゃないか
「?…」
「よいしょ、冷たっ!!…勘違いをするなよ?俺はお前の旦那になるつもりはないからな?」
まるで氷を抱き上げているみたいだ…こんなにも冷えているとは思わなかった…
ラミアは自身の尻尾を俺の胴体へゆっくり巻き付けてくる、これで運びやすくなった…
「向こう…洞窟…」
「了解」
ラミアが弱々しく指差した方にはポッカリと口を開けている洞窟があった、こいつがここら辺に詳しくて助かった…
「ちょっとここに寝ててくれ、あと…これで体拭いておけ」
ラミアを平らな地面に降ろ
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