Z部隊員とザバサ

軍隊の朝は早い、それと同じで、Z部隊の朝も早い。
Z部隊の居る場所は我々が住んでいる世界より少しずれた所にある。
しかし世界を変えようとしているためとても近い場所だったりする。

隊長は部下を率先して引っ張っていかなければならない。それは隊長としての
使命であり、ひとつの楽しみであった。
そのような夢に描いたような隊長・・・
それが、Z部隊隊長ザバサである。



「ジリリリリリリリリリリリ〜」

目覚まし時計と共に目が覚める。時刻は朝4時、若干眠気が残るが・・・

そうは言ってられない。(夜間組と任務を交代しなければ・・・)

そう言って、ベットから起き上った。

「ふぁ〜よく寝たな、夜間組はちゃんとやっていたかな?」

そのようなことを思いつつも、洗面所に足を運ぶ・・・

顔を洗い、歯を磨き、クローゼットへ足を運んだ。

クローゼットの中には黒を基調とした戦闘服と

漫画に出てくる様な装甲服のようなものと大量のガスマスクがあった、

戦闘服着て、装甲を装着し・・・

「今日はS−10レスピーターガスマスクでいくか・・・」

たくさんあるうちのひとつを顔面につけて、扉に向かった。

「久しぶりに静かに眠れたな・・・」

扉には前夜に準備しておいた、バックパックとレッグホルスターを装備し

「よし!今日も行くか・・・」

扉を開け任務に向かった・・・。



扉の向こうは意外にも暗い廊下になっていた・・・がしかし暗いため

光を発する掲示板がよく見えると言うわけだ、目の前にある掲示板には、

←訓練所・食堂→と書かれている。

「しかしなぜこんなに暗いのか・・・
              原因と思われる事案は複数出てきたが・・・」

「そんなことより早いとこ食堂に行かねば・・・」速足で、食堂に向かう。

「なんだ艦長ではないか、どうしたのか?速足とは珍しい」

暗い廊下で、そう声をかけてきたのは夜間戦闘部隊隊長リリアであった。

だがあまりにも長身で美しく、とても部隊長とは思えない風貌をしていた。

「イントルーダーかお前こそこんな時間にどうした」

「その呼び名をやめてくれぬか、我にはリリアと言う名があるのだぞ」

「すまんな、どうもコードネームで呼ぶ癖が離れなくてな」

(俺にもザバサと言う呼び名があるのだが・・)

そう、このリリアと言う隊員コードネームはなぜかイントルーダーと

呼ばれている。なぜそう呼ばれているのかは謎だが・・・。

「そういえばリリア、廊下を暗くしたのはお前か?」

「ああそうだぞ、我は明るいのがにがてだからな」

そう言ってリリアはニコとほほ笑みその口から大きな2本のキバを見せた。

「まあ夜間戦闘部隊隊長とは言え明るいのが苦手というのはあまりよろしくな
が・・・まあヴァンパイアだし仕方がないと言えばそれまでだしな・・・」

(よくここの電源を落としたな・・・)

そうこのリリアは人間ではなくヴァンパイアと言う種族であった。

ヴァンパイアは魔物の中でも魔力が強く上位に君臨するが、太陽の光に弱く

太陽が出ている間は魔力も弱ってしまうのである。

なので、夜間戦闘部隊に配属されているのがわかる。

実質夜間戦闘部隊の8割がこのヴァンパイアという種族で、構成されているわ

けであるが・・・、過去にうっかり夜明けまで、任務を遂行していたために、

太陽の光を浴びて、任務続行不可に陥ってしまし大規模な

救助作戦を展開した黒歴史があるのだが・・・。

しかしヴァンパイアは夜間では不死身であり最強であり用はチートであり

Z部隊に多大に貢献してくれた種族のひとつである。

「どうしたのだ艦長、まだ急いでた理由の解答をまだ貰っていないのだが?」

「ん・・・?ああ、すまない少しな・・・」

「また何か考え事していたのだろう、まったく・・・
                 そんなことではいつか敵に喰われるぞ」

(電源を落とした理由を先に聞きたいな・・・)

「夜間戦闘部隊隊長リリア殿に急に背後から
               首筋を噛まれるよりは怖くないであります」

「なら今ここで噛みついてやろうか♪」

そう言って2本のキバを見せながらほほ笑んだ。

(少しマズイな・・・)

「俺が急いでいた理由は今日の任務のパートナーが・・・まあ・・・強いと言うか・・・何というか・・・簡単に言えば根っからの戦士だからだ」

ヴァンパイアに噛みつかれると血を吸われるが、血を吸われる以外にも

噛みつかれると若干まずいことになるので、少し話の方向をそらしたが・・・

ヴァンパイアはプライドが高いので、本当は話の方向を

そらす様な行為自体いけないことなのだが・・・

しかもヴァンパイア中でもリリアは群を抜いてプライ
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