「ふぅ……ただいま〜…」
「おかえり〜ケンジー!」
ドカッ
「ぐわっ…な、なんで美歌が居るんだよ…」
「ん?お父さん達は今日出かけてるよ?」
「うそっ!?まじかよ!?」
「まじだよ〜、ほらメモもあるし」
「って…それどこにあったんだよ?」
「んと、朝ね渡そうとして忘れてた♪(にこり」
「お、おまえなぁ!アホだろ!」
「えー、ちょっと忘れたぐらい良いじゃん〜〜」
俺の名前は山越 健治、高校を卒業して一人暮らしをする予定の学生だ
そして、目の前に居る女子は海辺 美歌…俺と美歌は幼馴染で同じ学校を進学してきた
俺はれっきとした人間で美歌はセイレーンだ
彼女は陽気で明るいがどこか抜けて、はっきりって陽気なアホ
将来の夢はアイドルになること、となんとも夢のある話だ
まぁ、俺は一人暮らしをする以外には何も目標はないから
少し羨ましかったりするけどな
「ちょっとどころじゃないぞ!夕飯の買出しいかねぇと…」
「あ、それならもう作ってあるよ〜♪」
「…美歌って料理できたのか?」
「できるよ!毎日作ってるし♪」
意外だ…このアホが毎日料理してるのはかなり意外だ
そういえば、学校の帰りに買い物とかにいってたが…まさか作ってるとは思わなかった
「とりあえず、お風呂入っておいで〜」
「お、おう行ってくる」
風呂に入って体を綺麗さっぱり洗い流した俺は私服に着替えて台所へ向った
さて美歌が出してくれた料理といえば…カレーだ
しかも俺の好物のナス入りカレーで香料が鼻を刺激して食欲を沸かせてくれる
「おお!こいつはすげえ…」
「えっへん♪味の方は保障するよ〜♪」
「んじゃ、さっそく…頂きます」
パクッ……
「っ…!?」
「どう?どうどう?」
このスパイスの量…この辛さ加減……
「うめえ!めちゃくちゃうめえぞ!」
パクパクパク
「えへへ、よかった〜♪ケンジ好みに調整したんだけど
ちょっと心配だったんだ〜♪」
「ん、おかわり!」
「たくさんあるからね〜……あ……」
「ん?どうした?」
「あ、あははは……カレーだけたくさんあるから…ね?」
どうやらカレーを作るのに集中しすぎてライスの量を考えてなかったらしい…
ライスがなくなるとカレーウドンやカレーパンにして食べたが、めちゃくちゃうまかった
「ふ〜…食った食った……ご馳走様」
「えへへ…(にやにや」
「ん?なんだよ?」
「ん〜♪カレー全部食べてくれて嬉しいな〜って思って」
「おう、うますぎて全部食えた!」
「良かった良かった♪私もそろそろご飯に……あーー!!」
「…まさか、自分の分をとってなかったとか?」
「う…うん…」
まぁお約束どおりのアホだった
とりあえず冷蔵庫の中の食材を使って調理している美歌
俺は膨れた腹をさすりながら調理をしている彼女を眺めていた
長い間、幼馴染として付き合っていたが…こんなにも美味い料理を作れるなんて
本当に驚かされた、しかも俺の好みを知っている…たぶん母親から聞いたんだろう
それを自分なりに味を調整したんだろうな…
「ん〜♪んん〜♪ん〜♪」
鼻歌を歌いながら美歌は目玉焼きを作っている
他にも材料はあったのだが献立に必要なものがなくなると困るからと
卵とベーコン、冷凍ご飯を使うことにしたようだ
買い物なら後でやればいいのになぁ…
…そういえば美歌のエプロン姿は久々に見たな
学校の調理自習で着ているのは見たことあるが
それは中学校以来だ
「できた〜♪」
美歌がフライパンから器用にお皿に載せると、かるく塩を振って
少量の醤油をかけた、美歌は俺と同じで醤油派みたいだ
美歌は自分の作った料理を一口、その味に満足したような笑みを浮かべながら
ペロリと食べ終わってしまった
コンコン
俺は自室に戻りベッドに寝そべりながら漫画の最新刊を読んでいると
ドアをノックする音が聞こえた、美歌が後片付けを終えて来たのだろう
「ん?入ってるぞ〜」
と、ちょっとした冗談を言ってみると
「あ、あれ?ここトイレだったっけ?」
とボケをボケで返す所は流石美歌だ
「そんなわけないだろ…入れよ」
「お邪魔しま〜す♪」
ガチャ
「うむ、邪魔だ」
「ぇー…」
「冗談冗談、どうしたんだ?」
「うん、実はね…セックスして欲しいの」
「…………は?」
さらりと凄いことを言ったぞ今…いや、サックスか?シックスかもしれん
そうだ、聞き間違えだな、うん
「だ〜か〜ら〜、セックスして欲しいの!」
「いや、なんでだよ?」
「まも通に書いてあるんだもん」
「いや…それとこれと関係ないと思うんだが…」
「関係あるのー!セックスして〜ね〜してよ〜」
子供みたいにおねだりをするのは、ま
[3]
次へ
ページ移動[1
2 3 4 5 6..
8]
[7]
TOP[0]
投票 [*]
感想