ここはX県Y市の深夜の田舎の峠。
ここの峠はずっと昔に走り屋で賑わっていたが、今では寂れてしまって見る影もない。
他の車は全くいない最高の場所、まあ、ロードコンディションは最悪だけどな。
今夜もスキール音をあげて華麗にステアリングを裁く。
きついヘアピンをドリフトで抜ける。
兄貴のお下がりのAE86は今夜も峠を走り抜ける。
そして近く、このコースの見どころ…
名付けて「ダイビングヘアピン」
いきなり降る急コーナーが3回立て続けににあり、間隔が狭いためコーナーを一つ抜けたぐらいで安心すると漏れなくガードレールとディープなキスを決める羽目になる!
…実はここが一番得意なのだ…。
得意のサイドターンで「ダイビングヘアピン」を抜ける…最高の瞬間だ。
そして最期の緩やかなコーナー…ここを抜ければ木々に塞がれた壁、つまりはゴール。
しかしコーナーの途中…
「猫!?うわぁぁ!!」ガシャン!
フルブレーキによりバランスを失った俺の車はなすすべもなく、雑木林に鈍い音を立てて停車した。
事故の衝撃から復帰し割れたフロントガラス越しの外をを見ると、事故により片目になったヘッドランプが犯人の猫を映していた。
俺と目が合った猫は驚いた顔をして雑木林消えていった。
完璧なまでの事故…ただただ運転席越しからみえる変わり果てた愛車にただただ唖然とするしかなかった。
そして冷静になれなかった自分を恨み、ハンドルにうずくまりながらひたすらに咽び泣いた。
冷静になって、エンジンを切るとヘッドランプで照らされていた外から一変、虫の音と草が揺れる音以外、何の情報も得られなくなり、不安感が募りだした。
当たり前だ、街頭一つない廃峠に一人なのだから…。
さて、ハンドルにうずくまって恐怖心を隠していると、草を掻きわける音が聞こえる。
さっきの猫が嘲笑いにきたのか…いや、
…間違いなく何がいる…
ふと、この場所に人気がない理由を思い出す。
この峠に人が来ない理由…それはこの峠のある場所に「出る」らしいのだ。
目撃者によると、青色のぐちゃぐちゃした「スライムのような」物体がこっちに向かって来るという。
しかも捕まると殺されてしまうという。
根も蓋もない噂ではあるがその例の場所というのがちょうどここなのだ。
ぐちゃぐちゃと、粘性のある液体のような音が聞こえる。
ヤバい…にげねぇと…
だがハンドルから手を離せない。
離してしまうと、この闇に吸い込まれそうだ。
そうこうしてるうちに液体音が耳元まで近づいて来やがる。
カタカタと不自然に車が揺れている。
そして揺れが大きくなると今度はドアの隙間から青色の液体が流れ込んできた。
死んだ…。
これが噂に聞く幽霊なのかもしれない。
ドアを開けて逃げてしまえばいいのに、何故かハンドルを強く握って、全てを受け入れようとした。
やがてスライムのようなものが体にまとわりついてきた。
「やべ!…!?」
ネバネバしたスライムがすでに腕にまとわりついていて、動かない。
…さて、どうされるか…どんな風に殺されてしまうのか、
痛いのだけは勘弁してくれ…などと思っていると…。
スライムが首を通って唇にまでやってきた。
「んん!!んん…?」
てっきり、窒息死させられるのかと思ったがそういうわけではないようだ。
…まるでキスをしているかのような…そんな動きをしている。
目を閉じて最期の擬似のキスを楽しむことにした。
ふと頬に手のような感触を感じる。
目を開けると、青い顔の女が目の前にあった。
「え…!?」
文字通り、全てが青い女が夢中でキスをしてくる。
ハンドルから手を離し彼女の体に触れて見る。
少し冷たいスライムのような体だった。
よくアニメとかで見るような感じで、ボディタッチをしてみた。
少し力を入れると指が飲み込まれる。
「ぷは」
突然、キスが途切れた。
「元気になった」
彼女は俺のズボンのチャックを開けると、慣れた手つきで俺の物を取り出した。
まさか…!?
「な、何を、するつもりだ!?」
「美味しそう」
お、俺の初めてがこんなスライム女と、なのか!?
彼女は何も言わずに腰(?)を沈めてきた。
「んん!!硬い」
「お、おおうぅ…」
彼女の中に入っているのが透けて見える。
キツすぎずかといって緩すぎないプリプリとした膣内が俺のを包み込む。
初めての挿入を楽しむ隙もなく、腰を動かし始めた。
「もっと、もっとちょうだい」
またキスをすると今度は口の中に舌のようなスライムをねじ込んできた。
まるでディープキスのように貪られる。
ヒンヤリしていた彼女の膣内が摩擦でやんわりと暖かくなっていく。
口の中で暴れるスライムに舌を絡めてやった。
「んふ、おいひい」
上も下も激しくされる。
腹の奥から込み上げるものを感じで思わず彼女に抱きつく…事なんて出来るはずもなく、ズブ
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