オーガと(前編)

「マスター♪」「ダーリン♪」

耳へ左右からの甘い同時攻撃。
遂々ニヤけちまうぜ★

何故かと言うと、昨日一気にお財布が潤ったからさ!(前話:ぎるどっ!参照)

でも、やたらと視線を感じる。
やはり二人の服装が問題なのだろう・・・

まずは、服を買うか。

「なぁ、二人とも新しい服を買おうよ。」
「コレじゃ駄目なの?」
「流石にスク水はなぁ・・・ルールー位の身長まで成ると変質者になるしな・・・」
「すくみず・・・?」「あたしの身長のリアちゃん・・・?」
「あぁ〜こっの世界の話・・・ってか、歳とか身長は結構気にするでしょ?」
「レディーに歳の話は禁句なんですがねぇ〜・・・ダ〜リン!?」
「あぅ、すいません。」

お尻と太股の合間を蹴られた。
ソッチ系の趣味はないんですが・・・
フツーに痛いですよ^^;

「服屋ならココですね・・・」
「あ、あぁ結構デカいな。ユ○クロみたいな外装だな?」
「ユニク○?」
「らめぇええええええっ!!!隠れてないよ、名前!」
「・・・?ユニ○ロって言っちゃ駄目なんですか?」
「良く解らないけど、多分禁句なんだよ。大手企業の名前は・・・」
「で、○ニクロって何なんですか・・・?」
「あぁ・・・言っちゃったよ・・・もう○の意味ないよねコレ・・・」
「マスター・・・諦めて。」
「だからユニク○って何ですか・・・?」
「あぁ・・・ユニ○クロってのもこっちの世界のお店。凄い有名なお店です。」
「ふぅ〜ん・・・ダーリンいじけてます?○の付ける位置とか・・・」
「なんでもない・・・ただ・・・」
「ただ・・・?」
「店の前でこんなやりとりが恥ずかしくて・・・」

店の入り口でOTL状態。
店の周囲から人は離れていき、店員からはショーウィンドウ越しのジト目・・・

「はっはぁ〜俺の人生オワタ\(^o^)/」
「マスターが・・・壊れた?」

「「キャァーーーーーーーーッ!!!」」

不意に店内から悲鳴が上がる。

「・・・?」
「・・・悲鳴?」
「行ってみましょう、ダーリン!」
「・・・ハァ、了解。」


バッと店のドアを開く。

「騒ぐなって言ってんだろう!ギルドの人間が来たらどうするんだ!!」
「もう良い、殺っちまえ。」
「いっ・・・嫌ぁーーー・・・死にたくない、死にたくないっ!!」

「そこまでよん♪」

「チッ、人がきたか・・・って女じゃねぇ〜か」
「兄貴、人じゃなくて魔物じゃないですか?」
「うっせぇ〜コッチには秘密兵器が二つもあるんだ、いくら魔物相手でも負けるはずねぇ〜だろ?」
「何ブルってんの、お前?」
「すまねぇ兄貴、俺は降りるわ・・・」
「何腑抜けた事言ってんだ!?今更おせぇ〜んだよ、死にてぇ〜のか?」
「だって兄貴アイツ・・・」
「あぁ・・・?」
「昨日たまたま観ちまったんだよ、俺。あの真ん中のガキが大男を殴り倒す所を・・・」

「今ガキって言ったの誰だ・・・!?」

「ヒィ〜・・・もう嫌だ、俺だってまだ長生きしたい!」
「なら俺に逆らうんじゃねぇ〜」
「コッチには"コイツ"と"緑の巨人"さんが居るでしょ?」
「・・・そ、そうか・・・負けるはずないよな・・・」

「ダーリン何待ってんの?」
「HEROってのは、三下の会話が終わるまで待つもんなの」
「面倒ですね・・・」
「もう話は纏まったか・・・?」

「あぁ〜おわっ・・・」


言葉を聞き終わるより先に駿足で駆け抜ける。
左手を地面に付け、急停止。
粉塵が舞い、男達が絶句する・・・
一人の耳元へ行き囁く。

「どぉ〜したよ、さっきまでの威勢は?」
「ひっひぃ〜〜〜〜!!!」

恐怖に負け、持っていた自称"コイツ"・・・銃を乱射させる。
弾丸の速度には追い付けなくてもトリガーを引く指は見える。
なら、交わせないはずがないだろ!!

「きゃあああああ〜〜〜〜〜〜」

「しまった・・・周りに被害が・・・」

「マスター、人質は任せてください・・・」
「前見てぇ、前々!!」

「ぬぉわう!」

「うぉおおおおおおおおおおおおおお・・・た、弾切れ?」
「コッチもだ、ヤバい」
「何であたんねぇ〜んだよ・・・?」
「もうおしまいだ・・・」
「やっぱり逃げ出せば良かった・・・」

(そりゃサイトも覗かずに乱射すりゃはずれるわ・・・(^_^;))

相手が馬鹿で良かった・・・

っと、内心で安堵したのもつかの間。
新手が現れた・・・
俺よりデカい・・・
そりゃ、ウルトラなアイツみたいにデカくはないぞ!?
頭一個分デカいだけだ・・・
んでもって、体色が緑色。
正確には翠色だな、うん。

「いっ、いけぇ〜〜〜〜」
「断る。」
「な、何っ!?」
「武器のない貴様等など敵ではないわ!!」

拳を一振りし、男達へ怒りの鉄槌と言わんばかりの強打。
頭蓋骨の砕ける嫌な音がする。


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